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王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

「100人の敵を斬るのが英雄。たった一人の民を守るのが、王」

\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/

いやあー『バーフバリ 王の凱旋』ちびぞうを魅了した王の誕生をようやく見届ける事が出来ました!!DVDでですけどね!!これも劇場で観たかったなぁ!

ちなみにこちらが前編ですので!お間違えのないよう!

そういえば主演のシヴドゥとバーフバリを演じるプラバースさん、185cmもあるかなりの長身!だったと最近知りました・・・そのサイズ感であのムキムキはヤバい。

ちなみにラスボスであるバラーラデーヴァを演じるラーナー・ダッグバーティさんも188cm!そりゃアクションに見応えも出て来ますよね・・・!

王を讃えたい人のための公式サイトはこちら

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熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

【映画情報】

【原題】Bahubali: The Beginning
【制作国】インド(テルグ語、タミル語)
【監督/脚本】S・S・ラージャマウリ
【提供】K.ラーガヴェンドラ・ラーウ
【原案】V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
【製作】ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
【撮影】K.K.センティル・クマール
【美術】サーブ・シリル
【音楽】M.M.キーラヴァーニ
【編集】コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
【出演([]内は役名)】

  • プラバース[シヴドゥ/バーフバリ]
  • ラーナー・ダッグバーティ[バラーラデーヴァ]
  • タマンナー[アヴァンティカ]
  • アヌシュカ・シェッティ[デーヴァセーナ]
  • ラムヤ・クリシュナ[シヴァガミ]
  • ナーサル[ビッジャラデーヴァ]
  • サティヤラージ[カッタッパ]
  • ロヒニ[サンガ]
  • タニケッラ・バラニ[導師]
  • アディヴィ・シェシ[バドラ]
  • プラバカール[カーラケーヤ族長]

【公開日(日本)】2017年4月8日
【上映時間】138分
【配給】ツイン
【映倫区分】R15+
【前作】熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想
【IMDB】8.2/10.0  (およそ84,000人の評価)

【あらすじ】

巨大な滝の下で育った青年シブドゥは、滝の上の世界に興味を持ち、ある日滝の上へとたどり着く。そこでシブドゥは美しい女戦士アバンティカと出会い、恋に落ちる。彼女の一族が暴君バラーラデーバの統治する王国との戦いを続けていることを知ったシブドゥは、戦士となって王国へと乗り込んで行く。そこでシブドゥは、25年もの間幽閉されている実の母の存在と、自分がこの国の王子バーフバリであることを知る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆4.0/5.0

もぉおおお大好き!!!吹き替えと字幕版で両方観ました!!!

後編の記事にも書きましたが、2はオープニングで1のあらすじをサラッとおしえてくれるので問題なく観れる仕様になっています!

そして今作は、2を観た後の人なら「お!この人は!シヴァガミ様!お、カッタッパ!!!デーヴァセーナさまぁああおいたわしやぁあああ」と知ってる人たち総出演でとっても楽しめる仕組みになっています!

驚異的な中毒性!

そう、実はこのバーフバリシリーズ、観た人を洗脳し王の民としてしまう力だけではなく、圧倒的な中毒性も持っています!!!(笑)

なぜかというと、1の終わりが2に直接繋がっている(シヴァガミによって助けられた子フバリが成長しカッタッパに自分は何者なのかを聞くシーンから2へ)というのは当然ながら、2の終わりも1に直接繋がっている(2の最後に父フバリの没落を見せた後、子フバリを逃がすというところから1へ)から!!!!

なので1の終わりを観た時にきっとまた「なぜカッタッパが!?(いや知ってるけど)」という気持ちになるのは間違いないですし、2を観て1を観た人も再び2を観たくなるという。(ちびぞうがまさにそれ)

そして2を観ればまたそれは1へと繋がり・・・む、無限ループ!バーフバリ地獄から抜け出せない!!

しかもバーフバリという作品を劇場で観る楽しさを知ってしまっている方なら、再びまた劇場に足を運んでしまうでしょう・・・。なんという上手な構成・・・。

これ、思ったんです。多分、この作品は本来ぶつ切りにする話ではなく、二本で一本の作品なのだと・・・。上映時間が長すぎるインド映画でよくある「インターバル」という休憩を挟むタイミングがちょうど1と2の間にあるんですよね。

(そういえば同監督のハエが主人公なインド映画『マッキー』でも「インターバル」の文字の出し方最高にカッコよかった・・・)

あまりにも長すぎるから前後編に分けただけという感じがして、そのまま流しても問題ないくらい繋がっています。

あぁ・・・もう一度2を劇場で観たい!!!

新世代の変態あらわる!

いやもう最高にわらかしてもらいました(笑)

子フバリであるシヴドゥが滝を上り、アヴァンティカという女性に恋に落ちたあと、彼女にするアプローチの仕方が本当に超ド級のストーカーなんです。

  • 彼女が水辺で眠っている隙に水中を潜水して登場、水の中に入れていた彼女の手に群がる魚たちに紛れて、その手にこっそりタトゥーを施すシヴドゥ
  • しかもアヴァンティカちゃん、族長にツッコミ入れられるまで自分の手にタトゥー入れられていたことに気付きません
  • アヴァンティカちゃん、お供を餌にタトゥーマン(シヴドゥ)をおびき寄せようと水辺の木の上で弓を持って待機、その背後の木に音もなく登場するシヴドゥ!!!
  • そしてアヴァンティカちゃんの肩から毒蛇を垂らし、彼女が毒蛇に気を取られている間に肩にタトゥー(また!!)を施す(しかもまた気付かれない)
  • アヴァンティカちゃんについに追い詰められたタトゥーマン、彼女と闘いながら華麗に服を脱がす、脱がす!!滝の水で彼女の顔と体を綺麗に洗ってやると次は果実をアクロバティック採集、その果汁を使って彼女の顔にメイクを施す、施す!!
  • 自分を美しく彩ってくれたタトゥーマンに「こ、これが私・・・?」と心奪われるアヴァンティカちゃん(とてつもなく急展開)”私にタトゥーを入れた人”という歌が歌われながら二人は結ばれロマンチックシークエンスはここで終了

いやーもう見ながら「なんという新時代の変態だ」と思ったのはきっと私だけではないはず。
「本当の君を教えてくれ」と言いながら戦う女を美しい女性へと仕立ててあげるのは非常にロマンチックだと思うんですけどね、やり方が・・・さすがバーフバリ、何事も強引です。ちびぞう的に、緑の巻きスカートを一旦伸ばして逆巻きにすると、裏地の赤が表に来て赤いスカートへ早変わりする演出が好きでした。手品師かよ!

ここの、シヴドゥが仮面に恋してアヴァンティカを落とすまでのくだりで、彼の「彫刻の才能」「お絵かきの才能」「念能力者ばりに気配を消す才能」「彫り師の才能」「メイクアップの才能」「ダンスの才能」「手品の才能」とまぁ、多才すぎる王の素質を垣間見ることができるので、本当に必見ですよ!

プラバースさんの嬉しそうな笑顔、本当に可愛いんだよなぁ・・・

今回の目力ナンバーワンは

デーヴァセーナ妃に扮するアヌシュカ・シェッティさん!!!

2は王の本領発揮ですからね、父フバリ(とシヴァガミ様)の目力が凄まじかったです。1は子フバリもなかなかでしたが、やはりこの人の目力には及びませんでした!!!!

彼女が小枝拾いをバカにされてぶち切れるシーンはカッタッパもたじろぐほどの覇気!BGMも合わせて本当に愉快ですからぜひともそこに注目して頂きたいですね。(笑)やはり父フバリが選んだお妃はすごい!

そしてさりげなくここの宣言が予言となって2で実を結ぶ部分にも注目です。きちんと伏線も張られています。

名助演・カッタッパ

武器工場長という立場でありながら自らを奴隷と言う「卑下(髭)ジイ」ことカッタッパですが、1と2両方観ると彼の事も大好きになること間違いなし。

カッタッパ!!という叫びやすい名前も忠臣として優秀。

彼無しではバーフバリ伝説は語れないほどの重要人物で、とにかくめちゃ強い。その実力は父フバリ、子フバリにも劣りません。

今作で子フバリに対しスライディング正座をしたあと、2で赤子だった頃の子フバリにしたように足裏を自分の頭に乗せるシーンがあるんですが、そこはもう涙が・・・。
王と忠臣の再会シーンですが、父と子の再会シーンでもあるんですよね。本当に感動的。

まとめ

アクションに関しては、2の方が気合が入っていますし「そんなバカな!度」も2の方が上回っています。

後半にかけて盛り上がっていくという意味では、1の方が控えめなのは当然なのかもしれません。それでも、馬車で燃える藁玉をドバァーンッッ!!と突き抜けたり(ここで本当にすごいのは馬)、油を沁み込ませたそんな巨大な布が飛ぶわけなくない?と思ってもガンガン飛んで行ったり、敵の長が人間をポイポイと枕投げのように投げて来たり、積もった人間たちの中から父フバリがドバァーンッッ!!と出て来たりするシーンはやっぱり物理法則など無視しまくりであっけにとられます!決してまばたきもせずご鑑賞頂きたいですね!

 

トータルして考えるとやはり凄いのは父フバリで、主人公は父フバリなんですよね。しかし、神に例えられるほどの王の器を持っていた彼でも、制度上一度も王にはなっていません。
ちびぞう的にはこの世界観がとてつもなく大好きなので、ぜひとも子フバリにしっかりと王位を担って頂き、カッタッパをお供にした彼のその後を描く歴史スペクタクルを三部作くらいでやって欲しいです。

全部劇場で観に行きます。

よろしくお願いしますよ、S・S・ラージャマウリ監督!

 

 


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画像引用元:映画.com/IMDB

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熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

「民を創るのは神、民を救うのは医者、そして民を守るのが・・・王族だ」

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!

・・・はっ

どうもこんにちはこんばんは、明けましておめでとうございます!ちびぞうです!

今回はこの、年の瀬に公開された怒涛のインド映画について書きたいと思います。

「せっかく作った2017年の映画ベストを12/29という本当にギリギリなところでひっかきまわしてくれてある意味迷惑!!」と書いている方々をツイッターで沢山お見掛けしました(笑)

ちなみに今作は『バーフバリ 伝説の誕生』の続編に当たります。ちびぞうは前作は観ていないのですが

  • インド映画好きだし劇場で一度観てみたかった
  • 既に観た人たちが「これは年始一発目に観たかった」と書いていた
  • 一作目のあらすじも冒頭で見せてくれるから前作観てなくても問題ないという情報を目にした

ということで、2018年一発目の劇場作品にチョイスさせて頂きましたー!

監督は『マッキー』のS・S・ラージャマウリさん!

パンフはこんな感じ!

裏面も極彩色!!!

分かりやすいキャラクター相関図と、今作のトリビアページ(製作費から使ったジュエリーの数、キャストの肉体改造についてまで)が面白かった!

22Pで税込み700円・・・値段の割にはちょっと内容が寂しいですね><

パンフってどんなにかっすかすでも最低で税抜き680円くらいにしないといけないっていうルールでもあるのかな?

【映画情報】

【原題】Baahubali 2: The Conclusion
【制作国】インド(テルグ語、タミル語)
【監督/脚本】S・S・ラージャマウリ
【提供】K.ラーガヴェンドラ・ラーウ
【原案】V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
【製作】ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
【撮影】K.K.センティル・クマール
【美術】サーブ・シリル
【音楽】M.M.キーラヴァーニ
【編集】コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
【衣装】ラーマ・ラージャマウリ、プラシャンティ・ティピリネーニ
【出演([]内は役名)】

  • プラバース[シヴドゥ/バーフバリ]

  • ラーナー・ダッグバーティ[バラーラデーヴァ]

  • アヌシュカ・シェッティ[デーヴァセーナ]

  • タマンナー[アヴァンティカ]

  • ラムヤ・クリシュナ[シヴァガミ]

  • ナーサル[ビッジャラデーヴァ]

  • サティヤラージ[カッタッパ]

  • スッバラージュ[クマラ・ヴァルマ]

【公開日(日本)】2017年12月29日
【上映時間】141分
【配給】ツイン
【映倫区分】G
【前作】『バーフバリ 伝説の誕生』
【IMDB】8.5/10.0  (およそ53,000人の評価)

【あらすじ】

蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.1/5.0

テルグ語映画であり、タミル語映画でもある。タミル語圏の映画でここまで歌と踊りが少ないのは珍しいのかな?同監督のマッキーも歌はそんなになかったように思いますね。

この勢いはタミルならではなのかな・・・(笑)

 

正直、何がどう良かったのかと聞かれると・・・

熱気と勢いと画面の圧力に屈して、気付いたら王(バーフバリ)を讃えていた・・・としか言えないんですよね・・・(笑)

いや、本当に!!!

正直、冒頭部分で前作の流れと一緒に今作のあらすじもダイジェストで見せて貰えるんで、物語の意外性とかは何もないですし”分かっているあらすじ”を本当に追うだけになってしまうので141分という時間が退屈で寝てしまう人も中にはいるかもしれませんし、

しかも、脚本が飛びぬけて面白い!!!というわけでもないんですよ。

よくある王位継承戦よくある兄弟・血筋のしがらみよくある暗殺劇と裏切りよくある真の王の帰還・・・歴史スペクタクルとしてはものすごくありがちなんですよね。

そしてインド史上最大の製作費・約42.5億円を投入して作ったにしてはヤケにCGがちゃちぃシーンがあったり・・・国や街を見下ろすような俯瞰のシーンは「あ、これジオラマだな」と分かったりして・・・そこがちょっとおマヌケでクスッと来たりする部分でもあるんですが(笑)隅から隅まで映像が完璧にすごい!!というわけでもない・・・

デーヴァセーナと一緒に凱旋するシーンはまさにファンタジー!!って感じで、唯一インド映画っぽさを感じる極彩色のダンスシーンがありますが、このシーンも”そういうのについていける人”でないと厳しいかもしれない・・・。

いきなり歌いだしたりするわけではないので、だいぶ見やすくはありますけどね!!

ではどこが面白いのか!

やっぱりそれは常識破壊のインパクト(公式アオリ文)を持つアクションシーンでしょう!!!!

物理的に、「いやその発想は分からんでもないけど実行するのは不可能じゃない?」といったアイディア溢れるアクションを王の眼力と力技でごりごり押して可能にしていきます!!!!

そしてどの場面でストップしても絵になる画面の美しさと迫力!!センスあるスローモーション!!『300(スリーハンドレッド)』を初めて観た日の興奮がよみがえる!!!

観ていると「あ、そっか!バーフバリならば可能なのか!!!」という気持ちになんとなくなりますね!!もはや洗脳ですね!

観てる間中ずっと「むちゃくちゃやりおる・・・(笑)」と思って観ていましたが・・・観終わってみると余韻がまたすごいんですよね。観終わった後の興奮というか、この上がりきったテンションをどこで昇華させればいいのか?という。

誰かと語り合って、一緒に「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」と拳を突き上げて叫びたくなること間違いなし。

それと、数ある神話の中でも破壊の神シヴァは相当強いと言われているみたいですね。さすが、バーフバリはシヴァ神を信仰しているだけはあるな・・・という「映画の強さ」みたいなものも感じました。アオリにもあった「映画の神様、降臨」という文も本当にしっくりきます(笑)

個人的に、オープニングでバーフバリのカッコよさを見せつけてくる「国母による結願の儀」がありましたが、同じ儀式をラストでも同じように持ってくるセンスとか、好きですね・・・構成がお上手・・・。

まとめ

悲しいことにちびぞうの周りではバーフバリの鑑賞率がほぼゼロに近いので・・・

以前から好きだったのですが、今作を観て本気でインド映画を布教したくなりましたね・・・

興行収入も300億と、インドでトップに躍り出て、しかもIMDBでもかなり高評価の8.5!!しかし日本ではTOHO系列で上映していないのが大きいのかまだフィルマークスさんでも400人くらいしかマークされていない・・・。

みんなもっとインド映画観ようよ!!!!!

とりあえずはまだ前作『バーフバリ 伝説の誕生』を観ていないので、そちらを急いで鑑賞したいところです!!!!

※伝説誕生も観ました!

王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

 

 


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