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メキシコ移民をヘッドショット!映画『ノー・エスケープ 自由への国境』ネタバレ&感想

正体不明の襲撃者。
水なし、武器なし、逃げ場なし。希望はあるか―――

大好きなガエルさんの映画なのでね、映画館で観ようと思ったんですけども、一緒に観に行く仲間の琴線に触れなかったようで、あえなくDVDでの鑑賞と相成りました。

どうも、ちびぞうです、こんにちは。

ガエルさんことガエル・ガルシア・ベルナルはもう昔っから好きな俳優さんでして。
今はポール・ダノが一番なので二番目に好きな俳優さんですかね。

彼はこう…キャリアを積んでいるわりにはあまり当たらない俳優さんというか…(ちびぞう的に)なんというか出演作にアクが強いものが多いんですよね(笑)
一番最後に観たのは『ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星』だったかなぁ…あれもいまいちだったなぁ。

えっ!今調べたら監督は『ゼロ・グラビティ』の人!?

→と思ったら違ったー!正しくはゼロ・グラビティを監督していたアルフォンソ・キュアロン監督の息子さんでした(笑)ゼログラ~では共同脚本を担当していたようです。七光りかぁ…

あ、公式サイトはこちらです。

【映画情報】

【原題】Desierto
【制作国】メキシコ/フランス
【監督/編集】ホナス・キュアロン
【脚本】ホナス・キュアロン、マテオ・ガルシア
【製作】ホナス・キュアロン、アルフォンソ・キュアロン、カルロス・キュアロン、アレックス・ガルシア、シャルル・ジリベール
【製作総指揮】デビッド・リンド、ガエル・ガルシア・ベルナル、ニコラス・セリス、サンティアゴ・ガルシア・ガルバン
【撮影】ダミアン・ガルシア
【美術】アレハンドロ・ガルシア
【音楽】ウッドキッド
【出演([]内は役名)】

  • ガエル・ガルシア・ベルナル[モイセス]
  • ジェフリー・ディーン・モーガン[サム]
  • アロンドラ・イダルゴ[アデラ]
  • ディエゴ・カターノ[メチャス]
  • マルコ・ペレス[ロボ]

【公開日(日本)】2017年5月5日
【上映時間】88分
【配給】アスミック・エース
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.0/10.0  (およそ7,000人の評価)

【あらすじ】

メキシコとアメリカの間に広がる砂漠の国境地帯を、モイセスら15人の不法移民たちが越えようとしていた。そこへ突如として銃弾が撃ち込まれ、仲間の1人が犠牲になってしまう。摂氏50度という過酷な状況の中、水分も武器も通信手段も持たない彼らは、生き残りをかけて壮絶な逃走劇を繰り広げる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆1.5/5.0

いやーこれは!!!!!なかなかに酷いですね!!!!(笑)

メキシコからアメリカへの砂漠のど真ん中の国境を越えたら頭のおかしいおじさんがライフルで狙撃してきてどんどん死んでいくよ!!!!おじさんの愛犬も襲ってきてどんどこ食べられちゃうよ!!!頑張って逃げてね!!でも車もないし圧倒的に不利!!あっという間に15人→3人→1人になって、最後は岩場でグルグルおいかけっこするよーーー。隙をついて背中から突き落とそうとしたら自分も落ちちゃってピンチだけどおっさんは足が折れたみたいだし落ちたライフル拾って形勢逆転!!!やったぜ!でもここで殺したらおっさんと同類になっちゃうからあえて放置するぜ。傷を負った女性のとこに戻って彼女を担いで人のいるところまで頑張ってあるくぞー!そろそろハイウェイだ!(完)

という映画でした。ほんとに。

これって、一体どういう目線で観ればいい映画なんですか???

アメリカへ不法入国するメキシコ移民と言えばトランプ大統領が壁作るぜ!なんて言ってたので記憶にも新しいというかまさにタイムリーな題材だと思うんですけど

それにしても雑すぎやしませんか?

え?移民ってこんな扱いされちゃうの?嘘でしょ?不法入国にしたってライフルでヘッドショットはそんな、ゾンビじゃないんだからさ…

というよく分からない気持ちで、「まぁきっとサイコなおっさんに狙われてしまって移民が大変だ!」という話なんだろうなとなんとなくは理解しつつ観たんですけど、特に面白くもなければ新しさもなく怖さもスリルもありません。移民するってこういう過酷さもあるよ!といったメッセージが隠されているのでしょうか…(いやぁさすがにそれは深読みかなぁ)

それでも、砂漠地帯で国境を超える事て人里まで辿り着くことの大変さはスナイパーがいなくてもよく分かるし、だからこそ警備も見張りもいないんでしょうね。そこに壁を作る無駄さ、とは…。

(↑なんとなく画像にも緊張感がありませんね)

どうにもネタ的に社会派ドラマなのかと脳は思ってしまうので、このどう考えても『SAW』じゃん的な展開について行けないんですよねー…ソウ思いません?なんつって(不適切な文章)そういえばこのDVDの宣伝にSAWの新作があった(笑)

 

無理やり良かったところをひねり出すなら、いつまで経っても老けない我らがガエルさんの演技を終始見られることと、タイトルバックが最初と最後に出てくるんですけどそれがカッコよかった点(まぁ、どう考えても『ゼロ・グラビティ』から影響受けてますけども)、砂漠の映像が素晴らしかったですね。

あとエンディング曲もかっこよかったなーと思ったので紹介します。

まぁ基本的にガッカリすること間違いなしですけども、ガエルさんファンは一度観ておいてください。

そういえば、ロンリエストプラネットが微妙だったと最初に書きましたが、これと似たような退屈感がありましたね。

それにしたって88分であの退屈感…

 

 


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画像引用元:映画.com

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元妻の恐ろしい復讐!映画『アンフォゲッタブル』ネタバレ&感想

愛が終わるとき、狂気は始まる――

サイコサスペンス?サイコスリラー?な気配のする今作。劇場公開はないようですね。

レンタル屋で「ロザリオ・ドーソン」の名前一点にのみ惹かれて借りてしまいました!!!!!!

ロザリオ・ドーソンは『シン・シティ』で一目惚れしてからほんとにほんとに大好きなんですちびぞうは(*´q`*)

公式サイトは海外のものならありますこちら

【映画情報】

【原題】Unforgettable
【制作国】アメリカ
【監督】デニース・ディ・ノビ
【脚本】デビッド・レスリー・ジョンソン、ラビ・D・メータ
【製作】デニース・ディ・ノビ、アリソン・グリーンスパン、ラビ・D・メータ
【製作総指揮】リン・ハリス
【撮影】ケイレブ・デシャネル
【美術】ネルソン・コーツ
【衣装】マリアン・トイ
【編集】フレデリック・トラバル
【音楽】トビー・チュウ
【出演([]内は役名)】

  • ロザリオ・ドーソン[ジュリア・バンクス]
  • キャサリン・ハイグル[テッサ・コノーバー]
  • ジェフ・スタルツ[デイヴィッド・コノーバー]
  • シェリル・ラッド[ヘレン/ラヴィ]
  • サラ・バーンズ[サラ]
  • ウィット二―・カミングス[アリ]
  • サイモン・カシアニデス[マイケル・バルガス]
  • イザベラ・カイ・ライス[リリー・コノーバー]
  • ロバート・レイ・ウィスダム[ポープ刑事]

【公開日(日本)】劇場未公開
【上映時間】100分
【配給】ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
【IMDB】5.0/10.0  (およそ7,800人の評価)

【あらすじ】

やり手編集者のジュリアは、過去にDV被害にあった男との接近禁止命令がまもなく解かれてしまうのを気にしていた。新しい恋人、デイヴィッドと”元妻テッサとの娘リリー”を引き取って幸せな結婚生活を始めようとしていた矢先、元妻であるテッサが不穏な動きを見せ始める…。

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

うぅーん、可もなく不可もなくなスリラー!

ロザリオ・ドーソン(ジュリア)が警察で事情聴取を受けているシーンから始まるのですが、どうやら自宅で男の死体が見つかったようで…刺したのはジュリア?という疑いの場面ですね。

しかし、蓋を開けてみれば、全部恋人の元奥さんが仕組んでいたよ!という話。

元妻(テッサ)が元旦那(デイヴィッド)の新しい恋人(ジュディ)に自分の娘ごと取られて(親権はパパにあるので当然なのですが)激おこになって、勝手に家に侵入して指輪や時計やパンティを盗むわ、パーティで見つけたスマホを勝手に持っていって中身を物色するわ、しかもジュディのフェイスブックページまで勝手に作って、接近禁止令の解けたDV男に勝手に連絡して「Fu*kしましょう」とか言って会う約束まで作るし…

そして調子に乗ったDV男がジュディに会ったら当然拒絶されて逆切れ、襲われそうになったところを太腿にナイフ突き付けて脱出!しかしそれを見守っていたテッサがやってきてDV男にとどめを刺すという…

女の恐ろしさここに極まれり!!!!

というやつです、ハイ。

ロザリオ・ドーソン好きなら堪らないエロチックさもありましてねぇ、ええ。

彼女の強気でカッコいい顔が好きなんですが、今作では珍しくビクビクしたり弱気に泣いちゃったりする珍しい(おそらく!)彼女が見れます!

 

この映画、地味に後味が悪い終わり方をしていて、そこはちょっぴり好き。

元妻テッサと娘リリーが過ごしている場面でちょくちょく、祖母が登場するんですが、このおばあちゃんがもう絵に描いたような神経質教育ママ!!テッサもそれ系なんですけど、おばあちゃんの方が更に毒親!って感じが強かったんですよね。

きっと、テッサの人格が色々とアレになってしまったのも、おばあちゃんの教育のせいもあったのかな…というなんともスッキリしない家庭事情が透けて見えます。(リリーが生まれる事や、デイヴィッドの仕事に関しても彼がテッサの元を離れないように裏で画策していたっぽいですしね)

そして物語は最後、デヴィッドがテッサの仕業だったと気付いてくれて、女同士の殴り合いバトル!をしたあとハッピーエンドを迎える…と見せかけて。

新しい家、新しい土地で再スタートを切った家族の元へ現れたのは、そう、リリーのおばあちゃん(テッサのママ)であった…というオチ(笑)

悪夢はまだまだ終わらないよ!!!!という、まぁありがちっちゃありがちなんですけども(笑)

ちゃんとデイヴィッドがテッサへの変わらない愛を証明してくれたのでちびぞうも溜飲が下がりましたとも。しかし、ただのハッピーエンドではつまらないよね?というところでちゃんとオチが待っていたので、まぁそれは良かったかなと。

可もなく不可もなくなんですけどね!主演二人の美しくて演技バトルは見応えあると思うので、興味ある方はぜひぜひ!

 

 

 


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画像引用元:IMDB

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看守と囚人ごっこで人は狂う。映画『プリズン・エクスペリメント』ネタバレ&感想

人はどこまで残酷になれるのか―――

わーーーーしまった!これまたもアレか!スタンフォード監獄実験のやつか!

『少年は残酷な弓を射る』でファンになったエズラ・ミラーくん(最近は『ジャスティス・リーグ』のフラッシュにも大抜擢されましたね!!)に釣られて大してあらすじも読まず、

「ほうー心理実験のアルバイトね、面白そう!」

と借りてしまいました…が。

これアレです。超有名な2002年のドイツ映画『エス -es-』と同じ、実際にあった「学生を囚人と看守役に分けて2週間完璧に演じさせてみたらどういう心理的変化が起きるのか」というスタンフォード大学の心理実験を元ネタにした映画であります。エスのリメイク版はすでに『エクスペリメント』というタイトルの映画がありまして、「まぁ観たしいいか」とスルーしていたんですけども。

今作は別にリメイクというわけではなく、元ネタが同じ、ということですね。
しまったなぁ、知ってたら多分借りなかったのにな…(笑)

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】The Stanford Prison Experiment
【制作国】アメリカ
【監督】カイル・パトリック・アルバレス
【脚本】ティム・タルボット
【原作】フィリップ・ジンバルドー
【製作】ローレン・ブラットマン、ブレント・エメリー、リジー・フリードマン、カレン・ローダー、グレッグ・リトル
【製作総指揮】ケイティ・リアリー、ボブ・リアリー、ブライアン・ジェラティ
【撮影】ジャス・シェルトン
【美術】ゲイリー・バルボサ
【編集】フェルナンド・コリンズ
【音楽】アンドリュー・ヒューイット
【出演([]内は役名)】

  • ビリー・クラダップ[フィリップ・ジンバルドー]
  • マイケル・アンガラノ[クリストファー・アーチャー]
  • エズラ・ミラー[ダニエル/8612番]
  • タイ・シェリダン[ピーター/819番]
  • オリビア・サールビー[クリスティーナ]
  • ネイサン・エリス[ジェシー・フレッチャー]
  • トーマス・マン[416番]
  • キー・ホン・リー[3401番]

【公開日(日本)】2017年7月19日
【上映時間】122分
【配給】AMGエンタテインメント
【IMDB】6.9/10.0  (およそ25,600人の評価)

【あらすじ】

1971年8月。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授は、夏休み中の校舎を利用してある実験を開始する。その内容は、被験者として集めた18人の男子学生たちをそれぞれ9人ずつ看守役と囚人役に分けて刑務所生活を再現し、「立場」や「役割」が人に与える影響を調べるというもの。被験者たちの行動は次第にエスカレートしはじめ暴力が横行するようになるが、教授はスタッフの制止もきかず実験続行を命じる。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

うーん。映画の面白さというより、これも題材の興味深さが勝ってますね。

しかも、同じ元ネタの映画をすでに観てしまっているので、驚きも特になく。基本的にエスと比較しながら観る形になってしまいました。

エスでは確か、エスカレートした看守の暴力がいきすぎて死人が出るところまで行ってしまった感じだったかな?看守役が囚人役に尿をかける、という衝撃的なシーンが非常に記憶に残っておりまして…(笑)映画を観ていて初めてちびぞうがモザイク無しの男性器を確認したのも同作品だったように思います(笑)

それと比べますと…内容は柔らかくなっていますね。今作は、肝心の看守の暴力性が顔を出すまでが早いので実験のせいなのか元々のその人の性格なのかあやふや(一応看守役と囚人約はサイコロでランダムに選ばれるけど)、しかもその暴力性の内容はぬるい(あくまでもエスと比べ)感じになっています。途中で退場も出来るし、さすがに死人は出ませんよ!

まぁ、ベッドメイクを何十回もやり直しさせられたり、理不尽に罰を与えられたりとストレスフルな扱いを囚人が受けているのは間違いなく、観ていて気持ちの良い作品ではないので注意が必要です。

今作は囚人と看守のやりとりだけでなく、この実験を行っている教授本人も「実験に飲み込まれている」という描写があったのが良かった。そして途中でその事実に気付き、「この実験はもう終わりだ」と言いに行くシーンで終わっているのもホッとします。

しかし、本当に恐ろしいなと思ったのは教授が「この実験は終わりだ」と告げても、みんなピンと来てない顔をするところ。そこで教授は「この刑務所は閉鎖する。君たちは自由だ」と言葉を変える。そうするとようやく皆は安堵の表情を浮かべるわけです。

設定に心の底からはまり込んでしまって、現実と虚構の違いが分からなくなってくる…。「役割」が人へもたらす影響力の大きさが垣間見えて、恐ろしくなりました。

逆に言えば、人は思い込むことでいくらでも違う自分になれる…という事なのかな。

今回はこれがマイナスに働く実験でしたが、プラスに働く効果もきっとあるはず。
そんな風に考えないと、怖すぎます。

ちなみにエズラ・ミラーくんは相変わらずいい演技をしていました。

でもちょっと声が特殊で耳に障る感じだったかな…。あんまり叫んでほしくない(笑)

 

 


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画像引用元:映画.com

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その名を口にすると死!映画『バイバイマン』ネタバレ&感想

考えるな。言うな。考えるな。言うな。考えるな。言うな。

原作はノンフィクション、という話を聞いてビックリしたんですが、特にそういう事件があったとか元ネタがハッキリしているわけではなさそうです。

このバイキンマンを彷彿とさせるネーミングはさておき、この「特定の言葉を見聞きする、言葉にして発すると死が訪れる」という設定に惹かれてレンタルしました・・・。

日本のネット界隈でも、口にして発すると死ぬ、みたいな言葉ってありますよねー。こういうのって全く無関係の人が無差別に理不尽に巻き込まれる恐怖があって(中には意図的に巻き込まれる場合もある)興味深いです!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】The Bye Bye Man
【制作国】アメリカ
【監督】ステイシー・タイトル
【脚本】ジョナサン・ペナー
【原作】ロバート・デイモン・シュネック『The President’s Vampire』
【製作】トレバー・メイシー、ジェフリー・ソロス、サイモン・ホースマン
【製作総指揮】セス・ウィリアム・マイヤー、パトリック・マーレイ、マーク・D・エバンス、ドナルド・タン、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ
【撮影】ジェームズ・ニースト
【美術】ジェニファー・スペンス
【衣装】リア・バトラー
【編集】ケン・ブラックウェル
【特殊メイク】ロバート・カーツマン
【音楽監修】ジェームズ・カード
【音楽】ザ・ニュートン・ブラザーズ
【出演([]内は役名)】

  • ダグラス・スミス[エリオット]
  • ルシアン・ラビスカウント[ジョン]
  • クレシダ・ボナス[サーシャ]
  • ダグ・ジョーンズ[バイバイマン]
  • キャリー=アン・モス[警部ショウ]
  • フェイ・ダナウェイ[レドモン婦人]
  • リー・ワネル[ラリー]
  • キーリン・ウッデル「レドモン(過去)」
  • マイケル・トルッコ[ヴァージル]
  • クリオ・キング[ミセス・ワトキンス]
  • ジェナ・カネル[キム]
  • エリカ・トレンブレイ[アリス]

【公開日(日本)】2017年7月8日
【上映時間】96分
【配給】AMGエンターテイメント
【IMDB】4.3/10.0  (およそ12,220人の評価)

【あらすじ】

アメリカ、ウィスコンシン州の古い屋敷に引っ越してきた3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名を知った者、口にした者に不幸が訪れるという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。バイバイマンに取り憑かれた3人は協力して互いの命を助け合うが、周囲の人間たちが次々と命を落としていき、次第に追い詰められていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

なんというか、一言で言えば「可もなく不可もなく」という感じ・・・。

普通なんです、全体的に。

題材は良いのになぁ、それを活かしきれていないというか。

オープニングの、「バイバイマン」という言葉を伝えてしまった相手を全員殺して自分も自殺するという男のシーンはすごく引き込まれたし、良かったです。

それと、引っ越してきた家でパーティをしている時に、姪っ子ちゃんが怪しげな部屋で小さな扉を開けるシーン。あそこも好き。部屋の反対側に同じサイズの小さな扉がもう一つあって、姪っ子ちゃんが扉を開けると背後でその扉もソーッと開き、そこから犬の頭?のようなものがニョキッと出てくる。という。姪っ子ちゃんは扉をそっと閉めるんですが、それと同じ動きで背後の扉も閉まる。

あの扉はどこか良くないところに通じているのね!!というのがよくわかる面白い演出だったかなーと。

それからラスト付近の、姪っ子ちゃんがバイバイマンの名前を知ってしまったかどうかのシーンもひやひやして好きな演出でした。

それくらいですかねー・・・。

バイバイマンそのものが出てきてしまうと興ざめしてしまうし、オチも結局生き残った男の子が警察の女にバイバイマンの名を伝えてしまう・・・恐怖はまだまだ続くぜ・・・というものですごくありきたりだし。

最近、ホラー映画界は『死霊館2』『人形少年の館』『イット・フォローズ』『ライト/オフ』などありがちな設定にオリジナリティを持たせたり、思いついたけど誰もやらなかったようなことをしてみたり、結構面白いものが増えてきている!!ほんと頑張ってるんですよね!!!!(何様)

ずっとネタが飽和状態で、新しいものを生み出すのはもう難しいのかな・・・と思っていたところで「ホラーはまだまだいける!!」と思わせてくれる作品が多いのです。

その中で今作は・・・今作は・・・

もうちょっと頑張れたんじゃない?(何様)

と思わせられる惜しさというか・・・うん、最近面白いホラー映画がちょいちょいあったので期待値も上がっていたのかもしれないですね!

まぁ、ホラー映画ファンなら押さえておいても問題ないでしょう!

特にちびぞうはオススメはしません!(笑)

 

 


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画像引用元:映画.com

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映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』感想(ネタバレなし)

すべての国民が、この男に狂わされる――

いやぁ、殺人犯が自分で手記を出版するなんて、最近日本でも某サカキバラの人がやってましたよね。彼は捕まってから刑期を終えた後だったので、この映画に登場する”時効を過ぎた後で自ら名乗り出る”犯人とは全く状況も違うわけなんですが。

その某サカキバラの人の手記は自分は購入していないんですが、意外に買った人は多いのかな。そういったものに興味を惹かれてしまう気持ちもわからなくはないんですけど、この映画の中で起きたモラルハザードと似たような感覚を覚えます。

ちなみに、韓国映画『殺人の告白』が原案になっているということは一応小耳に挟みつつ劇場へ足を運びました。その後、原案の方もレンタルしまして、『”22年目の告白”の原案!映画『殺人の告白』感想&ネタバレ』をアップしていますのでそちらにも興味がある方はぜひお読みになってくださいまし!

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”22年目の告白”の原案!映画『殺人の告白』感想&ネタバレ

「あなたは――本当に身勝手ね」

最近公開された『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』を観まして、その原作となったという今作にも興味が湧いたのでレンタルして観てみました。

この作品は、同じく韓国映画『殺人の追憶』のネタ元となった「華城連続殺人事件(80年代に実際に韓国で起きた未解決の連続殺人事件)」からインスピレーション?を受けて作られた作品のようです。

韓国映画は両手の指で数えられるほどしか観ていないので、レアですね!!

ちなみに吹き替え版で観ました( ´ސު`)

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映画『ヒメアノ~ル』これぞ”ジャンルスイッチムービー!”ネタバレ&感想

「不満や不安がないと、生きていられないと思うよ。それをなくすことが原動力になって、毎日を頑張っているんじゃない?完璧に満足している奴なんて、いないと思う」

うーん濱田岳主演のラブコメかぁ・・・程度にしか予告では感じていなかったんですが、どうも、後半雰囲気がガラりと変わるらしい・・・?

原作は未読。今後も読む予定はありません!(理由はのちほど!)

結局劇場では観れず、レンタル一週間になっているのを発見したので借りて来ました。

地味に森田剛が楽しみでした。

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戦慄の贈り物。映画『ザ・ギフト』ネタバレ&感想

お前が過去を忘れても、過去はお前を忘れない―――

 

【画像元:映画.com】

このポスターにも堂々と出ている贈り物男、実は今作の脚本も務めた監督ご本人だったようです(笑)多才すぎる!!今後注目していきたい。

さて。夫婦の元に届く贈り物が一本のワインから始まり衝撃のラストにどう繋がっていくのか・・・というサイコスリラーですね!

この”衝撃のラスト”という煽り文句が過大広告ではないか不安になりつつDVDで鑑賞しました・・・

【映画情報】

【原題】The Gift
【制作国】アメリカ
【監督】ジョエル・エガートン
【脚本】ジョエル・エガートン
【製作】ジェイソン・ブラム/レベッカ・イェルダム/ジョエル・エドガートン
【音楽】ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ

【出演([]内は役名)】ジェイソン・ベイトマン[サイモン]、レベッカ・ホール[ロビン]、ジョエル・エガートン[ゴード]、アリソン・トルマン[ルーシー]、ティム・グリフィン[ケヴィン・“KK”・ケラー]、ビジー・フィリップス[ダフィ]、アダム・ラザール・ホワイト[ロン]
【公開日(日本)】2016年10月28日
【上映時間】108分
【配給】ロングライド/バップ
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.1/10.0  (およそ96,000人の評価)

【あらすじ】

新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。【引用元:映画.com】

【感想(ネタバレ含むよ!)】

☆2.7

ある程度スリラーやミステリー好きであれば予測できてしまうところが結構あるかも。

たとえば

この家は実はこの男の家ではないのでは?→やっぱりそうだったー!

夫が過去にしたことに対する復讐なのでは→やっぱりそうだったー!!

会社のライバルも陥れようとしているのでは?→やっぱりそうだったー!!!

この赤ちゃん夫の子どもでないのでは?→やっぱりそうだったー!!!!

といった感じで、発想が安易だった。(子どもに関しては真相は明かされていないので謎ですが)予想がすぐついてしまったので、「衝撃のラスト」とはやはり言い過ぎだな・・・と。

 

安易ついでに言えば夫の過去にした事がゲスすぎるけど安易だったなぁ。韓国の某名作サスペンスを思い出させるような復讐の理由だけど、こちらは「全部ウソ」だったわけで。もう少しそこのところ掘り下げて欲しかったですね。

クズ男と知らず結婚してしまってそのせいで精神的に負担を抱える妻が誰よりも可哀想。

というか、あれだけのクズなら今までの人生で限りなくたくさんの人に恨みを買ってそうですし、そういう性格の片鱗って見えないものなのかな。あんまりリアリティもないですよね。

 

脚本・助演をしている監督の演技は、シッチェス・カタルーニャ国際映画祭(スペイン)で最優秀男優賞を獲得しただけあって素晴らしかったです。

ゴードという不気味な男は、きっと変わり者なだけで根は優しい良い人なんだ、そう信じたいんだ・・・という気持ちにさせてくれる良い演技でした。

 

勝手に家の前に贈り物が置かれていたり、望んでもいない人物の接近というのは恐ろしいものがありますよね。そういう点ではわりと引き込まれる作風でした。

 

 


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魔法少女が得る代償。映画『マジカル・ガール』ネタバレ&感想

完全な事実というのは常に答えが同じであり、つまり2+2=4である

【画像元:映画.com】

 

日本の魔法少女をモチーフにした、ずば抜けたセンスのスペイン映画。

『魔法少女まどか☆マギカ』に影響を受けたという監督のインタビューがありましたので貼っておきます!

まどマギを知っている人ならこの映画がもしかしたら”鬱映画”に分類されるのでは・・・?と予想出来てしまうかもしれませんが。出来れば前知識は何も入れず観て頂きたい一本ではあります。

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衝撃の映画体験!ナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』感想

I JUST WANT TO BE PERFECT.

私にとって忘れられない映画体験。間違いなく2011年1番の衝撃作でした。

 

パンフはこんな感じ。

余計な手入れのないシンプルで洗練されたデザイン^^

現役バレエダンサーや舞踏評論家のコラムも載っていて写真も豊富な30ページ!

これで税込600円とは…お得でした。