「車は空を飛ばないよ―――」
ワイスピ見直そうの回も遂に7作目。最新作のアイスブレイクまで追いついてしまいました。寂しい。
今作でキャラの入れ替えが若干あります。
OUT→ジゼル、ハン
IN→デッカード・ショウ、ミスター・ノーバディ
今までのシリーズで活躍していたハンとその彼女ジゼルがいなくなり、4人目のハゲであるジェイソン・ステイサムとちびぞうの大好きなカート・ラッセルが参入!
秘密組織のエージェントが加わる事で、スパイムービーっぽさが際立ってきています。
アイスブレイクからの「最終章三部作」が始まる前の、ターニングポイントともなる今作。
完成前に亡くなってしまったブライアン役のポール・ウォーカーにも、注目していただきたい。(撮り終えていないシーンは彼の実の弟であるコディ・ウォーカーが代役となって撮影したそうです)
【映画情報】
【原題】Furious Seven
【制作国】アメリカ
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、ビン・ディーゼル、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント、クリス・モーガン
【キャラクター設定】ゲイリー・スコット・トンプソン
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】ビル・ブルゼスキー
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、ディラン・ハイスミス、カーク・モッリ、リー・フォルサム・ボイド
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】
- ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
- ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
- ジェイソン・ステイサム[デッカード・ショウ]
- ミシェル・ロドリゲス[レティ・オルティス]
- ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
- タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
- クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
- ドウェイン・ジョンソン[ルーク・ホブス捜査官]
- ミスター・ノーバディ[カート・ラッセル]
- ナタリー・エマニュエル[ラムジー]
- エルザ・パタキー[エレナ・べネス]
- ガル・ガドット[ジゼル・ヤシャール]
- ルーク・エバンス[オーウェン・ショウ]
- トニー・ジャー[キエット]
- ジャイモン・フンス―[ジャカンデ]
- サン・カン[ハン・ソウルオー]
【公開日(日本)】2015年4月17日
【上映時間】138分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】レティ復活!映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』ネタバレ&感想
【次作】ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想
【IMDB】/10.0 (およそ人の評価)
【あらすじ】
オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていたドミニクたちの前に、オーウェンの兄デッカード・ショウが弟の仇を討つべく現われる。元特殊部隊の暗殺者で一国の軍隊に匹敵するほどの力を誇るデッカードは、東京にいるドミニクたちの仲間を襲撃。大切な仲間を奪われたドミニクたちは、圧倒的な強さを誇るデッカードに決死の戦いを挑む。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.7/5.0
見どころは、空を飛ぶ車。
正しくはスカイダイビングを車でしたり、超高層ビルのビルからビルへ暴走する車で飛び移ったりと落下する感じなんですが、まさしく絵面は「空飛ぶ車」!
おおまかなストーリー
今作の敵は前作のユーロミッションで倒したオーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウ。
弟の復讐として東京にいるハンを殺害、その次はホブスが狙われ、病院送りにされてしまう。
レティは記憶が取り戻せないことに思い悩み、ドムから去ってしまう。
「ジャック」という息子が生まれ幸せな暮らしをしていたブライアンとミアがドムの元へ遊びに来ると、ミアは「二人目の赤ちゃんを妊娠しているがブライアンは平穏な暮らしより銃を恋しがっている、人生に絶望させたくない」と妊娠していることを伝えられない、という話をドムにする。
するとそこへ爆弾が届き、爆発。ドムはファミリーの命がデッカードによって狙われているとホブスから聞き、知る。
デッカード・ショウを倒すため、秘密組織を束ねる謎の男”ミスター・ノーバディ”の依頼を飲むドム。
”ゴッドアイ”という世界中のあらゆるカメラ、音声データに瞬時に入り込めると言う超ハイテクなハッキング装置があれば「デッカードの居場所がすぐに分かる」ということでゴッドアイの作者ラムジーを誘拐したジャカンディというテロリストから彼女を奪還しろという作戦を受ける。
ミスター・ノーバディにより再び集まるファミリー。
ドムとデッカードが車で正面衝突したり(2回目はパイプで殴り合う)車でダイビングしたり高層ビルの間を車で移動したり、ムキムキな警備の女とレティの肉弾戦があったりローマンがヘタレまくっていたりガトリングガンを積んだ装甲車と戦ったりヘリに車で突撃したりと色々あった最後にドムは戦いで心停止状態に。
駆け寄り、涙を流して「まだ死ぬのは許さない」と言うレティはそこで完全に記憶を取り戻し、ドムも意識が戻り命を取り留めます。
デッカードを無事に逮捕し、ジャカンディも倒したファミリー。
海でまったりと過ごしながら、波打ち際ではしゃぐブライアンとミア、その息子ジャックの姿を眺め、「前とは違って来た」と言うテズ。ドムはブライアン達の元からそっと去ろうとします。
一人走るドムの隣にブライアンの車が並び、視線を交わした後「永遠に兄弟だ」と言って別々の道へ進んでいく二台。
最後に「ポールへ捧ぐ」と出て、映画は終わり。
ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント
- ジェイソン・ステイサムが全力で悪役をしている
- 注目アイテムは”ゴッドアイ(神の目)”というハッキング装置
- レティの記憶が完全に戻る!!
- ブライアンを演じてきたポールへの追悼作
- SKYならではの空中を舞う車が見れる
こんな感じですね。
感想まとめ
内容はどうあれ(というか毎回あんまりストーリーには期待してないので)、車を使いまくり破壊しまくりのアクションシーンの見応えがすごいです。高級車の破壊が毎回すごいなぁ・・・
レティファンには嬉しい彼女のアクションシーンもたっぷり!
そういえば今作でホブスさんはガトリングガンを持って撃つ、というまさに人間離れしたアクション?を見せてくれます。脳筋極めてモンスター化した感じですかね(笑)
レティの記憶もようやく戻って、ブライアンも平穏な生活に戻り、次作からは完全にドムを主人公としたお話になる感じですね。
というか、まさか今までの主役を担って来たブライアン役のポール・ウォーカーが事故で亡くなるなんて誰も予期していなかったことだと思うので・・・今作は「追悼作」という特別感も若干あると思います。
今まで、ワイスピを愛してきた人からしたらあのラストは本当に涙腺崩壊モノだったでしょう。
ちびぞうもそんなに古いファンでもないのに泣いてしまいました。
見返して思ったのは、ジャックとその妹が成長してまたファミリーの一員となる・・・!という感じの話にして新進気鋭の役者さんをお迎えしたらなんとかシリーズを続けて行けるのでは・・・?という無理のあるファンの希望(笑)
まぁ、最終章がアイスブレイクからの三部作、と決まっているようなので、ジャックが大人になってワイスピシリーズの顔になるなんて展開は難しいと思いますが。
寂しいな、色んな意味で寂しい、七作目となりました。
故ポール・ウォーカーのご冥福を心からお祈りいたします。