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スマホの中を見せる秘密暴露ゲーム!映画『おとなの事情』ネタバレ&感想

スマホの中に、人に言えない秘密はありますか?

スマホの中身を見せ合おうゲーム!するよ!!みたいなあらすじに「なんてアホな事を…」と思いつつも、秘密が暴かれてワチャワチャするコメディなんて楽しそうじゃない!!と釣られて借りてみました。

レンタルだったのでパンフなどはなーし。

出演陣で特に知ってる!という人はいなかったんですが、『人生、ここにあり!』のジュゼッペ・バッティストンが出演しています!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Perfetti sconosciuti
【制作国】イタリア
【監督】パオロ・ジェノベーゼ
【脚本】フィリッポ・ボローニャ、パオロ・コステラ、パオロ・ジェノベーゼ、パオラ・マミーニ、ロランド・ラベッロ
【製作】マルコ・ベラルディ
【撮影】ファブリッツィオ・ルッキ
【編集】コンスエロ・カトゥッチ
【音楽】マウリツィオ・フィラルド
【出演([]内は役名)】

  • ジュゼッペ・バッティストン[ペッペ]
  • アンナ・フォリエッタ[カルロッタ]
  • マルコ・ジャリ―二[ロッコ]
  • エドアルド・レオ[コジモ]
  • バレリオ・マスタンドレア[レレ]
  • アルバ・ロルバケル[ビアンカ]
  • カシア・スムトゥアニク[エバ]

【公開日(日本)】2017年3月18日
【上映時間】96分
【配給】アンプラグド
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ30,900人の評価)

【あらすじ】

新婚カップルや娘の反抗期に悩む夫婦、倦怠期を迎えた2人など、食事会に集まった7人の大人たちが、「メールが届いたら全員の目の前で開くこと」「かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すこと」というルールを設定し、「信頼度確認ゲーム」を開始する。ゲームが進むにつれ、夫婦間のもめ事や家庭の問題、仕事や性格についての悩みなど、7人の本当の姿が次々と露呈していく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしていくよ!)】

☆3.6/5.0

こ、これは・・・!コメディの皮をかぶった恐怖さえ感じる人間ドラマ!!!!!!

笑える場面も確かにあるっちゃあるんですけど、個々の隠し持っていた秘密とやらが「段々洒落にならなくなってくる」んです(笑)

イタリア映画かー。先にそれに気付けば良かった

ちびぞうの個人的見解なんですけども、イタリアの映画というのは「笑いを誘っといてドスンと突き落としてくる映画」が多い。

冒頭に書いた『人生、ここにあり!』もそうですが『これが私の人生設計』『神様の思し召し』なども同じような雰囲気のイタリア映画ですね。なんというか、前触れもなく平気な顔で突然重い展開にしてくるんです。その落差というか、「これから重くなりますよ」という雰囲気がない分、腹に来ますね。

先にイタリア映画って事が頭に入っていれば、おおよその雰囲気もつかめたかもしれません。

そう、つまりはそういう感じの映画だったんです(笑)

イタリア映画『神様の思し召し』感想!人を変えるのは神ではなく”人”。

おおまかな流れ!

  • ビアンカとコジモ(夫婦)
  • エヴァとロッコ(夫婦)
  • カルロッタとレレ(夫婦)
  • 独身の男ペッペ

最初は、仕事の話や、豊胸手術の話だったのが、段々雲行きがあやしくなってくる。

レレという男が、若い女から毎晩10時に送られてくるエロ写真を誤魔化すために、唯一独身男のペッペに「お前と俺は携帯が同じだから交換してくれ」と提案する。

友達のためと渋々了承したペッペ。レレへ送られてきた写真をみんながペッペ宛と思い込み見て爆笑したあと、今度はペッペ宛に届いたメールが物議を醸しだす!!

なんと、ペッペは最近ゲイだという自分に迷っており、みんなに彼女がいる、と伝えていた相手が実は男だった…。その結果、ペッペの携帯に届いたゲイの恋人からのメッセージがレレ宛だということになり、レレの奥さん、そして友達も唖然・・・。

ここからが阿鼻叫喚の始まり。

それぞれ、出会い系だったり、旦那の母親を施設に入れようとしていたりと色々暴かれていくんですが、一番ヤバいのは、コジモという男の元にかかってきた電話

なんとコジモは職場の女と浮気をしており、その女から「どうしよう、妊娠しちゃった…」という内容の電話がかかってくるのだ!!!!妻のビアンカはほぼ発狂状態。かと思えば夫婦仲間だったはずのエヴァも「あんた最低よ」とコジモをこっそりビンタ。そして着けていたピアスをコジモに帰す。

そう、なんとコジモは夫婦で友達だったエヴァとも不倫していたのだ…!!

ゲスいーーーーゲスマン選手権があったら優勝間違いなし。

まぁそんな感じで地獄絵図になったあと、ペッペが素直に「ゲイだったのはレレではなく自分。だけどそれを打ち明けるだけの価値が君たちにないのが分かった(台詞うろ覚え)」みたいに言う。

ラストでは、飛び出していったビアンカを追え!と言われてコジモが追いかけていく・・・すると、何故か平和そうに建物から出てくるビアンカとコジモの二人のシーンに。そして、平和そうに「今夜も楽しかったよ」と解散する7人の姿が。

どういうこと?と思っていると、家に残ったロッコとエヴァの会話が。

「どうしてあのゲームに反対したの?」

「携帯はブラックボックスだ。見てもろくなことにならないのは分かり切ってる」

そう、ここで小さなどんでん返し。

つまり本編の地獄絵図は「もしこのゲームが実際に行われていたらどうなるか?」というifを見せたものだったんです!!!!!!

そして、それぞれの持った嘘がそのままに、解散して映画は終了。

脚本がよくできてる

この、最後の小さなどんでん返しが面白い。

こんな地獄絵図になって関係が破綻するってだけでは単純ですが、「こうはならなかった」という現実があって、しかし観客は全員の秘密を全て知っている

そうすると、彼らのついている嘘も全て見えてくるし、そもそも人間関係ってすごく恐ろしくね??という気持ちになってくるんです。

これはもう、ホラーの域。

やられたー…という後味の悪さ、すごい。

個人的には、ペッペがレレと携帯を交換したことによって、「友達がゲイだった、旦那がゲイだった」という場合のみんなの真のリアクションを見ることが出来たペッペが「君たちに話す価値なかったよ」みたいに言うシーンがすごく深かったです。

ペッペは他のみんなとは少し距離があるキャラクターなので、ペッペがゲイだという事を知らされた場合、きっとみんなはその場では「にこやかに受け入れる」という選択をしつつも、裏で色々と悪口を言ったでしょう。(ペッペが来る前に、ペッペの元カノについてみんなが噂をするシーンから、「変わり者ペッペは話題のネタになる」感じが見て取れますし、ペッペだけはサッカーに誘われない)

もはや友情すら嘘、ゲイというマイノリティに対する偽善も見えてきて、最悪なんです本当に(笑)

いやー、上手だった。

コジモの浮気が発覚したあと、真っ赤なルージュを塗るビアンカのシーンが印象的。

まとめ

どこがコメディなの!?と最後はなること間違いなし。

笑えるシーンもなくはないですけどね(笑)どちらかと言えば恐怖だったり、これホラーじゃんと思う人の方が多いかもしれない。

ワンシチュエーションものなのでずっと同じ家の中での会話劇になります。そういうのが好きな人にはオススメ。

ちびぞうが去年のクリスマス時期にアップした、「絶対に恋人を観てはいけない映画」の中にエントリーできる、そんな作品でした(笑)

絶対に【恋人と観てはいけない映画8選!】気まずい。

 

 


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なぜ15年も監禁されたのか。映画『オールド・ボーイ』ネタバレ&感想

お前は誰だ!? なぜ俺を15年監禁した!?

ずっっっと前から名前は知っていた有名な作品。

ちびぞうは昔からハリウッド系ばかりで邦画含めアジア系の映画はほとんど観ておらず、韓国映画も『箪笥』『悪い男』『誰かがあなたを愛してる』『私の頭の中の消しゴム』『母なる証明』くらいしか観た事がないんですよねー。両手で数えられるってすごい…。

あ、最近『殺人の告白』も観ましたね。特に理由はなく食わず嫌いしていたので、最近はちょくちょく気になるもの、オススメされるものは観ています(*’ω’*)b

”22年目の告白”の原案!映画『殺人の告白』感想&ネタバレ

ちなみに監督は鬱映画で有名?なパク・チャヌク監督…。今作は復讐三部作と題された三本の作品のうちの二作目に当たるようです。

【映画情報】

【原題】올드 보이
【制作国】韓国
【監督】パク・チャヌク
【脚本】ワン・ジョユン、イム・ジュンヒュン、パク・チャヌク
【原作】土屋ガロン(作)、嶺岸信明(画)『ルーズ戦記 オールドボーイ』
【製作】キム・ドンジュ
【撮影】チョン・ジョンフン
【美術】リュ・ソンヒ
【音楽】イ・ジス、チェ・スンヨン、シム・ヒョンジュン
【出演([]内は役名)】

  • チェ・ミンシク[オ・デス]
  • ユ・ジテ[イ・ウジン]
  • カン・へジョン[ミド]
  • チ・デハン[ノ・ジュファン]
  • オ・ダルス[パク・チョルン]
  • イ・スンシン[ヒョンジャ]
  • ユン・ジンソ[イ・スア]
  • キム・ビョンオク[ハン警護室長]
  • オ・テギョン[デス(高校時代)]
  • ユ・イラン[ジュファン(高校時代)]
  • アン・ヨンソク[ウジン(高校時代)]

【公開日(日本)】2004年11月6日
【上映時間】120分
【配給】東芝エンターテイメント
【映倫区分】R15+
【IMDB】8.4/10.0  (およそ412500人の評価)

【あらすじ】

理由も分からないまま15年間も監禁されていた男オ・デス。突然解放された彼の前に謎の男ウジンが出現、5日間で彼が監禁された理由を解き明かせと迫る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆4.1/5.0

完っっ全に食わず嫌いしてましたが、友人の強い勧めで観賞してみたら「あーら面白いじゃないの!!!こんな面白いのなんで観てなかったのばかー!」と自分に対し憤慨して反省しました(笑)

グロいシーン、痛いシーン、そして暴力シーン、倫理的にアララなシーンも大いにある、さすがR指定の作品ですねといった感じの内容でしかも後味も最高に悪いので、人を選ぶこと間違いなし!

しかし、傑作なんですよ…

おおまかなストーリー(ここからネタバレするよ!)

15年間意味もわからず監禁された男(デス)が突然解放され、監禁していた男(ウジン)が現れて「お前が監禁されていた理由を五日間で解き明かせ」と命令してくる。そして主人公は苦悩しながらその真相を探るよ!!という五日間(短い!!!)のお話です。

途中でミドという若い女性に出会い、手助けされ、恋に落ち、体を重ね、そしてついに真相に辿り着く!!!!しかし、その答えはあまりにも残酷なものだった…!!!

実は監禁の理由というのは、

高校時代にデスがウジンの姉弟での近親相姦を目撃、それをデスが言いふらしてしまったことでウジンの姉が自殺。愛する姉が死んだ原因を作ったデスに復讐しようと、ウジンが仕組んだのが今回の計画。そのおそるべき内容というのは

「デスを監禁、妻を殺害しその罪をデスに着せる。そしてデスの娘を誘拐、別人として暮らさせる。15年の年月が経った後で、親子を再会させると、二人は恋に落ち…」

そう、ミドという若い女性がデスの実の娘だったのです!!!というどんでん返しが最後に待っている。なんという恐ろしい計画!!!その事実を知らされたデスの絶望…。

ほんっとうに良くできた脚本

ドロッドロの愛憎劇で、ラスボス(ウジン)の狂いっぷりも大好きだし、オチも好きでした。台詞選びも全部好き。
ウジンというキャラが、あれほどに人を憎んで生きて、それだけが生き甲斐になって。達成してしまったら生きていく目的を失ってしまう感じも切ない。自分のことも憎んでいただろうけど、誰かを憎むことで生きてきた、といっても過言ではないですよね。

ああ切ない。

よくよく考えると主人公は単なるとばっちりじゃん?って思わなくもない…んですが。でも、自分にとって「え?そんなことで?」って思うような事でも他人をとてつもなく苦しめたり傷付けたりすることって確かにあるわけで。
だから現実的に考えるとリアリティのない、突拍子のないことしてる異次元の映画にも思えるんですが、根本の部分はとても身近にある感情なんだなと思う。そこが怖いんです。

演出もうまい。

主人公の頑なな強さを前半でしっかりと描いているから、ラスト周辺でそれが崩れた姿を見た時に「それほどまでに大切なのか・・・!」と驚愕できる。

あんなに強い印象があったデスなのに、愛する娘のために地面に這いつくばって靴を舐めたりするんですよ…!号泣ですよ。

この落差、主人公の変貌ぶりの演出がすごく上手だと思いましたね。

ここらへんは主演二人の名演技による力も大きいと思う。

まとめ

何度も言うけどほんとうにすごい映画。傑作。

だけど、だけど、どうしてもちびぞうは今一つ突き抜けて好きになれない感じもあるんです。…韓国映画特有の後味の悪さが若干苦手なのかなぁ。
いやーな感覚がつきまとう終わり方が、どうも肌に合わないのかもしれませんね。

しかしこれ、サスペンスやミステリー好きな方なら間違いなく楽しめる一本だと思う。オススメです。

きっと映画好きなら観てる人の方が多い映画ですが、未見の方にはぜひ観て貰いたい…と、こんだけネタバレしといて言います(笑)

 

 


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画像引用元:IMDB

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アートの概念を揺さぶられる!映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』ネタバレ&感想

全ては仕組まれたことなのか、あるいはリアルなドキュメンタリーなのか…。

ちびぞうの、過去に観た映画もブログにまとめとこうシリーズ!ですね。

今作は、ストリートアート”グラフティ”で有名になったカリスマアーティスト、”バンクシー”初監督のドキュメンタリー!!

バンクシーというイギリスの覆面アーティストの作品はネットでニュースになることもしばしばあり、目にしたことがあって「なんてかっこいい作品を創る人なんだろう」と思っていたんですが…まさか映像の才能もあるとはね!!!DVDや画集も買ってしまったし、すっかりバンクシーのファンになってしまったちびぞうでした。

アップリンクさんによる公式サイトはこちら

ちなみになぜ覆面なのか?それはグラフィティのほとんどが持ち主の許可なく行われる犯罪行為(器物破損)だからですよ!!

【映画情報】

【原題】Exit Through the Gift Shop
【制作国】アメリカ・イギリス
【監督】バンクシー
【ナレーション】リス・エバンス
【音楽】ジェフ・バーロウ、ロニ・サイズ
【出演([]内は役名)】

  • ティエリー・グエッタ
  • スペース・インベーダー
  • シェパード・フェアリー
  • バンクシー

【公開日(日本)】2011年7月16日
【上映時間】90分
【配給】パルコ、アップリンク
【映倫区分】G
【IMDB】8.0/10.0  (およそ55,800人の評価)

【あらすじ】

ストリート・アートに関するドキュメンタリーを制作していた映像作家のティエリー・グエッタは、幸運にもバンクシーの取材に成功する。しかし、グエッタに映像の才能がないと気づいたバンクシーはカメラを奪い、グエッタを“ミスター・ブレインウォッシュ”というアーティストに仕立てあげ、カメラの前に立たせる。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.6/5.0

おおまかなあらすじはこんな感じ

とあるビデオ撮影依存な男(ティエリー・グエッタ)がひょんなことからストリートアートに出会い、それを描く人たちを追い、制作過程を撮影する。
最初はただ撮るだけだった男もバンクシーとの出会いによって変わっていく。映像編集に手を出したり、果ては自分も”アーティストMBW(ミスターブレインウォッシュ)”となり、初めてのショーを成功させようと奮闘する…。

グラフィティと言えば

ちびぞうが高校時代に仲が良かった女の子がグラフィティをする男の子の話をよくしていたなぁ…と思い出しました。多分地元で、グラフィティをやってる若者が当時、いたんだと思います。それこそ15年位前、ネットも携帯も誰しが持っているという時代ではなかったけれど、どこからともなくやってきた”グラフィティ”というものは確かに人々を魅了しながら、海の向こうの日本にも広がってきていたんだなぁ…と思うと、「落書き」なんて言葉では表せない一つの文化なのかなと思ったりしますね(許可がなければ犯罪ですけども!!!!!!)

脱線しました。

この作品を観ていると、本物のアートとそうでないものの境目がボケてきて、「結局はお客に高い金積ませたモン勝ち」みたいな側面が見えてきます。
そして”あんたらが高い金出して買ったものは所詮この程度のものだよ”と皮肉ってるような…そんな意図も感じましたね。

最初はMBWがアーティスト達のドキュメンタリーを撮ろうとしていたのに、途中からバンクシーが監督してMBWを追うドキュメンタリーを作る逆転の流れも面白い!!バンクシーがMBWの編集した動画を見て「落ち着きのない頭のおかしいヤツが繋げただけの動画(セリフうろ覚え)」とズバッと切り捨ててたところで爆笑してしまいました(笑)

この非凡な男と平凡な男の対比も面白いですよね。

周囲の環境に影響されて、MBWが夢を見ていく過程も面白切ない。

夢を見ていく…と言っても収入的にはMBWの個展は大成功してしまうし、どこからが才能なのかってもう分からなくなりますね。

まとめ

いわゆる芸術の勉強なんて1ミリもしたことのないちびぞうには作品の真の価値とかは全くわからないけども、作中出てくるバンクシーの作品には心動かされたし、とても強い憧れを感じました。なんというか、技術だけなら誰でも身に着けられるけど、そこからもう一歩先んじるには「他人に出来ない発想」というのが必要なのだなと。しかもそれを誰より早くやってみる、という度胸や挑戦心も必要。

創作好きならきっと「アートとは一体なんぞや」と頭を悩ませながらも楽しめるし、良い刺激をもらえる映画ではないかなと思います!!

結論:カリスマは何やっても成功する。

 

 


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画像引用元:映画.com/IMDB

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元妻の恐ろしい復讐!映画『アンフォゲッタブル』ネタバレ&感想

愛が終わるとき、狂気は始まる――

サイコサスペンス?サイコスリラー?な気配のする今作。劇場公開はないようですね。

レンタル屋で「ロザリオ・ドーソン」の名前一点にのみ惹かれて借りてしまいました!!!!!!

ロザリオ・ドーソンは『シン・シティ』で一目惚れしてからほんとにほんとに大好きなんですちびぞうは(*´q`*)

公式サイトは海外のものならありますこちら

【映画情報】

【原題】Unforgettable
【制作国】アメリカ
【監督】デニース・ディ・ノビ
【脚本】デビッド・レスリー・ジョンソン、ラビ・D・メータ
【製作】デニース・ディ・ノビ、アリソン・グリーンスパン、ラビ・D・メータ
【製作総指揮】リン・ハリス
【撮影】ケイレブ・デシャネル
【美術】ネルソン・コーツ
【衣装】マリアン・トイ
【編集】フレデリック・トラバル
【音楽】トビー・チュウ
【出演([]内は役名)】

  • ロザリオ・ドーソン[ジュリア・バンクス]
  • キャサリン・ハイグル[テッサ・コノーバー]
  • ジェフ・スタルツ[デイヴィッド・コノーバー]
  • シェリル・ラッド[ヘレン/ラヴィ]
  • サラ・バーンズ[サラ]
  • ウィット二―・カミングス[アリ]
  • サイモン・カシアニデス[マイケル・バルガス]
  • イザベラ・カイ・ライス[リリー・コノーバー]
  • ロバート・レイ・ウィスダム[ポープ刑事]

【公開日(日本)】劇場未公開
【上映時間】100分
【配給】ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
【IMDB】5.0/10.0  (およそ7,800人の評価)

【あらすじ】

やり手編集者のジュリアは、過去にDV被害にあった男との接近禁止命令がまもなく解かれてしまうのを気にしていた。新しい恋人、デイヴィッドと”元妻テッサとの娘リリー”を引き取って幸せな結婚生活を始めようとしていた矢先、元妻であるテッサが不穏な動きを見せ始める…。

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

うぅーん、可もなく不可もなくなスリラー!

ロザリオ・ドーソン(ジュリア)が警察で事情聴取を受けているシーンから始まるのですが、どうやら自宅で男の死体が見つかったようで…刺したのはジュリア?という疑いの場面ですね。

しかし、蓋を開けてみれば、全部恋人の元奥さんが仕組んでいたよ!という話。

元妻(テッサ)が元旦那(デイヴィッド)の新しい恋人(ジュディ)に自分の娘ごと取られて(親権はパパにあるので当然なのですが)激おこになって、勝手に家に侵入して指輪や時計やパンティを盗むわ、パーティで見つけたスマホを勝手に持っていって中身を物色するわ、しかもジュディのフェイスブックページまで勝手に作って、接近禁止令の解けたDV男に勝手に連絡して「Fu*kしましょう」とか言って会う約束まで作るし…

そして調子に乗ったDV男がジュディに会ったら当然拒絶されて逆切れ、襲われそうになったところを太腿にナイフ突き付けて脱出!しかしそれを見守っていたテッサがやってきてDV男にとどめを刺すという…

女の恐ろしさここに極まれり!!!!

というやつです、ハイ。

ロザリオ・ドーソン好きなら堪らないエロチックさもありましてねぇ、ええ。

彼女の強気でカッコいい顔が好きなんですが、今作では珍しくビクビクしたり弱気に泣いちゃったりする珍しい(おそらく!)彼女が見れます!

 

この映画、地味に後味が悪い終わり方をしていて、そこはちょっぴり好き。

元妻テッサと娘リリーが過ごしている場面でちょくちょく、祖母が登場するんですが、このおばあちゃんがもう絵に描いたような神経質教育ママ!!テッサもそれ系なんですけど、おばあちゃんの方が更に毒親!って感じが強かったんですよね。

きっと、テッサの人格が色々とアレになってしまったのも、おばあちゃんの教育のせいもあったのかな…というなんともスッキリしない家庭事情が透けて見えます。(リリーが生まれる事や、デイヴィッドの仕事に関しても彼がテッサの元を離れないように裏で画策していたっぽいですしね)

そして物語は最後、デヴィッドがテッサの仕業だったと気付いてくれて、女同士の殴り合いバトル!をしたあとハッピーエンドを迎える…と見せかけて。

新しい家、新しい土地で再スタートを切った家族の元へ現れたのは、そう、リリーのおばあちゃん(テッサのママ)であった…というオチ(笑)

悪夢はまだまだ終わらないよ!!!!という、まぁありがちっちゃありがちなんですけども(笑)

ちゃんとデイヴィッドがテッサへの変わらない愛を証明してくれたのでちびぞうも溜飲が下がりましたとも。しかし、ただのハッピーエンドではつまらないよね?というところでちゃんとオチが待っていたので、まぁそれは良かったかなと。

可もなく不可もなくなんですけどね!主演二人の美しくて演技バトルは見応えあると思うので、興味ある方はぜひぜひ!

 

 

 


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画像引用元:IMDB

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女性と少年しかいない禁断の島で。映画『エヴォリューション』ネタバレ&感想

そこはユートピアか、ディストピアか。

なんとも不可解な雰囲気のする今作。

監督はかのロリコン映画として有名な『エコール』の監督さんじゃないですか!!それは知らずに鑑賞しましたが、やはり雰囲気というか芸術的な画面と不穏な空気、そして深すぎる意味不明さは健在でしたね…(笑)

先に劇場で観ていた映画仲間も感想を言いにくそうにしていたので、なんとなくどんな内容なのかは察していました(笑)

アップリンクさんが展開している公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Evolution
【制作国】フランス
【監督】ルシール・アザリロビック
【脚本】ルシール・アザリロビック、アランテ・カバイテ
【製作】シルビー・ダントン、ブノワ・ケノン、ジェローム・ビダル
【撮影】マニュ・ダコッセ
【美術】ライラ・コレット
【衣装】ジャッキー・フォコニエ
【音楽】ザカリアス・M・デ・ラ・リバ、ヘスス・ディアス
【出演([]内は役名)】

  • マックス・ブラバン[二コラ]
  • ロクサーヌ・デュラン[ステラ]
  • ジュリー=マリー・パルマンティエ[母親]
  • マシュー・ゴールドフェルド[ビクター]
  • ニシム・レナード[フランク]
  • ナタリー・レゴレス[医者]

【公開日(日本)】2016年11月26日
【上映時間】81分
【配給】アップリンク
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.0/10.0  (およそ4210人の評価)

【あらすじ】

少年と女性しか住んでいない島で母親と暮らす10歳の少年ニコラ。その島の少年たちは、全員が奇妙な医療行為の対象となっていた。そんな島の様子に違和感を覚えたニコラは、夜遅く外出する母親の後をつけてみることに。やがて海辺にたどり着いた彼は、母親がほかの女性たちと「ある行為」をしているのを目撃してしまう。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.3/5.0

うぅーーーーん!!!!難解!!!!!

ただ、オープニングで出てくる海の中の光景だったり、白く四角い建物が並んだ海辺の街並みだったり本っっっ当に美しいです!!!

それから、冒頭で主人公の少年が「海の中で死体を見た」というシーンも印象的。その死体の腹の辺りにはヒトデらしきものがいた、というのですが、母親が潜ってみてもそんなものはないと言われてしまう…

ネタバレすると

この島に住んでいる女性は全員、背中にタコの吸盤のようなものがついていて、どうやら普通の人間ではないようです。

タイトルにもある「エヴォリューション」が示しているように、この映画の世界観自体が、人間の進化の形の一つ、という意味なのかもしれません。

そしてその女性たちは夜な夜な海辺に集まり全裸でハァハァ言いながら何やら怪しげな行為にふけっている…(これがこの島での生殖行為?なのかは分かりません)

そして、少年たちに施されている医療行為…というのはなんと少年を孕ませて赤ちゃんを出産させる(出産と言っても手術で取り出すわけですが)」というショッキングな内容。

ヒトデの意味は?

あらゆる場面でサブリミナルのように差し込まれるヒトデの映像。

女性の背中の吸盤も、ヒトデを連想させますね。

ちびぞうなりにヒトデについて調べてみたんですが、ヒトデの生殖の種類はいくつもあり、その中には「雌しかおらず無精卵を生んでそこから(母親のクローンとなる)子どもが生まれる」という単為生殖で子孫を増やす種がいるようです。ただし、生まれてくるのは全部メスのみですが。

この、特殊な子孫繁栄の仕方からインスピレーションを得て、女性だけで作った卵子を少年に移植することで子どもを作る…という方法を思いついたのかな?と予想しました。おそらく生まれてくるのは男女両方だけど、男は少年のうちに出産して死亡、大人になれるのは女性だけ…というかなりフェミニズムを感じる設定…。

不在の重要性を描く作品?

しかし、この映画は「女性だけの世界万歳!理想郷!」という映画ではないと思います。

というのも、この世界に不信感を持った主人公二コラを、二コラと心を通わせた看護師の女性が島から脱出させてあげるというオチなんです。

船に乗り島を出た二コラが漂流ののち目をしたものは、大都市の明かりだった…。

多分この大都市は私たちの住む世界と同じ、普通の世界なのではないかと思います。

つまり、この映画は劇中で見せてきた世界を最終的には「逃げるべき世界」として描いている。もうその時点で「女性だけの島万歳!」という内容とは違うと言うのが分かりますよね。

あくまでも、この映画は人間のエヴォリューション(進化)の可能性の一つであり、必ずしも幸せで正しいものではない…という事が言いたいのかな。

二コラと心通わせた看護師が、二コラの描いた絵を見てほんの一瞬、笑顔を見せるのも印象的でしたしね。(劇中の女性は基本無表情)

そしてこの映画で一番重要なのは、一切出てくることがない”成人男性”の存在なのではないでしょうか。
その存在を描かないことによって際立たせる、「不在の重要性」を描いた作品なのかと思いました。

あくまでもちびぞうの見解ですが。

まとめ

非常にアーティスティックで、無言で語りかけてくる絵画のような作品です。

台詞も説明もなく、いきなりポイッとこの世界に放り込まれる感じがすごく不可解。
国で一括りにはしたくないですが、フランス映画ってこんな感じだよなぁ…うん。

面白いかそうでないかと言われるとちびぞうは…うーんなんとも言えません(笑)

この監督の独特な世界観、画の作り方が好きな方はきっと楽しめるでしょう。

 

 


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孤独死を悼む人。映画『おみおくりの作法』ネタバレ&感想

人と出会い、死と向き合い、人生は輝きだす。

これも、映画館で観れて良かったと思える一本。

超高齢化社会に突入して、独居のご老人の増加に比例して、孤独死する人も非常に多くなっている日本では、かなり心に響く人が多い映画なのではないかと思う。

パンフレットはこんな感じ。

B5サイズくらいのコンパクトサイズ、22Pで税込み700円は少しだけお高め・・・。
ジョンが旅した場所が地図付きで載っていました!裏面はこう。

【映画情報】

【原題】Still Life
【制作国】イギリス、イタリア
【監督/脚本/製作】ウベルト・パゾリーニ
【製作】フェリックス・ヴォッセン、クリストファー・サイモン
【撮影監督】ステファーノ・ファリヴェーネ
【編集】トレイシー・グレンジャー、ガヴィン・バックリー
【音楽】レイチェル・ポートマン
【美術監督】リサ・マリー・ホール
【衣装】パム・ダウン
【キャスティング】スージー・フィギス
【ヘアメイク】エマ・スレイター
【出演([]内は役名)】

  • エディ・マーサン[ジョン・メイ]

  • ジョアンヌ・フロガット[ケリー]

  • カレン・ドルーリー[メアリー]
  • アンドリュー・バカン[プラチェット氏]
  • キアラン・マッキンタイア[ジャンボ]
  • ニール・ディスーザ[シャクティ]
  • ポール・アンダーソン[ホームレスの男]
  • ティム・ポッター[ホームレスの男]

【公開日(日本)】2015年1月24日
【上映時間】91分
【配給】ビターズ・エンド
【IMDB】7.4/10.0  (およそ5,750人の評価)

【あらすじ】

ロンドンに暮らすジョン・メイは、孤独死した人を弔う民生係として働いてきたが、人員整理で解雇を言い渡され、自宅の真向かいに住むビリーの弔いが最後の案件になる。これまでも誠実に故人と向き合い、弔いをしてきたジョンだったが、最後の仕事にはいつも以上に熱心になり、故人を知る人を訪ね、葬儀に招く旅を経て、心の中に変化が生じていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

ロンドンの民生係、ジョン・メイ(エディ・マーサン)。
彼は身寄りなく孤独死した人達の遺品から遺族を探し、一人でも多く葬儀に参列してもらえるよう電話をかける。
しかし大体葬儀に参加するのは彼一人だけ。孤独に生きた彼らをたった一人でおみおくりする。
そんなある日、ジョン・メイのアパートの向かいに住む住人ビリーが孤独死する。仕事が遅いと上司にクビを宣告された彼は、最後の仕事にビリーの遺族を探す旅に出る…。

ジョン・メイとはどんな人?

  • イギリス、ロンドン、ケニントン地区の民生係
  • 勤続22年
  • おみおくりした人は数知れず
  • 妻子無し
  • 笑顔は苦手
  • クロスワードパズルが好き
  • 几帳面、部屋はいつも綺麗
  • 白衣をカバンに常備

ジョン・メイ流のおしごと

  • 亡くなった方の写真を見つけ出す
  • 故人の宗教を探し出す
  • その人に合った弔辞を書く
  • その葬儀にふさわしいBGMを選ぶ
  • 故人の知人を探し、葬儀に招待する
  • 葬儀に列席する

本当に静か

音楽も時々流れるピアノの音色くらいしかなく、とても静かな映画だった。まるでお葬式のような物悲しい静けさ。

淡々と流れる風景をただただ見つめる・・・そういう雰囲気の映画を得意としない人には退屈に思える部分も大きいかもしれない。

ジョン・メイという人の変化

最初は、主人公が故人をしっかり弔おうと奮闘する姿が遺族の心に何かを与える映画かと思ったけれど、それだけじゃなかった。ジョン・メイ自身も家族がないと知った時、この映画は主人公の“生前葬”なんだと思った。
孤独に死んだ人々を一人一人大切に思い弔って写真をアルバムに残す。まるで家族のように。故人に未来の自分の姿を重ね大切にすることで孤独な自分自身をも慰めていたんだろうな。すごくネガティブ。そう、とても几帳面で真面目な主人公だけど、ジョン・メイは最初とてもネガティブな思考の持ち主だと思った。

電車に乗る場面が何度か出てくるが、いつも彼は人のいない車内で進行方向と逆向きのシートに座っている。

しかし旅の終わりに大きな出会いをし、初めて彼は前向きのシートに座るのだ!この演出はきちんと観ていないと気付かないだろうしとてもささやかだけど、確実に彼の心境が前向きに変化した事を表していた。

驚きの結末

そして物語は…ジョン・メイの変化とは別の方向に意外性を見せて終わる。納得出来ない人も多いだろうし、ラストシーンをやりたいがための結末にも思えるけども、私個人としては彼が自分のために行っていた”生前葬”のつもりで観ていたのでとても綺麗にまとめたな、と思えた。

無駄だと言われた仕事での努力も、死んでしまった人達への想いも、全て報われたんだなぁきっと。
彼の後ろ向きな人生の中で輝ける瞬間を見出せたことにとても感動できた。

こんな職業があるんだなーと新聞記事を見て、そこから映画にしよう!と結びつける監督のセンス憧れる。どんな職業にも、ドラマが潜んでるんだもんなぁ。

 

 


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ネズミが大量に襲いくるCG無しのパニック映画『ウイラード』ネタバレ&感想

もの凄いことが起こります!あなたは信じられますか

画像引用元:映画.com

TSUTAYAの新作コーナーでふと見つけたこの映画。1971年のパニック映画『ウイラード』!

ジャケットの表面にはデカデカとネズミの顔写真が載っていて、そのインパクトに借りずにはいられなかった(笑)

どうも、大量のドブネズミが人間を襲うようですよ・・・?

それにしても、上に貼ったこのポスターの煽り文句(笑)この記事の一番上にも書いたんですが・・・

「もの凄いことが起こります!」って良いですね(笑)適当に投げやりに書いたような感じもするんですが、決して嘘は言ってない感じの素直さが好きです(笑)

【映画情報】

【原題】Willard
【制作国】アメリカ
【監督】ダニエル・マン
【脚本】ギルバート・A・ラルストン
【原作】スティーブン・ギルバート
【製作総指揮】チャールズ・A・プラット
【製作】モート・ブリスキン
【撮影】ロバート・ハウザー
【音楽】アレックス・ノース
【出演([]内は役名)】

  • ブルース・デイビソン[ウィラード]
  • アーネスト・ボーグナイン[アル]
  • ソンドラ・ロック[ジョーン]
  • エルザ・ランチェスター[ヘンリエッタ]

【公開日(日本)】1971年12月18日
【上映時間】95分
【配給】松竹
【次作】パニックを捨てたネズミの映画『ベン』ネタバレ&感想
【IMDB】6.2/10.0  (およそ2,600人の評価)

【あらすじ】

気はいいが、自閉症ぎみの青年ウイラード(ブルース・デイヴィソン)は、ひとつ屋根の下で暮らしている老母ヘンリエッタ(エルザ・ランチェスター)と、会社の上司アル(アーネスト・ボーグナイン)を特に嫌っていた。というのも、アルは数年前、ウイラードの父の事業を乗っ取った卑劣漢で、老母は、裏庭に出てくるネズミを退治しろとうるさいからだ。ウイラードにとってジョーン(ソンドラ・ロック)だけが彼の理解者であり、優しく愛してさえくれた。ある日、ネズミ退治をはじめたウイラードは、ネズミという動物は調教すれば自分の意志通りに動くことを発見した。ウイラードは1匹の子ネズミに“ソクラテス”という名をつけ、可愛がると、ソクラテスはすっかり彼の命令に従うようになり、ほかのネズミたちもそれに従って行動した。ただ、イタズラ・ネズミの“ベン”だけは、時々ヘソを曲げた。ウイラードはネズミたちを使って悪戯を始めだした。まずアルが開いた夕食パーティにネズミを送り込み、会場を大混乱させた。しかし、彼の悪戯は発覚し、ソクラテスはアルに殺されてしまった。その夜、怒ったウイラードはネズミたちを引き連れ会社に出かけた。そしてアルの顔を見るなり、命令一下、一斉に襲ったネズミたちによって、アルは無残に食い殺されてしまった。ウイラードはその悪魔のような惨劇を見て戦慄した。あまりにひどい手口に、ウイラードはネズミたちを会社の一室に閉じ込めて帰ってしまった。ジョーンと夕食をしたあと、ウイラードはベンの怒り狂った眼が注がれているのに気づいた。ウイラードはベンと対決する決意をした。しかし殺しにかかったウイラードに、もの凄い憎悪をもやしたベンが鋭い鳴き声をあげると、地下室から無数のネズミがかけ上がってきた。…【引用元:映画.com

【感想】

☆2.3/5.0

いつも引用させて頂いてる映画ドットコムさんのあらすじがすごいあらぶってる(笑)

このあらすじを読めばほとんど分かってしまいます(笑)何故この記事だけやたらと詳細なのか・・・いやありがたいね。

どうでもいいですが、主演のブルース・デイビソンという俳優さんは、ナードっぽさがものすごい。もし現代にリメイクするなら、間違いなくジェシー・アイゼンバーグがこの役をやることでしょう(笑)

ネズミがすごい!

主人公ウイラードが心の癒しを求めたのは真っ白なネズミ。彼女に「ソクラテス」と名付けて可愛がるウイラードは、寝室にも彼女を連れて行くくらいハマっています。

そしてネズミ愛が膨らみ過ぎて何百というネズミたちを地下室で繁殖させるウイラード。

そして、ひと際賢いネズミ「ベン」を筆頭としたネズミたちに、最終的には逆襲されてしまうというスリラー?映画なんですが・・・。

ネズミがCG無しで演技している!!

ファンシーラットという、いわゆるドブネズミをペット用に改良した生き物がいるんですが、みなさんご存知でしょうか?

アメリカではペットとして結構な人気があり、何がすごいってその「知能」がすごい!!

youtubeとかでも、ラットに技を教えてジャンプさせたり、輪くぐりさせたり、ボビンを転がさせたりしている動画が結構あります。そう、教え込むと色んな事が出来るんですネズミは。

1個有名なやつをぺたり。

私も昔ファンシーラットを飼っていた事があって、「ターン!」と言いながら餌を見せるとクルッと回ってくれる・・・くらいの事は2週間もかからずに覚えてくれました。個体にもよりますが、大体のラットは非常に賢い!!

そして、ネズミが出てくる作品としておそらく一番有名なのはスティーブン・キング原作トム・ハンクス主演の『グリーンマイル』ですよねー!

グリーンマイルに登場する囚人が飼っていたネズミ「Mr.ジングルス」も、CGではなく本物のネズミが演技しているんですが、今作のネズミもCG無しで演技をしています!しかも大量に!

ぜひこの機会に嫌われ者なネズミの(まぁホラーではあるんですが)賢い魅力というものに気付いてもらいたいなーと思ったりしています。

まとめ

ストーリーはいたって単純、そして作品自体の古さもあり、見るからに

「ぬいぐるみを体に張り付けて騒いでいるだけじゃん・・・」

というシーンもなくはない。ホラーをうたっていますが全く怖くないですよ!!

なので見どころと言えば、本当にネズミの演技だけ・・・(笑)

そして、『ベン』への前フリとして観て頂くのがよいでしょう。

続編『ベン』

この映画は地味に続編があります。こちらもTSUTAYAの新作コーナーにあったので借りてみましたが・・・内容はホラーではなく少年との心温まる友情ストーリーとなっています(笑)

そして、主題歌をジャクソン5時代のマイケル・ジャクソンが歌っているというのもあって非常に興味がそそられる一本になっています。

ぜひぜひ、ウィラードを観るならベンをベンを観るならウィラードをといった風に両方チェックしてもらいたいと思います!

 

 


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美しすぎるスパイムービー!映画『アトミック・ブロンド』ネタバレ無し感想

騙す者を騙すのは、愉快だ。

シャーリーズ・セロンのアクション映画と言えば、かつて『イーオン・フラックス』で痛い目を見た経験があり、「今回もきっと駄目だろうな・・・」という気持ちがあって劇場の方ではスルーする予定だったんですが・・・

映画仲間の一人が「面白かった!」とオススメしてくれたので、「どれどれ」と観に行くことにしました。

パンフはこんな感じ。

画像だと分かりにくいんですが、人物以外の部分がメタル感のある光沢紙になっています。スタイリッシュ!!サイズは普通にA4ほど、人物相関図にネタバレがなく、出来ればこちらは鑑賞前に目を通しておくことをオススメしますね!

【映画情報】

【原題】Atomic Blonde
【制作国】アメリカ
【監督】デヴィッド・リーチ
【脚本】カート・ジョンスタット
【原作】アントニー・ジョンストン作、サム・ハート画「The Coldest City」(ONI PRESS)
【プロデューサー】シャーリーズ・セロン、A・J・ディックス、ベス・コノ、ケリー・マコーミック、エリック・ギター、ピーター・シュウェリン
【製作総指揮】ニック・マイヤー、マーク・シェイバーグ、ジョー・ノーズマック、スティーヴン・V・スキャヴェリ、イーサン・スミス、デヴィッド・ギロッド、カート・ジョンスタッド
【撮影監督】ジョナサン・セラ
【プロダクションデザイナー】デヴィッド・ジョイネマン
【編集】エリザベト・ロナルドスドッテイル
【衣装デザイナー】シンディ・エヴァンス
【音楽監修】ジョン・フーリアン
【作曲】タイラー・ベイツ
【出演([]内は役名)】

  • シャーリーズ・セロン[ローレン・ブロートン]

  • ジェームズ・マカヴォイ[デヴィッド・パーシヴァル]

  • エディ・マーサン[スパイグラス]

  • ジョン・グッドマン[エメット・カーツフェルド]

  • トビー・ジョーンズ[エリック・グレイ]

  • ジェームズ・フォークナー[C]
  • ローラン・モラー[アレキサンダー・ブレモヴィッチ]
  • ソフィア・ブテラ[デルフィーヌ・ラサール]

  • ビル・スカルスガルド[メルケル]
  • サム・ハーグレイブ[ジェームズ・ガスコイン]
  • ヨハネス・ヨハンソン[ユーリ・バクティン]
  • ティル・シュヴァイガー[時計屋]

【公開日(日本)】2017年10月20日
【上映時間】115分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】R15+
【IMDB】7.0/10.0  (およそ49,000人の評価)

【あらすじ】

冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

とにかくアクションがスタイリッシュ!

長回しのアクションにも注目!

なんと時間にして7分にも及ぶアクションシーンがあり、すべてワンカットで作られているのだから驚き!

カメラが途切れることのない長回しで緊張感が長続きし、その場の臨場感も凄まじいです。

更に、シャーリーズ・セロンの「ドゴッ!バギッ」という重い音の響くアクション!!

とっても痛そう(笑)

銃だけではなく、肉弾戦で殴り合ったり、背負い投げしたり、家にあるあらゆるものを武器にして戦うなど、とってもスパイっぽい。

イーオン・フラックスの時よりも相当スタイリッシュでカッコいいです(笑)

ロレーン・ブロートンの魅力

それから、オシャレすぎるシャーリーズ・セロンのファッションにも注目。「スパイがこれでは目立ちすぎるのでは?」と思ったりもしますが、それも彼女の自信の現れのようで素敵ですね♪

80年代のデザインをハイセンスに凝縮したようですが、彼女のファッションを真似したい!!と思ってしまいました(笑)

レズビアンっぽい描写も、クールで無口な性格にピッタリ。格好良さを際立てていますねー。男性のゲイが描かれることは多くても、こういう大作映画でビアンが堂々と描かれるのは珍しい気がして、素敵な世界になったものだなぁ(*’ω’*)と・・・。

音楽もオシャレ!

超クールなサウンドトラックの応酬!この楽曲たちがオシャレな画面を更に引き立てます!

大好きなマンソン様の曲もありました!!パンフに曲名一覧が乗っていたので表にしておきます(*’ω’*)

Blue Monday 1988 New Order
Cat People(Putting Out Fire) David Bowie
Fight The Powor Public Enemy
Major Tom(Völlig Losgelöst) Peter Schilling
99 Luftballons Nena
Blue Monday HEALTH
Father Figure George Michael
Kack Zukunft Ausschlag
Der Kommissar After The Fire
As Time Goes By Michael Parnell
Cities In Dust Siouxsie And The Banshees
The Politics of Dancing Re-Flex
Voices Carry ‘Til Tuesday
Stigmata Marilyn Manson and Tyler Bates
Behind The Wheel Depeche Mode
I Ran(So far away) A Floks of Seagulls
99 Luftballons Kaleida
London Calling The Clash
Fastidious Horses Vladimir Vysotsky
Under Pressure Queen & David Bowie

まとめ

お話に関しては、事前に仲間に教わっていた通り、少し分かりづらい点がありました。特に最大のネタバレ部分を楽しめるかどうかは、人物相関図や組織の名前、誰がどこの組織に属しているかを把握しているかどうかにかかっていると思います。

それから、時代背景。

ベルリンの壁崩壊の時代のお話なので、その当時の事について少しでも頭に入れておくとより物語に入り込んで楽しむことが出来ると思います(*’ω’*)

まぁ、何も考えずに気楽に楽しめるアクション大作とは違うと思いますが、アクションの楽しさ、キャラクターの魅力、映像や音楽のハイセンスさを見るときっとファンも多いはず。

これはきっといつか続編が出るだろう・・・!と予測することが出来ます!

これから劇場で観るよという方はぜひパンフレットをお買い上げいただいて、人物相関図を軽く頭に入れてから観るのがオススメ。そこにネタバレはないので、安心して見れると思いますよ!

ちびぞうでした(*’ω’*)
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倫理観が崩壊する不条理スリラー。映画『エル ELLE』感想

犯人よりも危険なのは”彼女”だった―――。

時々、映画好きの母親に連れられて前知識がゼロのまま映画を観に行く事があります。ある程度母親の勘を信頼しているのもあるし、「何も知らずに」観に行くワクワク感が楽しかったりするからです。

実際、以前観に行った『トランボ』なんかはもの凄く面白かった。

今回も若干の期待をしつつ、タイトルから勝手に「ブランドに関わる女性の物語だろうか」と想像しながら行ったのです。

全く違ったけどね!

パンフはこんな感じ。

やっぱりミニシアター系の映画のパンフはシンプルオシャレで好きです!右開きの真っ赤なデザイン、文字も白と黒のみでハイセンス。

価格は26Pで税抜き667円。まぁ普通ですね。

個人的に小説家の真梨幸子さんのコラムが載っていたのが嬉しかったです!

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芸術家が見ている世界。映画『エゴン・シ―レ 死と乙女』感想&ネタバレ

愛の不毛の中で、誰ひとり幸せにはならなかった。

ただ数々の傑作だけが残った。

エゴン・シーレという画家については私は全く何も知らなかったんですが、とにかく『画家の伝記映画が好き』という理由だけで劇場へ足を運びました。

どうやらクリムトと交流があったり、ヒトラーさんが落ちた美術学校に受かったりしていた人らしいですね。

パンフはなんと売り切れ状態。仕方がないので都心に住む映画仲間に代わりに買ってきてもらいました(笑)

パンフはこんな感じ。18Pしかないのに税込み720円は少し高いですな!!それに、個人的にはチラシのこのデザイン(自室の壁に貼ってる)の方がオシャレで気に入ってるので、なぜこれをパンフの拍子にしなかったんだぁああああ・・・という若干の悲しみはあります(笑)

パンフの中身はエゴン・シーレの人生の年表や、発表した作品の数々等も載っていて非常に興味深かったです( ´ސު`)

【映画情報】

【原題】EGON SCHIELE – TOD UND MADCHEN / 英題:EGON – DEATH AND THE MAIDEN
【制作国】オーストラリア・ルクセンブルク
【監督】ディーター・ベルナ―
【脚本】ヒルデ・ベルガー、ディーター・ベルガー
【原作】ヒルデ・ベルガ―
【製作】フランツ・ノヴォトニー、アレクサンダー・グレール、バディ・ミンク、アレクサンダー・ドゥムライヒャー・イヴァンチャヌ
【音楽】アンドレ・ジェジュク
【撮影】カーステン・ヒーレ
【出演([]内は役名)】

  • ノア・サーベトラ[エゴン・シーレ]
  • マレシ・リーグナー[ゲルティ・シーレ]
  • ヴァレリー・パハナー[バリ・ノイツィル]
  • ラリサ・エメ・ブライトバッハ[モア・マンドゥ]
  • マリー・ユンク[エディット・ハルムス]
  • エリーザベト・ウムラウフト[アデーレ・ハルムス]
  • トーマス・シューベルト[アントン・ベシュカ]
  • ダニエル・シュトレーサー[ドム・オーゼン]
  • コーネリウス・オボンヤ[グスタフ・クリムト]

【公開日(日本)】2017年1月28日
【上映時間】109分
【配給】アルバトロス・フィルム
【映倫区分】R15+

【IMDB】6.6/10.0  (およそ300人の評価)

【あらすじ&解説】

20世紀初頭に活躍し、28歳の若さで早逝した異端の天才画家エゴン・シーレの半生を描いた伝記ドラマ。数多くのモデルと浮名を流すなど、スキャンダラスな逸話も多いシーレにとって、特に大きな存在となった2人の女性との濃密な日々が描かれる。1910年、美術アカデミーを退学したシーレは画家仲間と「新芸術集団」を結成し、妹ゲルティの裸体画で頭角を現す。ゲルティも16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた。グスタフ・クリムトから17歳のモデル、ヴァリを紹介されたシーレは、彼女と同棲を開始。幼児性愛者などと世間から誹謗中傷を浴びながらも、シーレはヴァリをモデルに数々の作品を発表。シーレが時代の寵児ともてはやされる中、第1次世界大戦が勃発。シーレとヴァリは時代の波に翻弄されることとなる。【引用元:映画.com】

【感想&ネタバレ】

☆3.8/5.0

アルバトロス・フィルムだったんだ!!(笑)

アルバトロスといえば知る人ぞ知るB級映画ばかりを輩出している配給会社でありまして・・・おもにB級ホラーとかが多いんですよね。たまにまともな作品もあったり、名作もあったりします『アメリ』とか!!

でもほとんどの作品が駄作だったりするので驚きです。けっこう面白いなと感じたので(笑)

画家の映画に弱い

主にモディリアーニの作品ばかりなんですが、結構観ています。やっぱり天才というか・・・才能のある芸術家という方々は、凡人にはない変わった感性があったりするので、だからこそ人生が波乱万丈になったりするんですよね。その波乱万丈な人生や独特の感性が創り出す作品を覗き見れる感じが、画家の伝記映画の面白さですね。

何が起きてこの作品が生まれたんだ、ということが分かると、絵画に対する見方も変わってきたりします。

エゴン・シーレという画家

エゴン・シーレという画家は、昔から幼い妹の裸を描くことにこだわったりしていたせいで幼児性愛者と疑われ裁判にかけられたり、その都度ミューズ(女神という意味合いですが、つまりは「彼女を描きたい!」とハマったりする相手(女性)ってことですね)と浮名を流したりと・・・あまり女性から見ていてよろしくない人生(笑)を送っていた画家さんだったかもしれませんね。彼の場合はその女性を愛していたというよりは、”女体を描くこと”に憑りつかれていた感じだったと思うので・・・。ミューズとして選ばれた女性は次々捨てられて行ってしまう形になってしまうのがなんとも言い難い・・・。私は別にその絵に対する情熱や姿勢に嫌悪感は感じないですが、許せない!と感じる女性陣は多いかもしれませんね。

生涯で一番惚れ込んだミューズ

恋人であり、人生で一番のミューズであるヴァレリーと出会うも、兵役をきっかけに離れ離れになってしまう。愛し合っていたはずなのに、戦地に連れて行く女性が必要(絵のモデルにする為に)だという理由だけでエゴンは別の愛してもいない女性と結婚してしまうんです。これにはヴァレリーも激怒。(それは怒るよねと私も思いますよさすがに)

ここが二人の分かれ道になってしまった・・・。それでも、エゴンの中での最高のミューズは彼女だけだったと、描かれた”死と乙女”というタイトルの絵画を観ると分かります。異常に切ないです。

何かにとりつかれた様に創作にいそしんでしまう人というのは、時として相手の人間を人間扱い出来ない事が多々ありますね・・・。だからこそ、人々に評価される作品が描けるのかもしれませんが。なんだか、悪魔と契約して特殊な才能を授かったようにも思えます。

まとめ

正直、誰一人幸せにはなりません。エゴン・シーレという画家が成功を掴んだ裏側にいた沢山のミューズ達の苦しみがあった事が分かるだけです。

それから、死と乙女というタイトルに込められた意味を最後に知ると、切なくて涙が止まらなくなるでしょう。

芸術家の人生は本当に、事実は小説より奇なりといいますか・・・面白いです。

クリムトという有名な画家もチラッとゲスト出演レベルで出て来るので、絵画などに興味がある方にはオススメですね!!

 

 


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