カテゴリー
ま行

瑛太×ガッキーの卓球ラブコメ!映画『ミックス。』ネタバレもある感想

偶然の出会い(“ミックス”)が、わたしの人生を変えた……。

なんとも楽しそうなCMが印象的な今作!!

予告編でも使われているSHISHAMOの『サボテン』がすごく可愛らしい楽曲ですね(*’ω’*)

劇場で観る予定はなかったんですが、母が観たい!と言うので行ってきました~。

脚本がリーガルハイの方だという事で、期待も高まります!

パンフはこんな感じ!

写真でも分かる!キラキラ加工が可愛いです~。34Pで税抜き667はまぁまぁ普通。中は、分かりやすい人物相関図や、ポップなデザインのあらすじが載っていました!それ以外にも、卓球のちょっとした豆知識(ラケットの種類や握り方、プレイスタイルなど)が載っていて面白い!ちょっぴり興味が湧いてきます!

裏表紙。

足首の包帯を結び直してあげるシーンですね~。その人だけが出来ることを使った、ちょっとした優しさが見えるシーン。良いです。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】石川淳一
【脚本】古沢良太
【製作】石原隆、市川南
【プロデューサー】成河広明、梶本圭、古郡真也
【撮影】佐光 郎
【照明】加瀬弘行
【録音】高須賀健吾
【編集】河村信二
【VFX】山本雅之
【VFXプロデューサー】赤羽智史
【音楽】末廣健一郎
【出演([]内は役名)】

  • 新垣結衣[富田多満子]

  • 瑛太[萩原久]

  • 広末涼子[吉岡弥生]

  • 瀬戸康史[江島晃彦]

  • 永野芽郁[小笠原愛莉]

  • 佐野勇斗[佐々木優馬]

  • 蒼井優[楊]

  • 森崎博之[張]

  • 久間田琳加[佐野しおり]

  • 山口紗弥加[佐野聖子]

  • 真木よう子[富田華子]

  • 斎藤司(トレンディエンジェル)[萩原の上司・石原]

  • 鈴木福[後藤田タケル]

  • 谷花音[日高菜々美]

  • 中村アン[佐藤風香]

  • 吉田鋼太郎[山下誠一郎]

  • 生瀬勝久[ジェーン・エスメラルダ]

  • 田中美佐子[落合美佳]

  • 遠藤憲一[落合元信]

  • 小日向文世[富田達郎]

【公開日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】119分
【映倫区分】G
【配給】東宝
【IMDB】6.5/10.0  (およそ20人の評価)

【あらすじ】

。幼い頃、卓球クラブを経営していた母のスパルタ教育により、天才卓球少女として将来を期待された多満子だったが、母の死後は普通の人生を歩んでいた。ある時、恋人を会社の新人社員に寝取られたことをきっかけに、逃げるように田舎に戻った多満子は、いまや赤字経営に転落した卓球クラブを立て直すことになる。そのために全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を目指すことになった多満子は、クラブに通う落ちぶれた元プロボクサーの萩原とコンビを組むのだが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.1/5.0

うーん、爽やか!!!

嫌味のないスポ根ラブコメ!

脚本が良い!

瑛太とガッキーの恋愛模様はささやかで、控えめで、さらっとしたキスシーンもなくても良いくらいでしたね・・・。

というか、キャスト陣が端から端まで有名ぞろいで、「次は誰が出てくるんだろう!」というワクワク感もあってね。観ていて楽しい。v

監督がポップな演出にしたい、とパンフに書いていた通り、非常にポップでハートフルな物語でした。

主演のガッキーと瑛太のストーリーだけでなく、彼らの通う卓球クラブのメンバーそれぞれにもドラマがあって、二人の主軸のドラマに沿いつつも、彼らは彼らなりの終着点にしっかりと到達している。群像劇としての一面もあって、構成がすごくお上手だな、と思いました。

卓球の描かれ方

卓球は小学5年の時にクラブでやった程度しか関わったことはありませんが、わりと好きなスポーツではあります。のわりに知らないことだらけで、たくさんのプレースタイルがあり、色んなラケットがあり、その持ち方にも種類がある。

その卓球というスポーツを通して「人生には色んな形があり、どういう風に生きるかはその人それぞれである」というメッセージ性に話を上手いことかぶしてきているのかな、と・・・!

 

ラストは僅差で負けちゃうっていうのは予想出来る展開ではありますが、「相手がミスするギリギリのライン」で負かされる感じが上手。勝負には負けてるけど、実力では勝ってる感じというのがするので、不思議と悔しさより「せいせいした!」という気持ちが勝ります。

地味にCGがすごい

卓球のシーンは迫力があって、本当にガッキーと瑛太が強そうに見えます(笑)

が、実はボールの運びはCGでやってるそう。すごい!本当に試合しているように見える(笑)

試合の相手には本物の卓球選手が出てきたりしているみたいなので、卓球ファンにはたまらない作品かもしれませんね!

ガッキーはガッキー

リーガルハイにしても、逃げ恥にしても、今作にしても「ガッキーはガッキーだなぁ・・・」という感じですね。演じ分けもう少ししてほしいな!というわがまま!可愛さは抜群なんですけどね!!

しかし毎度どうして似たような髪型なんだろうー。

別の髪型にすると「桐谷美玲に似てる」と言われてしまうので、ガッキーブランドを大事にしているのかな?と思いますね。

まとめ

リーガルハイ好きなので、脚本家の好みもあるとは思いますが、クスッと笑えてジーンと胸温かくなり、ちょっぴりキュンできる、楽しい映画でした!

家族みんなでというよりは、友達、もしくは恋人と観るのがオススメですかね!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ

カテゴリー
は行

干物女がボクシングに目覚める!映画『百円の恋』ネタバレ&感想

―――どうせ、百円の価値しかないんで

安藤サクラ大好きなんですよねー!!

といっても、『贖罪(ドラマ)』『愛のむきだし』くらいしか観たことないんですが・・・。良い女優さんですよね。味があって。

今作はずっとずっと観たかったんですが、なかなか手を付けられず。この作品が影響を受けたというスコセッシ監督・ロバートデニーロ主演の『レイジング・ブル』もばっちり予習したんですが・・・段々その記憶もなくなってきてしまいました(笑)

それにしても新井さんは最近本当に良く見かけるというか、どこにでもいるなぁ(笑)嫌いじゃないんですけどね!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】武正晴
【脚本】足立紳
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫
【プロデューサー】佐藤現、平体雄二、狩野善則
【製作】間宮登良松
【音楽プロデューサー】津島玄一
【音楽】海田庄吾
【主題歌】クリープハイプ – 百八円の恋
【編集】洲崎千恵子
【出演([]内は役名)】

  • 安藤サクラ[斎藤一子]
  • 新井浩文[狩野祐二]
  • 稲川実代子[斎藤佳子]
  • 早織[斎藤二三子]
  • 宇野祥平[岡野淳]
  • 坂田聡[野間明]]
  • 沖田裕樹[佐田和弘]
  • 吉村界人[西村]
  • 松浦慎一郎[小林]
  • 伊藤洋三郎[斎藤孝夫]
  • 重松収[ジムの会長]
  • 根岸季衣[池内敏子]

【公開日(日本)】2014年12月20日
【上映時間】113分
【映倫区分】R15+
【配給】SPOTTED PRODUCTIONS
【IMDB】7.3/10.0  (およそ1,000人の評価)

【あらすじ】

実家でひきこもり生活を送る32歳の一子は、離婚して出戻ってきた妹とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始める。100円ショップで深夜勤務の職にありついた一子は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの狩野と出会い、恋をする。しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で一子は自らもボクシングを始める。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.0/5.0

いやもう最高ですよね!!

ちなみに予習した『レイジング・ブル』は観ても観なくても楽しめる作品だと思いました。でも。監督の狙いというか趣味が分かる気がして、観ておくのも一興かと。

安藤サクラの駄目女っぷり

32歳にして独身、実家暮らし、仕事もしていない。そんな女性が主人公なんです。

序盤のだるだるにたるんだ腹を掻く仕草とか、小学生の甥っ子をテレビゲームでぼこぼこにするところとか、ぼっさぼさの頭のまま降りて来て店の商品をつまみ食いして文句つけるとか、他人の乗ってた自転車を何も言わずに借りてそのままコンビニに行くとか、本当に酷い(笑)

酒は飲むは煙草は吸うわ、男っ気もないしで「生きていく気力は本当に最低限しかありませんよ」って感じのキャラクターが凄い。

そして何が凄いってそのダルダルした主人公の後半の覚醒っぷりですよ。

「安藤サクラ、かっこいい・・・!」この一言に尽きる!

序盤のダルダルが非常に効いて来るんです。

主人公の一子は、新井浩文扮する狩野に惚れたというよりは、ボクシングそのものの魅力に惚れたと言っても間違いではない。

そして我々観客も、一子を通してボクシングに惚れる。そんな作品なんです。

エンディングも最高

クリープハイトの「痛い痛い、居たい居たい」と連呼する曲もボロボロになった一子に合っていて最高でしたね。

そしてラストの新井浩文の憎い事、憎い事!

一子がボクシングの試合の入場曲に、勤めていた百均ローソン(のような百円均一の店)のCMソングを選んだ時に、「どうしてこの曲なんだ?」と聞かれ「どうせ百円の価値しかない女なんで」と答えるんです。涙腺崩壊しました。

一子の今までの人生を振り返ってみると確かに、百均で買われたような事ばかり起きていたし、男性にもそれくらい軽く扱われていた。

そんな自分をあえて表現する曲として選ぶ皮肉さ。でもそこが、ボクシングを通じて別の自分へと変わるために必要な儀式であったようにも思えて。ものすごく感動したんです。

その結果、彼女は変われた。その変化は対人にも表れています。

その証拠に、ラストで泣きじゃくる一子に対し、狩野は安易に抱き締めたりしない。

思い出してください、彼が一子のアパートに来てすぐ、風邪を引いた一子が泣いていると狩野はすぐに抱き締めましたよね。そして男女の関係になった。あの安易さがなくなっている!ただ性的対称としての女というだけではない、仲間意識というか、尊敬の念のようなものが、狩野の中で芽生えたのかもしれません。

あのラストで間違いなく一子は「百円の価値」ではなくなったんだと確信したんです。

まとめ

決して、後味爽やか!なボクシング映画とは違います。とても陰気な雰囲気が終始漂っているというか。

結局のところ最後は負けてしまっているわけだし、エンタメとしては観れないと思います。

ボクシング好きな人から見たら、安藤サクラの戦いっぷり、練習っぷりはどう映るんだろうー!プロ顔負けなほど強くならないというところも、リアリティがあって良かったと思います。

ちょうど私も一子と同じ世代なので、あれだけ熱く何かに打ち込んでみたいなぁと思いました。まる。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ