カテゴリー
わ行

ポール・ウォーカー追悼作。映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』ネタバレ&感想

「車は空を飛ばないよ―――」

ワイスピ見直そうの回も遂に7作目。最新作のアイスブレイクまで追いついてしまいました。寂しい。

今作でキャラの入れ替えが若干あります。

OUT→ジゼル、ハン
IN→デッカード・ショウ、ミスター・ノーバディ

今までのシリーズで活躍していたハンとその彼女ジゼルがいなくなり、4人目のハゲであるジェイソン・ステイサムとちびぞうの大好きなカート・ラッセルが参入!

秘密組織のエージェントが加わる事で、スパイムービーっぽさが際立ってきています。

アイスブレイクからの「最終章三部作」が始まる前の、ターニングポイントともなる今作。

完成前に亡くなってしまったブライアン役のポール・ウォーカーにも、注目していただきたい。(撮り終えていないシーンは彼の実の弟であるコディ・ウォーカーが代役となって撮影したそうです)

【映画情報】

【原題】Furious Seven
【制作国】アメリカ
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、ビン・ディーゼル、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント、クリス・モーガン
【キャラクター設定】ゲイリー・スコット・トンプソン
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】ビル・ブルゼスキー
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、ディラン・ハイスミス、カーク・モッリ、リー・フォルサム・ボイド
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ジェイソン・ステイサム[デッカード・ショウ]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ・オルティス]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • ドウェイン・ジョンソン[ルーク・ホブス捜査官]
  • ミスター・ノーバディ[カート・ラッセル]
  • ナタリー・エマニュエル[ラムジー]
  • エルザ・パタキー[エレナ・べネス]
  • ガル・ガドット[ジゼル・ヤシャール]
  • ルーク・エバンス[オーウェン・ショウ]
  • トニー・ジャー[キエット]
  • ジャイモン・フンス―[ジャカンデ]
  • サン・カン[ハン・ソウルオー]

【公開日(日本)】2015年4月17日
【上映時間】138分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】レティ復活!映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』ネタバレ&感想
【次作】ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていたドミニクたちの前に、オーウェンの兄デッカード・ショウが弟の仇を討つべく現われる。元特殊部隊の暗殺者で一国の軍隊に匹敵するほどの力を誇るデッカードは、東京にいるドミニクたちの仲間を襲撃。大切な仲間を奪われたドミニクたちは、圧倒的な強さを誇るデッカードに決死の戦いを挑む。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

見どころは、空を飛ぶ車。

正しくはスカイダイビングを車でしたり、超高層ビルのビルからビルへ暴走する車で飛び移ったりと落下する感じなんですが、まさしく絵面は「空飛ぶ車」!

おおまかなストーリー

今作の敵は前作のユーロミッションで倒したオーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウ。

弟の復讐として東京にいるハンを殺害、その次はホブスが狙われ、病院送りにされてしまう。

レティは記憶が取り戻せないことに思い悩み、ドムから去ってしまう。

「ジャック」という息子が生まれ幸せな暮らしをしていたブライアンとミアがドムの元へ遊びに来ると、ミアは「二人目の赤ちゃんを妊娠しているがブライアンは平穏な暮らしより銃を恋しがっている、人生に絶望させたくない」と妊娠していることを伝えられない、という話をドムにする。

するとそこへ爆弾が届き、爆発。ドムはファミリーの命がデッカードによって狙われているとホブスから聞き、知る。

デッカード・ショウを倒すため、秘密組織を束ねる謎の男”ミスター・ノーバディ”の依頼を飲むドム。

”ゴッドアイ”という世界中のあらゆるカメラ、音声データに瞬時に入り込めると言う超ハイテクなハッキング装置があれば「デッカードの居場所がすぐに分かる」ということでゴッドアイの作者ラムジーを誘拐したジャカンディというテロリストから彼女を奪還しろという作戦を受ける。

ミスター・ノーバディにより再び集まるファミリー。

ドムとデッカードが車で正面衝突したり(2回目はパイプで殴り合う)車でダイビングしたり高層ビルの間を車で移動したり、ムキムキな警備の女とレティの肉弾戦があったりローマンがヘタレまくっていたりガトリングガンを積んだ装甲車と戦ったりヘリに車で突撃したりと色々あった最後にドムは戦いで心停止状態に。

駆け寄り、涙を流して「まだ死ぬのは許さない」と言うレティはそこで完全に記憶を取り戻し、ドムも意識が戻り命を取り留めます。

デッカードを無事に逮捕し、ジャカンディも倒したファミリー。

海でまったりと過ごしながら、波打ち際ではしゃぐブライアンとミア、その息子ジャックの姿を眺め、「前とは違って来た」と言うテズ。ドムはブライアン達の元からそっと去ろうとします。

一人走るドムの隣にブライアンの車が並び、視線を交わした後「永遠に兄弟だ」と言って別々の道へ進んでいく二台。

最後に「ポールへ捧ぐ」と出て、映画は終わり。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ジェイソン・ステイサムが全力で悪役をしている
  • 注目アイテムは”ゴッドアイ(神の目)”というハッキング装置
  • レティの記憶が完全に戻る!!
  • ブライアンを演じてきたポールへの追悼作
  • SKYならではの空中を舞う車が見れる

こんな感じですね。

感想まとめ

内容はどうあれ(というか毎回あんまりストーリーには期待してないので)、車を使いまくり破壊しまくりのアクションシーンの見応えがすごいです。高級車の破壊が毎回すごいなぁ・・・

レティファンには嬉しい彼女のアクションシーンもたっぷり!

そういえば今作でホブスさんはガトリングガンを持って撃つ、というまさに人間離れしたアクション?を見せてくれます。脳筋極めてモンスター化した感じですかね(笑)

レティの記憶もようやく戻って、ブライアンも平穏な生活に戻り、次作からは完全にドムを主人公としたお話になる感じですね。

というか、まさか今までの主役を担って来たブライアン役のポール・ウォーカーが事故で亡くなるなんて誰も予期していなかったことだと思うので・・・今作は「追悼作」という特別感も若干あると思います。

今まで、ワイスピを愛してきた人からしたらあのラストは本当に涙腺崩壊モノだったでしょう。

ちびぞうもそんなに古いファンでもないのに泣いてしまいました。

見返して思ったのは、ジャックとその妹が成長してまたファミリーの一員となる・・・!という感じの話にして新進気鋭の役者さんをお迎えしたらなんとかシリーズを続けて行けるのでは・・・?という無理のあるファンの希望(笑)

まぁ、最終章がアイスブレイクからの三部作、と決まっているようなので、ジャックが大人になってワイスピシリーズの顔になるなんて展開は難しいと思いますが。

寂しいな、色んな意味で寂しい、七作目となりました。

 

 

故ポール・ウォーカーのご冥福を心からお祈りいたします。

 

 


 

にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
か行

珠玉のミュージカル映画!『グレイテスト・ショーマン』ネタバレ&感想

”勇気がある 傷もある これが私”

ちびぞうはミュージカル映画は苦手だと何度も書いてきましたが、段々ミュージカルというものに対する違和感だったり恥ずかしさだったりというのが消えてきました。
最近よく観ているミュージカル映画が相当に面白い、というのもあると思うんですけど、特にミュージカル映画には区分されないはずの『地獄愛』『シェイプ・オブ・ウォーター』などでもヒロインが突然歌いだす場面が使われたりしていて、”そういう手法”に慣れてきたというのもありますね。

殺人鬼カップルを描いた問題作『地獄愛』ネタバレ&感想

モンスターと恋しよう。映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ&感想

さて、今作も予告編を観て恋した作品の一つ。

『ラ・ラ・ランド』の音楽チームが手掛けているということで、期待も大きかったです。

賛否両論!?ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』ネタバレ無し感想

パンフレットはこんな感じ。

あれ、20世紀フォックスさんおなじみのこのデザイン↓

ではないんですねー。同じ配給会社でも劇場公開する規模によってパンフのデザインも変わるということなんでしょうか。初めて気付きました(笑)

ちなみに裏面はこんな感じ。

美しいイラストにラメ質の紙、そこに金の箔押しとかなり豪華なデザイン。大きさもA4ほど。38ページで税抜き667円。ま、まぁまぁふつう。

楽曲や歌詞などの紹介ページがあり、これ系の作品によくある感じの中身です。

【映画情報】

【原題】The Greatest Showman
【制作国】アメリカ
【監督】マイケル・グレイシー
【脚本】ジェニー・ビックス、ビル・コンドン
【原案】ジェニー・ビックス
【製作】ローレンス・マーク、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング
【製作総指揮】トニア・デイヴィス、ドナルド・J・リー・ジュニア
【撮影監督】シェイマス・マッガーヴェイ
【プロダクション・デザイナー】ネイサン・クロウリー
【衣装デザイナー】エレン・マイロニック
【編集】ジョー・ハッシング
【楽曲】ベンジ・バセック、ジャスティン・ポール
【音楽】ジョン・デブニー
【出演([]内は役名)】

  • ヒュー・ジャックマン[P.T.バーナム]

  • ミシェル・ウィリアムズ[チャリティ・バーナム]

  • ザック・エフロン[フィリップ・カーライル]

  • ゼンデイヤ[アン・ウィーラー]

  • レベッカ・ファーガソン[ジェニー・リンド]

  • キアラ・セトル[レティ・ルッツ]

  • ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世[W・D・ウィーラー]

【公開日(日本)】2018年2月16日
【上映時間】105分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】G
【IMDB】8.0/10.0  (およそ72,200人の評価)

【あらすじ】

貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.0/5.0

今作の感想はですねー、映画を観終わったあとの興奮を上手く文に出来ずにしばらく置いていたら「世間の批評家の方々はあまり褒めていない」という事実に色々と思うところも出てきて、”感想書くのが難しい系映画だな”という感じでちょっと放置してしまっていました(笑)

しかしちびぞうは一応、観終わった直後に簡単なメモという感じで書き散らしておいたので、そちらの濁りのない感想(散文)を載せときます!(笑)

『ラ・ラ・ランド』、『セッション』のデイミアン・チャゼル監督作かと思っていたら違っていた!音楽チームが『ラ・ラ・ランド』と同じなだけでした!

まさしく、これぞエンターテイメントというにふさわしい作品。

オープニングから圧巻だし、物語にも引き込まれて飽きずに観られる。

最近、観た『ショコラ』『ザ・シング』を思い出させる場面があった。

 

バーナムさんが「君たちの個性は素晴らしい」と言いながら本物の魅力に魅了され、さらなる成功へと欲が欲を呼んでいく感じが悲しい。

オペラ歌手の歌唱シーンは本当に最高で胸打たれるものだったけど、「本物」として見せられる実力が彼らの存在をやはり「偽物だ」と否定しているようで悲しくて涙が出た。

ラストシーンでの盛り上がりに欠けるかな?と思ったけどそうではなかった!

過去に『ハイスクール・ミュージカル』でザック・エフロンに騒いでいたちびぞうとしては、ヒュー・ジャックマンが「君に譲ろう」と言って帽子を渡すシーンはミュージカル俳優としての二人の関係を表しているようで号泣ものだった。ザックエフロンが舞台の中心で歌い始める場面はもう涙で滲んでスクリーンが良く見えなかったです(笑)

こんな感じ。この散文にほとんどの感想が詰め込まれていて、他に特に言う事ないかなって感じもしますね。

近しいものを感じた、黒人と白人の芸人コンビの映画『ショコラ』

黒人と白人の芸人コンビの一生。映画『ショコラ ~君がいて、僕がいる~』ネタバレ&感想

コアラが劇場で夢を見るCGアニメ映画『ザ・シング』の記事も貼っておきます!

映画『SING/シング』感想!ミニオンズのスタジオが贈るアニマル・ミュージカル!

ぶっちゃけると脚本はそんなに面白い、という感じでもなく。まぁまぁありがちな感じ。

しかしその隙を全て埋める楽曲と圧倒的パフォーマンスによってちびぞうを夢の世界へといざなってくれる最高にエンターテイメントな作品でした。まさに”グレイテスト・ショー”!!

最後にどうでもいい語り

昔何かのテレビで小人症の人が「見世物小屋が差別の温床として世間に認定され、よくないものとしてなくなっていくと、自分たちの働いていた場所もなくなってしまった」と言っているのを観たことがあったちびぞうは、”見世物小屋”というものがビジネスとして成り立っていた事自体に”障がいのある人やアウトサイダーを見世物にするのは非人道的!差別だ!”と声を上げるのはいかがなものかなという考えがあります。

人と違っているからと言って、その労働環境が過酷なもの(例えばやたらと低賃金だとか人権を無視した肉体的精神的暴力が蔓延しているとか)だった場合は、その雇い主がクソ人間な可能性はありますけども。しかし”見世物小屋”で見世物として働いている、ということそのものに”悪”はないと思うんですね。

アイドルが可愛さを売りにするのと同じ、芸人が笑いを取る才能を売りにするのと同じ、人の「奇妙なものを見たい」といった欲を満たす一種のその人々の個性は、立派な才能であり、彼らが誇りを持ってその場に出ていればそれは立派な仕事なんですよね。

難しいですよね。人は「美しい、綺麗」だとポジティブな言葉で称賛出来るものを”商品”として見ることに抵抗はないのに、「醜い、もしくは変わっている、奇妙だ」といったネガティブな言葉で表現するものに興味を示してしまう事を恥と考える(というか倫理的な問題なのかもしれませんが)ので。

しかし、世の中には「逆差別」という言葉も存在しています。正しいことを唱えるばかりに、アウトサイダーを守ろうと強く主張をするばかりに、逆に彼らを”腫れもののように”扱ってしまう。そのこと自体が彼らを生きにくくさせてしまうという、本当に皮肉なことです。

 

今作の映画の主人公であるバーナム氏は人間として誠実かと言えばそうではないし、決して褒められたような人間ではないけども、成功や夢を追うという欲に、金に忠実であり、そしてビジネスの可能性を広げる才能が確かにあった。

彼が見つけた個性たちが”家”として自分たちの姿を披露していたあの場所は、決して差別の温床などではなく、彼らが誇りを持って仕事をする、唯一の”居場所”だったんだと思います。

まとめ

オープニングや、ラストシーンの曲、途中で歌われる「this is me」「never enough」などなど、覚えやすくて口ずさみたくなる楽曲がたくさん。間違いなくサントラが買いたくなる映画です。

ネットで見つけたこのワークショップセッションの動画が最高に泣けるので、ぜひ皆さんも一度観てみてください!キアラ・セトルという歌手のレベルの高さ、表現力の豊かさが分かりますよ!!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
あ行

女性同士の恋愛を描いた映画『アンダー・ハー・マウス』ネタバレ&感想

”愛は縛れない”

ちょくちょくLGBT関連の映画も観ているちびぞうです。今回は女性同士の恋愛を描いた作品。

レズビアンやトランスジェンダーの映画と言えば『ボーイズ・ドント・クライ』『アデル、ブルーは熱い色』『キャロル』などありますねー。ちびぞうはそれ系の作品ならば海外ドラマの『Lの世界』が一番のお気に入りです!

視線で恋する女性同士の青春ラブ映画『アデル、ブルーは熱い色』ネタバレなし感想

主演は、ユニセックスな見た目で女性ながら初の男性モデルをこなしたことでも注目されている「VOGUE」や「ELLE」のモデル、エリカ・リンダ―若かりし日のエドワード・ファーロング、亡きリヴァー・フェニックスなんかによく雰囲気が似ている超絶イケメンな女優さんです。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Below Her Mouth
【制作国】カナダ
【監督】エイプリル・マレン
【脚本】ステファニー・ファブリッツィ
【製作】メリッサ・コフラン
【撮影】マヤ・バンコビック
【美術】フェイ・マレン
【衣装】ゼイナ・エスメイル
【編集】ミシェル・シェンバーグ
【音楽】ノイア
【出演([]内は役名)】

  • エリカ・リンダ―[ダラス]
  • ナタリー・クリル[ジャスミン]
  • セバスチャン・ピゴット[ライル]
  • メイコ・ニュイエン

【公開日(日本)】2017年10月7日
【上映時間】92分
【配給】シンカ
【映倫区分】R18+
【IMDB】5.6/10.0  (およそ4,520人の評価)

【あらすじ】

心身ともにたくましく、昼間は大工として働くダラスは、夜ごと違う女性と関係を持つという奔放な日常を送りながら、自身の居場所を探していた。ある週末の夜、ダラスはバーの片隅で、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミンと出会う。情熱的に絡み合い、お互いの愛を確かめ合った2人の時間は永遠のものと思われた。しかし、ジャスミンには結婚を約束した男性がおり、その男性の存在が、ダラスとジャスミンの行く末を遮る大きな障壁となる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.4/5.0

んんんんんんー!こ、これは「普通に面白い」よりちょっぴり下な感じ…

主演のダラスを演じるエリカ・リンダ―は本当にイケメンなのですが…脚本と演出がちょっと…

おおまかなストーリー

あらすじ読んでもらったらあとは特に書くことないなって感じなんですが。

基本的に、ストレートのカップル(婚約中で同棲中)の彼女の方(ジャスミン)をダラスが寝取る形になります。

で、彼氏が仕事の都合で何日か家を空けている間に二人の愛は燃え上がり、あと少しで彼が帰ってくるのよ、というタイミングでもその彼氏とのおうちのバスルームで行為に及ぶ…

そこへ帰ってきた彼氏が鉢合わせ!浮気現場を目撃されてダラスとの関係は破綻。

彼に「別れて来い」と言われて別れるジャスミンとダラスですが…

最終的に彼氏とやり直そうと努力はしたものの、ジャスミンの心からダラスを消すことは出来ず。

ラストシーンは海辺でコーヒー片手に逢瀬する二人のシーンで、

ジャスミン「同僚にあなたのことを話したわ」
ダラス「何を?」
ジャスミン「全てを」

というやりとりをして、映画は終了。

これ系の映画には珍しい、ハッピーエンドです。

どこが微妙だったのか?

一番に思うのは監督がレズビアンの世界を「リアルに描きたい」と言っていたにも関わらず、そこに本当にリアルさはあったのか?という点。どうしても、観客の多くを占めるであろうストレート(特に男性)の人たちの視線を意識して作られていると思うんです。

  • エロシーンの無駄な多さ
    考えてみてもください。普通の男女の恋愛ものなら、数分間に及ぶ性行為のシーンを3回も4回も挟みますかね?いやいや、ポルノじゃないんだからちょっとしつこいよ…と思ったのが正直な感想。
  • ジャスミンに潜在的なビアンの素質があったと匂わせる演出
    オープニングで、ジャスミンが彼氏の爪にマニキュアを塗って怒られる、という場面があります。これは無意識に恋人に女性的なものを求めている、という事の暗喩だと思われます。更に、ダラスに対し「ジャスミンはかつて幼いころに女友達とキスをしてイチャ付いた事があり、その場面を母親に目撃され激怒されてその女友達とは2度と会えないようにされてしまった。その後は男性と付き合え、としつこく言われてその通りにした…」と過去を語るシーンまであります。
    これらはまさに、「ジャスミンには”元々”ビアンの素質があった」と匂わせると同時に「普通の女が突然ビアンに落ちるはずはない」と観客を安心させるための演出だなとちびぞうは感じました。いや、別にストレートの女性が突然素敵な女性に恋することだってあるかもしれないじゃないですか!元々そのケがあったって匂わすというか、同性に恋することに理由が必要だって思ってるところがもうね、なんか残念なんですよね。(理由があった方が分かりやすいのはあるかもだけど。男女の恋愛で”私は昔から男の人が気になってて…”なんて説明が必要ないのと同じで、余計な演出だと思うんですよね)

以上が一番気になったところ!

それと主人公がビアンだという点を抜いて考えると(普通に男女モノとして見ると)、ただ浮気相手に走るだけ、みたいな単純な脚本も気になりましたね。。

まとめ

エリカ・リンダ―のユニセックスな魅力を堪能しよう!

とそれくらいですね!

こういう映画をお好きな方には毎度オススメしている海外ドラマ『Lの世界』を今回もオススメしておきます!!(笑)

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com / IMDB

カテゴリー
さ行

モンスターと恋しよう。映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ&感想

”彼を助けないんだったら―――

私たちだって、人間じゃないわ”

『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が贈る、異種族(モンスター)との恋。

もう劇場で予告編を観た時からちびぞうは劇中の主演二人に恋してしまいましてね…

「これは名作の予感!」と映画館に足を運ばずにはいられませんでした。

パンフレットはこんな感じ。

20世紀フォックスさんと一目で分かるようになってきました(笑)

表紙を飾るジェームズ・ジーンのイラストも最高・・・!!!

50ページで税抜き760円はホクホクです。内容もインタビューが充実していて良いですね~(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】The Shape of Water
【制作国】アメリカ
【監督/原案】ギレルモ・デル・トロ
【脚本】ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー
【製作】ギレルモ・デル・トロ、J・マイルズ・デイル
【撮影監督】ダン・ローストセン
【美術】ポール・オースタベリー
【編集】シドニー・ウォリンスキー
【音楽】アレクサンドル・デスプラ
【衣装】ルイス・ケセイラ
【出演([]内は役名)】

  • サリー・ホーキンス[イライザ]

  • マイケル・シャノン[ストイックランド]

  • リチャード・ジェンキンス[ジャイルズ]

  • ダグ・ジョーンズ[不思議な生き物]

  • マイケル・スタールバーグ[ホフストラー博士]

  • オクタヴィア・スペンサー[ゼルダ]

【公開日(日本)】2018年3月1日
【上映時間】123分
【配給】20世紀フォックス
【映倫区分】R15 +
【IMDB】7.7/10.0  (およそ101,100人の評価)
【劇中で登場する映画】『砂漠の女王(1960)』『恋愛候補生(1958)』

【あらすじ】

1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆4.1/5.0

 

いやぁ、こんな完璧に美しいおとぎ話が他にありますか???!

ないよね!!!(でも『シザーハンズ』も素晴らしいけどね!)

インテリアから小物から衣装からクリーチャーのデザインまでがため息が出るほどに美しくて芸術的で、監督のセンスをこれでもか!と味わうことが出来た至福の2時間でした・・・
色や音楽にもこだわっていて、本当に隙がないというか、隅々までが本当にオシャレ。

冴えない中年女性の主人公が映画館の上に住んでいるという設定も最高だし、主人公イライザを演じたサリー・ホーキンスの繊細で軽やかで踊るような演技も素晴らしい・・・さすが、監督が「この役は彼女にしかできない」と彼女のために脚本を当て書きしただけあります。
きっと監督のイメージを最大限引き出す演技を見せてくれたんだと思います。

おおまかなお話としては、「人魚姫」やティム・バートン監督の『シザーハンズ』やディズニーの『美女と野獣』に近しいものがありますね。

しかしそれらのファンタジーとは少し違っていて、スタンダードな異種族との愛を描き「むかしむかーしのお話だよ」とおとぎ話に見せつつ、実は私たちが生きる現代と非常に深くリンクしている・・・という側面があります。

もうこれ涙無しでは観られないよ!!!

おおまかなストーリー

ソ連との冷戦下のアメリカ、政府の極秘研究所が舞台。

そこの清掃員として働くイライザと、アマゾンの奥地で発見された”不思議な生き物”とが出会い、声なき交流を通して絆を深めていく。

研究者であるホフストラー博士は、「彼を宇宙へ送って宇宙開発でソ連より先んじよう」と提案するが、政府のお偉いさんは”生き物”を解剖して研究しろと決定してしまう。

解剖されてしまうと知ったイライザは、アパートの隣室に住む友人のジャイルズに「彼を一緒に助けよう」と頼み説得する。

ゲイのジャイルズは会社から追われ、好意を寄せていたカフェ店員から拒絶され失恋したことをきっかけに、イライザの計画を手伝う事を決意する。

その計画とは、監視カメラを動かし”彼”を搬入口へ運び、画家であるジャイルズが偽装したIDを使って搬入口へトラックで侵入、示し合わせたイライザと”彼”をトラックに積んで脱出させるというもの。

しかし、”彼”の警護役をしていたストイックランドに気付かれ、計画を邪魔されそうに!そこへホフストラー博士、清掃員仲間のゼルダが助け舟を出し、無事”彼”をイライザのアパートへ連れ出すことに成功。

イライザと”彼”は愛を深めていくが、彼は水と塩を入れただけのバスタブでは生きていくことが出来ない。雨の降る日に桟橋から彼を逃がそうと決めるイライザ。

しかし、ストイックランドも上司に脅され、死に物狂いで”彼”を逃がした犯人を捜す。解剖に反対していたホフストラー博士が裏でソ連と通じていることに気付いたストイックランドは、博士を拷問し「ただの清掃員がやった」と口を割らせる。

そこからゼルダの家に行き、ゼルダを恫喝、計画を知っていたゼルダの夫が「口がきけない女がラボから何かを盗んだんだ」と喋ってしまう。イライザの家に向かうストイックランド。危険を知らせるためイライザに電話をかけるゼルダ。

アパートが危ない!と知ったイライザはジャイルズと共に”彼”を車に乗せて桟橋へと急ぐ。ストイックランドが到着した時、アパートはもぬけの殻だったが、カレンダーに書かれた”雨、桟橋”というメモを見て桟橋へと追いかける。

桟橋に着いた3人が今まさに別れようとしているところでストイックランドも追って来て発砲。”彼”とイライザは致命傷を負ってしまう。しかし”彼”はまるで神のように銃弾の傷を治し復活、ストイックランドの喉を掻っ切って殺す。

死体となってしまったイライザを抱き海へと飛び込む”彼”。”彼”がイライザへ口付けすると、彼女の首にあった傷がエラのように開き彼女は息を吹き返す。

美しい光を放ちながら、海の中で抱き合った二人のシーンに、ジャイルズのモノローグが重なって映画は終わる。

ちびぞうが泣いたポイント

①イライザが、友人ジャイルズに「私と一緒に彼を助けて」と説得するシーン。

手話で必死に

「私を見て!私はなんなの?彼は人間の言葉が話せない。私と何が違うの」

「彼を助けないなら、私たちも人間ではない」

と伝えるイライザの言葉が本当に痛ましくて、切実で、泣かずにはいられなかった。

赤ちゃんの頃に喉を切りつけられた?という過去があり声帯が機能していない彼女は、きっと今までの人生、マイノリティとして他人に差別的な目で見られてきたんだろうな。

そんな自分と”彼”を重ねて、見た目や種族や言語なんか関係なく”彼”を”彼”のまま愛したんだろうなーと思うと。なんて優しくて温かい女性なんだろう、という気持ちになりましたね。こんな風に自分に周囲と違う部分があっても、そのままを見て愛してくれる相手に出会えるのは本当に幸せなことだ。

②ラストシーンでの”彼”とイライザの手話のやりとり

彼「”あなたと 私 一緒”」

イライザ「”違う、私とあなたは一緒じゃない”」

最高に切なくて泣けました。彼を生かすためには離れ離れにならなければいけない、というイライザの断腸の思いも、ここにきて突き放されてしまう”彼”のショックも、どちらも辛くて切ない。

”彼”も、顔が微妙に変化して悲しみや怒りを表現できるんですけど、その表情も本当に繊細。

その後の展開は悲しみも十分にあるけれど二人にとってはハッピーエンドで、温かな水の中でゆったりと漂うような心地よさがあって、ちびぞうの心もホッと温まりました。

いや、ほんと、胸がポワッとあったかくなって、そしてまた涙が出るそんな感じなんです・・・

まとめ

ギレルモ監督の映画は毎回追いかけてるわけではないですが、『パンズ・ラビリンス』は大好きだし、『クリムゾン・ピーク』も良かった。

今作は、今のところギレルモ監督の作品の中では一番好きな映画になりそうです。

パンフレットのインタビューで監督も言っていたけど『美女と野獣』でヒロインが美人だったり、野獣は最後に王子になったりするのは”外見は関係ない”というテーマに反する部分だと思っていたんですよね。そういう映画的な都合をまったく取り外して、ただただ「モンスターと恋する素朴な女性」を描いている、ファンタジーだけどリアルで、真実味があって、正直な映画だと思いました。

脇を固めるのもゲイや黒人女性、祖国を離れたロシア人といったマイノリティたち。

むかしむかしのおとぎ話、と言いながら、現代で生きづらいと感じているマイノリティたちに元気を与える”今”を描いた映画でもあると思います。

 

しかも、こういうメッセージ性の深い芸術的な映画でありながら、クスッと笑えるシーン、恐ろしく痛ましいシーンもちょこちょことあって、全体的にバランスが良い・・・。完璧です・・・。

 

あぁ、本当に幸せなハッピーエンドをありがとう監督!

元ネタになった『大アマゾンの半魚人(1954)』も観てみます!!

 

あ、最後に一言。

雰囲気ぶち壊しのボカシ、本当に要らなかったです。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
あ行

視線で恋する女性同士の青春ラブ映画『アデル、ブルーは熱い色』ネタバレなし感想

あの時から、生きることは歓びとなった―――。

こちらも、ちびぞうが過去に観た作品を記録しておこうのコーナー。

最近レンタルで『アンダー・ハー・マウス』を観たので、その記事に合わせてこちらも書いておくことにしました。

主演は『美しい人』や『イングロリアス・バスターズ』のレア・セドゥ。とっても美しいフランスの女優さんが、今回主人公を翻弄するビアンの女性を演じます。

監督は非常に名前が呼びづらいアブデラティフ・ケシシュ監督。チュニジアの人らしいです。

非常にオシャレで美しさのある本作。果たして内容は?

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 La vie d’Adele
【制作国】フランス
【監督】アブデラティフ・ケシシュ
【脚本】アブデラティフ・ケシシュ、ガーリア・ラクロワ
【原作】ジュリー・マロ「ブルーは熱い色」
【撮影】ソフィアン・エル・ファニ
【編集】ガーリア・ラクロワ、アルベルティーヌ・ラステラ、カミーユ・トゥブキ
ジャン=マリー・ランジェレ
【出演([]内は役名)】

  • アデル・エグザルコプロス[アデル]
  • レア・セドゥー[エマ]
  • サリム・ケシュシュ[サミール]
  • モナ・ベルラバン[リーズ]
  • ジェレミー・ラユルト[トマ]
  • アルマ・ホドロフスキー[ベアトリス]
  • バンジャマン・シクス―[アントワーヌ]

【公開日(日本)】2014年4月5日
【上映時間】179分
【配給】コムストック・グループ
【映倫区分】R18+
【IMDB】7.8/10.0  (およそ111,780人の評価)

【あらすじ】

文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになる。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていき……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.9/5.0

ながい!!!

まさか、3時間近くもあるなんて…。と思ったらこれドラマ映画だったんですねぇ、納得。

正直この内容でこの長さは苦痛でした。
雰囲気は良かった。

ホモセクシャルに比べレズビアンの社会進出は遅れていて、けれどもこの映画を観ていると少しずつ世界は変わってきているんだと感じました。
『ボーイズ・ドント・クライ』の世界ならば、間違いなくエマはその外見だけでダイク(当時レズビアンの蔑称として使われていた)と罵られ撃たれて死んでいたでしょうし。

さてさて、問題の内容についてですが、ちびぞうが良かったなー!と思えた点。

個人的に注目したのは冒頭で教師が生徒に読ませていた“視線による一目惚れは運命がさせるもの”というフレーズの『視線』の部分。この映画は全体的に顔のクローズアップが多く、序盤はその『視線』のやり取りで2人の女性の距離感の図り方や探り合い、戸惑いなどが非常に上手く描かれていると感じました。

レア・セドゥ扮するエマは自分がビアンであることに自信を持っており、家族にもカミングアウトし受け入れられていて夢もある。かたやアデルはまだ高校生で自分の性嗜好に悩む思春期真っ盛り、まだやりたいこともハッキリ決まっておらず親にも友達にもビアンであるとは打ち明けられない。
この2人の微妙な関係性の違いは先の展開に暗雲を漂わせていて良い感じ。

私はこの先をどう料理してくれるか楽しみにしていたけれど、思っていたよりビアンならではの葛藤の部分には触れられず不満もありました。浮気はもちろんアウトだけど、それは別としてLGBTの中でもゲイとバイには大きな壁があり、万が一アデルがバイであれば2人の間の溝はより一層深まっただろうなーと思うんです。そういう事(アデルがビアンなのかバイなのか)に神経を使っていただろうエマ側の葛藤も見たかったな。

後半の展開はもー普通のカップルでも成り立つような内容で説明の必要は無し。前半だけで終わってくれてたら…もしくは…あぁ凄くもどかしい!
ラストシーンも、画廊には彼女モデルの作品はなくても良かった。そして彼女に、『ここに私の居場所はない』と突き付ける感じでも十分だったな…。残念。

この監督がゲイかどうかは知らないけども“世の男性達がイメージする女性同士のセックス”って感じの美しすぎる濡れ場はほんとに必要なのか謎。

しまった!いいところを書いていたはずが結局、最終的には不満点でまとまってしまいました!!(笑)

まとめ

ちなみに調べてみるとやたらと性描写が過激!と書かれてましたが、そんなに過激だった記憶はないんですよね・・・劇場公開の時にだいぶ省かれたんですかね。

 

こういう作品に縁がない方は是非『Lの世界』をどうぞ。もう少しリアルでエグくてめんどくさいドロドロしたレズビアン達の日常を垣間見れます。

しかしアレだね!タチのイケてるビアンは何故か美容師だ芸術家だDJだなんだとアート系の職種設定が多いね!イメージなのか実際そうなのかは知らないけども!
オリジナリティ欲しいですね!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com

カテゴリー
わ行

ハンさん遂に東京へ!映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』ネタバレ&感想

「信頼できる奴が欲しい。人は付き合えば正体が分かる。それを知るためなら、車なんて安い」

はい、ワイスピ復習もようやく6作目のユーロミッションまで観終わりまして、ようやく時間軸がX3東京ドリフトに繋がりましたよ。ということで、正しい時間軸での3作目を鑑賞。

MAX、MEGA MAX、ユーロと3回に渡り「東京にでも行くかな」と匂わせてファン(というかちびぞう)を不安にさせていたハンさん。ついに東京へ渡ってしまったようです。

ちなみに立場的には主人公の高校生にドリフト走行を教える師匠的なポイントで活躍しています。もうほとんど主役!!!と言っても過言ではないですね!!

カメオ出演ですがラストにドムも出てきますよ!!

【映画情報】

【原題】The Fast and The Furious: Tokyo Drift
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ
【製作総指揮】クレイトン・タウンゼント
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】アイダ・ランダム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】フレッド・ラスキン、ケリー・マツモト
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ルーカス・ブラック[ショーン・ボズウェル]
  • ナタリー・ケリー[ニーラ]
  • バウ・ワウ[トウィンキー]
  • 千葉真一[カマタ]
  • ブライアン・ティー[D.K.(タカシ)]
  • サン・カン[ハン・ソウルオー]
  • ブライアン・グッドマン[ボズウェル少佐(ショーンの父)]
  • リンダ・ボイド[ミス・ボズウェル(ショーンの母)]
  • 北川景子[レイコ]
  • ジェイソン・トビン[アール]
  • オールデン・レイ[オールデン]
  • レオナルド・ナム[モリモト]
  • 妻夫木聡[スターター]
  • 真木よう子[ショーンの父の愛人]
  • KONISHIKI[熊の刺青の男]
  • 中川翔子[ゴスロリ(白)]
  • 矢野未希子[ゴスロリ(黒)]
  • 柴田理恵[高校の教師]
  • こんどうえみこ[高校の教師2]
  • ヴィン・ディーゼル[カメオ出演]

【公開日(日本)】2006年9月16日
【上映時間】104分
【配給】UIP
【前作】ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想
【次作】ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想
【IMDB】6.4/10.0  (およそ270人の評価)

【あらすじ】

カリフォルニアに住む高校生ショーンは、違法運転の常習犯。事故を起こし少年院行きを免れなくなった彼は、軍人の父を頼って日本に渡る。転校先で疎外感を覚える彼を熱くさせたのはやはり車。彼はドリフトレースの世界に足を踏み入れ、天才ドライバーD.K.との対決に挑む。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆1.5/5.0

ドリフト走行だらけの本作ですが、ニトロもちゃんと出てきますよ!

ちびぞう初見の感想はこんな感じ。

出ました、ツッコミどころしかない黒歴史。
「ワイスピ製作陣、ドリフトを学ぶの巻」

なんで作っちゃったの系続編ベスト5に入る逸材。
しかも私がこのあと好きになっていくハンをXXXというとんでもない間違いも犯しているのある。
許すまじ。許すまじ・・・。

唯一の見どころは妻夫木くんの「GO!」
これに一瞬救われた。笑

今作と、『トリプルX ネクストレベル』は「なんで作っちゃったの系続編ベスト5」の上位に食い込んでいますね。

いやもう、多分ハンのファンじゃなければ結構観るの苦行じゃないかなと思います。

ツッコミだらけのストーリー

まず主人公(ショーン)が明らかに高校生には見えないけど高校生っていう設定で始まるのが厳しい(笑)
しかもその高校にいる人たちみんな高校生に見えないし(笑)

ショーンに話しかけてきた女の子の彼氏(クレイ)がレース勝負を挑んでくるというスタート。

ショーンはドリフトが下手っぽい。

クレイが負けそうになったら車をぶつけてきて二台ともクラッシュ。クレイと彼女の親がお偉いさんだという理由で二人は無罪放免、ショーンは三度目の逮捕になるからもう街にはいられない。離婚した父親が住んでいる東京へ単身向かうことに!

どう見ても高校生じゃないショーンくんの日本の高校の制服姿がもはやコスプレ(笑)

そして日本で高校生が普通に車を運転しているという世界観(笑)「こんなの一斉摘発だろ」ってくらい派手に騒いでいるので、まず日本ではあり得ないなーと思ってしまいます。(笑)

しかもショーンに絡んできた黒人の男の子が持ってる車が東京なのに大宮ナンバー(笑)

どう見ても中国人だらけな日本の様子にも違和感・・・

車と女の子と音楽がズンドコいってる場所でハンさん登場!!!!!またおかし食べてるー!!!そしてそこで今回のラスボスとなるDK(ドンキーコングではなくドリフトキング)とかいうあだ名の日本のヤクザ(中国人)も登場。中途半端に飛び交う日本語が非常に「は、はずかしいよぉ///」となります。

ハンさんの改造した車でDKとレース勝負をすることになるショーン。調子乗って挑発したものの、ドリフトキングの実力は本物、ドリフトしまくりのレースシーンは本当にすごい(タイヤもすぐに駄目になりそう)。そしてあっさり負けてしまうショーン。父親にもレースしたことを怒られます。

ハンさんが自分の車を潰した代償を払えと迎えに来る。仕事の手伝いとかさせられる。

ハンさんの「よーし、やろうかー!」って日本語も聞けるよ!

途中、首都高速っぽいところでニトロの加速を見せてくれるんですが、その時の時速なんと197㎞!!警察の車に測られますが、彼らは追ってくる気配がない。するとハンさん「180㎞以上の車には追い付けないから警察も追いかけてこない」えぇ!!そんな馬鹿な(笑)
車の力的に追いつけなくても捕まえようとはするでしょ!!

 

ドリフトを学ぶけどなかなかモノにできないショーンくん。

高校のもめごとにも巻き込まれたりするどうでもいいシークエンスも挟まれます。

「レースしないなら、なぜドリフトするんだ?」とショーンに聞かれてドーナツターンでナンパするハンさん(笑)彼の見せ場ですよ!!!

ジゼルのことがあるから女性との絡みは何もかもが切なく感じる・・・。

ハンさん直伝のドリフト訓練がはじまる!!そして習得!

DKの彼女とデートをする。峠をみんなでドリフト走行。

彼女とデートしたショーンにDKがおこになってボコりに来る。

彼女もDKと別れてショーンの元へくる。

カマタ(ヤクザの親分)がDKの元へ現れて、DKの相棒(ハン)が金をちょろまかしていたという事が発覚。再び怒ったDKが殴り込みにくる。

ドリフト満載の鬼ごっこスタート。

ここの小競り合いの途中でハンさんの車は横から突っ込んできた一般人の車(ユーロミッションの終わりでショウが乗っていたということになっていましたね)に吹っ飛ばされて炎上

遂に死んでしまった。。。かなしいいいい

家に逃げ帰ったが、追いかけてきたDKに彼女を連れて行かれてしまう。

親分に話をつければDKも従うだろうと、カマタさんに話をつけにいくショーン。

そして、レースで勝負して負けた方が町を出る、という提案をする。

ショーンの親父の車に、ハンの改造エンジンを合体!レースに挑む。

レースに勝って、カマタに「お前たちは自由だ」と言われてハッピーエンド。最後にハンの友達がレースを挑みに来たぞ、とドムが登場して、映画が終わる。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • 6作目(ユーロ)と7作目(スカイ)の間の話
  • ハンさんが東京に行くよ!
  • ワイスピ本編とは直接関係ないお話
  • ヤクザと高校生しか出てこない
  • CMで使われてた妻夫木君は二言しか喋らない

こんな感じですね。

まとめ

ツッコミのほとんどはストーリーを追いながら書いたので、もう言うことはあまりないかな。

全体的にエセ日本の違和感が凄かったし、CMでも使われていた妻夫木君のシーンは10秒くらいしかないし、色々と酷い。しかも劇中で集まってきてるメンバーのほとんどが高校生で・・・(笑)高校生の中にヤクザという違和感も最後までぬぐえませんでしたね・・・

いやでも妻夫木君の「GO!」は何度見てもかっこいい。

あー。やっぱり、何度考えてもハンさんが死んでしまう必要あったのかなという疑問が残る…しかも、ショウ(ジェイソン・ステイサム)がやったということにしたんですよね。その必要もあったのかなという。今後ショウがどんなにファミリーの一員だよって顔をしてきても許せない人は出てくるじゃないですか!

無かった事にしても良いくらいコケたのに、無理やりにでも本編と繋げてくるところは逆に作品に対する愛があると考えた方がいいのかな?

ちびぞうは、ハンを殺した製作陣を許せませんけどね!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com

カテゴリー
わ行

レティ復活!映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』ネタバレ&感想

「家族を見捨てねぇ。向こうが見捨てても」

6作目まで来ましたね!

今度はユーロ!イタリアだったりロンドンだったりのヨーロッパが舞台!!

レティうぇるかむほーーーーーむ!!!!

そしてハンよさようならーーーー!!!!

今作は、これからいなくなるメンバーがちょこちょこ出てくるし、レティは戻ってくるしで最新作アイスブレイクまでのシリーズ史上ファミリーが一番集まる回だと思います。

更に、敵もテロ組織になったり戦車や飛行機と戦ったりと戦闘規模が段違いに上がります。ある意味、今までのシリーズと今後のシリーズの分け目となる作品と言えます。

【映画情報】

【原題】Furious 6
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【脚本】クリス・モーガン
【キャラクター設定】ゲイリー・スコット・トンプソン
【製作】ニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、クレイトン・タウンゼント
【製作総指揮】ジャスティン・リン、アマンダ・ルイス、サマンサ・ヴィンセント、クリス・モーガン
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】ヤン・ロールフス
【編集】クリスチャン・ワグナー、ケリー・マツモト
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【音楽】ルーカス・ビダル
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ドウェイン・ジョンソン[ルーク・ホブス捜査官]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ・オルティス]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • ガル・ガドット[ジゼル・ヤシャール]
  • サン・カン[ハン・ソウルオー]
  • エルザ・パタキー[エレナ・べネス]
  • ルーク・エバンス[オーウェン・ショウ]
  • ジーナ・カラーノ[ライリー捜査官]
  • ジョン・オーティス[アルトゥーロ・ブラガ]

【公開日(日本)】2013年7月6日
【上映時間】130分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】筋肉ハゲ参入!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』ネタバレ&感想
【次作】ワイルド・スピード SKY MISSION
【IMDB】7.1/10.0  (およそ330,700人の評価)

【あらすじ】

リオの犯罪王から大金を強奪し、逃亡生活を送っていたドミニクの前に、FBI特別捜査官ホブスが現れ、高度な運転技術を用いて世界各国で犯罪を繰り返す巨大組織を壊滅させるため、ドミニクとそのチームに協力を要請。ドミニクは、死んだはずの元恋人レティが、その組織を率いる元エリート軍人のショウに協力していると聞かされ、その真偽を確かめるためにもホブスの依頼を引き受ける。相棒のブライアンら仲間のドライバーたちを招集し、ショウ一味を追跡するドミニクだったが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

ちびぞうの初回鑑賞時のコメントはこちら(笑)

レティファンなら大歓喜の今作!
ハンファンなら絶望の今作!
なんてったってここでようやく3の時間軸に繋がってしまうから・・・!
喜んだり絶望したりもう振り回されっぱなしさ!

どうやらあのハゲはレギュラー化するらしいね。
友情三つ巴!!

え?ストーリー?うーんあんまり覚えていません笑

あのハゲというのはドウェイン・ジョンソンのことですね(笑)

おおまかなストーリー

今回の敵はロック様(ホブス)が12か国4大陸を追って来た、巨大な国際犯罪組織が相手!

ホブスにその組織に彼女がいるぞとレティの写真を見せられ、彼女の生還を確認するためドムさんも一緒に仕事をする流れに。

そして再び馴染みのメンバーを集める!!

ブライアンはミアと赤ちゃんとの平穏な暮らしを手に入れたけど何か気に入らない様子…レティの写真を見せられてブライアンも作戦に参加することに!

敵のボスはオーウェン・ショウという名の軍人で、兄弟の弟。今後のシリーズでお兄ちゃんも登場しますよ!

ホブスさんはショウがナイトシードという数十億ドルの価値があるハイテク爆弾を作ろうとしているのでそれを阻止するのを強力しろと言ってくる。そしてショウをホブスへ渡せばレティは戻り、全員の罪は赦免されるという取引をする。

 

敵の中にいたレティが、ドムを撃ってくる!!しかしドムは「家族を見捨てねぇ。向こうが見捨てても」と許容する姿勢。

レティはドムとの写真を見るけど何も思い出せない様子。

敵に麻薬王ブラガとの繋がりがあると発覚したり(『MAX』でレティが死んだと偽装したらしい)、レティとドムが二人だけのレースをしたあと思い出を語り合ったりします。

最初は戦車(!!)との戦い。

そこでお話も幕を閉じれば良かったのに、ホブスの部下の女がショウのスパイだったことが発覚、捕まえかけたショウにミアや家族を人質に取られ、逃げられそうになってしまう。

そして最後の戦闘はなんと飛行機が相手!!!

ここで、ハンの彼女であるジゼルはハンを守るために命を落としてしまいます。

無事、ショウから爆弾を取り上げることに成功したホブスにいくら欲しい、と聞かれアメリカの番地を言うドム。過去に暮らしていたファミリーの家を返してもらいました。

そして無事に全員赦免され、自由の身に。

レティは記憶を取り戻していないけど、温かい気持ちのするファミリーとドムのそばにいることにしたらしい。彼女とドムを想い、去っていくエレナ。

そこで映画は終了。

エンディングロールの前に東京で車を走らせるハンの姿が・・・そこへショウ兄(ジェイソン・ステイサム)が突っ込んできてハンの車を炎上させる!!

そしてショウ兄がドムに「近いうち会いに行くぞ」的な電話をして終了。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ファミリー総出演!!!
  • ショウ兄弟初登場(三人目のハゲも参戦!)
  • レティ復活!(記憶はまだ戻らない)
  • ブライアンの息子ジャックが生まれているよ!
  • ジゼルが離脱(おつかれさまでした・・・)
  • ハンも東京へ・・・(ついに・・・)
  • 戦車と飛行機とのバトル!
  • ニトロもちょっとだけ出てきます!

こんなところでしょうかね。一番の記憶ポイントはやっぱりレティが生きていて戻ってくるという点でしょうね。

感想まとめ

今回、だいぶコメディチックといか、笑えるシーンが増えていました。

  • 敵側も似たような集まりだなぁって思っていたらローマンが「こいつら双子の集まりみたい」っていじるとこ
  • ドウェインジョンソンが力技で容疑者をボコボコにしたり、お菓子の自販機を横から撃って「俺の奢りだ」って言ったり脳筋馬鹿って感じなのが可愛い(笑)
  • ハンさんは今回も仕事しない!ジゼルにやること奪われるのが毎回おなじみのネタみたいになってる(笑)あと今回もおかし食べてる(笑)ちなみにハンさんとローマン二人がかりで敵を追うシーンがありますがまんまと逃げられている(笑)いつ活躍すんの!!!
  • 金がなさそうだと馬鹿にしたオークション主をぼこらずにテズとホブスでパンイチにするところ(笑)

こんな感じ。これ以外にも敵が街中をレーシングカーで逃げ回ったり戦車で高速を走ったりと相当目立つ方法をしててかなり笑ってしまいます(笑)

全部は書かないけども、なぜそのタイミングで飛行機から降りるの!操縦室へ行って止めさせればいいのにとか色々とツッコミどころもありました。

 

ホブスとドムがラストに交わす言葉が、前作MEGA MAXでは「また会おう」「もう会わない」だったのが「また会おう」に変化していたのがほっこりしましたね。

ただ、エンデイングロールに入ったところでハンさんがショウ兄(ジェイソンステイサム)に殺されるシーンが挟まれていたのが本当に胸が痛くて・・・

 

ゆ、許すまじ・・・!!!という感じです。

ちびぞうは今後も三人目のデブ(ローマンを数えれば四人目のハゲ)許さない方向でいきます。

 

本編の内容とは関係ありませんがドムが今作で乗っていた車クライスラー・ダッジ・チャージャー・デイトナ69年式」が最高にカッコよかったので画像をいくつか貼っておきますね!!

この形、色、それから内部のシンプルな武骨さもたまりません!!

大破してしまったのがもったいないなぁ・・・

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
さ行

24の人格を持つ誘拐犯。映画『スプリット』ネタバレ&感想

「誘拐された女子高生3人VS誘拐した男23人格 恐怖は〈分裂(スプリット)〉する」

ちびぞうは、M・ナイト・シャマラン監督の映画は『翼のない天使』『アフター・アース』以外は全て観ているんですが、いわゆる”シャマラニアン”と自称するファンたちほどは熱い情熱を持っていないという…ちょっとしたファンなのです(*’ω’*)

自分の映画にはいつも何かしらのカメオ出演をするお茶目さとか、いつも面白そうな予告編のわりに本編でコケているというシャマランさんのコケ芸が好きで…(もちろんヒットした『シックス・センス』も好きですけども)追いかけています!(笑)

(追い方がなんか歪んでる)

この一つ前の『ヴィジット』もすごく面白かったですよねー…オチが微妙でしたけども。

今作も期待値アゲアゲで鑑賞しました!

【映画情報】

【原題】Split
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】M・ナイト・シャマラン
【製作】M・ナイト・シャマラン、ジェイソン・ブラム、マーク・ビエンストック
【製作総指揮】スティーヴン・シュナイダー、アシュウィン・ラジャン、ケヴィン・フレイクス
【撮影】マイケル・ジオラキス
【編集】ルーク・フランコ・シアロキ
【音楽】ウェスト・ディラン・ソードソン
【出演([]内は役名)】

  • ジェームズ・マカヴォイ[ケビン・ウェンデル・クラム]
  • アニヤ・テイラー=ジョイ[ケイシー・クック]
  • ベティ・バックリー[カレン・フレッチャー医師]
  • ジェシカ・スーラ[マルシア]
  • ヘイリー・ルー・リチャード[クレア・ブノワ]
  • イジ―・コッフィ[ケイシー(五歳)]
  • ブラッド・ウィリアム・ヘンケ[ジョン叔父さん]
  • M・ナイト・シャマラン[ジャイ]

【公開日(日本)】2017年5月12日
【上映時間】117分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【IMDB】7.3/10.0  (およそ251,700人の評価)

【あらすじ】

見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.7/5.0

う、うぅーーーーーん!!!!!

これは、この「映画の正体」をはっきりと明示した上で観客にみせる必要があるかな、と思います。

なぜなら、この映画が一体何なのか、という事を把握しているかどうかで見方が180度変わってしまうから…

「分かる人にだけ分かればいい」というトリックをしのばせるのは全然いいと思うんですけど、それならばその仕組みを全く知らない新規ファンの人でも楽しめる内容にすべきなのかなぁ…と思います。

大まかなストーリー

序盤でいきなり、スーパーの駐車場?で車に乗り込んだ三人の女の子たちが誘拐犯に連れ去られる。(運転手をしていた父親は催涙スプレーかなんかで身動き取れなくさせられていた)

そこからずっとどこかの施設の地下らしき場所での監禁劇が続く。

誘拐犯の男は多重人格らしく、女や若い男の子の人格に変わったりする。

女の子たちは何度も脱走を試みるけど失敗。

途中で、誘拐犯の男が通っている精神科の病院の場面などもたびたび挟み込まれる。

多重人格のうちの何人かの人格が「彼が来る」と言っていて、どうも24人目の特別な人格(ビースト)が現れたら何か大変なことが起こる・・・というようなことが話されている。

しかしそのビーストが生まれることを恐れている人格が精神科医に助けを求めたりもする。

最終的にビーストと呼ばれる人格が登場、ムキムキの異常な力持ちで天井を這い歩いたりするファンタジックな力をみせつけてくる。主人公の女の子以外は殺され、助けに来てくれた精神科医も殺される。

主人公の女の子も、ビーストの元の人格ケビンと同じように虐待を受けた過去があると、彼女の体の傷を見て知ったビーストは、彼女だけ逃がしてやる、という選択をして消えてしまう。

無事保護される主人公。

ラストシーン、この誘拐事件についての報道番組を見ている人たちの中に、「ダン」という名札をつけたブルース・ウィリスの姿が…というところで映画は終わり。

結局なんだったのか!?

調べたところ、シャマラン監督が以前撮った『アンブレイカブル』という映画の続編に当たる作品だったようです。ダンというのはその映画の主人公だったキャラクター。

次に公開される『グラス(原題)』という映画と合わせて三部作になるようです。

『アンブレイカブル』スーパーヒーローの誕生秘話なら、『スプリット』スーパーヴィランの誕生秘話だったようで。

劇中で、誘拐犯の男が地下鉄に花を手向けるシーンがありましたが、これはアンブレイカブルの列車事故で父親を亡くしたという繋がりがあるみたいです。

ついでに言えば幼少期のケビン(誘拐犯)とダンが絡むシーンもアンブレイカブルであったようです。しかし、

いやそんなん知らんがな!!!

というのがちびぞうの素直な感想(笑)

アンブレイカブルを観たのはもう10年以上前だし、キャラ名なんか(むしろストーリーも)覚えてるはずもない!!!ブルース・ウィリスでおや?とは思いましたけどね・・・卑怯だよね、これはね・・・

ちなみにアンブレイカブルのポスターがひび割れしているのも、今作と共通しているポイントだそうです。

とりあえず、次作は三部作のラストになるようなので、もう一度アンブレイカブルを見返す必要がありそうですねー。

続編でなかったらどうだったのか

もし、これが三部作の一部でなかった場合、映画としてどうなのか。と聞かれると、

マカヴォイさんの多重人格の演技がすごい!!!ということや

主人格のケビンがうん10年も外に出られなかったこととか、すごく悲しくて重みがあって、「解離性同一性障害」というものの恐ろしさも見えつつ、でも「こういう人たちが犯罪を起こすというネタはあんまり好きでないなぁ・・・」と思いながら真剣に”人間ドラマ、社会派ドラマを抱擁したサイコサスペンス”という感じで観ていたのに

最終的にはムキムキマンのビーストが天井を徘徊したり、素手で鉄格子を折り曲げたりと無茶苦茶やるもんだから、もう目が点なんですよね(笑)

しかも、ビーストが主人公を逃がした理由が「自分と同じく虐待されていたから」という理由なのも安直すぎて微妙です。だって、体に傷が残らない精神的な虐待や性的虐待を受けてきた子達は見た目には分からないわけで、目に見えなかったらビーストに殺されちゃうわけでしょ。

うーん。やっぱり話自体も微妙だったなぁ。

まとめ

これが三部作の一部!ということで盛り上がるファンがいるのは分かりますが、それを知らずに観たファン以外の人たちも普通に観れる映画に仕上げておいてくれないとなぁ。と思います。

監禁劇のシークエンスも、逃げようと画策する少女たちに対する処罰みたいなものもなく、あんまり恐怖感も緊張感もないんですよね・・・。まーた逃げ出すぞ・・・・みたいな。

ケビンの主人格がずっと閉じ込められていた・・・というのが発覚するシーンで少し泣いてしまったちびぞうとしては、最終的なまとめ方が非常に残念でした。

あ、今回もシャマラン監督はチラッと出演しているので、ぜひとも探してくださいね!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
は行

この少女は悪魔か、それとも。映画『フェブラリィ 消えた少女の行方』ネタバレ&感想

金曜日に迎えが来れば帰れる。だけど遅すぎる、なぜならもう死んだから―――。

なぜかこちらもゲオさんで大量に面陳されていた作品。先行レンタルってやつですね。

主演のエマ・ロバーツと言えばジュリア・ロバーツの姪っ子ちゃんということで有名。

最近では『スクリーム・クイーンズ』でも主演をしていましたね~。

なんとなく他に借りる作品もなかったので手に取ってみたちびぞうでした。前知識ゼロでの鑑賞です!

ちなみに副題は以前は「悪霊館」と付いていたようなんですが、今は「消えた少女のゆくえ」となっているみたいです。

海外版のポスターもタイトルが変わっているっぽいんですよね。何の都合だったんでしょうか。

【映画情報】

【原題】 February
【制作国】カナダ/アメリカ
【監督/脚本】オズ・パーキンス
【製作】ロブ・パリス、エイドリアン・ビッドル、ブライアン・ベルティノ、ロバート・メンジーズ、アルフォンス・ゴサイン
【製作総指揮】ヘンリー・ウィンタースターン、ピーター・グレアム、スティーブ・ヘイズ
【撮影】ジェリー・カークウッド
【衣装】ジェニファー・ストラウド
【音楽】エルビス・パーキンス
【出演([]内は役名)】

  • エマ・ロバーツ[ジョアン]
  • キーナン・シプカ[キャサリン]
  • ルーシー・ボーイントン[ローズ]
  • ローレン・ホリー[リンダ]
  • ジェームズ・レマー[ビル]
  • グレッグ・エルワンド[ブライアン神父]
  • エレナ・クラウツ[ミズ・プレスコット]
  • ヘザー・トッド・ミッチェル[ミセスドレイク]
  • ピーター・ジェイムス・ホーワース[ミスターゴードン]

【公開日(日本)】2017年11月5日
【上映時間】93分
【配給】ファインフィルムズ
【IMDB】5.8/10.0  (およそ8,840人の評価)

【あらすじ】

全寮制の学校で学ぶローズとキャサリンは冬休みを実家で過ごす予定だったが、迎えに来るはずの両親がなぜか現われず、2人きりで学校に取り残されることに。やがて校内で恐ろしい幻影が現われるなど奇妙な現象が相次ぎ、2人は追い詰められていく。さらに、謎めいた女性ジョアンが、ある目的のためにやって来て……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしてるよ!)】

☆1.2/5.0

えーと・・・こ、これはつまらないとハッキリ言ってしまって良いのでしょうか・・・。

ぶっちゃけて言えばオカルトホラーでした。いわゆる悪魔モノ、悪魔払いモノ、エクソシスト系です。劇中でおもいきし悪魔が「サタンを讃えよ!」と言ってきます。この世界観に乗れない人は辛い。

ちびぞうは辛かった。

おおまかなストーリー

舞台はブランフォード高校という全寮制のカトリック系の高校。

冬休みを実家で過ごすため両親が向かえに来るはずが、キャサリンの両親はなぜか現れない。

彼氏とデートをするために両親に向かえに来てもらう日をわざと遅らせて伝えたローズと一緒に、数人のシスターとしばらく学校で暮らすことに。

そしてなぜかかかってきた電話(どうも両親をすでに殺しているっぽい感じ)から悪魔に乗り移られたキャサリンが、シスターとローズを殺す。

キャサリンは後に神父によって悪魔を払われ精神科病院?に入れられることになるが、9年後に脱走。彼女はジョアンと名乗り別人?になりすましていた。

ジョアンがバスターミナルで一人でいたところを拾ってくれた親切な夫婦が、実は過去に殺したローズの両親だということが発覚。車中で二人を殺し、生首をスーツケースに入れてブランフォード高校へと戻るジョアン。しかし、そこに求めていたものがなかったのかなんなのか不明だが、悲しみに暮れて泣き出してしまう。

というところで映画が終わります。

めんどくさい構成

実はストーリーだけを後から説明すれば上記のような感じになるんですけども、実際はこんなに分かりやすくないです。

というのも、この映画、過去のキャサリンの場面と9年後のジョアンの場面を交互に描いている。しかも、キャサリンとジョアンでは演じている役者も違うし名前も違うので、最初観客はこの二人が同一人物だということは分からない仕様になっています。

しかし、そんな時間や人物のトリックだとかがあったとしても、別にその謎が解かれたところで「えぇ!?なんという衝撃!?これはどんでん返ったぜぇ」とはならないんですよねぇ・・・

そして何故か三章構成になっていて、「ローズ」「ジョアン」「キャサリン」と名前がタイトルバックされるのもなんとなく鼻につく演出です…(;;)

まとめ

ちびぞうはなんと1.5倍速で鑑賞してしまいました。

後半やってくるえげつない殺害シーンとかがおぞましい、といった感想もあるようですが、ちびぞう的にはそこまでの流れが退屈過ぎて「ほう」といった感じでしたね。

何よりも悪魔払いのシーンがものすごくあっさり。神父さんがこの体から出ていけー!というと素直に出て行ってしまう悪魔さん。そのあっさり感と彼女の行動のおぞましさがなんともミスマッチ。

もしかしたら、悪魔に憑かれたあとの少女がどう育ったのかみたいなところに想像を及ばせる作品だったのかもしれませんが(悪魔が抜けたあとも殺人を繰り返してしまう、それから最後の涙は悪魔がもうそこにはいないというカナシミからだったのか…などなど)、そこまで深く考えようという気にもあまりなりませんでした…。

エマ・ロバーツ含め主演の女優さんたち三名がとにかく美しくて、そこは◎です(*´∀`*)

なんとなく生首をスーツケースでcarryingしたくなった人のためにアマゾンのランキング一位だったスーツケースを置いておきますね・・・。

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
さ行

携帯の電波が人を狂わす!?映画『セル』ネタバレ&感想

スティーブン・キングが仕掛ける衝撃のサバイバルホラー!

『シャイニング』『ミザリー』などのスティーブン・キング原作でしかも御大本人が脚本として参加されていると聞いたらそりゃ借りずにはいられませんよねぇええ!!!

ちなみに監督は『パラノーマル・アクティビティ2』『ラスト・リベンジ』などのトッド・ウィリアムズ監督。

主演は、今ではホラー映画ばかりの主演になってしまっているジョン・キューザックさんと、今やどこにでも現れる「仕事を選ばない」ので有名なサミュエル・L・ジャクソンさん。

うーん、なんとなく主演の二人の名前で不安になってきました…

更に製作総指揮にジョン・キューザックも参加しているということで…個人的に、製作側に俳優さんが回るとあまり、よいことが起きない気がしているんです…

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Cell
【制作国】アメリカ
【監督】トッド・ウィリアムズ
【脚本】スティーブン・キング、アダム・アレッカ
【原作】スティーブン・キング
【製作】リチャード・サパースタイン
マイケル・ベナローヤ
ブライアン・ウィッテン
シャラ・ケイ
【製作総指揮】ジョン・キューザック、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グレアム、ベン・サッシュ、パディ・カレン、エドワード・モクタリアン、アルメン・アゲアン、ローレンス・フリード、タイラー・ホーズ、ブライアン・ポープ、ジェノ・タッツィオーリ、ザビエ・ジャン、マリーナ・グラシック、ジャン・コルベリン
【撮影】マイケル・シモンズ
【美術】ジョン・コリンズ
【衣装】ロレイン・コッピン
【編集】ジェイコブ・クレイクロフト
【音楽】マーセロ・ザーボス
【音楽監修】アンディ・ロス
【出演([]内は役名)】

  • ジョン・キューザック[クレイ・リデル]
  • サミュエル・L・ジャクソン[トム・マクコート]
  • イザベル・ファーマン[アリス・マクスウェル]
  • クラーク・サルーロ[シャロン・リデル]
  • イーサン・アンドリュー・カスト[ジョニー・リデル]
  • オーウェン・ティーグ[ジョーダン]
  • ステイシー・キーチ[チャールズ・アルダイ]
  • ジョシュア・マイケル[ラゲッティ]

【公開日(日本)】2017年2月17日
【上映時間】98分
【配給】プレシディオ
【映倫区分】PG12
【IMDB】4.3/10.0  (およそ20,000人の評価)

【あらすじ】

コミック作家のクレイは、ボストンの空港から別居中の妻と息子へ電話をかけるが、携帯のバッテリーがなくなり、通話の途中で電話が切れてしまう。その瞬間、空港内で電話をしていた人びとが次々と暴れだし、空港はパニック状態と化す。なんとか地下鉄へと逃げ込んだクレイは、車掌のトムらの協力のもと、暴徒化した人びとの攻撃から身を守りながら、妻と息子が住むニューハンプシャーを目指す。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.0/5.0

こ、こーーーーーれは…つまらん!!(笑)

ごめんなさい、あんまり擁護も出来ないです。御大…ごめんね…こんなつもりじゃ…

ぶっちゃけ映画的なピークはオープニングで携帯を持ってた人々が次々におかしくなって周りの人間たちを襲いだすところですね。そこでガッと上がってあとは緩やかに右肩下がり。って感じです。

新しいゾンビ映画…?

今作のゾンビはちびぞう的にはゾンビとは思っていませんが、限りなくゾンビに近いものを持っていますのでその特徴を記しておきます。

  • 謎の携帯の電波によって、暴徒化する人々
  • 集団行動し、人間を襲うが噛まれても感染しない
  • 走る系ゾンビである
  • 夜はみんなで一緒になって口から音楽を出しながら寝ている
  • 彼らは視覚を共有している
  • どんどん進化し、口から怪電波を発してまともな人間をゾンビ化できるようになる
  • 進化は進み、夜にも活動できるようになる

そもそも携帯から発せられる謎の怪電波によって人間がゾンビと化すという設定が突拍子もなさすぎてついていけないんですよね…そんなことが出来るとしたらそれこそ『バイオハザード』シリーズに出てくるアンブレラ社のようなとてつもなくデカい企業が生物兵器を作ろうとしてたとかそういうオチでもなければこの突拍子のない設定と映画的なバランスが取れない感じがするんです。

しかも、このゾンビ進化して口から人間をゾンビ化する電波まで出せるようになりますしね。ジャンル的にもちょっとSF寄りというか…ハッキリしない、スッキリしない!

謎の伏線、謎のエンディング

中盤から登場人物達が口々に言う「赤いフードの男を夢で見た」という台詞。しかも、その赤いフードの男はコミック作家である主人公が以前創作したキャラクターと同じだというんです。

この、主人公が創り上げたキャラが実在しているのか、夢に見た男をキャラクターにしたのかはハッキリしませんが、「黒幕の男は複数人の夢の中に登場する」というまるで都市伝説の「ディス・マン」を思い出させるようなノリ。

しかもその黒幕の存在も明かされなければ、主人公が最終的に助かったのかそうでないかすらハッキリ描かれないんです。

伏線回収もなし、オチの説明もなし。

うーんスッキリしない!!!

ちびぞう的には、ラストは息子を取り戻し、仲間の所へ向かおう!とする映像も実はゾンビ化してしまった主人公の見ている夢だった…という感じのオチだと思っているんですけど、どうなんでしょうかね。それもありがちっちゃありがちでパッとしないですね。

まとめ

ゾンビ映画好きな人にも、御大ファンにもオススメ出来ない悲しい作品です。

スティーブン・キングの新作が映画館で観れる!!と思って興奮していましたが、これは映画館で観なくて良かったかも…。

しかし、なんとなく原作は面白そうな感じがするんですよね。テーマ的に。

うまく映像化が出来なかったのかなぁ…

 

あっ!唯一、運動場?に集まって寝ている大量のゾンビの上にガソリンをぶっかけて炎上させるシーンは楽しかったです!!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ