故郷は、どこよりも夕日が美しい場所だと、聞いていた―――
マーベルコミック原作のヒーローたち大集合!なお祭り映画企画『アベンジャーズ』に新たに参戦するのは、アフリカの小国ワカンダの若き王、ブラックパンサー!!(略してブラパン)
今作でマーベル・シネマティック・ユニバースの作品は通算18作目になるようです、が・・・本当かな?数えてみよう。
- インクレディブル・ハルク(2008/8/1)
- アイアンマン(2008/9/27)
- アイアンマン2(2010/6/11)
- マイティ・ソー(2011/7/2)
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011/10/14)
- アベンジャーズ(2012/8/14)
- アイアンマン3(2013/4/26)
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014/2/1)
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014/4/19)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014/9/13)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015/7/4)
- アントマン(2015/9/19)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016/4/29)
- ドクター・ストレンジ(2017/1/27)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(2017/5/12)
- スパイダーマン:ホームカミング(2017/8/11)
- マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017/11/3)
- ブラック・パンサー(2018/3/1)
本当だ!18本目ですね!!わぁあ追いかけるのが大変!!しかし大丈夫!ブラパンのお話はわりと独立して観れる作品になっていますので、これだけ観ても全然楽しめますよ!!!
(一応、下線の引いてあるアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンでワカンダの前王が亡くなるシーンが描かれているので、直接繋がっているといえばそこです)
パンフはこんな感じ。
珍しく全面キラッキラではないです。ブラックパンサーのタイトルの部分だけキラキラしてます。裏面はこう。
50Pで税抜き815円。アメコミ系のパンフは写真だけでなくアートワークも楽しめるのでいいですね。ネタバレ抜きで詳しいキャラクター相関図が載っているので、こちらは鑑賞前に読んでも良いかも(*’ω’*)
【映画情報】
【原題】 Black Panther
【制作国】アメリカ
【監督】ライアン・クーグラー
【脚本】ライアン・クーグラー、ジョー・ロバート・コール
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ネイト・ムーア、スタン・リー
【協同製作】デヴィッド・J・グラント
【撮影監督】レイチェル・モリソン
【プロダクション・デザイナー】ハンナ・ビークラ―
【編集】マイケル・P・ショーヴァー、デビー・バーマン
【衣装デザイナー】ルース・カーター
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【視覚効果監修】ジェフリー・バウマン
【ヘアー部主任】カミール・フレンド
【ファイト・チーム・コーディネーター】クレイトン・バーバー
【スタント・コーディネーター】ジョナサン・エウセビオ
【特殊効果コーディネーター】ジェシー・ノエル
【ビジュアル開発主任】ライアン・メイナーディング
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ルドウィグ・ゴランソン
【出演([]内は役名)】
- チャドウィック・ボーズマン[ティ・チャラ/ブラックパンサー]
- マイケル・B・ジョーダン[エリック・キルモンガー]
- ルピタ・ニョンゴ[ナキア]
- ダナイ・グリラ[オコエ]
- マーティン・フリーマン[エヴェレット・ロス]
- ダニエル・カルーヤ[ウカビ]
- レティーシャ・ライト[シュリ]
- ウィンストン・デューク[エムバク]
- アンジェラ・バセット[ラモンダ]
- フォレスト・ウィテカー[ズリ]
- アンディ・サーキス[ユリシーズ・クロウ/クロウ]
【公開日(日本)】2018年3月1日
【上映時間】134分
【配給】ディズニー
【前作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』感想
【次作】アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
【IMDB】7.8/10.0 (およそ173,600人の評価)
【あらすじ】
絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.5/5.0
映画仲間の一人が感想として「可もなく不可もなく」と言っていましたが・・・まさしくそんな感じ!!!
アフリカの小国であるワカンダという架空の国が舞台で、発展途上に見えるその国は、実は緻密に隠蔽されてきた超ハイテク国家だった!!という世界観はとっても新しいし、今までにない黒人初のヒーロー!というのも今の時代に合ってる感じですね。
社長は超えられない!!
ちびぞうはアベンジャーズの中でアイアンマンことトニー・スターク社長を一番に推している輩ですので、どうしても新しいマーベルヒーローが出てくると頭の中で「社長を超えられるかな?ふふん」と誰目線だよ的に品定めする癖があるんですね~(心底どうでもいいポイント)
自分の知能だけを頼りに鉄くず集めて初代パワードスーツを作った社長は、他の「薬で身体強化したドーピング族」や「なんちゃら線を浴びたらモンスター化しちゃった核物質族」、「神の遺伝子を引いてるチート族」などど違って自力でヒーローをやってる尊敬すべきヒトなのですよ!!!!(ホークアイは普通の人だけど成り立ちを描かれてない)
それで言うと今作のブラパンさんは、「鉱物ヴィヴラニウムが凄い」「ヴィヴラニウムで作ったスーツが凄い」「超人的なパワーを与えてくれる謎のハーブが凄い」という、産まれ出でた故郷の凄さ(チート族)×ドーピング族のハイブリッドなわけですね。
王の子として育ってくる途中で体を鍛えたりしてるのかもしれませんが、元々の彼の強さが育っていく場面も合わせて見ることが出来たら、もう少し「王すごい!」となったかもしれませんね。
一応、王座に挑戦する儀式の前にブラックパンサーとしての超人的な能力を一時的に奪っていたので、「王の強さはハーブの力に頼ったものではない」ということは言いたげでしたね。
でもやっぱり、人間的な苦悩を見せてくれたり、自分の欲に忠実でちょっと汚いところもある社長と比べると、ヒーローとしても人間としても深みに欠けたかなーと。
やっぱ社長は超えられない!!!ってことなんですけどね!!
おおまかなストーリー
超ハイテク国家ワカンダの資源ヴィヴラニウムを盗んだ「クロウ」という男を捕まえるというサイドストーリーと、
かつての王が犯していた過ち(「他国のためにヴィヴラニウムを資源として使おう」としていた革新派の弟を造反者として殺してしまった、そしてその子どももアメリカに置き去りにしてしまった)のために、生き残った子どもが成長し、祖国ワカンダの王座を狙いに来るというメインストーリーがあります。
生き残った子どもというのが、マイケル・B・ジョーダン演じるキルモンガー。ブラパンの従兄弟ですね。彼は、自分の父親を殺した犯人がワカンダの王だということから祖国を恨んで育ってしまった可哀そうなヴィランでした。
夕日を見せてあげるシーンはグッときましたが、出来ることなら生き残らせてあげて欲しかったなぁ。
そういえば前王の死後、ティ・チャラが王になる儀式の時に「王座をかけた挑戦」をジャバリ族のエムバクから受け入れていましたが、あれって即位式の時しか出来ない挑戦なのではないのかな?キルモンガーが王座に挑戦する!と何でもないときに言っていたのでいつでも挑戦可能ってことなのかもしれないけど、そう考えると「ワカンダの王様は結構ころころ変わる」イメージありますね・・・。
余計な事を色々考えてしまった
まず役者陣がね!豪華なんですよね!
『フルートベール駅で』のマイケル・B・ジョーダン、『ホビット』で若き日のビルボを演じていたマーティン・フリーマン、そして指輪物語でゴラムを演じていた『アンディ・サーキス』・・・!忠臣のズリは『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカー!
まぁ、その役者陣についてはマーティン・フリーマンのあの緊張感のないひょっとこ顔と言いますかね、どこかで見た事あるなーーーーーーって思ったんですけど、あ!!!ビルボだ!!!と気付いてからは雪山のシーンなんかは「ロードオブザリング」にしか見えなくなったり・・・(笑)しかもゴラム役のアンディ・サーキスも出てるじゃないですか。もう指輪色がつっよいつっよい!
それから、余計な事考えちゃうパート2としては、
本当にブラパン本編とは全く関係ないんですけども民が「ワカンダ・フォーエバー!」と叫ぶシーンで「マヒシュマティに栄光あれ!」と叫びたくなってしまったのはもうバーフバリ病なんです。すいません。ついでにズリが殺すなら王でなく私を殺せ!と言ってキルモンガーに切り捨てられていたのを見て「カッタッパ!!」と叫びたくなったのも病気です。
それと、あのブラパンさんのスーツ。力を溜め込んだらそれを放出するじゃないですか。
ドバァーーーンッッ!!!!って敵を吹き飛ばすじゃないですか。
いやーこのアクション、バーフバリならスーツ無しでやるよ?
とか思ってしまったんですよね、結局なぜか「バーフバリ最高だなぁ」って思いながら劇場を後にしてしまったんですよね。意味不明ですね。
そんなバーフバリの2作について書いてる記事はこちら↓
全く関係ない話になってしまってすいません、反省はしていません。
ブラパンすげぇ!かっけぇ!って思った人もそうでない人もとりあえず『バーフバリ』観ましょう。本物の王がそこにはいます。
(次はアベンジャーズ3ですね!楽しみです!)