カテゴリー
は行

その名を口にすると死!映画『バイバイマン』ネタバレ&感想

考えるな。言うな。考えるな。言うな。考えるな。言うな。

原作はノンフィクション、という話を聞いてビックリしたんですが、特にそういう事件があったとか元ネタがハッキリしているわけではなさそうです。

このバイキンマンを彷彿とさせるネーミングはさておき、この「特定の言葉を見聞きする、言葉にして発すると死が訪れる」という設定に惹かれてレンタルしました・・・。

日本のネット界隈でも、口にして発すると死ぬ、みたいな言葉ってありますよねー。こういうのって全く無関係の人が無差別に理不尽に巻き込まれる恐怖があって(中には意図的に巻き込まれる場合もある)興味深いです!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】The Bye Bye Man
【制作国】アメリカ
【監督】ステイシー・タイトル
【脚本】ジョナサン・ペナー
【原作】ロバート・デイモン・シュネック『The President’s Vampire』
【製作】トレバー・メイシー、ジェフリー・ソロス、サイモン・ホースマン
【製作総指揮】セス・ウィリアム・マイヤー、パトリック・マーレイ、マーク・D・エバンス、ドナルド・タン、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ
【撮影】ジェームズ・ニースト
【美術】ジェニファー・スペンス
【衣装】リア・バトラー
【編集】ケン・ブラックウェル
【特殊メイク】ロバート・カーツマン
【音楽監修】ジェームズ・カード
【音楽】ザ・ニュートン・ブラザーズ
【出演([]内は役名)】

  • ダグラス・スミス[エリオット]
  • ルシアン・ラビスカウント[ジョン]
  • クレシダ・ボナス[サーシャ]
  • ダグ・ジョーンズ[バイバイマン]
  • キャリー=アン・モス[警部ショウ]
  • フェイ・ダナウェイ[レドモン婦人]
  • リー・ワネル[ラリー]
  • キーリン・ウッデル「レドモン(過去)」
  • マイケル・トルッコ[ヴァージル]
  • クリオ・キング[ミセス・ワトキンス]
  • ジェナ・カネル[キム]
  • エリカ・トレンブレイ[アリス]

【公開日(日本)】2017年7月8日
【上映時間】96分
【配給】AMGエンターテイメント
【IMDB】4.3/10.0  (およそ12,220人の評価)

【あらすじ】

アメリカ、ウィスコンシン州の古い屋敷に引っ越してきた3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名を知った者、口にした者に不幸が訪れるという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。バイバイマンに取り憑かれた3人は協力して互いの命を助け合うが、周囲の人間たちが次々と命を落としていき、次第に追い詰められていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

なんというか、一言で言えば「可もなく不可もなく」という感じ・・・。

普通なんです、全体的に。

題材は良いのになぁ、それを活かしきれていないというか。

オープニングの、「バイバイマン」という言葉を伝えてしまった相手を全員殺して自分も自殺するという男のシーンはすごく引き込まれたし、良かったです。

それと、引っ越してきた家でパーティをしている時に、姪っ子ちゃんが怪しげな部屋で小さな扉を開けるシーン。あそこも好き。部屋の反対側に同じサイズの小さな扉がもう一つあって、姪っ子ちゃんが扉を開けると背後でその扉もソーッと開き、そこから犬の頭?のようなものがニョキッと出てくる。という。姪っ子ちゃんは扉をそっと閉めるんですが、それと同じ動きで背後の扉も閉まる。

あの扉はどこか良くないところに通じているのね!!というのがよくわかる面白い演出だったかなーと。

それからラスト付近の、姪っ子ちゃんがバイバイマンの名前を知ってしまったかどうかのシーンもひやひやして好きな演出でした。

それくらいですかねー・・・。

バイバイマンそのものが出てきてしまうと興ざめしてしまうし、オチも結局生き残った男の子が警察の女にバイバイマンの名を伝えてしまう・・・恐怖はまだまだ続くぜ・・・というものですごくありきたりだし。

最近、ホラー映画界は『死霊館2』『人形少年の館』『イット・フォローズ』『ライト/オフ』などありがちな設定にオリジナリティを持たせたり、思いついたけど誰もやらなかったようなことをしてみたり、結構面白いものが増えてきている!!ほんと頑張ってるんですよね!!!!(何様)

ずっとネタが飽和状態で、新しいものを生み出すのはもう難しいのかな・・・と思っていたところで「ホラーはまだまだいける!!」と思わせてくれる作品が多いのです。

その中で今作は・・・今作は・・・

もうちょっと頑張れたんじゃない?(何様)

と思わせられる惜しさというか・・・うん、最近面白いホラー映画がちょいちょいあったので期待値も上がっていたのかもしれないですね!

まぁ、ホラー映画ファンなら押さえておいても問題ないでしょう!

特にちびぞうはオススメはしません!(笑)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com

カテゴリー
は行

熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

「民を創るのは神、民を救うのは医者、そして民を守るのが・・・王族だ」

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!

・・・はっ

どうもこんにちはこんばんは、明けましておめでとうございます!ちびぞうです!

今回はこの、年の瀬に公開された怒涛のインド映画について書きたいと思います。

「せっかく作った2017年の映画ベストを12/29という本当にギリギリなところでひっかきまわしてくれてある意味迷惑!!」と書いている方々をツイッターで沢山お見掛けしました(笑)

ちなみに今作は『バーフバリ 伝説の誕生』の続編に当たります。ちびぞうは前作は観ていないのですが

  • インド映画好きだし劇場で一度観てみたかった
  • 既に観た人たちが「これは年始一発目に観たかった」と書いていた
  • 一作目のあらすじも冒頭で見せてくれるから前作観てなくても問題ないという情報を目にした

ということで、2018年一発目の劇場作品にチョイスさせて頂きましたー!

監督は『マッキー』のS・S・ラージャマウリさん!

パンフはこんな感じ!

裏面も極彩色!!!

分かりやすいキャラクター相関図と、今作のトリビアページ(製作費から使ったジュエリーの数、キャストの肉体改造についてまで)が面白かった!

22Pで税込み700円・・・値段の割にはちょっと内容が寂しいですね><

パンフってどんなにかっすかすでも最低で税抜き680円くらいにしないといけないっていうルールでもあるのかな?

【映画情報】

【原題】Baahubali 2: The Conclusion
【制作国】インド(テルグ語、タミル語)
【監督/脚本】S・S・ラージャマウリ
【提供】K.ラーガヴェンドラ・ラーウ
【原案】V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
【製作】ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
【撮影】K.K.センティル・クマール
【美術】サーブ・シリル
【音楽】M.M.キーラヴァーニ
【編集】コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
【衣装】ラーマ・ラージャマウリ、プラシャンティ・ティピリネーニ
【出演([]内は役名)】

  • プラバース[シヴドゥ/バーフバリ]

  • ラーナー・ダッグバーティ[バラーラデーヴァ]

  • アヌシュカ・シェッティ[デーヴァセーナ]

  • タマンナー[アヴァンティカ]

  • ラムヤ・クリシュナ[シヴァガミ]

  • ナーサル[ビッジャラデーヴァ]

  • サティヤラージ[カッタッパ]

  • スッバラージュ[クマラ・ヴァルマ]

【公開日(日本)】2017年12月29日
【上映時間】141分
【配給】ツイン
【映倫区分】G
【前作】『バーフバリ 伝説の誕生』
【IMDB】8.5/10.0  (およそ53,000人の評価)

【あらすじ】

蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.1/5.0

テルグ語映画であり、タミル語映画でもある。タミル語圏の映画でここまで歌と踊りが少ないのは珍しいのかな?同監督のマッキーも歌はそんなになかったように思いますね。

この勢いはタミルならではなのかな・・・(笑)

 

正直、何がどう良かったのかと聞かれると・・・

熱気と勢いと画面の圧力に屈して、気付いたら王(バーフバリ)を讃えていた・・・としか言えないんですよね・・・(笑)

いや、本当に!!!

正直、冒頭部分で前作の流れと一緒に今作のあらすじもダイジェストで見せて貰えるんで、物語の意外性とかは何もないですし”分かっているあらすじ”を本当に追うだけになってしまうので141分という時間が退屈で寝てしまう人も中にはいるかもしれませんし、

しかも、脚本が飛びぬけて面白い!!!というわけでもないんですよ。

よくある王位継承戦よくある兄弟・血筋のしがらみよくある暗殺劇と裏切りよくある真の王の帰還・・・歴史スペクタクルとしてはものすごくありがちなんですよね。

そしてインド史上最大の製作費・約42.5億円を投入して作ったにしてはヤケにCGがちゃちぃシーンがあったり・・・国や街を見下ろすような俯瞰のシーンは「あ、これジオラマだな」と分かったりして・・・そこがちょっとおマヌケでクスッと来たりする部分でもあるんですが(笑)隅から隅まで映像が完璧にすごい!!というわけでもない・・・

デーヴァセーナと一緒に凱旋するシーンはまさにファンタジー!!って感じで、唯一インド映画っぽさを感じる極彩色のダンスシーンがありますが、このシーンも”そういうのについていける人”でないと厳しいかもしれない・・・。

いきなり歌いだしたりするわけではないので、だいぶ見やすくはありますけどね!!

ではどこが面白いのか!

やっぱりそれは常識破壊のインパクト(公式アオリ文)を持つアクションシーンでしょう!!!!

物理的に、「いやその発想は分からんでもないけど実行するのは不可能じゃない?」といったアイディア溢れるアクションを王の眼力と力技でごりごり押して可能にしていきます!!!!

そしてどの場面でストップしても絵になる画面の美しさと迫力!!センスあるスローモーション!!『300(スリーハンドレッド)』を初めて観た日の興奮がよみがえる!!!

観ていると「あ、そっか!バーフバリならば可能なのか!!!」という気持ちになんとなくなりますね!!もはや洗脳ですね!

観てる間中ずっと「むちゃくちゃやりおる・・・(笑)」と思って観ていましたが・・・観終わってみると余韻がまたすごいんですよね。観終わった後の興奮というか、この上がりきったテンションをどこで昇華させればいいのか?という。

誰かと語り合って、一緒に「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」と拳を突き上げて叫びたくなること間違いなし。

それと、数ある神話の中でも破壊の神シヴァは相当強いと言われているみたいですね。さすが、バーフバリはシヴァ神を信仰しているだけはあるな・・・という「映画の強さ」みたいなものも感じました。アオリにもあった「映画の神様、降臨」という文も本当にしっくりきます(笑)

個人的に、オープニングでバーフバリのカッコよさを見せつけてくる「国母による結願の儀」がありましたが、同じ儀式をラストでも同じように持ってくるセンスとか、好きですね・・・構成がお上手・・・。

まとめ

悲しいことにちびぞうの周りではバーフバリの鑑賞率がほぼゼロに近いので・・・

以前から好きだったのですが、今作を観て本気でインド映画を布教したくなりましたね・・・

興行収入も300億と、インドでトップに躍り出て、しかもIMDBでもかなり高評価の8.5!!しかし日本ではTOHO系列で上映していないのが大きいのかまだフィルマークスさんでも400人くらいしかマークされていない・・・。

みんなもっとインド映画観ようよ!!!!!

とりあえずはまだ前作『バーフバリ 伝説の誕生』を観ていないので、そちらを急いで鑑賞したいところです!!!!

※伝説誕生も観ました!

王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
か行

ハリウッド黄金期を舞台にしたロマコメ!映画『カフェ・ソサエティ』ネタバレ&感想

「人生は喜劇だ。残酷な筋書きだけど」

ウディ・アレン監督作、主演はジェシー・アイゼンバーグ×クリステン・スチュアート。

この二人は別な映画でも恋人役やってましたね~。

ウディ・アレン監督の映画は『ブルージャスミン』がお気に入り。昔はこの人の映画はあんまり好きではなかったんですが、最近の作品はだいぶとっつきやすい!

しかし『それでも恋するバルセロナ』なんかはそんなに得意でないので、やっぱり映画館で観る勇気は起きず・・・DVDにて鑑賞。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Café Society
【制作国】アメリカ
【監督/脚本/ナレーション】ウディ・アレン
【製作】レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、エドワード・ワルソン
【製作総指揮】アダム・B・スターン、マーク・I・スターン、ロナルド・L・シェ
【撮影】ビットリオ・ストラーロ
【美術】サント・ロカスト
【衣装】スージー・ベンジンガー
【編集】アリサ・レプセルター
【出演([]内は役名)】

  • ジェシー・アイゼンバーグ[ボビー]
  • クリステン・スチュアート[ヴォニー]
  • ブレイク・ライブリー[ヴェロニカ]
  • スティーブ・カレル[フィル]
  • コリー・ストール[ベン]
  • パーカー・ポージー[ラッド]
  • ケン・ストット[マーティ]
  • ジーニー・バーリン[ローズ]
  • サリ・レニック[エヴリン]
  • スティーブン・クンケン[レナード]
  • アンナ・キャンプ[キャンディー]
  • キャット・エドモンソン[レ・トロピックのシンガー]

【公開日(日本)】2017年5月5日
【上映時間】96分
【配給】ロングライド
【映倫区分】G
【IMDB】6.6/10.0  (およそ53,200人の評価)

【あらすじ】

映画業界で働くことを夢見るニューヨーク生まれの青年ボビーは、業界の有力者である叔父フィルを頼ってハリウッドにやってくる。フィルの秘書を務める美女ヴォニーに心を奪われたボビーは、映画スターやセレブリティを相手に、フィルの下で働きながらヴォニーと親密になっていくが、彼女には思いがけない恋人の存在があった。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

点数で言えば「普通に面白い!!」よりちょびっと上な感じ。

ハリウッドに職を求めてやってきた甥っ子に仕事を与えてやる敏腕映画プロデューサー。しかし彼は既婚者でありつつ秘書(ヴォニー)と不倫関係にあった。そして、甥っ子もヴォニーに一目惚れ。血縁の三角関係のドロドロが見られるかと言えばそうでもなく、とってもサラッとしたロマンチックコメディ!

トワイライトでは「うっすらと開いた口」が気になって仕方なかったクリステンさんですが、だいぶ半開きしないようになったようです(笑)

ジェシー・アイゼンバーグは最近本当に人気ですよね。自然な演技も狂った演技もお手の物な器用な俳優さんです。

1930年代のハリウッド黄金期のファッションなんかも煌びやかでオシャレ!

ウディ・アレン監督にしては見やすい!

結構毒があったり、独特な価値観で観客を惑わしてくることの多いこの監督。

今までの作品を追いかけていた人からしてみると「だいぶアッサリ」と感じるはず。その代わり、初めての一本として選ぶならとっても入りやすくて良いかもしれませんね。

『ミッドナイト・イン・パリ』と並んで観やすい作品だと思います。

「あれ?甥っ子の話してる恋人ってヴェロニカのことじゃね?」

「あれ?おじさんの不倫相手ってヴェロニカじゃね?」

とお互いにうっすら気付くシーンがすごく滑稽で笑えます。ジワジワ系。

まとめ

しかしケラケラ笑える映画だけという感じではない。そこがウディ・アレン節というか・・・。

二人の男に愛されたヴェロニカは、ハリウッドに来たばかりの垢ぬけない若者(ボビー)と、リッチな叔父とで悩んだ結果、結局叔父を選んでしまう。しかし、ボビーはいつまでもヴェロニカを忘れられず・・・叔父と結婚し何年かたって再会した二人は、ふたたび距離を縮めていく。

という、なんというか、どういう人生を選んでも愛する人は一人なのだなぁ。と思わせつつ、しかしその愛する人と一緒に生きていくほど人生は簡単ではないんだよ。と言いたげな大人な雰囲気漂うラスト。

さきほど、だいぶアッサリしているとは書きましたが、それは監督の普段の感じからすると・・・というだけで、普通に観たら若干のモヤモヤが残るというか、「えー、それでいいの?」と思う部分も人によっては出てくるかもしれません。

やっぱり一筋縄ではいかない。そんなウディ・アレンさんのロマンティック・コメディでした。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
さ行

尊厳死を扱かった問題作。映画『世界一キライなあなたへ』ネタバレ&感想

愛するひとが、半年後に永遠の旅立ちを選ぼうとしていたら――

賛否両論の問題作!映画仲間に激押しされてた事もあって観てみましたー。
DVDでの鑑賞、公式サイトはこちら

ロマンチックコメディなラブストーリーですが、取り扱っているテーマの重さから批判も多くあるようです。

ちびぞうはどちらかといえば否定(?)派!なので感想を読む場合はご注意ください!

【映画情報】

【原題】 Me Before You
【制作国】アメリカ
【監督】テア・シェアイック
【脚本/原作】ジョジョ・モイーズ『ミー・ビフォア・ユー 君と選んだ明日』
【製作】カレン・ローゼンフェルト、アリソン・オーウェン
【製作総指揮】スー・ベイドン=パウエル
【撮影】レミ・アデファラシン
【美術】アンドリュー・マッカルパイン
【衣装】ジル・テイラー
【編集】ジョン・ウィルソン
【音楽】クレイグ・アームストロング
【出演([]内は役名)】

  • エミリア・クラーク[ルイーザ・クラーク(ルー)]
  • サム・フランクリン[ウィル・トレイナー]
  • ジャネット・マクティア[カミーラ・トレイナー]
  • チャールズ・ダンス[スティーブン・トレイナー]
  • ブレンダン・コイル[バーナード・クラーク]
  • ジェナ・コールマン[カトリーナ・クラーク(トリーナ)]
  • マシュー・ルイス[パトリック]
  • スティーブン・ピーコック[ネイサン]
  • サマンサ・スパイロ[ジョージ・クラーク]
  • バネッサ・カービー[アリシア]

【公開日(日本)】2016年10月1日
【上映時間】110分
【配給】ワーナー・ブラザース
【IMDB】7.4/10.0  (およそ135,000人の評価)

【あらすじ】

性格は前向きなだが、夢にチャレンジすることに躊躇し、仕事を転々としながら、なんとなく毎日を過ごしているルー。彼女の働いていたカフェが閉店してしまい、職を失ったルーは半年限定で介護の仕事に就く。ルーが担当することになったのは、快活でスポーツ好きだったが、バイクの事故で車椅子生活を送ることとなった青年実業家のウィルだった。当初、ウィルはルーに冷たく当たるが、ルーの明るさがウィルの心を溶かし、やがて2人は互いに最愛の存在となっていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

うーん。どうなんでしょうこれは。

事故で車いす生活になったイケメンと恋に落ちたら、彼は生に絶望しており安楽死を心に決めていた・・・という話なのですが。

全体的に思ったのは

金があればなんでもできますよねぇ

という部分。いやほんと身もふたもないんですけども、ヒロインと距離を縮めるまでの流れの中で「金がなかったら出来てないじゃん」と思えるものが結構多い。

尊厳死にしても、スイスで安楽死をするのには90万近い費用がかかる場合もあるそうです。

死ぬのにも金がいるんだよ・・・

という。あまりにも現実味がない話ですよこれは。

更に、すでに何年も付き合っていたヒロインの彼氏が相当KYに描かれている部分。
「車いすのイケメンの方がいいじゃん!」と思わせるための当て馬感がものすごい。でも実際、そんな何年も付き合ってて急にそんな微妙に思い始めるものかな・・・と。ご都合過ぎる脚本です。

ご都合過ぎると言えば、主人公の男!!!

死ぬと決めてるのに恋愛するなんてどういうつもりなんですか。

いやぁもう自己中の権化かよと。恋に落ちるのは勝手だけど、彼女のその後の事を思えば絶対に距離は詰めない方がいいに決まってます。彼が彼女を想うがゆえに生きようと決めるならまだしも、結局は意思を変えられない。だとすれば、彼女は一人で悲しんで背負っていくだけ。

この恋愛に意味なんかあったの?

という疑問すら浮かんできます。
もう少し、男性側が恋してしまうことに対する危機感を見せてくれたり、死を選ぶことに対する迷いを見せてくれたなら、彼女の存在も意味がないわけじゃないんだなと思いますが・・・。

やっぱり、愛すなら一緒に生きなきゃ。

死ぬなら周りを巻き込むべきではないですよね。

ここらへんは、各自の死生観というか、価値観に委ねられる部分があると思うので一概に「だからつまらない映画だ」とか決められないとは思いますが。

ちびぞう的にはご都合主義満載のお涙ムービーに安楽死テーマをもてあそばれたような印象でしたね。

良かった点!

個人的に良かったなーと思ったのは、ヒロインの衣装!

ちょいダサな奇抜ファッションが逆にかわいいです!!

それから、彼女が蜂柄のタイツの話をしたらそれを覚えていて誕生日にプレゼントするというロマンチストぶりが良かったですね・・・あれは普通に嬉しいと思う。

そんなところですね!

ヒロインの女の子は個性的で明るく、同性が見ても好感を持てるキャラで魅力的でした(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
は行

今度の舞台はNY!?映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』ネタバレ&感想

誰でもいいんじゃない。君のじゃなきゃだめなんだ――

ツッコミどころ満載の変態おバカ映画の第2弾!

映倫区分もPG12指定(12歳未満・小学生は保護者の助言・指導が必要)からG(誰でも観れる)に変更されていますので、明らかに前作よりは内容のえげつなさは減ってることが予想されますね。配給も東映さんだし。

今作からパンフレットも作られたらしいですね。劇場で観たかったなぁ・・・。

鈴木亮平さんは『俺物語‼』の後に撮ってると思うんですけど、本当に肉体改造に対する情熱がすごいというか役者魂というか・・・日本版クリスチャン・ベールって感じですね!

前作と同じですが公式サイトはこちら。音量注意!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】福田雄一
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、村田嘉邦、小松賢志、鈴木仁行、遠藤茂行、木下直哉
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行、紀伊宗之
【プロデューサー】川崎岳、田坂公章
【ラインプロデューサー】鈴木大造
【キャスティングプロデューサー】田端利江
【撮影】工藤哲也
【美術統括】尾関龍生
【照明】藤田貴路
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘアメイクディレクション】池田真希
【アクションコーディネート】田渕景也
【怪人デザイン】赤井孝美
【特殊メイク/造形進行】飯田文江
【VFXプロデューサー】石澤智郁
【VFXディレクター】中口岳樹
【編集】栗谷川純
【助監督】井出上拓哉
【製作担当】櫻井恵夢
【音楽】瀬川英史
【主題歌】CTS – “WAVINESS feat. 南波志帆”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • 柳楽優弥[真琴 正]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 水崎綾女[彩田椎名]
  • 皆川猿時[ミスターバキューム]
  • 新井浩文[マッハPIZZA店長]
  • やべきょうすけ[彩田の元カレ]
  • 勝矢[犯人A]
  • 足立理[犯人B]
  • 上地春奈[パンツ少年の母親]
  • HIKAKIN[玉男の手下]
  • 瀬戸弘司[玉男の手下]
  • 木根尚登[情報ライブキネ屋キャスター]
  • 佐藤仁美[情報ライブキネ屋コメンテーター]
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 安田顕[変態仙人]

【公開日(日本)】2016年5月14日
【上映時間】118分
【配給】東映
【映倫区分】G
【前作】鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想
【IMDB】5.7/10.0  (およそ520人の評価)

【あらすじ】

愛子のパンティを被って変態仮面となり、悪と戦う狂介。しかし、狂介と愛子の思いは徐々にすれ違い、愛子は狂介にパンティを返してもらうことに。同級生の真琴正は、気付かぬうちに愛子を傷つける狂介を、憎しみの目で見つめていた。愛子のパンティを失った上、世界中からパンティが消えるという事件が発生し、絶体絶命に陥る変態仮面の前に、最強の敵が出現する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

前作よりも、色んな方向へのパロディがすごいことになってます(笑)
特に『スパイダーマン2』のパロディがすごい(笑)

さすが勇者ヨシヒコの監督さん・・・。

自分が気付いた分だけでも羅列しておきますね。

パロディ一覧

  • 原作の絵をパラパラする映画冒頭部分(マーベルコミックの映画)
  • ピザ屋でバイトしているが配達が遅くてクビに(スパイダーマン2)
  • 頭だけが蜘蛛の足のような機械の上に載せられている玉男(トイストーリーの改造おもちゃ)
  • モテモテになってしまうかも!という狂介の妄想シーン(モテキの妄想お祭りシーン)
  • 掃除機とカニと真琴正の合体シーン(ザ・フライの蠅と合成するシーンのマシン)
  • 空をフライングする大量のパンティを見ての片瀬那奈「なんじゃこりゃあああ!!!」(太陽にほえろ!の松田優作)
  • 報道ライブキネ屋(ミヤネ屋)
  • 永遠に吸引力の変わらないただ一匹の恐竜ダイナソン(ダイソンの掃除機)
  • 今作のメインヴィラン”ダイナソン”(スパイダーマン2のドクター・オクトパス)
  • 大学で瓦礫から生徒たちを守るシーン(スパイダーマン2の電車を止めるシーン)
  • 消えた変態仮面を嘆くストリートミュージシャンのシーン(スパイダーマン2)
  • パンツかぶった子どもが元気付けてくれるシーン(アイアンマン2の後半子どもを救うシーン)
  • ニューヨークの街中をダイナソンと失踪!(スパイダーマン2、ドクターオクトパスとの戦闘シーン)
  • 飛騨の山奥での修行のシーン(ベスト・キッド)

今回も意味のわからない苦悩をしている

「自分はただの変態じゃない・・・正義の変態なんだ」

「甘い変態から・・・ストイックな変態へ」

「パンティは決して食べるものではない!(ドヤ顔)」

などなど今作も意味のわからない苦悩&迷言が飛び出しまくります(笑)

相変わらず深く考えずに観れるバカらしさが魅力です!!!

特撮感がマシマシ

前作より変態度が下がっている代わりに、敵のロボ感だったり、戦闘の特撮感がマシマシになっています。CGのやすっぽさもB級映画っぽさが出てて良いですね(笑)

あと絶対にNYには行ってないよね(笑)

さりげなくアクションシーンがかっこよくて、しかも動きが変態仮面ならではなので目新しいし、見入ってしまう(笑)

安田顕との組み合いはダンスしてるみたいでした(笑)

「ジャンピングおいなりプレスホールド!!」

とか

「地獄のタイトロープ コースター!!!」

とか

アホな必殺技もパワーアップしています。

個人的にアクションシーンのあと、立ちポーズをしようとしてフラつく鈴木亮平が可愛かった(笑)よーく見て見つけてください(笑)

役者陣がすごいイキイキしてる

ムロツヨシの台詞とか、柳楽優弥との掛け合いとか、片瀬那奈や安田顕も、絶対これアドリブだろ!!(笑)というシーンが盛りだくさんで、皆さんやりたい放題やってるんだろうな・・・って感じがすごく楽しいです(笑)

あとチョイ役で出てる新井浩文さんとかやべきょうすけさん(ウシジマくんの柄崎にしか見えない/笑)もすごくいい味出してましたし、日本一有名なユーチューバーHIKAKINが出てたりして出演陣の幅もすごく広くなっています(笑)

ヒカキン結構セリフもらってて笑ってしまった・・・。

まとめ

愛子ちゃん役の人が出家したので次回作は難しいかな?と思いつつも、次作を匂わせるような感じの終わり方でした。

原作だと狂介と愛子ちゃんは結ばれないっぽいので、新ヒロインを迎えて3を作っても全然いいと思います!!(鈴木亮平が大河ドラマの主役とかやるので、もう難しいのかな・・・寂しい)

相変わらず疲れた時に馬鹿笑いできる良作でした、前作ほどのインパクトはないし変態仮面も見慣れてきてしまったけど、それでも笑えるシーンは沢山あって楽しい作品です!

最後にこれだけ言わせて

飛騨の山奥に変態はいないから!!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

【画像引用元:映画.com】

カテゴリー
は行

鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想

俺は正義の味方だが どうやら正義は俺の味方ではないらしい

画像引用元:映画.com

やぁあーーっと観れました変態仮面!

主演は『俺物語‼』でも肉体改造がお見事だった(ちびぞうは未見ですが)、鈴木亮平さん!!
今作でも凄まじい美ボディを披露してくれています・・・。ファンニナッチャウ

変態川柳を作成できるいろつくにリンクが貼ってある公式サイトはこちら(音量注意)

ちなみにちびぞうの変態川柳は

【三角が パンティに見える お年頃】

でした。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】福田雄一
【脚本】福田雄一、小栗旬
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、百武弘二、宮路敬久
【企画】日達長夫
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行
【プロデューサー】川崎岳、小林智浩
【ラインプロデューサー】原田耕治
【キャスティングプロデューサー】増田悟司
【撮影】工藤哲也
【美術】松塚隆史
【照明】福長弘章
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘア&メイクディレクション】池田真希
【ヘア&メイク】谷口小央里
【アクションコーディネート】田渕景也
【ガンエフェクト】遊佐和寿
【特殊メイク/特殊造形】松井祐一
【編集】栗谷川純
【サウンドデザイン】スズキマサヒロ
【CGIディレクター】久保江陽介
【アニメーション】加藤和博
【助監督】星秀樹
【製作担当】李允石
【アシスタントプロデューサー】河瀬知
【音楽】瀬川英史
【主題歌】MAN WITH A MISSION – “Emotions”
【挿入歌】ANTHEM – “Blast”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 安田顕[戸渡]
  • 佐藤二朗[真面目仮面]
  • 塚本高史[刑事]
  • 岡田義徳[自殺志願者の男]
  • 大東駿介[さわやか仮面]
  • 大石吾朗[ワイドショーのコメンテーター]
  • 木南晴夏[ワイドショーのキャスター]
  • 高畑充希[ワイドショーのレポーター]
  • 松永博史
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 平子祐希(アルコ&ピース)[男気仮面(モーホー仮面)]
  • 大水洋介(ラバーガール)[細マッチョ仮面]
  • 笠原秀幸[張男の助手A]
  • 足立理[張男の助手B]
  • 上地春奈[下着売り場の店員]

【公開日(日本)】2013年4月6日
【上映時間】105分
【配給】ティ・ジョイ
【映倫区分】PG12
【次作】『HK 変態仮面 アブノーマルクライシス』
【IMDB】6.0/10.0  (およそ1,800人の評価)

【あらすじ】

ドMの刑事とSM女王を両親に持つ紅游高校拳法部員の色丞狂介(しきじょうきょうすけ)は、転校生の姫野愛子に一目ぼれしてしまう。そんなある日、愛子が銀行強盗に巻き込まれ、人質にとられる事件が発生。覆面を被って変装し、強盗を倒そうとした狂介は、間違って女性用パンティを被ってしまう。しかしその瞬間、狂介の奥底に眠っていた変態の血が覚醒。人間の潜在能力を極限まで引き出した超人「変態仮面」に変身する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.1/5.0

いや、もう見てくださいよこの美ボディ!!!

ポスター用に多少は加工されてるんだろ?と思いきや、劇中のパンイチ姿もほんっとうに筋肉が美しいですから・・・!!(笑)まずそこに驚くと言うか目を奪われること間違いなしですね。

内容はないけど大体がスパ〇ダーマン

パンティかぶってヒーローに変身・・・「変態仮面は変態だけど俺自身は変態ではないはずだ・・・ッ!」とか「変態であればあるほど強い、なんてことはない!」とか・・・意味の分からない悩み&迷言が飛び出しまくり。

DVDメニュー画面の異様な雰囲気のするBGMに最初は首を傾げたんですが、序盤の15分も観れば「あ、これ蜘蛛男のやつ」と誰しもがニヤつくはず・・・(笑)

内容はないし下ネタもパクりも色んな意味でギリギリ(笑)

105分は長いかもしれない

真面目にレビューを書くとすれば、ちょっと長め。

インパクト勝負な序盤が過ぎて様々な敵たちと戦った後、観てるこっちもだんだん落ち着いてきて、そこから若干ダレてきます。

あと10分くらい短くしてくれたら、ちょうどいいかなー。

役者陣の怪演だらけ

ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗・・・

なんというか生気を吸われるような怪演技ばかり・・・。

体当たりが過ぎるというか、皆さん役者魂見せすぎですよ!!

特に安田顕は、仮面の上からパンティをかぶっている鈴木亮平と違って直接パンティをかぶっているので余計に変態っぽい(笑)あのなまっちろいひょろひょろボディで鈴木亮平と対峙するシーン

本当に気が抜けます(笑)

個人的に大東さんが演じていた、ペットボトルの水をかぶってビショビショになった姿でサーフボード攻撃をしてくるさわやか仮面が大好きでした。涙が出るほど笑った。

鈴木亮平は変態仮面の時の声も良いし、愛子ちゃんとのラブコメでキャッキャッするところも可愛いし、すごい役者だなぁ・・・。

こんな時にオススメ

心が疲れて何もやる気が起きない・・・
世間はお祭りムードだけど自分はイベントを一緒にこなす相手もいない・・・
孤独とストレス・・・しんでしまお・・・

そんな時に観ると「別にそんなのどうでもいっか」となること間違いなしな素晴らしい作品です!

アホらしさにバッチリ気が抜けて笑って、なんだったんだろう今のはと思いながら自分のノーマルさに安心したり新たに見つけてしまった自分の変態性と向き合ってみたり色々すればいいんじゃないかな!

ちなみに次回作はNYが舞台だそうです!!

映画仲間がめっちゃ良かったって言ってたんだよなーーー・・・!劇場で観れば良かった!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

映画『Mommy/マミー』に使われたBGM・サントラ集

どうも!ちびぞうです!(*’ω’*)

昨日感想を投稿した『Mommy/マミー』で、主人公のスティーブが肌身離さず聞いていた

「Die and Steve Mix 4ever (ダイとスティーブの永遠のヒット曲集)」

と名付けられたコンピレーション。亡き父親とかつて、家族で一緒にカルフォルニアへ行った時に聞いた曲たち(という設定で劇中に流れる)です。(*;ω;*)

そちらの一覧がパンフに載っていたので動画をかき集めてみましたー。

※劇中で使用された楽曲が映画オリジナル仕様などで見つからない場合、オリジナル楽曲を貼っています。

映画の感想はこちら↓

発達障がい児とその母を包む愛のドラマ。映画『Mommy/マミー』ネタバレ&感想

CHILDHOOD | Craig Armstrong

BUILDING A MYSTERY | Sarah McLachlan

LES QUATRE SAISONS | (Concerto pour violon en Sol mineur , op 8, No 2, RV 269 (Ete)

(Antonio Vivaldi)

WE’RE UNSTOPPABLE

(James Harlin, Dumi Maraire and Clav)

https://www.shazam.com/ja/track/329357600/were-unstoppable

WHITE FLAG | Dido

CHRIS JUST TURNED 16 | The Disposable Idols

PROVOCANTE | Marjo

COLORBLIND | Counting Crows

ON NE CHANGE PAS | Céline Dion

HEIDERÖSLEINl

(Franz Schubert)

BLUE (Da Ba Dee) | Eiffel 65

WONDERWALL | Oasis

DON’T FALL | The Reel

WELCOME TO LIFE | Jeanne Gionnet-Lavigne et Jennifer Savard

(Pierre Bouvier , Charles-Andre Comeau)

VIVO PER LEI | Sabrina Bisson et Antoine-Olivier Pilon

PHASE | BECK

EXPERIENCE | Ludovico Enaudi

BORN TO DIE | Lana Del Rey

 

・・・いかがでしたでしょうか。

1枚のアルバムのような映画『Mommy/マミー』の世界観を少しでも味わっていただければと思います(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ま行

発達障がい児とその母を包む愛のドラマ。映画『Mommy/マミー』ネタバレ&感想

架空のカナダで起こった、現実―――。

グザヴィエ・ドラン監督の作品は

『私はロランス』→『マイ・マザー』→『胸騒ぎの恋人』と観て、4本目。

初めて彼の作品を劇場で鑑賞出来ました。ちなみに『トム・アット・ザ・ファーム』はこの次の鑑賞になりますね。

ドラン監督のサイコサスペンス映画『トム・アット・ザ・ファーム』ネタバレ&感想

パンフはこんな感じ。

映画のパンフレットというよりは、アート雑誌のよう。グザヴィエ・ドラン監督の美麗なお写真が沢山載っているので、ファンは大喜びの一冊ですね。個人的に、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した時のスピーチが載っているのが興味深かったです。

来場者特典として、ポケットティッシュが配られていました。

裏はこう。もったいなくて使えません!!!!

 

【映画情報】

【原題】Mommy
【制作国】カナダ
【監督/脚本/衣装/編集】グザヴィエ・ドラン
【製作】ナンシー・グラン、グザヴィエ・ドラン
【撮影】アンドレ・ターピン
【美術】コロンブ・ラビ
【音楽】ノイア
【出演([]内は役名)】

  • アンヌ・ドルヴァル[ダイアン・デュプレ(ダイ)]

  • スザンヌ・クレマン[カイラ]

  • アントワン=オリヴィエ・ピロン[スティーヴ・デュプレ]

【公開日(日本)】2015年4月25日
【上映時間】134分
【配給】ピクチャーズ・デプト
【映倫区分】PG12
【IMDB】8.1/10.0  (およそ37,000人の評価)

【あらすじ】

とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2か月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。

15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン。スティーブはADHD(多動性障害)のため情緒も不安定で、普段は知的で純朴だが、一度スイッチが入ると攻撃的な性格になってしまう。そんな息子との生活に右往左往していたダイアンだが、隣家に住む引きこもりがちな女性教師カイラと親しくなったことから、少しずつ日々に変化が訪れる。精神的ストレスから吃音に苦しみ休職中だったカイラも、スティーブの家庭教師を買って出ることで快方に向かっていくが……。【引用元:パンフレット、映画.com

【感想(ネタバレもあるよ)】

☆3.4/5.0

障がいを持つ息子と母親の不安定な関わり、それから法案によって引き裂かれてしまう切ない現実を描く本作。

天才的な演出の才能が爆発!

音楽の使い方、画面の構成、光の加減、色彩、どれもこれも斬新で、これから彼は映画シーンを変えていくんだ。そんな可能性を感じました。
特に、1:1の正方形だった画面のアスペクト比がグググッと広がっていくシーンは映画館で観れて本当に良かったと心から思える演出でした!!!

思わず涙で顔がぐしゃぐしゃになってしまいましたよ・・・本当に幸せな映画体験でした。

今回も女性がキレるシーンが清々しかったし、ブラボー!ドランさん最高です!ここまでなら星5!なんですけどね!!

まるで1枚のアルバム

秀逸な演出の中に、アスペクト比1:1の画面と、それを取り巻く音楽の存在があります。

主人公が幸せだった頃の事を思い出すかのように、かつて亡くなった父と行ったカルフォルニアへの家族旅行で作ったコンピレーションの曲たちがサントラとして劇中で流れます

アルバムが売れなくなり、一曲単位でネットで曲が買えるようになってしまった今では感覚として分かりづらいかもしれませんが「アルバム」である良さというものの一番は、それぞれ別個であるはずの曲たちが数10曲連なり、その並びから一つの物語を創り出すところ。だとちびぞうは思っています。
アーティストの方々がそれを前提として作っているのかは知りませんが、一つのアルバム全体で一つの作品になるように創っている方は少なくないでしょう。

この映画は、そんなアルバムの流れから想像できる一つの物語のような、そんな作品になっているんです。映画でありアルバム、アルバムであり映画のような。

アスペクト比1:1という画面は、CDジャケットの比率も連想させ、登場人物たちに寄り添う事の出来るサイズ・・・というだけでなく、この映画のどの場面を切り取ってもCDジャケットになるような、そんなお洒落さ、物語性が隠されているのだと思います。

本当に、ハイセンス。この一言に尽きますね。

さてさて脚本は?

ここからちょっと厳しめ感想。

ドランさんは美的センスが素晴らしすぎて・・・脚本のマイナス点を芸術面でほとんど補ってしまうから怖いんですよ。
(逆に言えば脚本と芸術性のバランスが取れた時、ものすごい映画が出来上がるんじゃないかと信じています!!なので次の作品も必ず観ます!)

今回は私のリサーチ不足もあったんですが、オープニングで流れる「カナダで改正された法案(あらすじの冒頭に載せた文ですね)」というもの自体がフィクションだったと知って心底ガッカリしてしまいました。

障がい者にスポットを当てるならば実話をベースにした方が観た人にも考えてもらえる映画になる気がするんですよね。(啓発が目的の映画ではなさそうだからそこまで求める必要ないかもしれないけど)
とにかく、法案ネタを冒頭に持ってきていかにも物語のメイン!という感じなのにそこはあまり物語の芯に関係なかった感じもして。正直あの設定、なくても良かったかな。

それから主人公の母親。彼女があまりにも息子の障がいを理解してなさすぎて…ツライ。自傷他害の可能性を知ってて目を離しすぎだし、これまでずっとこの問題と向き合ってきた人にしては疑問に思える行動が多々あった。もっと本人のためを思って一生懸命愛そうと頑張る母親っているだろうし。
そもそもドランさんは不器用で不完全な(しかし力強くて美しい)母親像を描きたいのであって”障がい児とその母親”というスタイル自体にはあまり意味がないのかもしれないなーと思ってしまいますね。やっぱり、法案の設定はいらなかったのかも。

まとめ

今回は脚本の部分にあまり納得ができなかったので、演出と映像が素晴らしすぎて星5から始まったスコアも下がり気味。

それでもドラマとして面白いといえば面白い映画だとは思います!

多分、ちびぞうのドラン監督に対するハードルが相当上がってるのもあるんでしょうね。
でもいつか、そのハードルを軽々と越えてきてくれるって信じています!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
は行

驚愕のボカシ!映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ツッコミ&感想

愛してるのに、愛し方が違う、ふたり。

タイトルにもあります「ボカシ」というのは、劇場公開のR15+バージョンのお話でして、一部で公開されたR18バージョンとDVDに関しては改善されたようなのでそちらを観た方にはピンと来ないかもしれません(笑)

ちなみにこの映画は、かのティーン向け恋愛小説「トワイライト」シリーズのファンがネットに投降した官能小説が原作となっているようです。

ちびぞうは原作は未読ですが過去、映画『トワイライト』のファンであったので、興味津々。映画仲間の女子会にて劇場でR15+版を鑑賞しました!

パンフはこんな感じ。

おっしゃれぇい!じゃないですか!この、書類を思わせるデザイン。何かな?とめくってみると、一ページ目にCONTRACT・・・つまり劇中に登場する「契約書」が載ってるんです!!!

こういう遊び心のあるパンフ、良いと思います(笑)

しかし20Pで税抜き667円はちょっと寂しい・・・。

【映画情報】

【原題】 Fifty Shades of Grey
【制作国】アメリカ
【監督】サム・テイラー=ジョンソン
【脚本】ケリー・マーセル
【原作】ELジェイムズ
【製作】マイケル・デ・ルカ、ELジェイムズ、ダナ・ブルネッティ
【製作総指揮】マーカス・ヴィシデイ、ジェブ・ブロディ
【撮影監督】シェイマス・マクガーヴィー
【プロダクション・デザイン】デヴィッド・ワスコ
【編集】デブラ・ニール=フィッシャー、アン・V・コーツ
【衣装】マーク・ブリッジス
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • ダコタ・ジョンソン[アナ(アナスタシア)・スティール]

  • ジェイミー・ドーナン[クリスチャン・グレイ]

  • ジェニファー・イーリー[カーラ・メイ・ウィルクス]

  • マーシャ・ゲイ・ハーデン[グレース・トレヴェリアン・グレイ]

  • エロイーズ・マンフォード[ケイト・キャヴァナー]
  • ヴィクター・ラサック[ホセ・ロドリゲス]
  • ルーク・グライムス[エリオット・グレイ]
  • リタ・オラ[ミア・グレイ]
  • マックス・マーティーニ[ジェイソン・テイラー]
  • カラム・キース・レニー[レイ・スティール]
  • アンドリュー・エアリー[キャリック・グレイ]
  • ディラン・ニール[ロビン(ボブ)・アダムス]

【公開日(日本)】2015年2月13日
【上映時間】126分
【配給】 東宝東和
【映倫区分】R15+
【前作】
【次作】フィフティ・シェイズ・ダーカー
【IMDB】4.1/10.0  (およそ253,300人の評価)

【あらすじ】

大学生のアナ・スティールは、学生新聞の取材で若き億万長者として知られる大企業のCEOクリスチャン・グレイにインタビューし、それをきっかけに2人は急接近。グレイと交際する女性が守るべきルールを記した秘密保持契約書を提示されたアナは、書類にサインし、グレイと通じ合うことになる。しかし、グレイにはある秘密があった。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

世の中のレビューさんを見回っていると、これと『ニンフォマニアック』を比較する声がチラホラあって逆に笑ってしまうう(笑)

もう一度言いますが『トワイライト』ファンの書いた官能小説なんですよ!!

ニンフォ~とはジャンルも畑も書いた人の種別(アーティストか少女漫画家か的な意味で)違うのに!!!!(笑)

・・・と思ったんですが、なぜあの作品と比べられるのかこの記事を書いてて思い出したんですが、主演の女優さんがシャルロット・ゲンスブールに似ているんですよね。多分そのせいもあるのかな。

初めにちびぞうの好みについて書いておきます。

こういうの、嫌いじゃないんだよなぁ…。
設定だけで、「内容は無いよう(;ω;)」なんですけどね。

主なお話の概要

さぁさ、ゲームの始まりだ!

男性と特殊なプレイをするならば、貴女はどこまで耐えられる?
どうです?!若いよ若いよ〜イケメンだよ〜更に大富豪ときたもんだ!広くてお洒落なお部屋ももらえてヘリだって乗り放題!しかも強引な性格!勝手に人の車も売り払うよ!今時いない肉食系だー!

そうだね、いきなりは怖いねゆっくり慣らそうねまずは目隠しして手首を縛るよ!
え?だめだめルールは守って!
彼に触れちゃいけない恋しちゃいけない同じお布団で眠るのもNG!

まぁこのルールもグダグダだけどね!!

大富豪(なんちゃってドS)と平凡女子大生が契約で繋がる、そこから始まる禁断の恋を描いたラブストーリー超大作・・・と思いきや↑で書いたような感じです。大体は。

感想

誰が見ても失敗だとわかるモザイク処理(なんと画面の9割が真っ黒に塗りつぶされている!!)に笑い、グレイさんの言動に笑い主人公のアナのアホさに呆れる

今時ネットもありますし、「それってどんなものなの?」くらい体験する前にグーグル大先生に聞けばある程度予測できるじゃないですか??叩かれたら痛いに決まってるわ!!そんな簡単なことがわかりませんかこのお嬢さんは!!

でも…ちびぞうはこの映画、嫌いじゃないんです(ツンデレ)、むしろちょっと好き。笑

トワイライターが書いた官能小説というだけあって、どういう関係性が作者の萌えなのかはすぐにわかりました。つまり“吸血鬼と人間の危うくて切ない恋愛関係”を実際の人間の恋愛ドラマに落とし込むと“アブノーマルな性癖を持ったイケメンとの恋”になったっていうね!!

それだけだね!

リアルな人間で”吸血鬼との危うい恋”を再現したかっただけでこの作者は別にガチのSM嗜好者ではないのですよ。多分。だからあらすじに釣られてハードなものを期待すると大変痛い目を見ることになるとは思います。

パンフレットについていた契約書にも「セーフワード」の使用についての項目とかありましたが、そんなもの必要ないくらいのぬるさ。(重要な場面を見せずに観客にその内容を想像させる『マジカル・ガール』のテクニックをぜひ監督は見習ってほしい)

もしかしたら、見せる相手は一般ピーポーなワケだし、いきなりハードなモノを見せて引かれるわけにもいかないので、映画を観る観客にも少しずつ焦らすように慣れてもらわないといけないという都合もあったのかもしれない(別に展開が遅い!とか言ってないよ!決して!)。
なので、観客にも“貴女はどこまで受け入れられる?”というのが試されてるわけですね(笑)

続編モノなのでこれだけでは判断し辛いんですが、まぁ続きを楽しみに待つ程度には満喫しました。(それにしたって全部で4作は多いんでない?)

トワイライターなら必見です、なぜなら『トワイライト』を初めて観た時に湧き上がってきた笑いとヒロインへの苛立ちをもう一度体験できるんだから!

・・・かなり物語的に引っ張っていたので、グレイさんの過去が肩透かしじゃないことを切に願っています。

魔法少女が得る代償。映画『マジカル・ガール』ネタバレ&感想

最後に

正直一発目が不発に終わったようなので続きはでないと予想していましたが、出ましたねー『フィフティ・シェイズ・ダーカー』。

レンタルも始まったので、一度これのボカシが少ないバージョンも観ておさらいしてから、続編に挑みたいと思います。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
さ行

ファン落胆?『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ネタバレ&感想

「私の中に眠っていた何かがついに目覚めた・・・とても怖い」

映画仲間に「今までとは違うスターウォーズが観れるよ」と言われワクワクしつつ劇場へ。

年末にスターウォーズを観る、というのが年の瀬の風物詩?になりそうな近年ですね~(笑)

change.orgさんでファンたちが「今作をシリーズから外して新たに8を作り直してくれ」という署名を始め、2万人を超える人たちが署名している・・・という話も聞きましたが、一部ファンの間では落胆した人も多かったようです。

パンフは通常版1,000円、特別版1,200円という事で特別版を購入。

レイが一人で堂々と表紙を飾っています!でも通常版の方のデザインの方が良かったななんて言えない

通常版にはないコンセプトアートのページと、キャリー・フィッシャー(レイア姫)の追悼ページが追加されています!全88Pという、もはやパンフの域を超えてる分厚さ(笑)

丁寧なあらすじがアートワークに合わせて読めます。

【映画情報】

【原題】 Star Wars: The Last Jedi
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ライアン・ジョンソン
【キャラクター原案】ジョージ・ルーカス
【製作】キャスリーン・ケネディ,P.G.A、ラム・バーグマン,P.G.A
【製作総指揮】J.J.エイブラムス、トム・カーノウスキー、ジェイソン・マクガトリン
【撮影監督】スティーヴ・イェドリン,ASC
【プロダクション・デザイン】リック・ハインリクス
【編集】ボブ・ダクセイ
【衣装】マイケル・カブラン
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • マーク・ハミル[ルーク・スカイウォーカー]

  • キャリー・フィッシャー[レイア・オーガナ]

  • アダム・ドライバー[カイロ・レン]

  • デイジー・リドリー[レイ]

  • ジョン・ボイエガ[フィン]

  • オスカー・アイザック[ポー・ダメロン]

  • アンディ・サーキス[スノーク最高指導者]

  • ドーナル・グリーソン[ハックス将軍]

  • アンソニー・ダニエルズ[C-3PO]

  • グウェンドリン・クリスティ[キャプテン・ファズマ]

  • ケリー・マリー・トラン[ローズ・ティコ]

  • ローラ・ダーン[ホルド提督]

  • ベニチオ・デル・トロ[DJ]

  • ルピタ・ニョンゴ[マズ・カナタ]

【公開日(日本)】2017年12月15日
【上映時間】152分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【前作】新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想
【次作】スターウォーズ9(仮)
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

スターウォーズ/フォースの覚醒の直後から始まる。伝説のジェダイ・ルークの元で自分の内なる力の正体を掴もうとするレイ。そんな彼女とジェダイそのものを「あってはならない」と否定するルーク。と同時に、レイア・オーガナ率いる反乱軍はファースト・オーダーの容赦ない攻撃によって徐々にその数を減らされようとしていた・・・。

【感想(ネタバレ注意です!)】

☆3.0/5.0

いつも引用させて頂いている「映画.com」さんにもあらすじがなく、その場合Yahoo!映画さんを経由してシネマトゥデイさんのあらすじを引用させて貰ってるんですがそこも「諸事情によりストーリーを記載しておりません」の文字・・・。なぜ!

自分でまとめようと思いましたがあまりの情報量の多さに、大したあらすじが書けませんでした・・・。まとめる力欲しい(;ω;)

いくつかある問題を列挙

楽しいと言えば楽しい、娯楽映画と言えば確かに楽しい。
だけど観終わったあとのこの違和感はなに・・・という事で、スタウォは7から好きになったにわかファンちびぞうが個人的に思った事を並べてみます。

とにかく長い問題

なんと152分もあるんですねー!!
長くても引き込めれていれば長さを感じさせない、というのが面白い映画というもの。逆に短くてもつまらなかったらやたらと長く感じてしまいます。

今作については、「長いなぁ長いなぁ」と思っていたら「実際すごく長かった」という(笑)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を観ていた時の感覚に似ています(笑)

続きものということは、キリが良くなくても映画が終わる可能性がある。なので、「そろそろ終わりかな?あれ、まだ終わらない・・・そろそろ終わりかな?あれ、まd」と繰り返していました。

ポーが暴走したり、紫の人が裏がありそうに描かれていたり、何の意味があったんでしょう?最初からポーに説明していれば、前半部分だいぶ削ることが出来たじゃないですか・・・。

宇宙でなぜ平気なのか?問題

ローズの姉妹?が序盤でリモコンと格闘するシーン。あれ、船のドア開きっぱなしでしたよね?宇宙・・・大丈夫なの??という疑問。

後半のレイア姫が宇宙に投げ出されるシーンとかも、違和感がすごかったです。

スターウォーズの世界では、大丈夫・・・ってことなの?

スノークさんってなんだったの問題

スタウォの新章になりどこからともなく表れて、全くレンの心を読むことなく真っ二つにされてしまったスノークさん。あっけない退場です。

味方のトップがルークなら、敵のトップはスノークさん・・・のはず。パワーバランスおかしいですよね。もっと強くないとおかしいですよね。

様々なレビューを読んでて見かけた「スノークさんハックス将軍の精神を乗っ取ってる説」を推したいですね。じゃないとあっけなさすぎて!

大事な時にその場に来ない問題

ルークさんのカイロ・レンとの一騎打ちシーン。

えぇーー!来てないのかよ!遠隔操作かよ!そしてそれに気付かないレンちゃん!

正直、その場にいないと知った時に爆笑してしまいました。伝説なのになんだか卑怯!

どうせお亡くなりになるんだったら、別に弟子と本気で戦ってから散っていったっていいじゃないですか。言えることは直接伝えればいいし。

というか、ジェダイの方々は死んでからも霊体として表れて、会話も出来る存在なんだし

「生身で戦う」

という事にもう少し重きを置いてもいいのでは・・・。

フィンとレイの微妙な関係はつまり人種差別?問題

一番違和感があったのは、レイとフィンの関係。

  • チューイにレイの気持ちを代わりに言わせる演出
  • 謎のアジア人女性の登場
  • キスシーンの有無

レイの気持ちをハッキリ言わせないのは、ただ単に観客を焦らしているだけなのか、それとも人種的な問題で二人はくっつけられないから誤魔化しているのか、どっちなの!!

最後にレイとフィンがようやく再会した場面でも、二人はハグしかしてなかったですよね。しかも、ローズが急に横から出てきてフィンに「愛してる」とキスをする!

フィンが黒人だから??アジア人女性をあてがうの???

前作からの流れでフィンとレイが恋愛的にくっつかないのは不自然な感じがするんですよね。

ディズニーがバックにいるから、近代的な人種の多様性を重視してメインキャラに様々な人種を登場させるっていうのはすごくわかります。実写版『美女と野獣』でも人種の多様性をかなり意識していたようでしたし。しかしそれに反して、「ルフゥのゲイシーン」をカットしたり、何かとしがらみも多そうなディズニー。

中国人への媚びなのか、人種差別問題の根深さに配慮したのか、あまり自然な脚本ではない・・・そんな違和感を終始感じていました。

エマ・ワトソン主演!映画『美女と野獣』実写版のネタバレ&感想

良かったところ

ツッコミばかりもアレなので、良かった点も。

  • ヨーダさん登場で大事な書物を燃やしてしまうところ

「古い書物なんかより大事なものがあるだろ」と言わんばかりのヨーダさん良かった。

  • フィンが元ストームトルーパーとして決着をつけていたところ

キャプテン・ファズマと対決をして、元ストームトルーパーとしての自分としっかりと決別した!という演出が良かったですねー。ちゃんと、脱走兵としてのけじめをつけた感じがしてよかったです。

  • お決まりの展開を次々と裏切っていく!

うわーーーーーピンチ!!というところで仲間が助けに来て九死に一生!みたいなことがあんまりない。この流れならこうなるだろう、みたいなありがちな展開をどんどん裏切って、反乱軍が次々と追い詰められていくところが、レイの覚醒に繋がってカタルシスをもたらしていたと思います。

  • ラストの塩の地面での戦闘シーンの美しさ

↑これです。真っ白な雪原の下は塩。踏んだりすると赤い塩が見えるところがすっごくお洒落でした。

カイロ・レンちゃんが可愛すぎる

相変わらずの癇癪持ちで、才能は人一倍あって、やりたい放題だけど色んな人に振り回されまくっている不憫なレンちゃんが本当にもう愛しくて愛しくて(笑)

レイに一緒に来てくれ、頼む。というシーンなんか彼の孤独さがすごく伝わって来て涙が・・・(*;ω;*)

正直、前作の感想でもベタ褒めしていましたが、

新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想

今作、更に魅力が増しています!!!!

レイとの共闘シーンなんかも最高にアツいです。あっけなく正義に還るようなことはせず、ぜひとも自分を貫いていって欲しいですね!!!

レンちゃんファンなら得しかしない!!!!ぜひ劇場で彼の成長を見守ってきてください!!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ