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アベンジャーズに登場する謎の石たち【インフィニティ・ストーン】とは

どうもー!ちびぞうです!!

インフィニティ・ストーンについて解説してるサイトやブログさんはほかにもあるんですが、「映画食べるゾウ」でもアベンジャーズの記事を充実させたい!!という個人的欲求から、

「なんか色んな色があってややこしいけどなんなん?」

と思われがちベストワン優勝の【インフィニティ・ストーン】についても解説していきたいと思います!

ちなみにこの記事はこちらの記事↓の一部になります。

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

インフィニティ・ストーンとは

宇宙が誕生する前、6つの特異点が存在した。
そして大爆発が起きて宇宙が誕生した。特異点の残骸は結晶になった。
それが6つのインフィニティ・ストーン。
使用できるのは、並外れた能力を持ったもののみ。石を使えば簡単に全世界を消滅させることができる。
オーブを一時的に共有したものたちもいたが、すぐさま焼き消えてしまった。

こちらは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場したコレクターというキャラが劇中で解説していた台詞。

『アベンジャーズ』の世界には、6つの強力な石(液体状のものもある)が存在していて、それぞれの映画シリーズで悪役たちが悪事に使おうとするのを阻止したりしているんですね~。

ではそれぞれの石について一つずつ書いていきたいと思います。

四次元(コズミック)キューブ

別名 テッセラクト(スペース・ストーン)
青色
立方体、大人の男性が手のひらで掴めるくらいの大きさ
能力 空間を司る。次元と次元を繋ぎ、異なった世界へのワープや物を瞬時に取り出したり等どこでもドア的な力を持つ
初登場 マイティ・ソーのエンドロール後に一瞬映る
持ち主の変遷 「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
元々はアスガルドにあったものを、ノルウェーで保管していた(経緯は不明)。それを1942年にナチスの秘密化学部隊『ヒドラ』率いるヨハン・シュミット(レッド・スカル)が強奪。のち、シールドが保管
「アベンジャーズ」
セルヴィグ博士を洗脳したロキに奪われた後、アスガルドへ戻る
「マイティ・ソー/バトルロイヤル」
現在は行方知れずだが、ロキが盗んだという説が濃厚

マインド・ストーン

別名 セプター(ロキの杖)
黄色
楕円形?親指の先くらいの大きさ
能力 精神を司る力を持つ。人の心を操ったり洗脳することもできる
初登場 アベンジャーズ。サノスがロキに与えた杖の中に入れられていた
持ち主の変遷 「アベンジャーズ」
サノスがロキに杖として与えたが、のちにシールドに保管される(推察)
「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」
エンドロール中の映像で杖がヒドラに渡っているのが描かれる(おそらくシールド内にヒドラが潜伏していたため)
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
ヒドラからアベンジャーズが杖を取り返すが、ウルトロンに奪われ杖から石を取り出し、ヴィブラニウムの人造体に埋め込み、そこにジャーヴィスの知能が合わさってヴィジョンが誕生した(ヴィジョンというキャラの額に埋め込まれている状態)

エーテル

別名 (リアリティ・ストーン)
赤色
液状、人の体内に入り込むことも
能力 現実を司る。あらゆる物質をダークマター(暗黒物質)へと変える
初登場 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
持ち主の変遷 「マイティ・ソー/ダークワールド」
ソーの祖父ボーと闇の勢力ダークエルフとの戦いでエーテルは消滅したかに思われていたが、実はずっと地中深くに眠らされていた。偶然そこへたどり着いたジェーンの体内へ入り込むも取り出され、アスガルドの兵によって”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”にも登場したコレクターの元へ預けられる
(コレクタールームはGotGで爆破に巻き込まれたため、現在の所在は不明)

オーブ

別名 パワー・ストーン
紫色
楕円形?片手で掴んですっぽり収まるくらいの大きさ
能力 力を司る。長大な破壊の力を持っている。素手で持つだけで肉体が滅びてしまうので、球体の入れ物に封印されている。
初登場 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
持ち主の変遷 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
惑星モラグの遺跡にあったものをラヴェジャーズの仕事で降り立ったピーターが盗む(横取り)。一度はコレクターに保管してもらおうとしたが、店を爆発により倒壊させてしまったので、ザンダー星のノバ軍が保管

アガモットの目

別名 タイム・ストーン
緑色
楕円形?アガモットの目と呼ばれる魔術アイテムに封じられている
能力 時を司る。時間を自由に操ることが出来る。巻き戻したり、進めたり、同じ時間を永遠に繰り返すこともできる
初登場 ドクター・ストレンジ
持ち主の変遷 「ドクター・ストレンジ」
魔術師の修行場であるカマ―・タージに保管されていたが、ドルマムゥから地球を守るためにドクター・ストレンジが使用。現在はドクター・ストレンジが首から下げて守っている

 

以上の5つが、現在確認されているインフィニティ・ストーンですね。
6つめはソウル・ストーンと呼ばれるものでオレンジ色?らしいですが、まだ今のところ出てきていません。
『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』で登場するような気もしますね!(タイトルからして、石が中心となった戦いになりそうですし)

こちらの記事も、本記事と同じく映画が公開されるたびに更新していこうと思います(*’ω’*)

 

 


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画像引用元:http://marvel-movies.wikia.com/

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た行

天才外科医が魔法使いに!?映画『ドクター・ストレンジ』ネタバレ&感想

「マスターでもミスターでもなく、ドクター・ストレンジだ」

MCUシリーズ、14作品目は、天才外科医が魔法使いになっちゃうファンタジーチックな一本。

主演は2010年に始まった海外ドラマの『SHERLOCK(シャーロック)』で一躍人気になった、ベネディクト・カンバーバッチさん!

ヒロインのクリスティーン役には『アバウト・タイム』や『恋とニュースの作り方』などでちびぞうも大好きなレイチェル・マクアダムス

邦題で損してる!?映画『恋とニュースのつくり方』ネタバレ&感想

ドクター・ストレンジの師となる、エンシェント・ワンには『コンスタンティン』『少年は残酷な弓を射る』などでもミステリアスさな演技が魅力的なティルダ・スウィントン

そしてそして、ヴィラン(敵)にはマッツ・ミケルセン!ちびぞうは『偽りなき者』のマッツが大好き!!

本当に豪華ですねーーーーーーー!!!

パンフはこんな感じ。確か特別版だったと思います。

キラキラ虹色の表紙に透明のフィルムが重ねられているデザイン。めくるとこんな感じ。

裏面には魔法陣が浮かび上がる仕様。

53Pで税抜き880円!ドクター・ストレンジの世界に登場する言葉の解説が載っていたり、スペシャルアートワークにカンバーバッチさんのサインが印刷されていたりします!

【映画情報】

【原題】Doctor Strange
【制作国】アメリカ
【監督】スコット・デリクソン
【脚本】ジョン・スペイツ、スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギル
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、スティーヴン・ブルサード、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
【撮影監督】ベン・デイヴィス
【プロダクション・デザイン】チャールズ・ウッド
【編集】ワイアット・スミス、サブリナ・プリスコ
【衣装デザイナー】アレクサンドラ・バーン
【視覚効果監修】ステファン・セレッティ
【特殊効果監修】スーザン・ピケット
【音楽】マイケル・ジアッキーノ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【出演([]内は役名)】

  • ベネディクト・カンバーバッチ[スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ]

  • ティルダ・スウィントン[エンシェント・ワン]

  • キウェテル・イジョフォー[モルド]

  • ベネディクト・ウォン[ウォン]

  • マッツ・ミケルセン[カエシリウス]

  • クリスティーン・パーマー[レイチェル・マクアダムス]

  • スコット・アドキンス[ルシアン/ストロング・ゼロッツ]

  • マイケル・スタール・バーグ[ニコデマス・ウェスト]

  • ベンジャミン・ブラット[ジョナサン・パングボーン]

【公開日(日本)】2017年1月27日
【上映時間】115分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【MCU前作】ヒーローたちが仲間割れ!映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ネタバレ&感想
【MCU次作】待ってたよグルート!映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』感想
【IMDB】7.5/10.0  (およそ401,500人の評価)

【あらすじ】

天才的な技術を誇るが傲慢な性格だけが欠点の神経外科医スティーブン・ストレンジは、不慮の事故で両手の機能を失い、築いてきたキャリアの全てが崩壊する。手の治療と失われた人生を取り戻すため、あらゆる手段を模索するストレンジは、やがて神秘に満ちた魔術の力へとたどり着く。魔術の修行に励むストレンジは、強大な敵との戦いに巻き込まれていき、医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られる。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

一言で言うと・・・

映像がすごい!!!!!!!!

ドクター・ストレンジがエンシェント・ワンの力を信じた時に見せられた世界は、アントマンが原子の世界に入った時の不思議な映像と似ていました・・・。
街が蠢いてどんどん姿を変えていく戦闘シーンも、他の映画では観た事のない新しさがあってすごく!!!楽しいです!!!

ファンタジー好きな人にはオススメ!!

でも

ひとこと余計な事を言うと・・・

カタカナが多い!!!!!!!

多分吹き替えだと何がなんだか分からない!!

おおまかなストーリー

ざっくばらんに説明します!

物理的に地球を守っているアベンジャーズとは別に、超常的な魔術の力で地球を守っている組織Aがあった。
事故で両手の神経が使い物にならなくなってしまった主人公が外科医として復帰するため「下半身不随になった男が歩けるようになった」という噂を元に組織Aの元を訪ねる。

Aを束ねる師匠の元で修業を積み、魔術を使えるようになった主人公は、地球を狙う闇の勢力の力を借りて世界を滅ぼそうとする敵と戦う。

敵は家族を亡くし絶望した男で、かつてAで学んでいた男。Aを裏切り闇の力を使って、人類に永遠の命を授けようとする。
しかし、時を操るという禁忌の魔術を使った主人公によって、闇の勢力のボスを説得され消滅させられる。

敵を倒した後、実は師匠も悪の力を使って長寿を得ていたと知った兄弟子のモルドが闇落ち。
(おそらく次回作の)ヴィランになる。

 

大体こんな感じ。
しかし、全体的にもーーーーーのすごく専門用語(カタカナ)が多いので結構話の理解に時間がかかりましたね。ちびぞうは。
どちらかと言えば字幕で観た方が分かりやすいかもしれません!

専門用語を解説

パンフに載っていたものを参考にしました。

  • マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ
    「ミスティック・アーツ」とは<魔術>のことで、古代により伝わる超常的な魔術を修行の末に習得した魔術師の集団のこと。
  • 魔術
    古来より伝わる、異次元にアクセスし強力なパワーを生み出すための技法。術者の呪文と身振りによって発動される。
  • カマ―・タージ
    マスターズ・オブ・ミスティック・アーツの魔術師たちの修行の場。上記した組織Aとはここのこと。
  • ソーサラー・スプリーム
    マスターズ・オブ・ミスティック・アーツのトップに君臨する<至高の魔術師>のこと。
  • エンシェント・ワン
    現在、ソーサラー・スプリームの地位にいる超強い魔術師(ティルダ・スウィントン)。主人公ドクター・ストレンジの師匠。
  • マスター
    魔術を会得したものは「マスター」と呼ばれる。
  • スリング・リング
    指輪状のアイテム。これを嵌めた手で円を描くと時空間に光の出入り口(ゲートウェイ)が開き、どんな場所にも移動できる。
  • レリック(魔法のアイテム)
    棒状の物だったり、靴だったり、マントだったりする様々な魔力を持ったアイテムで、それぞれの魔術師が一つか二つ持って戦いの補助として使う。レリックは自分で選ぶのではなく、アイテムの方から使用者を選ぶのだという。
  • サンクタム・サンクトラム
    初代ソーサラー・スプリームだった神秘的存在アガモットが、闇の勢力から地球を守るために配置した防御ネットワーク。香港・ロンドン・ニューヨークの三か所に存在する。
  • アストラル次元
    あらゆる物質のエネルギーから成り立っている、現実と密接に繋がった異次元。
  • アストラル体
    魔術師が、肉体から魂だけを切り離したようないわゆる(幽体離脱)のような状態になること。アストラル体であればアストラル次元で行動することが出来る。
  • ミラー次元(ミラー・ディメンション)
    こちらも現実と密接に繋がった異次元。この中で戦えば現実に影響が出ることはないが、闇の勢力の力を使えばこの次元の中も自在に操れるようになるらしい。
  • カエシリウス
    かつてカマ―・タージで修業していた魔術師。造反を起こし闇の勢力を呼ぶための組織「ゼロッツ」を作る。
  • ドルマムゥ
    未知なる力に満ちた、暗黒次元(ダークディメンション)を支配する邪悪な存在。カエシリウスが召喚しようとする。
  • カリオストロの書
    時間を操る危険な魔術が掲載された書。カエシリウスによって儀式のページが破られた。
  • アガモットの目
    時空を操る力を持つ石を収めたアイテム。

他にも魔術師の世界由来の専門用語は色々と出てきますが、大体これだけわかってれば楽しめる!!はず!!!

アベンジャーズとの関わり

  • 「アベンジャーズは物理的に地球を守っているが、我々は別次元から地球を守っている」といった感じのセリフが言う
  • エンドロール中にソーが登場。ドクター・ストレンジは地球に危害を及ぼす存在をリストアップして監視しているらしく、ソーの弟ロキもそのリストに載っているという。ソーはいなくなった父オーディンを探すためロキと一緒に地球に来ていて、父が見つかれば大人しく弟を連れて帰るので手伝って欲しいと言う。
  • アガモットの目に入っている時空を操る石というのは【インフィニティ・ストーン】の一つ【タイム・ストーン】

まとめ

自己中心的で高慢な性格をしている主人公が、修行を通して何よりも大切な「我より人」を学び、己の弱さを自覚して強くなろうとする・・・

という流れが

おおまかにアイアンマンとかぶっているんですよね・・・

医者だから頭脳明晰だし・・・社長とキャラかぶりしないかなーとそれが少しだけ心配だったり。だからこそ、社長と「インフィニティ・ウォー」で絡むのが楽しみだったりしますね!!!!

ドクター・ストレンジは修行を経てだいぶ性格的にも成長したのに対して、社長はあんまり自分の性格を省みたりはしてないからなぁ・・・(笑)そこで差が出るかな。

 

あ、役者陣はレイチェル・マクアダムスは今作でも最高にキュートだったし、マッツさんも陰のあるヴィランをばっちり演じていました!

 

最終的に、時を巻き戻す力を使って「ドルマグゥに殺される場面」を永遠に繰り返し、敵の方をうんざりさせる方法がアホっぽくて笑ってしまったけども、この能力ってアベンジャーズでも最強ですね!これ使ったらどんな敵でもどうにでも出来る気もしちゃうんですけど・・・。

禁忌の魔術だからもう使えないのかな。やっぱり。

 

 

あとこれ、言っちゃいけないのかもしれないんですけど、あの動かなくなった両手も

ワカンダの医療技術ならなんとかなるのでは・・・・・(ブラック・パンサー)

 

 


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さ行

ヒーローたちが仲間割れ!映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ネタバレ&感想

復讐心がお前を蝕む、彼らを蝕んでいる・・・俺は、終わらせる。

MCUシリーズ、13作目はキャプテン・アメリカ3!

ついにアベンジャーズの内戦ぼっ発ーーーーー!!!

新ヒーローとして、スパイダーマンブラック・パンサーが参戦!

MCUの流れ、どんな順番で観ればいいの?という方はこちらをご参照ください(*’ω’*)

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

パンフはこんな感じ。

キャップの盾にアイアンマンが映っています!

裏面はこう!二人の対立が強くアピールされているパンフですね!

54Pで税抜き760円!キャップのシリーズの解説、アイアンマンやウィンターソルジャーとの関りの解説のページもあります。さらに劇場パンフレット・日本公開記念付録(非売品)として漫画家の真島ヒロ先生のポスターも入っていました!

あと上で堂々と「スパイダーマン参戦!」とか書いてるけど、このパンフ内のキャスト紹介やインタビューページ、人物相関図にはスパイダーマンの「す」の字もなければトム・ホランドの「と」の字もありません!!完全にシークレットゲスト扱いだったんですね!

【映画情報】

【原題】Captain America: Civil War
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ネイト・ムーア、パトリシア・ウィッチャー、スタン・リー、ヴィクトリア・アロンソ
【共同製作】ミッチ・ベル
【プロダクション・デザイン】オーウェン・パターソン
【VFXスーパーバイザー】ダン・デレウ
【アクション振付】ジェームズ・ヤング
【スタント・コーディネーター】サム・ハーグレーヴ
【特殊効果スーパーバイザー】ダン・サディック
【編集】ジェフリー・フォード,ACE、マシュー・シュミット
【衣装デザイン】ジュディアナ・マコフスキー
【撮影監督】トレント・オパロック
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【出演([]内は役名)】

  • クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース]

  • ロバート・ダウニー・Jr.[アイアンマン/トニー・スターク]

  • スカーレット・ヨハンソン[ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ]

  • セバスチャン・スタン[ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ]

  • アンソニー・マッキー[ファルコン/サム・ウィルソン]

  • ドン・チードル[ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ]

  • ジェレミー・レナー[ホークアイ/クリント・バートン]

  • チャドウィック・ボーズマン[ブラックパンサー/ティ・チャラ]

  • ポール・ベタニー[ヴィジョン]

  • エリザベス・オルセン[スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ]

  • ポール・ラッド[アントマン/スコット・ラング]

  • エミリー・バンキャンプ[エージェント13/シャロン・カーター]

  • フランク・グリロ[クロスボーンズ/ブラック・ラムロウ]

  • ウィリアム・ハート[ロス長官]

  • トム・ホランド[スパイダーマン/ピーター・パーカー]
  • ダニエル・ブリュール[ヘルムート・ジモ大佐]
  • マーティン・フリーマン[ロス副司令官]
  • ジョン・カニ[ティ・チャカ]
  • ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]
  • ホープ・デイビス[マリア・スターク]
  • マリサ・トメイ[メイ・パーカー]
  • ケリー・コンドン[フライデー(声)]

【公開日(日本)】2016年4月29日
【上映時間】148分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【キャプテンアメリカ前作】これぞリーダー!映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ネタバレ&感想
【MCU前作】体長1.5センチのヒーロー!映画『アントマン』ネタバレ&感想
【MCU次作】ドクター・ストレンジ
【IMDB】7.8/10.0  (およそ483,250人の評価)

【あらすじ】

人類の平和を守るアベンジャーズは戦いは全世界へと広がるが、その人的・物的被害大きさから、アベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれ、無許可での活動を禁じられる。一般市民を危機にさらしてしまったことへの自責の念から、アイアンマンはその指示に従うが、「自らの行動は自らの責任で持つべき」という持論のキャプテン・アメリカは反発。2人の意見はすれ違い、一触即発の緊張感が高まっていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレあるよ!)】

☆3.2/5.0

今回は、今までの流れのすべてがここに!!!って感じですね。

『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で地球や市民を守ろうとして戦って来たはずの「代償」を払わさせられることになる・・・キャプテン・アメリカのシリーズを通して鍵となるキャラクター「ウィンターソルジャー」が今作でも重要な役割をしています。

今作はメタ的な意味でも歴史的な一本となりました!それはスパイダーマンの参戦
スパイダーマンの映画化権をマーベルではなくソニーが持っていたためMCUにスパイダーマンは参加させられないだろうと誰しも思っていたので(大人の事情ってやつですね~)今作でのスパイダーマン参戦はファンも血反吐を垂らして喜んだことでしょう!!

おおまかなストーリー

1991年、どこぞの雪国の地下施設で洗脳を受けるバッキ―の様子から始ます!
特定の言葉で暗示?をかけられるようだ。任務で何かを取ってくるバッキー。

この時の任務が実は非常に重要だった・・・

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で仲間に入った超能力少女ワンダ(スカーレット・ウィッチ)と空飛ぶ鳥男サム(ファルコン)がアベンジャーズとして活躍しています!ワンダは毒ガスも空中へ拡散させられたりする。すごい!!

 

場面変わって、社長(アイアンマン)が学生たちへ向けた奨学金制度の発表をしている。
無条件かつ非課税で学生の研究プロジェクトに金を出す!ということらしい。
ちなみにこの会で、社長はバーグという装置を使った過去のトラウマを克服するためのセラピーについての説明をしている。その中で、社長自身のトラウマ(両親との最後の夜をこんな風に過ごしたかった・・・という場面)も見せられる。切ない。

参加する予定だったペッパーは来ていない。社長とは別居中のようだ。

その会に国務省の人が参加していて、社長に「ソコヴィアで息子が死んだ」という話をする。
自責の念に駆られる社長。(ソコヴィアとは、アベンジャーズ2でウルトロンの策略により空に浮いた街)

オープニングのキャップの任務でもワカンダの国民が15人も死んだらしく、世間の非難の目がアベンジャーズに集まっている。

国務長官がやってきて、「ソコヴィア協定」にサインしろと言ってくる。この協定には117ヵ国が同意していて、国境もおかまいなしにまるで自警団のように好き放題しているアベンジャーズを国連の監視下に置きたい、という内容だった。サインしないなら引退しろ、と言ってくるので実質選択肢はない!!

ソコヴィア協定賛成派→ヴィジョン、社長、ローディ、ナターシャ
ソコヴィア協定反対派→キャップ、サム
検討中→ワンダ
引退→ホークアイ

ここでまず意見が分かれる。
社長は自責の念にも駆られてるし、ペッパーともアベンジャーズの活動の事でうまく行ってないから歩み寄る意味でもサインしたいらしい。
キャップの方は、活動が国連に制限されて戦うべき場面で戦いに行けなかったりするかもしれない、出動は自分たちで判断すべきだ、と主張。

同時期、ジモという男がヒドラの大佐を拷問して「1991年12月16日の任務報告をしろ」と脅している。このジモという男が今回のヴィラン。

場面は変わりロンドン。キャップの愛した女性、ペギーが亡くなったので葬儀に参加するキャップ。そこで以前住んでいたアパートの隣人でシールドのエージェントだったシャロンがペギーの姪っ子だったことを知るキャップ(ちなみにあとでシャロンとキャップがくっつくよ!)

場面変わってウィーン。ソコヴィア協定についての会議中、ワカンダ国王のスピーチ中に爆弾が爆発。ワカンダ国王は亡くなってしまう。その犯人がウィンターソルジャー(バッキー)だった。

バッキーを捕まえるため個人で動いてしまったキャップ。バッキー、サム、ブラックパンサーと共に政府に捕まってしまう。ブラパンの正体はワカンダの次期国王ティ・チャラだった!

バッキーの精神鑑定をする予定の精神科医にジモが扮して、バッキーを洗脳する言葉で彼を暴走させる。ここでもまた「1991年12月16日の任務報告」を求めるジモ。

脱走したバッキーを追うキャップとサム。
実はジモがバッキーに扮して犯罪を行い、バッキーははめられただけだった、という事実が明らかに。

ウィンターソルジャーはバッキー以外にまだほかにもいる、ジモを止めねばと動き出す三人。そこに助っ人として、アントマンとブラックパンサーが参加。

国連に36時間以内に捕まえろと命じられ、キャップたちを止めようとする社長側にも助っ人のスパイダーマン(学生基金に参加させるという体で近付き勧誘!)と、引退したはずのホークアイが戻ってきて合流。

6:6のアベンジャーズ同士の戦いが始まる!

協定賛成派→社長、ローディ、ヴィジョン、ナターシャ、スパイディ、ブラパン
VS
協定反対派→キャップ、サム、バッキー、ホークアイ、ワンダ、アントマン

結局、ナターシャが最後にキャップ側の手助けをしたことで、キャップとバッキーは旅立ってしまう。

この戦いで、サムのエンジンを狙ったはずのヴィジョンのビームが間違ってローディに当たり後遺症が残るほどの怪我を脊髄に追わせてしまう。「気が散っていたせいだ」と落ち込むヴィジョン。

ラフト刑務所という海の中の刑務所に囚われる協定反対派。

ジモの存在に気付いた社長がサムに謝罪、二人の行き先を政府に知られないようにこっそり聞き出し、一人で出発。しかしその後をこっそりブラパンがつけていた!

 

キャップとバッキーが向かった場所で、社長はとある録画記録を目にする。
それは、1991年12月16日にバッキーがヒドラの任務でハワード夫妻を殺害する・・・という内容だった。
自分の両親をバッキーが殺したと知り激昂する社長。知っていて黙っていたキャップにも怒る。

社長VSバッキー&キャップ

一方、こっそり追いかけて来ていたブラパンは一人でジモを追い詰める。彼はソコヴィアで家族を亡くした、アベンジャーズの戦いの犠牲者だった。ジモは家族の復讐のため、社長に両親の真実を教えることで「アベンジャーズ」を内部からぶち壊そうと計画していた・・・。
全てを打ち明けて自殺しようとした彼をブラパンが「復讐は俺が終わらせる」と止める。

一人ではキャップとバッキーを止められず逃げられてしまう社長。

ラストシーンはキャップからの手紙を読む社長、と、そこに、ラフト刑務所がキャップによって破られた・・・という報告が入って、映画は終わる。

 

エンドロール中に、ワカンダ?と思わしき場所で「洗脳を解く方法が見つかるまで眠りにつくよ」と冷凍されるバッキー。

エンドロール後の映像は、家に帰ったスパイディに新しいアイテムが与えられたよーという場面。

アベンジャーズとの関わり

  • 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でのソコヴィアの戦いが物語の軸になっている
  • 『キャプテン・アメリカ』シリーズに登場するヒドラ、そしてヒドラの暗殺者ウィンターソルジャーが重要キーとなっている
  • キャップたちを捕まえるCIAエージェントは『ブラック・パンサー』に登場するロス捜査官
  • 『アントマン』で知り合ったスコットをサムが勧誘
  • 社長が勧誘したスパイダーマンの流れを汲んで『スパイダーマン:ホーム・カミング』へ繋がっていく
  • エンドロール中にバッキーが眠りにつくのは『ブラック・パンサー』のワカンダ王国
  • ソーとハルクは登場しません!

その他もう色々と多すぎて書ききれない!

良かったところとツッコミポイント

多いので一言で箇条書きにしていく!

  • ヴィジョンが壁ぬけしてくるのが可愛い
  • ヴィジョンがワンダにちょっと好意的なのが可愛い
  • ワンダのためにパプリカ酒を創るヴィジョンが可愛い
  • サムが初めて見たブラック・パンサーに対して「猫が好きなのか?猫みたいな恰好してただろ」っていうのが面白い
  • 飛び立とうとするヘリを素手で押さえるキャップの上腕二頭筋がすんごいことになってる(映画館で観ると特に強調されてるのがわかる)
  • アベンジャーズが6:6で戦うシーン最高に楽しい
  • 引退したと思ってたホークアイが登場して「ゴルフに飽きたのか?」と言われて「18ホール18安打で回った。狙いを外せなくて」って返すシーン最高
  • 戦闘中でもお喋りな、緊張感のない素人まるだしのスパイディ最高
  • アントマン、でかくなったらアントマンじゃないやん!!!(ジャイアントマンってのは駄洒落ですかね?)ずっこい!!!
  • キャップとシャロンがくっついたのを見てニヤニヤするサムとバッキーにほっこり
  • キャップに最後の戦いで「盾を置いて行け、それはお前にふさわしくない。その盾は父が作った盾だ」と言う社長がせつない(;;)

個人的に見つけた力関係(メモ)

  • ワンダ>>>>ヴィジョン>>>|超えられない壁|>>その他のメンバー
  • バッキー=キャップ>>ナターシャ=ホークアイ>>社長(生身)

みんな本気で殺し合ってるわけじゃないと思うしスーツ着てるかどうかも絡んでくるんで曖昧ですけど、この辺ははっきりしてそう。ヴィジョンはマインド・ストーン着けてるので潜在能力は断トツですよね。

ハルクとソーは多分ヴィジョン辺りの強さだと思うんですよねー。

というかやっぱり『X-MEN』世界でもそうだしサイコキネシスは最強の能力なのかな。

全員生身だった場合の強さリストとかも考えるの楽しそうです(笑)

まとめ

今回、ついにアベンジャーズが完全に分裂してしまいます。

途中の戦闘シーンはだいぶ雰囲気が軽かったですけども、

社長の両親をバッキーが(任務とはいえ)殺していたこと、犯罪者になる形でキャップが独断で行動したこと、戦いの結果ローディが後遺症を負ってしまったこと・・・

などなど、結構重いエピソードが満載です。
これはなかなかすぐには修正出来ないのでは?と不安になってしまう。

ちょっとバッキーに重いもの背負わせすぎなので彼は近いうち死んでしまう気がしてならない

この続きはそのまま『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へと続いていくようなので、サノスという宇宙最恐の敵を前に、再びメンバーが団結していくしかない・・・という流れになるんでしょうかね。気になるところです。

さて、MCUおさらいも残り5本!となりました。ここから先はスパイダーマンやドクターストレンジ、ブラックパンサーなど単品作品が続くので、ぶっちゃけここから一気に『インフィニティ・ウォー』まで飛んでしまっても問題ないかもしれません!!!

出来れば全ての作品を観て欲しいですけどね!!!

以上、ちびぞうでした!!

 


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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)感想まとめ!

どうも、ちびぞうです!

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

こちらの記事↑が相当長くなりそうなので、ちびぞうの感想だけをまとめたページを作りました!新しいものが増えていくたびに追加していきます。

MCUにはフェイズという区切りがあるので、それで区切っていきます。

フェイズ1

  • 2008年公開『アイアンマン』

アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想

  • 2010年公開『アイアンマン2』

スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想

  • 2008年公開『インクレディブル・ハルク』

エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想

  • 2011年公開『マイティ・ソー』

雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想

  • 2011年公開『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』

キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想

  • 2012年公開『アベンジャーズ』

マーベルのお祭り映画はじまるよ!『アベンジャーズ』ネタバレ&感想

フェイズ2

  • 2013年公開『アイアンマン3』

終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想

  • 2014年公開『マイティ・ソー/ダークワールド』

ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想

  • 2014年公開『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

これぞリーダー!映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ネタバレ&感想

  • 2014年公開『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

おさらいしよう!映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想

  • 2015年公開『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

人工知能が暴走する!?映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ&感想

  • 2015年公開『アントマン』

体長1.5センチのヒーロー!映画『アントマン』ネタバレ&感想

フェイズ3

  • 2016年公開『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

ヒーローたちが仲間割れ!映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ネタバレ&感想

  • 2017年公開『ドクター・ストレンジ』

天才外科医が魔法使いに!?映画『ドクター・ストレンジ』ネタバレ&感想

  • 2017年公開『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

待ってたよグルート!映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』感想

  • 2017年公開『スパイダーマン:ホームカミング』

MCU参戦!映画『スパイダーマン : ホームカミング』ネタバレなし感想

  • 2017年公開『マイティ・ソー/バトルロイヤル』

ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想

  • 2018年公開『ブラックパンサー』

今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想

 

 


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体長1.5センチのヒーロー!映画『アントマン』ネタバレ&感想

「デカい金庫を持ってるじいさんが一週間留守」

MCUおさらいシリーズ!!!!12本目のヒーローはなんと体がちっちゃくなっちゃう!まるでアリのように!そしてアリと一緒に戦ったりもする!

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』というシリアスめな2作の間に挟まれて「一休みするのに最適!」な今作です!

主演は『ナイトミュージアム』『幸せの始まりは』などのポール・ラッド!

『アベンジャーズ』シリーズのファルコンもちょっぴり出演してますよ!

【映画情報】

【原題】Ant-Man
【制作国】アメリカ
【監督】ペイトン・リード
【脚本】エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド
【原案】エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、エドガー・ライト、スタン・リー
【共同製作】ブラッド・ビンダーバウム、デビッド・J・グラント
【撮影】ラッセル・カーペンター
【美術】シェパード・フランケル
【衣装】サミー・シェルドン
【編集】クリストフ・ベック
【視覚効果監修】ジェイク・モリソン
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】クリストフ・ベック
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ラッド[スコット・ラング/アントマン]
  • エバンジェリン・リリー[ホープ・ヴァン・ダイン]
  • コリー・ストール[ダレン・クロス]
  • ボビー・カナベイル[パクストン]
  • マイケル・ペーニャ[ルイス]
  • ティップ・“T.I.”・ハリス[デイヴ]
  • ウッド・ハリス[ゲイル]
  • ジュディ・グリア[マギー]
  • デビッド・ダストマルチャン[カート]
  • マイケル・ダグラス[ハンク・ピム]
  • アビー・ライダー・フォートソン[キャシー]
  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]
  • マーティン・ドノバン[マイケル・カーソン]
  • ジョー・クレスト[フランク]
  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • セバスチャン・スタン[バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]

【公開日(日本)】2015年9月19日
【上映時間】117分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【MCU前作】人工知能が暴走する!?映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ&感想
【MCU次作】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
【IMDB】7.3/10.0  (およそ417,170人の評価)

【あらすじ】

仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.6/5.0

今作は「親子愛」がテーマ!多分!師弟愛的なものも少しあるかもしれません。

見どころは何と言っても、1.5センチになったアントマンの視界から見るミクロの世界!
『ミクロキッズ』なんて映画もありましたね!あと『借りぐらしのアリエッティ』とか!
ああいうのが好きな人は絶対好き!

おおまかなストーリー

主人公スコット・ラングは電気工学の博士号を持ってるとっても頭の良い人なんだけどもその力をなぜか盗みに使ってしまうというダメンズ・・・別れた奥さんには養育費を払わないと娘に会わせないって言われちゃうしなんとかまともに(サーティワンで)働こうとするんだけど、どーしても悪の道に逸れちゃう。
そんな彼に目を付けたのがピム博士!ピム粒子を作った人!
ピム粒子というのは物質のサイズを小さくしたり元に戻したりする凄いもの!

過去にピム博士は、この偉大な発明をハワード・スタークに奪われないようにこっそりと研究、そして小さくなれるアントマンのスーツを開発して奥さん(ワスプ)と共に世界を救ったりしていた。
しかしある時の任務で奥さんが「小さくなり続けて最後には消えてしまう」という禁断の方法を使って世界を救ったのがきっかけでスーツは封印。そこから娘のホープとも溝が出来てしまう。

そして現代。

ピム博士の弟子クロスがイエロージャケットというアントマンスーツの類似品を開発していた。そして悪の組織ヒドラにスーツを売ろうとしていた!彼の歪んだ企みに気付いていたピム博士は、スコットのセキュリティ突破の技術に目をつけ、彼にアントマンスーツを託し、イエロージャケットを奪って欲しい、と言う。

ピム博士の娘ホープもクロスの右上として会社で働いていたが、彼の心の闇に気付き彼を止めるため、そして父親との溝を埋めるために協力してくれる。

アントマンとして訓練を積んだスコット。仲間の盗人3人と一緒にクロスの会社に潜入し、最終的にイエロージャケットを着たクロスと戦う!

スコットも禁断の「小さくなり続ける」方法で敵のスーツに侵入し内部から破壊、原子レベルまで小さくなり続けて消えかけてしまうが、大きくなるアイテム?でなんとか元のサイズに戻る!
元奥さんの再婚相手の警察官が、スコットをヒーローと認めて、彼を自由にしてくれる。

ラストシーンでは、盗人仲間が「アベンジャーズがお前を探してる」と伝えて終わり。

エンドロール中にはピム博士が「母親が使っていたスーツの改良版だ」とホープに新しいアントマンスーツ(綺麗な羽根がついてる!)

エンドロール後の映像は「バッキーを見つけたキャップとサムが会話するシーン」
トニーは信じないだろうし話さないでおこう、という話になる。助っ人無しか、と言うキャップに「アテがある」と返すサム。

アベンジャーズとの関わり

  • ピム博士はハワード・スターク(アイアンマンの父親)と古くから研究者として繋がりがあり、彼の事を嫌っているっぽい
  • 「イエロージャケット」を奪って来いと言われたスコットが、アベンジャーズに頼めば?と言うと「長年、この技術をスタークに渡さないようにしてきたのに今更スーツを渡せるか!アイアンマンとは全く違うんだ!それに彼らは今、街を空から落とすので忙しいんじゃないか?」と返されるシーンがある(おそらく時間軸的に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と同時進行)
  • スコットがアントマンとしてアベンジャーズの基地に侵入し、何かを盗むシーン(多分、キューブのパワーを使った武器だと思うけど)でファルコンことサムと戦う!

  • ダレン・クロスからイエロージャケットのスーツを買ったのがヒドラという悪の組織(『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでずっと敵として登場している)
  • エンドロール後に、キャップとサムとバッキーが登場。助っ人とはスコットのこと。(このシーンは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でも登場する)

良かったところ!

この作品、ちょっとドラマの部分はわかりにくくて薄いんですよね。親子愛もあんまり感動しないし・・・

なのでやはり一番の見どころは!小さくなるアントマンのアクションシーン!その中でも特にちびぞうがお気に入りなのは、序盤の、盗んできたスーツを試しに着てみたらちっちゃくなっちゃったー!の場面。

バスタブで迫ってくる水、ダンスルームで襲ってくる人の足、掃除機、そしてネズミ・・・と、小さいならではのピンチ!あんなものも、こんなものも、みんなおっきくなっちゃってます!楽しい!!
それと小さくなった時の演出もすごく細かいんです、ツルッツルのガラステーブルに乗れば指紋やクロスの拭き後なんかもうっすら見えたりとか・・・本当によくできてる。

小さくなった時の強い味方、アリたちも可愛いし強いし従順だし空も飛べるしで万能すぎる相棒!数も多いしね。日本で話題になった”ヒアリ”も活躍してるのでぜひね、注目して欲しい!(笑)

 

それからこの映画に欠かせないのは愛すべき盗人仲間たち。笑いの部分を大きく担っています。
特にマイケル・ペーニャ演じるルイス!

彼は人にものを説明するのが絶望的に下手で、「大きな金庫を持ってるじいさんが留守」だとか「アベンジャーズのメンバーがお前を探してる」だとか、一言で済みそうなことを長ったらしくダラダラと、「こないだ美術館に行ってさぁ~」と全く関係ない話も織り交ぜつつ話してくるもんだから本当にややこしい!!!(笑)でもすっごいアホっぽくて可愛いし面白い(笑)

ラストシーンも彼のお喋りで締めくくられるんですけど、多分皆、「え?な、なんて?」って感じで頭にはてなマークを浮かべて終わると思う(笑)

この映画が面白くなってるのは彼の功績もだいぶ大きいと思います。なので、ぜひとも続編にも登場して欲しい!!

まとめ

アベンジャーズとの直接的なかかわりもありますが、この映画はこれだけで観ても十分楽しめます。雰囲気もだいぶコミカルだし、家族みんなで観て楽しめる良作ですね。

ぜひ一本単位でも観て欲しい!

 

さて、次はシビル・ウォーです・・・。もちろんアントマンも参加するよ!
話的にだいぶシリアスな方向へ行ってしまうので、一休みは終了。
気を引き締めていきたいところ!

 

 


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画像引用元:IMDB

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人工知能が暴走する!?映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ&感想

「一歩外に出たら―――君はアベンジャーズだ」

マーベルのMCUシリーズ、第11作目!引き続き、おさらいしていきましょう!
ここらへんまでくると、もうさすがに単品で物語を理解していくのは難しくなってきますね・・・。

パンフはこんな感じ!

58Pで税抜き760円。MCUシリーズをフェイズごとに解説してくれてとってもわかりやすい!!

~脱線~

今作で登場するクイックシルバーというヒーローは『X-MEN』シリーズでも登場していて、ちびぞうはそっちの方のファンだったので、MCUで別の役者が演じる・・・というのを知った時はショックが大きかったなぁ・・・。(権利関係って難しい・・・)

ちなみにどうでもいい話ですけども、X-MENの方のクイックシルバーは、エヴァン・ピーターズ君が演じています。

かたやアベンジャーズの方のクイックシルバーはアーロン・テイラー=ジョンソンが演じています。

この二人、実は『キック・アス』で共演しているんですよ・・・!!!

こちらの写真、真ん中にいるのが主人公のキック・アスことアーロン・テイラー=ジョンソン。その左に立ってるキック・アスの友人役がエヴァン・ピーターズ君。二人のクイックシルバーが同じ画面にいる・・・!というか、この二人が将来別々の映画シリーズで同じヒーローを演じるというのが面白いですよね(笑)

脱線終わり!!!

【映画情報】

【原題】Avengers: Age of Ultron
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ジョス・ウェドン
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、パトリシア・ウィッチャー、ジョン・ファブロー、スタン・リー
【共同製作】ミッチ・ベル
【撮影】ベン・デイビス
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】アレクサンドラ・バーン
【編集】ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
【視覚効果監修】クリストファー・タウンゼント
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン

【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]

  • クリス・ヘムズワース[ソー]

  • マーク・ラファロ[ブルース・バナー/ハルク]

  • クリス・エバンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]

  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]

  • ジェレミー・レナー[クリント・バートン/ホークアイ]

  • ドン・チードル[ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン]

  • アーロン・テイラー=ジョンソン[ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー]

  • エリザベス・オルセン[ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ]

  • ポール・ベタニー[ヴィジョン/ジャーヴィス(声)]

  • コビー・スマルダース[マリア・ヒル]

  • ジェームズ・スペイダー[ウルトロン]

  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィク]
  • リンダ・カーデリニ[ローラ・バートン]
  • クラウディア・キム[ヘレン・チョ博士]
  • トーマス・クレッチマン[ストラッカー]
  • アンディ・サーキス[ユリシーズ・クロー]
  • ジュリー・デルピー[マダムB]
  • ケリー・コンドン[フライデー(声)]

【公開日(日本)】2015年7月4日
【上映時間】141分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】マーベルのお祭り映画はじまるよ!『アベンジャーズ』ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
【MCU前作】おさらいしよう!映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想
【MCU次作】アントマン
【IMDB】7.4/10.0  (およそ568,600人の評価)

【あらすじ】

アイアンマンとして何度も人類の危機を救い、だからこそアベンジャーズの限界を誰よりも強く知るトニー・スタークは、自分たちの手に負えない敵の襲来に備え、禁断の平和維持システムである人工知能「ウルトロン」を起動させる。しかし、ウルトロンは「究極の平和」を実現するため、平和を脅かす唯一の存在である人類の抹消を選択する。再び訪れた人類滅亡の危機に、アベンジャーズは人知を超えたウルトロンを相手に戦うことになるが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.9/5.0

ちびぞう初回鑑賞時の感想があったので掘り起こしてきました!

ヒーロー大集合でお祭りだぁあああの第二弾!!

■良かった点
・とにかくオープニングがカッコいい。震える。
ハルクバスターと言う名の対ハルク専用アイアンマンと、ハルクの戦闘がとにかくアツい!!
・唯一パンピーぽかったホークアイの葛藤が見れた。
・ソーの彼女自慢可愛い、ムジョルニア持てるかゲーム(?)楽し過ぎた。
・社長!!!!!!!(愛)
・ポール・ベタニ―だったんですね!!

■残念だった点
・やっぱりロキさんいなかった
・ヴィジョンのデザイン(笑)
・ハルクとブラックウィドウの関係がわりと唐突
・回を増すごとに戦いの規模が増してて(宇宙からやってきた敵を倒した次は街ごと持ち上げて・・・)、次はもう宇宙行くしかないんだろうなってお話の展開が後先考えてない感じ。
原作は一切知らないので原作を追ってるだけかもしれませんが。

とりあえずアベンジャーズのキャラクターが大好きな人なら間違いなく楽しめるでしょう!
個人的に、エックスメンのクイックシルバー推しなので、今作からクイックシルバーがレギュラー化したらどうしようとハラハラしていたのですが・・・そんな心配必要なかった^^
やっぱりクイックシルバーは強すぎて、使いづらい一面があるんでしょうね。

今作はアベンジャーズ3と言うより、次のキャップの新作への橋渡し的な立ち位置だと思うので(社長とキャップの対立も熟してきましたね)、キャップの新作!!!楽しみにしています!!!

いや、なんかもうこれだけ書いてれば十分なくらいまとまってますな。
とりあえずちょいちょい追記していきましょう。

オープニング最高!

ヒドラのメンバー、ストラッカーの基地に「ロキの杖」を奪還すべくアベンジャーズが攻め入るシーンから始まるんですが、ここの全員が横並びになってスローモーションがかかるシーンが最高にカッコイイです!!!!!みんなの息もピッタリというか、2作目だけあってだいぶ歩幅そろってきたよーって感じなんでしょうかね!
このシーンは劇場で観て本当に震えました!

ホークアイさんの葛藤が見もの

ロキの杖の中にあったマインド・ストーンというアイテムを使って社長がウルトロンという人工知能を作り出し、それが暴走して世界を破滅させようとしてしまう・・・のをみんなで止めようぜ!というメインストリームのほかに、いくつかのドラマが描かれてるんですが、その中でもクリント・バートン(ホークアイ)のドラマが結構多めに時間取られてる!

彼の隠されていた妻子の存在や、シールドに守られていたおうちの存在。そして彼が神やロボットに混ざって一人普通の人間として戦っていくことの葛藤だったり、まぁ一言で言えば

「俺って必要?」

ってことなんですけども(笑)

必要だよ!!!!!!ってファンは思ってるし、引退宣言はしたものの、ピエトロの死によって今後も戦い続けるぜっていうふうに気持ちを切り替えてくれるといいんだけどなー・・・

だってもうあなた、普通の人間ってレベルじゃないですよ。

パーティシーン最高!

キャラクターたちが楽し気に会話するだけでもミーハーファン代表ちびぞう的にはウハウハなんですけども、特にロキの杖をヒドラから奪った祝勝パーティがすんごく楽しい!!

ペッパーは最高だよいや、ジェーンの方が凄いんだって彼女自慢するソーと社長が最高に可愛いし、そのあとの「ソーのハンマー本当にトリックないの?誰も持てないの?」と皆で試すシーンも最高。最初は舐めてた社長が本気になってスーツ着てトライしたり、そのあとキャップが握ったら一瞬ムジョルニアがピクッて動くんですけど、それを見て「おいおい」って不安そうな顔をするソーも可愛い(笑)

まぁそのあと、乱入してきたウルトロンにぐっちゃぐちゃにされるんですけどね・・・

この、ムジョルニアを持てるのはふさわしいものだけ。というのを皆が認識するシーンは後々、「ヴィジョンがムジョルニアを持てたしとりあえず味方としておこうか」という彼を信じるための要素の一つとして伏線にもなっているので地味に重要。

ハルクバスターVSハルクのシーンが最高!!!

今作、一番アツいのはスカーレット・ウィッチによる洗脳で暴走してしまったハルクと、彼を大人しくさせようとする社長とのバトル!

ハルクを大人しくさせるために開発された”ハルクバスター”の見た目も可愛いし、なんとか街から彼を遠ざけようと、市民に被害が出ないようにと気を配りながらやってるんだけどハルクは自制効かないし強すぎるしで無人のビルを全壊させたりともうとにかく派手、派手、派手。

破壊された腕はまた衛星からピューンとやってきてすぐに復活したりするのも楽しいし、ハルクバスターをもってしてもハルクは倒せなさそうだなって雰囲気が若干出つつも、ちょいちょい社長の顔が出て「なだめてるだけだ」と言わんばかりに余裕のコメントするところも好きですね。

このシーンはぜひ劇場で観て欲しいなぁ・・・。

ロキたんがいない!!!

スカーレット・ウィッチがメンバーそれぞれに悪夢を見せるシーンがあって、社長には「アベンジャーズ全員の死」の夢、キャップには「行けなかったダンスの約束に行くも皆消えてしまう」という夢、ソーは「強すぎる自分の力が暴走しアスガルドを破滅させてしまう」という夢、ナターシャには「過去にスパイ養成所にて行われた残酷な儀式」の夢。

しかしこのソーの夢に本当はロキたんのシーンもあったらしいんですよ!!!

でもカットされてしまったようなんですよ!!!悲しい!!!物語の重要なキーとなるロキの杖が出てくるので、今作でもチラッとでもいいからロキたん登場させて欲しかったよ・・・ジョス・ウェドンよ・・・

ナターシャとハルクの恋模様

唐突じゃない?!って最初は思ったんですけども。
いや、でも、一応今までのMCUシリーズを観ていると、キャップと距離が近くなったり心を許したりしているっぽいナターシャがキャップにはなびかない・・・という流れがあったりして(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』)ナターシャが「戦いを好まない冴えない男」であり、自分と同じく”怪物である自分”に悩んでいるバナー博士に惹かれていくのは自然な流れでもあったかもしれないですね・・・

まぁ個人的にはハルクを適当なところで落ち着かせたりする役割がないと、演出上難しいから仕方なくその役が彼女に回ってきたのかなーーーーー

という穿ったというかメタ的な見方もしてしまうんですけど・・・(笑)

でも彼女がバナー博士に本気だということを伝えるために、スパイ養成所の卒業の儀式で「不妊手術」を受けさせられたという事実を明かすというのは、本当に覚悟がいることだと思うし、何よりだいぶ重いし切ない・・・。

ハルクとしては、エリザベスの存在もあるし、複雑な気持ちでしょう。

だから最後のナターシャの通信を切って地球を去っていくという選択もなんとなく頷けますね。

ナターシャも幸せになって欲しいけどハルクでは難しいのではないか――――!!!と思うと本当に切ないです。

ヴィジョンのデザインがダサい

うん、やっぱりダサい・・・。何度観てもダサい・・・。

あと、社長のAI秘書ジャーヴィス役の声をポール・ベタニ―がやっていたのをちびぞうは知らなかったんですよ!!

ウルトロンが作った人造人間の中にジャーヴィスをアップデートしヴィジョンとして誕生させて、アベンジャーズの仲間になるって流れで声を務めていたポール・ベタニ―がそのままヴィジョン役を続投したのが嬉しかったですね!!!

うん、ポール・ベタニ―の原型はもうほとんどないけどね!!!!声だけだったのが目視できるようになっただけいっかな!!!

個人的にインフィニティ・ストーンの一つであるマインド・ストーンを額につけてるヴィジョンってソーのハンマーも持てちゃうし神と同等・・・というか実質アベンジャーズの中でも最強キャラなのではってすごく不安になるんで、今後のメンバー内のパワーバランスをなんとかして欲しいところ。じゃないとスーパーマンのいるジャスティスリーグみたいなことになりかねないですしね。

(ちびぞうは最強キャラはメンタルが弱かったりする弱点があるのをドクター・マンハッタンで学んでるので多分彼も何かしら思い悩んだりしそう)

クイックシルバーについて

権利関係があって、X-MENと同一キャラとしては出せなかったようですが、ちびそう的には最後にホークアイさんを守って死んだことで今回だけの登場になったのは良かった・・・だってクイックシルバーと言えばエヴァン・ピーターズ君なんだもん!!

というか彼の方がかっこいいしね!!!

死んだと見せかけて生きてたー!という展開にはしてほしくないな。じゃないとホークアイの息子に「ピエトロ」って名前を付けた意味もなくなってしまうし、ホークアイ続投のきっかけになって欲しいと思ってるので。

他MCU作品との関わり

  • ヒドラという組織はキャプテン・アメリカシリーズからずっと敵として描かれている悪の組織
  • ユリシーズという武器商人の登場→彼はワカンダからヴィブラニウムを盗んでいる→『ブラックパンサー』でも登場

  • ヴィジョンの肉体は、ヴィブラニウムで作られている
  • 6つのインフィニティ・ストーンの一つ、「マインド・ストーン」の登場

最後に社長について

ウルトロンを作って暴走しちゃったのも社長のせいだし、

双子がヒドラに実験を申し出たのも親を社長の会社の武器で殺されたせいだし、

って社長を原因にしすぎなんですけど!!!!

でも、これは後々アベンジャーズが分裂していく伏線にもなっているし必要ではあった。

あと、以前にナターシャが「トニー・スタークはアベンジャーズに向いていない、適していない」っていう報告書を提出していて、長官にも仲間入りを渋られてたじゃないですか。(『アイアンマン2』

そう、基本的に社長は人として欠陥だらけなんですよ。

自分でも言ってるけど、マッドサイエンティストだし、ワンマンで自分の話を仲間にしたがらないし、自己中でやりたいことをやりたいだけするのが好きな人なんです。そもそもチームプレイに向いてないってことは分かり切ってた話なんですよ。

しかし、自分の犯してきた罪については十分に分かっているし、その罪滅ぼしという意味でもヒーローとして頑張っている側面もある。ちゃんと仲間の事を想っているし、彼なりに正義をしっかりと持っているんです。

その証拠に。思い出してください。スカーレット・ウィッチがみんなに悪夢を見せた時、皆自分のトラウマだったり、不安だったり、を見せられていた中で社長だけが「仲間が全員死んでしまう」という悪夢を見ている。しかも、「お前なら救えたのになぜ全力を尽くさなかった?」と責められる悪夢。

社長はいつでもみんなを守りたいし、自分なら守れると思ってる。驕ってる部分もありますが。そして、誰よりも仲間を失うことを恐れてる。自分がやらないといけない、という一種の強迫観念すらある。そういう人なんですよ・・・!

だからね、一辺倒に「全部社長のせいじゃね。なんだこの自己中な科学者は」と一掃して欲しくない!!!!!!そんなシンプルなキャラではないんです社長は!!!みんな分かって!!(お前は社長のなんなんだ)

というかよくよく考えたらそういう社長をうまいこと導けないキャップのリーダー的な働きにも問題があるのでhゴニョゴニョ(責任転嫁)

まとめ

なんだかよく分からない話になってしまいましたけどもー(笑)
情報過多な一見ごちゃごちゃしているように見えるエイジオブウルトロン。
しかし今作はシビルウォーへの伏線的な部分が大きいので、ジャーヴィスがヴィジョンになったよってことだけでも覚えておいてもらえればバッチリです。

最後にはアベンジャーズにも4人追加されましたね!
ウォーマシンとヴィジョンとファルコンとスカーレット・ウィッチです。

エンドロール中にはラスボス?のサノスも登場します。

珍しくエンドロール後の映像は無し!

 

アベンジャーズとしての続編は2018年春公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ですが、MCUとしての続編は『アントマン』です!

全部追いかけたい人はぜひ!そちらもチェックしましょう!

 

 

 


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画像引用元:IMDB

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宇宙で彼女を落とす方法。映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ネタバレ&感想

”無限の愛を注いであげて。計れる愛は、貧しい愛よ―――”

来ましたー!!!!!リュック・ベッソン×デイン・デハーン!!!

デハーン様がこんな大衆映画??っぽい大作??に主役として登場するなんてー!!!これは観ねばなるまい観ねばなるまいとある種の強迫観念にかられて劇場へ!!!

ちなみにCMなどでは「地雷臭」がすごくってもう不安しかなかったんですけども・・・ツイッターなんかで「これはヤクをキメたスターウォーズ」という呟きを見かけて妙に期待してしまいましたね・・・。

何気にクライヴ・オーウェンだとかイーサン・ホークが出ていて(イーサンは本当にちょい役)地味に豪華・・・。

ちなみにちびぞうは原作であるバンド・デシネ(フランス版コミックのこと)に関しては全くの無知!でした!

パンフはこんな感じ!

横長でキラキラ加工がされています!けど、若干の手抜き感がぬぐえない表紙・・・(笑)
というか配給がキノフィルムズさんなんですね!!キノフィルムズさんと言えばハイセンスなミニシアター系映画を配給している会社だという印象が強かったので、意外でした・・・。いつもシンプルかつオシャレなパンフ作ってるから、こういうSFアクションものはどういう雰囲気のパンフにすればいいのか分からなかったのかな・・・(笑)

裏面はこう!

34Pで税抜き667円。普通なお値段。個人的に映画評論家の村山章さんのコラムが最高でした!

【映画情報】

【原題】Valerian and the City of a Thousand Planets
【制作国】フランス
【監督/脚本】リュック・ベッソン
【原作】ピエール・クリスタン(作)、ジャン=クロード・メジエール(画)
【製作】ヴィルジニ―・ベッソン=シラ
【コンセプト・デザイン】パトリス・ガルシア、ベン・マウロ、マーク・̪シモネッティ、ジュー・フェン、シルベイン・デプレ、アラン・ブリオン
【VFXスーパーバイザー】スコット・ストクダイク
【VFXプロデューサー】ソフィー・ルクレール
【撮影】ティエリー・アルボガスト
【衣装】オリヴィエ・ベリオ
【美術】ユーグ・ティサンディエ
【編集】ジュリアン・レイ
【音楽】アレクサンドル・デスプラ
【出演([]内は役名)】

  • デイン・デハーン[ヴァレリアン]

  • カーラ・デルヴィーニュ[ローレリーヌ]

  • クライヴ・オーウェン[フィリット司令官]

  • リアーナ[バブル]

  • イーサン・ホーク[客引きジョリー]

  • ハービー・ハンコック[国防長官]

  • クリス・ウー[ネザ軍曹]

  • ジョン・グッドマン[アイゴン・サイラス]

  • ルトガー・ハウアー[世界連邦大統領]

 

【公開日(日本)】2018年3月30日
【上映時間】137分
【配給】キノフィルムズ
【映倫区分】G
【IMDB】6.5/10.0  (およそ110,000人の評価)

【あらすじ】

西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のバレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」として銀河にその名を知られるアルファ宇宙ステーションを訪れる。しかしその深部には宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていたある秘密が隠されていた。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

残念。この映画は映像と、主演二人の美しさが全てを持って行っている映画です・・・。

映画的な良さで言えばオープニングの、デヴィッド・ボウイの”Space Oddity”をバックに宇宙ステーションの発展を描く数分が一番クールで面白かった。それ以降は、うん。まぁ、うん。

~ここから若干の脱線~

まず観終わって最初に頭によぎったのは「アレハンドロ・ホドロフスキー監督」の名前。そして次に「これ、リュック・ベッソンの脳内を可視化した映画だ」と思いました。

つまり一言でいえば「監督が好き放題やっただけ」ってことなんですけど(笑)

なぜホドロフスキー監督の名前がよぎったのかは自分でもよくわかってないんですが、彼の映画『ホーリー・マウンテン』『リアリティのダンス』など、「ああ監督の脳内を見せられている」と思った部分に共通点があったのかな。
しかしよくよく調べてみると、この『ヴァレリアン』の原作は『スター・ウォーズ』シリーズにも影響を与えたコミックだったそうじゃないですか!!ホドロフスキー監督の『ホドロフスキーのDUNE』『スター・ウォーズ』シリーズに影響を与えた作品だったんですよね。(ヴァレリアンの原作の方が古い)そういう意味でも共通点があったのかー!と一人感動するちびぞう。

~脱線終わり~

脚本のことは考えてはいけない

話の流れはもうめちゃめちゃというか、主人公のヴァレリアンがひたすら相棒のローレリーヌを口説いているっていうだけの話の背景に政府が滅亡させたのをなかったことにしたパール人の復讐劇があったりなかったりするんですけども、その部分はものっすごい薄いですしね、悪役になってる司令官も影が薄かったりして「ドラマ」としての部分の弱さが半端ないです。

ドラマが妙に薄いのに、なぜかバブルという宇宙人(リアーナ)のショーシーンがフルで見せられて「いや、こんなに長くなくてよくないか」と思ったりして。彼女が亡くなる時のセリフはなかなか良かったんですけどね。それが最終的にヴァレリアンに活かされているのかどうかも謎ですし。あってもなくてもよかったよなぁ。(ついでに言えばイーサン・ホークもなんだったのか・・・)

最後、政府にとって多大な利益をもたらすであろう変換器をパール人に返すかどうかの重大な場面で兵士としての規律を守ろうとしているヴァレリアンに
「私のこと愛してるなら信じて好きにさせてよ」
って感じで説得しちゃうローレリーヌと説得させられちゃうヴァレリアンの「大切な事決めるのにそんな痴話げんかの延長みたいな話でいいのかよ」って感じもどうもなぁ・・・。

まぁこんな感じで内容はひっじょうに軽いんです。遊び人ヴァレリアンの口説きほどに軽い。彼が遊び人かどうかの描写もないに等しいですけども。
元々ローレリーヌも彼のこと好きって感じがしてるし、ヴァレリアンの彼女に対する口説きもいまいちどうほかの女性に対するそれと違って特別感が出ているのかも、ローレリーヌを口説く場面しかないから観客は測れないんですよね。だから恋愛ドラマとしても弱い・・・いいとこなしか、監督・・・)

邦題センスも微妙・・・

そもそも、アルファ宇宙ステーションは「千の惑星の種族が集まる街」であって「千の惑星」ではないんですよね。しかも話の流れ的に、最後の爆発でアルファが滅びる危機に陥っていたわけでもないので「アルファを救った」というわけでもないんです。なので

「千の惑星の救世主」とかいう嘘八百なサブタイトルは本当にひどいと思う・・・。

「千の惑星の集まる街で彼女を落とす方法」とかでいいですよもう・・・(脱力)

映像を観よう!そして主演を観よう!

この、監督の素晴らしい才能溢れる脳内を映像化させて、それを観れるという幸福ですね!それを味わいましょう!

何十、何百という種類のいる宇宙人たちのデザインを楽しめますし、アクションシーンもすごく新鮮!!

特に別次元が同じ場所に存在しているという「ビッグマーケット」での敵との追いかけっこシーンは「ゴーグルをつけている間だけ別の世界が見えている」という特殊な(今でいうVRゴーグルみたいな。VRの世界で攻撃されたら実際に怪我をする、みたいな感じに近い)場面で、とても楽しい!!!

それから、アルファという幾千もの種族が住んでいる宇宙ステーションの中を、壁を突っ切りながら進む無茶苦茶なシーンの、色んな世界がまるで本のページをめくっているみたいに素早く切り替わっていく様がとっても面白いです。

ちびぞうは大好きなデハーン様が病んでない役をするのが非常に珍しかったので、それだけでも眼福でしたね~~~~~~~

見てください、この笑顔。こんな顔、彼の他の映画ではなかなか見れませんよ!!!!!

特にバブルのショーを眺めるデハーン様のニヤついたり驚いたりする表情のバリエーションが本当にアホっぽくて最高に可愛いです(笑)

ダブル主演の女の子の方(カーラ・デルヴィーニュ)もかなりの美人ですよ。モデル出身らしい!
彼女の魅力もぜひ劇場で楽しみましょう!

 

 

以上!!!!ちびぞうでした!!

 

 


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これぞリーダー!映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ネタバレ&感想

「敵の見分け方は?」
「撃ってきたら敵」

どうもーちびぞうです。『マイティ・ソー/ダークワールド』からMCUをおさらいしよう!の流れでここまでたどり着きました!!!
キャップの2作目で、MCUとしては9作目に当たります。

二度目の鑑賞のはずなんですけどね、あまりにも内容を覚えておらず。まるで初めての鑑賞のように楽しみました(笑)

本作から新ヒーローの「ファルコン」が登場、活躍します!!

MCU作品のまとめはこちら↓(随時更新)

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

【映画情報】

【原題】Captain America: The Winter Soldier
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、スタン・リー、アラン・ファイン、ルイス・デスポジート
【撮影】トレント・オパロック
【美術】ピーター・ウェンハム
【編集】ジェフリー・フォード
【衣装】ジュディアナ・マコフスキー
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【出演([]内は役名)】

  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • セバスチャン・スタン[バッキ―・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]
  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • コビー・スマルダース[マリア・ヒル]
  • フランク・グリロ[ブロック・ラムロウ]
  • エミリー・バンキャンプ[シャロン/エージェント13]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • ロバート・レッドフォード[アレクサンダー・ピアース]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]
  • トビー・ジョーンズ[アーニム・ゾラ]
  • マキシミリアーノ・ヘルナンデス[ジャスパー・シットウェル]
  • ギャリー・シャンドリング[スターン上院議員]
  • ジェニー・アガター[世界安全保障委員会のメンバー]
  • バーナード・ホワイト[〃]
  • チン・ハン[〃]
  • アラン・デイル[〃]
  • アーロン・テイラー=ジョンソン[クイックシルバー]
  • エリザベス・オルセン[スカーレット・ウィッチ]

【公開日(日本)】2014年4月19日
【上映時間】136分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【キャプテン・アメリカ前作】キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想
【キャプテン・アメリカ次作】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
【MCU前作】ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想
【MCU次作】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
【IMDB】7.8/10.0  (およそ586,000人の評価)

【あらすじ】

ブラック・ウィドウやニック・フューリーらとともに、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の一員として任務の数々にあたっていたキャプテン・アメリカは、仲間であるはずのシールドから襲撃され、誰が本当の敵なのかわからないまま逃亡者となる。そんなキャプテン・アメリカを最強の暗殺者ウィンター・ソルジャーが追いつめるが、その姿は70年前に死んだはずの親友バッキー・バーンズのものだった。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしてるよ!)】

☆3.0/5.0

なんで初回鑑賞時の私は内容を覚えてなかったんだろう!!!面白いじゃないか!!!

脚本もアクションもよくて、キャップがいかにリーダーにふさわしいかが描かれていた本作でした。

おおまかなストーリー

退役軍人省にいるサムとマラソンで仲良くなるキャップのシーンから始まる。

アルジェリア人がシールドの船を襲った件で救出任務に当たるキャップとブラックウィドウ。
しかし、ブラックウィドウだけ別の任務についていた事に不信感を覚えたキャップは”情報の共有”を長官に求められるもなだめられてしまう。

シールドはインサイト計画という、巨大戦闘機ヘリキャリア三隻と衛星をリンクさせて敵を攻撃出来る兵器の開発を行っていた。

キャップが自分をテーマに作られた博物館に行ったり、おばあさんになったマギーとお話するシーンが挟まれる。切ない。このシーンは本当はファースト・アベンジャーの方に差し込まれる予定だったけどカットされたらしいですね。

シールドのファイルが開けなくなっている(権限が奪われている)事に危機を察した長官はインサイト計画を遅らせることをピアース理事に提案。
車で移動中、警官車両に扮した敵に襲われる長官。謎のエージェントにも攻撃される!長官はキャップの家に逃げ込むがそこにも追手が来て撃たれてしまい最後に「誰も信用するな」と言い残して死んでしまう。

ピアース理事に呼び出されるキャップ。
船を襲わせたのは長官だったと言われるけど信用しないキャップ。

なぜかシールドから逃亡者として追われる事になるキャップ。ナターシャと合流して一緒に逃げる。長官が死ぬ前に渡してくれたUSBが示していた場所に向かうと、そこはシールドの秘密基地だった。
そこにいたのは機械に意識をコピーして生き永らえたヒドラのゾラ博士だった。
ゾラ博士からヒドラは消滅したかのように見えてシールドの中でひそかに育っていたという話を聞かされるキャップとナターシャ。
ゾラの開発したアルゴリズムであらゆる人間の過去の情報を漁りそこから未来のヒドラの脅威となる人物を予想、それらの人々を先に殺してしまおう、というのがインサイト計画の真の目的だった。さらにその首謀者はピアース理事、ウィンターソルジャーという暗殺者を裏で操っているのも理事だった。

キャップとナターシャは退役軍人のサムのところへ逃げ、実はファルコンだったサムを仲間に加えてシールド本部に乗り込み、インサイト計画を阻止しようと戦いを開始!そこに実は生きていた長官(死んでいたというのは見せかけだった)も作戦に加わる!

 

ウィンターソルジャーが70年前に死んだと思っていたキャップの親友バッキーだという事に気付いたキャップは記憶を失っているらしき彼に思い出させようと奮闘する。
ヘリキャリアの狙いを人間たちから、お互いの機体を撃たせ合わせるように照準を変更。落ち行く機体に挟まっているバッキーを助け、海へと落ちるキャップ。

海に落ちたキャップをバッキーが救う。

全てが終わり、アベンジャーズがシールドを崩壊させたと責任を問われるも、ナターシャが
「確かに危機を招いたのは私たち。だけどそれに対処できるのも私たちだけ。逮捕でもなんでもすればいい」とはねのける。

長官は眼帯を燃やし、死んだことになっているので「ヨーロッパへ行く」と旅立ってしまう。

キャップはナターシャからキエフ(ウクライナの首都)の友人からもらったというバッキー(ウィンターソルジャー)についての資料を渡してもらう。

エンドロール中、ヒドラの組織内でのやりとりが描かれる。まだまだヒドラの残党は沢山いるらしい。なぜか手に入れているロキの杖を使っての実験?で成功したという双子(高速移動する男と念力を使う女)が映し出される。

エンドロール後のおまけ映像は、博物館内のキャップ記念館で自分の展示パネルを読むバッキーの姿。

アベンジャーズとの関り

  • インサイト計画のヘリキャリア開発にはトニー(アイアンマン)も携わったという発言がある
  • インサイト計画を遅らせて欲しいと言った長官に、理事が「その代わり姪っ子の誕生日にアイアンマンを呼んでくれ」「空を飛ばすだけじゃだめだぞ」と言うシーンがある
  • ファルコン初登場!!!!
  • ロキの杖がヒドラの手に渡っている(シールド内にヒドラの人間が浸透していたため)
  • エンドロールの双子がスカーレット・ウィッチとクイックシルバー
    (ややこしいですがX-MENシリーズに登場するクイックシルバーとは別人です)

キャップがシールドに所属しているので、アベンジャーズとの関りは一番深いですね。キャップの物語はアベンジャーズを追いかけるなら必要不可欠。って感じ。

良かったところ!

追跡装置のついてるUSBをけっこう気軽に差しちゃうなぁ、とか、ロバート・レッドフォード扮する理事が悪役だということがわりと簡単にわかっちゃう、とか、ヘリキャリアの強制発射を武装チームの人も出来ちゃうなら技術者いらないじゃんんんん、とか色々とツッコミどころもあったんですけども、良かったところも沢山あった!!

  • キャップの肉体の強靭さがよく分かる!!
    それはさすがに痛い!!!って思うシーンが沢山ありました。高所から落ちて盾だけを下敷きに地面に叩きつけられるシーンとか。アクションシーンがとにかくすごい。
  • キャップのリーダーの素質がよく分かる!!!
    ナターシャが考え込んでいるのを察知して、「なんでもないわ」と言われながらも話を聞こうとする姿勢がさすがリーダー!と思いましたね。仲間の機微に敏感なところもリーダーだなぁ。
    それから、ラストでマイクを使ってシールド全体に危機を知らせるシーンは序盤でフューリー長官がしていた「情報の分割化」とは真逆の作戦で、全てを全員で共有した上で一致団結させるっていうのは素晴らしいし、キャップにしか出来ない事だと思いました。
  • ブラック・ウィドウ(ナターシャ)との逃亡劇が楽しい
    カップルのフリをしたりとか、キスして追手の目をくらますあたり、どんだけ使い古された手を使うんだよ!!!って思うんですけど、それすらキャップには新鮮なのかなって感じが良いですね・・・(笑)それと、ふざけて映画『SAW』の台詞を言ったり、なんとなくナターシャがイキイキしてる感じがしましたね。恋はしてないけど、相当キャップに心許してそう
  • ナターシャとキャップが恋バナしかしてない
    キャップに漂う童貞感(本当にそうなのかは謎だけど)を若干小馬鹿にしてるっぽいナターシャが「女の子とデートしたら?あの子はどう?この子はどう?」と色々すすめてくるところが面白い(笑)他に話すことないんかなって思ってたけど、もしかしたらナターシャはキャップが自分に恋しないように防波堤を作ってたのかもしれないって終盤おもったーーーー。さすが経験豊富な出来る女は気遣い方が違う!!!!ってのもあるけど、今後くるロマンスの伏線(すでに別の人を想っている)なのかもしれません。
  • ちょくちょく同じ言い回しをさせる脚本
    キャップが長官に話した不満の言葉をピアース理事が(盗聴して知っていたんだと思うけど)キャップに話して親近感を持たせようとする場面や、かつてバッキーに言われた「最後まで一緒だ」という台詞を本人に聞かせたり、オープニングでマラソン中にキャップがサムを追い抜いていく時の「左から失礼」と言う台詞をラストで病院で目覚めたキャップがもう一度サムに言ったり、同じセリフを何回か使うという脚本も良い演出になっていました。
  • ラスト10分が良い
    前作でも思ったんですが、キャップの映画はとにかくラスト10分が良いですね。バッキーとのラストバトルは切なさ抜群!!!

まとめ

全体的な物語の流れはありがちなんですけど、思った以上に楽しめる場面が多くてだいぶ満足しました!!

次は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』!!!

エンドロール後に登場する双子はガーディアンズのその次の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で活躍しますのでそれまで覚えておきましょうね(´∀`)

 

 


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ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想

「礼を言うのは私の方だ」

どうもー!ちびぞうです!MCUをおさらいしようそして新たにアベンジャーズとの繋がりを学ぼうのコーナー、前回のアイアンマン3でファイズ2がスタートし、ソーに続いてキャップとそれぞれの映画に続いていきます!

今作の目玉は何と言ってもロキたん!!!!ロキはソーの弟なのですがひねくれた性格をしていまして・・・ヴィランなのにこんなに人気になってしまっていいのかというレアなキャラクター(*’ω’*)
ロキファンには堪らない内容になっていますので、バトルロイヤルから入った方もぜひ!!今作だけは!ロキたんのために押さえておいてくださいね!!!

ちなみにカメオ出演ぽく1シーンだけキャップが出演しています。
今回も、アベンジャーズとの絡みも一緒にまとめていきたいと思います。

【映画情報】

【原題】Thor: The Dark World
【制作国】アメリカ
【監督】アラン・テイラー
【原作】スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー
【原案】ドン・ペイン、ロバート・ロダット
【脚本】クリストファー・L・ヨスト、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ナイジェル・ゴステロウ、スタン・リー、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、クレイグ・カイル、ルイス・デスポジート
【撮影】クレイマー・モーゲンソー
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】ウェンディ・パートリッジ
【編集】ダン・レーベンタール、ワイアット・スミス
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • イドルス・エルバ[ヘイムダル]
  • クリストファー・エクルストン[マレキス]
  • アドウェール・アキノエ=アグバエ[アルグリム]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • ザカリー・リーバイ[ファンドラル]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • ジョナサン・ハワード[イアン]
  • クリス・オダウド[リチャード]
  • トニー・カラン[ボー]
  • クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]

【公開日(日本)】2014年2月1日
【上映時間】112分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【マイティ・ソー前作】雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想
【マイティ・ソー次作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想
【MCU前作】終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想
【MCU次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ480,000人の評価)

【あらすじ】

英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.7/5.0

さて、まず初回鑑賞時のちびぞうの感想がありましたので貼っておきます。興奮注意

MCU関連の作品はアイアンマン以外あまり食指が伸びず今作もかなり長い事放置してしまったんだけども・・・

も 、 も っ と 早 く に 観 れ ば 良 か っ た ! ! !

と叫びたくなるほど面白かったです。最高でした。
特にロキちゃん。
これはもう彼のためにある映画かな?ってくらいロキが拗ねたり落ち込んだり強がったりはしゃいだり笑ったり泣いたり嘘こいたり実はそうでも無かったりお母さん大好きだったり本当は兄貴と仲直りしたかったりでも素直になれないもん殺してやるぅううう!と、盛りだくさんです!!!!
本当に情緒不安定だよね!!(笑)
マイティ1の時もアベの時もそこまで気にならなかったロキが大好きになりました。彼のためにDVDも欲しいくらい。

仲間内では”兄弟喧嘩はマイティ・ソーだけでやってて”と言われてますが、個人的にはまたアベ3辺りでロキに活躍してほしいなぁと思ったり思わなかったり。

いけないだめだ、全然映画の内容に触れられていない。

あまりにもロキの印象が強すぎて、「この映画どんな内容だったっけ?」となってしまっていますね・・・(笑)もう、ロキの魅力だけで出した点数と言っても過言ではない・・・。

おおまかなストーリー

オープニングは昔話!

かつて、ソーの祖父ボーがアスガルドを治めていた頃、闇から現れたダークエルフという軍勢率いるマレキスという悪者(今回のヴィラン!)がエーテルというとてつもなく大きな力を持ったアイテムを解き放とうとしていた!
惑星直列(コンヴァージェンス)と言って9つの世界が一列に並ぶタイミングでエーテルを解き放てば世界が大変なことになってしまう。ので、ボーがなんとかエーテルを奪い、闇の軍団も次々に倒し、マレキスも姿を消してエーテルも消滅した・・・と語られていたが、実は地中に深く埋められていた!!

時間軸は現代、『アベンジャーズ』の戦いから一年後。

何千年に一度来るという惑星直接の時期が再び訪れようとしていた。

ロキはアスガルドの牢に入れられ、ソーとジェーンは2年会えないままだった。

ある日ジェーンがロンドンでの調査中、重力場に異常が発生している場所を見つけ、そこからエーテルを隠してある場所にワープしてしまう。そしてそこで彼女は自分の体にエーテルを取り込んでしまう。
ソーは彼女を地球からアスガルドへ連れて行き、体の中を調べさせパワーが宿っているのに気付く。そこへ目覚めたマレキスと闇の軍団が襲ってくる。戦い虚しく母フリッガが殺されてしまい、アスガルドは悲しみに包まれる。

 

放っておけばまた攻め込んでくるという父オーディンに「ジェーンを敵の本拠地に連れて行ってマレキスがエーテルを取り出した瞬間に敵も倒せばいい」と提案するも反対される。虹の橋も壊され、四次元キューブも宝物庫にしまわれているので、”秘密の抜け道”を知っている弟ロキに手を貸してもらい、アスガルドからマレキスの元へと向かう。

ジェーンの体からエーテルを取り出したマレキスと戦い、闇の仲間と刺し違える形でロキは死んでしまう。

一方地球では、惑星直列の危険性に気付いたセルヴィグ博士が自分の作った装置で九つの世界の中心を安定させようとする。
エーテルを解き放とうとするマレキスと地球での最終バトル。直列の影響と装置の力でワープしまくるバトルを繰り広げ、勝利。

戦いの後、父オーディンに王座を継がないと告げたソー。ラストにオーディンの姿はロキに変わる。

エンドロール中に、アスガルドの幹部が”コレクター”に「うちにはキューブもあるしインフィニティは二つも持ってられないから」とエーテルを預けに行く場面が差し込まれる。

エンドロール後の映像は、地球に戻ってきたソーと再会するジェーンのシーン!

アベンジャーズとの関わり

  • エーテルという6つある”インフィニティ・ストーン”のうちの一つが登場!
  • 『アベンジャーズ』の戦いの一年後
  • 『アベンジャーズ』でロキに洗脳されていたセルヴィグ博士の精神状態が不安定に
  • 再会したジェーンが去年NYにソーがいたのを見た(アベンジャーズの戦い)のに会いに来なかった!と怒るシーンがある
  • エーテルを預けた”コレクター”は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場する

ここがよい!

すいませんやっぱり「ロキたん最高」が感想でした・・・。(一周目と大差ないことしか書けない)

一回目を観た時は母親が死んで取り乱して牢の中をグチャグチャにしたのは本心からやってるのかなって思ったんですが、二回目観るとあれもソーを「母親の死に怒っている」と思わせるための演技だったように・・・見えなくもない。

しかし!!!!やっぱりちびぞうの中ではロキたんは自分の出生に孤独感や裏切りを感じていて家族を愛するがゆえにその愛情を歪んだ形で試そうとする

究極のかまってちゃん

に見えるんですよねー。だから家族への彼の愛は本物なのかなと。

怒ったり泣いたり笑ったりはしゃいだり、本当に楽しそうな船の操縦シーンは必見ですよ!!

 

 

あと、あのお年でカメラの前で全裸になって見せたセルヴィグ博士(ステラン・ステルスガルド)の役者魂ほんとすごい・・・あそこまでする必要どこにあったのかなって思うけど・・・。

 

さぁ!次はキャップのウィンター・ソルジャーだ!

 

 


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画像引用元:映画.com

 

 

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終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想

「私はアイアンマンだ」

MCU作品をおさらいしようのコーナー!!!前回の『アベンジャーズ』でフェイズ1(シーズン1みたいなもの)が終了し、今作でフェイズ2がスタート!!

アイアンマンの単品シリーズでは4の予定はいまだ未定なので、実質こちらでおしまいになる感じでしょうかね。でも個人的には一区切りにするには良い作品だな、と思っています。

ちなみにストーリー的に、『アベンジャーズ』の戦いでこうなったああなった、という後日談的な感じになっているので、出来ればそちらも観ておいた方がいいですね。

パンフはこんな感じ!

ペッパーがデカデカと表紙を飾っているのも嬉しい!!
46Pで税込み700円はお得!!!!しかも、今まで登場したアイアンマンスーツのまとめページなんかも載っていてすごく嬉しいです!!!

【映画情報】

【原題】Iron Man 3
【制作国】アメリカ
【監督】シェーン・ブラック
【脚本】シェーン・ブラック、ドリュー・ピアース
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】スタン・リー、スティーヴン・ブルサード、ジョン・ファブロー、ルイス・デスポジート、チャールズ・ニューワース、ビクトリア・アロンソ、アラン・ファイン、ダン・ミンツ
【プロダクション・デザイン】ビル・ブルゼスキー
【衣装デザイナー】ルイーズ・フログリー
【撮影】ジョン・トール,ASC
【視覚効果監修】クリストファー・タウンゼント
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン,C.S.A
【編集】ジェフリー・フォード,A.C.E、ピーター・S・エリオット
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]

  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]

  • ドン・チードル[ジェームズ・ローズ(ローディ)/ウォーマシン(アイアン・パトリオット)]

  • ガイ・ピアース[アルドリッチ・キリアン]

  • レベッカ・ホール[マヤ・ハンセン]

  • ジェームズ・バッジ・デール[エリック・サヴィン]

  • ジョン・ファブロー[ハッピー・ホーガン]

  • ベン・キングスレー[マンダリン]

  • ステファニー・ショスタク[ブラント]

【公開日(日本)】2013年4月26日
【上映時間】131分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【アイアンマン前作】
【MCU前作】マーベルのお祭り映画はじまるよ!『アベンジャーズ』ネタバレ&感想
【MCU次作】マイティ・ソー/ダーク・ワールド
【IMDB】7.2/10.0  (およそ625,021人の評価)

【あらすじ】

人類滅亡の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年、トニー・スタークはアイアンマンスーツのさらなる開発に没頭していたが、合衆国政府は国家の命運をヒーローという個人の力にゆだねることを危惧していた。そんな時、謎のテロリスト、マンダリンが動き出し、その壮絶な攻撃の前にトニーは全てを失ってしまう。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.6/5.0

今作のメインテーマは、「アイアンマンスーツはアイアンマンにとっての何か?」というもの。

スーツがいればそこにトニーはいるのか、いないのか。
スーツがなければヒーローではなくただの人なのか。誰が着てもスーツさえあれば「アイアンマン」たり得るのか。

それとも、トニーが着るからこその「アイアンマン」なのか。

こういったメインのテーマがあってこその今作。

アベンジャーズでの戦いで心にトラウマを負ってしまったトニーが、スーツ依存からどう立ち直るか、スーツがヒーローなのではなく、己自身がヒーローなのだと言うことにどのように気付いていくか?

こういった部分にぜひ注目して観ていって欲しい!!

おおまかなストーリー

物語はトニー(社長)のモノローグで始まり、モノローグで終わります。つまり3全体が、社長の過去の回想シーンみたいなものですね。

 

まず13年前の年越しにスイスで(社長がアイアンマンになる前の話)、美人植物学者ハンセン博士と一夜を共にした日のエピソードが語られる。この日、トニーに「自分の話を聞いて下さい!」と言ってきたみすぼらしい男(科学者)を軽くあしらい「屋上で会おう」なんて嘘の約束を取り付けて屋上で待ちぼうけさせたんですよね・・・ほんとクズ・・・社長・・・。(この自業自得感が『美女と野獣』の野獣が追い出した魔女によって呪いをかけられるって展開に似てますよね笑)そういえばここに、『アイアンマン』に出てきたインセン博士もチラッと出てきますよ!

そして、このみすぼらしい男(アルドリッチ・キリアン)こそが今回のヴィラン、マンダリンを生むこととなる!

彼は屋上で誰にも相手にされていない自分の存在の薄さを悟った。そして、闇落ち。
「誰にとっても存在していないからこそ、裏で手を引き、世界を牛耳ろう」
なんて考えたのである。まぁほんとは小馬鹿にしてきた社長に復讐したいだけだけどね。
そして彼は社長に「ソーみたいな神様が出てきたあとでは、世界的なテロでも起こさないと目立てない」とか言っている。どんな理由でテロしてんの!!(笑)

13年後、現在。キリアンは見た目もイケメンになり、ハンセン博士の研究していた”免疫細胞を活性化させて自己治癒力を高める薬?(しかし上手く適合しないと爆発してしまう)”という薬を使って不死身かってくらい治癒力が高くしかも鉄も溶かせるくらい熱くなったり口から火を吹いたり出来るスーパーボデーを手に入れた!仲間にする人にもちょくちょくその薬を打って適合するかどうか試していた。そして適合しない人が爆発したのを隠蔽するために

架空のテロリスト”マンダリン”をでっち上げ、そいつのテロ攻撃に見せかける事にしたのである・・・。

 

キリアンはAIM(エイム)という会社の重役としてスタークインダストリーズにやってくる。どうもペッパーの昔の知り合い?っぽい雰囲気なんだけどそこの伏線は回収されないので実際どうなのかは不明。
そしてそのキリアンを怪しんだハッピーが彼らを尾行、マンダリンのテロに巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。

 

かたや社長は『アベンジャーズ』の戦い以降、眠れなくなっていた。せっかくペッパーと同棲を始めたのに、彼女が寝てから夜な夜な機械いじりをして過ごしていた。そして、自分の腕にマイクロチップを埋め込み、遠隔操作でスーツを自分の元へ飛ばして装着したり、もしくは自分は中には入らず、空のアイアンマンを遠隔操作して戦わせることもできるようになっていた!

ハッピーが怪我をしたことで社長も立ち上がり、マンダリンの本部へ向かおうとする!そこはイラクでもパキスタンでもなく、アメリカのテネシー州だった!!

しかし、マンダリンをテレビで挑発し自分の家の住所も公開してしまったため、自宅が崩壊して海の藻屑と化すような攻撃を受けてしまう。(本当に社長・・・アホ・・・)

ボロボロになったマーク42が飛んだ先は、近々行く予定だったテネシー州。ジャーヴィスも調子が悪くなって、スーツが使えなくなってしまう。

そこで出会ったのはハーレーという名前の男の子。発明が好きでいじめられっこな彼と交流する中で、社長は大切なことを思い出す。

「トニーはメカニックなんでしょ?だったら何か別の作れば?」
マーク42の充電が終わらず、使えない事でパニックに陥った社長は、この一言で落ち着きを取り戻す。スーツがなくたって、手に入るもので武器を作ればいい。アイアンマンで見せてくれた社長の閃きと武器作りが、再びここでも見れる!初心に帰るってこういうことです!!

ホームセンターで買ったもので武器を作り、マンダリンの本拠地に忍び込む社長!
マンダリンの正体はただの役者で、キリアンがでっち上げたものだと気付く!社長に勝ちたいキリアンは「トロフィー」と称してペッパーを誘拐し例の薬を打ちこむし、キリアンの部下は次のテロは総理大臣を殺すことだ!と誘拐するし、ウォーマシンの新バージョン「アイアン・パトリオット」も奪われてもうてんやわんや。

最終バトルは油田コンビナート?
社長が夜な夜な機械いじりをしていた時に作った、様々な種類のアイアンマンが勢ぞろいして、アツいバトルを繰り広げ、最後はキリアンにアイアンスーツを着せて自爆させる、という方法で攻撃。
それでも死なないキリアンにとどめを刺したのはなんと、スーツを着たペッパーだった!!!

スーツ依存とトラウマを克服した社長は、”新たな出発”としてスーツを空中で爆発させる花火をペッパーに見せる。

再び社長のモノローグ。
ペッパーの体は社長の発明で治してあげたこと、そして自分も手術で心臓の近くに入ったままだった金属の欠片を取り除き、胸のアークリアクターを海に投げ捨てたという事が語られて、映画は終わる。あ、ハッピーも目を覚まします!

エンドロール後の映像で、今までの社長の語りは全てブルース・バナー博士(ハルク)に語り聞かせていた内容だった。ということが明らかになる!しかしバナー博士はスイスのくだりで寝てしまってほとんど話を聞いていなかったよ、というオチ。微笑ましいですね(笑)

今作で登場するパワードスーツ

マーク42

今作のメインスーツ!
社長の腕に埋め込まれたマイクロチップにより、自動装着や遠隔操作が可能!今回、このスーツを操り飛行機から落下した13名を空中で救うシーンがすごくカッコいいです!!

アイアン・レギオン/リージョン(アイアン軍団)

ラストバトルで大量に現れた~41までのアイアンマンたち。

イゴール

アイアン・レギオンのうち、社長が名前を呼んでいたもののうちの一体。
猫背になっていて、上から落ちてくる鉄骨などを背中部分で支える機能を見せていました。

ハートブレイカー

こちらも名前が呼ばれていましたね。ビーム特化でバリアも張れるらしい!

アイアン・パトリオット

ローディの着ている”ウォーマシン”の名前が良くないってことで、「鋼鉄の愛国者」と改名され色も国旗の赤・白・青に塗り替えられています。
しかし、この改名劇を裏で仕組んだのもエイムのキリアン。後半、アイアン・パトリオットは敵によって奪われてしまう事に。

ここがよい!!

今回の大きなテーマである「スーツはヒーローのオマケである」ということを社長自身が気付くことで「スーツ依存」から抜け出し、自分自身の力だったり、能力を再確認して自信を取り戻すことが出来た・・・という流れがとっても好きです。

私がアイアンマンを好きなのは、あくまでも「自分の力でヒーローになった」という点。一作目の感想でも語ったかもしれませんが、鉄くず集めて自分の頭脳を頼りにパワードスーツを作った社長自身が誰よりも凄いのであって、強いヒーローなんですよね、

だからその根本的なところを振り返ってくれたのがすごく嬉しかった。

私は社長の「人間的な弱さ」も大好きなので、戦いのトラウマでパニックになってしまったり不眠になる社長もかなり愛しかった。それでもまた、その辛さを乗り越えて、アークリアクターに支えられなくても生きていける”普通の人間”になったところもすごく良かったです。

(今までのままの社長でいつつも、自分の状態を素直にペッパーに打ち明けられるようになった社長は、以前より明らかに成長しているんですよね。そういう些細な変化が見れるのも嬉しい)

そして、その「スーツに頼らないぞ!!」というのを見せつけるかのような

スーツ無しのバトルシーン

がすっごく豊富なんですよ。敵に追い詰められた飲食店内で酒や電子レンジの力を使って爆発を起こしたり、ホームセンターで買ったもので作った武器で敵を倒していったり、スーツを着てても手や足の先だけだったりと不完全で、社長の姿が丸見えだったりするんです。

今回、スーツを遠隔操作出来るようになったから、観客の目から見ても「この中に社長は入っているの?別の誰かだったり、空なんじゃないの?」と疑いの目で見られてしまう。

だからこそ多分、スーツ無しだったり、中身が見える状態での社長の活躍シーンを多めにしたかったんじゃないかなぁ。それで社長の強さというか凄さも再確認出来ますしね!

それと、まさかのグウィネス・パルトロウのアクションシーンが見れます(笑)
彼女のファンは必見ですよ!社長もたじたじのアクションを見せてくれますから!!!

まとめ

実は今作、賛否両論っぽいんですよね。

確かに話の筋は結構適当にも見える。

あと、原作コミックのマンダリンというキャラクターはものすごく強いキャラらしくて人気も高いみたいなんです。だから今作のマンダリンが架空の人物で、ただの役者だった・・・みたいなオチは不満に思う人も多い様子。

ちびぞうはコミックは読んでない映画だけのファンなので、そういった部分は気にせず楽しく観る事が出来ました。

おそらく続きは出ないと思うのでこれが最後だと思うんですが、それでも最後にふさわしい終わり方だったなー、と。

MCUの映画シリーズは今後も続くし、アイアンマンも勿論活躍するので、まだ寂しくなるのは早い!!(スパイディの新作でも社長は重要ポジションですしね)

あ、ちなみにアベンジャーズとのかかわりはほとんどなかったです。『アベンジャーズ』から話が繋がっているよっていう部分と、エンドロール後にバナー博士が出てくる2点くらいなので、今回はまとめませんでした。

 

さて、フェーズ2の2作目は、『マイティ・ソー/ダークワールド』!!!!ロキたんが可愛い回です!楽しみですねー!!

 

 

 


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