「信頼できる奴が欲しい。人は付き合えば正体が分かる。それを知るためなら、車なんて安い」
はい、ワイスピ復習もようやく6作目のユーロミッションまで観終わりまして、ようやく時間軸がX3東京ドリフトに繋がりましたよ。ということで、正しい時間軸での3作目を鑑賞。
MAX、MEGA MAX、ユーロと3回に渡り「東京にでも行くかな」と匂わせてファン(というかちびぞう)を不安にさせていたハンさん。ついに東京へ渡ってしまったようです。
ちなみに立場的には主人公の高校生にドリフト走行を教える師匠的なポイントで活躍しています。もうほとんど主役!!!と言っても過言ではないですね!!
カメオ出演ですがラストにドムも出てきますよ!!
【映画情報】
【原題】The Fast and The Furious: Tokyo Drift
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ
【製作総指揮】クレイトン・タウンゼント
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】アイダ・ランダム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】フレッド・ラスキン、ケリー・マツモト
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】
- ルーカス・ブラック[ショーン・ボズウェル]
- ナタリー・ケリー[ニーラ]
- バウ・ワウ[トウィンキー]
- 千葉真一[カマタ]
- ブライアン・ティー[D.K.(タカシ)]
- サン・カン[ハン・ソウルオー]
- ブライアン・グッドマン[ボズウェル少佐(ショーンの父)]
- リンダ・ボイド[ミス・ボズウェル(ショーンの母)]
- 北川景子[レイコ]
- ジェイソン・トビン[アール]
- オールデン・レイ[オールデン]
- レオナルド・ナム[モリモト]
- 妻夫木聡[スターター]
- 真木よう子[ショーンの父の愛人]
- KONISHIKI[熊の刺青の男]
- 中川翔子[ゴスロリ(白)]
- 矢野未希子[ゴスロリ(黒)]
- 柴田理恵[高校の教師]
- こんどうえみこ[高校の教師2]
- ヴィン・ディーゼル[カメオ出演]
【公開日(日本)】2006年9月16日
【上映時間】104分
【配給】UIP
【前作】ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想
【次作】ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想
【IMDB】6.4/10.0 (およそ270人の評価)
【あらすじ】
カリフォルニアに住む高校生ショーンは、違法運転の常習犯。事故を起こし少年院行きを免れなくなった彼は、軍人の父を頼って日本に渡る。転校先で疎外感を覚える彼を熱くさせたのはやはり車。彼はドリフトレースの世界に足を踏み入れ、天才ドライバーD.K.との対決に挑む。【引用元:映画.com】
【感想(ネタバレしているよ!)】
☆1.5/5.0
ドリフト走行だらけの本作ですが、ニトロもちゃんと出てきますよ!
ちびぞう初見の感想はこんな感じ。
出ました、ツッコミどころしかない黒歴史。
「ワイスピ製作陣、ドリフトを学ぶの巻」なんで作っちゃったの系続編ベスト5に入る逸材。
しかも私がこのあと好きになっていくハンをXXXというとんでもない間違いも犯しているのある。
許すまじ。許すまじ・・・。唯一の見どころは妻夫木くんの「GO!」
これに一瞬救われた。笑
今作と、『トリプルX ネクストレベル』は「なんで作っちゃったの系続編ベスト5」の上位に食い込んでいますね。
いやもう、多分ハンのファンじゃなければ結構観るの苦行じゃないかなと思います。
ツッコミだらけのストーリー
まず主人公(ショーン)が明らかに高校生には見えないけど高校生っていう設定で始まるのが厳しい(笑)
しかもその高校にいる人たちみんな高校生に見えないし(笑)
ショーンに話しかけてきた女の子の彼氏(クレイ)がレース勝負を挑んでくるというスタート。
ショーンはドリフトが下手っぽい。
クレイが負けそうになったら車をぶつけてきて二台ともクラッシュ。クレイと彼女の親がお偉いさんだという理由で二人は無罪放免、ショーンは三度目の逮捕になるからもう街にはいられない。離婚した父親が住んでいる東京へ単身向かうことに!
どう見ても高校生じゃないショーンくんの日本の高校の制服姿がもはやコスプレ(笑)
そして日本で高校生が普通に車を運転しているという世界観(笑)「こんなの一斉摘発だろ」ってくらい派手に騒いでいるので、まず日本ではあり得ないなーと思ってしまいます。(笑)
しかもショーンに絡んできた黒人の男の子が持ってる車が東京なのに大宮ナンバー(笑)
どう見ても中国人だらけな日本の様子にも違和感・・・
車と女の子と音楽がズンドコいってる場所でハンさん登場!!!!!またおかし食べてるー!!!そしてそこで今回のラスボスとなるDK(ドンキーコングではなくドリフトキング)とかいうあだ名の日本のヤクザ(中国人)も登場。中途半端に飛び交う日本語が非常に「は、はずかしいよぉ///」となります。
ハンさんの改造した車でDKとレース勝負をすることになるショーン。調子乗って挑発したものの、ドリフトキングの実力は本物、ドリフトしまくりのレースシーンは本当にすごい(タイヤもすぐに駄目になりそう)。そしてあっさり負けてしまうショーン。父親にもレースしたことを怒られます。
ハンさんが自分の車を潰した代償を払えと迎えに来る。仕事の手伝いとかさせられる。
ハンさんの「よーし、やろうかー!」って日本語も聞けるよ!
途中、首都高速っぽいところでニトロの加速を見せてくれるんですが、その時の時速なんと197㎞!!警察の車に測られますが、彼らは追ってくる気配がない。するとハンさん「180㎞以上の車には追い付けないから警察も追いかけてこない」えぇ!!そんな馬鹿な(笑)
車の力的に追いつけなくても捕まえようとはするでしょ!!
ドリフトを学ぶけどなかなかモノにできないショーンくん。
高校のもめごとにも巻き込まれたりするどうでもいいシークエンスも挟まれます。
「レースしないなら、なぜドリフトするんだ?」とショーンに聞かれてドーナツターンでナンパするハンさん(笑)彼の見せ場ですよ!!!
ジゼルのことがあるから女性との絡みは何もかもが切なく感じる・・・。
ハンさん直伝のドリフト訓練がはじまる!!そして習得!
DKの彼女とデートをする。峠をみんなでドリフト走行。
彼女とデートしたショーンにDKがおこになってボコりに来る。
彼女もDKと別れてショーンの元へくる。
カマタ(ヤクザの親分)がDKの元へ現れて、DKの相棒(ハン)が金をちょろまかしていたという事が発覚。再び怒ったDKが殴り込みにくる。
ドリフト満載の鬼ごっこスタート。
ここの小競り合いの途中でハンさんの車は横から突っ込んできた一般人の車(ユーロミッションの終わりでショウが乗っていたということになっていましたね)に吹っ飛ばされて炎上。
遂に死んでしまった。。。かなしいいいい
家に逃げ帰ったが、追いかけてきたDKに彼女を連れて行かれてしまう。
親分に話をつければDKも従うだろうと、カマタさんに話をつけにいくショーン。
そして、レースで勝負して負けた方が町を出る、という提案をする。
ショーンの親父の車に、ハンの改造エンジンを合体!レースに挑む。
レースに勝って、カマタに「お前たちは自由だ」と言われてハッピーエンド。最後にハンの友達がレースを挑みに来たぞ、とドムが登場して、映画が終わる。
ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント
- 6作目(ユーロ)と7作目(スカイ)の間の話
- ハンさんが東京に行くよ!
- ワイスピ本編とは直接関係ないお話
- ヤクザと高校生しか出てこない
- CMで使われてた妻夫木君は二言しか喋らない
こんな感じですね。
まとめ
ツッコミのほとんどはストーリーを追いながら書いたので、もう言うことはあまりないかな。
全体的にエセ日本の違和感が凄かったし、CMでも使われていた妻夫木君のシーンは10秒くらいしかないし、色々と酷い。しかも劇中で集まってきてるメンバーのほとんどが高校生で・・・(笑)高校生の中にヤクザという違和感も最後までぬぐえませんでしたね・・・
いやでも妻夫木君の「GO!」は何度見てもかっこいい。
あー。やっぱり、何度考えてもハンさんが死んでしまう必要あったのかなという疑問が残る…しかも、ショウ(ジェイソン・ステイサム)がやったということにしたんですよね。その必要もあったのかなという。今後ショウがどんなにファミリーの一員だよって顔をしてきても許せない人は出てくるじゃないですか!
無かった事にしても良いくらいコケたのに、無理やりにでも本編と繋げてくるところは逆に作品に対する愛があると考えた方がいいのかな?
ちびぞうは、ハンを殺した製作陣を許せませんけどね!
画像引用元:映画.com