「私の中に眠っていた何かがついに目覚めた・・・とても怖い」
映画仲間に「今までとは違うスターウォーズが観れるよ」と言われワクワクしつつ劇場へ。
年末にスターウォーズを観る、というのが年の瀬の風物詩?になりそうな近年ですね~(笑)
change.orgさんでファンたちが「今作をシリーズから外して新たに8を作り直してくれ」という署名を始め、2万人を超える人たちが署名している・・・という話も聞きましたが、一部ファンの間では落胆した人も多かったようです。
パンフは通常版1,000円、特別版1,200円という事で特別版を購入。
レイが一人で堂々と表紙を飾っています!でも通常版の方のデザインの方が良かったななんて言えない
通常版にはないコンセプトアートのページと、キャリー・フィッシャー(レイア姫)の追悼ページが追加されています!全88Pという、もはやパンフの域を超えてる分厚さ(笑)
丁寧なあらすじがアートワークに合わせて読めます。
【映画情報】
【原題】 Star Wars: The Last Jedi
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ライアン・ジョンソン
【キャラクター原案】ジョージ・ルーカス
【製作】キャスリーン・ケネディ,P.G.A、ラム・バーグマン,P.G.A
【製作総指揮】J.J.エイブラムス、トム・カーノウスキー、ジェイソン・マクガトリン
【撮影監督】スティーヴ・イェドリン,ASC
【プロダクション・デザイン】リック・ハインリクス
【編集】ボブ・ダクセイ
【衣装】マイケル・カブラン
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】
- マーク・ハミル[ルーク・スカイウォーカー]
- キャリー・フィッシャー[レイア・オーガナ]
- アダム・ドライバー[カイロ・レン]
- デイジー・リドリー[レイ]
- ジョン・ボイエガ[フィン]
- オスカー・アイザック[ポー・ダメロン]
- アンディ・サーキス[スノーク最高指導者]
- ドーナル・グリーソン[ハックス将軍]
- アンソニー・ダニエルズ[C-3PO]
- グウェンドリン・クリスティ[キャプテン・ファズマ]
- ケリー・マリー・トラン[ローズ・ティコ]
- ローラ・ダーン[ホルド提督]
- ベニチオ・デル・トロ[DJ]
- ルピタ・ニョンゴ[マズ・カナタ]
【公開日(日本)】2017年12月15日
【上映時間】152分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【前作】新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想
【次作】スターウォーズ9(仮)
【IMDB】/10.0 (およそ人の評価)
【あらすじ】
スターウォーズ/フォースの覚醒の直後から始まる。伝説のジェダイ・ルークの元で自分の内なる力の正体を掴もうとするレイ。そんな彼女とジェダイそのものを「あってはならない」と否定するルーク。と同時に、レイア・オーガナ率いる反乱軍はファースト・オーダーの容赦ない攻撃によって徐々にその数を減らされようとしていた・・・。
【感想(ネタバレ注意です!)】
☆3.0/5.0
いつも引用させて頂いている「映画.com」さんにもあらすじがなく、その場合Yahoo!映画さんを経由してシネマトゥデイさんのあらすじを引用させて貰ってるんですがそこも「諸事情によりストーリーを記載しておりません」の文字・・・。なぜ!
自分でまとめようと思いましたがあまりの情報量の多さに、大したあらすじが書けませんでした・・・。まとめる力欲しい(;ω;)
いくつかある問題を列挙
楽しいと言えば楽しい、娯楽映画と言えば確かに楽しい。
だけど観終わったあとのこの違和感はなに・・・という事で、スタウォは7から好きになったにわかファンちびぞうが個人的に思った事を並べてみます。
とにかく長い問題
なんと152分もあるんですねー!!
長くても引き込めれていれば長さを感じさせない、というのが面白い映画というもの。逆に短くてもつまらなかったらやたらと長く感じてしまいます。
今作については、「長いなぁ長いなぁ」と思っていたら「実際すごく長かった」という(笑)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を観ていた時の感覚に似ています(笑)
続きものということは、キリが良くなくても映画が終わる可能性がある。なので、「そろそろ終わりかな?あれ、まだ終わらない・・・そろそろ終わりかな?あれ、まd」と繰り返していました。
ポーが暴走したり、紫の人が裏がありそうに描かれていたり、何の意味があったんでしょう?最初からポーに説明していれば、前半部分だいぶ削ることが出来たじゃないですか・・・。
宇宙でなぜ平気なのか?問題
ローズの姉妹?が序盤でリモコンと格闘するシーン。あれ、船のドア開きっぱなしでしたよね?宇宙・・・大丈夫なの??という疑問。
後半のレイア姫が宇宙に投げ出されるシーンとかも、違和感がすごかったです。
スターウォーズの世界では、大丈夫・・・ってことなの?
スノークさんってなんだったの問題
スタウォの新章になりどこからともなく表れて、全くレンの心を読むことなく真っ二つにされてしまったスノークさん。あっけない退場です。
味方のトップがルークなら、敵のトップはスノークさん・・・のはず。パワーバランスおかしいですよね。もっと強くないとおかしいですよね。
様々なレビューを読んでて見かけた「スノークさんハックス将軍の精神を乗っ取ってる説」を推したいですね。じゃないとあっけなさすぎて!
大事な時にその場に来ない問題
ルークさんのカイロ・レンとの一騎打ちシーン。
えぇーー!来てないのかよ!遠隔操作かよ!そしてそれに気付かないレンちゃん!
正直、その場にいないと知った時に爆笑してしまいました。伝説なのになんだか卑怯!
どうせお亡くなりになるんだったら、別に弟子と本気で戦ってから散っていったっていいじゃないですか。言えることは直接伝えればいいし。
というか、ジェダイの方々は死んでからも霊体として表れて、会話も出来る存在なんだし
「生身で戦う」
という事にもう少し重きを置いてもいいのでは・・・。
フィンとレイの微妙な関係はつまり人種差別?問題
一番違和感があったのは、レイとフィンの関係。
- チューイにレイの気持ちを代わりに言わせる演出
- 謎のアジア人女性の登場
- キスシーンの有無
レイの気持ちをハッキリ言わせないのは、ただ単に観客を焦らしているだけなのか、それとも人種的な問題で二人はくっつけられないから誤魔化しているのか、どっちなの!!
最後にレイとフィンがようやく再会した場面でも、二人はハグしかしてなかったですよね。しかも、ローズが急に横から出てきてフィンに「愛してる」とキスをする!
フィンが黒人だから??アジア人女性をあてがうの???
前作からの流れでフィンとレイが恋愛的にくっつかないのは不自然な感じがするんですよね。
ディズニーがバックにいるから、近代的な人種の多様性を重視してメインキャラに様々な人種を登場させるっていうのはすごくわかります。実写版『美女と野獣』でも人種の多様性をかなり意識していたようでしたし。しかしそれに反して、「ルフゥのゲイシーン」をカットしたり、何かとしがらみも多そうなディズニー。
中国人への媚びなのか、人種差別問題の根深さに配慮したのか、あまり自然な脚本ではない・・・そんな違和感を終始感じていました。
良かったところ
ツッコミばかりもアレなので、良かった点も。
- ヨーダさん登場で大事な書物を燃やしてしまうところ
「古い書物なんかより大事なものがあるだろ」と言わんばかりのヨーダさん良かった。
- フィンが元ストームトルーパーとして決着をつけていたところ
キャプテン・ファズマと対決をして、元ストームトルーパーとしての自分としっかりと決別した!という演出が良かったですねー。ちゃんと、脱走兵としてのけじめをつけた感じがしてよかったです。
- お決まりの展開を次々と裏切っていく!
うわーーーーーピンチ!!というところで仲間が助けに来て九死に一生!みたいなことがあんまりない。この流れならこうなるだろう、みたいなありがちな展開をどんどん裏切って、反乱軍が次々と追い詰められていくところが、レイの覚醒に繋がってカタルシスをもたらしていたと思います。
- ラストの塩の地面での戦闘シーンの美しさ
↑これです。真っ白な雪原の下は塩。踏んだりすると赤い塩が見えるところがすっごくお洒落でした。
カイロ・レンちゃんが可愛すぎる
相変わらずの癇癪持ちで、才能は人一倍あって、やりたい放題だけど色んな人に振り回されまくっている不憫なレンちゃんが本当にもう愛しくて愛しくて(笑)
レイに一緒に来てくれ、頼む。というシーンなんか彼の孤独さがすごく伝わって来て涙が・・・(*;ω;*)
正直、前作の感想でもベタ褒めしていましたが、
今作、更に魅力が増しています!!!!
レイとの共闘シーンなんかも最高にアツいです。あっけなく正義に還るようなことはせず、ぜひとも自分を貫いていって欲しいですね!!!
レンちゃんファンなら得しかしない!!!!ぜひ劇場で彼の成長を見守ってきてください!!!!