だから戦う
前に進むため 生きるために
名作コミック、「僕だけがいない街」の実写映画化ですねー。もう最近、映画『22年目の告白』やドラマ『リバース』なんかでも見ていたもので、藤原竜也は本当にお腹いっぱいで・・・。
この作品は公開当時まだ原作の方が完結しておらず、更に原作が好きだったので実写化に不安がありました。なので劇場では観に行かず、この間テレビでやっていたものを録画、鑑賞しました。
【映画情報】
【制作国】日本
【監督】平川雄一朗
【脚本】後藤法子
【原作】三部けい「僕だけがいない街」
【製作】福田太一、堀内大示、横澤良雄、岩田天植、島田和大、長坂信人、村田嘉邦、宮本直人、平田英己、市村友一
【エグゼクティブプロデューサー】小岩井宏悦
【プロデューサー】春名慶、丸田順悟、内山雅博
【編集】坂東直哉
【音楽】林ゆうき
【声の出演([]内は役名)】
- 藤原竜也[藤沼悟]
- 中川翼[悟の少年期]
- 有村架純[片桐愛梨]
- 鈴木梨央[雛月加代]
- 林遣都[白鳥潤]
- 安藤玉恵[雛月明美]
- 渕上泰史[須藤]
- 高橋努[高橋店長]
- 及川光博[八代学]
- 福士誠治[小林賢也]
- 杉本哲太[澤田真]
- 石田ゆり子[藤沼佐知子]
【公開日(日本)】2016年3月19日
【上映時間】120分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【IMDB】6.5/10.0 (およそ350人の評価)
【あらすじ】
ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家・悟は、ある日突然「リバイバル」という特殊な現象に見舞われるように。それは、周囲で悪いことが起きる気配を察すると自動的にその数分前に戻り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも繰り返すというものだった。リバイバルによって大事故を防いだものの自らが大怪我を負った悟は、同僚の愛梨や上京してきた母の看病で回復していく。そんなある日、悟の母が何者かに殺害されリバイバルが起きるが、今回はなぜか数分前ではなく18年前だった。そこは、悟の同級生が被害者となった連続誘拐殺人事件が起きる直前の世界だった。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.5/5.0
とりあえずこれだけは叫びたい・・・石田ゆり子さん綺麗だなぁ!!!
(笑)ドラマ、『逃げるは恥だが役に立つ』でも思いましたが、もうすぐ50歳だなんて到底見えない若さと美しさです・・・。彼女の気品のある美しさを楽しむためだけに観ても良し。
漫画版との違い
途中までの流れはほぼ同じ。大きく変化するのはやはり、結末の部分。
スタッフたちがわざわざ「悲劇でも良いんじゃないか」と用意した、漫画ともアニメとも違う結末らしいんですが・・・私的には少し不満が残りましたねー・・・。
犯人の予測が立てやすいのは原作漫画がうまいこと伏線を散りばめてたからだと思うんですが、映画版ではそのネタばらし(この人が犯人だったよー!)があまりにも唐突だったというか「あ、そうなんだ・・・」という感じに終わってしまうんですよね。
更にその犯人の背景というものもいまいち見えてこないので、そこの深さももう少し欲しかったなぁ、と。
最後に犯人と対峙した時の結末もあっけなさすぎて・・・
その後、主人公が描いた漫画のシーンに載せて”良い感じっぽいモノローグ”と共に終わるんですが、個人的には不服でしたね。多分、脚本の尺も若干おかしいというか。最後にものすごく駆け抜けていったような感じがしました。
川に突き落とされてからのシーンから何故母親を救える未来に飛んだのかが納得できなかったですし・・・。
かつての同級生とはしゃぐ悟(笑)かつての同級生くんの活躍も、もう少し見たかったですねー。
そういえば劇中に使われていた、悟が描いたという設定の漫画は、原作者の方の漫画そのままなので漫画のいいとこそのまま転用してるイメージがして・・・そこも微妙だったかなぁ。
良かったところ
中盤までの原作の再現度が高くて良かったですね。雛月を守るところなんか、ほっこり出来ますし、夢中で観れます^^
あとはさっきも言った石田ゆり子・・・。子役の二人も良い感じです。
まとめ
ううーん厳しめですが、DVDでも十分かな。やっぱり終盤以降が残念なので。
むしろ機会があるならぜひ、漫画版かアニメ版をどうぞ!という感じです。