カテゴリー
ま行

ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想

「礼を言うのは私の方だ」

どうもー!ちびぞうです!MCUをおさらいしようそして新たにアベンジャーズとの繋がりを学ぼうのコーナー、前回のアイアンマン3でファイズ2がスタートし、ソーに続いてキャップとそれぞれの映画に続いていきます!

今作の目玉は何と言ってもロキたん!!!!ロキはソーの弟なのですがひねくれた性格をしていまして・・・ヴィランなのにこんなに人気になってしまっていいのかというレアなキャラクター(*’ω’*)
ロキファンには堪らない内容になっていますので、バトルロイヤルから入った方もぜひ!!今作だけは!ロキたんのために押さえておいてくださいね!!!

ちなみにカメオ出演ぽく1シーンだけキャップが出演しています。
今回も、アベンジャーズとの絡みも一緒にまとめていきたいと思います。

【映画情報】

【原題】Thor: The Dark World
【制作国】アメリカ
【監督】アラン・テイラー
【原作】スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー
【原案】ドン・ペイン、ロバート・ロダット
【脚本】クリストファー・L・ヨスト、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ナイジェル・ゴステロウ、スタン・リー、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、クレイグ・カイル、ルイス・デスポジート
【撮影】クレイマー・モーゲンソー
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】ウェンディ・パートリッジ
【編集】ダン・レーベンタール、ワイアット・スミス
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • イドルス・エルバ[ヘイムダル]
  • クリストファー・エクルストン[マレキス]
  • アドウェール・アキノエ=アグバエ[アルグリム]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • ザカリー・リーバイ[ファンドラル]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • ジョナサン・ハワード[イアン]
  • クリス・オダウド[リチャード]
  • トニー・カラン[ボー]
  • クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]

【公開日(日本)】2014年2月1日
【上映時間】112分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【マイティ・ソー前作】雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想
【マイティ・ソー次作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想
【MCU前作】終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想
【MCU次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ480,000人の評価)

【あらすじ】

英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.7/5.0

さて、まず初回鑑賞時のちびぞうの感想がありましたので貼っておきます。興奮注意

MCU関連の作品はアイアンマン以外あまり食指が伸びず今作もかなり長い事放置してしまったんだけども・・・

も 、 も っ と 早 く に 観 れ ば 良 か っ た ! ! !

と叫びたくなるほど面白かったです。最高でした。
特にロキちゃん。
これはもう彼のためにある映画かな?ってくらいロキが拗ねたり落ち込んだり強がったりはしゃいだり笑ったり泣いたり嘘こいたり実はそうでも無かったりお母さん大好きだったり本当は兄貴と仲直りしたかったりでも素直になれないもん殺してやるぅううう!と、盛りだくさんです!!!!
本当に情緒不安定だよね!!(笑)
マイティ1の時もアベの時もそこまで気にならなかったロキが大好きになりました。彼のためにDVDも欲しいくらい。

仲間内では”兄弟喧嘩はマイティ・ソーだけでやってて”と言われてますが、個人的にはまたアベ3辺りでロキに活躍してほしいなぁと思ったり思わなかったり。

いけないだめだ、全然映画の内容に触れられていない。

あまりにもロキの印象が強すぎて、「この映画どんな内容だったっけ?」となってしまっていますね・・・(笑)もう、ロキの魅力だけで出した点数と言っても過言ではない・・・。

おおまかなストーリー

オープニングは昔話!

かつて、ソーの祖父ボーがアスガルドを治めていた頃、闇から現れたダークエルフという軍勢率いるマレキスという悪者(今回のヴィラン!)がエーテルというとてつもなく大きな力を持ったアイテムを解き放とうとしていた!
惑星直列(コンヴァージェンス)と言って9つの世界が一列に並ぶタイミングでエーテルを解き放てば世界が大変なことになってしまう。ので、ボーがなんとかエーテルを奪い、闇の軍団も次々に倒し、マレキスも姿を消してエーテルも消滅した・・・と語られていたが、実は地中に深く埋められていた!!

時間軸は現代、『アベンジャーズ』の戦いから一年後。

何千年に一度来るという惑星直接の時期が再び訪れようとしていた。

ロキはアスガルドの牢に入れられ、ソーとジェーンは2年会えないままだった。

ある日ジェーンがロンドンでの調査中、重力場に異常が発生している場所を見つけ、そこからエーテルを隠してある場所にワープしてしまう。そしてそこで彼女は自分の体にエーテルを取り込んでしまう。
ソーは彼女を地球からアスガルドへ連れて行き、体の中を調べさせパワーが宿っているのに気付く。そこへ目覚めたマレキスと闇の軍団が襲ってくる。戦い虚しく母フリッガが殺されてしまい、アスガルドは悲しみに包まれる。

 

放っておけばまた攻め込んでくるという父オーディンに「ジェーンを敵の本拠地に連れて行ってマレキスがエーテルを取り出した瞬間に敵も倒せばいい」と提案するも反対される。虹の橋も壊され、四次元キューブも宝物庫にしまわれているので、”秘密の抜け道”を知っている弟ロキに手を貸してもらい、アスガルドからマレキスの元へと向かう。

ジェーンの体からエーテルを取り出したマレキスと戦い、闇の仲間と刺し違える形でロキは死んでしまう。

一方地球では、惑星直列の危険性に気付いたセルヴィグ博士が自分の作った装置で九つの世界の中心を安定させようとする。
エーテルを解き放とうとするマレキスと地球での最終バトル。直列の影響と装置の力でワープしまくるバトルを繰り広げ、勝利。

戦いの後、父オーディンに王座を継がないと告げたソー。ラストにオーディンの姿はロキに変わる。

エンドロール中に、アスガルドの幹部が”コレクター”に「うちにはキューブもあるしインフィニティは二つも持ってられないから」とエーテルを預けに行く場面が差し込まれる。

エンドロール後の映像は、地球に戻ってきたソーと再会するジェーンのシーン!

アベンジャーズとの関わり

  • エーテルという6つある”インフィニティ・ストーン”のうちの一つが登場!
  • 『アベンジャーズ』の戦いの一年後
  • 『アベンジャーズ』でロキに洗脳されていたセルヴィグ博士の精神状態が不安定に
  • 再会したジェーンが去年NYにソーがいたのを見た(アベンジャーズの戦い)のに会いに来なかった!と怒るシーンがある
  • エーテルを預けた”コレクター”は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場する

ここがよい!

すいませんやっぱり「ロキたん最高」が感想でした・・・。(一周目と大差ないことしか書けない)

一回目を観た時は母親が死んで取り乱して牢の中をグチャグチャにしたのは本心からやってるのかなって思ったんですが、二回目観るとあれもソーを「母親の死に怒っている」と思わせるための演技だったように・・・見えなくもない。

しかし!!!!やっぱりちびぞうの中ではロキたんは自分の出生に孤独感や裏切りを感じていて家族を愛するがゆえにその愛情を歪んだ形で試そうとする

究極のかまってちゃん

に見えるんですよねー。だから家族への彼の愛は本物なのかなと。

怒ったり泣いたり笑ったりはしゃいだり、本当に楽しそうな船の操縦シーンは必見ですよ!!

 

 

あと、あのお年でカメラの前で全裸になって見せたセルヴィグ博士(ステラン・ステルスガルド)の役者魂ほんとすごい・・・あそこまでする必要どこにあったのかなって思うけど・・・。

 

さぁ!次はキャップのウィンター・ソルジャーだ!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com

 

 

カテゴリー
ま行

MCU製作秘話が語られるドキュメンタリー『マーベル・スタジオの世界』感想

「物語が完結しないからこそ、ヒーローが進化するんだ」

ちびぞうの父が定年してから始めた映画コレクション(今では七千本以上の映画がある)、通称”PAPAYA”の中にたまたま、ムービープラスで放送されたこちらのドキュメンタリーが『アベンジャーズ』の後に録画されていまして。

ウホこれはなんという幸運と思いつつ観ました!!!!!

このドキュメンタリーが放送されたのは2014年なので、少なくとも

  • アイアンマン(2008/9/27)
  • アイアンマン2(2010/6/11)
  • インクレディブル・ハルク(2008/8/1)
  • マイティ・ソー(2011/7/2)
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011/10/14)
  • アベンジャーズ(2012/8/14)
  • アイアンマン3(2013/4/26)
  • マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014/2/1)
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014/4/19)

これらの映画については語られている可能性がありますので未見の作品があったら注意が必要ですね!

【映画情報】

【原題】Marvel Studios: Assembling a Universe
【制作国】アメリカ
【エグゼクティブ・プロデューサー】DAVE BUSHORE
【プロデューサー】BRAD BARUH
【COプロデューサー】ALEXIA NECOECHEA, CORINNA VISTAN, JASON HILLHOUSE
【編集】MEGHAN LEON, ADAM GALLAGHER, MICHAEL FALLAVOLLITA
【ナレーション】MEGHAN LEON, JASON HILLHOUSE
【アナウンサー】ジェフ・マクネイル
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演】

  • ロバート・ダウニー・Jr.
  • スカーレット・ヨハンソン
  • サミュエル・L・ジャクソン
  • グウィネス・パルトロウ
  • クラーク・グレッグ
  • クリス・ヘムズワース
  • クリス・エヴァンス
  • トム・ヒドルストン
  • ジェレミー・レナ―
  • マーク・ラファロ
  • ドミニク・クーパー
  • ロバート・レッドフォード
  • アンソニー・マッキー
  • クリス・プラット
  • ボビー・モイニハン
  • トム・モレロ
  • ケヴィン・ファイギ
  • アラン・ファイン
  • ジェフ・ブーシェ
  • ジョー・カザーダ
  • ダン・バックレー
  • ジェレミー・ラッチャム
  • ジョン・ファブロー
  • ジョス・ウェドン
  • スティーブン・ブルサード
  • ルイス・デスポジート
  • ルイス・レテリエ
  • アクセル・アロンソ
  • ケネス・ブラナ―
  • クレイグ・カイル
  • ジョー・ジョンストン
  • クリス・ハードウィック
  • シェーン・ブラック
  • アラン・タイラー
  • ブラッド・ウィンダーバウム

【公開日(アメリカ)】2014年3月18日
【上映時間】44分
【放送】アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(ABC)
【IMDB】7.8/10.0  (およそ800人の評価)

【あらすじ】

サンディエゴ『コミコン2006』にて、マーベルのヒーロー達が一堂に会する「クロスオーバー」作品の計画が示唆された。アイアンマンことロバート・ダウニー・Jr.を始め、スカーレット・ヨハンソンやサミュエル・L・ジャクソンら豪華出演陣、そして製作陣のインタビュー映像、スクリーンテストの様子など、『アベンジャーズ』がいかにして成功したか、そして今後の作品にどう繋がったいくかの製作秘話が語られるドキュメンタリー。

【感想】

☆‐/5.0

「私がアイアンマンだ」

トニー・スタークの言葉で壮大な物語は始まった。
”ユニバース”という一つの世界に、各作品の英雄(ヒーロー)や悪党(ヴィラン)を共存させる構想だ。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)はどんなふうに始まったのか?

『アイアンマン』の成功から『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ』へと続き、この三本から『アベンジャーズ』へとどう繋げていくのか?
そして『アイアンマン3』フェイズ2へ、集まったキャラクターをどう個別の作品に還していくか。

などなどが製作陣や豪華キャストのインタビューで語られています。

序盤で語られた製作秘話をちょろっと紹介すると・・・

  • 人気ヒーローが使えないという状況の中で、新たな作品を作ることに。題材が山ほどある中で、どのヒーローを選ぶかがポイントだった。
    まずは二本、見せ所の多い「ハルク」と内容とコンセプトの良い「アイアンマン」が作られることになった。
  • 『アイアンマン』はスタジオ初の自主製作作品で、借金をして作った。失敗したら倒産の可能性もあった
  • 最初は30人の脚本家に断られたらしい!粘り強く「60年の歴史を持つマーベルの代表作だ」と依頼を続けたが、断られ続けた。
  • トニー役がロバート・ダウニー・Jr.に決まり原作ファンも大絶賛。MCUへの参加はロバートにとっては過去の罪への償いでもあった。
    というのも、ロバートは過去に薬物依存に苦しんでいたんですよね。原作コミックのアイアンマンことトニーも、アルコール依存症を抱えているキャラクターだったので、そういう共通性でもファンは興味を示したのかな。
  • グウィネス・パルトロウがジョン・ファブロー監督の元を初めて訪れた時、立派な役者が集まったという感動に彼は泣いてしまった。すると集まったスタッフもみんな泣き出した。「これから凄いものを作るんだ」という雰囲気があった。
  • ニック・フューリー役はサミュエルの事務所に売り込まれて決まった。かつてニック・フューリーの役はコミックでは白人だったがある時から黒人に変わった。それが、サミュエルをモデルにしているとすぐに彼は分かったらしい。
  • 『アイアンマン』の撮影終了後、一週間だけ休み『インクレディブル・ハルク』の撮影に入った。

などなど。
その他、スクリーンテストの様子もチラりと見れたり(*’ω’*)

フィル・コールソンやエージェント・カーター、マンダリンのその後などにスポットを当てた『マーベル・ワンショット』というビデオ短編シリーズ(MCU作品のブルーレイに収録されているらしいよ!)と、ドラマについての紹介やインタビューもありますよーーーー!

まとめ

映画?というかテレビ番組的なものだと思うので今回は点数はつけてません。

ちびぞうは「アイアンマンは人間の心の闇を反映しつつ、乗り越えられるという希望を与えてくれる」とグウィネス・パルトロウが語っていたところで、まさにそう!!そこが良いの!!と大興奮していました(笑)恋人であるペッパー役のグウィネスがアイアンマンを深く理解してるって知れるのも嬉しいですね!!

『マーベル・ワンショット』は未チェックというかこのドキュメンタリーで初めて存在を知ったので驚き・・・ブルーレイそんなに観る機会がないので(;;)DVDにも付けてくれよう(;;)となりました。
ドラマはタイトルが出なかったけど多分『エージェント・オブ・シールド』のことかな。こちらも全くチェックしていなかったので機会があれば観たい・・・。

MCUで活躍中の俳優さんたちも総出演でインタビューに答えていますし、ファンには堪らないドキュメンタリーでした(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想

「ふさわしい器を持つものに―――力は与えられる」

MCUシリーズを見返そうのコーナー!四本目はこちら、

北欧神話を元ネタにした雷神ソーの物語!!!

流れとしてはアイアンマン1,2のあとインクレディブルハルクを観て今作に来ると完璧ですね!

監督のケネス・ブラナ―さんは役者も務める監督さんでして、最近だと『オリエント急行殺人事件』に出演・監督しているようです。シェイクスピア演劇にルーツのある監督さんならではの神話スペクタクル、そしてファンタジーと現実が混ざり合うという不思議な世界観を見せてもらえるかな、と思います。

役者陣、ソーにはクリス・ヘムズワース、ヒロインのジェーンにはナタリー・ポートマン!!個人的に、ソーの「大物ヒロイン掴んだ感」すごいなっておもってます!!!そして今作のヴィランにはロキたん!(トム・ヒドルストン)

ちびぞうのMCUシリーズでアイアンマンを超えそうなくらい大好きメンになっているのがロキたん!!!彼は最近の作品ではすっかりやられ役が板についてきてしまっていますが、今回はしっかりと悪役をしています!!!悪そうなしたり顔が見れます!そこも注目です!!

あっ、そういえば日本人俳優の浅野忠信さんもソーのお友達四人組の一人として出演していますが、今作ではあまり活躍しません!しかし続編でも出てくるのでそちらに期待していきましょう(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Thor
【制作国】アメリカ
【監督】ケネス・ブラナー
【脚本】アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【原案】J・マイケル・ストラジンスキー、マーク・プロトセビッチ
【撮影】ハリス・ザンバーラウコス
【美術】ボー・ウェルチ
【編集】ポール・ルベル
【音楽】パトリック・ドイル
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン・フォスター]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ジョシュア・ダラス[ファンドラル]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ステラン・ステルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • コルム・フィオール[ラウフェイ]
  • ジェレミー・レナ―[クリント・バートン/ホークアイ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2011年7月2日
【上映時間】115分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】
スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想
エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
【マイティ・ソー次作】マイティ・ソー/ダークワールド
【IMDB】7.0/10.0  (およそ610,000人の評価)

【あらすじ】

神の世界では最強の戦士といわれていたものの、横暴でごう慢な性格が災いとなり、地球へ追放されてしまったソー(クリス・ヘムズワース)。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(結末までネタバレ!)】

☆2.8/5.0

いや、本当にすいません。今作は非常にシリアスなお話だったりするんですが・・・。

マイティ・ソーは最新作のバトルロイヤルでかなりコメディ路線に舵を切るんですよね。なので、そのテンションで観るとどーーーーーーしても

ロキたん暗躍しちゃってぇ!もう!本当はお兄ちゃん大好きなくせに!

みたいな見方になってしまうんですよね!!!ほんとに!!まぁ、2のダーク・ワールドの時からそんな感じだったので、コメディに移り変わる片鱗はこの時点であったのかもしれません・・・(笑)

おおまかなストーリー

はい、覚えましょう。主人公のソーは、北欧神話に登場するオーディンの息子。そして弟のロキは「悪戯の神」として知られています。
そんな彼らが統治する国は「アスガルド」。九つの国を束ねる大国です。ヘイムダルという門番が守る”虹の橋”を使って別の国や地球に行ったりします。
オーディンはソーに王の地位を渡そうとムジョルニアと呼ばわるハンマーで雷神としてのパワーを授けます。

 

はい、次に覚えるのがヨトゥンハイムという氷の巨人の国。この国は、アスガルドと因縁があり昔から父オーディンが戦って来た国です。過去に巨人族が人類を襲った時、オーディンがそれを救い、彼らの持つ力の源「古代の冬の小箱」を奪ったとされています。現在は休戦協定中。

 

最後に地球。ジェーンという天文物理学者と、セルヴィグという博士がいて、アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ(ワームホール)=アスガルドの虹の橋 について研究しています。

これだけ覚えていればあとは簡単!

 

オーディンの跡を継いで王になろうとするソーを妬んだロキが巨人族を武器庫に侵入させるオープニング。

巨人族め!とおこになって休戦協定中のヨトゥンハイムに勝手に殴り込んだソーにオーディンが「傲慢で欲深い、父の言葉に背いて平和の国の扉を開け、仲間を危険にさらした。お前はその地位にふさわしくない」と激おこになって、ソーからムジョルニアを取り上げ地球に追放する。

しかし父の真の意図は「地球で成長して価値観が変わったらムジョルニアも持てるようになるよ」ってことなので、ムジョルニアも地球に落ちてくる。

地球に降り立った時代錯誤のファンタジー男が現代でおかしな言動をしたりするのが楽しいシークエンスが始まる。

アスガルドでロキたんは自分の出生の秘密(実はヨトゥンハイムの王の子どもであったのを赤子の頃にオーディンに保護されて連れて帰られた!)を知る。そして「敵に連れ去られいつの日か利用されるために捕らえられていた、ソーばかりひいきされていた理由が分かった」と激おこ。しかしオーディンはもう歳なので息子の激昂に耐えられない!!意識を失い倒れてしまう(本当は”オーディンの眠り”といういつ目覚めるか分からない眠りについた)

ムジョルニアが落ちて来たことを知ったソーは、墜落現場を研究するシールドのベースに忍び込みムジョルニアを奪おうとするも失敗。

ロキがやってきて「父が死んだ、ヨトゥンハイムとの休戦は兄上の追放が条件だし母上も戻るなと言っている、王座の重荷は俺が背負う」と大嘘を吹き込む。

王不在の間に勝手に王座につくロキたん。巨人の国にも行って「オーディンの寝床に侵入させてやる」と手引きする(これは母親の目の前で巨人族から父を救い、親にも民にも認められてるという目的のため)

ソーになんとか戻ってきて欲しいソーのお友達四人組も地球に行って、ソーと合流。ロキたんの大嘘を伝える。ロキはソーが戻ってこないようにデストロイヤーという兵器を地球へ送り込み「全てを破壊しろ」と命令する。

地球でのデストロイヤーとのバトル!みんなを守るため自分の命を犠牲にして倒れたソーを「ふさわしい者」と判断したムジョルニアが彼の元へ飛んできて、雷神ソー復活!(これがオーディンの意図だったということですね!)デストロイヤーを倒し、ジェーンに「必ずお前の元へ戻る」と約束してアスガルドへと戻る!



アスガルドにはロキたんの手配で巨人が攻めて来ていた!虹の橋を壊してピンチを切り抜けるソー。兄弟そろって次元のはざまへ吹き飛ばされそうになったところを目覚めたオーディンが助けようとする。ロキはそこでもまた嘘をつこうとするが、父には全て見抜かれていると知り、自ら手を放して次元のはざまへと消えていく。

虹の橋が消えたので、もうジェーンと会えないと悲しむソー。しかし橋の番人ヘイムダルの全てを見通す目には彼女の姿が見えている。「今も彼女はあなたを探している」と言われて映画は終了。

エンドロール後、セルヴィグ博士を招いたシールドの長官ニック・フューリーとの会話の中で「四次元キューブ(テッセラクト)」と呼ばれるインフィニティ・ストーンが登場。これの使い方が分かれば無限のパワーが得られる、という長官に対し「調べてみる価値はあるな」と返す博士はすでにロキに操られていた!!という感じでアベンジャーズに繋げて終わり。

アベンジャーズとの関わり

  • 追放されたソーの後で地球に落ちたムジョルニアをシールドのコールソンが発見するシーン(→アイアンマン2との繋がり)
  • シールドのコールソンがソーの力に興味を持ち、そういった特別な力を持つものに大金を払う組織がある・・・と勧誘しかける。

  • ジェーンの研究施設がシールドに差し押さえられてしまった時にセルヴィグ博士が言う「知り合いの科学者にガンマ線の研究者がいたが、彼の元にもシールドが現れて、それ以来行方不明になってしまった」という台詞はおそらく、ブルース・バナー博士(ハルク)の事を言っていると思われる。
  • ムジョルニアを奪いに来たソーを狙うシールドのエージェントとして「ホークアイ」が初登場!!!カメオ出演ということなので、一場面のみの登場。
  • ロキが地球へ送り込んできたデストロイヤーを見たシールドのエージェントとコールソンが
    「トニーのところの兵器か?」
    「スタークからは何も聞いていないぞ」
    と会話するシーンがある。
  • エンドロール後にインフィニティ・ストーンの一つ「四次元キューブ(テッセラクト)」が初登場する。

ここがよい!!

ロキたんがしれっとした顔でソーを巨人族の元へ行くように煽ったり、巨人族を騙して祖国を襲わせたり、父親が倒れてる間に王座についたり、兄貴に大嘘こいたり、「全てを破壊しろ」とかいう大雑把な命令をデストロイヤーにしたり、

ちょっぴり頭弱めだけどしたり顔で暗躍する憎むにも憎み切れないヴィラン

を見事に演じていましたねー!!!

彼がソーと対峙する時に言った

「王になりたかったわけじゃない、あんたと対等になりたかった」

これがもう彼の原動力の全てというか。俺を騙していた家族が憎い、でも憎み切れないというか愛してる、むしろ俺をもっと認めてくれ兄さん父さんーーー!!!!というとてもシンプルな承認欲求を満たしたいがための彼の行動なんですよね。うーん大好き!!!

スーツ姿もペタリしときますね!

ロキたん最高でしたはーーーーーーー!!!!!!!

 

それから、時代錯誤のファンタジーマンが現代で大混乱!のシーンは会社が違いますがDCコミックの『ワンダーウーマン』に通ずるコミカルさがあって好きです。

特に、ソーがペットショップに行って「馬をくれ」を言うシーン大好き(笑)なんでもいいから乗れるものをくれって(笑)

それからソーが、コールソンのことを「コールの息子よ」と呼びかけるところも好き!
外国人の名字○○ソンは○○の息子という意味でついた名字(例えばジョンソンは”ジョンの息子”という意味)なので、ソー・オーディンソンと言う名前はまんま「オーディンの息子・ソー」という意味。現代でそんな風に名乗る人も呼ぶ人もいないので「なるほどコールソンはコールの息子よ、となるのか!」と笑ってしまいました。

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

ソーが飲んでた酒

どうでもいいけど調べてみたシリーズ。

ソーとセルヴィグ博士が酒を飲むシーンで出てきた「ボイラーメーカー」というのは、飲みかけのビールにバーボンを入れて飲むものらしいですね。

飲むとボイラーのように体が熱くなるようで、一発で酔える・・・ということらしい。

気になる人は試してみてもいいかも★

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

映画『Mommy/マミー』に使われたBGM・サントラ集

どうも!ちびぞうです!(*’ω’*)

昨日感想を投稿した『Mommy/マミー』で、主人公のスティーブが肌身離さず聞いていた

「Die and Steve Mix 4ever (ダイとスティーブの永遠のヒット曲集)」

と名付けられたコンピレーション。亡き父親とかつて、家族で一緒にカルフォルニアへ行った時に聞いた曲たち(という設定で劇中に流れる)です。(*;ω;*)

そちらの一覧がパンフに載っていたので動画をかき集めてみましたー。

※劇中で使用された楽曲が映画オリジナル仕様などで見つからない場合、オリジナル楽曲を貼っています。

映画の感想はこちら↓

発達障がい児とその母を包む愛のドラマ。映画『Mommy/マミー』ネタバレ&感想

CHILDHOOD | Craig Armstrong

BUILDING A MYSTERY | Sarah McLachlan

LES QUATRE SAISONS | (Concerto pour violon en Sol mineur , op 8, No 2, RV 269 (Ete)

(Antonio Vivaldi)

WE’RE UNSTOPPABLE

(James Harlin, Dumi Maraire and Clav)

https://www.shazam.com/ja/track/329357600/were-unstoppable

WHITE FLAG | Dido

CHRIS JUST TURNED 16 | The Disposable Idols

PROVOCANTE | Marjo

COLORBLIND | Counting Crows

ON NE CHANGE PAS | Céline Dion

HEIDERÖSLEINl

(Franz Schubert)

BLUE (Da Ba Dee) | Eiffel 65

WONDERWALL | Oasis

DON’T FALL | The Reel

WELCOME TO LIFE | Jeanne Gionnet-Lavigne et Jennifer Savard

(Pierre Bouvier , Charles-Andre Comeau)

VIVO PER LEI | Sabrina Bisson et Antoine-Olivier Pilon

PHASE | BECK

EXPERIENCE | Ludovico Enaudi

BORN TO DIE | Lana Del Rey

 

・・・いかがでしたでしょうか。

1枚のアルバムのような映画『Mommy/マミー』の世界観を少しでも味わっていただければと思います(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

発達障がい児とその母を包む愛のドラマ。映画『Mommy/マミー』ネタバレ&感想

架空のカナダで起こった、現実―――。

グザヴィエ・ドラン監督の作品は

『私はロランス』→『マイ・マザー』→『胸騒ぎの恋人』と観て、4本目。

初めて彼の作品を劇場で鑑賞出来ました。ちなみに『トム・アット・ザ・ファーム』はこの次の鑑賞になりますね。

ドラン監督のサイコサスペンス映画『トム・アット・ザ・ファーム』ネタバレ&感想

パンフはこんな感じ。

映画のパンフレットというよりは、アート雑誌のよう。グザヴィエ・ドラン監督の美麗なお写真が沢山載っているので、ファンは大喜びの一冊ですね。個人的に、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した時のスピーチが載っているのが興味深かったです。

来場者特典として、ポケットティッシュが配られていました。

裏はこう。もったいなくて使えません!!!!

 

【映画情報】

【原題】Mommy
【制作国】カナダ
【監督/脚本/衣装/編集】グザヴィエ・ドラン
【製作】ナンシー・グラン、グザヴィエ・ドラン
【撮影】アンドレ・ターピン
【美術】コロンブ・ラビ
【音楽】ノイア
【出演([]内は役名)】

  • アンヌ・ドルヴァル[ダイアン・デュプレ(ダイ)]

  • スザンヌ・クレマン[カイラ]

  • アントワン=オリヴィエ・ピロン[スティーヴ・デュプレ]

【公開日(日本)】2015年4月25日
【上映時間】134分
【配給】ピクチャーズ・デプト
【映倫区分】PG12
【IMDB】8.1/10.0  (およそ37,000人の評価)

【あらすじ】

とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2か月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。

15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン。スティーブはADHD(多動性障害)のため情緒も不安定で、普段は知的で純朴だが、一度スイッチが入ると攻撃的な性格になってしまう。そんな息子との生活に右往左往していたダイアンだが、隣家に住む引きこもりがちな女性教師カイラと親しくなったことから、少しずつ日々に変化が訪れる。精神的ストレスから吃音に苦しみ休職中だったカイラも、スティーブの家庭教師を買って出ることで快方に向かっていくが……。【引用元:パンフレット、映画.com

【感想(ネタバレもあるよ)】

☆3.4/5.0

障がいを持つ息子と母親の不安定な関わり、それから法案によって引き裂かれてしまう切ない現実を描く本作。

天才的な演出の才能が爆発!

音楽の使い方、画面の構成、光の加減、色彩、どれもこれも斬新で、これから彼は映画シーンを変えていくんだ。そんな可能性を感じました。
特に、1:1の正方形だった画面のアスペクト比がグググッと広がっていくシーンは映画館で観れて本当に良かったと心から思える演出でした!!!

思わず涙で顔がぐしゃぐしゃになってしまいましたよ・・・本当に幸せな映画体験でした。

今回も女性がキレるシーンが清々しかったし、ブラボー!ドランさん最高です!ここまでなら星5!なんですけどね!!

まるで1枚のアルバム

秀逸な演出の中に、アスペクト比1:1の画面と、それを取り巻く音楽の存在があります。

主人公が幸せだった頃の事を思い出すかのように、かつて亡くなった父と行ったカルフォルニアへの家族旅行で作ったコンピレーションの曲たちがサントラとして劇中で流れます

アルバムが売れなくなり、一曲単位でネットで曲が買えるようになってしまった今では感覚として分かりづらいかもしれませんが「アルバム」である良さというものの一番は、それぞれ別個であるはずの曲たちが数10曲連なり、その並びから一つの物語を創り出すところ。だとちびぞうは思っています。
アーティストの方々がそれを前提として作っているのかは知りませんが、一つのアルバム全体で一つの作品になるように創っている方は少なくないでしょう。

この映画は、そんなアルバムの流れから想像できる一つの物語のような、そんな作品になっているんです。映画でありアルバム、アルバムであり映画のような。

アスペクト比1:1という画面は、CDジャケットの比率も連想させ、登場人物たちに寄り添う事の出来るサイズ・・・というだけでなく、この映画のどの場面を切り取ってもCDジャケットになるような、そんなお洒落さ、物語性が隠されているのだと思います。

本当に、ハイセンス。この一言に尽きますね。

さてさて脚本は?

ここからちょっと厳しめ感想。

ドランさんは美的センスが素晴らしすぎて・・・脚本のマイナス点を芸術面でほとんど補ってしまうから怖いんですよ。
(逆に言えば脚本と芸術性のバランスが取れた時、ものすごい映画が出来上がるんじゃないかと信じています!!なので次の作品も必ず観ます!)

今回は私のリサーチ不足もあったんですが、オープニングで流れる「カナダで改正された法案(あらすじの冒頭に載せた文ですね)」というもの自体がフィクションだったと知って心底ガッカリしてしまいました。

障がい者にスポットを当てるならば実話をベースにした方が観た人にも考えてもらえる映画になる気がするんですよね。(啓発が目的の映画ではなさそうだからそこまで求める必要ないかもしれないけど)
とにかく、法案ネタを冒頭に持ってきていかにも物語のメイン!という感じなのにそこはあまり物語の芯に関係なかった感じもして。正直あの設定、なくても良かったかな。

それから主人公の母親。彼女があまりにも息子の障がいを理解してなさすぎて…ツライ。自傷他害の可能性を知ってて目を離しすぎだし、これまでずっとこの問題と向き合ってきた人にしては疑問に思える行動が多々あった。もっと本人のためを思って一生懸命愛そうと頑張る母親っているだろうし。
そもそもドランさんは不器用で不完全な(しかし力強くて美しい)母親像を描きたいのであって”障がい児とその母親”というスタイル自体にはあまり意味がないのかもしれないなーと思ってしまいますね。やっぱり、法案の設定はいらなかったのかも。

まとめ

今回は脚本の部分にあまり納得ができなかったので、演出と映像が素晴らしすぎて星5から始まったスコアも下がり気味。

それでもドラマとして面白いといえば面白い映画だとは思います!

多分、ちびぞうのドラン監督に対するハードルが相当上がってるのもあるんでしょうね。
でもいつか、そのハードルを軽々と越えてきてくれるって信じています!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

痛快西部劇!映画『マグニフィセント・セブン』ネタバレ&感想

「七人の侍」、「荒野の七人」、その魂を受け継ぐ

申し訳ありませんが、原作である黒澤明監督の『七人の侍』も、またそれを基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』もどちらも未見です!!

ちなみに今作は、『荒野の七人』を更にリメイクした作品らしいですよ!

私は、「イ・ビョンホンが出ている」というただそれだけで鑑賞を決めました(笑)

西部劇はジャンルとして敬遠しがちだったんですが、タラちゃんことタランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がざる者』を観てから好きなジャンルになりました・・・。いやぁ、食わず嫌いってよくないですよ!(笑)

公式サイトはこちら!

【映画情報】

【原題】The Magnificent Seven
【制作国】アメリカ
【監督】アントワン・フークア
【脚本】ニック・ピゾラット、リチャード・ウェンク
【原作】 黒澤明、橋本忍、小国英雄『七人の侍』
【製作】ロジャー・バーンバウム、トッド・ブラック
【製作総指揮】ウォルター・ミリッシュ、アントワン・フークア、ブルース・バーマン、ベン・ワイスブレン
【撮影】マウロ・フィオーレ
【美術】デレク・R・ヒル
【衣装】シャレン・デイビス
【編集】ジョン・ルフーア
【音楽】ジェームズ・ホーナー、サイモン・フラングレン
【出演([]内は役名)】

  • デンゼル・ワシントン[サム・チザム]
  • クリス・プラット[ジョシュ・ファラデー]
  • イーサン・ホーク[グッドナイト・ロビショー]
  • ヴィンセント・ドノフリオ[ジャック・ホーン]
  • イ・ビョンホン[ビリー・ロックス]
  • マヌエル・ガルシア=ルルフォ[バスケス]
  • マーティン・センズメアー[レッド・ハーベスト]
  • ヘイリー・ベネット[エマ・カレン]
  • ピーター・サースガード[バーソロミュー・ボーグ]
  • ルーク・グライムス[テディQ]
  • マット・ボマー[マシュー・カレン]
  • ジョナサン・ジョス[デナリ]
  • キャム・ギガンデット[マッキャン]

【公開日(日本)】2017年1月27日
【上映時間】133分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【IMDB】6.9/10.0  (およそ143,000人の評価)

【あらすじ】

暴虐の限りを尽くす男、バーソロミュー・ボーグに支配されたローズ・クリークの町の人々は、賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラー、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇う。最初は金のため町を守ることになったサムらだったが、いつしかその目的が金だけではなくなっていることに気付く。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.9/5.0

なんて楽しい西部劇なんだっっ!

面白いくらいにドンパチしています!

ストーリーも単純明快。

悪者が村を苦しめているよ!たくさん家族や友達が殺されているよ!このままじゃ村はあいつ(ボーグ)に滅ぼされてしまう!!助けて!チザム!

そして、通りすがりの黒人(委任執行官)チザムさんが

「なに!私と過去に因縁のあるボーグが村を荒らしているだと!!!ならば助けてやろう!そのためには仲間が必要だ!」

と言い、七人の勇気ある仲間を集め、ボーグを退治したのであった・・・。

という勧善懲悪っぽい感じの復讐劇。分かりやすい!分かりやすいストーリーというのはエンタメ作品にとっても重要だと思うの!

そして後半、敵が出してくる最終兵器「ガトリングガン!!」

そんなの卑怯すぎるwwwと思わず草が生えてしまうほどの絶望感!ここからどうやって巻き返す!?というワクワクも合わさって更に楽しい!

小気味よい仲間同士のやりとりが楽しい!

単純なストーリーに、よく出来た脚本が乗っかると、こんなにも楽しくなる!

集まった7人のなんとも言えない友情というか、絆というか、で結ばれた皮肉交じりのやりとりが非常に小気味よい。

個人的に、イーサン・ホーク扮するグッドナイトと、イ・ビョンホン扮するビリーがとっても仲良しなんだけど、二人がやられてしまう前にしてた会話が最高だった。

グッドナイト「俺の親父がよくこう言ってた・・・」

ビリー「なんて?」

グッドナイト「・・・忘れちまった。とにかく、親父は色々言ってた」

(笑い合う二人)

もうすっっっごい可愛くないですかね(笑)

絶体絶命の場面で、もう二人とも死んでしまうかもしれない。そんなシーンで、良い台詞を言うとかありがちなんですけど、そこのいいセリフを忘れさせちゃうっていうね(笑)

多分グッドナイトはこういう抜けたところが結構あって、カッコつけるべき場面でカッコつけきれないというか。そして、そんなグッドナイトをビリーも大好きなんだろうな、と。

二人の友情が死に際に色濃く出た場面で、本当にお気に入りです。

イ・ビョンホンがとにかくカッコいい

ナイフの名人なんです!ビリーは!!

百発百中のナイフ技をこれ見よがしに披露しています!

決して主役とは言い難い立ち位置ではありますが、それなりに活躍するし見せ場もちゃんとあるので、イ・ビョンホン見たさに鑑賞する人にもきっと楽しんでもらえるはず♪

まとめ

友情あり笑いありアクションあり、実力ある俳優さん揃いで気軽に観れるエンターテイメント、とっても入りやすい西部劇。

ちょっぴり長めですが気にならないくらいの楽しさはあります。

西部劇って聞くだけでもちょっと苦手・・・という人にもおすすめ出来ます。

残念ながらリメイク元の映画とどういう違いがあるのかは私には分からないので、それが分かればもっと楽しめるのかなぁ・・・ということでそのうち、『荒野の七人』も観てみたいと思います!

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ

カテゴリー
ま行

ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想

アスガルドは場所ではない・・・民だ

マイティソーの3作目がやってきたー!どうも、ソーの弟、ロキちゃんイチ押しのちびぞうです!

そろそろ新規ファン獲得が困難になってきていそうなほどおさらいする作品が多くなってきているマーベル・シネマティック・ユニバースの新作ですね!

ハルクやドクターストレンジなども登場するので、ソーの過去2作に加えて『アイアンマン』『アベンジャーズ』『ドクターストレンジ』辺りは最低限押さえておいて欲しいところです!

ハルクに関しては、どういうキャラなのか?というのを知る意味でも過去2回実写化されている『ハルク』『インクレディブル・ハルク』を参照すると良いかも。後者はMCUとの繋がりもあります(役者は違うけども!)

パンフはこんな感じA4サイズっぽい縦長のキラキラ仕様。

42Pで税抜き760円。特別版もあったようなんですが、売り切れていたのでこちらの通常版を購入。裏面の絵がカッコいいんですよー!

アメコミっぽくて良いですね!!

ソーはもっと地味で画面が色褪せてるイメージがあったんですけど、シリーズ増すごとにポップでカラフルでエンタメってきた感じがしますね!

【映画情報】

【原題】Thor: Ragnarok
【制作国】アメリカ
【監督】タイカ・ワイティティ
【脚本】エリック・ピアソン
【ストーリー】クレイグ・カイル&クリストファー・ヨスト、エリック・ピアソン
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ブラッド・ヴィンダーバウム、トーマス・M・ハメル、スタン・リー
【共同製作】デヴィッド・J・グラント
【撮影監督】ハビエル・アギーレサロペ
【プロダクション・デザイナー】ダン・ヘナ、ラ・ヴィンセント
【編集】ジョエル・ネグロン、ゼン・ベイカー
【コスチューム・デザイナー】マイェス・ルベオ
【視覚効果監修】ジェイク・モリソン
【視覚開発監修】アンディ・パーク
【音楽】マーク・マザースボウ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]

  • マーク・ラファロ[ブルースバナー:ハルク]

  • トム・ヒドルストン[ロキ]

  • ケイト・ブランシェット[ヘラ]

  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ジェフ・ゴールドブラム[グランドマスター]

  • テッサ・トンプソン[ヴァルキリー]

  • カール・アーバン[スカージ]

  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • マット・デイモン[劇中劇のロキ(カメオ出演)]
  • サム・ニール[劇中劇のオーディン(カメオ出演)]
  • ルーク・ヘムズワース[劇中劇のソー(カメオ出演)]

【公開日(日本)】2017年11月3日
【上映時間】131分
【前作】マイティ・ソー ダークワールド
【映倫区分】G
【配給】ウォルト・ディズニー・ジャパン
【IMDB】8.2/10.0  (およそ139,000人の評価)

【あらすじ】

人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディンを捜しにニューヨークへやってきたソーだったが、突如として現れた強大な敵ヘラによって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルクと再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー、そして宿敵であるロキも仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

ツッコミどころ満載!そこが楽しい!

小物感あふれる息子に追放されちゃう神オーディンのしょぼさ!

結局は今回も家族内のゴタゴタだったのに住処を灰にされちゃうアスガルドの民たち!もういっそ王家を見限ってもいいと思うの!

公式動画で、昔話風の可愛らしいのを発見したので貼っておきます(笑)

これで大体の事が分かるよ!

「まるで統一感のない仲間」とか(笑)

ちびぞう的・見どころその1

ロキちゃんが可愛い。

前作でやりたい放題してその魅力を開花させていたロキちゃんですが、今回も涼しい顔で適当に生きています(笑)

一応は神様なんだけど、この兄弟は神々しさが回を増すごとに減っていきますね(笑)

そこはファン的に寂しく思う部分でもあり、「ロキちゃんの小物感がたまらない」というちびぞうのツボを押さえてくる部分でもあります!

シリーズを通して段々丸くなってきたロキちゃんは、兄と一緒に戦ってくれたりします。

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその1

蛇が嫌いだと知りながら蛇の姿で現れたロキに「俺だよーん!」と悪戯された当時8歳の思い出を語るソーさん。

仲良しだな!!

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその2

「助けて作戦」に嫌々付き合ってあげる。ロキがケガ人のフリをして、ソーにもたれ運ばれながら「誰か助けてくれー!!」と叫びながら敵のまっただ中に突撃。そして不意をついて敵へロキちゃんの体をぶん投げるというめちゃくちゃな作戦。昔からよくやっていて、成功率は100%らしい。

本当に仲良しだよね!!!

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその3

闘技場に現れたハルクに怯えた顔を見せる。

アベンジャーズの時に滅多打ちされたのがトラウマになっているとか?

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその4

ハルクにソーがぶん殴られたところで「ヨッシャア!!!」と歓喜の声を上げる。

お兄ちゃんの事大好きで大嫌いだよね(笑)

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその5

「お前はお前の世界で生きろ」とソーに言われて、二人の道は分かれたように見えた。けれども結局は故郷を救いに来ちゃう!!

アスガルドが憎くてたまらないけどほっとけないんだよね(笑)

・・・といった感じで今回もロキちゃんが本当にツンデレかわいかった。序盤で人間界に行った時の黒一色のスーツ姿や、ストレンジさんにいいように扱われてしまうところも楽しいのでぜひ注目して欲しい!

「ずっと落ち続けていたんだぞ!30分間も!!!」

出演者のところにカメオ出演の役者さんも書きましたが、ロキちゃんがオーディンにすり替わってやらせていた劇のメンバーが豪華すぎてやばい。アスガルドの役者でも一級の人たちに演じさせたい、というところから、あの配役になったようです(笑)

それにしてもマット・デイモンの顔は見慣れていると思ってたけど全く気付かなかった(笑)

ちびぞう的見どころその2

ヘラ様がお美しい!

うつくしヴィラン決定戦があったら、1,2を争う美しさ!特に髪の毛を降ろしているところ!

女戦士ヴァルキリーとヘラの戦いを回想するシーンはまさに絵画のような映像で、見惚れてしまう。

ケイト・ブランシェットさんは大好きな女優さんだったので私得すぎました。それに普段彼女はブロンドなので、黒髪でダークなメイクを見れるのも楽しくて嬉しいところ。

そんな彼女はソーの無敵のハンマー「ムジョルニア」を握りつぶして破壊してしまうほどの力の持ち主。そんな彼女をいかにして倒すのか!?というところも、見どころですね!

アベンジャーズとの関わり

  • ソーさんは地球で戦ったあと、インフィニティ・ストーンを探しに宇宙へ行っていたらしい
  • ソーとロキが地球へ降り立った時、ドクター・ストレンジがロキを魔術でどこかへ飛ばしソーを誘い出す(このシーンは『ドクター・ストレンジ』のエンディング中で出てきます!)。そしてソーをオーディンのいるノルウェーへといざなう。
  • ソーが迷い込んだ惑星サカールには『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で姿を消したハルクが二年近く住み着いていた
  • エンドロール中に地球へ向かうアスガルド民一行の前に巨大な船が現れる(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がる??)

まとめ

だーいぶコミカルでポップさが増してきた、バトルロイヤルでした。ストーリーはあんまりないので深く考えなくていいです。結局いつものお家芸です。

多分、これで1作目から見返したりしたらだいぶ雰囲気が違ったりするんだろうなぁ。

アベンジャーズが「ザ・お祭り映画」なので、それに合わせて派手に、エンタメに、変化していってるんでしょうね。

雰囲気の変化やキャラの性格の変化については賛否両論な部分だと思いますが、ちびぞう的にはロキちゃんが可愛ければ何でもいい、というのがソーシリーズに対する最終見解(?)なので、十二分に楽しめましたよ!というところで。感想を終わりにしたいと思います。

あ!あと一つだけ気になったというかこれはちょっと微妙だなと思った変化。

「ハルクの知能が上がっている」という点ですねー・・・。

まぁ、ソーが神様なのに神様っぽくない感じになってきているのと同じでハルクもだんだん変化しているのかもしれませんが。ハルクの強さは段違いだと思うので、何かマイナス点をつけないとただの最強戦士になってしまうと思うんですよ!

そして今まで彼についていたマイナス点こそが「誰にも制御できない・敵味方関係なしに暴れまくる怒りの男」という部分と「本来のブルース・バーナードという人格が制御しようと頑張る」という部分。これがあったから、なんとかハルク無双にならずに済んでいたというかね・・・。

今後、ハルクが敵味方の判別をして好きな時に出てきて戦えるようになってしまうと、パワーバランスが一気に偏りそうで怖いです。まぁあんまり深く考えずに観るシリーズなのかもしれないですが。

落書きファンイラスト

今回もブレランに引き続きちょちょっと描いたちびぞうの絵を載せます。

ロキちゃんに一番愛があるはずなのに似ない・・・

ちょっとだけのつもりが長くなってしまいました!以上で終わり!ちびぞうでした!

最後まで読んで頂き感謝感謝です!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

南の島の大冒険!映画『モアナと伝説の海』ネタバレ&感想

海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ。

【画像引用元:映画.com】

アナ雪のロングランと印象の強さで、アナ雪の次の作品がこれかと勘違いしそうになりましたが、違いましたねー。ズートピアなんかもありましたね!

正直あまり興味はなかったので、DVDにてレンタルで鑑賞しました。

【映画情報】

【原題】Moana
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
【脚本】ジャレッド・ブッシュ
【製作】オスナット・シューラ―
【製作総指揮】ジョン・ラセター
【音楽】マーク・マンシーナ
【オリジナルソング】リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
【声の出演([]内は役名)】

  • アウリイ・クラヴァーリョ(屋比久知奈)[モアナ・ワイアリキ]
  • ルイーズ・ブッシュ(竹野谷咲)[ベビー・モアナ]
  • ドウェイン・ジョンソン(尾上松也)[マウイ]
  • テムエラ・モリソン、歌:クリストファー・ジャクソン(安崎求)[トゥイ・ワイアリキ]
  • ニコール・シャージンガー(中村千絵)[シーナ・ワイアリキ]
  • レイチェル・ハウス(夏木マリ)[タラ]
  • ジェマイン・クレメント(ROLLY)[タマトア]
  • アラン・テュディック(多田野曜平)[ヘイヘイ]

【公開日(日本)】2017年3月10日
【上映時間】107分
【配給】ディズニー
【IMDB】7.6/10.0  (およそ158,000人の評価)

【あらすじ】

かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。

【感想】

☆2.7/5.0

まぁまぁ面白い!というかディズニーは基本外れる事がないので、ディズニーと言うだけである程度の面白さはすでに保証されているようなものなんですよねー・・・。面白くて当たり前!という印象から更にぶっちぎるような感覚は、あまりなかったので、ディズニー作品としては無難なところかな?と思います。

今作の舞台は?

南太平洋、ポリネシアの方が舞台です。ディズニーのアジア系のアニメは『ポカホンタス』や『リロ・アンド・スティッチ』がありますが、ポカホンタスはアメリカが舞台なので、ハワイが舞台のリロ~の方が近いですね。

ポリネシアってどのへんのことなの?という方のために図を用意しました(笑)

おおよそこの辺りかなぁ、というざっくりした地図です(笑)

ニュージーランド近辺の島から、ハワイ、そしてイースター島近辺を三角で囲んだあたりがポリネシアと言うらしいですよ!

主人公がもはや恋をしない!

時代に合わせてヒロインの性格や、どんな冒険をするかなども変化していっているディズニー。

最近は、王子様と恋をするよりも「自分は何者なのか、どこまで行けるのか?どんな新しい自分を見つけられるのか」といった内容の物が増えてきています。アナ雪はかろうじてアナが恋をしていましたが、ズートピアは恋と言うよりはどちらかというと異種間での信頼関係を描いていますもんね。

今作、モアナも恋はしません。一緒に冒険するのは、王子とは程遠い見た目のムキムキマッチョのタトゥーマンです。ノン王子様、ノンラブです。

だからと言ってつまらなくはないです。「海」と「航海」を自分の宿命と進むべき道に例えて、非常に分かりやすい形でテーマを表現していると思います。

マウイの魅力

毎度のことながら曲が素晴らしいんですが、今回は”人であり海の神”マウイの歌う「俺のおかげさ」が楽しくて・・・。脳内で勝手に鳴り響いて困ってしまいました(笑)

このマウイ、オリジナル版では声優がドウェイン・ジョンソンなんですね!!

ドウェイン・ジョンソンと言えば、ポリネシアンを先祖に持つということで、『ワイルド・スピード ICE BREAK』でもハカを披露していましたよね!

納得の配役すぎる・・・というか「この人歌えるんだ!」と大興奮でオリジナル版も聞いてみました。

こっちもなかなか良い(笑)

ドウェイン・ジョンソンのファンもきっと彼の歌声にニヤっとするはず!

このマウイというキャラクターは一見明るくて頼もしい人物なんですが、少し可哀想な生い立ちのようで、実は弱いところを明るく振る舞って隠しているだけなのでは・・・と思ってしまいましたね。人間の為と行動することで自分の孤独を和らげようとしているかのような。

とても魅力的で深いキャラクターだなぁと思っていたら、実は当初は「モアナではなくマウイが主人公の予定だった」!!らしいんです!

マウイが主役の方でも面白くなっただろうなぁ、そっちをむしろ観たかった(笑)

まとめ

魅力的なキャラクターと歌、アニメーション(特にマウイの体に描かれたタトゥーが好き勝手動き回るアニメーションが可愛い)、美しすぎる海のCG・・・。

どれをとっても素敵なんですが、若干ね。「本当の自分を見つけよう!自分の本当にしたいことをやろう!」みたいなメッセージ性が最近多くて、飽き気味と言ってしまえばそうなんですよね・・・。

時代の流れがそうなんだろうけども、少し違った作風のものも、また観てみたいなぁ、と思う。そんな一本でした。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ

カテゴリー
ま行

正統派SFアクション!映画『マイノリティ・リポート』感想&ネタバレ

人は信じるものを自ら選ぶのではなく、選ばれるのだ。

かーなり昔に観た記憶はあるんですが、全く覚えていなかったのでテレビで再放送していたのを家族と鑑賞、テレビ版は30分ほどカットされているようだったので改めてDVDで見直してみました~。

特別編はなんとディスクが2枚!!!(笑)2枚目は特典映像らしいですねー。豪華です。

SF映画もアクションもついでにトム・クルーズの映画もあまり好きなものが多くない私なので、年月が経ってから見直すと果たしてどういう感想になるのか。

カテゴリー
ま行

この映画の『メッセージ』をどう受け止めますか?感想&ネタバレ

あなたの物語のはじまりは、この日だった――

『プリズナーズ』『複製された男』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作(2017年現在)です!

『プリズナーズ』は結構好きな作品ですし、『複製された男』も嫌いではないのでひそかに気になっていました!しかも松竹に努める映画仲間から「オススメだよ」と言われていたので期待値も高めでした。

原作は短編集のうちの一編だそうですね。未読です。

先が読めない!異色のサスペンス映画『プリズナーズ』ネタバレ&感想【前編】

↑こちらも合わせてどうぞ