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インド映画の神再び!『バーフバリ2 王の凱旋 完全版』感想と通常版の違い

どうもこんにちは、こんばんは、おはようございます!!!ちびぞう(@cbz_ewe)です!!!

2018年6月1日(金)より、松竹系列の映画館(ピカデリーなど)で公開されています!!

ちびぞうは最初、今年の年明けに今作のインターナショナル版(通常版)を劇場で観まして一目惚れ、そのあとDVDレンタルで1作目の『バーフバリ 伝説誕生』を観て、そのあとまたレンタルで『王の凱旋』を二回観ました・・・。

2(劇場)→1(DVD)→2(DVD)→1(DVD)→2(DVD)→2(劇場)

こうね!!!最初が2だったので感想が前後してるのがアレなんですが、ちびぞうの記事は以下。

王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

完全版とは??

完全版とは!!!いわゆるディレクターズカット版と同じですね。

今まで公開されていたインターナショナル版(通常版)でカットされていたシーンが全てカットされていない状態で観れるよ!!というものです。

通常版は141分なのに対し、完全版は167分。(映画.comさんを参照)

つまり、26分のシーンが増えているんですねぇー!!!

ちびぞうも観ていて「あっ!このシーンは観てないやつだ!!」と気付きはしたものの、それぞれが1分ほどと短く結構な数あったので、映画が終わる頃にはほとんど覚えていられませんでしたが(笑)、どれも興味深く、バーフバリの世界観と物語を深めるために重要な役割を担っていたと思います!!!

どんな感じのシーンかというのを覚えているので言うと、シヴァガミの居室にて「パータリプトラ王国のヴァルニ姫ですバーフバリの嫁にこの姫はどうですか」と司祭が言うのを「目に生気がない」と突っぱねるシーンが増えていましたね。あとクマラ・ヴァルマのへなちょこさを見せるシーンや、バーフバリが王室から追放されたあと、村人と一緒に暮らすシーンも若干増えてましたね。

本当なら追加のシーンを全部書き出したいところですけども、さすがにうろ覚えなところもあるので厳しい・・・。ぜひとも。ご自分の目で確認して見比べて頂きたいですね!!

ちなみに、通常版ではエンドロールがありませんでしたが、完全版にはバッチリとありました。そして謎の老人と子どもの会話が追加されていました。(これが結構意味深で、続編のフラグになっていれば良いのにと願ってしまう)
バーフバリのお話は、代々語り継がれていく伝説の物語なのだよ・・・ということなんでしょう。

感想

いやもう最高ですよ!控えめに言って最高ですよ。最&高ですよ。

そりゃもうバーフバリが大好きで、劇場で観たい!!と思っていてのこの完全版の上映ですからね。最高にならないわけがないんですよ。

監督はパンフレットで、通常版は「テンポやスピード感を重視してノンストップのジェットコースターに乗っている気分で楽しんでほしい」と語っていました。
反対に、完全版は物語の奥行きを楽しんで欲しいと。
それぞれがただ単に短縮版とノーカット版という感覚ではなく、どちらも一つの映画として完成されていて、どちらも楽しめるようにと考えて作ったそうです。

もう、素晴らしいですよね・・・!!!この監督の言葉通り、どちらも、それぞれの魅力と味があって最高に楽しめる一本になっていると感じました・・・!
特に完全版は、物語のサポートが十分にできていて、通常版よりも自然な脚本になっていると思います。

さすがにこう何度も観ていると、脚本に「?」と思う部分も出てきたりバーフバリの音声だけ他と違ってやたらとデカいなって思ったりはするんですけども、

  • 無茶しまくりなアクションが笑えるし最高にかっこよくて震える
  • バーフバリがデーヴァセーナを見つめてにこにこ幸せそうにしているとちびぞうまでがにこにこしてしまう
  • カッタッパの涙にちびぞうも涙してしまう
  • そしてまた1が観たくなる・・・

こんな感じですからね、もう細かいとこなんか気にしないで我々の王を讃えようよ!!って感じですね。(過去に書いた記事でも全く同じこと書いてたような気がしなくもない)

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

本国インドで王の凱旋のトレイラーが公開された時の劇場での熱気をお届けします。

あ、それから一応確かめて良かったなーーーーーーと思ったんですけど、完全版にも

パンフレットがあった!!!

通常版のパンフはA4サイズでこんな感じなんですが、

(お値段は税込み700円)

完全版はこんな感じ。

(お値段はなんと税込み1000円!)

並べるとこう。

通常版は、登場人物の相関図や著名人のコラム、映画のトリビアなどが書かれていましたが、完全版は著名人のコラムに加え、監督のインタビュー!からポスターギャラリーやスケッチギャラリーそれから・・・なんと!オープニングからエンドロールの台詞までを含めたすべてのシナリオ(インドならではの単語には解説もついてる)が載っています!!!!!

しかも歌の歌詞(カタカナだけど)も載ってるし、シナリオのどこにどの歌が挿入されているのかまで書かれている・・・

え?すごくないですか?これで1,000円てめちゃ安くないですか???

劇場を逃したみんなもパンフだけでも買うといいよ!

なんとカラオケ配信も!!

なぜカタカナ歌詞が載っているのか・・・それは、JOYSOUNDさんでバーフバリのサントラがカラオケ曲に入ったからなんですよねーーーーー!!

えぇ、前代未聞じゃない?インド映画がここまで流行ってるのすごくない?

ちびぞうもめっちゃ歌いたいんですけど!!!!

気になる続編は??

残念ながら監督のインタビューでは劇場用映画としての続編やスピンオフの構想はないと語られていました・・・。

しかし、バーフバリ2作品の前日譚になるという『THE RISE OF SIVAGAMI』というタイトルの映像作品の企画はあるようです。名前からしてシヴァガミ様のスピンオフっぽいですね!

それと、カッタッパやクマラの日本での人気を知り、彼らのスピンオフについても考えてみようと思ったらしいです!!!!

これは楽しみですね!!!!

ちなみに、アニメシリーズ『バーフバリ 失われた伝説』というのがそろそろ日本でも観られるようで・・・アニメか・・・と思いつつも期待せずにはいられない。そんな感じです。

2018年7月25日発売。
もう予約も始まっているようですよ!

 


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リアルで重めのヒーロー映画『ウォッチメン』ネタバレ&感想

知ってはならない、真実がある―――

以前観た事があったんですが、家族がもう一度観よう!というのでパパヤからレンタル、鑑賞しましたー。

どうもちびぞう(@cbz_ewe)です。

今作の監督をしているザック・スナイダーの大ファンです!彼の映画は、今作と、『300<スリー・ハンドレッド>』が一番好きです!

そして今作に登場する最恐のヒーロー、Dr.マンハッタンが大好きです!!

【映画情報】

【原題】Watchmen
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・シュナイダー
【脚本】デビッド・ヘイター、アレックス・ツェー
【原作】デイブ・ギボンズ
【製作】ローレンス・ゴードン、ロイド・レビン、デボラ・スナイダー
【製作総指揮】ハーバート・W・ゲインズ、トーマス・タル
【撮影】ラリー・フォン
【美術】アレックス・マクダウェル
【編集】ウィリアム・ホイ
【音楽】タイラー・ベイツ
【出演([]内は役名)】

  • ジャッキー・アール・ヘイリー[ウォルター・コバックス/ロールシャッハ]
  • パトリック・ウィルソン[ダニエル・ドライバーグ/ナイトオウル二世]
  • ビリー・クラダップ[ジョン・オスターマン/Dr.マンハッタン]
  • マリン・アッカーマン[ローリー・ジュピター/シルク・スペクターⅡ]
  • マシュー・グッド[エイドリアン・ヴェイド/オジマンディアス]
  • ジェフリー・ディーン・モーガン[エドガー・ブレイク/コメディアン]
  • カーラ・グギーノ[サリー・ジュピター/初代シルク・スペクター]
  • スティーブン・マクハッティ[ホリス・メイソン/初代ナイトオウル(若い時)]
  • クリント・カールトン[ホリス・メイソン/初代ナイトオウル(老いた頃)]
  • グレン・エニス[ロルフ・ミューラー/フーデッド・ジャスティス]
  • ダン・ペイン[ビル・ブレイディ/ダラー・ビル]
  • アポロニア・バーノワ[ウルスラ・ザンドット/シルエット]
  • ダリル・スチーラー[ネルソン・ガードナー/キャプテン・メトロポリス]
  • ニアル・マター[バイロン・モイス/モスマン]
  • ローラ・メンネル[ジェイニー・スレイター]
  • マット・フルーワー[エドガー・ジャコビ/モーロック・ザ・ミスティック(老いた時)]
  • ダニー・ウッドバーン[ビッグ・フィギュア]

【公開日(日本)】2009年3月28日
【上映時間】163分
【配給】パラマウント
【映倫区分】R15+
【IMDB】7.6/10.0  (およそ432,400人の評価)

【あらすじ】

ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウォッチメン”と呼ばれる監視者の存在があった。しかし、1985年のニューヨーク、米ソ間の緊迫状態が続く中、政府により活動が禁じられていたウォッチメンの1人、エドワード・ブレイクが暗殺され……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.1/5.0

このジメッとした陰気な空気感というか良いですよねぇ。
DCらしいというか、監督らしいというか・・・。

オープニングから炸裂するヒーロー映画らしくないアクションシーンがカッコよくて大好物なんですよ・・・。そしてそこから、リアルにヒーローが存在したらどうなるのか?という「ヒーローものなのにヒーローヒーローしない」現実的な過去から現在までが描かれます。

 

おおまかにあらすじを言ってしまえば

ヒーローだって必ずしも国民に愛されるわけじゃないし、
ヒーローの中にもクズなやつはいるし、結局人間なのよね。っていう感じの話があって、その中でも自分たちはヒーローたろうと立ち上がるもの(ナイトオウル二世とシルク・スペクターⅡ、そしてロールシャッハ)がいたりなんだりする。

そして時代は冷戦だし、冷戦を自分が止めて平和をもたらそうって「一見どうなのそれ」っていう方法を使って自分の目的を成し遂げようとする悪者的立ち位置なんだけどでも悪者とは言い切れないもの(オジマンディアス)もいたりして、ラストは結局オジマンディアスの策略通りにDr.マンハッタンの創り出したパワーを爆発させて街を犠牲にしてしまうけど、そのおかげ(?)で冷戦も止まるし、しかも最後まで彼のしたことを善しとしなかったロールシャッハも殺されてしまうしでなんとも言えない後味に包まれる!!!!!

そう!人間ドラマなんですよね!

目的の為に手段を選ばずに勝ち取った平和は確かに平和なんだけど、でも確かに大きな犠牲も出てるわけで・・・。でも、彼らが止めなかったら戦争が起きてもっとたくさんの人が犠牲になったかもしれないんですよね。

そこらへんのジレンマというか、うまいなぁと。

ドンパチやるのがメインのヒーローものだと、基本的には自分がヒーローやってることに対する苦悩とかそういうものと戦ってたりするんですけど、今作のヒーローはもう少し我々に近いというか、人間らしい悩みを抱えてるんです。そこがイイ。

へなちょこマンハッタンの魅力

全裸だったりパンイチだったりスーツだったり、また全裸だったり、人前で分別をわきまえてるようでわきまえてないような感じの彼なんですけども、以前何か別の記事でも語りましたが私は

存在するヒーローの中で彼が最強なのではないか!?

と思っています!!!だって、分身も出来ちゃう、瞬間移動も出来ちゃう、自分の大きさも自由自在に変えられちゃう、物質も無に帰すことが出来るし未来も見えちゃうし宇宙に行ったって平気火星に行ったって平気なんだったらその気になれば地球を一瞬で破壊することもできるよねっていうもうとにかく最強なんですよ!!!

でも女にはめっぽう弱いんですよ!!!!

そこがイイ・・・すごくイイ・・・。

無駄にメンタルが弱くてすぐに逃亡するし、未来視出来るはずなのに都合の良い場面では未来が見えてないし、「女は若い方が良い」とか言いながら簡単に彼女を乗り換えたりするクズメンだし「生命の存在のなんとちっぽけなことか」と悟りを開いて火星に行ったけどなぜかすぐに彼女を召喚して軽く泣かせたら「あぁーやっぱり人間って素晴らしいね」って自分で一人で納得して助けに行こっかな~♪ってノリになっちゃうし、

彼の部分だけ脚本が急に適当になるというか本当に情緒不安定だな!?!?!?

でもそこがイイんですけどね!!!

ちびぞう、人間臭い汚さとか醜さとか不確かさや弱さを持ってる人が大好物なのでね(アベンジャーズの社長もそとても人間臭い)、この、最強にして使えないDr.マンハッタンが本当に大好き!!!

まとめ

ザック・スナイダー監督の映像表現だとかアクションシーンがものすごくかっこよくてそれだけでも十分楽しめるんですが、他のヒーロー映画にはない葛藤、そしてリアルさがここにはあります。

一言で言えば人間臭い奴らばっか。

ちびぞうは残念ながら学がないので分かりませんでしたが、歴史上に本当に存在する人物も登場していたりして、社会派ドラマとしても楽しめる一本になっていると思います。

それプラス、Dr.マンハッタンの魅力で成り立っていますね!!!!

Dr.マンハッタンの股間ばっかに目が行ってしまうんですけどね!!!

 

以上、ちびぞうでした。

 

 


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画像引用元:映画.com

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少女は国を救えるのか。映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』ネタバレ&感想

「第76回ハンガー・ゲームへようこそ」

どうもどうも、ちびぞう(@cbz_ewe)です。

途中でデッドプールの新作が始まったりして記事的に間が開いてしまいましたが、ハンガーゲームの最終章を観ましたので感想を書いていきたいと思います!!

果たして反乱軍の行方は!?そしてカットニスの恋はどうなるのか!!

そしてもう一つ、おそらくフィリップ・シーモア・ホフマンという名優の最期のシーンもこの映画でみられると思いますので・・・ファンは彼のファンは(ちびぞう含め)非常に複雑な気持ちですがちゃんと見届けましょう!!

【映画情報】

【原題】The Hunger Games: Mockingjay – Part 2
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】ピーター・クレイグ、ダニー・ストロング、スーザン・コリンズ
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】スーザン・コリンズ、ジャン・フォスター、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
【撮影】ジョー・ウィレムズ
【美術】フィリップ・メッシーナ
【衣装】カート&バート
【編集】アラン・エドワード・ベル、マーク・ヨシカワ
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【視覚効果監修】チャールズ・ギブソン
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • ジュリアン・ムーア[アルマ・コイン首相]
  • フィリップ・シーモア・ホフマン[プルターク・ヘブンズビー]
  • ジェフリー・ライト[ビーティー・ラティア]
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]
  • サム・クラフリン[フィニック]
  • ジェナ・マローン[ジョアンナ・メイソン]
  • ナタリー・ドーマー[クレシダ]
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]

【公開日(日本)】2015年11月20日
【上映時間】137分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】G
【前作】少女は反旗を翻す。映画『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』ネタバレ&感想
【IMDB】6.5/10.0  (およそ230,000人の評価)

【あらすじ】

カットニス率いる第13地区の反乱軍は、スノー大統領が支配する独裁国家パネムとの最終戦争に突入。カットニスは、ゲイル、フィニック、ピータらとともにスノー大統領暗殺作戦を決行する。しかし、カットニス抹殺に執念を燃やすスノーはその作戦を見抜いており、反乱軍は死のトラップや無数の敵に直面。カットニスはかつてない非道な選択を迫られることになる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.5/5.0

なんというか、こういうシリーズものの最終章は綺麗にまとめるのが難しいと思うんですけども・・・。わりと綺麗にまとまっていたかな?という感じ。

ただやっぱり盛り上がりは前作の方が良かったですね。

おおまかなストーリー

前回の直後、ピータに痛められた首のギプスを外すシーンから始まります!

(このシリーズは2の終わりからここまで、あまり間をあけずに繋がっています!)

首のギプスを外しても、声帯が腫れてるからうまく声が出せないカットニスが痛々しい!ここでもピータにされた洗脳の根深さがうかがえますね・・・。

カットニスはピータと話をしたいと求めるが止められる。
医者には暴れなくなったが、医者は他人だから故郷の誰かに会わせてみるらしい。まずはカットニスの妹、プリムが話をする。故郷(12地区)がなくなり家族も殺されたことを知り、カットニスのせいだと言い始め、条件反射で暴れ始るピータを見てショックを受けるカットニス。

スノー大統領に復讐したいから戦場へ出ると志願するカットニス。
このタイミングでなんでゲイルにキスするんすか!!!!!こいつめ!!!!!
第二地区での戦闘に参加する!山の中の要塞に立てこもっている二地区の皆さん。そこで、山を爆破して生き埋めにする、トンネルは残して民間人は逃がして降伏させる作戦を立てる。
降伏させようとした2地区の男に銃を向けられるが説得に成功。しかし結局、カットニスは撃たれてしまう。ここで

スノーは反乱軍をキャピトルにおびき寄せてゲームメーカーの罠にはめ、それを国民に見世物にしようと言っている。
カットニスへの恋してたことを忘れてしまったピータと会話するカットニスが辛そう。

反乱軍の基地内にて、フィニックとアニーの結婚式が執り行われる。
カットニスとピータの事を思うとせつなぁああああいいーーーーーーーーーー
スノーをこの手で殺すとジョアンナに話すカットニス。するとジョアンナが援護してくれるっぽいことを言ってくれたので基地から忍び出る事に。医療物資を届ける船に忍び込み、ゲイルもいる前線へ向かう!

一人でスノーを暗殺しようとしていたが、首相に狙いはバレており、結局カメラクルーと一緒にプロポ映像の撮影をすることに。

そこになぜか療養中(というか洗脳を解いてる最中の)ピータが連れてこられる!!!
なぜ解放されたの・・・

参加させて戦闘の中で味方だと認識させろって事らしい!!!
荒療治すぎてひどい!!

首相はカットニスを脅威に思ってるらしい。戦争が終わったら選挙なので、その時に大統領に選出されるのは自分ではなくカットニスになる可能性があるから。

夜にピータとカットニスが好きな色の話をするところがかなり泣けますよ!!!
記憶喪失になった恋人というとやっぱり冬ソナを思い出す・・・

キャピトルに侵入後すぐ、メンバーの一人が床の仕掛けを踏んでしまい、広場に閉じ込められて黒い水に襲われるという罠にハマる。そこでボッグス大尉も「上を信じるな」と言って死んでしまう。ボッグスにホロ(敵の仕掛けた殺人マシンがどこにあるか調べる装置)を使える権限を譲渡されたカットニス。新隊長に権限を渡せと言われて揉めかけたけどなんとか説得する。
メンバーの一人、双子の片割れが足を怪我したためもう一人の双子を残して移動。しかしすぐに政府軍がやってきて二人のいる場所を攻撃。その映像を見た政府軍はカットニスが死んだと思い込みその映像を放映する。
死んだことになってラッキーと地下を隠れて移動する。
すぐ監視カメラで生きてるってバレるんですけどね

大統領も持病?毒?で死にそうになっている。

地下道でミュットとかいう化け物に襲えわれてゴリゴリ数が減る仲間たち。
フィニックめちゃかっこいいいいい最期の見せ場を作って死んだね・・・あの結婚式は死亡フラグだったんだね・・・
パニックになったピータにカットニスがキスをしてなんとなく正気に戻す。
地下道を抜けてキャピトルのハンガーゲームの元スタイリストの家にかくまってもらう。

官邸に避難する市民にまぎれてカットニスとゲイルが二人で侵入しようと思ったけど「見つかりそう!!!」というところで反乱軍が襲って来る、官邸を守ろうとした政府が官邸前を爆破し扉前へ集まった子ども達も爆撃の被害にあってしまう。その時の爆撃でプリムが巻き込まれ死んでしまい、カットニスは保護される。

反乱軍は政府との戦争に勝った。スノー元大統領は捕虜に。
そして今は国の中が乱れていてまともに選挙できる状況ではないという理由からコインが暫定大統領に。コインは政府の幹部たちに対して大量の死刑を行う代わりに「キャピトルの子ども達でハンガーゲームを行う」という信じられない意見を言うもみんなが反対する。
カットニスは自分がスノーを処刑すると提案。

しかし彼女が処刑場で狙ったのは、スノーではなくコイン首相!!!だと思った~~

最後、捕らわれたカットニスの元へヘイミッチがやってきてプルタークからの手紙を読み上げる。そして新しい大統領が選挙で決まり、カットニスは故郷のおうちに戻ることができた。
ピータも戻ってくる!!!!!!

アニーはフィニックの息子を産み育て、カットニスの母親は医療班を率いていて、ゲイルは第2地区で大佐になったらしい。

そしてカットニスはピータと幸せな家庭を築いた・・・
ラスト、カットニスの優しい子守歌が流れて終わる

ハッピーエンドォ!!

恋の行方の結末は

胡散臭かったコイン首相が、最後のプリムが死んでしまった爆撃の首謀者だったんですねー。
そしてその計画を知りつつ彼女に従ったゲイルも、カットニスに見限られてしまうんですねーーー。

ゲイルも故郷の人達を殺されてから、復讐の鬼になってしまい、政府を、スノー大統領を倒すためにはやり方を選ばないという感じになってしまったんでしょうね。

まぁ、そんなエピソードがなくてもピータが選ばれるのは分かっていたけどね!!!

ゲイルは故郷の幼馴染であり初恋の人って立ち位置の人だったんですけども、あまりにも何もしなかったので、もう少しカットニスの心を揺さぶる行動をしてくれても良かったかなぁ・・・。最後の方なんか完全に

「もうピータのこと好きなんだろ?分かってるよ」

って感じで女々しくなってたしね・・・。

なんだかんだでハッピーエンドで、ピータが幸せになれて本当に良かった・・・。

一番の見どころは

プロポ映像の撮影隊に混ざったピータが夜、カットニスに何が本当のことか、と問いかけるシーンが最高に泣けます!!!!!

昔、何気なく話したピータの好きな色や、靴紐の結び方や、彼がどういう人間だったのかを話してあげて、それは真実よ。と教えてあげるカットニス・・・。

どんな色が好き?という話は以前、二人でしていた何気ない会話の中にあった台詞なので

伏線だったのねーーー!!!と感動しました・・・。

ただ単に失った記憶を取り戻させるというよりは、彼が信じられることから少しずつ教えてあげて、洗脳された状態でも、また一からカットニスの事を信じられるようにした・・・という脚本が良かったです。

カットニスはなぜ最後あの選択をしたのか

スノー大統領ではなく、コイン首相を殺したのか、というところですね。

首相は元から胡散臭い人だったけど、結論から言えば「第二のスノー」になりそうな人材だったからということでしょう。

子ども達(プリム含め)を爆撃で死なせる計画を立てたり、死刑の代わりにキャピトルの子ども達でハンガーゲームしようとか言い始めたり、大統領は選挙で決めるって言いつつ自分を暫定大統領にしたいとか。
カットニスが選挙で邪魔になる予想も立てていたので、もしかしたら暗殺するつもりもあったかもしれませんね。

スノーはもう病気で老い先短いし、彼をわざわざ殺すのではなく、未来のスノーになり得る人物を殺せるタイミングで殺しておいた、という感じだと思います。
本格的にコインが政権を握ってしまったら、また暗殺するの大変ですしね。

まとめ

当初の、子ども達が殺し合うハンガーゲームの片鱗は全くなくなってしまい、最終的には政治的な戦争に発展していってしまいましたが・・・自然な流れだったので良かったかな。ちびぞう的には。

ピータとゲイルの間で揺れる恋心・・・の部分はぶっちゃけ、要らなかったのでは?と思ってしまいますけども(笑)
だってあまりにもゲイルの分が悪すぎるんだもんんんn

 

ちなみに、最後のプルタークからの手紙のシーン。きっと撮影完了に間に合わずホフマンさんが亡くなってしまったため、本来であれば面会するシーンを手紙のシーンに置き換えたんだと予想しています。
うう、切ない。ホフマンさんが最後にカットニスに直接話をしに来るシーンは、とても良い場面になっていたと思うんですよね。

それが、仕方のないこととは言え、非常に惜しく思えました。
ホフマンさんのご冥福をお祈りいたします。

 

若くして反乱軍のシンボル、マネシカケスになったカットニスを演じたジェニファー・ローレンスの演技は本当に素晴らしかったです。彼女のハスキーな声も見た目も大好き!!彼女のファンなら楽しめること間違いなし!!

最近の彼女の映画ですごく面白かった『レッド・スパロー』の記事を紹介しておきますね!!

美しき、国家の武器。映画『レッド・スパロー』ネタバレなし感想

 

 


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画像引用元:映画.com

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R指定の無責任ヒーロー誕生!映画『デッドプール』ネタバレ&感想

クソ無責任ヒーローですけど、何か。

祝☆デッドプール2公開!ということでね、過去に観た映画のおさらいタイムも兼ねて以前映画館で観たデップー1作目を見返しましたー。

どうもちびぞう(@cbz_ewe)です!

『X-MEN』シリーズの一つという扱いですが、世界観が全く違うのでX-MENの本筋と絡むことは(きっと)ないでしょう。と言ってもX-MENネタは沢山出てきますし、一応過去作はサラッと押さえておくと良い感じ!

ちなみにライアン・レイノルズ演じるウェイドは『X-MEN ZERO ウルヴァリン』に出ているらしいですね!ちびぞうは未見です!

パンフはこんな感じ。A4くらい、2のパンフより大きめですね。

28Pで税抜き667円。2のと比べると分かりますがページ数は半分ほど・・・。低予算だったもんなぁ。(製作費がパンフに影響するのかどうか分かりませんが)

【映画情報】

【原題】Deadpool
【制作国】アメリカ
【監督】ティム・ミラー
【脚本】レット・リース、ポール・ワーニック
【製作】サイモン・キンバーグ、ライアン・レイノルズ、ローレン・シュラー・ドナー
【製作総指揮】スタン・リー、ジョン・J・ケリー、ジョナサン・コマック・マーティン、アディッティア・スード、レット・リース、ポール・ワーニック
【撮影】ケン・セング
【美術】ショーン・ハワース
【衣装】アンガス・ストラティー
【編集】ジュリアン・クラーク
【音楽】トム・ホルケンボルフ
【視覚効果監修】ジョナサン・ロスバート
【出演([]内は役名)】

  • ライアン・レイノルズ[ウェイド・ウィルソン/デッドプール]
  • モリーナ・バッカリン[ヴァネッサ]
  • エド・スクレイン[フランシス/エイジャックス]
  • T・J・ミラー[ウィーゼル]
  • ジーナ・カラーノ[エンジェル・ダスト]
  • ブリアナ・ヒルデブランド[ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド]
  • ステファン・カピチッチ[コロッサス(声)]
  • レスリー・アガムズ[ブラインド・アル]
  • ジェド・リース[リクルーター]
  • カラン・ソーニ[ドーピンダー]

【公開日(日本)】2016年6月1日
【上映時間】108分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】R15+
【次作】俺ちゃんカムバック!映画『デッドプール2』ネタバレ&感想
【IMDB】8.0/10.0  (およそ736,000人の評価)

【あらすじ】

好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人のエイジャックスの行方を追う。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

マーベルが放つ新感覚お下品メタ馬鹿アクションコメディ(しかもグロい)の誕生です!!!

お下品でしょー――もない感じなんだけど憎めないデップーちゃんの魅力って本当に不思議ですね。

オープニングの戦いの一場面をストップさせてアップで見せてくる演出大好き。

共演は「ホットな女」、脚本は「本当のヒーローたち」、監督は「ギャラ高すぎの役立たず」とかってオープニングロールに表示されるのが面白い。最初っからぶっとんでる(笑)

デップ―1は復讐のおはなし!

デップ―はフランシスという男を探していて、なぜ彼を探しているのか?なぜ赤いパツパツの衣装に身を包むことになったのか?という過去話が序盤に差し込まれる感じ。

 

元々ウェイド(デップー)は困っている人から金を貰って標的をボコる傭兵だった。
愛する女性と出会い、婚約して幸せの絶頂!!という時に倒れて末期がんと判明!!そしてとある組織が「あなたのがんを治しますよ」と言ってきて彼らを頼ることに。「DNAに潜むミュータント遺伝子を活性させる人体実験」をしている民間組織だった。そこで死ぬギリギリまで拷問を受けてミュータント化させられる・・・なぜ肌がただれたかは謎。

不死の超能力を手に入れて復活!したデップー。愛する彼女に会いたいけど顔が醜いから会えない。

エックスメンからコロッサスとネガソニック・ティーンエイジャー・ウォーヘッド(名前が長い!!)が二人で勧誘してくる。でも断る。

そんな時彼女がさらわれた!コロッサスと女を連れて最終決戦!
結局フランシスは顔を直せないらしい。

フランシスをボコボコにして彼女も守って自分の醜い顔も受け入れてもらってラブラブハッピーエンド。

デップーのメタネタ

メタというのは映画の中のキャラクターが知るはずもない現実の世界の話を持ち出したりすること。デップーが映画の中で別の映画の話をしてるのが多いですね。

  • 太ったヒゲ親父に一言、「デブガンダルフ」
  • リーアム・ニーソンの娘をさらおうとしたら阻止される夢を見たという話の時に「96時間って三部作だろ?何度も誘拐されるなんて親失格だ」と発言
  • 『127時間』のネタバレだよって言って手首を切り落とす。
  • 「マカヴォイ?スチュアート?時間軸がよくわかんない」
  • 「顔がフレディみたい」
  • 「ベッカムはヘリウム声なのに顔でモテてる、ライアンレイノルズ(自分)も演技は微妙」

これくらいですかね、気付けたのは!こういった台詞に盛り込まれたネタだけでなく、デップーはスクリーンという境目を超えて私たち観客にも話しかけてくるし、映画のBGMも好き放題に操ります。そういうノリが楽しめるかどうかでもこの映画が好きかどうかに大きく影響してきそうですよねー!

劇中に出てくるお酒

デップーが飲んでいた「ブロウジョブ」というお酒。

カルーアにベイリーズに生クリームを乗せたやつ!めっちゃめちゃ甘そう!!!結構キツそう!!でも再現するの簡単そうだし飲んでみたい!!!

そういえば渋谷にある「八月の鯨」さんという映画にちなんだカクテルを作ってもらえるBARでデッドプールというお酒を頼むとこの「ブロウジョブ」が飲めるようです!

良いなぁ!岐阜にもそういうお店ありませんかね!?

 

 


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アニゴジ三部作、二本目。映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』ネタバレ&感想

――挑むもの、抗うもの、すべて炎に呑まれて消える。

2017年の冬に公開されたアニゴジ三部作の一作目『GODZILLA 怪獣惑星』の続編となる今作が気付いたら公開されていましたーーー!!

ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想

焦って観に行きましたよ!今回も来場者特典のお配りがあるのかなーと思っていたら何もありませんでした。

何もありませんでしたよ!

パンフはこんな感じ。前作とはうってかわったキラキラレインボー感。

全面に朽ちているように見えるのはメカメカしいゴジラ・・・?メカ・・・ゴジ・・・?
メカゴジラを意識しているからこんなキラキラなんでしょうか。54Pで税抜き926円・・・

エッ高い。

しかし見開きで作戦が決行された地域の地図が載っていたり、ムルエル・ガルグ中佐による「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器建造計画概要」という論文が載っていて、読みごたえはバッチリです!!!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】静野孔文、瀬下寛之
【脚本/ストーリー原案】虚淵玄
【演出】吉平“Tady”直弘
【キャラクターデザイン原案】コザキユースケ
【プロダクションデザイン】田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
【CGキャラクターデザイン】森山佑樹
【造形監督】片塰満則
【美術監督】渋谷幸弘
【色彩設計】野地弘納
【音響監督】本山哲
【音楽】服部隆之
【主題歌】XAI -“THE SKY FALLS”
【出演([]内は役名)】

  • 宮野真守[ハルオ・サカキ]
  • 櫻井孝宏[メトフィエス]
  • 花澤香菜[ユウコ・タニ]
  • 杉田智和[マーティン・ラッザリ]
  • 梶裕貴[アダム・ビンデバルト]
  • 諏訪部順一[ムルエル・ガルグ]
  • 三宅健太[リルエル・ベルベ]
  • 堀内賢雄[ウンベルト・モーリ]
  • 中井和哉[ハルエル・ドルド]
  • 山路和弘[エンダルフ]
  • 上田麗奈[マイナ]
  • 小澤亜李[ミアナ]
  • 小野大輔[エリオット・リーランド]

【公開日(日本)】2018年5月18日
【上映時間】101分
【配給】東宝映像事業部
【映倫区分】G
【前作】ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想
【次作】GODZILLA 星を喰う者
【IMDB】4.5/10.0  (およそ35人の評価)

【あらすじ】

ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラ=ゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆3.2/5.0

前作ほどではなかったけれども、でも面白かった!!と思います!!
(前作は観てる前提でネタバレするよ☆ついでに『パシフィック・リム2』のネタバレにも軽く触れるよ!)

日本が舞台の怪獣バトル!映画『パシフィック・リム:アップライジング』ネタバレなし感想

もうね。何が最高って

絶対的に強くて何度立ち向かってもこれでもかと絶望させてくる圧倒的ゴジラの恐ろしさ!!!!!!!

今作戦う300メートル級のゴジラ、前作ではラストに満を持して登場し、ひと吠え、それがもうすごく恐ろしくて!
それまでに戦っていたミニ(ではないけど)ゴジラの咆哮とはレベルが違うんですよ!!!
小さい方はゴジラ・フィリウスという名前らしい。

臓腑に轟くその一声!!

これは劇場で聞くべきです!!!

それとゴジラの熱線のSE(効果音)ね!!!これもすごくイイんですよ・・・

お話はどんな感じかというと

サラッと説明すれば、「もうあのゴジラに立ち向かう術はない!!!」と絶望していたら、人類によく似たフツア族という原住民みたいな民族がいて、彼らが二万年前に人類が作っていたメカゴジラの成分であるナノメタルという金属をどこかしらから採取していることが分かり、その採取元をたどったらそこには朽ちたメカゴジラが今でも人類の命令を守ってゴジラを倒すべくを建設していた・・・!

街を???どういうこと???とお思いでしょう。

メカゴジラはかつて地球でゴジラを倒すために造られたんですが起動せず破壊されました。しかしその頭部はひっそりと生き残っていて、ナノメタルがシャーレの中で増える細菌のように少しずつ体積を増やしていって、人類が建設していたメカゴジラ建設用のプラントをそのまま再現?して街のようになったらしいです。

そこに辿り着いた一行は、大興奮!(特にメカゴジラを作ったビルサルドという種族が)
こいつを使えばあのゴジラを倒せるかも!!と作戦を立てる。

その作戦とは、街全体を罠として使うというもの。
ヴァルチャーというこれまたナノメタルで作ったガンダムのようなアーマーに乗った人たちがゴジラを誘い込み、背びれを攻撃して防護壁を破壊したらハープーンとかいう槍で一突き!あとはゴジラの体内エネルギーが暴走して爆発するのを待つ。という前作と全く戦い方は同じなんですけどね、そういう作戦でした。

で、作戦は成功するんですけどなぜかゴジラは爆発しない。しかもすごく熱を持ってて射程圏内にすら近付けない。えー!どうすんの!と思ってたら、そのヴァルチャーと人間を同化させて大気圏ギリギリから突っ込むという自爆作戦をビルサルドが無理やり実行しようとしてくる。

というか、大気圏ギリギリから自爆のような感じで突っ込む作戦ってそれこないだの
『パシフィック・リム:アップライジング』
でもラストでやってたヤツじゃないですか!!!前作も公開のタイミング的にシン・ゴジラと比べられたし、今回も・・・何かと後出し感があって可哀想というかタイミングが悪い映画ですよね・・・

こんな人としてどうなのよ!?っていうやり方で勝ちたいわけじゃないんだ!と主張するハルオ。いや、ゴジラという人智を超えた存在を人として倒すなんてはなから無理だったんだよ的に主張するビルサルド。凹むハルオ。ゴジラを倒せさえすれば何でもいいの?と凹んで悩んで最終的にはメカゴジラシティを破壊するハルオ。しかし結局ユウコもナノメタルに侵食されて死んでしまい・・・

ストーリーはこんな感じ。

今作では、今まで仲間だと思っていた人たちの違う考え方・価値観を知って思い悩むハルオ。というのがメインですね。

メカゴジラシティを使ってゴジラを倒し、更に自分たちもメカゴジラに取り込まれ、ゴジラに変わって地球を支配しようというビルサルド(別にそうは言ってないけど流れ的にはそうなるよねとメトフィウスが示唆していた)の考え方に対してどうするか?という。

人類みな一丸となって同じ思想で戦えるかと言えばそうではないんですよねぇ。
まぁあるあるな展開と言えばあるあるなんですけど・・・。ビルサルドとのやりとりはなかなか見応えがあって好きでした。

ハルオはなぜ侵食されなかったのか?

ハルオはユウコと違い、メカゴジラによるナノメタルの侵食をされずに済んでいましたよね。

おそらくアレはフツア族による治療を受けていたからだと思われます。

フツア族は鱗粉のような粉をまとっていることから、人類の生き残りではなく、昆虫の突然変異ではないかと言われていましたね。そして、唯一地球の中でゴジラに屈していない種族のように思われました。

彼らの治療を受けていたものは、メカゴジラシティ内で体調を崩し、外に出るとその体調が改善したと言っていました。つまりナノメタルとフツア族は相容れない存在という事がここで示されていたんですねー。

なのでハルオはフツア族の影響で、ナノメタルの侵食を受けずに済んだ、と。

ちなみに彼らフツア族のモデルは、モスラの島にいた妖精だということなので・・・
なるほどだから鱗粉か!!!

今後、モスラも出るのかなぁ?
彼らが話していた「卵」というのは、モスラの卵のことを言っているんだろうなとは予想が出来るんですけども・・・!モスラも出てくるとしたらすごく楽しみですね・・・!

メトフィウスも怪しさすごい

エクシフという種族は未来も予見できる神の使い、みたいな立ち位置で、ハルオを導いてくれる存在のようなんですけど

もう怪しさがヤバい

メトフィウスってグーグルの検索バーに打ち込むと予測に「怪しい」って出るくらいみんな怪しんでる。

怪しすぎて逆に何も企んでないんじゃないかって意見もあって笑ってしまったんですけど、何もなくはないよねきっとね・・・。

この映画は、少ない登場人物の中にも人類の縮図を反映させていて、力で支配しようとするビガイルド(軍や核を連想させる)に対してエクシフは人々を神の力で導こうとする。これはまんま宗教家なんですけど、宗教というものはちょっと曲がった方へ進むと大変な事になってしまうんですよね・・・。
そういえば脚本の虚淵さんが書いたまどマギの話で登場した宗教家(杏子の父親)はちょっと歪んで表現されていた。

彼がハルオに教えた「故郷を滅ぼした恐ろしい存在」というのはエンドロール後に「ギドラ」だと明かされますが、ちびぞう的にもしかするとメトフィウスはこのギドラを「キングギドラ」とあがめているのでは・・・いわゆる邪心崇拝というアレですね。じゃないかと予想しています(根拠はどこにもない、いいひとだったらごめんねメトフィウス・・・)

だって、別の星にいたギドラが地球にやってくるとしたら、メトフィウスがこそこそとやっている何かしらの儀式で召喚される展開になるのではないかと、それしか考えられなくないですか!?

そして、キングギドラと言えばゴジラの悪役ということなんで、キングギドラがやってきて地球ピンチ!だけどゴジラとモスラでなんとかしたよ!!!!

っていう感じのオチになるんじゃないですか?

そうすれば三体全部出てくるね!!!!

でも、思ったんですよ。

メカゴジラを街として登場させて、本来のメカゴジラの姿として起動させずまともにゴジラと戦わせなかった虚淵さんですよ。ファンもガッカリした人が多かったようですし、キングギドラやモスラを
「そのままの形で登場させると思ったら甘いんじゃ」
となるのでは・・・?

そのまま登場して欲しい気もするし、そうじゃない別の姿でも楽しい・・・と思う。

だって、あの世界観でメカゴジラがズーンと出てくるよりは、メカゴジラシティとして要塞化してる方が自然だと思ったんですもん。

もはや怪獣同士がズシンズシンとやり合うよりは別の何かに昇華させてくれた方が、あの世界の中にはマッチするかもしれない。

何よりもゴジラがやっぱりメインですしね!!!

続編となる『GODZILLA 星を食う者』が11月に公開されますけども、今から楽しみで楽しみでー!!

この最後の作品で今までの二本の評価も大きく変動するかもしれませんね!

変に期待せず観に行きたいと思います!!


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俺ちゃんカムバック!映画『デッドプール2』ネタバレ&感想

「これは”ファミリー”映画だって言ったでしょ?」

マーベル界の異端児、またもやりたい放題ーーーー!!!!ってことでね、ちびぞうは初日にデップ―ちゃん観て来ました。

いつものことながら原作は未読で(何冊か持ってるくせにまだ読んでないという・・・)、一応前作もおさらいしてから観に行きましたが、特に1を観ていなくても大丈夫かもしれません。

どこの映画館にもいると思うんですけど、デップーいました。

今回はアベンジャーズのサノス役で大暴れしていたジョシュ・ブローリンがケーブルという役で大暴れしているんですが、サノスからもお祝いが来ていますね(笑)

パンフはこんな感じ。

B5より大きくてA4よりは小さいような、そんなサイズ感。44Pで税抜き667円。前作のスマッシュヒットでお財布に余裕があったにも関わらず、世界観を守るために今作も低予算気味で作ったというエピソードに見合った感じの控えめなパンフ(笑)

ネットでも買えますよー

【映画情報】

【原題】Deadpool 2
【制作国】アメリカ
【監督】デヴィッド・リーチ
【脚本】レット・リース&ポール・ワ―ニック、ライアン・レイノルズ
【製作総指揮】レット・リース&ポール・ワ―ニック
【製作】サイモン・キンバーグ、ローレン・シュラ―・ドナー、ライアン・レイノルズ
【撮影監督】ジョナサン・セラ
【視覚効果スーパーバイザー】ダン・グラス
【プロダクション・デザイナー】デヴィッド・ショイネマン
【衣装デザイナー】カート・スワンソン、バート・ミューラー
【編集】エリザベット・ロナルドティア、ダーク・ウェスターヴェルト、クレイグ・アルパート
【音楽】タイラー・ベイツ
【オープニング・テーマ曲】セリーヌ・ディオン
【出演([]内は役名)】

  • ライアン・レイノルズ[ウェイド・ウィルソン/デッドプール]
  • ジョシュ・ブローリン[ケーブル]
  • モリーナ・バッカリン[ヴァネッサ]
  • ザジ―・ビーツ[ドミノ]
  • ジュリアン・デニソン[ラッセル/ファイアーフィスト]
  • T・J・ミラー[ウィーゼル]
  • レスリー・アガムズ[ブラインド・アル]
  • ブリアナ・ヒルデブランド[ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド]
  • 忽那汐里[ユキオ]
  • カラン・ソーニ[ドーピンダー]
  • ステファン・カピチッチ[コロッサス]
  • エディ・マーサン[理事長]
  • ジャック・ケシ―[ブラック・トム]

【公開日(日本)】2018年6月1日
【上映時間】120分
【配給】20世紀FOX映画
【映倫区分】 R15+
【前作】デッドプール
【IMDB】8.1/10.0  (およそ122,500人の評価)

【あらすじ】

最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.7/5.0

うーーん今作もメタ要素いっぱい!!!!

というかもうメタ要素85%くらいない?

『レディプレイヤー1』でいかにキャラクターを探すか、別映画やアニメのパロを探すか、に心血注いで観たように、今作ではいかにデップーの放つ台詞の中のメタ要素に気付けるかどうか?が面白さにだいぶ影響しているように感じます。

ゲームを愛するあなたのための映画『レディ・プレイヤー1』ネタバレ&感想

とはいえ、デップーの誕生秘話そして復讐劇がメインだった前作に比べ、最愛の彼女ヴァネッサを亡くし絶望のどん底から一人の少年を救おうとすることで心の居場所を探し出す・・・というハートフルウォーミングな内容に変化しているので、デップーの新たな一面も見られ、さらに笑いながらも涙がジワる!!!という不思議な感じに仕上がっています(笑)

もちろん、そんなお涙頂戴な展開は最後の最後でデップーに吹き飛ばされてしまうんですけど!!!

おおまかなストーリー

ヴァネッサと子どもを作って家族になろう!と話していた矢先、殺し屋に彼女を殺されてしまう!

絶望して自殺を試みたデップー、爆破でバラバラになるもコロッサスに回収されて「恵まれし子らの学園」で保護される。

エックスメンの見習いとなって現場に駆け付けるデップー。そこではミュータント養護施設で虐待を受けたラッセル(ファイアーフィスト)が施設職員に復讐しようと暴走していた!

虐待していた施設職員を銃殺したデップー。ラッセルと共に「アイスボックス」と呼ばれるミュータントの犯罪者を収容する刑務所へ入れられる。刑務所でラッセルに懐かれたデップーだったが冷たくあしらってしまう。

そこへ、未来からやってきた「ケーブル」という男が二人を襲う!彼は未来で成長したラッセルに家族を殺されてしまったらしい。ケーブルは自分の家族を救うため過去に戻り、ラッセルが殺しの味を覚える前に殺そうとしていた。

ケーブルとの戦闘で死にかけたデップー。あの世への入り口でヴァネッサと対話し「あの子どもを救わねば」と立ち上がる。

刑務所から脱出したデップー。ラッセルを救うために超能力者を募集してチームを組む。(しかしヘリから着地した時点でドミノ以外は全滅)

刑務所内で一番強いジャガーノートと手を組んでいたラッセル。ジャガーノートが大暴れし、デップーもケーブルも敵わない。

デップーの元へケーブルがやってきて手を組もうと言ってくる!ラッセルを殺すと言うケーブルに、デップーは彼が殺人鬼になる前に説得するから30秒くれと頼む。
エックスメンからもコロッサスを誘って、ジャガーノートと共に養護施設を破壊しに向かうラッセルを止める最終決戦が始まる!

刑務所で使う”能力を無効化する首輪”をはめてラッセルを説得しようとするデップー。ケーブルの撃った弾からラッセルをかばって代わりに撃たれるデップー。そこでラッセルは心を入れ替え、ケーブルの家族も蘇るが、デップーは死んでしまう。

あと一回しか使えないというタイムトラベルのアイテムを使って時間を巻き戻すケーブル!(本当は自分が元の時間軸に戻るための一回だった)戦いへ向かう場面に向かい、デップーの胸にコインを仕込む。撃たれたデップーはコインで命を救われる。

壊れたタイムトラベルのアイテムをエックスメンが修復し、それを使ってデップーがヴァネッサを救ったり、全滅した仲間たちを死なないように導いたり、『X-MEN ZERO ウルヴァリン』の時間軸に戻ってウルヴァリンと話をしたり、『グリーン・ランタン』に出演しようとするライアン・レイノルズの頭を撃ちぬいたりとやりたい放題して映画は終わる。

ここだけは注目して欲しい!

『X-MEN』シリーズ本編で絡むことはないと思われますが、世界観はX-MENと繋がっているので、そちらも頭に入れておくとよりデップーが楽しめるでしょう!!

以下はちびぞう的に面白かったパロまとめ

  • 監督が『ジョン・ウィック』の人だったことから、オープニングロールでの監督の欄に「ジョン・ウィックで犬を殺したやつ」と書かれていた
  • ウルヴァリンフィギュア、そしてラストでウルヴァリン本人の登場!!
  • 恵まれし子らの学園にて、X-MENメンバーの1~2秒ほどの出演!ビーストと、クイックシルバーを確認しました!!!(5、6人はいたけど時間が短すぎて他のメンバーは分からなかった)
  • プロフェッサーXの使うセレブロや車椅子をデップーが使うシーンがある
  • デップーが募集した新メンバーの中に「バニッシャー」という透明人間がいて、その正体はなんとブラッド・ピット(笑)バニッシャーが電線で感電する一瞬、顔が出るんですけど、それがブラピだったのでもう衝撃でした(笑)
  • 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ムカデ人間』などなど映画の名前がたくさん出てきます!(ムカデ人間の出来が最悪とか言ったのは絶許)
  • ケーブルに対して「サノス・・・」と呼んだデップーの口をケーブルが塞ぐシーン(ケーブル役のジョシュ・ブローリンはアベンジャーズでサノスを演じている)

もうあんまり思い出せないんですけど、これ以上にもたーーーーーーくさんのパロやメタ発言があるんでいくつ分かるかな?って感じで観ると楽しい!

ちびぞうが個人的に気に入ったのは「ドミノ」という新キャラ
彼女の超能力はなんと「ラッキー」ただ単に運がイイだけ、という能力なんですけど、これが地味にすごいんです(笑)

ピタゴラスイッチのように彼女の通る場所だけはギリギリセーフで障害物が避けていく・・・って感じで(笑)彼女の活躍をもっと観たいなぁ・・・。

まとめ

楽しいには楽しいんですけど、個人的には1を観た時のような「これ面白い!!」という感動は少なめでしたね・・・デップーちゃんというキャラそのものに慣れてきているのもあると思いますが。

あとは本当にメッタメタなこの内容、あんまり映画を観ない人が観ても楽しめるのかどうかもう怪しいな?というレベルのような気がしますね。

それとデップーちゃんが第四の壁を越えて観客や撮影陣に声をかけて来まくりなので、脚本を追いかけつつもなんか映画ではないような不思議な感覚になってきて

「今、自分は何を観ているんだろう」

という気持ちになってしまったり・・・なんだかよく分からない映画でした(笑)

続編、多分出ると思うんですけどちびぞう的にはもーーーーすこし映画観ない系の人にも優しいつくりにしていただければな!!と思う次第であります!!!

 

 


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少女は反旗を翻す。映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』ネタバレ&感想

世界の運命は、一人の少女に託された―――

はい、どうもちびぞう(@cbz_ewe)です!

前回に引き続き、ハンガー・ゲームの三作目の前編を観ていきます!

反乱軍がついに動き出す!!という事でですね、今までよりもサバイバルゲームらしさは薄れてだいぶ政治色の強い作品になってきています。

役者陣には今作から『アリスのままで』や最近だと『キングスマン:ゴールデン・サークル』にも出演していたジュリアン・ムーアが参戦!反乱軍を率いるコイン首相を演じます。

待望の新作は成功か失敗か。映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』ネタバレ&感想

それと今までノーマークでしたが、ゲイル役のリアム・ヘムズワースは『マイティ・ソー』のソー役で有名なクリス・ヘムズワースの実弟らしい!!!知らなかった!でも言われてみれば似ていますね!!

雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想

フィリップ・シーモア・ホフマンの活躍にも期待したい!
今作は、色んな意味で切ない作品になるかも・・・。

【映画情報】

【原題】The Hunger Games: Mockingjay – Part 1
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】ダニー・ストロング、ピーター・クレイグ
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】スーザン・コリンズ、ジャン・フォスター、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
【撮影】ジョー・ウィレムズ
【美術】フィリップ・メッシーナ
【衣装】カート&バート
【編集】アラン・エドワード・ベル、マーク・ヨシカワ
【視覚効果監修】チャールズ・ギブソン
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • ジュリアン・ムーア[アルマ・コイン首相]
  • フィリップ・シーモア・ホフマン[プルターク・ヘブンズビー]
  • ジェフリー・ライト[ビーティー]
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]
  • サム・クラフリン[フィニック・オデイル]
  • ジェナ・マローン[ジョアンナ・メイソン]
  • マハーシャラ・アリ[ボッグス大佐]
  • エルデン・ヘンソン[ポラックス]
  • ナタリー・ドーマー[クレシダ]
  • エバン・ロス[メッサラ]
  • ウェス・チャサム

【公開日(日本)】2015年6月5日
【上映時間】122分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】G
【前作】少女は再び戦場へ。映画『ハンガー・ゲーム2』ネタバレ&感想
【次作】ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
【IMDB】6.7/10.0  (およそ357,100人の評価)

【あらすじ】

記念大会として特別に開催された第75回「ハンガー・ゲーム」の闘技場から危機一髪で救出されたカットニスは、滅亡したとされていた第13地区の地下にある、反乱軍の秘密基地に収容される。そこでコイン首相率いる反乱軍は、スノー大統領が絶対的な権力を握る独裁国家パネム打倒に向けた準備を進めていた。カットニスも革命のシンボルとして反乱軍とともに戦うことを決意するが、スノー大統領はピータを人質にし、反乱の芽を摘み取ろうとする。反乱軍はピータ救出作戦を決行するが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.7/5.0

これまでの作品を観ている前提で書いていきますので今作のネタバレ=今までの作品のネタバレにもなりますからね!!!注意してくださいね!!!

 

さて、前作のラストは記念年のゲーム自体が反乱軍に仕組まれていたものだった、革命だった!というところで終わっていましたね~。
そこから完全に地繋ぎの形で、鎮静剤を打たれたカットニスが目覚めるところから始まっています。

12地区出身の元ゲーム優勝者で教育係のヘイミッチ、お世話係のエフィー、元ゲーム・メーカーのプルターク、同じく12地区出身の幼馴染でピータの恋敵ゲイル、前回のゲームで仲良くなった歴代優勝者のフィニックなどなど見慣れたメンバーが続々と登場します。

新キャラとしてはジュリアン・ムーア扮するコイン首相が登場します。
何やら疫病で夫と子どもを亡くした過去がある哀しい女性のようなんですが・・・どうにもこの人、うさんくさい。(笑)

滅ぼされていたと思われていた13地区が実は反乱軍の隠れ家になっており、今作はそこで保護され、国全体にプロパガンダ映像を送ったりするカットニスの生活や、捕虜となったピータがキャピトルのアイコンとして利用される様子などが描かれます。

多分、この辺りで「ピータに会いたい!!!!」と切なくなる女性客が増加するはず。

ちびぞうはそうでした。

少しコミカルで笑えるシーンも

大きな戦いに備える位置の作品だからか、今までの作品よりも笑いを狙ったシーンが多かったように感じました。

プロパガンダ映像を撮ろう!と言ってカットニスに台本を読ませるんですけどそれがへったくそなのがすごく可愛い。台詞を下手に読む演技も上手い!!さすがのジェニファー・ローレンス嬢です。

個人的にはカットニスのお世話係をしていたエフィーのシーンが特に面白くかったです!!!

元々、キャピトルの市民だった彼女。反乱軍へ自ら赴いて仲間になったようですが、今までの派手でオシャレな生活から一転、灰色のツナギを着せられて不満たらたらです(笑)

「大体どこでも幹部にはあるはずでしょ!横流しが!ここは規則が厳しすぎるのよ!」

と騒ぐ彼女が可愛い(笑)

地味な服しか着られない中で彼女なりのオシャレをしているところも注目です。

それから、衣装で思い出しましたが今作は毎回カットニスの派手で奇抜でオシャレな衣装が印象的なんですよね。

今作でも、前作で殺されてしまったデザイナーのシナの遺したノートを元に、カットニスの反乱軍のシンボル”マネシカケス”の新しい衣装も披露されますのでそちらもチェック!!

ピータの安否は?恋の行方は?

今までの2作で散々、ゲイルなのかピータなのかフラフラフラフラしていたカットニスでしたが、そろそろ、本人的にも周り的にも「ピータが好きそう」って感じが見えてきましたね。

というかそうでなければピータが可哀そうすぎるけどね!!!

今作では捕虜となったピータが拷問を受けながらキャピトルの国内放送に出演させられていて、衣装や髪型はバッチリ決まっているのに顔がどんどんやつれていくのが本当に可哀そうで辛くて・・・。

ピータかカットニスかを選んで救ったという反乱軍に怒りが湧く気持ちもわかります。
(反乱軍のシンボルとしての彼女に価値を見出し、ピータを救おうとした首相に反対してプルタークがカットニスを救うのを選んだと話していましたね)

ラスト付近で救出部隊が組まれピータは無事に救出されますが、彼はトラッカー・ジャッカーという殺人蜂の猛毒を使って「カットニスは敵だ、悪だ」と洗脳されてしまっていて、せっかく感動の再会か・・・!?と思ったのに、ピータはカットニスを襲ってしまうんです・・・!!!

そしてそこで映画が終わる・・・。

せ、切ない!!!!!!!泣ける!!!

(でもなんとなく冬ソナのような展開だなぁとうっすら思ったりして)

でも、こうなったなら確実に最後にカットニスと結ばれるのはピータだなって思いますね。安心。

まとめ

シリーズ追うごとに面白くなくなる作品が多い中、今作は回を増すごとに盛り上がっていく感じがしますねーーーーー。

あとはもう終わり方がどうなるのかどうか。というただそれだけって感じです。

元々のハンガー・ゲームが楽しくて観てた人からしたらこの辺りでもうハンガー・ゲームしなくなるので、面白くないと思うかもしれませんが・・・まぁでもそういう最初の設定は段々変わっていきますよね。メイズ・ランナーでも迷路してるの最初だけだし。

 

個人的に、フィリップ・シーモア・ホフマンがこの映画のクランクアップ手前で亡くなってしまたということで、いつ出番がなくなってしまうかハラハラしながら観ていました。
今作ではちゃんと最後までいたよ・・・!良かった!!

エンドロールの時に「フィリップ・シーモア・ホフマンに捧ぐ」という追悼のメッセージが出たのでそこでもう涙腺がやられてしまいました・・・。

ホフマンさんのファンなら彼の最期の作品ですので絶対に観ましょうね!!!!

最後の最後まで素敵な俳優さんですから・・・!!!

脱線しました、ここまで読んでいただきありがとうございました。ちびぞうでした。

 

 


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画像引用元:映画.com

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少女は再び戦場へ。映画『ハンガー・ゲーム2』ネタバレ&感想

歴代勝者による、壮絶なバトルの幕が開ける!

どうもー!ちびぞう(@cbz_ewe)でっす!
前回の記事に引き続きハンガー・ゲーム2の感想を書いていきたいと思います!

ちびぞうは以前、1で観るのをやめてしまったので、2以降を観るのは初めてです・・・。

主演メンバーは変わらずですが、ここで新たにゲーム・メイカー役でフィリップ・シーモア・ホフマンが参入!!!(『カポーティ』などで有名な演技派俳優さんですね!!)

ちびぞうはホフマンさんの大ファンなので大喜び!!

生存確率1/24を生き残れ!映画『ハンガー・ゲーム』ネタバレ&感想

前回、無事にゲームを勝ち抜いた二人が新たなハンガー・ゲームに参加させられるということで、どういうことなの!!?と思いつつ鑑賞。

今回はよりバトロワっぽさが上がっています!!

【映画情報】

【原題】 The Hunger Games: Catching Fire
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】サイモン・ビューフォイ、マイケル・デブライン
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】スーザン・コリンズ、ルイーズ・ローズナー、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
【撮影】ジョー・ウィレムズ
【美術】フィリップ・メッシーナ
【衣装】トリッシュ・サマービル
【編集】アラン・エドワード・ビル
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • レニー・クラビッツ[シナ]
  • フィリップ・シーモア・ホフマン[プルターク]
  • ジェフリー・ライト[ビーティー]
  • トビー・ジョーンズ
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]
  • サム・クラフリン[フィニック・オデイル]
  • リン・コーエン
  • ジェナ・マローン[ジョアンナ・メイソン]
  • アマンダ・プラマー
  • アラン・リッチソン
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]

【公開日(日本)】2013年12月27日
【上映時間】147分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】G
【前作】生存確率1/24を生き残れ!映画『ハンガー・ゲーム』ネタバレ&感想
【次作】 ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス
【IMDB】7.5/10.0  (およそ552,100人の評価)

【あらすじ】

独裁国家パネムが毎年開催し、12の地区から選ばれた少年少女が最後の1人になるまで戦い続ける「ハンガー・ゲーム」を生き延びたカットニス。彼女の勇気ある行動が民衆に希望を与え、国家に対する革命の火種になりつつあった。やがて節目の記念大会となる第75回ハンガー・ゲームが開催されることとなり、カットニス抹殺を企む独裁者スノーは、歴代のゲーム勝者を戦わせるという特別ルールを設ける。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆2.6/5.0

ここから結構面白くなるような気がする・・・!!!

バトロワっぽさも増していきます。
今回のバトルの相手は歴代勝者!ということで一筋縄ではいかない感じがするのか・・・?と思いきや、お話はもっと先の方向へ進んでいきます。

おおまかなストーリー

故郷である12地区へ戻り、立派なお屋敷と優雅な暮らしを手に入れて母親と妹プリムローズと共に静かに生活していた主人公のカットニス。

ピータと共に他地区を回る凱旋ツアーをしに行くところから物語は動き出す。

前作から引き続き登場している教育係のヘイミッチやお世話役のエフィー、衣装デザイナーのシナなどのメンバーも馴染んできましたね!

今回も、「悲劇の恋人」として国民を欺いたとバレないようにピータと恋人のフリをしながら凱旋ツアーをするカットニス。11地区で台本を無視し、前作で亡くなってしまったルーや家族に対する慰みの言葉をかけてしまうカットニス。彼女を尊敬する仕草をした11地区の人々を見て、スノー大統領は彼女こそが国民が反乱を起こすきっかけになると恐れ、彼女を始末しようと新たなゲームを開催する!!

それがハンガー・ゲーム75周年の記念大会。
今回の大会では、プレイヤーは歴代勝者の中から男女一人ずつ選ばれるということに。

もし相手が選ばれたら代わりに立候補して助けてあげて欲しいとヘイミッチに頼むカットニスとピータ。しかしくじでカットニスとヘイミッチが選ばれ、ピータがヘイミッチの代わりに立候補する流れに。

プロチームが二組、薬物依存の二人、頭脳明晰な二人、マグスという母親代わりの教育係の老婆を守るためなら何でもするというフィニックという男やエレベーターで全裸になる(笑)変態女ジョアンナ・メイソンなどなど、キャラの濃いメンバーたちが参戦。

同盟を組んで戦おうと、頭脳明晰チームと老婆マグスに目をつけるカットニス。

今回は今までのハンガーゲームの要素に加え、新しいゲームメイカーが考えた

マップを時計に見立ててエリアを仕切り、何時間かおきに大砲の音が示すエリアが雷、毒の霧、血の雨、大波、サルの群れなどに襲われる

という仕様になっている。これがより、バトロワっぽいですね。確かバトロワでも指定エリアから制限時間内に脱出しないと首輪が爆発して死んでしまうみたいな仕様で、参加者は常に動いていないといけない感じになっていたはず・・・。

カットニスたちは、落雷の雷を利用してプロたちを感電死させる作戦を立てるも、失敗してピータとも離れ離れになってしまう。

しかし、カットニスは自分の矢をワイヤーに結び、落雷のタイミングに合わせてドームの天井を狙う撃つ!そして、落雷の電撃を矢を通して受けたドームは壊れ、死にかけたカットニスを政府の船が回収する・・・。

ん?なぜカットニスはまだ死んでいないのに回収されるの・・・?

と、思っていると、目覚めたカットニスの前に現れたのは、フィニック、ヘイミッチ、そしてゲーム・メイカーのプルタークだった!!!

なんと今回のハンガーゲームは反乱軍によって計画されていたもので、参加者の半数が協力者であったという。ヘイミッチとプルタークは反乱軍の参謀であった・・・。

そして目覚めた彼女が激昂して暴れていると鎮静剤を打たれて眠らさせられる、というところで映画は終わる。

なんといってもピータが可哀そう

国民を騙すために恋人の演技しなくちゃいけないにしても、ピータはカットニスを好きなんですよ!

しかもカットニスのゲイルとピータのふらつきぶりったら到底演技には見えない!!!
キスとかされて、どうせ故郷に帰ったら無視されてしまうのに・・・と思うと本当にピータが気の毒。

いや、本当にピータに惹かれていっているなら良いんですけども、そこの描かれ方が曖昧で。いや、どっちの男子を選ぶの!?みたいな恋愛要素を入れたいのは分かるんですけどーーーーーー

カットニスのイメージが!!というかジェニファー・ローレンスのイメージが!!

こんな優柔不断に男の子をもてあそぶような子じゃないのに!!!

どうもねーーーそれが気に入らなかったですね。

ゲームメイカーことホフマンさんに期待高まる

フィリップ・シーモア・ホフマン大好きなちびぞうとしては、彼が仲間側の人間だったということがもう嬉しくて嬉しくて。

まぁ画面に映るだけで嬉しいんですけども(笑)

彼が出演しているという事で、次回作への期待値も高まりましたね。

まとめ

反乱軍の計画によって、ゲーム自体が操作されていたという背景があったため、ハンガーゲーム自体の内容はわりと薄いというか。参加者同士の戦いというよりも、ゲーム・メイカーの用意した罠をいかにかいくぐるか・・・というのがメインになっている感じがしますね。

次回からは反乱軍が政府にどう反旗を翻していくのか・・・?という感じなので、政治色が強くなっていくのかな。

離れ離れになってしまったピータは政府に捕まってしまったらしいし、続きが気になって仕方ない!!!

というわけで3は前後編に分かれて二本あり、だいぶボリューミーですけども引き続き観ていきたいと思います!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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生存確率1/24を生き残れ!映画『ハンガー・ゲーム』ネタバレ&感想

「本気で優勝したいなら、スポンサーを獲得しろ」

過去に一度観たことがあったんですが、1で観るのを止めてしまったので最後まで一気に観てみようかなと思い立ちました。

主演のカットニスはちびぞうも大好きなジェニファー・ローレンス!彼女が有名になったきっかけにもなったのがこの映画です。
この頃から負けん気の強い女性を演じるのがすごく上手!!!

それから宿敵となる大統領にはドナルド・サザーランド!24のジャックバウアーで有名なキーファー・サザーランドのお父君です!!!

【映画情報】

【原題】 The Hunger Games
【制作国】アメリカ
【監督】ゲイリー・ロス
【脚本】ゲイリー・ロス、スーザン・コリンズ、ビリー・レイ
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】ロビン・ビセル、スーザン・コリンズ、ルイーズ・ロズナー=マイヤー
【撮影】トム・スターン
【美術】フィリップ・メッシーナ
【編集】スティーブン・ミリオン、ジュリエット・ウェルフラン
【衣装】ジュディアナ・マコフスキー
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード、T=ボーン・バーネット
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • レニー・クラビッツ[シナ]
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]
  • ウェス・ベントリー[セネカ]
  • トビー・ジョーンズ[クラウディウス]
  • アレクサンダー・ルドウィグ[ケイトー]
  • イザベル・ファーマン[クローヴ]
  • アマンドラ・ステンバーグ[ルー]
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]

【公開日(日本)】2012年9月28日
【上映時間】143分
【配給】角川映画
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.2/10.0  (およそ767,500人の評価)

【あらすじ】

わずかな富裕層だけが住むことができる都市キャピトルでは、冷酷な支配者たちが、かつて自分たちに反旗を翻した12の地区から代表者を選び、殺し合いのゲームを強制させていた。ゲームの模様はTV中継され、最後まで生き延びた1人には巨額の賞金が与えられる。ゲームに参加することになった第12地区居住者の少女カットニスは、同じ地区から選ばれた少年ピータとともに戦いに挑む。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.5/5.0

過去に首都(キャピトル)に歯向かい反乱した1~12地区の12歳から18歳までの子ども達がくじで選ばれて、年に一度闘技場で殺し合いをさせるというハンガー・ゲーム制度。

優勝者は生涯命の保証をされ、何不自由ない豪勢な生活をさせてもらえる。

そしてゲームの様子は国民に放送され、誰が優勝するかキャピトルの金持ちが賭けをしていたりする・・・というエグい設定。

ちなみに13地区まであったけど昔、見せしめとして?滅ぼされたらしい。

今作の主人公は、くじで選ばれた妹のために自主的に参加を名乗り出た少女。

ハリウッド版バトルロワイヤル!って言ったらすごくわかりやすいですかね。
架空の国が舞台なので、少し特殊な美術(ファッション?)なんかが観られます。

ちびぞうが一回目に観た時の感想が残ってたのでペタりします。

ルールがガバガバな、ハリウッド版バトルロワイアル!!!

前半ワクワク。
後半ガバガバ。

弓の名手な割にあまり弓を使わない主人公!
どうせ最後は殺しあうのに徒党なんか組めるの!?と疑問に思う敵陣!
どっちが真の恋人候補かハッキリしてくれよ!なラブ要素。

うーん期待しすぎた!

2回目を観たあとも、あんまり感想は変わりませんでした・・・(笑)

ファンタジーとして観る方がいいかも

世界観がちょっと特殊なので、ファンタジーとして観る方がしっくりくるかもしれません。

  • 子ども達が招集されると分かっていたら子どもなんか怖くて産めなくない??
  • 火傷や裂傷が一晩で治る薬が超万能すぎ!!!

とかとか、若干のツッコミどころもファンタジーだと思って観ればいいですしね!!!

でも、ラストのルール変更のくだり(同じ地区の二人が生き残った場合は二人ともを勝者にするって言っておきながらカットニスとピータが生き残ったらやっぱり勝者は一人にしまーすって言ってきたり)は本当に許せないというかガッカリ・・・。

それでカットニスがピータと一緒に毒の実で死のうとしたら助かるし。

なんとなく、ルール変更が簡単に、主催の都合でされてしまうと興覚めしてしまいますよね・・・。

 

村にいたゲイルという男に恋しつつ、一緒に出場した同地区出身のピータと恋愛ごっこをする、というのは援助物資をくれるスポンサーを勝ち取るために必要な演技だったんだなーということは2回目観てよくわかりました。別に優柔不断にフラフラしていたわけではないのね。

初回は、『トワイライト』のヒロインばりにフラフラして!!!とイライラしてしまいましたが(笑)ちゃんと観たら分かりますね!イラついてごめんね!!

でも悲劇の恋人として故郷に戻ったら「二人の関係は忘れた方がいい」と言われてしまうピータ可哀そう・・・。

まとめ

アメリカで大ブーム!!というほどの面白さがあるのかは謎ですけど、気軽に観て普通に楽しめる映画だと思います!

バリバリのアクションを期待するとアレなので、サバイバル系だと思った方がよいですね!

せっかくハンガー・ゲームで優勝したのに再びまたゲームに挑むことになる、という続編も気になるし、引き続き観ていきたいと思います!!

 


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画像引用元:映画.com

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イタリア×日本のヒーロー誕生!映画『みんなはこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』ネタバレ&感想

「皆を―――救って」

どうもこんにちは、こんばんはちびぞう(@cbz_ewe)です!

見始めるまで知らなかったんですが、こちらの作品、なんと、日本で1975年に放映されていたテレビアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしているというイタリア版のヒーローもの!

劇中にもばっちり「鋼鉄ジーグ」の映像も出てきますし、主人公がアニメの登場人物の名前である「ヒロシ」と呼ばれたりなど、明らかにモチーフにしているのが分かります。この邦題もカッコよくて良いなぁと思ったんですが、どうも監督自らが訳した邦題らしいです!!すごい!!日本愛に溢れている!!

ちびぞうは全く知らないアニメですが、やっぱり日本愛を感じる作品は嬉しいですね~。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Lo chiamavano Jeeg Robot
【制作国】イタリア
【監督/製作】ガブリエーレ・マイネッティ
【脚本】二コラ・グアッリャノーネ
【撮影】ミケーレ・ダッタナージオ
【美術】マッシミリアーノ・ストュリアーレ
【衣装】メリ・モンタルト
【編集】アンドレア・マグオーロ
【音楽】ガブリエーレ・マイネッティ、ミケーレ・ブラガ
【出演([]内は役名)】

  • クラウディオ・サンタマリア[エンツォ/ヒロシ]
  • イレニア・パストレッリ[アレッシア]
  • ルカ・マリネッリ[ジンガロ]
  • ステファノ・アンブロジ[セルジョ]
  • マウリツィオ・テゼイ[リッカ]
  • フランチェスコ・フォルミケッティ[スペルマ]
  • ダニエーレ・トロンベッティ[タッツィーナ]
  • アントニア・トルッポ[ヌンツィア]
  • サルボ・エスポジト[ビンチェンツォ]
  • ジャンルカ・ディ・ジェンナー[アントニオ]

【公開日(日本)】2017年5月20日
【上映時間】119分
【配給】ザジフィルムズ
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.1/10.0  (およそ10,000人の評価)

【あらすじ】

ふとしたきっかけで超人的なパワーを身につけたチンピラのエンツォは、世話になっていたオヤジが殺され、アニメ「鋼鉄ジーグ」の熱狂的なファンである娘のアレッシアの面倒を見る羽目になる。超人的な能力を持つエンツォを「ジーグ」の主人公である司馬宙とダブらせて慕うアレッシアを前に、パワーを私利私欲のために使っていたエンツォは、彼女を守るため正義に目覚め、互いにほのかな愛情が芽生えていく。そんな2人の前に、闇の組織のリーダー、ジンガロが立ちはだかる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆4.1/5.0

ちびぞうはこの映画、好きなんですよ~~~~~~。

とっても画面が暗くて主人公も陰気だしヒロインは頭がおかしいしで決して娯楽映画ではないんですけど、でもすごくアーティスティックで愛に溢れていて愛しい映画なんです!!!!

哀愁と悲哀たっぷりの主人公がイイ

盗みを働き男たちに追われている主人公エンツォ。川に逃げ込むと、そこに廃棄されていた核物質のドラム缶にはまってしまい、全身に放射能物質に浸かってしまう。

というオープニングのシーンから始まり、ちょっと体調を崩したあと彼は

放射能物質の影響で肉体強化されちゃいます!!!

9階の高さから落ちても平気だし、鉄も変形させられるほどに怪力だし、傷もすぐに治っちゃいます。(しかし鋼鉄のような体かと思いきや、刃物では切られてしまうし、切断された指とかはくっつかない)

しかしスーパーパワーをゲットしたからと言って、エンツォは突然正義に目覚めたりはしないんですよーーー!!!

そこがイイ!!!

ATMをまるごと盗んだり現金輸送車を襲ったりして悪いことをする。そしてお金を溜め込む。
溜め込んだお金で引っ越したりもしないし、くたびれたアパート住まいのまま、豪華なご飯を食べるでもなく好きなヨーグルトを大量に買い占めて、巨大なスクリーンを買い、その画面でアダルトビデオを観る、という今までの生活に毛が生えたような感じの事をするんですよ・・・(笑)
なんだろう、金は最低限生きていくために必要で、最低限生きるとは彼の中で「雨風しのげる家がある/ヨーグルトを食べる/AVを観る」くらいのもの。その最低限の生活を維持するためだけに金を盗んだ・・・そんな感じがします。つまり、彼自身は彼の人生に何も展望がなく、夢ややりたいことがあるわけでもない。超人的な能力を手に入れたとしても、それは何も彼の生き方を変えるきっかけにはならなかった・・・。

ならば、何が彼を変えるのか!?

それはヒロイン、アレッシアの存在。
同じアパートに住んでいたギャング一味のおっさんに盗んだ時計とか売って生活していたエンツォ。そのおっさんが麻薬密売の時に死亡。彼の家には一人娘(アレッシア)がいて、行き場がなくなった彼女は顔見知りだったエンツォの周りをうろつくようになる。

アレッシアは母親を亡くしてから精神を病み、日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」の世界観の中にどっぷりと入りこんでしまってまともに会話が出来ないような感じ。
彼女はエンツォの超人的なパワーを見て「あなた、シバ ヒロシね!」と鋼鉄ジーグの主人公の名前で呼び始める。最初は困惑していたエンツォだったが、彼女の持っていたアニメのDVDを観たことで一緒にハマってしまい、DVDセットを買ってしまう。(ここらへんすごく可愛い)

同じものを観て同じものを好きだと感じたり、同じ時間を共有して、彼女のピュアな心に触れていくうちに、エンツォは次第に彼女を愛するようになる。

廃遊園地へ彼女を連れて行って、動かなくなった観覧車に乗せて、エンツォが自力で観覧車を回してあげるシーンとか最高に可愛くてロマンチックだし、いい雰囲気になったらパニックになってしまうアレッシアを抱きしめる二人の姿に鋼鉄ジーグのアニメの画面がかぶっていたりするのがすごくアーティスティックで素敵!!!!!!

孤独で盗むことでしか生きていけなかったこの情けない冴えない男がですよ。
輝き始めるわけですよ。アレッシアに時々見せる笑顔が切なくて愛しいわけですよ。

しかもきっと今まで女性を愛したことなんかなかったものだから関わり方も愛し方も知らない。どうしたらいいの?って

そんな矢先!!!!悲劇は起きてしまうんですねーーーーーー。

ヒーロー映画にはつきもの。ヴィラン(敵)の登場ですね。それまでただのギャングのチンピラっぽかったジンガロ(しかし無駄に運がよく死なない)が、エンツォのパワーに目を付け、アレッシアを人質にしてそのパワーの秘密を教えろと迫ってくる。
そして逃げ出そうとしたアレッシアは銃弾に倒れ、最期に「皆を救って」とエンツォに言い残す

かたやジンガロはエンツォと同じ川で同じ核物質に浸かり、同じような超人パワーを手に入れてしまう。球場で爆弾テロを仕掛けようとするジンガロをエンツォは止めに行き、最後に一対一で戦って勝つ。

このラストの場面、エンツォは爆弾を持って必死に走るんですよ。出来るだけ人の少ないところへ、出来れば川の中へ、と走る。このシーンがオープニングの彼の走る姿とリンクするんです!!!

オープニングでも彼は必死に走っていた。しかしそれは、自分の身のため。盗んで捕まらないようにと必死に走っていた。
しかし!!このラストの走りは違う。爆発まで5分を切っている爆弾を小脇に抱え、アレッシアの言葉を胸に「誰かを助けよう」と走っている!!同じ川辺を走るシーンですが、全く意味合いが違うんです。

こんなに分かりやすく成長してくれる主人公も珍しいというか、すごく感動しましたね。

エンツォのキャラクターが本当に素晴らしく、彼の生き方の描き方も本当に良かった。

ヒロイン、アレッシアの魅力

彼女はちょっと外見が、美人なのか不細工なのかちょっと場面によってコロコロ変わる不思議な女優さんでして・・・(笑)しかしそれが魅力の一つと言うか。精神を病んでしまった部分でのピュアさの演技だったり、それまでの正常な女性であった時の顔が見え隠れする演技が、表情から何から不安定なアレッシアを表現していたと思うんですよね。

エンツォを演じたクラウディオ・サンタマリアも素晴らしかったですけど、アレッシアのイレニア・パストレッリもすごく良かった!!!

お姫様のドレスを着て、喜ぶ彼女の姿はエンツォの目にも心にも焼き付いたんだろうなぁ・・・。

まとめ

SFアクションですけど、これは間違いなく愛によって成長する男のストーリー。

そして、ヒーローの誕生の物語でもあります。

すっごくちびぞうは好き!!続編も観たい!!!!

エンツォはあまり表情に変化がないし明るい性格ではないけど、でもコミカルな雰囲気にも持って行けると思うし、ヒーローとして目覚めた彼の今後の生き方もぜひ見ていきたいんで監督宜しくお願いしますよ続編をぉおと額を擦りつけて土下座したいですね!!!!!!

 

あ、結構グロいシーンあります。容赦なく人が死にます。あとエロいシーンもあるっちゃあるし基本的に雰囲気が陰気なので苦手な人は気を付けていただきたい。
PG12ですからね。

でもすごくオススメですよ!!!!!!!!!鋼鉄ジーグも観たくなりますよ!!!

 

 


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