―――夢の中で、光に導かれた。美しいまぼろしだった。
あぁー!!これは『ジャスティス・リーグ』を観る前に鑑賞しとくべきだったー!!!となるやつ!どうもちびぞうです!
ちなみに吹き替えで鑑賞しました!
流れとしては、
『マン・オブ・スティール』→『本作』→『スーサイドスクワッド』→『ワンダーウーマン』→『ジャスティスリーグ』
という感じですが、赤字だけでも押さえておくと『ジャスティスリーグ』が楽しめると思いますね!
私は今作を観ずに『ジャスティスリーグ』を観てしまったので、ちょっぴり後悔しました・・・。
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【映画情報】
【原題】Batman v Superman: Dawn of Justice
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・スナイダー
【脚本】クリス・テリオ、デビッド・S・ゴイヤー
【原案】ザック・スナイダー、デヴィッド・S・ゴイヤー
【原作】DCコミックス
【製作】チャールズ・ローベン、デボラ・スナイダー
【製作総指揮】クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、ウェスリー・カラー、ジェフ・ジョンズ、デビッド・S・ゴイヤー
【共同製作】ジム・ロウ、グレゴー・ウィルソン、カーティス・カネモト
【スーパーマン考案】ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
【バットマン考案】ボブ・ケイン、ビル・フィンガー
【撮影】ラリー・フォン
【美術】パトリック・タトポロス
【衣装】マイケル・ウィルキンソン
【編集】デビッド・ブレナー
【音楽】ハンス・ジマー、ジャンキー・XL
【視覚効果監修】ジョン・“DJ”・デジャルダン
【出演([]内は役名)】
- ベン・アフレック[ブルース・ウェイン/バットマン]
- ヘンリー・カビル[クラーク・ケント/スーパーマン]
- エイミー・アダムス[ロイス・レイン]
- ジェシー・アイゼンバーグ[レックス・ルーサー]
- ダイアン・レイン[マーサ・ケント]
- ローレンス・フィッシュバーン[ベリー・ホワイト]
- ジェレミー・アイアンズ[アルフレッド]
- ホリー・ハンター[フィンチ議員]
- ガル・ガドット[ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン]
- TAO Okamoto[マーシー・グレイブス]
- スクート・マクネイリー[ウォレス・キーフ]
- カラン・マルベイ[アナトリ・クナイゼフ]
- ローレン・コーハン[マーサ・ウェイン]
- マイケル・シャノン[ゾッド将軍]
- リプリー・ソーボ[セージ]
- レベッカ・ブラー[ジョニー]
- ハリー・レニックス[スワンウィック]
- ケビン・コスナー[ジョナサン・ケント]
- レイ・フィッシャー[サイボーグ]
- エズラ・ミラー[ザ・フラッシュ]
- ジェイソン・モモア[アクアマン]
【公開日(日本)】2016年3月25日
【上映時間】152分
【配給】ワーナーブラザース映画
【映倫区分】G
【前作】マンオブスティール
【次作】スーサイド・スクワッド
【IMDB】6.6/10.0 (およそ512,100人の評価)
【あらすじ】
バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。【引用元:シネマトゥデイ】
【感想(ネタバレ)あり】
☆2.3/5.0
思ったより面白くなかったやつ・・・。
というか、ツッコミどころが満載!!!!
なのでそういう意味ではものすごく楽しい映画にはなっています(笑)
オープニング映像のカッコよさ
ザック・スナイダー監督のファンとしては、映像に関して贔屓目に見てしまう部分もありますが・・・!いいよね!好きなんだもの!
オープニング、ブルース(バットマン)が子どものころに両親を強盗に殺され、そしてお葬式をする・・・というシーン。
お葬式から逃げ出したブルースは森の中を駆ける・・・そして自然洞窟?に落ちてしまう。しかしそこで、大量に羽ばたく蝙蝠達がブルースの周りを円を描くように飛び上がると、ブルースの体も洞窟の天井に開いた光の穴へと戻るように飛び上がっていく・・・。
これはブルースの過去を見る夢の映像なんですけど、すごく神秘的でスナイダーさんお得意のくすんだ色合いの画面、そしてスローモーションがとってもクール!
ファンにはたまらないですね~~~~~
ジェシー・アイゼンバーグが出演している!
なんというか・・・マーベルファンとしてはDCに取られてしまった感!(笑)
それにしてもアイゼンバーグさんは本当に最近人気ですね・・・イイ俳優だからなぁ・・・。
彼の演じるレックス・ルーサーというキャラクターは今作のヴィランというか悪役なんですが、彼の目的は自分の会社で犯罪や悪の宇宙人に対する抑止力になるようなスーパー武器(宇宙船から採ったエメラルドの放射線物質を使う)を作ること。
そのためには世の中のメタヒューマン(ヒーロー的な能力を持った人)が邪魔!だからスーパーマンとバットマンが戦い合って相討ちさせよう!と裏でこっそり画策する役なんですね。
彼の、パーティでのスピーチの下手さ加減が「経営者」としては才能があまりなく、父親の七光りで社長になっている・・・というところが透けて見えていました。サイコパスが権力を持つと恐ろしい!と思いつつ
彼が「ヒーローは万人を助けることなんて出来ない!親父が僕を殴っていた時、誰も助けに来なかったからだ!」とスーパーマンに言うシーンが切なくて・・・。あー彼にもこうなった事情があるのか!とうっすら見えてくると、とても深みのあるキャラなのかな・・・という気持ちにもなってきます。
スーパーマンを否定する人たちの感覚は「神は助けてくれない」と嘆く人たちに似ていますね。なのでこの世界ではスーパーマン=神という構図なのかな、と感じるシーンでもありました。
でもアイゼンバーグさんの丸刈りは嫌だぁああああ・・・!!
ワンダーウーマンという救い
とっても個性的な背中がガッパーと開いたドレスを3、4着披露してくれます!相変わらずお美しい!!
そして、今作では彼女は戦わないのかなぁ・・・と諦めかけたところでの
ワンダーウーマン登場!!!
多分ここでかなりテンションが上がった方は多いはず!
そして元々ダイアナがワンダーウーマンだという事を認識してない人(ワンダーウーマンから観てない人)も「この女性もヒーローなんだ!素敵!」と一目惚れしてしまうこと間違いなし!!
じらしてじらして~満を持してのヒーローコスチュームの登場、そして戦いのシーンは本当に素敵で、この映画の中で一番の盛り上がりは彼女がかっさらって行ったと言っても過言ではないでしょう・・・(笑)
ツッコミどころまとめ
- とにかく時間が長い、脚本がややこしい
ものすごく長い。話の流れはシンプルなのに、とっても話がややこしく分かりにくく感じてしまう。 - とにかく夢オチが多い
三回以上は夢オチあります。何かあるたびに「こ、これも夢オチかな・・・?」と思ってしまう!(笑) - バットマンがスーパーマンを倒そう!と決める理由が無理やりっぽい。
ルーサーが裏で手を回していてスーパーマンと敵対するようになる、という流れは分かるんですけど、バットマンがスーパーマンを倒してやるぜ!!!とまるで親を殺されたかのように憎んでる風なのがいまいちわからない。「あぁー!これは倒したくなっても仕方ないよね!」という明確な理由があまりないように思えました。 - 24時間警備体制で守られるロイス・レインたん
アフリカだろうと、レックスコープの屋上だろうと、瓦礫の下の水の中だろうと、ロイスがピンチになると最優先でやってくるスーパーマン(笑)あまりに完璧な警備体制に笑ってしまうう(笑)
だって!激しい戦闘のさなかでも、ロイスが瓦礫を叩く音を聞き分けるんですもん!彼女のための専用装置としか思えないぃぃ
あと、戦闘中にイチャつかないで!! - 湯船の中に靴のまま入らないで!!
「助けてくれるのは嬉しいけどそのせいで犠牲も出てる。私たちの関係は限界なのかも」と言うロイスの入ってるバスタブに服も脱がずに靴のまま入るクラーク!!
き、きたないよ・・・
と思ってしまいました(笑)しかもその後イチャイチャしてロイスの話を誤魔化してるし(笑) - スーパーマンの衣装のまま合衆国会議に現れる
シュールで笑ってしまいました(笑) - まさかの母親の名前が同じだった問題
これが一番ツッコミを入れた部分なんですけども(笑)めちゃ笑いました。
バットマンがスーパーマンを倒そうとする理由も不明瞭なうえ、それを止める理由もまさかの母親の名前が一緒だったという・・・(笑)その偶然なかったらどうするのこの映画!!!! - エメラルドの放射線物質最強じゃん
数いるヒーローのうち、スーパーマンの強さはチート級。しかしそんな彼もエメラルドの放射線物質とやらで作ったガスを吸っただけで普通の人間のように弱ってしまう・・・。まぁ、完璧超人よりは何か弱点があった方が楽しいんですけど、しかし弱くなる度合いがまたすさまじい・・・ - エンドロール後の映像もない・・・
期待してた人、特に映画館で観た人はがっかりでしょうね。私はいつもエンドロールは最後まで観る派なので別になくても良かったですが。ちょっとだけ、ないのかー。と思いまいした。
嬉しかった台詞たち
吹き替えならではのものもあると思うんですが
マイクの調節をするアルフレッドが
「バスガス爆発」を連呼してたのが可愛かったです。
「ピエロ姿の異常者に悩まされた過去がある」
これは、過去のバットマンのシリーズもきちんと世界観として引き継がれている感じがして嬉しかった台詞。
「かかとを3回鳴らしてカンザスに帰ったか」
ロイスの上司が言った台詞ですが、これは「オズの魔法使い」のオマージュですよね。思わずニヤり。
めっちゃ長くなってしまったのでまとめはなし!
ツッコミどころ満載で、あまり面白い!と手放しで褒められるような感じでもないので『ジャスティスリーグ』を観るなら観るべき作品。と言った感じでした。まる。