カテゴリー
ら行

愛してくれる人達を忘れない。CGアニメ映画『リメンバー・ミー』ネタバレ&感想

”それは、時を超えて―――家族をつなぐ、奇跡の歌”

劇場で予告編を観た時は、「DVDで良いかなぁ」と思っていたんですけども、公開後に多方面から絶賛の声が聞こえてきまして。これは足を運んでみねば、となりましたね。

ピクサー初のミュージカルアニメという意味でも、興味を持たれてる方が多いのかな~。

というか何故にこれ系の映画は「吹き替え版」しかやってないところばかりなんですかね!?田舎だからですか!?岐阜が田舎だからですかね!?基本はアニメ映画も字幕で観たい派なんですけど、やってなければ吹き替えで観るしかないですよねぇええ

今回、パンフを買ってみて初めて気付いたんですけども、今作に登場するヘクターというキャラクターの声をちびぞうが愛してやまないガエル・ガルシア・ベルナルが演じている!!!!

あぁーーーー字幕で観れば良かった(;;)いつか絶対観る(;;)

パンフはこちら。いつものディズニーのCGアニメ御用達の四角いパンフです。

キラッキラの星が散りばめられた豪華な表紙を飾るのは主人公ミゲルと犬のダンテ、ヘクター。42Pで税抜き667円。メキシコの豆知識ページが載っています!全部のページが表紙なのかってくらいツルツルしてて指が滑る、滑る!

【映画情報】

【原題】Coco
【制作国】アメリカ
【監督】リーアン・クリッチ
【共同監督】エイドリアン・モリーナ
【原案】リーアン・クリッチ、エイドリアン・モリーナ、ジェイソン・カッツ
【脚本】エイドリアン・モリーナ
【製作】ダーラ・K・アンダーソン
【製作総指揮】ジョン・ラセター
【歌曲「リメンバー・ミー」作詞作曲】クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
【歌曲共同作詞/楽曲製作&編曲】ジャーメイン・フランコ
【歌曲/民族音楽コンサルタント】カミロ・ララ
【音楽】マイケル・ジアッキーノ
【アニメーター】原島朋幸
【シミュ―レーション・アーティスト】小西園子
【声の出演([]内は役名)】

  • アンソニー・ゴンザレス/石橋陽彩[ミゲル]

  • ガエル・ガルシア・ベルナル/藤木直人[ヘクター]

  • ベンジャミン・ブラット/橋本さとし[エルネスト・デラクルス]

  • アラナ・ユーバック/松雪泰子[ママ・イメルダ]

  • レニー・ヴィクター/磯辺万沙子[エレナ]

  • ハイメ・カミーユ/横山だいすけ[パパ]

  • アナ・オフェリア・ムルギア/大方斐紗子[ココ]

  • ナタリア・コルドバ=バックリー/渡辺直美[フリーダ・カーロ]

  • ソフィア・エスピノーサ/恒松あゆみ[ママ]

【公開日(日本)】2018年3月18日
【上映時間】105分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【IMDB】8.5/10.0  (およそ138,200人の評価)

【あらすじ】

天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。【引用元:映画.com

【感想(結末までネタバレ!!!)】

☆4.1/5.0

泣きました!!!音楽も色彩も脚本も本当に素晴らしくって、面白かった!これは名作!

子供向けではないですね!大人が観て、考えて、そして泣く。そんな映画です。

いつも思うけどディズニーって社会情勢を反映させるの上手だよね。メキシコ移民がアメリカで犯罪を起こしてるから壁を作ろう!なんて話がある中であえてのメキシコを舞台にしたこの物語・・・。本国アメリカの人がこれを観てどう思うかは分かりませんが、私たちにとってはニュースでしか知らないメキシコの印象というか、先入観のようなものが少しでもなくなって、日本と身近な死生観を持った人たちなんだなって少し親しみがわいてきたらいいなって思ってます。

目を奪われる色彩!

まずオープニングで目にするのはメキシコの切り絵細工”パペル・ピカド”。
カラフルな紙に切り絵を施したものを紐に通し、旗のように飾っています。この切り絵の絵が動いて、かつてミゲルの家族(先祖)がどのように音楽を禁止していったか、の過程を見せてくれます。

この表現は『モアナと伝説の海』で、マウイのタトゥーが動くっていうアニメーションでも見た感じですね!

この、伝統的なデザインを使ってアニメーションにするっていう手法が本当に大好きです!!現地の文化へのリスペクトを感じます!!!

南の島の大冒険!映画『モアナと伝説の海』ネタバレ&感想

 

それから、メキシコの伝統的な祭礼行事”死者の日”を舞台にしている本作では、とにかくその街中の色彩だったり、祭壇だったり、散りばめられたマリーゴールドがカラフルで美しい!さらにさらに、現実の世界よりもさらに、ミゲルが迷い込んでしまう”死者の世界”が煌びやか、彩度が高くて極彩色の世界。死者の世界なのに、陰気な気配はまるでないです。でも、絶対的な死の象徴であるドクロだったりはキャラクターにも街並みにも反映されていて、しっかりと死者の国だってアピールは忘れていない。間違いなくあの世だけど、決して苦しい場所ではないんだっていう雰囲気が色合いからも伝わってきます。

耳に残る音楽!

いつもディズニーの曲は耳に残るものばかりで、あとから脳内ヘビロテが始まるんですけども、今回の『リメンバー・ミー』は相当強い!!

劇場を出た瞬間から歌えるようになっていました!!!

この曲は物語のキーアイテムとしても役割をしっかりと持っていて(あとでちゃんと書きますが!)、曲であることの意味がしっかりとある。ミュージカル映画でここまでしっかり役割を果たしているのも、なかなかないんじゃないでしょうか?

おおまかなストーリー

主人公ミゲルのひいひいじいちゃんに当たる人家族を捨てて音楽で生きる道を選んでしまったから、ひいひいばあちゃんは音楽を家族に禁じるようになる。
ミゲルは本当は音楽の才能に溢れ、音楽を愛する少年だけど家族に反対されているから、家で歌う事すら許されない。秘密の隠れ家で、同じ町出身で有名になったあこがれのエルネスト・デラクルスという歌手でありスターの映画を観ながらこっそりギターで弾き語りしている。

分かりやすくパンフに載ってた家族の相関図を貼っときますね!

ココひいばあちゃんは、いなくなったパパを今でも想っていて、口を開けば「パパ?帰ってきたの?」と言う。でも、もう家族のことは誰が誰だか分かっていない状態。切ない。

死者の日には祭壇を作り、先祖の写真を飾るのがメキシコの風習。写真を飾らないと、ご先祖様が帰ってこれない、ということらしい。これは、日本のお盆と似ていますよね。日本もお盆になると精霊馬と呼ばれるきゅうりやナスに脚をつけて馬に見立てたものを飾ったりします!これはご先祖様が行き帰りに乗る乗り物。それと同じで、メキシコではマリーゴールドの花弁を巻く。香りの強いこの花びらが、先祖様が迷わず自分たちの家に帰れるよう道案内の役割をしているらしい。しかし、ひいひいじいちゃんの写真だけは顔の部分が破られていて、飾られていない。

死者の日当日。ミゲルは町の広場で行われる歌のコンテストに出ようとするも、家族に見つかりエレナおばあちゃんにギターを壊されてしまう!どうしてもコンテストに出たいミゲルは、「チャンスを掴め!」という言葉を思い出しデラクルスの墓所に飾られたギターを盗もうとする。ギターに触れた瞬間、見つかりそうになるも周囲の人にミゲルの姿が見えなくなる。それどころかすり抜けてしまう。ミゲルは死者の世界に来てしまっていた。
戻ってきていた家族の先祖と一緒に死者の国へ行き、ひいひいばあちゃんであるママ・イメルダと会う。家族に「許し」を与えられ、マリーゴールドの花弁を渡されれば生者の世界に戻れるらしいが、イメルダの出した条件は「2度と音楽に関わらないこと」。それを受け入れられないミゲルは逃げ出し、破られていた写真に写っていたひいひいじいちゃんが手に持っていたギターがデラクルスの物と知ったミゲルは「彼がひいひいじいちゃんだ!」と確信。
日の出までに家族に許しをもらわないと、完全に死者の国の一員になってしまうらしい。なんとかデラクルスに会って、彼に許しをもらおうと急ぐ。

デラクルスの居場所を知るという男ヘクターに出会ったミゲルは、誰からも写真を飾ってもらえず、忘れ去られそうになっている(誰の思い出にも残らず忘れ去られてしまうと、人は2度目の死を迎える。死者の国からも消えてしまうらしい)という彼の写真を「帰ったら飾ってあげる」という約束をして、デラクルスの場所まで連れて行ってもらおうとする。

家族の追跡から逃げつつ、デラクルスと会えたミゲル。しかしそこで、実はデラクルスは夢を諦めて家へ帰ろうとしたヘクターを殺し、曲とギターを奪って有名になった・・・という最低の嘘つき野郎だった事が明らかになる。真実を知ったミゲルを帰すわけにはいかないと、閉じ込めるデラクルス。
デラクルスの元からの脱出、そしてヘクターや家族と力を合わせてデラクルスを倒すまでの過程で、本当はヘクターがひいひいじいちゃんだったと知る。イメルダにも「何の条件も出さずに許すわ」と言われて大団円!と思いきや、ヘクターの写真は戦いの最中でどこかへ行ってしまったし、日の出も間近。早く帰らなければミゲルも人間に戻れない。しかし、ヘクターも消えかけている。唯一彼を覚えていたママ・ココがパパの事を忘れかけているからだ。
ヘクターに「必ずヘクターの事をママ・ココに思い出させるから!」と言って生者の世界へと帰るミゲル。

何も語らず何も聞いていないようなママ・ココに、必死でパパのことを思い出して!と言うが反応がない。しかし、ミゲルがギターを弾き、ヘクターが小さかったママ・ココのために作った『リメンバー・ミー』を歌い出すと、ママ・ココも反応し、一緒に歌い始める!
そして、引き出しの中から破られていた写真の切れ端を出してくれる。

1年後の死者の日。イメルダとヘクターから始まる家族全員の写真が飾られた祭壇の前に、生きている家族も死んでいる家族も全員がそろって、ミゲルの歌を聞いていた。

脚本も素晴らしいです

最初に、ギターを盗むシーンで「いけないことをするなぁ」と思っていたんですが、それは後半のデラクルスの「チャンスをつかむためには何でもする」という言葉でミゲルをハッとさせるんですよね。チャンスを掴もう!という言葉を信じて盗むに入ってしまったけど、それは本当は良くないことだった、というのをデラクルスのやった出来事を知ることで気付くことが出来る仕組みになっているんですよね!

それから、ママ・ココの「パパはどこ?帰ってきたの?」という序盤のセリフも、まだママ・ココが覚えていてくれているからヘクターが今日まで存在出来ていたんだな、という説得力にもつながりますし。ラストで一度は忘れてしまうけど、曲を聴いて歌い出すシーンは本当に感動できます。
昔ニュースで見た、老人ホームで認知症の進んだご老人に昔好きだった曲を聴かせると過去の思い出が蘇り、症状も改善するというのを思い出しました。音楽というものは本当に偉大で、潜在意識に刻まれているんですよね。こういう事だけでなく、例えばテストの時の語呂合わせも曲をつけてみると覚えやすかったりとか、音楽って本当に記憶と密接に結びついてると思うんです。
この、ママ・ココが思い出すことが死者にとってどれほど重要な事か、ということを十分に見せられているので、そのキーになるのが歌である、というのはミュージカル映画でこれ以上ない演出だったと思います。

素晴らしい(;;)

原題が「Coco」なのも良いですよね。『リメンバー・ミー』も良いけど、この話はミゲルが主人公のようでいて本当はヘクターとココの物語でもあるわけで、あの曲はヘクターがココの為に作った曲でもあるから、映画を観終わったあとにタイトルの意味を考えると余計にジーンとくると思います(;;)

素晴らしい(;;)

ちょっと気になったけど

亡くなったママ・ココが死者の国へ行った時、白髪なんですよね。でも他の死者たちはみんな黒髪だったりする。それが不思議だったな。

ちびぞうが思うに、ヘクターが女装をしたりするときに、髪はカツラかな?と思えるシーンがちょこちょこありました。つまりみんなほんとは髪がないけど、自分の好きな髪型のカツラをかぶっているのかな、と。
で、なぜママ・ココは白髪だったのか。それは多分、埋葬されている時の姿と死者の国でいる時の姿がリンクしているからかなー。と。埋葬されたばかりの時は白髪だけど髪もあって、でも時間が経つにつれて骨だけになっていくから、みんなだんだん髪がなくなって、カツラをかぶるようになる。そんな感じなのかなーと。

結構、死者の国にしてみても深く細かく設定されてそうですよね。
細かい部分まで見て、楽しめます。

まとめ

メキシコの死生観がまず素敵。忘れられることで2度目の死を迎えるって考え方も素敵。

死者の世界がきらびやかで、美しいところも好き。みんな楽しそうだし、前向きですよね。

 

お話としての簡単な驚きも隠されていますし、今周りにいるだけではない、もう亡くなってしまった「自分の家族」についても改めて考えられる、本当にいい映画だったと思います。

曲もメキシカンなものが多くて、耳に新しいし、でもすごくキャッチ―で覚えやすい。

 

最後に出てくるスタッフからの「支えて愛してくれた人たちを忘れない」というメッセージもすごく泣けます(;;)

ぜひともこれは、劇場で何度も!観て欲しい作品です!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
た行

ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想

「それではだめ。私はあなたをダメにしてしまう」

昨日の記事から引き続き、『ディセンダント』の続編を観ましたー!!!!

今回から参加するフック船長の息子、ハリー役をしているトーマス・ドハティ君がチョイ脇役にも関わらずイケメンだな・・・?と思っていたら、今作のヒロイン、マルを演じるダヴ・キャメロンと恋仲になっているようですねー!かっこいいもんな!

他にも魅力的な若手俳優がたくさん見られる今作、この中で誰がハリウッドの大物になっていくのか、いかないのか、見守っていきたいところ!

主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】 Descendants 2
【制作国】アメリカ
【監督】ケニー・オルテガ
【製作総指揮】ケニー・オルテガ、サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン、ウェンディ・ジャフェット
【脚本】サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン
【音楽】デビッド・ローレンス
【振付】ケニー・オルテガ、トニー・テスタ
【主題歌】ダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート – “Ways to Be Wicked”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • チャイナ・アン・マックレーン[ウーマ]
  • トーマス・ドハーティ[ハリー]
  • アンナ・カスカート[ディジー]
  • ディラン・プレイフェア[ギル]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放送日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】111分
【前作】主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ3,500人の評価)

【あらすじ】

マレフィセントの娘マルはビーストとベルの息子ベンと恋に落ちるが、王室入りのプレッシャーに耐えきれずロスト島へ帰ってしまう。ロスト島では、マルの宿敵であるアースラの娘ウーマが、マルの後釜におさまり子どもたちを支配していた。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

今作のストーリーラインとしてはなんと3つもあります!!!

一つは、オラドン国の王室のメンバー(ベン王の彼女なので)に招き入れられるマルさんのその後「善人だけど故郷の悪も恋しい!」なホームシック問題

そして二つ目は、前回オラドンへ招待されなかったヴィランズの子ども達(ウーマ率いるギル、ハリー)が「何で私たちを招いてくれなかったのよ!!」と嫉妬して拗ねる問題

最後の三つ目は、ちょい地味ですがムーランの娘ロニーが「女だって男の中で肩を並べて活躍したいのよ!」と女性の権利を叫ぶ問題

この三つのテーマ?お話?が同時進行で進んでいきます。

いやぁ、今作も頭空っぽにして楽しめる作品だったー。

ディズニーキャラたちも前作より増えて、アースラの娘ウーマ、フック船長の息子ハリー、ガストンの息子ギルが新たに混ざり、親世代もアラジンやジャスミンが(後ろ姿だけですが)出てきたりもします。

相変わらずベンは真っすぐマルを愛してるし(キュンポイント)、3Dプリンターで魔法の杖の偽物を作ろうとする現代的な要素も増えて、笑えるシーンもたくさんありました。

個人的に

  • カルロスがマルとイヴィに対して「二人だけの女子トークはうんざりだ!俺たちも仲間なんだから話し合いに混ぜろ!」と言うシーン(いざ女子トークに混ざってみると即座に答えが出て「じゃあやめろ」「はい、終了」と話を終わらせる無駄のない短絡さ大好き)と
  • ラスト付近でタコ化するウーマとドラゴン化するマルにぶち切れたベンが『美女と野獣』の野獣ばりの雄叫びを上げるシーンは

とにかく大声上げて大爆笑してしまいました(笑)

正直、あそこでもしベンが野獣化したら最高に面白いのにと思ったんですけど、野獣が野獣になったのは魔女の呪いのせいなのでベンには無理でした(笑)でも野獣化見たかった(笑)

あとは、島に帰ってしまったマルを追ってロスト島に乗り込んだベンが周囲から浮きまくっているシーンだとか、留守にしていたイヴィにダグが「ごきげん(七人の小人)の息子と浮気したのか!」と迫るシーン、そしてそんな彼に「おとぼけさんね」とキスするイヴィが可愛すぎて、お気に入りです。

前作は超えられない、どころか

物語については単純明快!なので深く考えなくても観られたのが前作の良さ。

今作は、ちょっと後半に問題がありました。

ジェーンをダンスに誘いたいのに誘えないカルロスが”真実しか話せなくなるキャンディ”を間違って飼い犬に食べさせてしまったことで、その犬が人の言葉を喋れるようになるというアクシデントが発生。しかしそれは後半、ウーマを「魔法の杖は本物だ」と騙すための伏線になっていました。

それから、ロスト島からオラドンに戻る時に魔法の書を落としていったことで、ベンがマルを恋人として(妃として?)王室に迎え入れる大事な儀式で突然ウーマが恋人として登場したり(魔法の書を利用してベンに魔法を使っていた)、脚本的に「おっ?」と思うトリッキーさがありました。

ここまでは、ちょっぴり面白い。だけど、最後のウーマとの戦いの落としどころが微妙なんです。前述したベンの咆哮シーンのあと、二人の戦いはなぜか終わる(笑)
多分、ベンの説得がウーマに届いた?ように見える・・・けど、ぶっちゃけそれで納まるとは思えないんだよなぁ・・・だいぶ、無理やりまとめた感がありましたね。

しかも続編がある!多分!

なんと、最後に去っていったウーマが「これで終わると思うなよ」的な捨て台詞を吐いて映画が終了!!!

エーッ

やっぱり全く解決してなかったですNE★

前作はIMDBでも一万人くらいが評価をしていたんですが、今作は4000人にも満たない人数に減ってしまっていました・・・本国のサイトなのに・・・半分以下><
ちょっとこれでは、3作目(がもし実現したとして)を日本で観るのは難しいかも?しれませんね。

ちびぞう的には『ハイスクール・ミュージカル』のようにシリーズごとに盛り上がって、「ザ・ムービー」が作られる感じになるといいなーと思っていたんですけどね。

最後に歌紹介を

ウーマの歌がかっこよかったなー。

カットされたっぽいんですが、おそらくここのシーンでギルとハリーのキスシーン(!?)があったらしい(笑)どういう関係性なのか・・・。

あとラストの、水浸しの船の上でみんなで踊るところは良かったですねー!

『雨に唄えば』のこのシーンを彷彿とさせます。

ついでに、↑をちびぞうの大好きな『Glee/グリー』でカバーされていたシーンも貼っておきますね! グウィネス・パルトロウも歌っているよ!!!
Umbrellaとのマッシュアップですがとにかくカッコいい・・・。

 

まとめ

結局、感想から離れてしまいましたが(笑)

ツッコミどころも多いストーリーですが、歌とダンスのシーンは前作よりも増えて、剣による殺陣シーンなんかも増えて、色々トライしてる感がすごいです。

前作が気に入った!という人はぜひこっちも観てディセンダントを応援しよう!

せっかくならもっとたくさんのディズニーキャラたちを実写で見たいしね!

 

あ!!!忘れてましたが散々焦らされたマルとベンのキスシーンがありましたよ!!!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

画像引用元:映画.com

カテゴリー
た行

主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

自分の運命は自分で決めろ。

危うくスルーしそうになった今作ですが、ゲオさんで面陳されていて、しかも続編も出ている・・・=シリーズ化するならそこそこ面白いだろう。という単純な思考回路で手に取りました。

ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーですよ!

ディズニー・ヴィランズに子どもがいて、彼らが10代だったらどんな生活・人生を送っているのか?というお話です。

エグゼクティブ・プロデューサー兼監督はちびぞうが昔ハマっていた『ハイスクール・ミュージカル』のケニー・オルテガ氏!わー懐かしい!同じ監督、そして同じディズニー・チャンネルのミュージカル!後になって思うと今作に惹かれたのにも運命的なものを感じます。

この監督、振付師でもあり、今作の振り付けも担当しています!多才ですね~。

【映画情報】

【原題】 Descendants
【制作国】アメリカ
【監督/製作総指揮/振付】ケニー・オルテガ
【製作】トレイシー・ジェフリー
【脚本】ジョーサン・マクギホン、サラ・パリオット
【撮影】トーマス・バースティン
【編集】ドン・ブロッシュ
【主題歌】 ダヴ・キャメロン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ソフィア・カーソン – “ロッテン・トゥ・ザ・コア”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • クリステン・チェノウェス[マレフィセント]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • キャシー・ナジミ―[イーヴィル・クィーン]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ウェンディ・ラクエル・ロビンソン[クルエラ・ド・ビル]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放映日(日本)】2015年12月18日
【上映時間】112分
【次作】ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ10,300人の評価)

【あらすじ】

善人たちが暮らすオラドン合衆国の王ビーストは、ビランズを魔法のバリアで覆われたロスト島に閉じ込めた。王位継承の儀式を控えるベン王子はビランズの子どもたちの将来を案じ、生まれてから一度も島から出たことのない彼らをオラドンに呼び寄せる。復讐の機会を狙っていたマレフィセントは、自分の娘マルにフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪って来るよう命じるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

評価としては「普通に面白いよりちょっと上!」くらいのもんでした!

ストーリーは最近ディズニーが『アナ雪』~『モアナ』でごり押ししている”自分らしく生きよう!”というテーマがメイン。今回は”親からの自立”、そして”血筋や肩書との決別”といったものが描かれています。

まぁつまり「親が悪人でも自分たちは自分の選択で善人になってもいいじゃん」という話ですね。

あとはすごくよくあるスクールカーストの混ざった学園ドラマも見れます。ティーン向けらしくとっても分かりやすい上にラストも大団円。映画を観慣れている人たちであれば、ストーリー以外の見どころに目を向けるのが良いでしょう。

ディズニーファンならニヤつくオマージュ

そもそも、「ディズニーアニメの敵役に子どもがいたとしたら?」という設定だけでもワクワクもの。

その同人的な設定を本家ディズニーさんが自分たちでオマージュしてくれるんだからこれほどうれしいことはないですよね!

まず「美女と野獣」のベルと野獣の二人が作った国「オラドン」があり、二人の息子ベンが、悪役たちを閉じ込めた魔法もWi-Fiも使えないロスト島に暮らす

  • ジャファー(アラジン)の息子ジェイ
  • イヴィル・クィーン(白雪姫)の娘イヴィ
  • マレフィセント(眠れる森の美女)の娘マル
  • クルエラ(101匹わんちゃん)の息子カルロス

の4人を島からオラドン国へ招待する。

彼らが転入するオラドン国の高校には、フェアリーゴッドマザーの娘ジェーンや、シンデレラの息子チャド、オーロラ姫の娘オードリー、ムーランの娘ロニー、おとぼけ(7人の小人)の息子ダグなど、そうそうたる面々が次々と登場します!

学校のど真ん中に設置された王の銅像は拍手一つで野獣の姿に変わる仕組みになっており、「人は変われる」というメッセージが込められていると説明されたら笑わずにはいられません。

更に、彼らがフェアリーゴッドマザーを奪おうと忍び込んだ博物館にはディズニー作品でおなじみのアイテム(糸車とか)が展示されており、こういう小物などでニヤつくファンもいるでしょう!

さらにさらに、王子ベンとマレフィセントの娘マルが恋に落ちる展開になるんですが、二人が急接近した時にベンがマルに「同じだ!僕たちすごく似てるね」と言うんです。モロに『アナ雪』だ!台詞にまでパロディが!
いやその台詞不吉なやつだから!(笑)という私たちのツッコミを予想してか「私はそうは思わない」と同意しないマルさんさすがです。

恥ずかしいほどのピュアラブを堪能しよう

王子ベンさんのマルへの熱烈なラブアピーーーール、なんというか古くて真っすぐな感じがするんですよね。『トワイライト』でもエドワードさんは不死に近い年月を生きていたいわゆるおじいちゃん世代なので、口説き言葉やプロポーズの台詞なんかが現代っぽくない。しかしそこが逆にピュアっぽさを感じてちびぞうは好きでした。
今作も、現代のティーンへ向けたお話ではあるもののベンはあくまでお伽話の中の王子様。やっぱり攻め方というかね、とっても紳士的でまっすぐで古風でありながら新しい、ピュアな感じがしてすごくよかったです。

そしてなぜか(俳優が若いからなのかお子様も見るからなのか分からないけど)、最後の最後までマルとベンはキスしないんですよねーーーーーーー。

洋画なんか見てるとちゅっちゅちゅっちゅがぶがぶちゅっちゅとしつこいくらいにするじゃないすか。だからもうなんというかすごくイイ雰囲気なのにラストまでキスシーンなしで持っていかれると微笑ましさ爆発で逆にキュンするよ!!!(ちょっと気持ち悪い文章)

いやー、おばさん恥ずかしくなっちゃいます。

ベン役のミッチェル・ホープくんは「いかにも王室」って感じの爽やかイケメンでしかも歌も踊りもこなせるホープ(その名の通り)ですから、かつて一世を風靡したザック・エフロンのように流行りまくる時代が来るといいですね!!!

歌と踊りにも注目したい

一応はミュージカル映画なんで、それをちびぞうが忘れない程度に歌と踊りが差し込まれます。が、量的にはそんなに多くないかな。

個人的に「うぉ!!!!」と興奮したのは、マレフィセント役がクリスティン・チェノウェスだったこと!!!とっても有名なブロードウェイの女優さんですよ!!!!!!めちゃくちゃ上手!!!!!
ちびぞうは大好きな海外ドラマ「Glee/グリー」で彼女を知っていたので驚きと喜びが同時に!意外なところで彼女の歌が再び聞けて大満足です。

今のトレンドをふんだんに盛り込んだ歌とダンスらしいんですが、ベンがマルにみんなの前で告白するシーン↓なんかは結構笑えてしまったり・・・(コメディだからそれでもいいのか)

なんとなく、ファッションと同じようにダンスの流行も新旧新旧とぐるぐると回っているような感じがするシーンです。

個人的に、ヒロインのマル(ダブ・キャメロン)がソロで歌うこのシーンの曲がお気に入り。

この子、『エンジェルウォーズ』のエミリー・ブラウニングにちょっと似てると思うんですよねー(唇と目元が・・・)。彼女も歌がお上手なので、そこも共通点ですね。

それから、『美女と野獣』の”be our guest”を現代版にアレンジした曲も聴けたりして・・・

いやぁ、楽しかったです。

まとめ

続編ももちろん観るよ!!!!!

続編にはアースラ、フック船長、ガストンの子ども達も追加されているらしい!!!楽しみですね!!

晴れて自らの手で親の呪縛を断ち切り、善人として生きる道を勝ち取った4人ですが、その後オラドンでの生活はどうなっていくのか・・・。

多分、今回ストーリーが単純明快だったのと同じように続編も特にひねりはない感じのものでしょう。キャラクターの衣装や小物、歌やダンスを楽しみに観て頂ければ間違いないかな!と思うちびぞうなのでした。まる。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

カテゴリー
か行

岐路に立つ!CGアニメ映画『カーズ/クロスロード』感想&ネタバレ

この挫折は終わりか、始まりか?

「もし勝てたら、いつ引退するかは自分が決める」

やっと劇場で観ることができました!一作目は自己改革、二作目は友情を更に深堀り、今回は邦題が”クロスロード”となっており『岐路』つまり人生(車生?)の分かれ道を意味しているようです。

果たしてマックィーンはどんな分かれ道に立たされてしまうのか!?

パンフレットはこんな感じ。

道を辿った先の道が二股になっているところがまた憎い。この先の人生をマックィーンが見据え、どう選択するのか?ということを暗示しているようですね!

ちなみに形はディズニー・ピクサーのCGアニメのパンフおなじみの真四角に近い形です。46Pで税抜き667円。うーんやっぱり豪華。

黄色の車体が一体誰なのか、気になるところですね!

カテゴリー
か行

メーターが大活躍!CGアニメ映画『カーズ2』感想&ネタバレ

喧嘩は結構、誰でもやるから。だけど、仲直りしなきゃ。

”友達は、宝物と同じ”ってことよ。

今回の記事の画像・あらすじの引用元は映画.com様より

劇場へは行かなかったんですが、新作が出たという事で慌てて復習しました。今日辺り、水曜でなので観に行けるかなぁ~。というわけでパンフも無し。

今作は、特に友情推し推しの展開になっております!!

カテゴリー
は行

ぜひ劇場で!『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』感想&ネタバレ

この宝の秘密は、私にしか解けない。

ついに、パイレーツシリーズも5作目です!!

バルボッサが登場するということ、それから3作目でいなくなった、オーランドブルーム扮するヘンリー・ターナーキーラ・ナイトレイ扮するエリザベス・スワンが再登場するという事で、そこだけでも楽しみだな!と思い劇場へ足を運びました(笑)

最初からこの言い草なのは、1から続いた2,3の流れがあまりにも酷く、4で持ち直したもののまた5から続く三部作でがっかりさせられてしまうのではないか・・・という不安があったからですね。

さてパンフはこんな感じです!

サラザールさんの存在感!!そして安定の厚み!!

46Pで税抜き667円!今回もかなり気合入っていますディズニーさん!

前回の生命の泉では同じ値段で10P近く減らしてましたし、意気込みが伝わってきますね・・・。まぁデッドマンズチェストの50Pには及びませんが。(2作目になんであんなに期待をかけたのかがシリーズ最大の謎)

中身も、今作に登場するアイテムの紹介だけでなく、過去作のパイレーツシリーズの紹介ページも用意されていて、相変わらず親切仕様。人物相関図や楽しみ方のコツなども載っています!

カテゴリー
か行

車が生きる世界!『カーズ』感想&ネタバレ

誰よりも速い。僕はライトニング。

そう、”稲妻”。

スピード。スピードが、全てだ。

 

『カーズ』シリーズの新作、3が 2017年7月15日に公開されたので、慌てて1から見直しています!確か2は観ていなかったはず・・・。

最初この作品を知った時は、車が喋る世界なんてもすごい斬新!と感動しましたね~。劇場で観たような気もしていたんですが、どうにもパンフがないので初見はDVDでの鑑賞だったのかもしれません。

監督・脚本に、トイ・ストーリーなどで有名なジョン・ラセターさんが関わっています!自然と期待も高まりますね~♪

カテゴリー
は行

【おまけ】映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』あらすじ(詳細)

どうも!ちびぞうです!

前回の、まさかの4作目!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン ~生命の泉~』感想&ネタバレを書いた時の、DVDで観直している間に取ったあらすじメモ(コメント付き)が残っていたので、それを読める程度に直して記事として残しておきたいと思います。

まさかの4作目!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』感想&ネタバレ

前回の記事よりもかなり詳細なあらすじを書いていますのでネタバレ必至です、ご注意を!!

カテゴリー
は行

まさかの4作目!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』感想&ネタバレ

私はマリア 町の娘 光る金貨はむなしいだけよ 私の心を奪い去るのは

荒波超える船乗りだけよ

私の心を奪い去るのは 荒波超える船乗りだけよ

『パイレーツ・オブ・カリビアン ~最後の海賊~』へ向けてのおさらいもこれで最後です!過去2作と同じようにDVDで再び鑑賞。

2,3と下降気味で、公開当時私は「よくあれで続きいけたなぁ!」という驚きと共に、劇場に足を運びました(笑)製作のブラッカイマーさんはかつて3部作だと公言していたようですが、3の滑り出しがわりと好調だったので、4の製作の話も出たんだとか。

監督も、ゴア・ヴァービンスキーさんからロブ・マーシャルさんにバトンタッチ(『シカゴ』を監督した人らしい!)またメイン出演陣からキーラ・ナイトレイとオーランド・ブルームも降りて、新たにペネロペ・クルスが参戦と、大きく流れを変えてきましたねー。

しかし本国の方では4作目の評価も3に続いて下降気味・・・まさかこの流れで7部作になるなんてこの時は誰も予測してなかったはず(笑)

パンフはこんな感じです!

安定の厚さ。しかし34Pで税込み700円。・・・デッドマンズ・チェストの時の勢いはどうしたんでしょう(笑)これでも十分、ボリューミーなんですけどね!

カテゴリー
は行

【後編】引き続きおさらい!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』感想&ネタバレ

どうも!ちびぞうです。

前回の【前編】引き続きおさらい!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』感想&ネタバレからの続きの記事になりますのでご注意ください!

ではでは早速、あらすじの続きをコメントを挟みつつ追っていきたいと思います!!

ジャックを助けに行くところから!

 

世界の果てへ向かう途中、デイヴィの持っているペンダントと同じものをティア・ダルマが持っているというシーンに気付き、あれ?もしやデイヴィの愛した女とはティアさんなのか?と思い始める

ジャックを救出して、みんなで世界の果てからなんとか脱出!帰り道、ティアさんがデイヴィが昔人間だったと語る・・・やっぱり恋仲だったんだ!途中、あの世へ向かう一行の中に父親の姿を見つけてスワン総督の死を知る(いつの間に死んでいたんだー!!!!!)

なんとかあの世から今世へ戻ってくる!見つけた島で、サオ・フェンの追っ手に捕まってしまう一行。ここで、ウィルがブラックパール号欲しさにサオ・フェンにジャックを受け渡すと取引していたことが発覚。

サオ・フェンから東インド会社に引き渡されるジャック。

更にサオ・フェンは東インド会社と手を組んでいたので、ウィルもエリザベスも結局東インド会社に捕まってしまう。しかし結局約束を守らない東インド会社。彼らに裏切られたと知ったサオ・フェンを評議会に参加しろと説得するバルボッサ。サオ・フェンは、評議会に参加する代わりにエリザベスを手に入れたいと主張。受け入れるエリザベス。

同時にジャックもベケット卿と「評議会はどこで行われているのか、9つの銀貨で何をするつもりなのかを教えろ」と言われ取引する・・・。

もうこの辺りは、誰が誰と取引しているのか、みんながみんなこっそり取引して裏切られまくるのが続くので頭の整理が追いつきません。

サオ・フェンの船の中で、エリザベスが人間に閉じ込められた『カリプソ』だと勘違されたり、そして突然襲われて死の間際に海賊長としての権限(と共に銀貨)をエリザベスへ渡したりする謎の展開もあります。結構無理やり感が強い(笑)

サオ・フェンを襲ったのはダッチマン号で、そこの船長はノリントンさんだった!!エリザベスと再会し、総督が殺されたことも知りショックを受けるノリントンさん。

エリザベスはフライングダッチマン号の中でビルと会話する。息子は助けてくれると約束した、だけどデイヴィを殺せばフライングダッチマン号の船長にならねばならず、心臓を抉り出して、海で死んだ死者の霊をあの世へ運ぶという仕事をしなければデイヴィと同じような見た目になってしまう。そうすれば10年に一度しか陸に上がることは叶わず、エリザベスと離れ離れになってしまう。だから決して自分を選ぶはずはない・・と

父を救おうとするとエリザベスを失う気がすると言うウィルにジャックが、「ほかのやつにデイヴィを殺させれば?」と提案。つまりはジャックがデイヴィを殺すつもりらしい。

ノリントンさんがダッチマン号からエリザベスを脱出させる。

ノリントンさんせっかく復権したのにだいぶブレブレですやん!!

あとここのノリントンさんとのキスいりますか?(笑)捕虜を逃がしたー!と騒ぐビルに刺されて死んでしまうノリントンさん・・・さっきのキスは死亡フラグだったんですね・・・。

評議会が行われる島へ到着。ここでティア・ダルマが『カリプソ』で、バルボッサを生き返らせたのもバルボッサにジャックを救いに行かせたのも『カリプソ』だった事が判明!!!彼女は自分を人の体から解放されるために、評議会を集めさせたかったー!!!

けっこう無茶な脚本だーーーー!!!

でも、1の終わりで金貨を盗んだ猿のせいでバルボッサは不死身になって復活したと思い込んでいて、「一体いつ不死身じゃなくなったの?」とずっと持っていた疑問が解決しました。不死身になったのは猿のジャックだけだったんですね。それ以外のメンバーは全員、『カリプソ』に普通の人間として蘇らせてもらったんですね。

評議会が開催。意見がまとまらず喧嘩する場に対し「カリプソを封印したのは最初の評議会。我々が彼女を解放するものとなろう。さすればなにがしかの利益が与えられるだろう」と言う。ジャックはそれに反して戦おう!と言う。それをまとめる役として、なんとキース・リチャーズ(ローリングストーンズ)が登場!!!ジャックの父親の海賊で”海賊の掟の番人”というちょい役でゲスト扱いです。どビックリですよね(笑)

なんとかしてキース・リチャーズを出したかったんだろうなぁ・・・

多数決により海賊の王が決まれば、今後の事を決める権限が与えられる(今までは皆自分に投票していたので王は決まらなかった)という新たな海賊の掟がキース・リチャーズにより教えられる。サオ・フェンから海賊長の権限を与えられていたエリザベスにジャックが投票したことにより、エリザベスが海賊王に決定(笑)

どういう展開なんですかこれは(笑)

エリザベスの権限により、海賊たちは団結し戦うことに決定。しかし敵の船団が多すぎる。どう考えても勝てない。

ウィル、バケット卿、デイヴィ・ジョーンズの三人と、ジャック、エリザベス、バルボッサの三人の話し合いが始まる。(というかデイヴィさんは水の入った桶に入ってれば陸に上がれるのかよ!!設定が緩いよ!)ここでようやくジャックが裏切っていたことが判明。更にデイヴィにもジャックが生き返っていたことがバレる。

海賊王(エリザベス)の提案で、ジャックとウィルを交換。ジャックの銀貨はバルボッサが奪う。結局、東インド会社(フライングダッチマン)と9海賊軍で戦うことが決定。

フライングダッチマンに捕まるジャック。ここまでも全部ジャックの狙い通りだったらしい・・・。なんとか自分がジョーンズを殺してダッチマンの船長になりたいみたい。

ついに『カリプソ』復活の儀式!!!しかし封印したのが愛した男”デイヴィ・ジョーンズ”だと知って巨大化!!何かの呪文?らしきものを叫びながら大量の蟹となり消えてしまうカリプソ。

えっ、助けてくれないんですか!!!

カリプソが手助けしてくれるかは分からないけど最後の大戦に挑むことをエリザベスは決意。ブラックパールの船員を煽ってついに大戦がはじまる・・・(ここまでの長さよ・・・)てこの原理を利用して地下牢から逃げ出すジャック。

嵐が巻き起こり、大渦が現れる(カリプソの怒り?)戦いのさなか、結婚の儀を行うウィルとエリザベス。戦いながら立会人になるバルボッサ。

ダッチマン号の中でウィルが刺されてしまい、このままでは死んでしまうーーそんな時、デイヴィの心臓を持ったジャックがそれを突き刺そうと現れる。

 

まぁおおまかな流れはこんな感じでしょうかね!非常に長いです、ややこしいです。あとみんな裏取引しすぎ(笑)AさんがBさんと裏取引、BさんはCさんと、CさんはDさんと、そしてDさんはAさんと・・・という感じで裏取引の繋がりばっかりどんどこ出てきて、キリがないです(笑)

笑った(面白かった)ポイント

  • 意味がわからないけどジャックがジャックだらけの船で船長してるシーンはクスッと来た。
  • バルボッサとジャックの小競り合いがとにかく楽しい(笑)どっちが船長かって競い合ったり(笑)仲良しか!!

  • UP IS DOWN(上は下)というヒントを元に船をひっくり返すという発想は楽しい!流行りの脱出ゲームみたい!!(笑)
  • 評議会の銀貨ってただその時ポケットに入ってたものっていうのが(笑)そしてあの目玉(義眼)がバルボッサの銀貨だったとか笑ってしまった。何度も失くしかけてた事を思うとしまう場所にしては危なすぎる(笑)
  • 戦いのさなかの結婚式がシュールすぎてわらってしまう(笑)
  • 最後の、瀕死のウィルにデイヴィさんの心臓を刺させるのはなるほどなー。といった感じ。あそこで悩むのはジャックらしくないかなとも思いますが、あそこではああするのがベストですよね。そしてフライングダッチマン号の船長になってしまってウィルが「海に10年、陸に一日、大きな代償だな」と言われ「報われる一日にする」と答えるのは良かった。すごく良い台詞。

ほろっと来たポイント

  • ビル・ターナーをウィルが救う=ダッチマン号の船長にならなきゃいけなくなるから、自分を救うはずないって言うビルの記憶が(船と一体化しはじめてるから)どんどん薄れていっているのが・・・泣ける

前回の2作目であまり感動しなかった親子関係のお話ですが、今回は結構切ないシーンが満載でした。自分の息子が助けてくれると信じている、だけどきっと息子は愛する彼女を選ぶだろうと言ったり・・・だんだん記憶が薄れて息子と分からず戦ってしまうところとか。切ないです。

  • 負けを悟ったベケット卿が切ない

全く思い入れのないキャラなんですけども、いい負け様だったなぁと。変にあがいてなくて。「お、覚えてろよ!!」みたいな小物感もないし。というか、VFXがすごい。

まとめ

実は、2~3が連作かと思っていたんですけども、実際は4まで全部繋がっていたんですよね。最後にまたジャックからブラックパール号を盗んだバルボッサが「不死身になる方法はまだある」と言い、バルボッサから海図を盗んでいたジャックが見つけたのは「生命の泉」・・・。初回の時はほとんど最後のほう(おそらく寝ていて)記憶がなかったので、4まで全部繋がっていたことを今回見返してみて初めて知りました(笑)

じっくり見返すって大事(笑)

しかしやっぱり話がごっちゃごちゃしすぎてました。この一言に尽きる。

それから、後出しでどんどこフライングダッチマン号についての設定やら海賊の掟やらを出してくるのはあんまり好きじゃないなぁ・・・。だって「アレがあるじゃないか!!」と後から付け足せばどうにでもなってしまうんだもの。

大好きなビルナイさんが扮するデイヴィ・ジョーンズさんが真の姿を取り戻す貴重な場面があったので貼って、

特に一番納得できなかったことを最後に叫んで終わりにしますね。

心臓をくりぬいたのは愛する女との愛の苦しみのせいじゃないんかーーい!!!!

 

長々と読んで頂きありがとうございました!!

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします( ´ސު`)