カテゴリー
か行

キムタクVSニノの演技バトル!映画『検察側の罪人』ネタバレ&感想

一線を、超える。

正直、キムタクかぁ、と思いつつも予告編を観て、酒向芳さんのピエロのような怪しげな見た目とキャラのインパクトに惹かれ二宮君も嫌いじゃないしと劇場へ足を運びました。

キムタクの映画は『無限の住人』以来ですねー。その時はボッコボコ(物理)にされてたけど今作はどうなのか・・・

不死身の男がボコられる!映画『無限の住人』感想&ネタバレ

パンフはこんな感じ。

赤と白と黒のシンプルなデザイン、46Pとかなり分厚い!!税抜き760円です。監督のインタビューやキャスト陣のコメントだけでなくスタッフさんのコメントも充実している印象。

 

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】原田眞人
【原作】雫井脩介
【製作】市川南
【共同製作】藤島ジュリーK.
【エグゼクティブプロデューサー】山内章弘
【企画/プロデュース】臼井央
【プロデューサー】佐藤善宏、西野智也
【撮影】柴主高秀
【編集】原田遊人
【美術】福澤勝広
【装飾】籠尾和人、高橋光、岩井健志
【照明】大坂章夫
【録音】矢野正人、鶴巻人
【VFXスーパーバイザー】オダイッセイ
【衣装】宮本まさ江
【出演([]内は役名)】

  • 木村拓哉[最上毅]
  • 二宮和也[沖野啓一郎]
  • 吉高由里子[橘沙穂]
  • 松重豊[諏訪部利成]
  • 平岳大[丹野和樹]
  • 大倉孝二[弓岡嗣朗]
  • 八嶋智人[小田島誠司]
  • 酒向芳[松倉重生]
  • 音尾琢真[千鳥]
  • 大場泰正[前川直之]
  • 谷田歩[青戸公成]
  • 矢島健一[高島進]
  • キムラ緑子[桜子]
  • 芦名星[運び屋の女]
  • 山崎紘菜[最上奈々子]
  • 東風万智子[丹野よしこ]
  • 山崎努[白川雄馬]

【公開日(日本)】2018年8月24日
【上映時間】123分
【配給】東宝
【映倫区分】G
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することになった、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、駆け出しの検事・沖野。やがて、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男の存在が浮上し、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。最上を師と仰ぐ沖野も取り調べに力を入れるが、松倉は否認を続け、手ごたえがない。沖野は次第に、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、最上の方針に疑問を抱き始める。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.7/5.0

掴みは悪くないんですけど・・・全体的にまとまりがない映画でした。

テーマが多すぎてとっちらかってるんですよね。

オープニングからキムタク扮する最上の講義を聞く二宮君(沖野)の場面で、沖野は最上を検事として尊敬(崇拝)している・・・という二人の関係性が描かれます。

この、最上と沖野の検事としての二人の男が己の正義を挟んで対立関係になっていく。

最上検事は幼馴染的な女の子を殺害した過去の事件で犯人として名前が挙がっていた松倉をいわゆる私怨から今回の事件でも追い詰めていきます(過去の事件では有罪に出来なかったけど、松倉が犯人だった)。しかし今回の事件の犯人は弓岡という男。つまり松倉は冤罪という形になります。

どうしても松倉を罰したい最上検事は、弓岡が捕まる前に接触し逃亡の手伝いをすると持ち掛けて殺してしまいます。今作の、「罪人」というのは最上検事の事なんだなー。という事が分かってきます。

この最上検事の怪しい行動に気付いた沖野検事は、彼の行動を信じたい。でも明らかにおかしい。尊敬する検事はおかしくなってしまったのか?自分はどうするべきなのか?正義を信じて尊敬する人に立ち向かっていくのか?そんな葛藤がこの話のメインの流れになって行きます。

しかし!!!!!

これ以外にも沢山の要素が散りばめられています。

例えば太平洋戦争の時に日本軍が行ったというインパール作戦。この時に参加していた兵士同士が親族にいるという設定が、最上検事と諏訪部の間にあるのですが・・・

正直この設定、いる?

パンフを読むと監督オリジナルの追加設定ぽかったので、なかった方が良かったよなぁ。と思いました。せっかくの本筋の問題がくらむというか。とっちらかった印象になってる原因の一つがこれ。

それからもう一つ。

吉高由里子扮する橘さんの設定。

彼女は、実は小説家で面白いネタを掴むために試験を受けて潜入している・・・というぶっとんだ設定なのですが。その彼女の正体がバレるタイミングというのが、最上検事の行動が皆に怪しまれ始めた頃。最上検事が自分に向いた目を逸らさせるために彼女の正体をバラすんですよね。

正直、せっかくの彼女の設定も「そのためだけに」用意されたような感じがして、残念でした・・・。橘と沖野の恋愛関係も唐突だったし、バレてからの二人の関係の描写も薄く感じました。

あと、このタイトルなのに

法廷シーンすっ飛ばしってどうなんですか?????

まとめ

もんのすごくディスりまくりですけども(笑)

このタイトルも好きですし「罪人」とは誰なのか、正義とは何なのか、と考えさせるテーマも好きなんですけどね!!!オチもそんなに嫌いじゃなかった、ただそれを活かせてない感がすごい。

あとキムタクはこういうアンニュイというか、格好良いだけじゃないキャラクターの路線で行くのかな今後。演技力の問われる路線だと思うので頑張って行って欲しいです。

ニノはもう少しこうなんか、静かな役がいいなぁ。ニノがキムタクを食ってた、という感想も見かけましたが、ちびぞう的にはそんなに食ってる感じもなかったです。

 

アッ!あと酒向さんの怪演よかったですよ!!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
ら行

勝手に性転換された女(男)の復讐劇。映画『レディ・ガイ』ネタバレ&感想

俺はあの頃、復讐だけを考えていた―――

『バイオ・ハザード』『ワイルド・スピード』シリーズのレティで知られている、ミシェル・ロドリゲスの主演作!!!ちびぞうの大好きな女優さんです!!

しかも!!まさかの!!

元男の女が主役!という奇想天外なお話です!!!

どういうこと???と思うかもしれませんが、かいつまんで内容を言えば

殺し屋やってたら襲われて、目が覚めたら性転換手術で女に改造されてたよー!

ってことらしいです。気になる人はレンタル屋にGO!

この監督の作品は一つも観た事がないんですけど、いつも男らしい作品を撮ってる方っぽいですねー。これの一つ前の『バレット』という作品はワイスピシリーズで大好きなハン役のサン・カンが出ているらしいので・・・観てみたいですね!!

ギャガさんの公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】The Assignment
【制作国】アメリカ
【監督】ウォルター・ヒル
【脚本/原案】ウォルター・ヒル、デニス・ハミル
【製作】サイード・ベン・サイード、ミヒェル・メルクト、ハーベイ・カーン
【撮影】ジェームズ・リストン
【美術】レネ・リード
【衣装】エレン・アンダーソン
【編集】フィリップ・ノーデン
【音楽】ラネイ・ショックニー、ジョルジオ・モロダー
【出演([]内は役名)】

  • ミシェル・ロドリゲス[フランク・キッチン]
  • トニー・シャルーブ[Dr.ガレン]
  • アンソニー・ラパリア[オネスト・ジョン]
  • ケイトリン・ジェラード[ジョニー]
  • シガニー・ウィーバー[Dr.レイチェル・ジェーン]

【公開日(日本)】2018年1月6日
【上映時間】96分
【配給】ギャガ・プラス
【映倫区分】R15+
【IMDB】4/6/10.0  (およそ4,830人の評価)

【あらすじ】

銃撃戦によって意識を失った凄腕の殺し屋フランク・キッチンは、見知らぬベッドの上で目が覚める。全身に巻かれた包帯を取り去り、鏡を見たフランクは、自分の姿がまぎれもない女に変貌していたことに驚愕する。フランクは正体不明の女性医師によって性転換手術を強行されており、しかも、それが医師のフランクへの復讐を意味しているという。大切なものを奪われたフランクもまた、自身の姿を男から女に変えた者への復讐を開始する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆1.8/5.0

きっ・・・期待外れ!!!!!

うーんすいませんすいません、正直言って面白くないです!!!

これ、多分ロバート・ロドリゲス監督が撮った方が面白くなったんじゃない????ねぇ??そう思うよね???トレホさんも使ってさ・・・

この突拍子もないあらすじから想像するのは、若干下品な下ネタと、ブラックジョークが飛び交う超絶クールなアクション映画だと思うんですよ。あとエロ
ロドリゲスの兄貴がガンガン口汚く台詞を飛ばしながらかっこよーーーーく戦う!!みたいな。

でもそういうんじゃないんですこれ・・・

比率がおかしいんです・・・

どちらかと言えばミシェル・ロドリゲスは看板役で、真の主役はシガニー・ウィーバー扮するDr.ジェーンかなって思うくらい、医師のシークエンスが多いんですよ。

こんなはずじゃなかったのにーーーーーってきっと誰しも思うはず。。。

そもそも、最初に出てくるフランク・キッチン(男)の部分もミシェル・ロドリゲスが演じてるんですよ(笑)その時点でもう、申し訳ないんですけど女性にしか見えないんですよ・・・。
最初から女性にしか見えなかったら、整形後の女の姿も映えないし、微妙ですよねぇ・・・。

えぇっ!このシーンもあなたか!と思ったのは私だけではないはず(笑)

男性バージョン↑

キャプテン・アメリカのムキムキになる前のシーンも本人が演じていてCGとか代役でヒョロヒョロにしてたみたいなんですけどあれも若干違和感ありましたよね。でもそんなもんじゃないです。違和感しかないっていうか、ミシェル・ロドリゲスにしか見えないですから。

ひー褒めるところがなくて残念!!
完璧な性転換手術なのに声も全く変わらないのも気になりますし・・・あと、なぜか

ロドリゲスさんに全く似合っていないブロンドのヅラ姿↓を披露されて、そこもファンとして辛かったですね・・・

ストーリーも・・・???

フランク・キッチンを性転換させた医師が色々と小難しいことを言ってるんですけど、結局は自分の弟を殺されたことの復讐してるだけじゃんと思ってしまうんですよね。

映画の構成的に「この話は実はこの医師の妄想で、フランク・キッチンなんて存在しないのでは?」みたいに思わせる(ミスリードさせる?)感じなんですけど、だったら何?と思ってしまうし、なんというか何もかもが上手く機能していない感じがするんですよ・・・。

フランクが女性になる前に関係を持った女性看護師とも、女性になった後も恋愛関係になるんですけど、そこの描かれ方も薄かったし、結局は彼女が裏切っていたせいでフランクは性転換された!という事実が分かってもただ別れるだけだし・・・
せっかく特殊な愛を育んだんだから、その後もなんやかんやあってよりを戻したりして欲しかったなーーー。と思うわけです。

ちびぞう的には、せっかく「元々は男だったのに性転換で女にされてしまった!」という滅茶苦茶な設定があるんだからそれを活かした場面(女になって困ったあるあるとか)がもっと沢山観たかったですね・・・。

まとめ

女医師の場面がすごく多めなので、ゴリゴリのアクションシーンもなければグロもエロも薄く、そのわりにストーリーも薄くてせっかくの設定が活かしきれてない感じが残念すぎました。

B級っぽく攻めるならばそれはそれでツッコミ満載にして逆に楽しくさせるとかもあると思うんですけど、ネタにもならない感じが悲しい・・・。

正直これは映画館で観なくて良かったです。

ロドリゲスファンの方だけレンタルしたらいいと思います!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
画像引用元:映画.com

カテゴリー
ら行

美しき、国家の武器。映画『レッド・スパロー』ネタバレなし感想

「”スパロー”と呼ばれてる―――それが、彼女だ」

『ハンガーゲーム』シリーズや『パッセンジャー』などに出演しているジェニファー・ローレンス主演!!ちびぞうは彼女のファンなので、彼女が女スパイ役になると知り、ワクワクしながら劇場へ足を運びました(*’ω’*)

目覚めたらひとりぼっち!映画『パッセンジャー』ネタバレ&感想

ダブル主演の相手役は、ジョエル・エガートン!そこまで美形というわけではないんですけども、不思議な男らしい魅力があってちびぞう母はお気に入りだそうで!(笑)

ちなみに『ザ・ギフト』の主演と監督を務めていた才能あふれる役者さんでもあります!

戦慄の贈り物。映画『ザ・ギフト』ネタバレ&感想

パンフはこんな感じ!

大きめ縦長サイズで、めちゃめちゃ反射するテッカテカの表紙!
男性越しにこちらを見てくるジェニファーの鋭い眼光!!たまりませんね!!!

中は赤と白を基調にしたデザインがとってもオシャレ!なんですが、24Pで税抜き667円はちょっと寂しい・・・しかも写真のみのページも結構多くて(;;)もう少し安くして欲しかった・・・。

【映画情報】

【原題】Red Sparrow
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】ジャスティン・ヘイス
【原作】ジェイソン・マシューズ「レッド・スパロー(ハヤカワ文庫)」
【製作】ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、デヴィッド・レティ、スティーヴン・ザイリアン
【製作総指揮】メアリー・マクラグレン、ギャレット・バッシュ
【撮影監督】ジョー・ウィレムズ
【編集】アラン・エドワード・ベル
【プロダクション・デザイナー】マリア・ジャー・コヴィク
【衣装デザイナー】トリッシュ・サマービル
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[ドミニカ・エゴロワ]

  • ジョエル・エガートン[ネイト・ナッシュ]

  • マティアス・スーナールツ[ワーニャ・エゴロフ]

  • シャーロット・ランプリング[監督官]

  • ジェレミー・アイアンズ[コルチノイ]
  • メアリー=ルイーズ・パーカー[ステファニー・ブーシェ]

【公開日(日本)】2018年3月30日
【上映時間】140分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】R15 +
【IMDB】6.8/10.0  (およそ33,000人の評価)

【あらすじ】

事故でバレリーナになる道を絶たれたドミニカは、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員となり、自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ「スパロー」になるための訓練を受ける。やがて組織の中で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密情報を探っていたCIA捜査官ナッシュに近づくというミッションを与えられる。接近したドミニカとナッシュは互いに惹かれあいながらも、それぞれのキャリアや忠誠心、国家の安全をかけてだまし合いを繰り広げていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレなしで!)】

☆3.9/5.0

すっごく面白かった!!!私これ大好きです!!!

元々、最近やっていたシャーリーズ・セロン主演の『アトミック・ブロンド』のような、アクションばりばり見せてくれる女スパイかっけぇーーー!!!系のモノかと思っていたんです!

美しすぎるスパイムービー!映画『アトミック・ブロンド』ネタバレ無し感想

でも全然違った・・・

想像を超えるボリューム満点のストーリー

ロシアというお国柄の抱える闇や、アメリカとの関係にスポットを当てた社会派ドラマでもあり、ドミニカという一人のバレリーナが女スパイとして過酷な人生に身を投じていくヒューマンドラマでもあり、敵対国であるアメリカのCIA捜査官と恋に落ちる切なすぎるラブロマンスだったり、二転三転する物語にハラハラドキドキが止まらないクライムサスペンスだったりする

非常に内容の濃いスパイ映画だったんです・・・!

プラス、彼女のアクション的な強さは、今回はありません。

なんせ、主人公ドミニカが入るスパイ養成所というのはいわゆる”ハニートラップ”をメインとした心理系スパイの養成所。戦闘訓練のシーンなんかほとんどなく、エロい映像を観させられたり、人前で裸になってあんなことやこんなことをさせられたりする場面がとっても!!!多い!!!出来たら親とは!観ない方がいい!

なので、いかに彼女が「人の心に入り込み操る能力」に長けているかどうか、というのが物語の非常に大きなポイントになってくるわけで、人を殺したり銃を撃ったりすることはさほど重要ではないんです!!

意外性も高い

敵国のCIAと恋仲になるのかな~~~?そしたら今度はアメリカ側につくのかな~~~?

という予想はあらすじ見ただけでも簡単につくんですが、そこからがね。例えば、あーもうこれは銃撃戦不可避!と思うと主人公の意外な決断により回避されたりとかね・・・

あーーーーーもうこれは無理だ殺される・・・!と思ったら主人公の意外な作戦で生き延びたりね。

それに反して、え??うそ?騙されていたのは私たち観客だったの??と不安にさせられたりとか、意外な展開、意外な選択肢、意外なオチ、みたいなのがどこどこ出てきます。二転三転、振り回されるけどそれこそがドミニカの実力なのね・・・!!

と最終的に納得してしまう。

ジェニファー・ローレンスの静かな熱量

彼女の瞳による演技が本当に素晴らしいです。怒り、悲しみ、絶望、ささやかな喜び、恋心、あまり表情豊かとはいえない彼女ですが、その些細な表情の変化がすっごく繊細で綺麗!!!美しい!!!

元々ちびぞうはジェニファー・ローレンスが大好きなので、彼女がおっしゃれなドレスに身を包んでクールにふるまってるだけでたまりません!!!となるんですけど、もうね、本当に鉄の女って感じの演技を見せていただきまして・・・素晴らしかったです。

そう!ドレス含む衣装やメイクにもぜひ注目していただきたい!大画面で!なので皆さん上映終了するまえに劇場に走りましょう!

まとめ

オチも好きだし、あと何気に養成所の監督官役をしているシャーロット・ランプリングが良い味出してますよー!!!『さざなみ』とかのイギリスの大物女優さんですね!

この人なんでこんな嫌な役ばっかりなの(笑)いや、好きだけど!

あー、一つ気になったのは、ロシア人の話なのにロシア人が演じてないところ・・・ロシア人同士で話してるのに英語・・・とかも地味に気になりますね。まぁこれは今更か。

そういった気になる点はほんとそれだけ。それ以外は完璧(*’ω’*)

エロいとかグロいとかそういったシーンもわりと多めだし、暗い話といえば暗い話なので、観てて辛くなる人はいるかもしれないですが・・・重めでも得るものの多い話だと思うので、うん。ちびぞうはオススメします!!!

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
は行

愛国者の日に起きた爆弾テロ。映画『パトリオット・デイ』ネタバレ&感想

犯人を見つける。他の人間にこんな事をする前に―――必ず見つけてやる

2013年4月15日(愛国者の日)にボストンマラソンで実際に起きた爆弾無差別テロを元に映画化した作品。

最近、こういう実話ベースでドキュメンタリーの枠を飛び越えてきたって感じの映画が増えてきましたねー。

主演は、『トランス・フォーマー』シリーズのマーク・ウォールバーグ。脇を固める俳優に『フットルース』『インビジブル』ケヴィン・ベーコン『トランスフォーマー』シリーズや『キングコング:髑髏島の巨神』ジョン・グッドマン『セッション』のJ.K.シモンズなどなど、本当に名優ばかり!!!!

これだけでも観る価値有り!ですよー。

【映画情報】

【原題】Patriots Day
【制作国】アメリカ
【監督】ピーター・バーグ
【脚本】ピーター・バーグ、マット・クック、ジョッシュ・ゼッツマー
【原案】ピーター・バーグ、マット・クック、ポール・タマシー、エリック・ジョンソン
【製作】スコット・ステューバー、ディラン・クラーク、マーク・ウォールバーグ、スティーブン・レビンソン、ハッチ・パーカー、ドロシー・オーフィエロ、マイケル・ラデュツキー
【製作総指揮】エリック・ジョンソン、ポール・タマシー、ニコラス・ネスビット
ダン・ウィルソン、ジョン・ローガン・ピアソン、ルイス・G・フリードマン
【撮影】トビアス・シュリッスラー
【美術】トム・ダフィールド
【衣装】バージニア・B・ジョンソン
【編集】コルビー・パーカー・Jr.、ガブリエル・フレミング
【音楽】トレント・レズナー、アティカス・ロス
【出演([]内は役名)】

  • マーク・ウォールバーグ[トミー・サンダース]
  • ケヴィン・ベーコン[リック・デローリエ]
  • ジョン・グッドマン[エド・デイヴィス]
  • J.K.シモンズ[ジェフ・ピュリジーズ]
  • ミシェル・モナハン[キャロル・サンダース]
  • アレックス・ウルフ[ジョハル・ツァルナエフ]
  • セモ・メリキッゼ[タメルラン・ツァルナエフ]
  • ジェイク・ピッキング[ショーン・コリア―]
  • ジミー・O・ヤン[ダン・マン]
  • レイチェル・ブロズナハン[ジェシカ・ケンスキー]
  • クリストファー・オシェイ[パトリック・ダウンズ]
  • メリッサ・ブノワ[キャサリン・ラッセル]
  • ジェームズ・コルビー[ビリー・エヴァンス]
  • マイケル・ビーチ[デヴァル・パトリック]
  • ヴィンセント・カラトーラ[トーマス・メニーニ]

【公開日(日本)】2017年6月9日
【上映時間】133分
【配給】キノフィルムズ
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.4/10.0  (およそ63,010人の評価)

【あらすじ】

13年4月15日。ボストン警察の殺人課に所属する刑事トミーは、 「愛国者の日(パトリオット・デイ)」に毎年開催されるボストンマラソンの警備にあたっていた。50万人の観衆で会場が埋め尽くされる中、トミーの背後で突如として大規模な爆発が発生。トミーらボストン警察の面々は事態を把握できないまま、必死の救護活動を行なう。そんな中、現場に到着したFBI捜査官リックは、事件をテロと断定。捜査はFBIの管轄になるが、犯人に対し激しい怒りを抱えるトミーは、病院に収容された負傷者たちから丁寧に話を聞いてまわる。やがて、監視カメラに映っていた「黒い帽子の男」と「白い帽子の男」が容疑者として浮かび上がる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレあるかも?)】

☆2.5/5.0

観てから感想を書くまでにしばらく置いておいたら、だいぶ記憶が薄れてきてしまいました・・・。記憶が薄れてしまう、と言うのはまぁつまりそんなに心に残らなかったってことなんですけどね・・・。別に面白くなかったわけではないんだけどなぁ。

臨場感はわりとある!

クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』やキャスリン・ビグロー監督の『デトロイト』ほどではないですが、オープニングから

ーーーー午後10時16分 ○○家ーーーー
老人ホームで看護する妻と旦那の夜。老人からネックレスをもらったと嬉しそうに話す妻。
論文を書いている旦那。明日は二人で休みだからマラソンに出なきゃという妻。サッカーを観たい夫。

ーーーーー午後11:28ーーーーーー
マサチューセッツ大学。ロボット工学の研究室?犬のロボット。警備員も学生と仲良さそう。特にアジア系の女の子と良い感じっぽい。

ーーーーー午後0:55ーーーーー
トニー・サンダース(マーク・ウォールバーグ)の家。
家に帰ってくる主人公。部屋から出てってと言われてソファで寝るトニー。家庭内別居中?野球カードを観ながら酒を飲むトニー

◆2013(土曜)愛国者の日

ーーーーー午前7時ーーーーーー

マラソン開始三時間前。アジア系の男の子がテレビ電話で車を自慢している。それからマラソンの準備?

ーーーーーー午前7:8ーーーーーーーー
ツェルナフの家。イスラム系の家庭?息子が危ない動画(テロリスト?)を見てる。

このような感じで日にちと時間が表示され、事件当日の朝の様子から犯人が捕まるまでの102時間までをリアルタイムではないんですがそれに近い感覚で追うことが出来る仕組みになっています。

信じるものが違うだけという難しさ

いわゆる宗教観の違いというやつですね。

宗教的な事で争うことがほとんどない日本では、自分の信じるものと違うものを信じている人と揉めるってどんな感じなんだろうってちびぞうは思います。全く、身近でないテーマです。

どんな家庭環境の中で育ってきたのか、という事だけでも結構人格には大きな影響を及ぼすと思うんですが、それが宗教も絡んでくると余計に根深い問題へと広がっていくんだなぁ。という当たり前のことしか言えない。

今回、犯人だったイスラム系の男性の奥さんは、何か知っていることを話せと警察に言われても、決してその瞳を濁らせず真っすぐな瞳で「ムスリムの妻は戦い、服従する。美しい無償の愛を2つの主人に喜んで捧げる」と答えるんですよね・・・。彼らが何を信じ何と戦っているのか、という歴史的なそして宗教的な背景を理解していないと、今作の伝えたいものというのは伝わらないかもしれません。

まとめ

今作の背景を何も知らない、というのも楽しめなかった要因の一つなのかな。
ちびぞうは、最近のこういうドキュメンタリーの枠を超えてきた「壮大なザ・世界仰天ニュース」の再現VTRみたいな映画がちょっと苦手なところがあるんですよね。

特に、ラストで実在の人の写真を載せたりインタビューを載せたりするのがなぁ・・・ドキュメンタリーと映画の境目があいまいになってきそうというか。
映画なら、脚色するその監督の色みたいなものが出て、その事件をよく知らない人でも楽しめる「エンターテイメント」にはなっていないといけないかなって思うんです。

今作は群像劇もあって、ドラマチックな展開もあって、面白くないわけではない。だけどガス監督の『エレファントを崇拝しているちびぞう的には、もーーーー少しなんというか監督の色味のようなものが欲しかったかな、と思いました。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
画像引用元:映画.com

カテゴリー
た行

ジョニデ×アンジー二大共演!『ツーリスト』映画ネタバレ&感想

「君とキスしたことは後悔していない」

高校のころ『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』でファンになって以来、ジョニデ狂いだったちびぞうですが(頑張って英語でファンレターも書いたよ!返事はない!)、パイレーツの爆発的ヒットによりジョニーの知名度が上がると共に次第に心が冷めていき・・・(それでもPOTC1は劇場で7回観た)

不思議なものですね。「応援していた人が有名になると冷めてしまう心理」に名前はないんでしょうか(単にちびぞうの心が狭いだけ説)

近年のジョニーの映画は不作続きで・・・このツーリストのころはまだ劇場で追いかけよう!という気もあったんですけどね。『チャーリー・モルデカイ』辺りでだいぶガッカリしてしまいました。なんとか盛り返して欲しいところだけどなぁ。
昔からジョニーは「面白い作品に出よう」とか「俳優として成功しよう」みたいな気がなさそうなので、難しいなぁ~(稼ぐと言う意味では成功してるかもしれませんが、あんまり演技力を評価される人ではない)。

脱線した!!!

当時、「二大スター共演!!」のアオリで宣伝されていましたが、ちびぞうは特にアンジーが好きではないので・・・そこまで興奮した記憶もなく。確か、観てみたらポール・ベタニ―が出ていたので脳内で拍手喝采、二人が同じスクリーンに映っていることにニヤニヤしまくり「ジョニデとポールの共演!これが私的二大スターの共演だ!!」と思った記憶があります(笑)

パンフはこんな感じ

表紙がちょっと変わった紙質なんですよね、マットではなくザラついた感じというか。オシャレ。値段は30P税込み600円。中開きのページもあったり、舞台になったヴェネチアのスポットが紹介されてるページがGOOD!

【映画情報】

【原題】The Tourist
【制作国】アメリカ/フランス
【監督/脚色】フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
【脚色】クリストファー・マッカリー、ジュリアン・フェロウズ
【製作】グレアム・キング、ティム・ヘッディングトン、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー、ジョナサン・グリックマン
【製作総指揮】ロイド・フィリップス、バーマン・ナラフィ、オリヴィエ・クールソン、ロン・ハルバーン
【撮影監督】ジョン・シールASC,ACS
【プロダクションデザイン】ジョン・ハットマン
【編集】ジョー・ハッシングA.C.E、パトリシア・ロンメル
【衣装デザイナー】コリーン・アトウッド
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • アンジェリーナ・ジョリー[エリーズ・クリフトン・ワード]

  • ジョニー・デップ[フランク・トゥーペロ]

  • ポール・ベタニ―[ジョン・アチソン警部]

  • ティモシー・ダルトン[ジョーンズ主任警部]

  • スティーブン・バーコフ[レジナルド・ショー]

  • ルーファス・シーウェル[英国人男性]

【公開日(日本)】2011年3月5日
【上映時間】103分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【映倫区分】G
【IMDB】6.0/10.0  (およそ195,000人の評価)

【あらすじ】

イタリアへ傷心旅行にやって来たアメリカ人のフランクは、ナゾの美女エリーズと運命的な出会いを果たす。しかし、彼女と恋に落ちたフランクは、いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.9/5.0

思ったよりは楽しめたかなー、という印象。

おおまかなストーリー

アレクサンダー・ピアースという国際指名手配されている金融犯罪者の男を捕まえるために、その恋人であるエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)を監視するロンドン警察。ピアースは彼女に連絡を取り、「僕の体格によく似た男を見つけて話しかけ、彼を(警察に)僕だと思わせるんだ」と手紙を出す。エリーズは言われた通り、列車で冴えない旅行者フランク(ジョニデ)に声をかける。

フランクとエリーズは二人で過ごすうち、お互い惹かれあっていく。

ロンドン警察、パリ警察、そしてピアースに金を盗まれたギャングも追って来る。

エリーズはフランクに、彼をピアースに仕立て上げるために近付いたと告白するが、フランクは彼女と出会ったことを後悔していないと言う。しかしエリーズはフランクを逃がそうとする。

実はエリーズはロンドン警察庁の刑事だったが、ピアースを追ううちに彼を愛すようになってしまい、停職処分になっていたのだ。

ラスト、ピアースと思わしき男を逮捕するが、実はその男はピアースが手配した替え玉であった。冴えないツーリストと思われていたフランクこそがアレクサンダー・ピアース本人だった―――というどんでん返しを迎えてお話は終わる。

感想まとめ

思ったよりは楽しめたんですが、残念な点も多かった。

追っ手から逃げるシーンがやたらとチャチいこと、これはチャチいというより、ジョニーの逃げる姿がまんま「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック船長だったんですよねー。演じ分けして欲しかったなぁ・・・。

それから「ラストに大どんでん返し」と聞いていたので大体オチが読めてしまったこと、そしてジョニーが生粋のアメリカンだというイメージが強い私にとっては、今回の彼の役にはどうにも入り込めず、そこも残念だった。。
更に言えば日本人で「英国人と米国人の違い」に敏感に反応出来る人は少ないはず。この映画はやはりネイティブが観てより楽しめる仕様になっているな と感じました。
これが日本人の悲しいところ。

まぁでも普通にエンタメとして楽しめる映画なので、深い事はあまり考えない方がいいかも。

役者陣が好きでなければ、映画館でなくても良いかもしれない、そんな作品でした。まる。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
わ行

ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想

誰か、コイツら止めてくれ!!

ワイスピ周回なう~のちびぞうです!!!

冒頭の文はキャッチコピーの中の一つなんですけど、笑いを誘いますね…。

はい、シリーズ4作目にして今作こそが真のワイスピ2なのではないかな!!という感じで、メインキャラが再集合!&新キャラも顔出しをしていますー!!!

本来ならば、×2のあとは×3東京ドリフトが来るんですけども、東京のやつは6作目(ユーロ)と7作目(スカイ)の間のお話なので、そのタイミングで観返したい、と思っています!!

ちびぞうはハンのファンですからね!!!(ソロじゃなくてサン・カン)

ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想

後々、『ワンダーウーマン』で人気を博すガル・ガドットもシリーズ初登場していますよ~~

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

【映画情報】

【原題】Fast & Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
【撮影】アミール・モクリ
【美術】アイダ・ランダム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、フレッド・ラスキン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ジョン・オーティス[カンポス]
  • ラズ・アロンソ[フェニックス]
  • ガル・ガドット[ジゼル]
  • テゴ・カルデロン[テゴ・レオ]
  • ドン・オマール[リコ・サントス]
  • サン・カン[ハン]
  • シェー・ウィガム[スタジアック捜査官]
  • ライザ・ラピラ[トリン捜査官]
  • ジャック・コンレイ[ペニング捜査官]

【公開日(日本)】2009年10月9日
【上映時間】107分
【配給】東宝東和
【前作】ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT
【次作】筋肉ハゲ参入!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ227,600人の評価)

【あらすじ】

トレーラー強奪事件の犯人として指名手配されたドミニクは、仲間と共にロサンゼルスから南米へと拠点を移し、輸送車からの強奪を繰り返していた。そんな折、ドミニクのもとに衝撃的な知らせが入り、復讐を誓ったドミニクは危険を覚悟でアメリカへ戻る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

2よりは面白いけど、レティ(ミシェル・ロドリゲス)が早々に離脱するのでテンションがガタ下がりします。

ついでにハン(サン・カン)も初登場していますが、序盤のドムとの会話で

ドム「一緒にいたらお前まで捕まっちまう。これからは別々に走ろうぜ」
ハン「じゃあ、東京のレースにでも出るかな」

完全にヤバいフラグを立てています(笑)やめて…東京いかんで…

ここでもテンションが大幅ダウン。

ちなみに今作を初めて観た時のちびぞうの感想は以下。

(ワイルド・スピード4 だけど時系列的には3)

うわぁあああい!!やっと会えたねドム&ブライアン!
そして愛しのミシェル・ロドリゲスぅうううう!!

前回の傷が全快する勢いでいつメンと再会できる今作。
東京DRIFTはこれより後の話のはずだけれども現実のワイスピ製作陣はもうドリフトを学んでいるので、カーアクションの随所にドリフトをねじ込んで来る、来るゥ!
もう「ニトロだけかよ」なんて言わせない!そんな声が聞こえてきそうですね。東京での修業は意義があったようです。

ここはハゲ増える?あ、まだか。
・・・御察しの通り4,5辺りはごっちゃになっちゃってます。
ミシェル・ロドリゲスのことで頭がいっぱいです。
でも少しずつ、ストーリーにも幅が出てきた感じがします。
観るごとに面白くなっていく、成長していく映画って感じで良いですね。

さりげなく東京ドリフトについて「前回の傷」と言っていますね(笑)

おおまかなストーリー

レティが死んだ!?そのきっかけになった麻薬組織をぶちのめして実行犯のフェニックスを痛めつけてやるぜ!!!

というドムさんの復讐劇がお話のメイン。

ブライアンはいつの間にか再び警察へ戻っています。

敵側の危険な美女(ガル・ガドット)がドムさんに言い寄ったりもしますがドムさんはレティを愛しているのでブレません!!

途中で、レティに潜入捜査をさせていたのがブライアンだと分かり仲良し二人がボコスカ喧嘩するシーンもあります。
しかし、レティはドムの為(彼を無罪にしてアメリカに帰すため)に自らその仕事を望んだという事実にブライアンを許すドム。

麻薬組織のボス、ブラガを逮捕出来たらドムを無罪にしてくれと頼むブライアンですが、結局裁判でドムは「一度の善行で過去の犯罪を帳消しには出来ない」と終身刑に。

そこから、刑務所へ搬送される途中で脱獄させるためブライアンが仲間と共に車両を襲う!というところから、直接メガマックスへ続く…そんな感じのお話でした。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアン、ドム、レティ、ミア、ハン、ジゼルと再集合、大集合!
  • しかし開始10分でハンはさようなら(ドムとは別々の道を歩く)
  • それと開始10分でレティもさようなら(突然の死)
  • 麻薬組織に復讐するよ!
  • レースが直線だけではなくなるよ!
  • ドリフトも使いまくりだよ!

こんな感じですね~。×2も×3もファミリーがそろわないので、正統派続編はMAXだって覚えていてもいいかもしれません。

それにしても、レティ至上主義のちびぞう的には、ここから寂しくなる…

ちびぞう的によかった!ポイント

  • ガソリンを運ぶタンクローリーを襲うオープニングシーンが1を踏襲していて、これこそがワイスピ2!!って感じがする本作!!
    興奮がたかまるぅ~
  • ハンさんのバック運転技術もカッコいいぃいいいいい!!!東京なんか行かずにずっとファミリーの一員でいて欲しかったです
  • ブライアンさんのパルクールもチラッと観れる。『フルスロットル』の片鱗が見えます
  • ジゼルに言い寄られたドムが女の好みを聞かれて答えるシーン

    「20%が天使で80%が悪魔、勝ち気で、度胸があって、人のいいところを見る目を持ってる。爪が汚れるのも気にせずエンジンをいじれる女」

    これ完全にレティですよねー!!っていうシーンが本当に大好きです。

まとめ

相変わらず車のことはよく分からないちびぞうですが、キャラが大好きなので楽しく観れました。

どうでもいい話ですがテレビ朝日バージョンを録画したやつを観たので吹き替えだったんですが、麻薬組織にいたカンポスってキャラの声優さんが若本さんだったんですよね…

もうその時点でこいつがラスボスって分かってしまうという(笑)

ブラガの正体が誰かわかんないところが話のミソだと思ったので、配役もうちょっと考えて欲しかったなーーー!!!という。

次回はメガマックス。ですが、レティがいないので面白さは7割減になりそうです。それでもハンが出るのでまた見返します。

ここまで読んで頂きありがとうございました!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
わ行

ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想

限界を突き抜けろ!!

今作は、『ワイルド・スピード』の二作目に当たります。時系列的にも二本目。

車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想

シリーズの主要キャラになっていくドムは前回のラストでメキシコに旅立ったりしたので出てきません。ドムがいないならば俺も俺も!という感じで妹ミアも恋人レティも出てきません。

ブライアンと、黒いハゲがメインです。
あとおまけでエヴァ・メンデスも出てます。

それなら、シリーズ的に観なくても良いのかな?と思ってしまいがちですが、そうではない!!!!

というのも、今作に登場するメインキャラの二人、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)とテズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス)の二人が5作目にあたる『ワイルド・スピードMEGAMAX』から再登場するんです!!!

なので、ファミリーを知る上では今作も外せないですよ!

【映画情報】

【原題】2 Fast 2 Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・シングルトン
【脚本】マイケル・ブランド、デレク・ハース
【原案】マイケル・ブランド、デレク・ハース、ゲイリー・スコット・トンプソン
【エグゼクティブ・プロデューサー】リー・R・メイズ
【製作】ニール・H・モリッツ
【撮影】マシュー・F・レオネッティ
【編集】ブルース・キャノン、ダラス・ピュエット
【音楽】デビッド・アーノルド
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―(ブリット)]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • エヴァ・メンデス[モニカ・フェンテス]
  • コール・ハウザー[カーター・ベローン]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • トム・バリー[ビルキンス捜査官]
  • ジェームズ・レマー[マークハム捜査官]
  • スーキー[デヴォン青木]
  • アマウリ―・ノラスコ[オレンジ・ジュリウス]
  • マイケル・イーリー[スラップ・ジャック]

【公開日(日本)】2003年8月23日
【上映時間】108分
【配給】UIP
【前作】車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想
【次作】ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
【IMDB】5.9/10.0  (およそ216,000人の評価)

【あらすじ】

マイアミ。警官の職を失ったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、ストリート・カー・レースで勝利して賞金を手にする。その直後、一斉取締まりで逮捕。しかしそれは、ブライアンを再び囮捜査の任務に就かせようとする警察の意図によるものだった。今回の標的は、貿易商という表の顔を持ちながら、実は国際的なマネー・ロンダリング組織のボスであるカーター(コール・ハウザー)。ブライアンは幼なじみの前科者、ピアース(タイリース)を相棒に指名。ピアースは、捜査が成功すれば前科記録を抹消するという約束で、協力を承諾する。やがて二人は、首尾よくカーターのドライバーとして雇われる。カーターの愛人を演じている囮捜査官のモニカ(エヴァ・メンデス)も加わり、ついに、汚れた金を運ぶ命令がカーターから下った。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.3/5.0

2 Fast 2 Furiousという原題がクールすぎる本作。

一番最初にこの映画を観た時のちびぞうの感想が以下です。

「相変わらずのニトロ。ストーリーは頭に入ってこない。
そしてドミニクがいない。いなくなって気付くドミニクの大切さ。
戻ってきてドム!!!!いやブライアン君がドムの元へ戻れ!!

正直全然内容覚えてないので、レビューってレベルのことが書けません。
デヴォン青木は見かけるとテンションが上がる女優さんの一人なのでちょっと嬉しかった。
次に期待!!!!!」

見返しましたが、相変わらず内容はあまり入ってこない…という感想は変わりませんでした(笑)

今回のおおまかなストーリーは映画.comさんのあらすじを観てもらえれば大丈夫なので特に書かなくても良いかぁ(やる気のなさがにじむ文章)。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ドムファミリーがいない
  • 舞台はマイアミである
  • 今回は黒いハゲ(ローマン・ピアース)とコンビを組む
  • 今回はエヴァ・メンデスと一緒に潜入捜査する
  • デヴォン青木がドピンクのAP1S 2000に乗っていてめちゃ可愛い

大体こんなところを押さえておけばオッケー!!!

まとめ

カーアクションの勢い、見せ場は前作よりも多くなっていますが、キャラの魅力が全体的にちょっと薄め。敵役にもいまいち魅力が感じられず、『トリプルX』ともごちゃごちゃになりそう…。

それから、何度も書いていますが、『シン・シティ』でちびぞうが惚れたデヴォン青木も登場していたりします。彼女も好き。
登場する女性たちが強くてカッコいい!というのもこのシリーズの魅力の一つですよね。

次作として作られたのは妻夫木くんの出ている『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』なんですが、話の時系列的に三作目になるのは四本目のMAXなので、次はそれを見返したいと思います。

関連記事

再起動へ向けて、映画『トリプルX &ネクストレベル』おさらいレビュー

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:IMDB

カテゴリー
わ行

車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想

十秒足らずの時間だけ―――俺は自由だ

2018年2月現在でシリーズ第10作目の制作も決まっているという長寿大ヒットシリーズの原点!!!伝説の始まりですね!!

ワイルド・スピードと言えば、ちびぞうがニュージーランドに滞在している時にちょうどワイスピ2が劇場で公開される、というタイミングでしてその時お世話になっていたホストファミリーのホストブラザー(確か14歳くらい)が「大好きなんだ!」と言って観に行っていたのを覚えています。

その子は車が、特に日本車が大好きで「スカイラインが一番好き」とよく話を聞かせてくれていたなぁ…部屋の壁や天井には車の雑誌から切り抜いた車の写真を隙間なく貼っていて…今でもこの映画のシリーズを観るたびに彼の事を思い出します(笑)

おっさんになった今も新作をワクワクしながら観に行ってるんだろうか。

脱線しましたね。

何の縁なのか、実は60歳を超えるちびぞうの母親もこのワイスピシリーズを大好きでありまして、新作が出る度に1から何度も見返している様子なので、今回ちびぞうも一緒にシリーズを見返しつつブログをしたためようかと思いましたー!

ちなみに現時点での最新作・ワイスピ/アイスブレイクの記事もあります。

ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想

【映画情報】

【原題】The Fast and the Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・コーエン
【脚本】ゲイリー・スコット・トンプソン、エリック・バーグクィスト、デビッド・エアー
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【製作総指揮】ダグ・クレイボーン、ジョン・ポーグ
【製作】ニール・H・モリッツ
【撮影】エリクソン・コア
【美術】ウォルドマー・カリノウスキー
【編集】ピーター・ホネス
【衣装デザイン】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【音楽】BT
【音楽監修】ゲイリー・ジョーンズ、ハッピー・ウォルターズ
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • リック・ユーン[ジョニー・トラン]
  • チャド・リンドバーグ[ジェシー]
  • ジョニー・ストロング[レオン]
  • マット・シュルツ[ヴィンス]
  • テッド・レビン[タナ―巡査部長]
  • ジャ・ルール[エドウィン]

【公開日(日本)】2001年10月20日
【上映時間】107分
【配給】UIP
【次作】ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ301,000人の評価)

【あらすじ】

ロサンゼルスを車で自在に走り回るドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、夜な夜なレースに挑んでくる連中を相手に、一度のレースで一万ドルを稼ぐ凄腕。そんな彼に、謎めいた男ブライアン(ポール・ウォーカー)がレースに挑むことになる。実はブライアンは、トラックの連続ジャック事件を極秘に追う警官だった。容疑者は腕の立つストリート・レーサーたちだったので、潜入捜査を行なっていたのだ。しかし、ドミニクと、チャイニーズ系のジョニー(リック・ユーン)がそれぞれ率いる二大組織の対立が高まりつつある中、ブライアンはドミニク、また彼の妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)との絆を深めていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

当時、見始めようと思ったときは「このシリーズも観ておくかぁ」と軽い気持ちで重たい尻を上げ観賞することにしたんですよねー。
カーアクションものは一切観てこなかったのでこういう系はサッパリわからない私でした(今も車のことはよくわかっていません)。

結局、重たい尻を上げて見始めた割には、この後しっかりユーロミッションまで観るし、しかも登場キャラクターの一人、ハンを大好きになるというミーハーっぷりを発揮しますが。

今見返すと、

ブライアン若い!!!
ドムも若い!!!
レティも若い!!!!

と大騒ぎすること間違いなし(笑)

オープニングの強盗シーンで、車がトラックの下を並走するアクションシーンがインパクトすごくてめっちゃカッコいいです!!!

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアンとドムの出会いが潜入捜査だったよ!
  • ブライアンとミアの出会いもあったよ!
  • ドムとレティはまだカップルっぽくないよ!
  • 敵対するのは中国系ギャングだよ!
  • ADHDの子がレースに負けたのに逃げ出しちゃうよ!
  • ハゲは一人だけ!分かりやすい!
  • ドムの親父のエピソードが印象的だよ!

大体これくらいのポイントを覚えておけば、1のことはバッチリですね。

ストーリーはありがちな潜入捜査モノ。

ストリートレースという賭け事が流行っている地元の不良たちグループが車両強盗とかもしていて、そこへ潜入捜査を始めたブライアンが次第に強盗グループのトップ”ドム”とファミリーの魅力(あと女)にほだされてしまう…という展開でわりとサクサク観れます。

後半、警官だと嘘がバレる前のポールとヴィンさんの仲の良さにほっこり。

最後はドムを逃がしてしまったことでブライアンは警官をクビになってしまった…というのが続編で語れらるんですけども…いいのかそれは(笑)

しっかし、ニトロね!!!ニトロというのは当時は爆発物をエンジンに仕込んでその爆発の威力で馬鹿みたいにスピードを上げるという感じのものだと思っていたんですが、今調べてみるとwikiさんには

「自動車等のエンジンに亜酸化窒素を送って一時的に出力を上げるシステムの俗称」

と書かれているのでそっちのことかもしれませんね。

どっちにしろ、毎回観るたびに「いいのあれ?あれさえ積んどけば速い!的な!金かけたもんだけが強い、みたいな今時の課金ゲ―みたいですね!!」と思ってしまうんですけどね(笑)
まぁ、ニトロを使って加速するのにも度胸やドライブテクが要るのかもしれませんが…ちびぞうのような素人にはよくわかりません。

まとめ

大好きなレティ(ミシェル・ロドリゲス)が本当にかっこよくて良かったー!ロザリオ・ドーソンと並んで大好きな女優さんです!!!

音楽もカッコいいし、車好きにはたまらない一本!!
この作品単品だけだとそこまで面白い!!!とはならないんですが、ここからシリーズを追いかけてどんどこと観ていくとブライアンがほだされたように、ドム率いるファミリーの魅力にハマっていくこと間違いなし…です。

ここから先もどんどんシリーズが出ていくと思うので、未見の方は早めに見返してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、次作である『ワイルド・スピードX2』にはドムもレティも登場しません…更に言えば3作目である『東京ドリフト』にはブライアンすら出ません(笑)

東京ドリフトは時系列的には6作目と7作目の間の話なので、今回は製作順ではなく、時間軸に沿って追いかけたいと思います!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:IMDB

カテゴリー
や行

負け犬たちの復讐劇!映画『予告犯』ネタバレなし感想

「明日の予告を 教えてやる―――。」

2015年に公開された本作。予告CMにホイホイされて劇場まで足を運びました!

今見返してみると相当キャストが豪華!ですね!

監督は『白雪姫殺人事件』などの中村義洋監督。

パンフレットはこんな感じ。

縦長A4くらいのサイズでモノクロ写真にピンク!可愛いですね。裏側はこんな感じ。

38Pで税抜き574円!お安め!劇中に出てきたキーワードの解説ページなども載っています(*’ω’*)

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】中村義洋
【脚本】林民夫
【企画・プロデュース】平野隆
【プロデュース】武田吉考
【撮影】相馬大輔
【美術】清水剛
【照明】佐藤浩太
【録音】松本昇和
【編集】松竹利郎
【音楽】大間々昴
【出演([]内は役名)】

  • 生田斗真[奥田宏明(ゲイツ)]

  • 戸田恵梨香[吉野絵里香]

  • 鈴木亮平[葛西智彦(カンサイ)]

  • 濱田岳[木村浩一(ノビタ)]

  • 荒川良々[寺原慎一(メタボ)]

  • 宅間孝行[岡本大毅]

  • 坂口健太郎[市川学]

  • 福山康平[ネルソン・カトー・リカルテ(ヒョロ)]

  • 窪田正孝[青山祐一]

  • 田中圭[公安部・北村]

  • 小松菜奈[ラーメン屋の娘・楓]

  • 滝藤賢一[IT会社社長・栗原]

  • 本田博太郎[加藤]

  • 小日向文世[衆議院議員・設楽木匡志]

【公開日(日本)】2015年6月6日
【上映時間】119分
【配給】東宝
【映倫区分】G
【IMDB】6.5/10.0  (およそ420人の評価)

【あらすじ】

ある日、動画サイトに新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、集団食中毒を起こした挙句に開き直った食品加工会社に火を放つと予告する。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は、その謎に包まれた予告犯「シンブンシ」の捜査を開始。シンブンシが単独犯ではなく複数犯であることを見抜く。やがて予告通り、食品加工会社の工場が放火される事件が発生。その後もシンブンシは、警察や法律で罰することのできない犯罪者たちへの制裁を次々と予告しては実行に移す。ついには政治家の殺人予告にまで至り、シンブンシの存在は社会現象を巻きおこしていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.8/5.0

「社会が裁けん悪者はわいが裁いたるで!」とデスノートの月ばりに歪んだ正義感で、人々を粛清していく予告犯。
そのやり方は、まず動画投稿サイトに「予告」の動画を上げ、その予告通りに「実行」した様子もまた動画にしてネットにアップするというもの。

最初は単独犯と思われていましたが、徐々に複数犯であるということが分かっていき、予告犯達を追う刑事(戸田恵梨香)のシークエンスと、犯人側のリーダー(生田斗真)のシークエンスが交互に描かれていきます。
そして少しずつ、”予告犯達”に隠された哀しい真実が明らかになっていく…という流れ。

ポイントは私刑という形で下される鉄槌を気持ち的に許せるかどうか…でしょうか。

この映画は、月くんのように人生順風満帆な天才高校生が振りかざす正義とはまた違うものがその背景にあるので、ぜひそこを観て頂きたい。

無難な脚本なのに涙が止まらない

正直この映画の脚本って、ものすごく無難だと思うんです。
登場人物が出揃った時点である程度の展開やオチは予測が出来てしまうし、終わり方も予測を裏切らない感じ。

だけど、だけど不思議と涙が止まらないんですよぉおおお・・・!!!!!
正直中盤あたりから泣けるポイントがちょいちょい出てきて、泣いた数を数えるのも億劫になってくる後半はずっと泣き通しでした。

ちびぞうの映画鑑賞時の3大ウィークポイント

「高齢者」
「社会のはみ出し者」
「ゲイや障害者などのマイノリティ」

の一つ「社会のはみ出し者」にひっかかってしまったのも大号泣の要因の一つですね。

決して自分に非があったわけではないのに社会の中でうまく生きていけず、はじき出されてしまう人達…。毎日毎日を無難に、一生懸命に生きているつもりでも、なぜか苦しい。誰かにこの苦しみを何とかして欲しい、助け出して欲しい、自分だって何かが出来るはず、だけどどう行動を起こしたらいいか分からない。そういうモヤモヤを抱えている人たち。

この映画の中にも、そういう人達が出てきて予告犯を支持する場面がありましたが、彼らが予告犯に寄せる期待のようなものに共感できる人は意外にも沢山いるのではないでしょうか。

生田さん演じる主人公の行動を(オチも含めて)よくよく考えてみると、実は全然社会のためとかそういうものではなく、単なるエゴから来るものなんだと思います。でも彼のエゴが起こした行動によって「世界的にも幸福度の低い日本という国」で生きる人々の抱える闇が浮き彫りになっていくのは面白いし、やるせない。きっと彼に影響されて人生に変化を起こそうと決意した人も少なくないと思います。
その周囲に与える影響に関して、似ても似つかないストーリーではあるけども、私の大好きな『嫌われ松子の一生』と似た構成だなぁと感じました。

ヒロインとの鏡像関係

戸田恵梨香は生田斗真と相反する思想の持ち主で、まるで光と闇のように2つの価値観がぶつかり合う場面が面白いです。
この世には、人生でくじけて底辺で生きていくしかない者もいれば、くじけず這い上がって輝く者もいる。どちらが正しいとかはもちろんないのだけど、違いのある者同士がもっと早くに出会ってお互い歩み寄ることが出来れば、もう少しラストが変わってきていたかもしれないと思うとうーんなんとも切ないですね!

「努力出来ただけマシなんだよ」という台詞がありましたが、その、努力出来る人と出来ない人との違いはどちらなんだろう。ちびぞうはどっちかと言えば努力出来ない側の人間なので、生田斗真のセリフには胸が痛みましたね。

まとめ

自分でも何が伝えたいのかいまいちよくわかってないですが…とにかく!!

この映画が持つのは社会を変えるだのなんだのって大げさなテーマじゃなく、誰しもが寄り添えるような身近なテーマだと思います。

興味のある人は一度試しに観てみて欲しいですね!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
は行

トム・クルーズが麻薬の運び屋に!映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』ネタバレ&感想

THE SKY IS NEVER THE LIMIT

トム・クルーズの映画は、ただただカッコいい正統派なアクション映画、というものよりも、悪党だったり悪役だったりする方が好き。

個人的に彼の演技力が一番輝いているのは1994年の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』だと思いますね。死体とダンスしながら笑うトムの、奇妙で耽美な演技が堪能できます!

それから2004年の『コラテラル』もお気に入り。殺し屋のトムの演技が素敵で、この作品は映画としても凄く面白い!音楽も良い。

そんなトムのアンチヒーロー的な姿が好きな私は、この映画も予告編ですっかり気に入ってしまった。逮捕されても無実で解放される麻薬・武器の運び屋なんて最強じゃん!!

パンフはこんな感じ。

横長デザイン、表紙はトムの顔だけ写真で他はイラストというお洒落な感じ。中も、クリーム色の紙に2色刷りがしてあってオシャレです。38Pで税抜き667円。

写真多め、実在したバリー・シールの人生をどんな風に脚色したか、劇中でバリーが移動していた国の空路地図なんかもイラスト付きで載っていてなかなか興味深い。

【映画情報】

【原題】American Made
【制作国】アメリカ
【監督】ダグ・リーマン
【脚本】ゲイリー・スピネッリ
【製作】ブライアン・グレイザー、ブライアン・オリバー、ダグ・ディヴィソン、キム・ロス、レイ・アンジェリク、タイラー・トンプソン
【製作総指揮】マイケル・プランク、ジョニー・リン、ゲイリー・スピネッリ、エリック・グリーンフェルド、パリス・カシドコスタス・ラティス、テリー・ドゥーガス、ブラント・アンダーセン、マイケル・フィンリー、マイケル・ベイシック、レイ・チェン、マルコス・テレシア、ジョシュア・スクラ
【撮影監督】セザール・シャローン
【プロダクション・デザイン】ダン・ヴェイル
【編集】アンドリュー・モンドシェイン
【衣装デザイン】ジェニー・ゲーリング
【音楽】クリストフ・ベック
【出演([]内は役名)】

  • トム・クルーズ[バリー・シール]

  • ドーナル・グリーソン[モンティ・”シェイファー”]

  • サラ・ライト・オルセン[ルーシー・シール]

  • ジェシー・プレモンス[ダウニング保安官]
  • ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ[JB]
  • ローラ・カーク[ジュディ・ダウニング]
  • ジェイマ・メイズ[デイナ・シボタ]
  • アレハンドロ・エッダ[ホルヘ・オチョア]
  • ベニート・マルティネス[ジェームズ・ランジェル]
  • E・ロジャー・ミッチェル[クレイグ・マッコール捜査官]

【公開日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】115分
【映倫区分】G
【配給】東宝東和
【IMDB】7.2/10.0  (およそ34000人の評価)

【あらすじ】

敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シールのもとに、ある日CIAのエージェントがやってくる。CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、バリーは麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。エージェントとしてホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをする破天荒な動きをするバリー。そんな彼にとんでもない危険が迫っていた……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

アメリカをはめた男、という副題が物議をかもしているようですね~。最終的には国の命令で麻薬王をハメようとして、「やつが裏切った!」と命を狙われる事になってしまう。助けを求めようとしてもCIAのシェイファーはとんずら・・・尻尾切りされる!その結果、彼はいつ殺されるかとビクつきながらの孤独な逃亡生活を余儀なくされ・・・という流れに

はめたんじゃなくて、はめられてるじゃん!

というツッコミを入れている人がほとんどでした(笑)

現実にいた人を元ネタにしている半伝記映画的な側面があるので、痛快!エンタメ!とはちょっと違った作品になっているんですよね。そこは予告編とちょっと違うって印象だったかな。

 

それでも私は、十分見応えあって面白かったと思いましたけどね!

元々はCIAの依頼で紛争地帯を低空飛行をして写真を撮る仕事だったのに、その腕を見初められて麻薬を運ぶことになったり、武器を運ぶことになったり。稼いだ金をマネーロンダリングする暇もないくらい忙しく、いくつも銀行を建てては預け建てては預け、それでもしまいきれないお金を庭に埋めたりガレージにしまったり。

沢山お金があっても悪いことして稼いでいたら決して幸せにはなれないんだという皮肉も込められていた気がした。

ただ、家族がなぁ・・・奥さんが異変に気付いて彼を止められなかったのかなぁと。バリー・シールという男は家族のためにはなんでもできる!ってくらい家族を愛していた男だったってパンフに書いてあったけど、奥さん側からの愛があんまり感じられなかったんですよね。

金さえあれば突然の(それこそ夜逃げのような)引っ越しでもいいのか!旦那の様子がおかしいことになぜ気付けないんだ!巻き込まれた子どもたちが可哀そうって感じでした。

どこまでが肉付けされたフィクション部分なのか分からないので、これは実際の奥さんに対する感想になってしまうのかもしれませんけどね(笑)

まとめ

トムの演技はなかなか良かった。やっぱり正統派イケメンの役よりも、ちょっと癖があるというか悪役の方が好感が持てる!

たまたま、ハリポタ(ロンのお兄ちゃん)やアバウトタイムなどに出演していたドーナル・グリーソンが見れてラッキーだったし、他の役者さんではバリーの奥さんの”駄目な弟役”のケイレブさんも良い感じだった。ああいう人がそばにいると不安になる気持ちわかる・・・(笑)今後の活躍に期待(*’ω’*)

 

アメリカのCIAはこんな工作をしているんだ世界って恐ろしい、という部分でもなかなか興味深かったし面白かったなぁ。

ただ、エンタメ的な画面の面白さなどはそんなにないので、劇場で観なくても十分かなぁ・・・といった感じ。気になる方はぜひDVDでどうぞ!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ