「一歩外に出たら―――君はアベンジャーズだ」
マーベルのMCUシリーズ、第11作目!引き続き、おさらいしていきましょう!
ここらへんまでくると、もうさすがに単品で物語を理解していくのは難しくなってきますね・・・。
パンフはこんな感じ!
58Pで税抜き760円。MCUシリーズをフェイズごとに解説してくれてとってもわかりやすい!!
~脱線~
今作で登場するクイックシルバーというヒーローは『X-MEN』シリーズでも登場していて、ちびぞうはそっちの方のファンだったので、MCUで別の役者が演じる・・・というのを知った時はショックが大きかったなぁ・・・。(権利関係って難しい・・・)
ちなみにどうでもいい話ですけども、X-MENの方のクイックシルバーは、エヴァン・ピーターズ君が演じています。
かたやアベンジャーズの方のクイックシルバーはアーロン・テイラー=ジョンソンが演じています。
この二人、実は『キック・アス』で共演しているんですよ・・・!!!
こちらの写真、真ん中にいるのが主人公のキック・アスことアーロン・テイラー=ジョンソン。その左に立ってるキック・アスの友人役がエヴァン・ピーターズ君。二人のクイックシルバーが同じ画面にいる・・・!というか、この二人が将来別々の映画シリーズで同じヒーローを演じるというのが面白いですよね(笑)
脱線終わり!!!
【映画情報】
【原題】Avengers: Age of Ultron
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ジョス・ウェドン
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、パトリシア・ウィッチャー、ジョン・ファブロー、スタン・リー
【共同製作】ミッチ・ベル
【撮影】ベン・デイビス
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】アレクサンドラ・バーン
【編集】ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
【視覚効果監修】クリストファー・タウンゼント
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】
- ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]
- クリス・エバンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
- スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
- ジェレミー・レナー[クリント・バートン/ホークアイ]
- ドン・チードル[ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン]
- アーロン・テイラー=ジョンソン[ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー]
- エリザベス・オルセン[ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ]
- ポール・ベタニー[ヴィジョン/ジャーヴィス(声)]
- アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
- ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
- イドリス・エルバ[ヘイムダル]
- ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィク]
- リンダ・カーデリニ[ローラ・バートン]
- クラウディア・キム[ヘレン・チョ博士]
- トーマス・クレッチマン[ストラッカー]
- アンディ・サーキス[ユリシーズ・クロー]
- ジュリー・デルピー[マダムB]
- ケリー・コンドン[フライデー(声)]
【公開日(日本)】2015年7月4日
【上映時間】141分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
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【IMDB】7.4/10.0 (およそ568,600人の評価)
【あらすじ】
アイアンマンとして何度も人類の危機を救い、だからこそアベンジャーズの限界を誰よりも強く知るトニー・スタークは、自分たちの手に負えない敵の襲来に備え、禁断の平和維持システムである人工知能「ウルトロン」を起動させる。しかし、ウルトロンは「究極の平和」を実現するため、平和を脅かす唯一の存在である人類の抹消を選択する。再び訪れた人類滅亡の危機に、アベンジャーズは人知を超えたウルトロンを相手に戦うことになるが……。【引用元:映画.com】
【感想(ネタバレしているよ!)】
☆3.9/5.0
ちびぞう初回鑑賞時の感想があったので掘り起こしてきました!
ヒーロー大集合でお祭りだぁあああの第二弾!!
■良かった点
・とにかくオープニングがカッコいい。震える。
・ハルクバスターと言う名の対ハルク専用アイアンマンと、ハルクの戦闘がとにかくアツい!!
・唯一パンピーぽかったホークアイの葛藤が見れた。
・ソーの彼女自慢可愛い、ムジョルニア持てるかゲーム(?)楽し過ぎた。
・社長!!!!!!!(愛)
・ポール・ベタニ―だったんですね!!
■残念だった点
・やっぱりロキさんいなかった
・ヴィジョンのデザイン(笑)
・ハルクとブラックウィドウの関係がわりと唐突
・回を増すごとに戦いの規模が増してて(宇宙からやってきた敵を倒した次は街ごと持ち上げて・・・)、次はもう宇宙行くしかないんだろうなってお話の展開が後先考えてない感じ。
原作は一切知らないので原作を追ってるだけかもしれませんが。
とりあえずアベンジャーズのキャラクターが大好きな人なら間違いなく楽しめるでしょう!
個人的に、エックスメンのクイックシルバー推しなので、今作からクイックシルバーがレギュラー化したらどうしようとハラハラしていたのですが・・・そんな心配必要なかった^^
やっぱりクイックシルバーは強すぎて、使いづらい一面があるんでしょうね。
今作はアベンジャーズ3と言うより、次のキャップの新作への橋渡し的な立ち位置だと思うので(社長とキャップの対立も熟してきましたね)、キャップの新作!!!楽しみにしています!!!
いや、なんかもうこれだけ書いてれば十分なくらいまとまってますな。
とりあえずちょいちょい追記していきましょう。
オープニング最高!
ヒドラのメンバー、ストラッカーの基地に「ロキの杖」を奪還すべくアベンジャーズが攻め入るシーンから始まるんですが、ここの全員が横並びになってスローモーションがかかるシーンが最高にカッコイイです!!!!!みんなの息もピッタリというか、2作目だけあってだいぶ歩幅そろってきたよーって感じなんでしょうかね!
このシーンは劇場で観て本当に震えました!
ホークアイさんの葛藤が見もの
ロキの杖の中にあったマインド・ストーンというアイテムを使って社長がウルトロンという人工知能を作り出し、それが暴走して世界を破滅させようとしてしまう・・・のをみんなで止めようぜ!というメインストリームのほかに、いくつかのドラマが描かれてるんですが、その中でもクリント・バートン(ホークアイ)のドラマが結構多めに時間取られてる!
彼の隠されていた妻子の存在や、シールドに守られていたおうちの存在。そして彼が神やロボットに混ざって一人普通の人間として戦っていくことの葛藤だったり、まぁ一言で言えば
「俺って必要?」
ってことなんですけども(笑)
必要だよ!!!!!!ってファンは思ってるし、引退宣言はしたものの、ピエトロの死によって今後も戦い続けるぜっていうふうに気持ちを切り替えてくれるといいんだけどなー・・・
だってもうあなた、普通の人間ってレベルじゃないですよ。
パーティシーン最高!
キャラクターたちが楽し気に会話するだけでもミーハーファン代表ちびぞう的にはウハウハなんですけども、特にロキの杖をヒドラから奪った祝勝パーティがすんごく楽しい!!
ペッパーは最高だよ、いや、ジェーンの方が凄いんだって彼女自慢するソーと社長が最高に可愛いし、そのあとの「ソーのハンマー本当にトリックないの?誰も持てないの?」と皆で試すシーンも最高。最初は舐めてた社長が本気になってスーツ着てトライしたり、そのあとキャップが握ったら一瞬ムジョルニアがピクッて動くんですけど、それを見て「おいおい」って不安そうな顔をするソーも可愛い(笑)
まぁそのあと、乱入してきたウルトロンにぐっちゃぐちゃにされるんですけどね・・・
この、ムジョルニアを持てるのはふさわしいものだけ。というのを皆が認識するシーンは後々、「ヴィジョンがムジョルニアを持てたしとりあえず味方としておこうか」という彼を信じるための要素の一つとして伏線にもなっているので地味に重要。
ハルクバスターVSハルクのシーンが最高!!!
今作、一番アツいのはスカーレット・ウィッチによる洗脳で暴走してしまったハルクと、彼を大人しくさせようとする社長とのバトル!
ハルクを大人しくさせるために開発された”ハルクバスター”の見た目も可愛いし、なんとか街から彼を遠ざけようと、市民に被害が出ないようにと気を配りながらやってるんだけどハルクは自制効かないし強すぎるしで無人のビルを全壊させたりともうとにかく派手、派手、派手。
破壊された腕はまた衛星からピューンとやってきてすぐに復活したりするのも楽しいし、ハルクバスターをもってしてもハルクは倒せなさそうだなって雰囲気が若干出つつも、ちょいちょい社長の顔が出て「なだめてるだけだ」と言わんばかりに余裕のコメントするところも好きですね。
このシーンはぜひ劇場で観て欲しいなぁ・・・。
ロキたんがいない!!!
スカーレット・ウィッチがメンバーそれぞれに悪夢を見せるシーンがあって、社長には「アベンジャーズ全員の死」の夢、キャップには「行けなかったダンスの約束に行くも皆消えてしまう」という夢、ソーは「強すぎる自分の力が暴走しアスガルドを破滅させてしまう」という夢、ナターシャには「過去にスパイ養成所にて行われた残酷な儀式」の夢。
しかしこのソーの夢に本当はロキたんのシーンもあったらしいんですよ!!!
でもカットされてしまったようなんですよ!!!悲しい!!!物語の重要なキーとなるロキの杖が出てくるので、今作でもチラッとでもいいからロキたん登場させて欲しかったよ・・・ジョス・ウェドンよ・・・
ナターシャとハルクの恋模様
唐突じゃない?!って最初は思ったんですけども。
いや、でも、一応今までのMCUシリーズを観ていると、キャップと距離が近くなったり心を許したりしているっぽいナターシャがキャップにはなびかない・・・という流れがあったりして(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』)ナターシャが「戦いを好まない冴えない男」であり、自分と同じく”怪物である自分”に悩んでいるバナー博士に惹かれていくのは自然な流れでもあったかもしれないですね・・・
まぁ個人的にはハルクを適当なところで落ち着かせたりする役割がないと、演出上難しいから仕方なくその役が彼女に回ってきたのかなーーーーー
という穿ったというかメタ的な見方もしてしまうんですけど・・・(笑)
でも彼女がバナー博士に本気だということを伝えるために、スパイ養成所の卒業の儀式で「不妊手術」を受けさせられたという事実を明かすというのは、本当に覚悟がいることだと思うし、何よりだいぶ重いし切ない・・・。
ハルクとしては、エリザベスの存在もあるし、複雑な気持ちでしょう。
だから最後のナターシャの通信を切って地球を去っていくという選択もなんとなく頷けますね。
ナターシャも幸せになって欲しいけどハルクでは難しいのではないか――――!!!と思うと本当に切ないです。
ヴィジョンのデザインがダサい
うん、やっぱりダサい・・・。何度観てもダサい・・・。
あと、社長のAI秘書ジャーヴィス役の声をポール・ベタニ―がやっていたのをちびぞうは知らなかったんですよ!!
ウルトロンが作った人造人間の中にジャーヴィスをアップデートしヴィジョンとして誕生させて、アベンジャーズの仲間になるって流れで声を務めていたポール・ベタニ―がそのままヴィジョン役を続投したのが嬉しかったですね!!!
うん、ポール・ベタニ―の原型はもうほとんどないけどね!!!!声だけだったのが目視できるようになっただけいっかな!!!
個人的にインフィニティ・ストーンの一つであるマインド・ストーンを額につけてるヴィジョンってソーのハンマーも持てちゃうし神と同等・・・というか実質アベンジャーズの中でも最強キャラなのではってすごく不安になるんで、今後のメンバー内のパワーバランスをなんとかして欲しいところ。じゃないとスーパーマンのいるジャスティスリーグみたいなことになりかねないですしね。
(ちびぞうは最強キャラはメンタルが弱かったりする弱点があるのをドクター・マンハッタンで学んでるので多分彼も何かしら思い悩んだりしそう)
クイックシルバーについて
権利関係があって、X-MENと同一キャラとしては出せなかったようですが、ちびそう的には最後にホークアイさんを守って死んだことで今回だけの登場になったのは良かった・・・だってクイックシルバーと言えばエヴァン・ピーターズ君なんだもん!!
というか彼の方がかっこいいしね!!!
死んだと見せかけて生きてたー!という展開にはしてほしくないな。じゃないとホークアイの息子に「ピエトロ」って名前を付けた意味もなくなってしまうし、ホークアイ続投のきっかけになって欲しいと思ってるので。
他MCU作品との関わり
- ヒドラという組織はキャプテン・アメリカシリーズからずっと敵として描かれている悪の組織
- ユリシーズという武器商人の登場→彼はワカンダからヴィブラニウムを盗んでいる→『ブラックパンサー』でも登場
- ヴィジョンの肉体は、ヴィブラニウムで作られている
- 6つのインフィニティ・ストーンの一つ、「マインド・ストーン」の登場
最後に社長について
ウルトロンを作って暴走しちゃったのも社長のせいだし、
双子がヒドラに実験を申し出たのも親を社長の会社の武器で殺されたせいだし、
って社長を原因にしすぎなんですけど!!!!
でも、これは後々アベンジャーズが分裂していく伏線にもなっているし必要ではあった。
あと、以前にナターシャが「トニー・スタークはアベンジャーズに向いていない、適していない」っていう報告書を提出していて、長官にも仲間入りを渋られてたじゃないですか。(『アイアンマン2』)
そう、基本的に社長は人として欠陥だらけなんですよ。
自分でも言ってるけど、マッドサイエンティストだし、ワンマンで自分の話を仲間にしたがらないし、自己中でやりたいことをやりたいだけするのが好きな人なんです。そもそもチームプレイに向いてないってことは分かり切ってた話なんですよ。
しかし、自分の犯してきた罪については十分に分かっているし、その罪滅ぼしという意味でもヒーローとして頑張っている側面もある。ちゃんと仲間の事を想っているし、彼なりに正義をしっかりと持っているんです。
その証拠に。思い出してください。スカーレット・ウィッチがみんなに悪夢を見せた時、皆自分のトラウマだったり、不安だったり、を見せられていた中で社長だけが「仲間が全員死んでしまう」という悪夢を見ている。しかも、「お前なら救えたのになぜ全力を尽くさなかった?」と責められる悪夢。
社長はいつでもみんなを守りたいし、自分なら守れると思ってる。驕ってる部分もありますが。そして、誰よりも仲間を失うことを恐れてる。自分がやらないといけない、という一種の強迫観念すらある。そういう人なんですよ・・・!
だからね、一辺倒に「全部社長のせいじゃね。なんだこの自己中な科学者は」と一掃して欲しくない!!!!!!そんなシンプルなキャラではないんです社長は!!!みんな分かって!!(お前は社長のなんなんだ)
というかよくよく考えたらそういう社長をうまいこと導けないキャップのリーダー的な働きにも問題があるのでhゴニョゴニョ(責任転嫁)
まとめ
なんだかよく分からない話になってしまいましたけどもー(笑)
情報過多な一見ごちゃごちゃしているように見えるエイジオブウルトロン。
しかし今作はシビルウォーへの伏線的な部分が大きいので、ジャーヴィスがヴィジョンになったよってことだけでも覚えておいてもらえればバッチリです。
最後にはアベンジャーズにも4人追加されましたね!
ウォーマシンとヴィジョンとファルコンとスカーレット・ウィッチです。
エンドロール中にはラスボス?のサノスも登場します。
珍しくエンドロール後の映像は無し!
アベンジャーズとしての続編は2018年春公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ですが、MCUとしての続編は『アントマン』です!
全部追いかけたい人はぜひ!そちらもチェックしましょう!
画像引用元:IMDB