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父と息子の絆を描くアニメ映画『バケモノの子』ネタバレなし感想

「キミとなら、強くなれる。」

試写会にて鑑賞!なので残念ながらパンフはなし!

細田守監督と言えば、『時をかける少女』『サマーウォーズ』などなど有名ですね!ちびぞうも「よろしくおねがいしまぁああ!!!!す!!!」のサマーウォーズは大好き!(*’ω’*)

今回も期待値アゲアゲで鑑賞しました!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/原作/脚本】細田守
【製作】中山良夫、齋藤佑佳、井上伸一郎、市川南、柏木登、中村理一郎、薮下維也、熊谷宜和
【ゼネラルプロデューサー】奥田誠治
【エグゼクティブプロデューサー】門屋大輔、高橋望
【プロデューサー】齋藤優一郎、伊藤卓哉、千葉淳、川村元気
【ラインプロデューサー】和気澄賢
【アソシエイトプロデューサー】佐藤譲、伊藤整、鈴木智子
【作画監督】山下高明、西田達三
【美術監督】大森崇、高松洋平、西川洋一
【色彩設計】三笠修
【CGディレクター】堀部亮
【美術設定】上條安里
【衣装】伊賀大介
【編集】西山茂
【録音】小原吉男
【音響監督】赤澤勇二
【音楽】高木正勝
【音楽プロデューサー】北原京子
【主題歌】Mr.Children – “Starting Over”
【出演([]内は役名)】

  • 役所広司[熊徹]
  • 宮崎あおい[久太(少年期)]
  • 染谷将太[久太(青年期)]
  • 広瀬すず[楓]
  • 山路和弘[猪王山]
  • 宮野真守[一郎彦(青年期)]
  • 山口勝平[二郎丸(青年期)]
  • 長塚圭史[久太の父]
  • 麻生久美子[久太の母]
  • 黒木華[一郎彦(少年期)]
  • 諸星すみれ[チコ]
  • 大野百花[二郎丸(少年期)]
  • 津川雅彦[宗師]
  • リリー・フランキー[百秋坊]
  • 大泉洋[多々良]

【公開日(日本)】2015年7月11日
【上映時間】119分
【配給】東宝
【映倫区分】G
【IMDB】7.7/10.0  (およそ12400人の評価)

【あらすじ】

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想】

☆3.0/5.0

結論から言えば、非常に無難な作りになっていると感じました。
面白くはあるんだけど、突き抜ける感じ、アツさ、諸々足りない感じ。

期待してしまったのかなー!!!どうしても『サマーウォーズ』、『千と千尋の神隠し』などと比べてしまいますね!!

前半は千と千尋

主人公が序盤でバケモノの世界へと迷い込んでしまう描写など、どことなく『千と千尋の神隠し』を彷彿としてしまい、それと比べてもやっぱり世界観の作り込みなどが薄い感じが。
千と千尋が見事過ぎるのかもしれませんが、やっぱりああいう世界に行ったならば「もしかしたらもう二度と現実世界へは戻れないかもしれない」という怖さが欲しい。
そしてその上であの場所で過ごしていくということを選ぶ覚悟なんかも見たかったですね。(現実世界の父親は離婚してしまっているという事実以外はまともな人そうだし、その父のところへ行くという選択肢を捨ててしまえるほど主人公が切羽詰まっていた感もあまり感じられなかった)なので後半で、簡単に現実世界に行ったり帰ったりしているところを見ると・・・、なんだかバケモノの世界の価値がぐんと下がってしまう感じがして・・・。
あの時あの瞬間に、彼だからこそ辿り着けた、選ばれた感じが欲しかったです。

中盤はベストキッド

なんとなく彷彿となっただけで別に意識してるとかはないかもしれませんが。主人公が熊徹から学んで強くなっていくところは良かったですね。熊徹のダメ師匠っぷりも引き立っていた。弟子である九太を通じて熊徹の父性も育てていく。そんな熊徹の変化も良かった。

中盤~後半に関しては

色々と気になる点も多く、(例えばどうして熊徹のライバルの息子は鯨って漢字が読めたのか?とか)ヒロインの影も薄く、実の父親の影も非常に薄い。

青く光るクジラが渋谷の交差点の下を泳いでいく絵の美しさはとっても良かったんですが、それがなければだいぶ厳しいことになっていたかもしれない。

ラストの展開もお涙頂戴ではあるけれども一線を越えて行かない安心感。

うーん悪くないけど・・・悪くないけどなんかさ・・・!!

そして最後に、主人公(大)の声優を務めた染谷くん・・・。か、滑舌が・・・!滑舌が気になって話に集中出来ない!!
俳優さんなのでお笑い芸人やアイドルを起用するのよりは何倍もマシだけど、ちゃんと通用する技量がある人を選んで欲しい。
こういう時、プロの声優さんにほんと失礼。といつも思う。

まとめ

おそらく期待しすぎもあったんですが、普通に家族で見て普通に楽しめる良作ではあるとは思います。

が、思い出に深く残るような名作にまでは至らない…そんな感じの一本でしたね。

 


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引用元:映画.com

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ストップモーションアニメの最高峰、映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』ネタバレなし感想

If you must bilnk, do it now.

まばたきすら、してはならぬ。

ちびぞうノーチェックの本作。

ツイッターで話題が流れてきたことと、ストップモーションアニメだという事で劇場へ足を運びました。

製作はスタジオライカ、『コララインとボタンの魔女』を観たことがあるんですが、その時の印象は「ストップモーションアニメが素晴らしい!!」ということ。
物語はどうだったかと言えばあまり記憶にないんですが…KUBOはどうなのでしょうか。

パンフはこちら。

横長、センスあるデザインですね。30Pで税込み760円。まぁまぁ普通なお値段。
私が観に行った回が県内唯一のKUBO上映館の最後の上映だったということもあって、パンフは売り切れていたんですが、慌ててネットで購入。

他の方も書かれていますが、製作秘話がものすごい!!!

一週間で3秒分の映像しか作れなかったとか…クボの表情だけでも4800万通り作られていたとか…一つのカットで使われた顔の最大個数が400個超えだとか…狂気の沙汰ですよ。

【映画情報】

【原題】Kubo and the Two Strings
【制作国】アメリカ
【監督】トラヴィス・ナイト
【脚本】マーク・ハイムズ、クリス・バトラー
【ストーリー】シャノン・ティンドル、マーク・ハイムズ
【プロデューサー】アリアンヌ・サトナー、トラヴィス・ナイト
【アニメータ―】ジェイソン・ストールマン、マルコム・レイモント
【撮影】フランク・パッシンガム
【美術】ネルソン・ロウリー
【編集】クリストファー・マーリー
【視覚効果】スティーブ・エマーソン
【衣装デザイン】デボラ・クック
【索具スーパーバイザー】オリヴァー・ジョーンズ
【ラピットプロトタイピングチーフ】ブライアン・マクリーン
【人形制作スーパーバイザー】ジョージナ・ヘインズ
【キャラクターデザイン】シャノン・ティンドル
【キャラクター彫刻】ケント・メルトン
【アニメーション・スーパーバイザー】ブラッド・シフ
【筋書き】クリス・バトラー
【コンセプト・アート】トレヴァー・ダーマ―、オーガストホール、イアン・マクナマラ
【音楽】ダリオ・マリアネッリ「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」
作詞作曲…ジョージ・ハリスン
歌…レジーナ・スペクター
【声の出演([]内は役名)】

  • アート・パーキンソン(矢島晶子)[クボ]

  • シャーリーズ・セロン(田中敦子)[サル]

  • マシュー・マコノヒー(ピエール瀧)[クワガタ]

  • ルーニー・マーラ(川栄李奈)[闇の姉妹]

  • レイフ・ファインズ(羽佐間道夫)[月の帝]

  • ブレンダ・ヴァッカロ(小林幸子)[カメヨ]

【公開日(日本)】2017年11月18日
【上映時間】103分
【配給】ギャガ
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ88,000人の評価)

【あらすじ】

魔法の三味線と折り紙を操る片目の少年クボは、体の弱い母と2人で静かに暮らしていた。不吉な子どもとして一族から命をねらわれていたクボは、ある時、邪悪な伯母たちに見つかってしまうが、母親が最後の力を振り絞って放った魔法によって助けられる。たった1人残されたクボは、母の力によって命を吹き込まれたサルとともに、母が最後に言い残した「3つの武具」を探し、自身の出自の秘密に迫る旅に出る。旅の途中で記憶を失ったクワガタの侍も仲間に加わり、一行は数々の困難を乗り越えて武具を見つけていくが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

ちびぞう的にちょっぴり厳しめ判定です。

  • 作品に散りばめられた日本への愛
  • とにかくストップモーションアニメの技術がすごすぎる
  • 物語に込められた思い、深さ

色んな所で絶賛されている理由は分かります。素晴らしい作品だからこそ沢山の人の心を掻き立てるんでしょうし。

個人的に素晴らしいと思ったレビューがあったのでご紹介しておきます。

@eigarunnerさんのこちらの記事です。

”物語る”ことは、「子孫を残すという事」以外で、他の動物には出来ない、人間だけの「存在の証明」であり「己の生き様」を残す手段である。染み入る言葉です。モノづくりをするすべての人に響く言葉でしょう。

ストップモーションアニメについて

凄すぎてもはやストップモーションアニメに見えない点。これは大きな問題ですよ皆さん。

凄いんです、すごいんですよ。でも、みんな言ってる「これ本当にストップモーションアニメなの?と疑うレベルの出来」これってもちろん誉め言葉だと思うんですけど。ちびぞう的には「そこまでいってしまうともはやストップモーションアニメと言えるのか」という。

いや、手法がそうなんだから間違いなくストップモーションなのには違いないんですけども(笑)

最終的に出来上がった映像が、CGとなんら見分けがつかない…となってくると、それはストップモーションでやる意味が果たしてあるのかどうかという事ですね。

『コララインとボタンの魔女』でもストップモーションが素晴らしくて感動したんですけど、正直もうクボはそんなレベルを通り過ぎています。

唯一、サルの髪が激しくたなびくシーンはストップモーションらしさがあって感動しました。

ちびぞうの求めているものは、滑らかさではないんですよ!!!!!コマ落ち、もっとしてていいんですよ!!表情の切り替えも、滑らかすぎます!!!ツギハギ部分や雑味、人形ぽさもっと出して!!!

ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『アリス』みたいな感じが良いんですよ!!!ザ・ストップモーション!!!!
あと同監督の『ルナシー』で文字通り肉が踊るシーンもオススメですよ!!!!

…脱線しましたね。

まぁ、ちびぞうの求めていたストップモーションアニメとは、方向性が違ってきている…ということで、ここはひとつ。

画面で見たかった雑味が物語に出ている点

ストーリーが…雑な印象が…どうしても拭えないんですよね…。

これはもうコララインの時から思っていたことなので仕方ないのかなぁ。考察を沢山読んでいると「おぉ、そんな受け取り方が出来るのか…素晴らしい」とは思うんですけども、ちびぞうがそれを劇場で受け取れていたかといえばそうではなく。

よく分からない展開、よく分からない理由、よく分からない結末。ラストはもういっそ全てがクボの物語っていたお話であり、妄想だったんだよ…というオチにしてくれた方が良かったんじゃないかなと思いました。

子供向けファンタジーなら、こんなもんかぁ。と、コララインの時も思ったなぁ。

多分、映像へ向ける情熱と脚本に向ける情熱の比率が大きく偏ってるのかもしれませんね。

なんとなく、昨年ベスト1の『スイス・アーミー・マン』を思い出したので過去記事を貼っておきます(笑)

ぶっ飛んでるだけじゃない!『スイス・アーミー・マン』感想

 

 


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超絶怒濤のお下品アニメ映画『ソーセージパーティ』ネタバレ&感想

「食われてタマるか!」 運命に逆う彼らの闘いがはじまる!

R15+!

なんとなくしょーもない!という前情報だけで鑑賞!アニメ映画だったとは!

とんでもなくお下品でおバカな内容に対してエドワード・ノートンやジェームズ・フランコ、サルマ・ハエックとキャスト陣がもんのすごい豪華!(笑)更にちびぞう一押しの三枚目実力派俳優、ジョナ・ヒルも出演しています!

いやぁ、これは1人で観て正解でした・・・。

子どもは観ちゃダメ!な公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Sausage Party
【制作国】アメリカ
【監督】コンラッド・バーノン、グレッグ・ティアナン
【脚本】カイル・ハンター、アリエル・シェイファー、セス・ローゲン、エバン・ゴールドバーグ
【原案】セス・ローゲン、エバン・ゴールドバーグ、ジョナ・ヒル
【製作】ミーガン・エリソン、セス・ローゲン、エバン・ゴールドバーグ、コンラッド・バーノン
【製作総指揮】ジョナ・ヒル、ジェームズ・ウィーバー、アリエル・シェイファー、カイル・ハンター、デビッド・ディステンフェルド
【編集】ケビン・パブロビッチ
【音楽】アラン・メンケン、クリストファー・レナーツ
【音楽監修】ゲイブ・ヒルファー
【声の出演([]内は役名)】

  • セス・ローゲン[フランク(ソーセージ)]
  • クリステン・ウィグ[ブレンダ(バン)]
  • ジョナ・ヒル[カール(ソーセージ)]
  • ビル・ヘイダー[火酒/テキーラ]
  • マイケル・セラ[バリー(ソーセージ)]
  • エドワード・ノートン[サミー(ベーグル)]
  • サルマ・ハエック[テレサ]
  • ニック・クロール[ビデ]
  • デビッド・クラムホルツ[ラバッシュ]
  • ポール・ラッド[ダレン(スーパーの店員)]
  • グレッグ・ティアナン[ポテト]
  • コンラッド・バーノン[トイレットペーパー]
  • ジェームズ・フランコ[麻薬中毒者]
  • ダニー・マクブライド[ハニー・マスタード]
  • クレイグ・ロビンソン[ミスター・グリッツ]
  • サルマ・ハエック[テレサ・デル・タコ]
  • アンダース・ホルム[トロイ(ソーセージ)]

【公開日(日本)】2016年11月4日
【上映時間】89分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【映倫区分】R15+
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

郊外のスーパーマーケットで、お客に選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されている食材たち。ソーセージのフランクは、恋人であるパンのブレンダと結ばれ、ホットドッグになる運命が待っていると信じていた。2人揃ってカートに入れられ、ついに夢が叶う時が来たと喜ぶ2人だったが、カートにアクシデントが発生し、スーパーマーケットに取り残されてしまう。絶望する2人だったが、食材としていずれ人間たちに食べられてしまう運命にあったことを知り、アクシデントのおかげで命拾いしていたことに気付いたフランクとブレンダ。やがて食材たちは、人間への反撃を始める。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしてるよ!)】

☆2.3/5.0

アニメとしての出来はさすが、アニメ映画のシュレックなんかを作っていた本家のプロだけにハイクオリティ!(逆に何でこんな映画を・・・)

しかし・・・完全に好みの問題だと思いますが・・・。ちびぞうはこういう「下ネタで笑う!」みたいな映画であんまり笑えないんですよねぇ・・・。結構古めな映画だと『メリーに首ったけ』とかありましたが、それもあんまり好みじゃなかったもんなぁ。

開始直後からやたらと「ファック!」と繰り返していてとにかく登場人物たちの口が悪いところは、可愛らしいアニメーションと似つかわしくなくて斬新でしたね。よっぽどエグい内容を想像していたのか、ラストのらんこうしーん(あえて平仮名)までは結構退屈でした。

あ、一か所だけ笑いました!天才キャラのガムがスティーブ・ホーキンス博士をまるまるオマージュしていたところ(笑)

ほんっとうに、いい大人たちが徹夜明けのテンションでバカをやっちゃったーって感じがして笑えました(笑)

社会の縮図がある

食材たちに様々な人種をあてはめて現実の問題を浮き彫りにする・・・というパロディなやり方は結構深い物を感じさせましたねー!

スーパーの外の世界を天国だと信じていたけども、実際は地獄だった、みたいなのを見せるやり方(キッチンでの虐殺シーンは本当におそろしい)も良かったし、売られていく食材たちが悲鳴を上げている状況をなんとかしたくて、「外は天国!」という歌を作った・・・という過去の裏話も面白かったですね。歴史は人間が意図して作っている感がある、というか。深い。

・・・さすがにこれでアカデミー賞を狙うのは厳しいですが、ただのおバカ映画で済まされない感じになっているのは、こういったパロディ要素も徹底しているからなんでしょうね(笑)

まとめ

89分というB級ホラーにありがちな短さなのにやたらと長く感じた!!!!

ちびぞう的に、事前にもっとヤバい感じを想像していたせいかもしれません(笑)

しかしラストの”みんなでくんずほぐれず”なシーンは目が覚めるほど突き抜けているので、退屈に思う人もそこまでは頑張って観て!!

 

 

 


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現代版人魚姫?アニメ映画『崖の上のポニョ』ネタバレ&感想

ポニョ、そうすけ、すきー!

駿さんはこれで最後の監督作にするとかしないとか色々言っていましたが、結局このあと『風立ちぬ』を撮っていましたね。そして引退したかと思いきや、今後また長編の企画があるとかないとか・・・死ぬまで撮るんでしょうきっと。

小さいころからトトロやラピュタなど観て過ごしてきたちびぞうなので、ジブリ作品はわりと身近な存在であります。でも、特にこれといった感銘を受けることもなく・・・どちらかと言えばディズニー作品の方が好きな子どもでしたね。

大人になってから鑑賞した作品では、『かぐや姫』『コクリコ坂』『思い出のマーニー』などがとってもお気に入りなので、もしかすると宮崎監督とはそんなに相性が良くないのかもしれません。

『千と千尋の神隠し』は別格ですが!!!(むしろこれで引退でも全然よかった)

ポニョはとにかく地雷臭がすごくて観るのを避けていたんですが、たまたま地上波でやっていたのを家族が録画していたので遂に鑑賞。

ジブリさんによる公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/原作/脚本】宮崎駿
【プロデューサー】鈴木敏夫
【製作担当】奥田誠治、福山亮一、藤巻直哉
【作画監督】近藤勝也
【美術監督】吉田昇
【色彩設計】保田道世
【映像演出】奥井敦
【編集】瀬山武司
【整音】井上秀司
【音響効果】笠松広司
【音楽】久石譲
【主題歌】林正子 – “海のおかあさん”
【主題歌】藤岡藤巻と大橋のぞみ – “崖の上のポニョ”
【アニメーション制作】スタジオジブリ
【声の出演([]内は役名)】

  • 奈良柚莉愛[ポニョ]
  • 土井洋輝[宗介]
  • 山口智子[リサ]
  • 長嶋一茂[耕一]
  • 天海祐希[グランマンマーレ]
  • 所ジョージ[フジモト]
  • 柊瑠美[婦人]
  • 矢野顕子[ポニョのいもうと達]
  • 吉行和子[トキ]
  • 奈良岡朋子[ヤスエ]
  • 左時枝[カヨ]
  • 羽鳥慎一[アナウンサー]
  • 平岡映美[クミコ]
  • 大橋のぞみ[カレン]

【公開日(日本)】2008年7月19日
【上映時間】101分
【配給】東宝
【IMDB】7.7/10.0  (およそ96,600人の評価)

【あらすじ】

海辺の町で暮らす5歳の少年・宗介は、クラゲに乗って家出した魚の子ども・ポニョに出会う。すぐに仲良くなる彼らだったが、ポニョはかつて人間だった父・フジモトによって海に連れ戻されてしまう。ポニョは父の魔法を盗んで再び宗介のもとを目指すが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.3/5.0

全体的によくわからない

観終わったちびぞうの第一声は・・・「どういうこと?」

いやもう全然わかんなかったです。いや、どういう話なのかは分かる。

ポニョが地上に憧れて、出会った男の子と恋に落ちて、親父に連れ戻され、反発して逃げ出したら「命の水」を解放したことにより魔法の力を得て「世界の破滅」が訪れそうになる。

困った親父とグランマンマーレはポニョを人間にすれば魔法の力が奪われて「世界の破滅」を防げるよーということで、ポニョに「魔法が使えなくなっても人間でいたいか?」と宗介に「ポニョが魚であっても好きでいられるか?」と問いかけをする。=二人の答えがYESなら古い魔法が発動してポニョは人間に、世界の破滅は防げたのであった・・・。

という感じ。

散々、都市伝説として語られていますが、途中で町の人たちが全員死んでポニョと宗介は船で死後の世界に行く、という展開はちびぞう的に「都市伝説でもなんでもなく普通にそう描写されてる」と思えました。そしてその上で

ポニョのせいで沢山の人間が死んでるけどそれはいいの?

というモヤモヤが・・・津波のシーンあたりから、「あーあーあーあー・・・」と思いつつ観ていました。そしてその惨劇については何も解決しないままラストを迎えますよね。

ポニョと宗介がハッピーで世界も救われたやったー!みたいなノリになってますが、「世界の破滅」になるとどうなってしまうのか?という部分がいまいち語られていないので、「救われたやったー!」のノリにもついていけないのです。

説明不足だからよくわからない

この話はとにかく説明不足な部分がすごく多くて、その分色々と考察の余地が出てくるので「意味を探りたい」ジブリファンにとっては非常に面白い作品なのかもしれませんね。

ちびぞうも、この作品を観る前はネットで色々と考察サイトを読んで「なるほど深い!そんな隠された意味が・・・!」とワクワクしていたんですが

正直本編はとても退屈で、考察サイト読んでる方が何倍も楽しかった、という。

とっても深読みしていらっしゃるサイトさんは沢山あってどれも興味深いので、本作を観てよくわからなかった、という方はその辺も見て回ると良いかもしれません。

監督自身が「出会って何かが起きて、山場があって大山場があって、ハッピーエンドという物語のかたちを何度もやっていると腐ってくるそういうものは捨てないといけない」、と語っていらしたようなので

つまりそういうアニメなんですよね。

お決まりのルールに乗らない実験的な作風のアニメですから、エンタメ性も低く、説明もないのでその意図も伝わらないし、一般の方に「つまらない」と思われるリスクも十分に含んだ作品。

正直、もしこれが駿さんの作品でなかったら・・・と思うと、もっと(評価が)悲惨なことになるのでは

ファンタジーと現実の境目があいまいでよくわからない

トトロであれば、例えば「トトロが見えるのは限られた人間(子ども)」だったり、ルールがありますよね。そのルールの上で現実的な描写の部分とファンタジーの部分がはっきり描き分けされていてすごく分かりやすい。

今作は、現実的な世界の描写の中に、突然海の中で暮らす魔法使いの男が出てきたり、ポニョという謎の存在を周りの大人がすんなり受け入れていたりと、「どこからがファンタジーなのかが」わかりにくい。だから、多分現実で起きたであろう津波のことも「本当は起きていないのでは」とか、色々と曖昧で気持ちのふんぎりがつかないままどんどん物語が進み、終わってしまう。

鑑賞者が置いてきぼりになってしまう。

頭を空っぽにもできない

かと言えば、頭をからっぽにして楽しめるかというとそうでもない。意味深すぎるんです、表現が。

スピード感でぐいぐい進んで、大きな山場もオチもハッピーエンドもない物語とするなら、もう少し頭をからっぽにしても楽しめるようにしてくれても良かったかな・・・。

駿さんのこだわりが、ちびぞうには難易度高すぎた・・・。

子どもだからハマる映画か?と言えばそうでもないところが一番痛い・・・。

そんな印象の映画でした。

次は「君たちはどう生きるか」という映画の企画があるようですが・・・どうなるのかな。
同名タイトルの小説から名前を取ったようですが、内容は関係ないのだろうか。漫画が今流行ってますよね。

多分、観るとは思いますが・・・そんなに期待できないなぁ・・・。

 

 

 


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日本のアニメ―ション技法を満喫しよう!ジブリ映画『かぐや姫の物語』ネタバレ&感想

姫の犯した罪と罰

画像引用元:映画.com

当時、御門のアゴ祭りがネット上で開催されていたり、非常に盛り上がっていましたよね(笑)

肝心の映画としての評判はどうかと言うと、私の周りや目につくところではとにかく批判しか聞かなかったのである程度覚悟を持って観ました(それでもDVDですが)。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/原案】高畑勲
【原作】竹取物語
【脚本】高畑勲、坂口理子
【製作】氏家齊一郎
【製作名代】大久保好男
【企画】鈴木敏夫
【プロデューサー】西村義明
【人形造形・作画設計】田辺修
【美術】男鹿和雄
【作画監督】小西賢一
【音楽】久石譲
【主題歌】二階堂和美「いのちの記憶」
【声の出演([]内は役名)】

  • 朝倉あき[かぐや姫]
  • 高良健吾[捨丸]
  • 地井武男・三宅裕司(特別出演)[翁]
  • 宮本信子[媼]
  • 高畑淳子[相模]
  • 田畑知子[女童]
  • 立川志の輔[斎部秋田]
  • 上川隆也[石作皇子]
  • 伊集院光[阿部右大臣]
  • 宇崎竜童[大伴大納言]
  • 古城環[石上中納言]
  • 中村七之助[御門]
  • 橋爪功[車持皇子]
  • 朝丘雪路[北の方]
  • 仲代達矢[炭焼きの老人]

【公開日(日本)】2013年11月23日
【上映時間】137分
【映倫区分】G
【配給】東宝
【IMDB】8.1/10.0  (およそ24,000人の評価)

【あらすじ】

今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想】

☆3.7/5.0

これがまぁ予想に反して面白かった!
3、4回は泣いてしまいました!

内容がまんま竹取物語。この話を知ってる人からしたら新しい要素はあまりないし退屈に思うのも理解出来るんだけど自分はそんなに問題なかった!(キャラメイクもなかなか面白い)

むしろ原作の、うろ覚えの所や謎に思ってたところを上手く補完してくれてると思います。

泣いたシーンまとめ

まず最初の泣いたシーン。

かぐや姫が宴の夜、家を飛び出し山へ向かって爆走する!!(CMでもやってたシーン)
正直、あの水彩画風の技術が評価が高いと聞いて「ぇぇ?うそやん」と舐めてかかっていた私はこのシーンで反省しキリリッと正座した!疾走感、色合い、雑さが味になる筆使いに感動と鳥肌で涙が止まらなかった。

そして次に泣いたシーン。

捨丸との再会(街中)。声をかけたくてももうかけられない。見つめ合った数秒間で色々な想いが溢れたと思うんですよ!見てて辛くなるシーンでしたね~。

最後は大っ好きなラストシーン!

切ない場面に不釣り合いな、とっても平和で明るい音楽が天人たちの非情さ(本人たちにとっては当然のことで、酷いことをしている自覚などはない感じ)が引き立ちます。あのシーンが素敵すぎて観終わったあとラストだけを2時間ループさせました笑。サントラ欲しい!

音楽を貼っておきます。

(夢オチに見せかけて一度死んだであろうかぐやを生き返らせたりしてるし)物語を裏で操るような天人たちをひどい!怖い!という見方も出来るんだけど、それはあくまで地球人の感覚なんでしょうね。ネットで「天人たちは魔法少女まどかマギカで言うところのキュウベェだ」って意見を見てすごく納得しました。(わからない方すみません汗)
逆にその怖いって感覚があれば立派に地球で生きてる証拠だな、と思ったり。思いながら泣いたり。

それからあのラストには、今まで何があっても穏やかだったお婆さんが初めて声を荒げる(叫ぶ)シーンがあって、そこも泣けるポイントです。

今までおじいさんの一歩後ろで夫を立てていたから本当にかぐや姫のしたい生き方をさせられなかったことは自覚してたでしょうね。かぐや姫の幸せを願いつつも苦しめてしまったことはある意味で自業自得のように両親の身に返ってきたわけだけども…それでも愛している!という気持ちだけが伝わってきて切なすぎました。
もっと早くから夫婦で向き合えたらあんな結果にならなかっただろうし、防げたと思うんです。

これって現実の子育ても同じでしょうかね。理想を追いすぎて子供を見失うってところが。だから罪と罰というのはかぐや姫に対してでもあり、おじいさんお婆さんに対してでもあったワケで…必然的なラストなのだと思います。
そして決して悲しいだけじゃない。かぐやが地球を愛した気持ちが最後の最後に表現されてるし、あれはあれでハッピーエンドとも取れる(気がする)んです。

まとめ

総合的に見るとエンターテイメントとして観る作品ではないけども、人によっては相当好きになれる良作だと思います。

ただ、最後の最後まで捨丸に期待していた私は相当ハリウッドに毒されてる感はありました。(笑)
反省。

それから、問題の顎については散々ネットで触れられている(いじられている)のであえて割愛していますが、ちょっとアレは悪意あるというかなんというか(笑)

やりすぎですよね!

 

 


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南の島の大冒険!映画『モアナと伝説の海』ネタバレ&感想

海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ。

【画像引用元:映画.com】

アナ雪のロングランと印象の強さで、アナ雪の次の作品がこれかと勘違いしそうになりましたが、違いましたねー。ズートピアなんかもありましたね!

正直あまり興味はなかったので、DVDにてレンタルで鑑賞しました。

【映画情報】

【原題】Moana
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
【脚本】ジャレッド・ブッシュ
【製作】オスナット・シューラ―
【製作総指揮】ジョン・ラセター
【音楽】マーク・マンシーナ
【オリジナルソング】リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
【声の出演([]内は役名)】

  • アウリイ・クラヴァーリョ(屋比久知奈)[モアナ・ワイアリキ]
  • ルイーズ・ブッシュ(竹野谷咲)[ベビー・モアナ]
  • ドウェイン・ジョンソン(尾上松也)[マウイ]
  • テムエラ・モリソン、歌:クリストファー・ジャクソン(安崎求)[トゥイ・ワイアリキ]
  • ニコール・シャージンガー(中村千絵)[シーナ・ワイアリキ]
  • レイチェル・ハウス(夏木マリ)[タラ]
  • ジェマイン・クレメント(ROLLY)[タマトア]
  • アラン・テュディック(多田野曜平)[ヘイヘイ]

【公開日(日本)】2017年3月10日
【上映時間】107分
【配給】ディズニー
【IMDB】7.6/10.0  (およそ158,000人の評価)

【あらすじ】

かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。

【感想】

☆2.7/5.0

まぁまぁ面白い!というかディズニーは基本外れる事がないので、ディズニーと言うだけである程度の面白さはすでに保証されているようなものなんですよねー・・・。面白くて当たり前!という印象から更にぶっちぎるような感覚は、あまりなかったので、ディズニー作品としては無難なところかな?と思います。

今作の舞台は?

南太平洋、ポリネシアの方が舞台です。ディズニーのアジア系のアニメは『ポカホンタス』や『リロ・アンド・スティッチ』がありますが、ポカホンタスはアメリカが舞台なので、ハワイが舞台のリロ~の方が近いですね。

ポリネシアってどのへんのことなの?という方のために図を用意しました(笑)

おおよそこの辺りかなぁ、というざっくりした地図です(笑)

ニュージーランド近辺の島から、ハワイ、そしてイースター島近辺を三角で囲んだあたりがポリネシアと言うらしいですよ!

主人公がもはや恋をしない!

時代に合わせてヒロインの性格や、どんな冒険をするかなども変化していっているディズニー。

最近は、王子様と恋をするよりも「自分は何者なのか、どこまで行けるのか?どんな新しい自分を見つけられるのか」といった内容の物が増えてきています。アナ雪はかろうじてアナが恋をしていましたが、ズートピアは恋と言うよりはどちらかというと異種間での信頼関係を描いていますもんね。

今作、モアナも恋はしません。一緒に冒険するのは、王子とは程遠い見た目のムキムキマッチョのタトゥーマンです。ノン王子様、ノンラブです。

だからと言ってつまらなくはないです。「海」と「航海」を自分の宿命と進むべき道に例えて、非常に分かりやすい形でテーマを表現していると思います。

マウイの魅力

毎度のことながら曲が素晴らしいんですが、今回は”人であり海の神”マウイの歌う「俺のおかげさ」が楽しくて・・・。脳内で勝手に鳴り響いて困ってしまいました(笑)

このマウイ、オリジナル版では声優がドウェイン・ジョンソンなんですね!!

ドウェイン・ジョンソンと言えば、ポリネシアンを先祖に持つということで、『ワイルド・スピード ICE BREAK』でもハカを披露していましたよね!

納得の配役すぎる・・・というか「この人歌えるんだ!」と大興奮でオリジナル版も聞いてみました。

こっちもなかなか良い(笑)

ドウェイン・ジョンソンのファンもきっと彼の歌声にニヤっとするはず!

このマウイというキャラクターは一見明るくて頼もしい人物なんですが、少し可哀想な生い立ちのようで、実は弱いところを明るく振る舞って隠しているだけなのでは・・・と思ってしまいましたね。人間の為と行動することで自分の孤独を和らげようとしているかのような。

とても魅力的で深いキャラクターだなぁと思っていたら、実は当初は「モアナではなくマウイが主人公の予定だった」!!らしいんです!

マウイが主役の方でも面白くなっただろうなぁ、そっちをむしろ観たかった(笑)

まとめ

魅力的なキャラクターと歌、アニメーション(特にマウイの体に描かれたタトゥーが好き勝手動き回るアニメーションが可愛い)、美しすぎる海のCG・・・。

どれをとっても素敵なんですが、若干ね。「本当の自分を見つけよう!自分の本当にしたいことをやろう!」みたいなメッセージ性が最近多くて、飽き気味と言ってしまえばそうなんですよね・・・。

時代の流れがそうなんだろうけども、少し違った作風のものも、また観てみたいなぁ、と思う。そんな一本でした。

 

 


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あ行

もしもあの時。アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』ネタバレ&感想

繰り返す、夏のある一日。花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる――

TOHOさんの6本で1本無料があったのでね、気軽な気持ちで観に行ってみました!映画館へ!

原作は岩井俊二監督の同名作品。邦画もありますし、ドラマにもなっているようです。そして更にその原作となった小説もある!

私はどれも未見で、観てきました。

パンフはこんな感じ

何気に42Pもあって分厚いです。税抜き667円!安い!気合入ってる!

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か行

超平和バスターズのアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』第二弾!感想&ネタバレ

君のおしゃべりがとまるように

口にチャックをつけてあげよう

あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)”ファンの皆さん待望の、次作に等しい作品が来ました!!(内容はリンクしていません)

この作品は映画館に観に行ったんですが、観終わった後とあるキャラクターへの憤りが凄くてですね・・・(笑)

もちろんラストは号泣していたんですけども、どうしても納得出来ずに映画仲間とそのとあるキャラクターへの憤りをぶつけあったりしていました(笑)

この2017年夏に”ここさけ”がまさかの実写映画化ということで、テレビで放映されていたものを観返してみましたー。

ちなみに映画館のパンフはこんな感じです!

50Pという背表紙のある大作パンフ!しかし900円!やはりコストが・・・。

ちなみに劇場公開の時に入場口で劇中ミュージカルのパンフレットも一緒に配られていました。

田舎町の高校が行う地域ふれあい交流会のパンフにしてはハイクオリティ!すごくセンスを感じますね!ちなみに裏側

しっかりとミュージカルのキャストも書かれていて、中は全8章に分かれた劇のあらすじと、そこに使われている劇中曲が載っていましたー。

【映画情報】

【副題】Beautiful Word Beautiful World
【制作国】日本
【監督】長井龍雪
【脚本】岡田麿里
【キャラクターデザイン・総作画監督】田中将賀
【原作】超平和バスターズ
【音楽】ミト(クラムボン)、横山克
【主題歌】乃木坂46 – ”今、話したい誰かがいる”
【声の出演([]内は役名)】

  • 水瀬いのり[成瀬順]

  • 内山昴輝[坂上拓実]

  • 雨宮天[仁藤菜月]

  • 細谷佳正[田崎大樹]

  • 村田太志[三嶋樹]
  • 高橋李依[宇野陽子]
  • 石上静香[江田明日香]

  • 大山鎬則[相沢基紀]
  • 古川慎[岩木寿則]

  • 藤原啓治[城嶋一基]

  • 吉田洋[成瀬泉]

【公開日(日本)】2015年9月19日
【上映時間】119分
【配給】アニプレックス
【前作】あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
【IMDB】7.4/10.0  (およそ1,600人の評価)

【あらすじ】

あることをうっかり話してしまったため家族がバラバラになり、突然現れた玉子の妖精に「二度と人を傷つけないように」とおしゃべりを封印されてしまった少女・成瀬順。もともとは元気な女の子だったが、その事件がトラウマとなり、ずっと目立たないように静かに生きてきた。そんな順が「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命され、ミュージカルの主役にも選ばれてしまい……。【引用元:映画.com】

【感想】

☆3.6/5.0

結論から先に言えば、やっぱり面白かった!!です!

序盤の設定に少しツッコミを入れたくなる気持ちはあるし、両親はあまりにも自己中だし、坂上くんにはどうしても憤りたくなってしまうんですが、”普通の恋愛映画・青春映画ならこうなるだろう”というお約束を裏切っていく脚本はやっぱり上手く出来ているし、(観客を裏切ろうという敢えての)勇気があるし、斬新で面白いのかな・・・と。

青春×群像劇 というセットに弱いので、個人的に評価が上がっている可能性はありますが。

劇中で使われるオーバーザレインボウという曲

オズの魔法使いというミュージカル作品から抜粋した楽曲ですが、ここからこの映画のメインの四人

  • 喋れない内気な女の子・・・成瀬
    • 腕を壊した野球部の元エース・・・大ちゃん
    • しっかり者のチア部の部長・・・仁藤
    • 音楽好きな草食系男子・・・坂上くん

彼らが、オズの魔法使いに登場する

  • 不思議の国に迷い込んだ主人公、ドロシー
    • 脳が欲しいカカシ
    • 心が欲しいブリキの木こり
    • 勇気を手に入れたいライオン

になぞらえられているのかな?と想像できますよね!突然玉子の妖精が出てくるお伽話のような世界観も、オズに迷い込んだドロシーの世界観と一致します。

おそらく主人公の成瀬がドロシー。そして道中出会う三人をドロシーは最終的に救う流れになる。カカシとブリキの木こりとライオンがそれぞれ誰にあてはまるのかは個々でまた色々考えられるとは思いますが、

  • まっすぐ野球に向き合おうとした大ちゃん
  • 想いを口に出せるようになった坂上くん
  • 見て見ぬふりをしていた気持ちに向き合おうと決めた仁藤

ドロシーがオズで三人を救ったように、成瀬との交流を通して三人が成長・変化していくところもリンクしているなと思いました。突拍子もない設定だったり、最後のどんでん返しだったりと斬新ではあるんですが、それでもお話の定石はしっかり守っている・・・よく出来た脚本だなと思いました。

成瀬の紡ぐ物語のラストの変化

二度目の鑑賞ですしせっかくなので、今回は成瀬は、どこで坂上君に恋をしたのか。

という事に注視しながら見ていました。

一番最初に恋に落ちたように見える演出がされているのは、坂上くんがアコーディオンを弾き語りながら玉子の歌を歌っているのを成瀬が目撃するシーン。しかし実はここは成瀬は恋に落ちてないかもしれない、と思えてきました。

ただ単に、自分の状況とリンクする歌を歌っていた坂上君に「あの人は私の心の中を見ている!?」という混乱に近いファンタジーな驚きを持つんですよね。

その後も、頭の中を覗き込まれているように感じてパニックになったりする場面がありますが、きっとあの頃はまだ恋に落ちていないはず・・・。

ちなみに、坂上くんがまるで成瀬の心の中を覗き込んでいるかのような発言ができたのは、二人が似た者同士だったから(家庭環境や想いを口にできなくなった現状がリンク)というだけなんですが、それが成瀬にとっては何でも自分の事を分かってくれる、助けてくれる王子様のように感じていったのかもしれないですね。そこが大きなミスリード(観客にとっても成瀬にとっても)になっているのが憎い演出です・・・。

二度目の鑑賞で気付いたのは、成瀬が考えた脚本のラストが最初はハッピーエンドではなかった、という部分。

お城の舞踏会に憧れた女の子は沢山の言葉で人々を傷付け、最後には断頭台で首を切られてしんでしまう。その首から、少女の本当の気持ち(王子への愛とか)が溢れ出し、人々は少女の本質を知る・・・。

というラストなんですよね。もしかしたら成瀬はまだこの時点でも、自分という存在にハッピーエンドは来ないと認識していたのかも。そう考えて見ていると、成瀬が「ラストを変えたい」と言い出したところでピンと来ますね!!

きっともうこの頃には成瀬は坂上君には恋をしていたし、「自分にも幸せなラストがあるかも」と夢を見る気持ちが動き出していたはず!!そう思うと本当に切ないです。おそらく、ハッキリどこで恋に落ちたかは言えませんが、このラストを変えたいと言い出す成瀬と、彼女の心境は重ねられていたのかな、と。

結局ラストは、坂上君の意見により成瀬の言っていたものとは変化し【ハッピーエンドとバッドエンドを同時に行う】というものに変わりました。これも成瀬の行く末を暗示するようなラストですよね。ううーん上手です!!

もう少し欲を言うなら

最後、ミュージカルから逃げ出した成瀬を坂上君が発見、言いたいことを全て受け止めると言う坂上君に想いをぶつける成瀬。

多分ここで観客のフラストレーションを発散できる仕組みにしたかったんだと思います・・・。

本来なら、観客の言いたいことを成瀬が代弁して発散し、改めて告白→しっかりと断られることで腹をくくるというか、悲しいし悔しいけれど彼女的にはスッキリとけじめがつけられた場面だと思うので、それに比例して観客もスッキリしたいところなんですが。。個人的にはまだ足りなかったな・・・。KY優男の坂上くんの罪はそれほど重いと感じました(笑)

どうでもいい話にそれますが、序盤で話に上がった仁藤が”付き合っているが名前を言えない相手”というのは同じクラスで同じくチア部の女の子(短髪で仁藤と仲良し)なのではないか?仁藤は決して人には気軽に言えない恋をしている!と、無駄な予測を立てて観てしまっていた(笑)ので、正直、仁藤は高校から同性愛に悩む女子に変化し、坂上君も失恋する

くらいのオチをつけてくれても良かったんですよ!(笑)成瀬と一緒に失恋して然るべき!それならまだ納得いったかな!!(笑)

泣けたポイント

実は裏の王子である大ちゃんの野球部のサイドストーリーもすごく面白いです。

(ミュージカルで玉子を演じた大ちゃんが最後は王子に切り替わるという演出も面白くて好きです。彼女の中の玉子問題が本当に解決に向かっていく(玉子の王子化)という明るい未来が予測できますね^^)

①ファミレスで自分の悪口を言っている野球部員と鉢合わせしてしまう大ちゃん。勿論キレに行く大ちゃん(笑)そうすると逆に、大ちゃんが腕を壊したことでエースに格上げされた山路くんにキレられてしまう大ちゃん。そこで大ちゃんをかばって

「言葉は傷つけるんだから。絶対に取り戻せないんだから」

と言う成瀬のシーン。ここが泣けます。言いたくないのに言ってしまった言葉とか、二度と取り戻せないよなぁ・・・と思うと切なくて。きっと誰しも経験がありそうな部分だからこそ響くんでしょうね。

その後、山路とキャプテンである三嶋に頭を下げに行く大ちゃんのシーンも凄く良いですし、成瀬達に頭を下げて自分も仲間に入れてくれ。と頼む大ちゃんも素敵。それを満足そうに眺める三嶋の表情からも「こいつ良いヤツ!」と伝わってきます。

何気に野球部のキャプテンの三嶋くんは、元エースと現エースの間に入ったり、野球部員と大ちゃんの摩擦をなんとかしてやろうと悩んだり、クラスでミュージカルどうする?という話題の時に「それぞれやれる範囲で手伝えば」と後押ししてくれる素敵キャラなので!そこもよーーーく見てもらいたいですね!(笑)

②成瀬がいなくなってパニックの教室。何があったか聞くと会話を聞かれていたのかもと焦る坂上君。「でも、それが原因かなんて・・・」と言う坂上君に対して「お前がそれを・・・っ!!(言うのかよと言いたいんでしょう)」と物凄くキレ気味の大ちゃん。

気持ち物凄くわかるよ大ちゃん!!と泣けてきます!!!(笑)

③ラストのミュージカルシーン、初見ほどではないですが泣けました。最後せっかく二つの楽曲を同時に演奏、歌唱ということなのでどちらもきちんと伝わるように字幕表示があったら良かったなぁ、と思いました。

小ネタ

原作を担当している「超平和バスターズ」の皆さんの前作である『あの花』と、舞台は同じく埼玉県の秩父。直接的なストーリーの繋がりはありませんが、ファーストフード店にいる大ちゃんと外にいる女子高生たちが視線を交わすシーンがあります。

この女子高生たちは、あの花に登場する”あなる”(下ネタではなく子供が付けたあだ名ですよ!!(笑))の友達。つまり同じ世界の中で起きた別の高校生の物語。という設定なんですね。素敵です。

それから、DTM研究会という今どきの会も時代に乗ってて良いな。と。成瀬の声をボーカロイド化しちゃう部員がいたり。ものすごく今どきっぽいです。

まとめ

何度観ても坂上君は罪深くて憎たらしいし、大ちゃんは素敵だし、いろんな人の想いが交錯する青春群青劇としてとても面白い作品でした!!

そういえば、実写版の予告かなにかを見たんですけアオリ文が「最高の、失恋」とかってなってたんですよね。正直、成瀬が失恋するかどうかはラストのどんでん返し的な要素であって、それを宣伝文句にしてしまうとこの作品の醍醐味が味わえなくなってしまう・・・というか単純にネタバレだと思うんですがどうなんでしょう・・・。

某有名なサイコサスペンス映画で「犯人は真ん中」って書くようなもんじゃないですか!!(笑)

実写版の方は、原作が少しファンタジーっぽさを含んでいるので多分そこをうまいことリアルに押し込めないと違和感がすごい作品になってしまうんじゃないかと心配なんですが。とりあえずDVDが出たら観てみて、また感想を書きたいと思います。

以上、長々と読んで頂きありがとうございました!

 

 


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映画『クレヨンしんちゃん ‐ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん‐』ネタバレと感想

「「俺が、家族を守る!!」」

クレヨンしんちゃんの映画を観るのなんて何年ぶりだろう・・・!!昔観たしんちゃんの映画だと『ヘンダーランドの大冒険』を観たのがすごく強く残ってますね。あの雰囲気好きだったな~。

声優の遊佐浩二さんが出演してらっしゃるという前情報+映画好き仲間たちに「ロボとーちゃんは良いよ!!」と後押しされるかたちで観賞しました(´ω`)

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】高橋渉
【脚本】中島かずき
【原作】臼井儀人
【作画/絵コンテ】池端たかし、高橋渉、湯浅政明、猫賀大介
【音楽】荒川敏行、宮崎慎二
【主題歌】きゃりーぱみゅぱみゅ -  ファミリーパーティー
【声の出演([]内は役名)】

  • 矢島晶子[しんのすけ]
  • ならはしみき[みさえ]
  • 藤原啓治[ひろし]
  • こおろぎさとみ[ひまわり]
  • 武井咲[段々原照代]
  • コロッケ[頑馬博士 / ”契り”歌唱時の黒岩]
  • 遊佐浩二[黒岩仁太郎]
  • 一木美名子[小女鹿蘭々]
  • 真柴摩利[シロ / 風間くん]
  • 林玉緒[ネネちゃん]
  • 一龍斎貞友[マサオくん]
  • 佐藤智恵[ボーちゃん]

【公開日(日本)】2014年4月19日
【上映時間】97分
【配給】東宝
【映倫区分】G

【あらすじ】

ある日、ぎっくり腰を治しにマッサージに出かけたひろしが、突然ロボットになって帰ってくる。妻のみさえは驚き戸惑うが、ロボットになったひろしは料理も家事もでき、リモコン操作も可能で便利だった。しかし、それらはすべて、家庭での立場が弱くなってしまった日本の父親たちの復権を目論む謎の組織「父ゆれ同盟(父よ、勇気で立ち上がれ同盟)」の陰謀によるもので、やがて正気を失った父親たちによる「父親革命」が勃発。野原家や春日部市は崩壊寸前の危機に陥るが、ロボットのひろしが息子しんのすけとともに立ちあがる。【引用元:映画.com】

【感想&ネタバレ】

☆2.9/5.0

思った以上に楽しめました!そして泣けました!ロボとーちゃんがズルいですね~ほんとに(笑)

ちょうどイイ怖さと笑い!

ひろしがロボになった直後、画面がひろし視点になる演出がすごく良いです。周りの人の「ひぇっ」という反応を見て、どんな風になっているんだろう??と怖くもあり、ワクワクもある!

そして家に帰って驚愕するみさえ↓

と会って初めてロボとーちゃん登場!!

その見た目が結構エグい!!

ドラえもんとかもそうですけど、クレヨンしんちゃんも映画版になると不思議な怖さを醸し出してませんか?

唯一覚えているヘンダーランドも、結構子どもながらに怖かった記憶があるんですよね・・・。

絵コンテを担当された方の一人、(今、『夜は短し歩けよ乙女』や『夜明け待つルーのうた』で話題の)湯浅政明さんが今作とヘンダーランドに参加されているという共通点を発見したので、同じ雰囲気の怖さがあったのかも!こればっかりは他の映画も観てみないと分からないですが!

そんなさりげない怖さの中にちりばめられたしょーもない笑い(笑)

ロボットになったひろしの乳首っぽいボタンを押すとロケットパンチが発射されたり、燃料になる灯油を尻の給油口から入れるとかいうほんとくだらない下ネタ(笑)

家に来た婦人警官に給油するシーンを見られ

「野原さん、ギリギリですよ」

とツッコミ入れられるシーンとか爆笑でした(笑)

この不気味さとシュールさと笑いのバランスが凄く楽しいですね!

しかも!

中盤から切なさが増していく!

実はロボとーちゃんは改造されたひろしではなく、生身のひろしの記憶を埋め込まれただけのロボットだったという事が途中で発覚します。

本物のひろしが戻って来ると、その驚愕の真実にアイデンティティが崩れていくロボとーちゃん。

家に帰った後でも「自分の方が本物だ」とひろしと張り合ったり、「自分の方が上手い料理も作れるし便利だぞ」とアピールしてみたり、腕相撲でひろしに勝ってみたり、

コミカルなシーンではあるものの切ない。(ひろしの顔(笑))

そしてそして、敵からしんのすけとみさえの命を守ったのにみさえはロボとーちゃんを素通りして本物のひろしに抱きつく!あのシーンは本当にロボとーちゃんが可哀そうで、切なくて泣きそうになりましたね・・・!!

ラストはターミ○ーターばりのかっこよさ!

ロボとーちゃんが自分は本物のひろしではないと認めるか、認めないか、そこは分かりませんがみさえとしんのすけを守って死ぬ感じの終わりかなーと予想していました・・・しかし!

最後にぼろぼろになりつつ、ひろしと腕相撲で再び勝負。この展開は予測してなかった。

二度目の勝負の時はロボとーちゃんの方がボロボロだったなので良い勝負になりつつも、最後はひろしが勝てる流れだった。だけど最後にロボとーちゃんに負けを認めさせたのは、みさえの

「あなた、頑張って!」

という声援。しんのすけはロボとーちゃんの事もひろしとして扱っていましたが、みさえは最後までロボとーちゃんをひろしと認めなかった。

”父でありながら夫である”という、その両方を成り立たせられない自分は偽物だ・・・と悟ったんでしょうかね。ひろしに勝ちを譲った感じに見えました。切ないですね。

ロボとーちゃんとしんのすけの絆がもうター○ネーターのそれですよね・・・!まさかこんな、ロボットのアイデンティティを問う、地味に深くて切ない映画だったとは。

ラストの戦いがもうめちゃめちゃ(笑)

序盤のロボットアニメ(カンタムロボ)の戦いを伏線に、ラストで巨大ロボで戦う流れはまぁ分からんでもないんですけども

なんで五木ひろし?(笑)

50周年を祝いたいのは分かったから!五木ひろしのモノマネをしたコロッケさんにしか見えない巨大ロボがラスボスで、「こぶしウェーブ」とかいうこぶしを利かせた歌声で攻撃するという技がほんとに面白かったんですけども(笑)

しかもえげつないほど強い(笑)しかし

全く意味が分かりません!!!

 

・・・?え?もしかして、ひろしとひろしを掛けて、五木ひろし?(笑)え、ひろしVSひろし?今それに気付きつつあるんですけど・・・まさかのダジャレですか?(笑)

まとめ

思った以上に切なく、思った以上に笑えて、大人も子どもも楽しめるっていうのは確かだなぁと思いました。

目当てだった遊佐浩二さんはかなり重要な役柄だったにも関わらず中盤ほとんど出て来なかったので思った以上に遊佐さんの声が聞けなくて残念でした!!(笑)

この人。鏡大好きなナルシスト警官。しかし、彼も切ないキャラだったな・・・。

 

ロボットが自我を持つSF系の作品が好きな方にはオススメです、ロボット系映画のオマージュも沢山あるようなので(私は全くわかりませんが)ロボット映画好きの方にもオススメです!

子どもと観るのも良いですが、良い大人になってから友達同士でツッコミ入れながら観るのも楽しいですよ!!(笑)

 

 


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実写化したよ!1995年版アニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』ネタバレ&感想

そう囁くのよ・・・私のゴーストが

 

【画像引用元:映画.com】

 

1995年に公開された押井守監督の攻殻機動隊。世界でもファンが多く、映画『マトリックス』へも影響を与えたというすんごい作品です。

 

原作の漫画は未読でございます。その上、私はテレビアニメシリーズのSTAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)と、S.A.C. 2nd GIG(しかも途中まで)しか観ていません!!!

今回、ハリウッド実写版が公開されるという事で実写化を観たあとにこちらをDVDにて鑑賞いたしました。

だって再現度が気になったから・・・!

感想の最後に観るべき順番を書いておきます。