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80年代風クリーチャー映画『ザ・ヴォイド 変異世界』ネタバレ&感想

奈落が開かれる―――

どうもこんにちは、ちびぞうでっす!!!!

こちらも、GEOさん先行レンタルの作品。
何やら未知のクリーチャーに襲われる系の、古き良きSFホラーを踏襲した作品になっているようです。

R18と書かれていたり、R15 +と書かれていたりして映倫区分がどうなってるのかよく分かりませんが、ちびぞうの個人的な見解で言えば「なぜこれがR15+以上になるのか・・・」という感じ。

【映画情報】

【原題】The Void
【制作国】カナダ
【監督/脚本】ジェレミー・ギレスピー、スティーブン・コスタンスキ
【製作】ケイシー・ウォーカー、ジョナサン・ブロンフマン
【製作総指揮】トッド・ブラウン、デビッド・ワトソン、ジェームズ・ノーリー、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グレアム、ロス・M・ディナースタイン、ジェレミー・プラット、ミック・フォーシイ、ロン・モルナー
【撮影】サミー・イネイヤ
【美術】ヘンリー・フォン
【音楽】ブリッツ//ベルリン
【出演([]内は役名)】

  • アーロン・プール[ダニエル・カーター]
  • ダニエル・ファザーズ[父親]
  • キャスリーン・マンロー[アリソン・フレイサー]
  • エレン・ウォン[キム]
  • アート・ヒンドル[ミッシェル]
  • ケネス・ウェルシュ[リチャード・パウエル医師]

【公開日(日本)】2018年1月13日
【上映時間】90分
【配給】彩プロ
【IMDB】5.8/10.0  (およそ20,000人の評価)

【あらすじ】

保安官のダニエルは、深夜のパトロール中に発見した血まみれの男を病院に連れて行く。しかしその病院にいる人々は「人間ではない何か」に変身しようとしていた。そんな中、銃を持った中年男と斧を持った若者が病院に乱入。さらに大型ナイフを手にした白装束のカルト集団もやって来て、病院が包囲されてしまう。誰が敵で誰が味方なのかもわからないまま、ダニエルは生き残った人々を連れて脱出を図るが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆1.9/5.0

閉じられた病院、外には額に△の穴が開いてる白装束の集団、突然患者を襲い出す看護師、そして未知のクリーチャーに変貌する人々・・・そんな時に臨月の妊婦が苦しみだす!もう帝王切開するしか母子は助けられない!主人公の妻である女医は単身薬品室へ向かう・・・

武器を取りに外の車へ向かう主人公一行・・・しかし戻った時には、妻の姿はなかった。

この全ての怪異を巻き起こしたのは病院の院長で、カルト教団の教祖であり、闇の力を使いかつて亡くした娘を蘇らせようとしていた・・・!

(でもなんかその儀式で開いた異次元?に院長をタックルしたら解決したし蘇った娘クリーチャーも普通に倒されて平和になって終わる)

 

と、いう何の変哲もない(といっても話の核心に触れる部分は特に種明かしされない仕様なんですけど)よくある感じのホラー。

封鎖的な空間に追い込まれて人間同士で揉めたりなんだりって展開はゾンビ映画でもよく見る光景ですけどキャラクター同士のアツい物語があったりするわけではありません。

監督は70年代~80年代のホラーをリスペクトしていて、そのオマージュなどがふんだんに散りばめられた鋭意的な作品のようなんですが・・・。

いかんせん80年代っぽさが活かされきれてない・・・

「あーあるあるこんな感じのSFホラー」という感想を上回るものが特に何もないんですよね。

白装束のカルト教団はなんとなくKKK(実在する団体で白装束のカルト集団で有名だった)を思い起こさせるし、その額部分の布が△に切り抜かれていたり、儀式をする教祖の世界には大きな三角の山(ピラミッド?)があって、なんとなくイルミナティ(秘密結社)を連想させる感じ。。

で、別にそういうものと一切関係のない話なのかもしれませんが「意味深に演出しよう」という意図からそういったモチーフを安易に選んでる感じがどうしてもしてしまうんですよね。「どう?なんか恐ろしい秘密や謎が隠されているように見えるだろう?」って感じで。
本当に何も語る気がなく、意味深な部分を不可解な謎として残すなら、もう少しオリジナリティのあるカルト集団だったりマークだったりを考案してそれを採用すべきだったのかなと。

ぐちゃぐちゃになってるクリーチャーも、なんとなく画面が暗かったり点滅していたりで見辛い・・・。せっかくデザインしたんだから全部見せようよ!本当にそのデザインがクリーチャーとして成功してたなら真昼間に明るいところで観てもかっこよく見えたりするものだから!たぶん!
(H・R・ギーガー氏のエイリアンなんかフィギュアの状態でもかっこいいもんね)

と、いうわけで今作はちびぞうの中で佳作にもう一歩!といった感じの作品になりました。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

 


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