スティーブン・キングが仕掛ける衝撃のサバイバルホラー!
『シャイニング』『ミザリー』などのスティーブン・キング原作でしかも御大本人が脚本として参加されていると聞いたらそりゃ借りずにはいられませんよねぇええ!!!
ちなみに監督は『パラノーマル・アクティビティ2』や『ラスト・リベンジ』などのトッド・ウィリアムズ監督。
主演は、今ではホラー映画ばかりの主演になってしまっているジョン・キューザックさんと、今やどこにでも現れる「仕事を選ばない」ので有名なサミュエル・L・ジャクソンさん。
うーん、なんとなく主演の二人の名前で不安になってきました…
更に製作総指揮にジョン・キューザックも参加しているということで…個人的に、製作側に俳優さんが回るとあまり、よいことが起きない気がしているんです…
公式サイトはこちら!
【映画情報】
【原題】Cell
【制作国】アメリカ
【監督】トッド・ウィリアムズ
【脚本】スティーブン・キング、アダム・アレッカ
【原作】スティーブン・キング
【製作】リチャード・サパースタイン
マイケル・ベナローヤ
ブライアン・ウィッテン
シャラ・ケイ
【製作総指揮】ジョン・キューザック、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グレアム、ベン・サッシュ、パディ・カレン、エドワード・モクタリアン、アルメン・アゲアン、ローレンス・フリード、タイラー・ホーズ、ブライアン・ポープ、ジェノ・タッツィオーリ、ザビエ・ジャン、マリーナ・グラシック、ジャン・コルベリン
【撮影】マイケル・シモンズ
【美術】ジョン・コリンズ
【衣装】ロレイン・コッピン
【編集】ジェイコブ・クレイクロフト
【音楽】マーセロ・ザーボス
【音楽監修】アンディ・ロス
【出演([]内は役名)】
- ジョン・キューザック[クレイ・リデル]
- サミュエル・L・ジャクソン[トム・マクコート]
- イザベル・ファーマン[アリス・マクスウェル]
- クラーク・サルーロ[シャロン・リデル]
- イーサン・アンドリュー・カスト[ジョニー・リデル]
- オーウェン・ティーグ[ジョーダン]
- ステイシー・キーチ[チャールズ・アルダイ]
- ジョシュア・マイケル[ラゲッティ]
【公開日(日本)】2017年2月17日
【上映時間】98分
【配給】プレシディオ
【映倫区分】PG12
【IMDB】4.3/10.0 (およそ20,000人の評価)
【あらすじ】
コミック作家のクレイは、ボストンの空港から別居中の妻と息子へ電話をかけるが、携帯のバッテリーがなくなり、通話の途中で電話が切れてしまう。その瞬間、空港内で電話をしていた人びとが次々と暴れだし、空港はパニック状態と化す。なんとか地下鉄へと逃げ込んだクレイは、車掌のトムらの協力のもと、暴徒化した人びとの攻撃から身を守りながら、妻と息子が住むニューハンプシャーを目指す。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.0/5.0
こ、こーーーーーれは…つまらん!!(笑)
ごめんなさい、あんまり擁護も出来ないです。御大…ごめんね…こんなつもりじゃ…
ぶっちゃけ映画的なピークはオープニングで携帯を持ってた人々が次々におかしくなって周りの人間たちを襲いだすところですね。そこでガッと上がってあとは緩やかに右肩下がり。って感じです。
新しいゾンビ映画…?
今作のゾンビはちびぞう的にはゾンビとは思っていませんが、限りなくゾンビに近いものを持っていますのでその特徴を記しておきます。
- 謎の携帯の電波によって、暴徒化する人々
- 集団行動し、人間を襲うが噛まれても感染しない
- 走る系ゾンビである
- 夜はみんなで一緒になって口から音楽を出しながら寝ている
- 彼らは視覚を共有している
- どんどん進化し、口から怪電波を発してまともな人間をゾンビ化できるようになる
- 進化は進み、夜にも活動できるようになる
そもそも携帯から発せられる謎の怪電波によって人間がゾンビと化すという設定が突拍子もなさすぎてついていけないんですよね…そんなことが出来るとしたらそれこそ『バイオハザード』シリーズに出てくるアンブレラ社のようなとてつもなくデカい企業が生物兵器を作ろうとしてたとかそういうオチでもなければこの突拍子のない設定と映画的なバランスが取れない感じがするんです。
しかも、このゾンビ進化して口から人間をゾンビ化する電波まで出せるようになりますしね。ジャンル的にもちょっとSF寄りというか…ハッキリしない、スッキリしない!
謎の伏線、謎のエンディング
中盤から登場人物達が口々に言う「赤いフードの男を夢で見た」という台詞。しかも、その赤いフードの男はコミック作家である主人公が以前創作したキャラクターと同じだというんです。
この、主人公が創り上げたキャラが実在しているのか、夢に見た男をキャラクターにしたのかはハッキリしませんが、「黒幕の男は複数人の夢の中に登場する」というまるで都市伝説の「ディス・マン」を思い出させるようなノリ。
しかもその黒幕の存在も明かされなければ、主人公が最終的に助かったのかそうでないかすらハッキリ描かれないんです。
伏線回収もなし、オチの説明もなし。
うーんスッキリしない!!!
ちびぞう的には、ラストは息子を取り戻し、仲間の所へ向かおう!とする映像も実はゾンビ化してしまった主人公の見ている夢だった…という感じのオチだと思っているんですけど、どうなんでしょうかね。それもありがちっちゃありがちでパッとしないですね。
まとめ
ゾンビ映画好きな人にも、御大ファンにもオススメ出来ない悲しい作品です。
スティーブン・キングの新作が映画館で観れる!!と思って興奮していましたが、これは映画館で観なくて良かったかも…。
しかし、なんとなく原作は面白そうな感じがするんですよね。テーマ的に。
うまく映像化が出来なかったのかなぁ…
あっ!唯一、運動場?に集まって寝ている大量のゾンビの上にガソリンをぶっかけて炎上させるシーンは楽しかったです!!!