復讐心がお前を蝕む、彼らを蝕んでいる・・・俺は、終わらせる。
MCUシリーズ、13作目はキャプテン・アメリカ3!
ついにアベンジャーズの内戦ぼっ発ーーーーー!!!
新ヒーローとして、スパイダーマンとブラック・パンサーが参戦!
MCUの流れ、どんな順番で観ればいいの?という方はこちらをご参照ください(*’ω’*)
トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記
パンフはこんな感じ。
キャップの盾にアイアンマンが映っています!
裏面はこう!二人の対立が強くアピールされているパンフですね!
54Pで税抜き760円!キャップのシリーズの解説、アイアンマンやウィンターソルジャーとの関りの解説のページもあります。さらに劇場パンフレット・日本公開記念付録(非売品)として漫画家の真島ヒロ先生のポスターも入っていました!
あと上で堂々と「スパイダーマン参戦!」とか書いてるけど、このパンフ内のキャスト紹介やインタビューページ、人物相関図にはスパイダーマンの「す」の字もなければトム・ホランドの「と」の字もありません!!完全にシークレットゲスト扱いだったんですね!
【映画情報】
【原題】Captain America: Civil War
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ネイト・ムーア、パトリシア・ウィッチャー、スタン・リー、ヴィクトリア・アロンソ
【共同製作】ミッチ・ベル
【プロダクション・デザイン】オーウェン・パターソン
【VFXスーパーバイザー】ダン・デレウ
【アクション振付】ジェームズ・ヤング
【スタント・コーディネーター】サム・ハーグレーヴ
【特殊効果スーパーバイザー】ダン・サディック
【編集】ジェフリー・フォード,ACE、マシュー・シュミット
【衣装デザイン】ジュディアナ・マコフスキー
【撮影監督】トレント・オパロック
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【出演([]内は役名)】
- クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース]
- ロバート・ダウニー・Jr.[アイアンマン/トニー・スターク]
- スカーレット・ヨハンソン[ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ]
- セバスチャン・スタン[ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ]
- アンソニー・マッキー[ファルコン/サム・ウィルソン]
- ドン・チードル[ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ]
- ジェレミー・レナー[ホークアイ/クリント・バートン]
- チャドウィック・ボーズマン[ブラックパンサー/ティ・チャラ]
- エリザベス・オルセン[スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ]
- エミリー・バンキャンプ[エージェント13/シャロン・カーター]
- フランク・グリロ[クロスボーンズ/ブラック・ラムロウ]
- トム・ホランド[スパイダーマン/ピーター・パーカー]
- ダニエル・ブリュール[ヘルムート・ジモ大佐]
- マーティン・フリーマン[ロス副司令官]
- ジョン・カニ[ティ・チャカ]
- ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]
- ホープ・デイビス[マリア・スターク]
- マリサ・トメイ[メイ・パーカー]
- ケリー・コンドン[フライデー(声)]
【公開日(日本)】2016年4月29日
【上映時間】148分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
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【MCU次作】ドクター・ストレンジ
【IMDB】7.8/10.0 (およそ483,250人の評価)
【あらすじ】
人類の平和を守るアベンジャーズは戦いは全世界へと広がるが、その人的・物的被害大きさから、アベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれ、無許可での活動を禁じられる。一般市民を危機にさらしてしまったことへの自責の念から、アイアンマンはその指示に従うが、「自らの行動は自らの責任で持つべき」という持論のキャプテン・アメリカは反発。2人の意見はすれ違い、一触即発の緊張感が高まっていく。【引用元:映画.com】
【感想(ネタバレあるよ!)】
☆3.2/5.0
今回は、今までの流れのすべてがここに!!!って感じですね。
『アベンジャーズ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で地球や市民を守ろうとして戦って来たはずの「代償」を払わさせられることになる・・・キャプテン・アメリカのシリーズを通して鍵となるキャラクター「ウィンターソルジャー」が今作でも重要な役割をしています。
今作はメタ的な意味でも歴史的な一本となりました!それはスパイダーマンの参戦!
スパイダーマンの映画化権をマーベルではなくソニーが持っていたためMCUにスパイダーマンは参加させられないだろうと誰しも思っていたので(大人の事情ってやつですね~)今作でのスパイダーマン参戦はファンも血反吐を垂らして喜んだことでしょう!!
おおまかなストーリー
1991年、どこぞの雪国の地下施設で洗脳を受けるバッキ―の様子から始ます!
特定の言葉で暗示?をかけられるようだ。任務で何かを取ってくるバッキー。
この時の任務が実は非常に重要だった・・・
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で仲間に入った超能力少女ワンダ(スカーレット・ウィッチ)と空飛ぶ鳥男サム(ファルコン)がアベンジャーズとして活躍しています!ワンダは毒ガスも空中へ拡散させられたりする。すごい!!
場面変わって、社長(アイアンマン)が学生たちへ向けた奨学金制度の発表をしている。
無条件かつ非課税で学生の研究プロジェクトに金を出す!ということらしい。
ちなみにこの会で、社長はバーグという装置を使った過去のトラウマを克服するためのセラピーについての説明をしている。その中で、社長自身のトラウマ(両親との最後の夜をこんな風に過ごしたかった・・・という場面)も見せられる。切ない。
参加する予定だったペッパーは来ていない。社長とは別居中のようだ。
その会に国務省の人が参加していて、社長に「ソコヴィアで息子が死んだ」という話をする。
自責の念に駆られる社長。(ソコヴィアとは、アベンジャーズ2でウルトロンの策略により空に浮いた街)
オープニングのキャップの任務でもワカンダの国民が15人も死んだらしく、世間の非難の目がアベンジャーズに集まっている。
国務長官がやってきて、「ソコヴィア協定」にサインしろと言ってくる。この協定には117ヵ国が同意していて、国境もおかまいなしにまるで自警団のように好き放題しているアベンジャーズを国連の監視下に置きたい、という内容だった。サインしないなら引退しろ、と言ってくるので実質選択肢はない!!
ソコヴィア協定賛成派→ヴィジョン、社長、ローディ、ナターシャ
ソコヴィア協定反対派→キャップ、サム
検討中→ワンダ
引退→ホークアイ
ここでまず意見が分かれる。
社長は自責の念にも駆られてるし、ペッパーともアベンジャーズの活動の事でうまく行ってないから歩み寄る意味でもサインしたいらしい。
キャップの方は、活動が国連に制限されて戦うべき場面で戦いに行けなかったりするかもしれない、出動は自分たちで判断すべきだ、と主張。
同時期、ジモという男がヒドラの大佐を拷問して「1991年12月16日の任務報告をしろ」と脅している。このジモという男が今回のヴィラン。
場面は変わりロンドン。キャップの愛した女性、ペギーが亡くなったので葬儀に参加するキャップ。そこで以前住んでいたアパートの隣人でシールドのエージェントだったシャロンがペギーの姪っ子だったことを知るキャップ(ちなみにあとでシャロンとキャップがくっつくよ!)
場面変わってウィーン。ソコヴィア協定についての会議中、ワカンダ国王のスピーチ中に爆弾が爆発。ワカンダ国王は亡くなってしまう。その犯人がウィンターソルジャー(バッキー)だった。
バッキーを捕まえるため個人で動いてしまったキャップ。バッキー、サム、ブラックパンサーと共に政府に捕まってしまう。ブラパンの正体はワカンダの次期国王ティ・チャラだった!
バッキーの精神鑑定をする予定の精神科医にジモが扮して、バッキーを洗脳する言葉で彼を暴走させる。ここでもまた「1991年12月16日の任務報告」を求めるジモ。
脱走したバッキーを追うキャップとサム。
実はジモがバッキーに扮して犯罪を行い、バッキーははめられただけだった、という事実が明らかに。
ウィンターソルジャーはバッキー以外にまだほかにもいる、ジモを止めねばと動き出す三人。そこに助っ人として、アントマンとブラックパンサーが参加。
国連に36時間以内に捕まえろと命じられ、キャップたちを止めようとする社長側にも助っ人のスパイダーマン(学生基金に参加させるという体で近付き勧誘!)と、引退したはずのホークアイが戻ってきて合流。
6:6のアベンジャーズ同士の戦いが始まる!
協定賛成派→社長、ローディ、ヴィジョン、ナターシャ、スパイディ、ブラパン
VS
協定反対派→キャップ、サム、バッキー、ホークアイ、ワンダ、アントマン
結局、ナターシャが最後にキャップ側の手助けをしたことで、キャップとバッキーは旅立ってしまう。
この戦いで、サムのエンジンを狙ったはずのヴィジョンのビームが間違ってローディに当たり後遺症が残るほどの怪我を脊髄に追わせてしまう。「気が散っていたせいだ」と落ち込むヴィジョン。
ラフト刑務所という海の中の刑務所に囚われる協定反対派。
ジモの存在に気付いた社長がサムに謝罪、二人の行き先を政府に知られないようにこっそり聞き出し、一人で出発。しかしその後をこっそりブラパンがつけていた!
キャップとバッキーが向かった場所で、社長はとある録画記録を目にする。
それは、1991年12月16日にバッキーがヒドラの任務でハワード夫妻を殺害する・・・という内容だった。
自分の両親をバッキーが殺したと知り激昂する社長。知っていて黙っていたキャップにも怒る。
社長VSバッキー&キャップ
一方、こっそり追いかけて来ていたブラパンは一人でジモを追い詰める。彼はソコヴィアで家族を亡くした、アベンジャーズの戦いの犠牲者だった。ジモは家族の復讐のため、社長に両親の真実を教えることで「アベンジャーズ」を内部からぶち壊そうと計画していた・・・。
全てを打ち明けて自殺しようとした彼をブラパンが「復讐は俺が終わらせる」と止める。
一人ではキャップとバッキーを止められず逃げられてしまう社長。
ラストシーンはキャップからの手紙を読む社長、と、そこに、ラフト刑務所がキャップによって破られた・・・という報告が入って、映画は終わる。
エンドロール中に、ワカンダ?と思わしき場所で「洗脳を解く方法が見つかるまで眠りにつくよ」と冷凍されるバッキー。
エンドロール後の映像は、家に帰ったスパイディに新しいアイテムが与えられたよーという場面。
アベンジャーズとの関わり
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でのソコヴィアの戦いが物語の軸になっている
- 『キャプテン・アメリカ』シリーズに登場するヒドラ、そしてヒドラの暗殺者ウィンターソルジャーが重要キーとなっている
- キャップたちを捕まえるCIAエージェントは『ブラック・パンサー』に登場するロス捜査官
- 『アントマン』で知り合ったスコットをサムが勧誘
- 社長が勧誘したスパイダーマンの流れを汲んで『スパイダーマン:ホーム・カミング』へ繋がっていく
- エンドロール中にバッキーが眠りにつくのは『ブラック・パンサー』のワカンダ王国
- ソーとハルクは登場しません!
その他もう色々と多すぎて書ききれない!
良かったところとツッコミポイント
多いので一言で箇条書きにしていく!
- ヴィジョンが壁ぬけしてくるのが可愛い
- ヴィジョンがワンダにちょっと好意的なのが可愛い
- ワンダのためにパプリカ酒を創るヴィジョンが可愛い
- サムが初めて見たブラック・パンサーに対して「猫が好きなのか?猫みたいな恰好してただろ」っていうのが面白い
- 飛び立とうとするヘリを素手で押さえるキャップの上腕二頭筋がすんごいことになってる(映画館で観ると特に強調されてるのがわかる)
- アベンジャーズが6:6で戦うシーン最高に楽しい
- 引退したと思ってたホークアイが登場して「ゴルフに飽きたのか?」と言われて「18ホール18安打で回った。狙いを外せなくて」って返すシーン最高
- 戦闘中でもお喋りな、緊張感のない素人まるだしのスパイディ最高
- アントマン、でかくなったらアントマンじゃないやん!!!(ジャイアントマンってのは駄洒落ですかね?)ずっこい!!!
- キャップとシャロンがくっついたのを見てニヤニヤするサムとバッキーにほっこり
- キャップに最後の戦いで「盾を置いて行け、それはお前にふさわしくない。その盾は父が作った盾だ」と言う社長がせつない(;;)
個人的に見つけた力関係(メモ)
- ワンダ>>>>ヴィジョン>>>|超えられない壁|>>その他のメンバー
- バッキー=キャップ>>ナターシャ=ホークアイ>>社長(生身)
みんな本気で殺し合ってるわけじゃないと思うしスーツ着てるかどうかも絡んでくるんで曖昧ですけど、この辺ははっきりしてそう。ヴィジョンはマインド・ストーン着けてるので潜在能力は断トツですよね。
ハルクとソーは多分ヴィジョン辺りの強さだと思うんですよねー。
というかやっぱり『X-MEN』世界でもそうだしサイコキネシスは最強の能力なのかな。
全員生身だった場合の強さリストとかも考えるの楽しそうです(笑)
まとめ
今回、ついにアベンジャーズが完全に分裂してしまいます。
途中の戦闘シーンはだいぶ雰囲気が軽かったですけども、
社長の両親をバッキーが(任務とはいえ)殺していたこと、犯罪者になる形でキャップが独断で行動したこと、戦いの結果ローディが後遺症を負ってしまったこと・・・
などなど、結構重いエピソードが満載です。
これはなかなかすぐには修正出来ないのでは?と不安になってしまう。
ちょっとバッキーに重いもの背負わせすぎなので彼は近いうち死んでしまう気がしてならない
この続きはそのまま『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へと続いていくようなので、サノスという宇宙最恐の敵を前に、再びメンバーが団結していくしかない・・・という流れになるんでしょうかね。気になるところです。
さて、MCUおさらいも残り5本!となりました。ここから先はスパイダーマンやドクターストレンジ、ブラックパンサーなど単品作品が続くので、ぶっちゃけここから一気に『インフィニティ・ウォー』まで飛んでしまっても問題ないかもしれません!!!
出来れば全ての作品を観て欲しいですけどね!!!
以上、ちびぞうでした!!