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記憶を失くすのは恐ろしい。映画『手紙は憶えている』ネタバレ&感想

親父の友達なんだろう?歓迎させてくれ!

こちらも近所のミニシアターに遅れてやって来て、観るつもりだったのに逃してしまったやつですねー・・・。

どうしてナチス関連の映画ってこんなに惹かれてしまうんでしょうね~・・・。私はあんまり歴史とか詳しくないですが、何故か観たくなってしまうジャンルです。

【映画情報】

【原題】Remember
【制作国】カナダ/ドイツ
【監督】アトム・エゴヤン
【脚本】ベンジャミン・オーガスト

【製作総指揮】マーク・マセルマン、アナント・シン、モイセス・コジオ、マイケル・ポーター、ジェフ・サガンスキー、D・マット・ゲラー、ローレンス・ガターマン
【製作】ロバート・ラントス
【音楽】マイケル・ダナ
【編集】クリストファー・ドナルドソン

【出演([]内は役名)】

  • クリストファー・プラマー[セブ・グットマン]
  • マーティン・ランド―[マックス・ザッカー]
  • ヘンリー・ツェニー[チャールズ・グットマン]
  • ディーン・ノリス[ジョン・コランダー]
  • ブルーノ・ガンツ[ルディ・コランダー]

【公開日(日本)】2016年10月28日
【上映時間】95分
【配給】アスミック・エース
【映倫区分】PG12

【IMDB】7.4/10.0  (およそ13,000人の評価)

【あらすじ】

最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳のゼブ。ある日、ゼブは友人のマックスから1通の手紙を託される。2人はナチスの兵士に大切な家族を殺された、アウシュビッツ収容所の生存者だった。手紙にはナチスの兵士に関する情報が記されていた。兵士の名前はルディ・コランダー。身分を偽り、今も生きているという。容疑者は4人にまで絞り込まれていた。体が不自由なマックスの思いも背負い、ゼブは復讐を決意し、1通の手紙とおぼろげな記憶だけを頼りに単身旅に出る。【引用元:映画.com】

【感想】

☆2.9/5.0

邦題がなぁ・・・

一番はやっぱり邦題ですかね。観終わったら多分、「え?違くないですか?」ってなるような気がしてしまいますね。正解は「手紙を書いた爺さんは憶えている」です(笑)

こういったミスリードでどんでん返しを狙ったような感じのものは思わずツッコミを入れてしまうので個人的には失敗ですかね・・・。

おじいさんものには弱いのだけど

高齢者(特におじいさん)が活躍する映画には弱くって、自然と評価も上がりがちになってしまうんですが・・・今回はそんな事なかったかな。やっぱり復讐ということが目的だったからかな。実際に撃ってしまったりして、そこも悲しい。ラストのオチも悲しい。出来れば、もう死も目前なのだから穏やかな気持ちで過ごして欲しいという私の個人的な想いが反映されてしまいますね・・・。

だけど、これだけ戦争の爪痕というのは深く、世代を渡って引き継がれていってしまったりするんだなぁと、かなり驚きました。父親の友達だから歓迎するとかなりフレンドリーに接してくれていた警官が、セブの正体を知った時の変貌ぶりも本当に悲しいです。きっと今でも、ナチスだユダヤだで苦しんでいる人はたくさんいるんでしょうね。

 

まとめ

自分の妻の死すらも忘れてしまうほど物忘れが酷い男に、「この手紙を読んですべきことをしろ」と手紙が渡される。そしてその手紙には、戦時中ナチスに自分の大切な家族を殺されたから復讐しろ、と書いてある。だからそれを実行しようとする(いわゆるナチ狩りってやつ)んだけど、ところどころで自分が何をしているのかも分からなくなってしまうので、ちくいち手紙を確認したりする。ハラハラドキドキでクスッともなるし、最後のオチは案外衝撃だったりする。

映画仲間が「爺さん版メメント」と言ってましたが良く言ったものですな(笑)

ネタバレありとは書いたものの、出来ればその真相はご自分の目で確認して頂きたい・・・そんな感じの作品です。

 

 


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