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愛人の子供に殺される悪夢。映画『影の車』ネタバレ&感想

六才の子供に殺意はあるか?

どうも、お久しぶりですちびぞうです!

今回は加藤剛さん追悼企画ということで地元の小さな映画館ロイヤル劇場にて上映されていた「影の車」を鑑賞してきました!!原作は松本清張の「潜在光景」です。

松本清張の映画とか観るの初めて!!!ワクワクです!

こちらの映画館はフィルム映画を上映している全国でも貴重な映画館・・・フィルムを体験できる喜びも噛み締めたいですね(*’ω’*)

パンフはさすがにないのでチラシの一部を載せました↑

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】野村芳太郎
【脚本】橋本忍
【原作】松本清張『潜在光景』
【製作】三嶋与四治
【撮影】川又昂
【美術】重田重盛
【音楽】芥川也寸志
【録音】栗田周十郎
【照明】三浦礼
【編集】浜村義康
【スチール】赤井博且
【出演([]内は役名)】

  • 加藤剛[浜島幸雄]
  • 岩下志麻[小磯泰子]
  • 小川真由美[浜島啓子]
  • 岩崎加根子[浜島の母親]
  • 滝田裕介[浜島のおじさん]
  • 近藤洋介[石川]
  • 岡本久人[小磯健一]
  • 小山梓[浜島の少年時代]
  • 永井智雄[小磯貞雄]
  • 芦田伸介[刑事]

【公開日(日本)】1970年6月6日
【上映時間】98分
【配給】松竹
【IMDB】7.2/10.0  (およそ105人の評価)

【あらすじ】

結婚して10年経っても子宝に恵まれず決して妻とも上手くいっているとは言えない、団地と会社を往復するだけの退屈で平凡な人生を送る浜島幸雄。ある日、毎日使うバスで同郷の小磯泰子と再会する。四年前に夫に死なれシングルマザーとなった泰子と交流を重ねるうちに、幸雄は彼女に惹かれていく。泰子の連れ子の健一とも親しもうとする幸雄だったが、次第に「健一は自分を殺そうとしている」という幻想にとりつかれるようになっていく・・・。

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.0/5.0

とても古い映画なのですが・・・それなりに観れました。

最初はホラー映画なのかと思っていたんですが、松本清張なのでサスペンスなんですよね。でも、サスペンス・・・というよりは心理系スリラーというか。恐怖を感じる演出がホラー寄り、という印象がありました。

おおまかなストーリー

主人公の幸雄が愛人の連れ子が自分を恨んでいるのではないか・・・というネガティブな妄想にとりつかれ、というのも主人公の幸雄自体が子どもだったころに母親の恋人であった男を恨んでいて、そしてその男を殺してしまった過去があるからなんですが。

  • 健一が首吊り縄のようなものを作って見せてくる
  • ナイフのようなものをチラつかせてくる
  • 健一がネズミ駆除のための団子を食べさせようとしてくる
  • 家の中に閉じ込めてガス(のようなもの?)で窒息死させようとする
  • 初めて泰子の家に泊まった夜、夜中に目を覚ますと鉈を持った健一が襲ってくる

という感じでどんどん演出がエスカレートしていきます。しかしその演出は全て「幸雄の妄想もしくは勘違い、夢である可能性」も残されているので、彼が過去の自分の過ちに囚われておりそこから追体験をするように思い込みで”襲われている”という妄想をしていると思える部分もあるんですよねー。観客の受け取り方でまた違ってくるというか。

最終的には、夜中に健一に襲われそうになった幸雄は自分の身を守るために彼の首を絞めてしまいます(意識を失わせるだめなので殺しはしない!)。そして不倫もバレ妻は離れ、警察に「六歳の子供が明確な殺意を持って殺しをするわけがない」と責められる。

そして幸雄は自分が過去に釣りをしている母親の恋人を海へ落として殺してしまった場面を回想して終了。

残念だったところ

シンプルな脚本で先も読めやすい&90分台という短めな上映時間なのにそれがとっっっても長く感じてしまう。途中の不倫の場面がやたらと冗長なんですよね。そこが一番残念でした。

ちょこちょこと健一くんの不穏な場面は挟み込まれるんですけど、最後の事件が起きるまでがすーーーごく長く感じてしまうんですよね。

あと濡れ場がすごく多かったな・・・。なんでそんなに絡むシーンが多めなのか・・・。やっぱりホラーにはセクシーさもないとダメなのかなーというのがこの頃から感じられます(笑)

良かったところ

オープニングはバスに乗る幸雄のバストアップから始まるんですが、その光加減がすごく綺麗!夕焼けが全体にボヤッと広がっています。そのオープニングも印象的なんですけど、この映画は映像表現が美しくて個性的なんですよね。

調べてみたらウィキには『多層分解』と名付けられた手法が使われているみたいです。以下一部引用。

”撮影したポジ・フィルムから3原色分に分解したネガを3本作り、それぞれを8~4コマ分ずらしてポジに焼くことで全体の色がズレた画面を創り上げ、次にこの色ずれしたフィルムの最初のネガからカラーポジと白黒ポジ2本焼いて、さらに撮影風景の明るい部分だけの素粒子を強調するコントラストの強い白黒ポジをもう1本焼いたうえで、この3本のポジを重ね焼きすることで『レリーフ効果』と呼ばれる線や面が浮き出る映像効果を創り上げた。”

過去の回想シーンに主にこの手法が使われていたんですけど、今観ても「これどうやって撮ってるんだろう・・・」と不思議に思いました。色が強めに出ていたり、レリーフのように浮き上がった画面作りは怪奇的で記憶の底にある記憶の曖昧さみたいなものも表現されている気がしてとても効果的に感じました。

こういった手間暇かけて作られた特殊な画面や、幻想的で美しい画面の移り変わりなんかも楽しんでもらえればと思います。

まとめ

あまり映画館で観る機会のない作品を、しかもフィルムで観られて貴重な体験が出来たと思います・・・!内容的には少し退屈なところもありましたが、個人的には映像も良かったし満足。

これぞ松本清張!という代表作も他にいくつかあると思うので、またDVDなどで観ていけたらいいな。

 

 


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画像引用元:IMDB

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死にゆく島から恐竜を救え!映画『ジュラシック・ワールド:炎の王国』ネタバレ&感想

「人類は自ら招いた激変に見舞われるのです―――」

少し書くのが遅れてしまいましたが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』観て来ましたー!!
前作のジュラシック・ワールドと同じ島、イスラ。ヌブラル島が舞台です。

恐竜たちによって破壊され人間に放棄されてから三年後のお話。

前作に引き続き我らが”スターロード”クリス・プラットが主人公を演じています。そそそして!!イアン・マルコム博士ことジェフ・ゴールドブラムがカムバックします!!!(前作にいたのはイルファーン・カーン)うれしいいいい

パンフはこんな感じ!

前作のA4サイズとは違って少し小さめ、正方形!表紙もレインボーのキラキラが全面に施されています。映画ライターの高橋諭治さんなどが寄稿しています。26Pで税抜き667円。まぁまぁお値段的にも普通?より少し寂しいかなぁ。このレベルの大作にしては・・・って感じがしますね。

【映画情報】

【原題】Jurassic World: Fallen Kingdom
【制作国】アメリカ
【監督】J.A.バヨナ
【脚本】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作総指揮】コリン・トレボロウ、スティーヴン・スピルバーグ
【製作】パトリック・クローリー、ベレン・アティエンサ
【撮影】オスカル・ファウラ
【プロダクション・デザイン】アンディ・ニコルソン
【編集】ベルナ・ビラプラーナ
【衣装デザイン】サミー・シェルドン・ディファー
【音楽】マイケル・ジアッキノ
【字幕翻訳】戸田奈津子
【出演([]内は役名)】

  • クリス・プラット[オーウェン・グレイディ]
  • クレア・ディアリング[ブライス・ダラス・ハワード]
  • イーライ・ミルズ[レイフ・スポール]
  • フランクリン・ウェブ[ジャスティス・スミス]
  • ジア・ロドリゲス[ダニエラ・ピネダ]
  • エヴァーソル[トビー・ジョーンズ]
  • ケン・ウィートリー[テッド・レヴィン]
  • イアン・マルコム[ジェフ・ゴールドブラム]
  • ウー博士[B.D.ウォン]
  • アイリス[ジェラルディン・チャップリン]
  • ベンジャミン・ロックウッド[ジェームズ・クロムウェル]
  • メイジ―・ロックウッド[イザベラ・サーモン]

【公開日(日本)】2018年7月13日
【上映時間】128分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】憧れのテーマパークが再び!映画『ジュラシック・ワールド』感想&ネタバレ
【IMDB】6.5/10.0  (およそ113,500人の評価)

【あらすじ】

ハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.0/5.0

過去最大に泣けるシーン有り!!!

人間のエゴ、自然に生きていくということの大切さと残酷さ、描かれてますね~~~~~(何)

今回はパークとしての存在意義というよりは、

人間が意図的に生き返らせてしまった恐竜たちの存在意義そのもの

にスポットを当てています。

自然ではないものに、生きる権利はないのか?自然淘汰されるものは自然淘汰されるべきなのか?そこに人間的な感情が絡み合って、許容したい気持ちと許容したくない気持ちが戦う・・・。殺すのが人間なのか、生かすのが人間なのか。

非情に残酷で切ない物語でした・・・・。

おおまかなストーリー

ジュラシック・パーク、ジュラシック・ワールドの舞台となった島が噴火の危機に見舞われる。そこで繁殖していた恐竜たちも死の危機に。

上院議員の特別議会では「恐竜たちは人間の手によって復活させられたクローンであり、本来、自然淘汰されたものは自然に任せるべき」と助けない方向で決定する。

しかしラプトルを手懐けていたオーウェンと、パーク責任者だったクレアは、パーク創設者のハモンド氏のパートナーだったロックウッド氏に呼ばれ、ロックウッド財団の代表であるイーライ・ミルズに「恐竜を保護する場所がある」と提案され、秘密裡に恐竜を保護しに行くことに。

火山の噴火から逃れながら、全種類を数頭ずつ保護することに成功するも、途中でミルズの意図は保護ではなく捕獲だといういう事が発覚。ブルーは撃たれて捕獲されてしまう。

島におきざりになったオーウェンたちは間一髪でミルズたちの船に乗り込む。救えなかった恐竜たちは無残にも炎と灰に飲まれて死んでゆく。

捕獲された恐竜たちはハモンド氏の自宅へと運ばれる。そこにはハモンド氏の娘に瓜二つという孫のメイジ―ちゃんもいる。ミルズはオークションの売人と組んで恐竜たちを金持ちに売りさばこうとしていた。更にウー博士と一緒に地下で新しいハイブリッド恐竜を作り出していた。

ミルズの悪事に気付いたメイジ―ちゃんはハモンド氏に報告するが、彼がミルズを諫めようとすると逆に殺されてしまう。命の危機を感じたメイジ―ちゃんはオーウェンたちと合流、恐竜を助けながら屋敷からの脱出を図る。

オーウェンたちが逃がした恐竜がオークション会場で大暴れ、観客は阿鼻叫喚になって逃げだす。そこにハイブリッド恐竜も解き放たれてピンチ!!

ブルーやT-レックスが応戦、なんとか倒す。ミルズもパクッされる。

施設内の機器が壊れてガスが恐竜たちの捕獲区域を満たしてしまう。ほっておけば死んでしまう、という状況で外へ逃がすボタンを押そうとするクレア。しかし外は人間の住む世界。「それを押したらもう後戻りできないぞ」とオーウェンに止められ、苦しみながらも押すのをやめるクレア。苦しむ恐竜たち。しかしそこでメイジ―ちゃんがボタンを押して、恐竜たちを逃がす。

彼女も実は、ハモンド氏が遺伝子操作で作り上げた母親のクローンだった。
クローンにも生きる権利はある、とメイジ―ちゃん。

オーウェンはブルーを保護しようと思ったが、見つめ合ったのちそれを断るようにブルーは闇へと消えていく・・・

そしてオープニングでも登場した議会でのマルコム博士の台詞で終わり。

もうめっちゃ泣ける!!!

恐竜たちがなすすべもなく死んでいく姿が可哀そうすぎる・・・。噴火する島に残されたブラキオサウルスの悲しい鳴き声・・・もうつらい・・・鼻水垂れまくり・・・

そして、最後の屋敷に閉じ込められた恐竜たちがガス室ばりに拷問されるシーンも悲しい。あそこでボタンを押したくなる気持ちもわかるけど・・・本当なら、自然淘汰されたはずの恐竜たちを人間が自分たちのエゴで勝手に復活させたものだから。噴火という自然災害によって死んでしまうならばそれも仕方ないことだって思うの、分かるんですよね。

主人公たちはそれを善意で救おうとして助けて、本来は噴火で死ぬはずだった恐竜たちを見殺しにしなきゃいけない・・・っていう場面だから余計に辛いじゃないですか。
結局、善意だろうがなんだろうが、自然の流れに逆らうことは良くない…ってことが言いたいのかなぁ。ちびぞうはあそこでボタンを押さなかったクレアは偉いと思いました。

逃がしても、たくさんの罪なき人たちが犠牲になってしまうしね・・・。

かつてないほど、恐竜の価値とか、人間の尊厳とか、善意について、エゴについて考えさせられる脚本になっていて・・・涙無しでは観れません!!

マルコム博士の復帰が嬉しい!!

本人もパンフレットでまたこの役が戻ってきて幸せだと語っていましたが、ファンのちびぞうもかなり嬉しいですよ!!!

マルコム博士好きだったから、また出て来てくれて大喜び。最初と最後の議会のシーンでしか登場しませんがそれでも十分な存在感を放っていてさすがのカリスマ性でした。

続編も一応予定があるみたいなので・・・またどこかで観たい。

 

最後に一言。

ついに人間のクローンまで作ってるやん・・・これ映画別物になるやん・・・

 


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ついにプテラノドン登場!!映画『ジュラシック・パークⅢ』ネタバレ&感想

恐竜の〈知力〉は人間を超えるのか・・・

こんにちはこんばんはちびぞうです!

ジュラシックシリーズおさらいのコーナー。前記事は以下。

あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

これで以前作られた三作はすべてクリア!です!今作では1で主演を務めたアラン・グラント博士(サム・ニール)が戻ってきます!!!更に更に、ちびぞうの好きなウィリアム・H・メイシーも登場!!(もう今の若い人にはERとか言っても分からないかもしれないけどシーズン1とかで外科部長の役をしていた人だよ・・・脱線)

更に更に更に、今作でやっと出ますよプテラノドンが!

【映画情報】

【原題】 Jurassic Park III
【制作国】アメリカ
【監督】ジョー・ジョンストン
【脚本】ピーター・バックマン、アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
【原作】マイケル・クライトン
【製作】ラリー・J・フランコ、キャスリーン・ケネディ
【製作総指揮】スティーブン・スピルバーグ
【撮影】シェリー・ジョンソン
【編集】ロバート・ダルバ
【音楽】ドン・デイビス
【テーマ音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • サム・ニール[アラン・グラント博士]
  • ティア・レオーニ[アマンダ・カービー]
  • ウィリアム・H・メイシー[ポール・カービー]
  • アレッサンドロ・ニボラ[ビリー・ブレナン]
  • マイケル・ジェッター[ユデスキー]
  • トレバー・モーガン[エリック・カービー]
  • ブルース・A・ヤング[ナッシュ]
  • ジョン・ディール[クーパー]
  • ローラ・ダーン[エリー]

【公開日(日本)】2001年8月4日
【上映時間】92分
【配給】UIP
【前作】あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想
【次作】ジュラシック・ワールド
【IMDB】5.9/10.0  (およそ257,200人の評価)

【あらすじ】

パラセーリング中に遭難した少年を助けるため捜索チームがある島に向かった。しかし、そこはあの恐竜たちが棲息する島のすぐ近くだった。かつて、恐竜の島で恐怖の体験をしたグラント博士(S・ニール)。不本意ながらもチームに同行するハメになった彼の不安は案の定的中し、今までに見たこともない巨大で凶暴な恐竜と対峙することに……。【引用元:allcinema

【感想】

☆2.7/5.0

個人的にはこれが2かなって言ってもいいかなって感じ。

お子様の不自然さのない活躍とか、遺伝子操作されて新しく作られたスピノサウルスとか、博士と助手の人間模様とか、エンタメ要素もヒューマンドラマも深みも戻ってきたな!って感じで!

マルコム博士の浮ついたキャラ設定が闇に葬られていたり、ヒロインサラが大暴れする2と比べると全体的に良かったと思います。

おおまかなストーリー

若干allcinemaさんのあらすじは冒頭の入り方が省略されているんですよね・・・(引用しといてその言い方)

劇中では前作から6,7年くらい経っています。

2と同じソルナ島が舞台で、もう放置されてだいぶ経っています。地元の人達もこの島には恐竜がいるって把握していて近付かないような状態。

そこにパラセーリング?を楽しむ親子が事故で島に落ちてしまう的なオープニングが。

そして場面は変わり、一作目の主役だったアラン・グラント博士がエリーと結婚して息子が出来て幸せな家庭を築いていた・・・と見せかけて!!旦那は別にいたー!という意味の分からないミスリードにウキウキガッカリさせられます。

エリーの息子には恐竜おじちゃんと呼ばれている博士(笑)

今もラプトルの研究をしていて、彼らが共鳴腔と呼ばれる器官を使って仲間と会話しているんじゃないか?という話が出ます。

そこに登場する金持ち夫婦ーーー!!結婚の記念にソルナ島の上をチャーター機で飛ぼうとしていて、そのガイドとしてついてきて欲しいという話を持ち掛けてきます。研究資金を言い値で出そうと言われて、博士は渋々島へと行くことに・・・

しかしこの夫婦、金持ちだとかは全くの嘘。実はオープニングで飛んでいた親子は奥さんの方の前の旦那さんとその間に出来た息子らしく、二人の捜索をするのに嘘をついて博士をつれてきた・・・というオチ。
なので当然飛行機は島の上を飛ぶだけではなく降り立ちます。

そして一行はインジェン社が遺伝子操作で新しく作ったというスピノサウルスに襲われて何人かパクパクされつつ、親子を探します。残念ながら島に降りて来た時に父親だけパラシュートから降りることが出来ず死亡、息子は無事に二か月ほど生き延びていました・・・!(本当にすごい)

探索中に博士の助手はラプトルの卵を盗み、そのせいでラプトルたちから追われることに。
その事実を知った博士は「お前はこの島を作った奴らとなんら変わりない」と言い放ち、幻滅します。しかし助手は命をかけて子どものピンチを救い、「奴らとは違う!」というところを見せつけて死亡・・・

と、見せかけて実は生きて戻ってくる。

夫婦と、息子が無事に合流し、浜辺へ向かおうと船で川下りをしている最中も恐竜に襲われる!携帯を使って一瞬だけエリーに連絡。”サイトB”という単語だけですべてを察してくれたエリーが助けを呼んでくれて無事救出される。

良かったところ!

伏線が多くてそれをきちんと回収しているんですよね。

序盤の恐竜おじちゃんって呼ばれてる子どもも最後にエリーに電話する時に登場してハラハラの手助けをしてくれますし、助手の幸運のリュックのエピソードだったり、3Dプリンターで作った共鳴腔をラストの方で実際に使ってみたり。
それから失くした携帯電話が恐竜の腹の中にあったー!というのがちょっと笑えるエピソードになっていて、そこから連絡するためにフンを漁ろう!って流れになるのも面白かったですね(笑)毎回このシリーズは恐竜のフンを探る場面があるような・・・

あと毎回あると言えば、恐竜に襲われてピンチ!の時に別の恐竜が出てきてバトルになり、そのおかげで主人公たちは逃げおおせる・・・というのももう様式美っぽくなっている・・・(笑)

今回は子どもエリックの生存能力の高さも良かったし、ラプトルの頭の良さもすごくフューチャーされてて良かったですね。金網の隙間を見つけてそこから襲おうとしたり、仲間と会話して連携したりとか、襲った人間を少しだけ痛めつけて生きたままにしておいてそいつを餌にして別の人間をおびきだすとか・・・半端ない賢さを見せてくれています。

マルコム博士の名前も出てくる!
今作ではマルコム博士は登場しませんが、エリックが彼の本を読んだと名前を出します。若干馬鹿にされてるっぽいですけどもそこもマルコム博士らしい・・・。
ちびぞうはシリーズ通してマルコム博士が大好きなので彼が少しでも存在してるっぽい演出があってすごくうれしくなりました(笑)

それから最後に、2でも最後にチラッとしか登場しなかったプテラノドンがほとんどラプトルの次くらいに出張ってきます。こうやってシリーズごとに新しい恐竜がじわじわ登場してくるのも良いですね~

まとめ

1の次に3が面白い!!!

そしてこのラプトルの賢さが『ジュラシック・ワールド』へと繋がってゆく・・・!

ジュラシック・ワールドのシリーズはそれだけ観ても十分に楽しめる内容ですが、ちゃんとシリーズ愛があるというか、細かなところに過去作へのオマージュが沢山練り込まれてますから、旧作3本もしっかり観ておくとより世界観が楽しめると思うのでオススメです!(*’ω’*)

 

 


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画像引用元:IMDb

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あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

そして何かが生き残った・・・

どうもこんにちは、こんばんは。ちびぞうです。

ちょっと間が開いてしまいましたがジュラシックシリーズのおさらいの続きをしていきたいと思います~。

今作は、前作では助演だったイアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)を主演に迎え、なんとヒロインには若かりし頃のジュリアン・ムーア!豪華ですね~

今回も漏れなく子供のキャラクターが登場します。どんな感じに活躍するのかが楽しみですね~

【映画情報】

【原題】The Lost World: Jurassic Park
【制作国】アメリカ
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【脚本】デビッド・コープ
【原作】マイケル・クライトン
【製作】ジェラルド・R・モーレン、コリン・ウィルソン
【エグゼクティブプロデューサー】キャスリーン・ケネディ
【撮影】ヤヌス・カミンスキー
【美術】リック・カーター
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【編集】マイケル・カーン
【衣装デザイン】スー・ムーア
【視覚効果】インダストリアル・ライト・アンド・マジック
【字幕】菊地浩司
【古生物学コンサルタント】ジャック・ホーナー
【出演([]内は役名)】

  • ジェフ・ゴールドブラム[イアン・マルコム博士]
  • ジュリアン・ムーア[サラ・ハーディング]
  • ピート・ポスルスウェイト[ローランド・テンボー]
  • アーリス・ハワード[ピーター・ラドロー]
  • リチャード・アッテンボロー[ジョン・ハモンド]
  • ビンス・ボーン[ニック・ヴァン・オーウェン]
  • バネッサ・リー・チェスター[ケリー・カーティス]
  • ピーター・ストーメア[ディエター・スターク]
  • ハーヴェイ・ジェイソン[アジャイ・シドゥ]
  • リチャード・シフ[エディ―・カー]
  • トーマス・エフ・ダフィ[Dr. ロバート・バーク]

【公開日(日本)】1997年7月12日
【上映時間】129分
【配給】UIP
【映倫区分】
【前作】あの恐竜シリーズはここから始まった!映画『ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想
【次作】ジュラシック・パークⅢ
【IMDB】6.5/10.0  (およそ325,400人の評価)

【あらすじ】

コスタリカの沖合いに浮かぶ離れ小島、ロス・シンコ・ムエルタス。そこは“サイトB”と呼ばれる、<ジュラシック・パーク計画>において恐竜をクローン生産させるための拠点だった。ところがハモンドの会社は倒産寸前で、この危機を救おうと甥のルドローは恐竜を生け捕り、見せ物にする計画を発表する。マルコム

はハモンドに探検隊のリーダーを依頼されたが、一度は断った。だが恋人の恐竜学者サラがすでに出発したことを知り、慌てて彼も“サイトB”へ向かうのだが……。【引用元:allcinema

【感想(ネタバレもするよ!)】

☆2.5/5.0

けっこう酷評されているっぽい本作ですけども、やっぱり前作が名作すぎてファンのおめめもだいぶ上を向いていたんでしょうねーーーー。

私的には、ジュリアン・ムーア扮するヒロインのキャラが微妙だな・・・と思った以外はまぁまぁ普通に楽しめました。

おおまかなストーリー

今回の舞台はコスタリカ沖のサイトBと呼ばれるソルナ島。

島でバカンスを楽しむ金持ち一家の娘が襲われしまうシーンから始まる。

前作の四年後という設定で、この島は前作の島とは違う島なんですけども、どうも前作のパークを作る時に恐竜を繁殖させるために利用していたのがこの島だったらしい。

パークが壊滅状態になってから、恐竜を自然に返していたらしい。

四年前のパークの事故によって会社が傾きかけて、サイトBで一儲けしようとする輩がいるらしくハモンド氏はそれを止めたいと思っている。(甥っ子もサンディエゴでパークを開こうと画策している)
オープニングの金持ちの娘が襲われた事故のせいで島の存在が世間の目に触れるのは間もなく。島を守るには世論の応援がいるし、そのためにはナマの記録が必要だということで、マルコム博士に島の調査の依頼をする。

マルコム博士は恐竜の恐ろしさも知っているし断るつもりだったが恋人サラが島へ入ってしまったと知り、調査隊ではなく救助隊として島へ向かう事にする。

ドキュメンタリー作家、野外装備専門家、古物学者、マルコム博士。そしてうっかり船に忍び込んだ元妻との娘ケリーも加わって、また島にやってきた恐竜を捕獲しようとする奴らとの敵対もあったりなかったりしてドタバタする。

T-レックスの赤ちゃんを捕獲したことでT-レックスに母性があると証明されるくだりがあったり、町に運び込まれたT-レックスが大暴れしたり、なんとか船で島へ帰したり・・・

そんな感じでした。(雑)

良かったところ!

物語のまとめが雑になってしまった(笑)一応、観ながら全部の流れはメモってたんですけども力尽きてしまいましたね・・・。

良かった点。個人的には

  • マルコム博士がまた足を痛めてる!

ってところが好きでした(笑)1の時も博士は足を痛めていて役立たずだったんですよね(笑)そして今回も足を痛めているという(笑)一緒に観ていた母が「この人足が長いからやられちゃうんだね」的なことを言っていて妙に納得(笑)

あとはまぁ恐竜が良かった・・・。

  • ラプトルはやっぱり頭がイイ!

小屋に逃げ込んだ人間を襲おうと、地面を掘り出すシーンなんかは「か、賢い・・・!」と恐ろしくなりましたね。さすが、人間と同じように地球を支配したかもしれないほどの知力を持っているだけあります。

  • 敵が大して恐竜の名前を言えない演出

恐竜を捕獲しようとしていた人たちは、博士たちや1の子ども達と違って全く恐竜の名前を憶えていないし、正しく読むことも出来ない。そこに恐竜に対する愛のなさとか興味のなさが演出されていて、金のためだけにやっているって感じが敵らしくて出て良かったですね。

ツッコミどころも多い!

ヒロインに対するアレコレなんですけども、おま俺って感じで書いて(描いて?)くださっている素敵ブログさんがあったのでご紹介しておきますね(笑)

ジュラシックパーク史上もっとも悪質なヒロイン・サラに発狂するブログ(まめきちまめこ様)

個人的には、子ども達の活躍が嬉しかった1と比べて、今作のマルコム博士の娘ケリーちゃんの活躍はジェッキーチェンばりに鉄棒スキルとキックスキルを結合させてラプトルに鋭い蹴りをぶち込むという・・・ちょっと無理げな活躍だったので笑ってしまいました。

活躍って肉弾戦かよ!!!っていう。

まとめ

ツッコミどころは満載とはいえ、まだまだ恐竜が出てくるぞ~の演出は面白いですしドキハラもあるので全然楽しいです!

これ、まだ3もありますからね。ここで息切れせずに続いていきましょう。

(ただもう3はスピルバーグ監督じゃないんだよな・・・そこだけが不安)

 

 


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イベント 東京都

東京都の野外上映会『品川オープンシアター07』行って来たよレポ

どうもこんにちはー!こんばんはー!ちびぞう(@cbz_ewe)です!!

2018年の夏はなんと!2回も!野外上映会へ行く機会がございました!!

一つ目はこの間記事にした静岡県のもの。

静岡県の『夜空と交差する空の上映会(三島スカイウォーク)』行って来たよレポ

今回行って来たのは、東京品川で行われました、その名も

品川オープンシアターVol.7!!

なんと入場無料なんですよ!!!!すごい!!!

公式サイトはこちら

品川シーズンテラスという、オフィス街に突如現れる芝生の空間!!!
そこが会場となっていました。

今回上映される作品が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』というのもあり

デロリアンも来ていまして!!!!!

(このデロリアンに乗って撮影できるんですが、ものすごい人気で長蛇の列でしたよ)

入り口もかなり気合が入っていました。

↑スタッフさんが描いたのかな?黒板にチョークでアートされた有名すぎるジャケット!

↑劇中で登場する時計台を模した入場ゲート!凝ってる!!!

夜にはしっかりと雷を通すラインもライトアップ!

そしてその先にはデロリアンが置かれているという・・・うーん愛が深い。

屋台もいくつか用意されていて、劇中に登場するビール「ハイネケン」もありました!

フライドポテトなんかと一緒にセット売りもされていましたー。

上映前に小芝居も

空気で膨らませる方式のスクリーンが用意されていまして。

↑膨らませているところ

このスクリーン設置の時に映画のキャラクターたちに扮した役者さんたちが出てきてちょっとした子芝居をしていました。会場のみんなで協力してスクリーン設置を成功させよう!みたいな観客参加型イベントですね。

設置が完了ー!上映開始の19時の少し前にも現れて、観客を盛り上げていっていました。

ここの上映会は「おしゃべりをしたり、面白いシーンでは笑い声をあげてよし、拍手してよし、騒いでよし」という前振りがありまして、皆でワハハと笑おう!みたいな指示もありましたね(笑)

ついに上映開始!!

始まりましたー!

吹き替え版で、かなり音量も大きく、台詞が聞こえない!!なんてことはなかったです。

更に会場は「簡易チェアー」の使用は使わないように呼び掛けてくれていたので、フラットな場所でも「画面が切れて見えない!」ということがなかったように感じました。

映画はもちろん名作でしたよーーー!!!!

主人公のヘタレパパが勇気を出してビフを殴るシーンや、母親と結ばれるシーンでは会場から拍手が巻き起こったりしてだいぶ楽しい空気でした(笑)

ちびぞう一行は静かに鑑賞していましたけどね(笑)

まとめ

さすが開催7回目!ということもあって、かなり運営さんがしっかりしているイメージがありました。

ちびぞう達が座ったのは芝生の丘のように盛り上がっている斜面だったので、レジャーシートが滑ってだいぶ座りにくかったです。フラットなところに陣取るのが良いかも・・・。

映画を観るだけならとてもストレスが少ない上映会でしたが、今回は「観客が騒いでよし!」というのを推してるので、その雰囲気に合わないという方は気を付けた方がいいかもしれませんねーーー。中には静かに映画を観たい、という方もいると思うので・・・。

 

映画自体は21時まででしたが、会場は22時までいていいという事だったので、そのままそこを飲み会会場として仲間と映画の感想について語り合ったりしてもいいかもしれません(*’ω’*)

 

以上、品川での野外上映会のレポでした!

 

 


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ミニシアター巡り 東京都

ヒューマントラストシネマ渋谷:東京【素晴らしきミニシアターの世界】2館目

こんにちは、こんばんはちびぞうです!

前回からの記事からだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやくこのシリーズも二つ目を書くことが出来ます(笑)

金沢シネモンド:石川【素晴らしきミニシアターの世界】1館目

巡ってなさすぎた!!

ヒューマントラストシネマ渋谷

テアトルシネマグループという、関東や関西で9館ほど映画館を展開している会社の映画館の一つ。以下同グループの映画館。

  • 東京
    ヒューマントラストシネマ有楽町
    テアトル新宿
    シネ・リーブル池袋
    キネカ大森
  • 埼玉
    新所沢レッツシネパーク
  • 大阪
    テアトル梅田
    シネ・リーブル梅田
  • 兵庫
    シネ・リーブル神戸

ちびぞう的にこの映画館は会社的に言うとミニシアターではないのかもしれない?と悩みましたが、まぁシネコンとは違うしそれぞれの映画館がミニシアターぽいのでそれでいいかなと(笑)

◇映画館情報

  • 立地:JR渋谷駅から明治通りを原宿方面へ徒歩7分。東京メトロ渋谷駅からなら13番出口から出てすぐ目の前!
  • スクリーン数:3
  • 座席数:C1[200席]、C2[173席]、C3[60席]
  • 料金:一般[1,800円]、60歳以上[1,100円]、会員[1,300円]、学生[1,500円]、高校生以下[1,000円]、夫婦50割引(どちらか片方が50以上)[一人1,000円]、障がい者手帳持参[付き添い一人まで1,000円]、東京テアトル共通鑑賞券[1,500円]
  • 座席指定:全席指定 / 完全入替制、立ち見無し
  • 駐車券割引:無し
  • 会員制度:有り[年会費1,000円][いつでも映画が1,300円][火曜・金曜は1,000円!][入会時1,000円の割引優待券をもらえる!]
  • その他サービス:ブランケット、チャイルドシートの貸し出し、大きな荷物の預かり、エレベーター/車椅子用お手洗い/リフター有り
  • 所在:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-23-16 ココチビル 7・8F
  • 電話:03-5468-5551
  • メール:ht_shibuya★ttcg.jp(★→@)
  • WEBサイトhttps://ttcg.jp/human_shibuya/
  • チケットデザイン:★☆☆☆☆

内観はこんな感じ

七階は物販とシアター2/3があり、八階がシアター1とチケットカウンターと書かれていますのでエレベーターで向かいます。

三階のエレベーター横には本日の上映作品の一覧が。

八階に到着してすぐ左側にはポスターとチラシがずらり。

エレベーターを出て振り返ると左手にもポスターが。

こんな掲示板もありました!

今回のお目当てはこれ!!

『バンクシーを盗んだ男』!!

ポスターもかっこいい・・・。

店員さんのコメントを書いた掲示もありました。

入り口ドアにバンクシー風のデザインが施されてる!!めっちゃテンション上がります!!

今回は『二重螺旋の恋人』も観たんですが、そちらのコーナーもありました。

チケットカウンターはこんな感じ。

全席指定なので前売り券をチケットと交換します。どうやらバンクシーのスクリーンは七階だったようなのでエスカレーターで下へ(あれ?あのバンクシーの扉のスクリーンではないのね・・・謎・・・)

七階へ降りて右手を振り返ると六階へのエスカレーターとガラス越しに七階フロアが見えます。

左側に見えている廊下を通るとそこにもポスターがずらり。

ここには椅子もあって、会場までの時間をここで休んで待つことができます。

で、出たぁあああ!!

七階売店はこんな感じ。

全体的に清潔感があって、作品のコーナーもたくさんあってワクワクする感じの映画館でした♪何気に天井部分に配管が丸見えだったり、扉にもデザインされていたり、シアター2の文字が切れてたり、オシャレ度も高め!!

ビンゴキャンペーン!

チケットを購入した際にこういうものが配られまして。

[第4弾]マスタービンゴ

この映画館のみでやっているキャンペーンのようです!開くとこんな感じ。

3×3のマスに作品タイトルが書いてあり、チケットを買うとスタンプが押してもらえます。
それがビンゴのように縦横ナナメでそろうと
一列賞・・・洋菓子
二列賞・・・ドリンク無料回数券(10杯)
三列賞・・・マスターセレクション作品プレスセット
コンプリート賞・・・A賞(1スクリーン無料レンタル券/抽選三名)B賞(ザ・レギャン東京プレミアムディナーペアチケット/抽選三組)
と色々ともらえるキャンペーンカードとなっています!

裏面はこう。

こういうキャンペーン楽しいですねー!!沢山観る方なら尚更楽しいと思います!

うちの映画館でもスタンプカードはありますが、作品によってスタンプが集まるというのは新しい!うちもやればいいのになぁ~

オリジナルTシャツ抽選会!!

バンクシーの映画でこんなキャンペーンが行われていました!!

『バンクシーを盗んだ男』

8/4(土)・8/5(日)にご鑑賞の各回1名様に抽選でオリジナルデザインTシャツプレゼント!
※各回上映終了後に当選者を座席番号でお知らせします。チケットはお帰りの際まで捨てずにお持ちください。

売店では売られていない非売品のデザインTシャツを、その回に鑑賞しているお客さんの中で一人だけもらえるというキャンペーン!!すごい!!

しかも・・・私の友人が・・・

あ、あ、当てよったぁあああ!!!

ずるい!!むせび泣きました。ちびぞうが取った席の隣を遅れてきた彼が取ったんで、これはもうちびぞうが当てたと言っても過言ではないですよね・・・!?!?

く、悔しかったぁあああーーーーーーー!!!!!!!

ちなみにデザインはこんな感じでありました。

この文字の意味は・・・?

裏面はこう

いいなぁ・・・

まとめ

さすが大都会の中の映画館、清潔感と洗練されたオシャレさとが共存しており、さらにキャンペーンも沢山用意されていて遊び心も抜群!

映画を鑑賞するだけではない楽しみが沢山盛り込まれている映画館でした♪

またバンクシーと二重螺旋の恋人の感想もそのうちアップしたいと思います!!

 


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あの恐竜シリーズはここから始まった!映画『ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

6500万年を翔けた夢とアドベンチャー!

ジュラシック・ワールドの2が公開ということでね、ちびぞうは過去作を観てるのか観ていないのか曖昧な感じだったのでこの機会に全ておさらいしましたー!

ジュラシックの記念すべき一作目!

主演には最近、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』や『トレインミッション』などにも出演しているサム・ニール!助演には『ザ・フライ』でハエ男を演じたジェフ・ゴールドブラム

90年代の最先端のSFXがものすごい!それから、このシリーズでは毎回子どもが活躍するところも注目です!

【映画情報】

【原題】Jurassic Park
【制作国】アメリカ
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【脚本】マイケル・クライトン、デビッド・コープ
【原案】マイケル・クライトン
【製作】キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン
【撮影】ディーン・カンディ
【美術】リック・カーター
【編集】マイケル・カーン、スタン・ウィンストン、デニス・ミューレン、フィル・ティペット、マイケル・ランティエリ
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【字幕】戸田奈津子
【出演([]内は役名)】

  • サム・ニール[アラン・グラント]
  • ローラ・ダーン[エリー・サトラー]
  • ジェフ・ゴールドブラム[イアン・マルコム]
  • リチャード・アッテンボロー[ジョン・ハモンド]
  • アリアナ・リチャーズ[レックス]
  • ジョセフ・マッゼロ[ティム]

【公開日(日本)】1993年7月17日
【上映時間】127分
【配給】UIP
【映倫区分】
【次作】ロストワールド/ジュラシック・パーク
【IMDB】8.1/10.0  (およそ738,400人の評価)

【あらすじ】

大富豪ジョン・ハモンドの招待で、古生物学者グラントとサトラー、そして数学者マルコムが南米コスタリカの沖合いに浮かぶ島を訪れた。そこは太古の琥珀に閉じ込められたDNAから遺伝子工学によって蘇った恐竜たちが生息する究極のアミューズメント・パークだったのだ。だがオープンを控えたその“ジュラシック・パーク”に次々とトラブルが襲いかかる。嵐の迫る中、ついに檻から解き放たれた恐竜たちは一斉に人間に牙を剥き始めた。【引用元:allcinema

【感想(ネタバレもするよ!)】

☆3.8/5.0

いやーー面白かった!!

もしかしたら過去に観た記憶があったのはテレビで流れていたのをチラ見してた程度で、しっかりと最初から最後まで観ていたわけではなかったのかもしれませんーー。

おおまかなストーリー

コスタリカの西に位置するヌブラル島が舞台。

ハモンドさんというお金持ちのおじーさんが作ったジュラシックパークで檻に入った恐竜にスタッフが食べられちゃう事故が起きて、その事故が原因でオープンできないかもという危機に陥り、主人公を含めた3人の学者を呼んで島を見てもらい「このパークは大丈夫!」というお墨付きをもらおうとしたのが物語の始まり。

ちなみに恐竜は、琥珀の中に閉じ込められていた蚊が吸っていた血からカエルなどのDNAを補って復活させたクローン。

島で雇われていた技術者のデブが悪者と手を組んでいて、恐竜のDNAを盗むために警備システムをオフにしてしまう。そして高圧電流の網なども破られるわ暴風雨が来るわで恐竜も逃げ出して島はパニックの阿鼻叫喚に!!

ちなみにパーク内の恐竜は全てメスで、博士たちが孵化させるもの以外は繁殖出来ない仕様になってたハズなんですが「生命は繁殖する道を探し出す」というマルコム博士の言葉通り、恐竜たちはメスのみだとオスに変化するというカエルの遺伝子を使って繁殖できるように進化していた!!

3人の学者に遊びに来ていたハモンド氏の孫2人が加わって、襲い来るラプトルからなんとか逃げる、逃げる、逃げる。

そしてハッカーの知識もあるレックスが最後にパークのセキュリティを復帰させる!

ラストバトルでは2匹のラプトルに襲われてピンチ!!な時にT-レックスさんが乱入してくれて事なきを得る!という感じでした。

無事、助けが来て帰るシーンで終了。

好きなところまとめ!

  • 開始直後、弁護士の人が話しながら歩いててズルッてコケるシーン。
  • 化石掘りのシーンが楽しそう!
  • 恐竜は鳥に進化したという説(そもそもラプトルという名前が猛禽、という意味)が、エンディングに効いてくる演出
  • どうやって恐竜を蘇らせたかをアニメーションで見せてくれるアトラクションで、そのアニメに登場する遺伝子を模したっぽいキャラクターが可愛い
  • パーク内を見るツアーがスタートしてもなかなか恐竜の姿が見えないところが良い
  • 基本的にCGもすごいし人形もすごくよく出来てる!!
  • マルコム博士のブイブイ言わせてる感じ好き。「将来の離婚相手を探してる」ってセリフが最高。
  • 恐竜が近付いてくる時、地響きが聞こえてくる前にコップの水や水たまりに波紋が広がる
  • さっきまでいた山羊が消えた!と思ったら上から肉塊が降ってくる
  • 車の外から中を覗くT-レックスの瞳孔だけが動くシーン細かい。そこからの本気咆哮がかっこいい。
  • 弁護士がトイレに逃げ込んだら建物の壁全部壊されて便器に座ってる弁護士だけ丸見えになってパクーされる
  • 姉弟の姉の方の名前がレックス(恐竜から取ったのかな?)
  • 悪いデブが可愛い恐竜だと舐めてかかったディロフォサウルス(エリマキトカゲみたいなやつ)に殺されるシーン
  • 蚤の市でサーカスを作ったハモンドじいさんの「本物を作りたかった」という切ない話からの、「恐竜を管理すること自体が間違い、人の命より重い夢なんてない!」と説教される場面
  • ラプトル二頭と姉弟が厨房で戦うシーンも鏡を使ったトリックで騙したり楽しい
  • 子どもたちがそれぞれの能力を使ってピンチを切り抜ける

まとめ

結構たくさん羅列してしまいましたが、まとめて言えば

演出が最高!!!

ってことなんですよね!

直接見せて怖がらせたり、突然出てきてビビらせるとかそういう感じではなく、あえて姿は見せない、残虐なシーンは隠す、そしてジワジワと確実に「何か恐ろしいものが近付いてくる」という感覚を増大させていく…。

この見せない演出だったり、すごく上手だなぁと思いました。アイディアがたくさん詰まっていて、恐竜に襲われるよ!という一言で言えばとてもシンプルに収まってしまう事の連続でも、どのシーンも飽きが来なくて新鮮に楽しめる。

グロイシーンもうまいこと隠されているのでお子様もそんなにショックを受けないだろうし、大人から子どもまで万人が楽しめる、本当に良い映画だと思います!!

ちびぞうは、ブイブイ言わせてそうだったのに足を怪我して役立たずになったマルコム博士が大好きなので、ぜひ続編にも出てきて欲しい!!と思っています!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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大人も子どもも楽しめる青春ドラマの傑作。映画『スタンド・バイ・ミー』ネタバレ&感想

あの12歳の時のような友達はできない
―――もう二度と

こんにちはーちびぞう(@cbz_ewe)です!

こないだの記事↓で書いた野外上映会にて今作を観たんですが、残念ながら字幕があまり読めなかったので・・・うちにあるDVDで再鑑賞。

静岡県の『夜空と交差する空の上映会(三島スカイウォーク)』行って来たよレポ

小さい頃に何回か観た事があったんですけど、あんまり内容を覚えていなかったんですよね。
当時、ちびぞうが小さかった頃に兄が悪ふざけでパイ大食い競争のシーンを面白いから見ろって見せてきたことがありまして(笑)そのシーンが気持ち悪かったことだけはよく覚えてます(笑)

原作はスティーブン・キング、監督は同原作の『ミザリー』も手掛けたロブ・ライナー。
主演には、今は亡き伝説的俳優のリヴァー・フェニックス、主人公の兄役にジョン・キューザック、街のギャングっぽい奴らのリーダーに『24』シリーズで一世を風靡したキーファー・サザーランド!地味に豪華ですねーーーー!

この映画でベン・E・キングの同名主題歌がリバイバルヒットしたのも有名ですね。

【映画情報】

【原題】Stand by Me
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・ライナー
【脚本】レイノルド・ギデオン、ブルース・A・エバンス
【原作】スティーブン・キング「THE BODY(恐怖の四季)」
【製作】アンドリュー・シェインマン、レイノルド・ギデオン、ブルース・A・エバンス
【撮影】トーマス・デル・ルース
【美術】デニス・ワシントン
【音楽】ジャック・ニッチェ
【出演([]内は役名)】

  • ウィル・ウィートン[ゴーディ・ラチャンス]
  • リバー・フェニックス[クリス・チェンバース]
  • コリー・フェルドマン[テディ・デュチャンプ]
  • ジェリー・オコンネル[ヴァーン・テシオ]
  • キーファー・サザーランド[エース・メリル]
  • ジョン・キューザック[デニー・ラチャンス]
  • リチャード・ドレイファス[作家]

【公開日(日本)】1987年4月18日
【上映時間】84分
【配給】コロンビア映画
【映倫区分】PG12
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

オレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。それぞれに家庭の問題を抱える4人の少年たちが、町から30キロばかり離れたところに列車の轢死体が放置されているという噂を聞き、死体探しの旅に出る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆4.1/5.0

これぞ名作・・・ッッッ!!!

エンディングの時には涙が出て来てしまいますね・・・。スティーブン・キング原作の映画は『ミザリー』など大好きなホラーも多いんですが、ホラーだけでなく青春ドラマもすっごくイイんですよ・・・!

最近、リメイクされた『IT』も青春ドラマとしての一面が強く描かれていて、良かったですよね。今作を観てITを思い出す、ITを観ていて今作を思い出す、なんとなくキングさんの作品は特徴があって”彼らしさ”を感じられるところも良さの一つだと思います。

まるで上質なお化け屋敷。映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ネタバレ&感想

子ども時代の回想シーンがメイン

オープニングで大人になった主人公がクリスという友人が刺殺されたという新聞記事を見て過去を思い出す。そしてその頃の冒険譚を執筆する。

その回想シーンが本編になっています。

とある田舎町で小学校の最後の夏休みを過ごしていた仲良し4人組が、町の不良たちが噂していた「ブルーベリーを摘みに行ったまま戻らなくなったブラワーという少年の死体を見た。列車に撥ねられたんだ」という話を聞いて

自分たちが死体を見つけてテレビに出て町のヒーローになろう!

と線路を辿るちょっとした冒険に出かける・・・というのがお話の軸。

エンディングでは回想が終わり、主人公は「あの時のような友人はもう2度と出来ない」と締めくくって本を完成させる。

4人の個性豊かな男の子たち

  • ゴーディ
    主人公。物書きの才能をクリスに見出されているが、両親に好かれ優秀だった兄の死に対する劣等感から内向的な思考に陥っている。
  • クリス
    ゴーディの親友。思いやりがあって賢いが、家庭環境があまり良くなく、給食費を盗んでしまうなどの悪さもしてしまう。盗んだあとで先生に返しに行ったが、その先生は返してもらった給食費でスカートを購入。その事実にショックを受ける。
  • テディ
    メガネをかけた個性的な性格の少年。父親はキレやすい性格で耳を焼かれかけたこともあるが、彼は父を深く愛しており、他人に父親を貶されると「親父はノルマンディーで戦ったんだぞ!」と必死に擁護する。
  • バーン
    太っちょでビビりな少年。彼が噂を聞きつけた事から物語が始まる。橋の上では四つん這いになって歩いたり、夜中の見張りの時は物音がするたびにそこへ銃口を向けるなどコメディ担当な感がある。

この4人のたわいもないお喋りとか、ちょっとした言い合いとかが最高なんですよね。

ちびぞう的には「ミッキーはねずみ、プルートは犬だろ?じゃあグーフィはなんなんだ?」っていう、どうでも良いけど聞かれたら確かに不思議!と思うようなやりとりが本当に少年らしくて好きでした(笑)

特に良いなーと思うのはやっぱりゴーディとクリスの二人の心の中が見えてくるようなやりとり。お互いの苦しみや悲しみを、こいつにだけは話せるんだぜと言う感じで打ち明け、共有し、そして二人で慰め合って乗り越えていく。

最後には追って来た不良グループに対峙して力を合わせて戦い、男としても成長する。

このひと夏の冒険で少年たちは確かに一回り成長したんだなぁと思えるんですよね。しかもそれは、一人では成し遂げられなかった。彼らだったからこそ、出来た。そこがイイ。

しかし彼らは一生の友達になるわけではなく、時間と共に疎遠になったりして、思い出の一部になっていく。そこを回想する主人公の立場になると、大人になってからの鑑賞がまた泣けるんです。

記憶に刻み込まれるシーンの数々

例えば、犬に追いかけられるシーンや列車に追いかけられるシーン、ゴーディが話すパイ大食い競争の話や沼地にハマってヒルに全身を噛まれたりなどなど・・・

あ、昔確かに観たなぁ、という記憶がそれぞれのシーンで蘇ってくるんです。長いこと観てなくてほとんど内容も忘れていたけど、大事なところは記憶が蘇る。これも名作の所以ですよねーーーー。

ちびぞうは兄のせいでパイ大食い競争のシーンは若干トラウマ気味でしたが、大人になってから観たら割と平気でした(笑)気持ち悪いには気持ち悪いんですけども!でも野外上映会では笑いも起きてたし、面白いと思う人には面白いシーンなのかな・・・。

ホラーの巨匠なだけあって、ヒルのシーンもそうですけどどことなくホラーな雰囲気も漂ってるんですよ!上手く説明できませんが・・・青春ドラマだけではない、という不思議な作品。

まとめ

脚本良し、子ども達の演技も良し、個性的なキャラクラ―も良し、印象に深く残る名シーンの数々も良し、冒険を終えてこれでみんなとはお別れかなと思わせる終盤の演出も泣けるし最高。

前述しましたが、子どもの頃はちょっぴり怖い冒険モノで笑えるシーンもある作品として楽しめるし、大人になってから観ると失った青春時代を想って涙する感動作へと変化する。観る世代によって感想や楽しみ方が変わるのも、今作の面白さの一つだと思います。

それから何より、BGMに使われている楽曲のすばらしいーーーーー。エンディング曲もやっぱり最高ーーー!!

褒めるところしかもう出てきません!!!

最近やっていた『IT”それ”が見えたら、終わり』での青春ドラマパートが好きだなーと思った方は、ちょっぴり古い今作もぜひ!手に取って観て頂きたい!きっと好きになれるはずです!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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12人の騎馬隊は5万の軍勢に勝てるか。映画『ホース・ソルジャー』ネタバレ&感想

誰一人失わない。帰国するには勝てばいい。

2001年に起きたアメリカ同時多発テロ(911)を受け、対テロ戦争へと繰り出したグリーンベレー(米陸軍特殊部隊)の極秘任務が映画化されました。
わずか12人の男たちがアフガニスタンへと乗り込み、3週間という短いリミットの中想定外の「馬」に乗って5万人の敵に挑むという実話が元になっています。

主演は、『マイティ・ソー』のソー役でもおなじみのクリス・ヘムズワース。『アルマゲドン』『パイレーツオブカリビアン』シリーズ、『ブラック・ホークダウン』などを手掛けたジェリー・ブラッカイマーが製作を手掛けています。

パンフはこんな感じ!

A4サイズで26P、税抜き667円。監督によるインタビューのほか、リアリティを追求するための撮影トリビアなどが載っていました!

【映画情報】

【原題】12 Strong
【制作国】アメリカ
【監督】ニコライ・フルシー
【脚本】テッド・タリー、ピーター・クレイグ
【原作】ダグ・スタントン『ホース・ソルジャー(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)』
【製作】ジェリー・ブラッカイマー、モリー・スミス、サッド・ラッキンビル、トレント・ラッキンビル
【製作総指揮】アンドリュー・A・コソーブ、ブロデリック・ジョンソン、チャド・オマン、マイク・ステンソン、エレン・H・シュワルツ、ギャレット・グラント、イェール・バディック、バル・ヒル、ダグ・スタントン
【共同製作】ジョン・シュマッチャー
【撮影】ラスムス・ヴィデベック
【美術】クリストファー・グラス
【編集】リサ・ラセック
【衣装】ダン・レスター
【音楽】ローン・バルフ
【音楽スーパーバイザー】ジョナサン・ワトキンス
【キャスティング】ジョン・パプシデラ
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ミッチ・ネルソン大尉]
  • マイケル・シャノン[ハル・スペンサー准尉]
  • マイケル・ペーニャ[サム・ディラー]
  • ナビド・ネガーバン[ドスタム将軍]
  • トレバンテ・ローズ[ベン・マイロ]
  • ジェフ・スタルツ[ショーン・コファーズ]
  • サッド・ラッキンビル[バーン・マイケルズ]
  • ロブ・リグル[バワーズ中佐]
  • ウィリアム・フィクトナー[マルホランド大佐]
  • エルザ・パタキー[ジーン・ネルソン]

【公開日(日本)】2018年5月4日
【上映時間】130分
【配給】ギャガ
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.6/10.0  (およそ33,300人の評価)

【あらすじ】

米同時多発テロ翌日の2001年9月12日、対テロ戦争の最前線部隊に志願したミッチ・ネルソン大尉は、わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧する任務に就く。反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍の協力が得られるものの、12人の部隊に対して敵勢力は5万人。加えて戦場のほとんどが険しい山岳地帯のため、馬こそが最大の武器だとドスタム将軍は言う。隊員のほとんどが乗馬経験のない中、ネルソン大尉らは馬に乗って厳しい戦いを強いられる。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.8/5.0

普通に面白い!の★2.5からちょっと上!って感じでした!!!

実話ベースだと映画的な面白さを作るのが難しいのかな?とは思うんですけど、盛り上がるシーンのある後半までがけっこう長く感じられ・・・。退屈と言えば退屈だったかな・・・。

一緒に戦ったドスタム将軍はショーン・コネリーに少し似た風貌のダンディな役者さんでしたね!彼と主人公のミッチ・ネルソン大尉が繋ぐ兄弟の絆、というのが良かったです。

ソー役に馴染んでいるクリス・ヘムズワースは別の役を演じてもソーにしか見えないのかな?と不安にも思ったんですが、そんな心配も必要なかったです。ちゃんと勇敢でリーダー性のある優秀な軍人さんを演じていましたねー。

どんな作戦だったの?

本来ならば大軍を使うような重大な作戦だったようですが、その地形の複雑さや天候によって侵攻不可能になってしまうという難しい条件が重なり、少数精鋭を送り地元の反タリバン軍に協力を求め行動を共にしてマザーシャリフというテロ組織の拠点を落としに行く・・・という方法しか出来なかったようです。
反タリバン軍を率いるドスタム将軍の指示で一度も乗ったことのない馬に乗せられ、空爆を誘導する・・・。

物語の流れが読めてしまう

残念だったなーと思える要素の一つがこれでした。

ミッチ・ネルソン大尉は実戦経験がなく、上から舐められた目で見られている・・・という伏線もあり、彼らの進行がモタつくと上官は別の隊をドスタム将軍の勢力とは対立する組織に送る(アフガニスタンには沢山の対立組織がある)。そこでドスタム将軍は「敵の味方をするならもうついていかんぞ!」と袂を分かってしまう、んですが!

まぁ後から絶対に助けに来てくれるよね~~~

って分かってしまいますよね。

だってこの映画、戦争や戦いがメインというよりも、他国の、全く違う人生を歩み全く違う価値観を持った戦士が心を通わすというお話がメインで描かれているから。もう途中でそういうお話なんだなと分かっているので、ラストでドスタム将軍が戻ってきてくれるに違いないって思ってしまうんですよねーーー。

(この部分が脚色とかでなく本当にこうだったとしたらドスタム将軍ツンデレだしキザすぎて惚れる)

それでも最後には、ホッとするし二人の友情に感動するんですけどね。

ジェリー・ブラッカイマーと言えば海賊映画でドタバタやってるコメディタッチなアクションのイメージがちびぞうは強くて(ブラック・ホークダウンも面白かったけどあんまり印象として強くない)、今作は絆や精神性の物語なのでそれと比べると地味な印象(そこが今作の魅力でもありますが)。

意外だったのは

お涙頂戴な死亡シーンがなく、ミッチ大尉が宣言した通り「誰も死なずに帰還」したこと!

これは良かったですね。良い意味で裏切られました。絶対に一人か二人は死ぬだろうと思ったもん。これが実話なのは本当に素晴らしい。

原題は「12Strong」で兵員12名という意味で、グリーンベレーの最小単位らしいんですがちびぞうは12人の強い男たち、というイメージも受けました。作中では主人公とドスタム将軍のヒーロー性が強く描かれていますが、他の11名も間違いなくヒーローだったのだなと思えるこの原題が好きです。

まとめ

ド派手なアクションのある戦争映画とは少し違う、戦場が舞台のヒューマンドラマ、という感じで観て頂けたらいいのかな。

テロリストと戦う兵士は敬礼すらもしない(上官だということが敵にバレたら真っ先に狙われてしまう)など、細かな兵士たちの約束事も見れて、かなりリアリティのある作品になっていると思います。

エンターテイメントな作品とは違うので、911のテロ背景なんかも調べてから観るとより面白さが増すかもしれませんね。

 

 


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あなたは人間を信じますか?映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』ネタバレ&感想

「この中ではすべての人が平等に権利を持ち、公平に扱われる」

劇中の美術館で行われる「ザ・スクエア」という展示。

これは”傍観者効果”という、誰かが助けを求めていた時にその場にいる人間が多ければ多いほど「自分じゃなくても誰かがやるだろう」と責任が分散してしまうという心理にスポットを当て、地面に引かれた四角い線の中でもし誰かが助けを求めていたら、その中にいる人はその人を「助けなければならない」という義務が生じるという実験的な展示だという。

こういった人間の根本的な善の心とそれに対して実際に動けるのかどうか?という部分にメスを入れ、皮肉をふんだんに入れ込んだ今作。さらりとあらすじを読んだだけでちびぞうは引き込まれてしまいまして。

最近、『万引き家族』が受賞したカンヌ国際映画祭のパルムドールを獲った作品のようです!!

パルムドール受賞作のここがイイ!映画『万引き家族』ネタバレ&感想

地元の映画館で母と共に鑑賞してきました!

パンフはこういう感じ!

スクエアです。ちゃんと真四角。26Pで税込み800円。
UltRA Graphicsの山田裕紀子さんがデザインされています。中は黄色を基調としていてとってもオシャレ・・・!美術館をテーマにした映画だけあってスタイリッシュですね。

【映画情報】

【原題】The Square
【制作国】スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク合作
【監督/脚本】リューベン・オストルンド
【製作総指揮】トマス・エスキルソン、アグネタ・ペルマン、ダン・フリードキン、ブラッドリー・トーマス
【製作】エリク・ヘンメンドルフ、フィリップ・ボベール
【撮影】フレドリック・ヴェンツェル
【美術】ジョセフィン・アスベルグ
【衣装】ソフィー・クルネガルド
【ヘアメイク】エリカ・スペツィク
【音響デザイン】アンデシュ・フランク
【ミックス】アンドレアス・フランク、ベント・ホルム
【編集】リューベン・オストルンド、ジェイコブ・シュルシンガー
【キャスティング】ポーリーヌ・ハンソン
【挿入曲】ボビー・マクファーリン、ジャスティス
【出演([]内は役名)】

  • クレス・バング[クリスティアン]
  • エリザベス・モス[アン]
  • ドミニク・ウェスト[ジュリアン]
  • テリー・ノタリー[オレグ]

【公開日(日本)】2018年4月28日
【上映時間】151分
【配給】トランスフォーマー
【映倫区分】G
【IMDB】7.3/10.0  (およそ34250人の評価)

【あらすじ】

現代アート美術館のキュレーターとして周囲から尊敬を集めるクリスティアンは、離婚歴があるものの2人の娘の良き父親で、電気自動車に乗り、慈善活動を支援している。彼が次に手がける展示「ザ・スクエア」は、通りかかる人々を利他主義へと導くインスタレーションで、他人を思いやる人間としての役割を訴えかけるものだ。そんなある日、携帯電話と財布を盗まれたクリスティアンは、その犯人に対して取った愚かな行動によって予想外の状況に陥ってしまう。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.5/5.0

社会やSNSに対する風刺、ブラックコメディ、矛盾への指摘と・・・満載で考えられさせられることばかり!!!すごく面白かった!

北欧の、スウェーデンという国は福祉に手厚い、というような印象を持ってる人は衝撃を受ける”真実”がこの映画にはありました。

主人公のキャラクターが良い!

主人公は映画の序盤で「男に追われて泣き叫んでいる女」を助けようとするんですが、実はそれは詐欺師の罠で、財布とスマホを盗まれてしまう。
スマホのGPSで大体の位置は掴めるものの、団地のどの家の人が盗んだのかまでは分からない。困った主人公が部下に相談すると「私はお前の住所も把握している。私から盗んだものを全て返さないと・・・」という脅迫めいた文章を打った紙を全世帯のポストに入れて回りましょう!というハチャメチャな提案をされ、それを仕方なく受け入れることに。

この方法もアホっぽくてなぜ警察に頼らないのかが不思議なんですが・・・ともかく主人公はその作戦を決行する。そして盗まれた財布とスマホは戻ってくる。一件落着・・・かと思いきや!後日、その手紙のせいで両親に泥棒扱いされてしまったという男の子が主人公の前に現れる。
しかし主人公は彼の両親に電話で説明してやろうともせず、帰れと追い払うばかり。揉み合って階段から落ちてしまった様子の男の子も助けない。

このように「ザ・スクエア」の展示を企画した主人公が、自分の社会に対する”善の意識”を私生活で別の人間にしっかりと行動で示せているかと思えばそうではないんです。

富裕層と貧困層の人々では、住んでいる場所が区分けされていて、富裕層に属する主人公は貧困層の住む団地の人間を見下しているし人間扱いをしていない。そこの矛盾がこの映画で何よりも大きく、一番の風刺ポイント。

パンフレットには、「善行は心に余裕のある者しか行えない」的な事が書いてありましたがこの主人公がまさにそれで、序盤に困っている人を助けようとした時の心理状態と、中盤、男の子を追い払おうとする場面での心理状態では大きな違いがあり、「自分に余裕がないと人は助けられない」というのを上手く表現していましたね・・・。

主人公はラストで、男の子の家に電話をかけたり、謝罪する動画を撮ったり、娘たちと一緒に団地へ出向いて彼の家を探したりするんですが・・・すでに男の子の家族は引っ越してしまっていました。
謝罪することの出来なかった主人公の後ろ姿を娘が見つめます。しかし主人公は振り返らないのでどんな表情をしているかは分からない・・・そして映画は終わります。

ちびぞうはこの理想とする生き方を実際には出来ていないという矛盾たっぷりの主人公が物語全体を面白くしていて非常にいいキャラクターだと思いました。
ラストでそんな自分に気付いて終わる、という形だと思うんですけど、表情が分からないので主人公が人間的な変化をしたのかどうかは観客に委ねられます。

ちびぞうは良い方に変化したと思うんですけどね・・・。

モンキーマンの演技がすごい!!

パフォーマー・オレグとして登場するテリー・ノタリーは『猿の惑星』や『キング・コング:髑髏島の巨神』などで活躍するモーション・キャプチャー俳優。

続編に期待高まる!映画『キングコング:髑髏島の巨神』ネタバレ&感想

こちらの猿の惑星の記事でテリー・ノタリーの写真が見られます。

今作では、展示のお披露目パーティが開催され、そこにゲストとして招かれた猿人間として登場しますが・・・この猿の演技が本当にすごい・・・。そしてこの猿の演技に会場の気まずい空気もものすごく辛い!!しかも結構な長回し・・・。
この場にいたら本当に恐ろしいなと思いました・・・。

この映画はこのシーンだけでも観る価値ありです!!!

って言っても過言ではないです。それくらいインパクトのあるシーンでした。

まとめ

スウェーデンの社会にメスを入れるための皮肉や風刺たっぷりのブラックコメディを軸にした、ヒューマンドラマという感じですね。

笑えるシーンと笑えないシーンのさじ加減が上手ですし、気まずいシーンは本当に気まずい。
観終わった後は色々と考えさせられます。

「ただのバッグでも美術館の1コーナーに飾れば芸術品となり得る」・・・という台詞を聞いて、『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』を思い出しました。

美術館やアート界に興味がある人にもオススメです!

 

 


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