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ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想

「礼を言うのは私の方だ」

どうもー!ちびぞうです!MCUをおさらいしようそして新たにアベンジャーズとの繋がりを学ぼうのコーナー、前回のアイアンマン3でファイズ2がスタートし、ソーに続いてキャップとそれぞれの映画に続いていきます!

今作の目玉は何と言ってもロキたん!!!!ロキはソーの弟なのですがひねくれた性格をしていまして・・・ヴィランなのにこんなに人気になってしまっていいのかというレアなキャラクター(*’ω’*)
ロキファンには堪らない内容になっていますので、バトルロイヤルから入った方もぜひ!!今作だけは!ロキたんのために押さえておいてくださいね!!!

ちなみにカメオ出演ぽく1シーンだけキャップが出演しています。
今回も、アベンジャーズとの絡みも一緒にまとめていきたいと思います。

【映画情報】

【原題】Thor: The Dark World
【制作国】アメリカ
【監督】アラン・テイラー
【原作】スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー
【原案】ドン・ペイン、ロバート・ロダット
【脚本】クリストファー・L・ヨスト、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ナイジェル・ゴステロウ、スタン・リー、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、クレイグ・カイル、ルイス・デスポジート
【撮影】クレイマー・モーゲンソー
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】ウェンディ・パートリッジ
【編集】ダン・レーベンタール、ワイアット・スミス
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • イドルス・エルバ[ヘイムダル]
  • クリストファー・エクルストン[マレキス]
  • アドウェール・アキノエ=アグバエ[アルグリム]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • ザカリー・リーバイ[ファンドラル]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • ジョナサン・ハワード[イアン]
  • クリス・オダウド[リチャード]
  • トニー・カラン[ボー]
  • クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]

【公開日(日本)】2014年2月1日
【上映時間】112分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【マイティ・ソー前作】雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想
【マイティ・ソー次作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想
【MCU前作】終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想
【MCU次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ480,000人の評価)

【あらすじ】

英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.7/5.0

さて、まず初回鑑賞時のちびぞうの感想がありましたので貼っておきます。興奮注意

MCU関連の作品はアイアンマン以外あまり食指が伸びず今作もかなり長い事放置してしまったんだけども・・・

も 、 も っ と 早 く に 観 れ ば 良 か っ た ! ! !

と叫びたくなるほど面白かったです。最高でした。
特にロキちゃん。
これはもう彼のためにある映画かな?ってくらいロキが拗ねたり落ち込んだり強がったりはしゃいだり笑ったり泣いたり嘘こいたり実はそうでも無かったりお母さん大好きだったり本当は兄貴と仲直りしたかったりでも素直になれないもん殺してやるぅううう!と、盛りだくさんです!!!!
本当に情緒不安定だよね!!(笑)
マイティ1の時もアベの時もそこまで気にならなかったロキが大好きになりました。彼のためにDVDも欲しいくらい。

仲間内では”兄弟喧嘩はマイティ・ソーだけでやってて”と言われてますが、個人的にはまたアベ3辺りでロキに活躍してほしいなぁと思ったり思わなかったり。

いけないだめだ、全然映画の内容に触れられていない。

あまりにもロキの印象が強すぎて、「この映画どんな内容だったっけ?」となってしまっていますね・・・(笑)もう、ロキの魅力だけで出した点数と言っても過言ではない・・・。

おおまかなストーリー

オープニングは昔話!

かつて、ソーの祖父ボーがアスガルドを治めていた頃、闇から現れたダークエルフという軍勢率いるマレキスという悪者(今回のヴィラン!)がエーテルというとてつもなく大きな力を持ったアイテムを解き放とうとしていた!
惑星直列(コンヴァージェンス)と言って9つの世界が一列に並ぶタイミングでエーテルを解き放てば世界が大変なことになってしまう。ので、ボーがなんとかエーテルを奪い、闇の軍団も次々に倒し、マレキスも姿を消してエーテルも消滅した・・・と語られていたが、実は地中に深く埋められていた!!

時間軸は現代、『アベンジャーズ』の戦いから一年後。

何千年に一度来るという惑星直接の時期が再び訪れようとしていた。

ロキはアスガルドの牢に入れられ、ソーとジェーンは2年会えないままだった。

ある日ジェーンがロンドンでの調査中、重力場に異常が発生している場所を見つけ、そこからエーテルを隠してある場所にワープしてしまう。そしてそこで彼女は自分の体にエーテルを取り込んでしまう。
ソーは彼女を地球からアスガルドへ連れて行き、体の中を調べさせパワーが宿っているのに気付く。そこへ目覚めたマレキスと闇の軍団が襲ってくる。戦い虚しく母フリッガが殺されてしまい、アスガルドは悲しみに包まれる。

 

放っておけばまた攻め込んでくるという父オーディンに「ジェーンを敵の本拠地に連れて行ってマレキスがエーテルを取り出した瞬間に敵も倒せばいい」と提案するも反対される。虹の橋も壊され、四次元キューブも宝物庫にしまわれているので、”秘密の抜け道”を知っている弟ロキに手を貸してもらい、アスガルドからマレキスの元へと向かう。

ジェーンの体からエーテルを取り出したマレキスと戦い、闇の仲間と刺し違える形でロキは死んでしまう。

一方地球では、惑星直列の危険性に気付いたセルヴィグ博士が自分の作った装置で九つの世界の中心を安定させようとする。
エーテルを解き放とうとするマレキスと地球での最終バトル。直列の影響と装置の力でワープしまくるバトルを繰り広げ、勝利。

戦いの後、父オーディンに王座を継がないと告げたソー。ラストにオーディンの姿はロキに変わる。

エンドロール中に、アスガルドの幹部が”コレクター”に「うちにはキューブもあるしインフィニティは二つも持ってられないから」とエーテルを預けに行く場面が差し込まれる。

エンドロール後の映像は、地球に戻ってきたソーと再会するジェーンのシーン!

アベンジャーズとの関わり

  • エーテルという6つある”インフィニティ・ストーン”のうちの一つが登場!
  • 『アベンジャーズ』の戦いの一年後
  • 『アベンジャーズ』でロキに洗脳されていたセルヴィグ博士の精神状態が不安定に
  • 再会したジェーンが去年NYにソーがいたのを見た(アベンジャーズの戦い)のに会いに来なかった!と怒るシーンがある
  • エーテルを預けた”コレクター”は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場する

ここがよい!

すいませんやっぱり「ロキたん最高」が感想でした・・・。(一周目と大差ないことしか書けない)

一回目を観た時は母親が死んで取り乱して牢の中をグチャグチャにしたのは本心からやってるのかなって思ったんですが、二回目観るとあれもソーを「母親の死に怒っている」と思わせるための演技だったように・・・見えなくもない。

しかし!!!!やっぱりちびぞうの中ではロキたんは自分の出生に孤独感や裏切りを感じていて家族を愛するがゆえにその愛情を歪んだ形で試そうとする

究極のかまってちゃん

に見えるんですよねー。だから家族への彼の愛は本物なのかなと。

怒ったり泣いたり笑ったりはしゃいだり、本当に楽しそうな船の操縦シーンは必見ですよ!!

 

 

あと、あのお年でカメラの前で全裸になって見せたセルヴィグ博士(ステラン・ステルスガルド)の役者魂ほんとすごい・・・あそこまでする必要どこにあったのかなって思うけど・・・。

 

さぁ!次はキャップのウィンター・ソルジャーだ!

 

 


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画像引用元:映画.com

 

 

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きっと二回観たくなる。映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ネタバレ&感想

ぼくたちは、二人で一つなんだ。

映画仲間がごりごりにオススメしてきたので、DVDでレンタルしてみましたー!

主演は今をときめく福士蒼汰くん、そして不思議な雰囲気を漂わせてる小松菜奈ちゃん。

監督は『ソラニン』を始め『僕らがいた』など漫画を原作にした青春色強めの作品を作っている方。最新作は『坂道のアポロン』の実写化を手掛けていますねー!
大体はこの作品群を観れば、どんな感じの雰囲気の作品なのかは想像が容易につくかもしれません。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】三木孝浩
【脚本】吉田智子
【原作】七月隆文 – 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする(宝島社)』
【製作】市川南
【共同製作】村田嘉邦、弓矢政法、高橋誠、大川ナオ、吉川英作、山本浩、荒波修
【エグゼクティブプロデューサー】山内章弘
【企画】臼井央、春名慶
【プロデュース】臼井央、春名慶
【プロデューサー】川田尚広、西野智也
【撮影】山田康介
【美術】花谷秀文
【録音】豊田真一
【照明】川辺隆之
【編集】坂東直哉
【助監督】清水勇気
【製作担当】鳥越道昭
【装飾】高木理己
【視覚効果】鎌田康介
【スタイリスト】望月恵
【ヘアメイク】ワシダトモキ
【スクリプター】古保美友紀
【プロダクション統括】佐藤毅
【音楽プロデューサー】北原京子
【主題歌】back number – “ハッピーエンド”
【音楽】松谷卓
【出演([]内は役名)】

  • 福士蒼汰[南山高寿]
  • 小松菜奈[福寿愛美]
  • 東出昌大[上山正一]
  • 山田裕貴[林]
  • 清原果那[福寿愛美(中学生)]
  • 大鷹明良[南山たかもり]
  • 宮崎美子[南山えいこ]

【公開日(日本)】2016年12月17日
【上映時間】111分
【配給】東宝
【IMDB】7.6/10.0  (およそ1700人の評価)

【あらすじ】

美大生の高寿は、通学電車の中で見かけた女性・愛美に一目ぼれする。勇気を出して声を掛け、会う約束を取りつけようとする高寿だったが、愛美はなぜか泣き出してしまう。意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめるが、そんなある日、高寿は愛美から信じられないような秘密を明かされる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレ!核心部分も!)】

☆3.5/5.0

こーれもジャンル分けするとネタバレになってしまう系のお話・・・ですね。

SFというかファンタジーというか、に加え「タイムトラベルもの」なんですよね。いや、厳密に言えば、タイムトラベルしているわけではないか・・・うーん。

「パラレルワールド(並行世界)」の出てくる話。と言った方が分かりやすいかもしれませんね。並行世界じゃなくてこの場合は逆行世界。か。

なんとなくベンジャミンバトンを思い出しました。

最大の秘密とは何なのか

あらすじにも書いてある”秘密”とはなんなのか。

 

 

 

それは、

小松菜奈ちゃん扮する愛美の生きる世界は、福士蒼汰扮する高寿の生きる世界とは違う世界だった!!!

ということ。そして、二人の世界は時間の進みが逆になっている世界であった・・・。

どういうことなのか?分かりやすく、劇中でも登場した図を使って説明します。

愛美が年を取れば、高寿は若返っていく。高寿が年を取れば、愛美は若返っていく。そういう関係性なんですよね。

そして二人の世界が交わるのは五年に一度、30日間のみ。しかも、愛美の方からしか会いに行けない。という基本ルールがあります。

二人はお互いに、5歳の頃に35歳になった相手に命を救われる、という経験をしていて、それからちょくちょく会う度に惹かれ合い、愛美が15歳の時に25歳になった高寿に「二人は恋に落ちて愛し合う」という話を聞く。

そして二人が20歳になった年の30日間が、今作の映画で描かれている。ということです。

この二人の、高寿からしたら明日のことは未来なのだけど、愛美からしたら昨日(過去)の話になる。という設定が後々非常に切なくなってくるんですが・・・これがけっこうややこしい!

矛盾はないのか?

ちびぞうは観ててけっこう混乱してしまったんですよね。

未来のことをお互いに伝えておかないと、例えば「愛美が5歳の時に命を救われたエピソード」なんかは絶対に先に高寿に伝えておかないと助けられないんですよね。高寿の方からは会いに行けないし。

おそらくこの話は、どこがスタートなのか?と考えるとこんがらがってしまいます。鶏が先なのか卵が先なのか、という感じで。ループ構造なんですよね。

矛盾、してるところもあると思うんだけど、ちょっと頭が悪くてそこを指摘するまでいかないという・・・そういうモヤモヤを持ったまま観なきゃいけないのは結構厳しいかなぁ。

二人の運命は輪になって繋がっているんだ、という説明で納得させられるような気もするし、でもなんか適当なことで納得させられちゃう悔しさもあるような・・・。

まとめ

全てが決められている運命の上を走っているだけなので、主人公の苦悩も「予期されていること」と思うと、結構つまらなくない?とも思います。

運命は自分の手では変えられない。ってことですもんね。

まぁそこが、「二人は結ばれる運命なんだ」っていうロマンチックさを強調させている部分なのかもしれませんが。

25歳の高寿に全てを聞いていて、二人の30日間を間違うことなく演じてみせた愛美ちゃんの強さに涙するポイントはあります。(逆に高寿は振り回されてクヨクヨうじうじで泣いたりなんかして、しかもそれも決められていたことだって思うとなんとも情けない男だな・・・となる)

二周目が全然違った味わいになる映画でもあるので、ごちゃごちゃと難しいことは考えずに、気軽に観た方が良いですね!!

どうでもいいけど、小松菜奈ちゃん可愛すぎない???

 

ちなみになんとなく思い出した、『きみがぼくを見つけた日』の記事も貼っておきます。これは旦那がタイムトラベラーなお話。

夫がタイムトラベラーだったら?映画『きみがぼくを見つけた日』ネタバレ&感想

 

 


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ジョニデ×アンジー二大共演!『ツーリスト』映画ネタバレ&感想

「君とキスしたことは後悔していない」

高校のころ『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』でファンになって以来、ジョニデ狂いだったちびぞうですが(頑張って英語でファンレターも書いたよ!返事はない!)、パイレーツの爆発的ヒットによりジョニーの知名度が上がると共に次第に心が冷めていき・・・(それでもPOTC1は劇場で7回観た)

不思議なものですね。「応援していた人が有名になると冷めてしまう心理」に名前はないんでしょうか(単にちびぞうの心が狭いだけ説)

近年のジョニーの映画は不作続きで・・・このツーリストのころはまだ劇場で追いかけよう!という気もあったんですけどね。『チャーリー・モルデカイ』辺りでだいぶガッカリしてしまいました。なんとか盛り返して欲しいところだけどなぁ。
昔からジョニーは「面白い作品に出よう」とか「俳優として成功しよう」みたいな気がなさそうなので、難しいなぁ~(稼ぐと言う意味では成功してるかもしれませんが、あんまり演技力を評価される人ではない)。

脱線した!!!

当時、「二大スター共演!!」のアオリで宣伝されていましたが、ちびぞうは特にアンジーが好きではないので・・・そこまで興奮した記憶もなく。確か、観てみたらポール・ベタニ―が出ていたので脳内で拍手喝采、二人が同じスクリーンに映っていることにニヤニヤしまくり「ジョニデとポールの共演!これが私的二大スターの共演だ!!」と思った記憶があります(笑)

パンフはこんな感じ

表紙がちょっと変わった紙質なんですよね、マットではなくザラついた感じというか。オシャレ。値段は30P税込み600円。中開きのページもあったり、舞台になったヴェネチアのスポットが紹介されてるページがGOOD!

【映画情報】

【原題】The Tourist
【制作国】アメリカ/フランス
【監督/脚色】フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
【脚色】クリストファー・マッカリー、ジュリアン・フェロウズ
【製作】グレアム・キング、ティム・ヘッディングトン、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー、ジョナサン・グリックマン
【製作総指揮】ロイド・フィリップス、バーマン・ナラフィ、オリヴィエ・クールソン、ロン・ハルバーン
【撮影監督】ジョン・シールASC,ACS
【プロダクションデザイン】ジョン・ハットマン
【編集】ジョー・ハッシングA.C.E、パトリシア・ロンメル
【衣装デザイナー】コリーン・アトウッド
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • アンジェリーナ・ジョリー[エリーズ・クリフトン・ワード]

  • ジョニー・デップ[フランク・トゥーペロ]

  • ポール・ベタニ―[ジョン・アチソン警部]

  • ティモシー・ダルトン[ジョーンズ主任警部]

  • スティーブン・バーコフ[レジナルド・ショー]

  • ルーファス・シーウェル[英国人男性]

【公開日(日本)】2011年3月5日
【上映時間】103分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【映倫区分】G
【IMDB】6.0/10.0  (およそ195,000人の評価)

【あらすじ】

イタリアへ傷心旅行にやって来たアメリカ人のフランクは、ナゾの美女エリーズと運命的な出会いを果たす。しかし、彼女と恋に落ちたフランクは、いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.9/5.0

思ったよりは楽しめたかなー、という印象。

おおまかなストーリー

アレクサンダー・ピアースという国際指名手配されている金融犯罪者の男を捕まえるために、その恋人であるエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)を監視するロンドン警察。ピアースは彼女に連絡を取り、「僕の体格によく似た男を見つけて話しかけ、彼を(警察に)僕だと思わせるんだ」と手紙を出す。エリーズは言われた通り、列車で冴えない旅行者フランク(ジョニデ)に声をかける。

フランクとエリーズは二人で過ごすうち、お互い惹かれあっていく。

ロンドン警察、パリ警察、そしてピアースに金を盗まれたギャングも追って来る。

エリーズはフランクに、彼をピアースに仕立て上げるために近付いたと告白するが、フランクは彼女と出会ったことを後悔していないと言う。しかしエリーズはフランクを逃がそうとする。

実はエリーズはロンドン警察庁の刑事だったが、ピアースを追ううちに彼を愛すようになってしまい、停職処分になっていたのだ。

ラスト、ピアースと思わしき男を逮捕するが、実はその男はピアースが手配した替え玉であった。冴えないツーリストと思われていたフランクこそがアレクサンダー・ピアース本人だった―――というどんでん返しを迎えてお話は終わる。

感想まとめ

思ったよりは楽しめたんですが、残念な点も多かった。

追っ手から逃げるシーンがやたらとチャチいこと、これはチャチいというより、ジョニーの逃げる姿がまんま「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック船長だったんですよねー。演じ分けして欲しかったなぁ・・・。

それから「ラストに大どんでん返し」と聞いていたので大体オチが読めてしまったこと、そしてジョニーが生粋のアメリカンだというイメージが強い私にとっては、今回の彼の役にはどうにも入り込めず、そこも残念だった。。
更に言えば日本人で「英国人と米国人の違い」に敏感に反応出来る人は少ないはず。この映画はやはりネイティブが観てより楽しめる仕様になっているな と感じました。
これが日本人の悲しいところ。

まぁでも普通にエンタメとして楽しめる映画なので、深い事はあまり考えない方がいいかも。

役者陣が好きでなければ、映画館でなくても良いかもしれない、そんな作品でした。まる。

 

 


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超人ハルク、初の映画化!『ハルク』ネタバレ&感想

彼の中の何かが覚醒する時、【変身】が始まる !!

『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などが次々と公開されていくマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のシリーズ!!!

今から全てを最初から観たら20本近く観なければならないという大変なシリーズとなって来ましたね・・・。ちびぞうはそろそろマーベルもある程度復習しておこうかなー(記事も補完ついでにね)ということで、とりあえずこちら、2003年製作の『ハルク』を見返すところから始めてみました。

ちなみにこちらのハルクはアベンジャーズ』とはつながりのない単発作品となっています!(何だよ!と思わないでね!)
ハルクがアベンジャーズと繋がるのはリブート作品である『インクレディブル・ハルク』からなのです!なので本当に、「とりあえず観ておこ」という感じで鑑賞しました(笑)

監督はアン・リーという台湾の方で、『ブローク・バック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』といった作品を撮られている方であんまりアクション映画監督という印象はないですね。

ちなみに今作にはマーベルの原作をしたりなんかしてるお偉いさんなスタン・リーがカメオ出演しているので見つけてみましょう!!

【映画情報】

【原題】Hulk
【制作国】アメリカ
【監督】アン・リー
【脚本】ジェームズ・シェイマス、マイケル・フランス、ジョン・ターマン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【製作】アビ・アラド、ラリー・J・フランコ、ゲイル・アン・ハード、ジェームズ・シェイマス
【製作総指揮】ケビン・フェイグ、スタン・リー
【撮影】フレッド・エルムズ
【編集】ティム・スクワイアズ
【音楽】ダニー・エルフマン
【主題歌】ヴェルヴェット・リヴォルヴァー - “Set me free”
【出演([]内は役名)】

  • エリック・バナ[ブルース・バナー]
  • ジェニファー・コネリー[ベティ・ロス]
  • サム・エリオット[ロス将軍]
  • ジョシュ・ルーカス[グレン・タルボット]
  • ニック・ノルティ[デヴィッド・バナー]
  • ポール・キャシー[若い頃のデヴィッド]
  • カーラ・ブオノ[エディス・バナー]
  • トッド・テーセン[若い頃のロス将軍]
  • マイク・アーウィン[10代のブルース]
  • ケヴィン・ランキン[ハーパー]
  • セリア・ウェストン[クレンズラー婦人]
  • ダニエル・デイ・キム[補佐官]
  • ルー・フェリグノ[警備員]
  • スタン・リー[警備員]

【公開日(日本)】2003年8月2日
【上映時間】138分
【配給】UIP
【IMDB】5.7/10.0  (およそ228,400人の評価)

【あらすじ】

遺伝子学者ブルース・バナーは、ある実験を行っていたところ、大量のガンマ線を全身に浴びるという事故に見舞われる。やがて彼の体内で異変が起き、“怒り”の感情を抱いた時、彼の身体は緑色の醜く巨大なモンスター“ハルク”へと変身してしまった。ブルースの意識をなくしたハルクは、彼を捕獲しようとする軍の最新兵器を搭載したヘリやジェット機の攻撃も恐れず、戦車の砲弾さえはね返してしまう。もはや誰にも止められなくなったハルクだが、ブルースに特別な想いを寄せる女性科学者ベティだけは彼を信じ、なんとか救おうとするのだった。【引用元:allcinema

【感想】

☆2.2/5.0

大コケしてしまっただけはある・・・という感じ。

138分が異様に長く、見始めてから40分経たないとバナー博士はハルク化しないし、ラスボスである御父上とのバトルも始めるのがすっごく遅い!!

つまりすごくテンポが悪いんですよね。

それから、なぜか分割しまくりの画面もすごく気になりましたね…

おおまかなストーリー

アメリカ軍の砂漠基地で科学者として働くデヴィッド・バナー博士は、生物兵器に対抗できるように人間の免疫力を高める研究をしていた。

クラゲやトカゲ、ヒトデなどの遺伝子を使った抗体をサルなどに注入していたが、本当は人体実験をしたかった。しかし上司のロス将軍はそれを許さなかったため、自分の体で実験を始める。そして、妻との間にバナー博士の遺伝子を継いだブルースが誕生。

人体で実験していたことがロス将軍にバレると、デヴィッドはクビを言い渡されてしまう。するとデヴィッドは研究所を爆破しようと試み、妻と子の元へ。

母親を別室へ連れて行き口論しているところで場面は10代になったブルースへ変わる。両親はおらず、里親に引き取られた様子。ブルースはそのまま大学を出て科学者になり、父親と同じく遺伝子研究の道へ。

恋敵のグレンという軍人が共同研究者のベティを引き抜こうとしていたり、ベティの父親がロス将軍だったりと確執があり、更に実はロス将軍によって30年間隔離されていたデヴィッドが清掃員に扮して研究所に侵入していたりと色々ありつつ、ある日ついに研究所でトラブルが発生。仲間をかばって大量のガンマ線を浴びたブルースは、本来死亡するはずだった。が、驚異的な自己治癒力を見せ、怒りの感情をきっかけに「超人ハルク」へと変貌してしまう。

なぜかデヴィッドは自分の実験でハルク化させた犬3匹をベティの元へ向かわせ、襲わせる。そこへブルースが登場して犬を退治。彼女と対峙すると、ブルースはハルクから人間の姿へと戻る。

デヴィッドはトラブルで閉じた研究所へ忍び込み、自分の体にガンマ線を当てて、「触る物質を吸収、自分の力にしてしまうというバケモノ」へと変わる。しかしすぐにロス将軍によって捕まえられてしまう。

ハルクを倒そうとするロス将軍率いる軍隊との戦いが繰り広げられたりしたあと、最後は捕まっていた父親デヴィッドとなぜか面談させられて、そこで暴走し始めたデヴィッドが「お前に引き継いだ力を返せ」とブルースに迫る。ブルースもハルク化して最後のバトル。

デヴィッドの特殊能力でハルクのパワーがどんどん吸い取られていく・・・・と思いきや、強すぎるハルクのパワーを送り込まれて「もうやめてくれ、パワーが強すぎる」とアップアップなお父さん。そこにロス将軍が核ミサイルをぶち込み、バトル終了。

1年後、ハルクは死んだと思われていた。しかし「最近”緑の生き物を見た”と言っている人たちがいるから、もし彼が生きてたらお前の元に行くはずだ、来たら教えてくれ」とロス将軍からベティへと電話がかけられる。ベティは「教えなくても監視されてるから分かるでしょ」と返す。

場面はどこかの森の中へ移り、そこで村の人たちに薬を処方するブルースの姿が。薬を奪いに来た奴らに対し「僕を怒らせると後悔するぞ」と吐き捨てて映画は終わる。

感想まとめ

脚本に、「何で今こうなってるんだっけ?」となる展開が多かった・・・。犬をベティに差し向ける理由も、父親が本当は何がしたかったのかも謎だし、30年間も隔離してたのに逃げられてるし!という根本的なところから軍のやり方もガッバガバ!!!

それから、知識としてハルクの強さを知っているちびぞうとしては最初から「軍の力では無理じゃろ」と思って観てしまうので、戦闘シーンもあんまり楽しめなかったなぁ。(だってハルクは宇宙でも平気だもんね)

一番のメインは今回のヴィランである「アブソービング・マン」としてのお父さんとのバトルだと思うんですがそこもあまり、彼の能力を活かしたバトルではなかったようで残念。父親デヴィッドのセリフ回しもいちいち遠回しで妙に詩的というか、分かりにくかった。

残念なところが多かったように思う今作ですが、ブルースが鏡にかかった結露を手で拭くとハルクの姿が映る、といった演出は好きでした。

このあと、今作の失敗を取り戻そうとエドワード・ノートン主演でハルクはリブートされます。それが『インクレディブル・ハルク』!こちらはアベンジャーズとも関わりがあります!もう初見の感想は忘れてしまっているちびぞうなので、また見返していきたいと思います!

 

 


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ポール・ウォーカー追悼作。映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』ネタバレ&感想

「車は空を飛ばないよ―――」

ワイスピ見直そうの回も遂に7作目。最新作のアイスブレイクまで追いついてしまいました。寂しい。

今作でキャラの入れ替えが若干あります。

OUT→ジゼル、ハン
IN→デッカード・ショウ、ミスター・ノーバディ

今までのシリーズで活躍していたハンとその彼女ジゼルがいなくなり、4人目のハゲであるジェイソン・ステイサムとちびぞうの大好きなカート・ラッセルが参入!

秘密組織のエージェントが加わる事で、スパイムービーっぽさが際立ってきています。

アイスブレイクからの「最終章三部作」が始まる前の、ターニングポイントともなる今作。

完成前に亡くなってしまったブライアン役のポール・ウォーカーにも、注目していただきたい。(撮り終えていないシーンは彼の実の弟であるコディ・ウォーカーが代役となって撮影したそうです)

【映画情報】

【原題】Furious Seven
【制作国】アメリカ
【監督】ジェームズ・ワン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、ビン・ディーゼル、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント、クリス・モーガン
【キャラクター設定】ゲイリー・スコット・トンプソン
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】ビル・ブルゼスキー
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、ディラン・ハイスミス、カーク・モッリ、リー・フォルサム・ボイド
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ジェイソン・ステイサム[デッカード・ショウ]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ・オルティス]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • ドウェイン・ジョンソン[ルーク・ホブス捜査官]
  • ミスター・ノーバディ[カート・ラッセル]
  • ナタリー・エマニュエル[ラムジー]
  • エルザ・パタキー[エレナ・べネス]
  • ガル・ガドット[ジゼル・ヤシャール]
  • ルーク・エバンス[オーウェン・ショウ]
  • トニー・ジャー[キエット]
  • ジャイモン・フンス―[ジャカンデ]
  • サン・カン[ハン・ソウルオー]

【公開日(日本)】2015年4月17日
【上映時間】138分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】レティ復活!映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』ネタバレ&感想
【次作】ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていたドミニクたちの前に、オーウェンの兄デッカード・ショウが弟の仇を討つべく現われる。元特殊部隊の暗殺者で一国の軍隊に匹敵するほどの力を誇るデッカードは、東京にいるドミニクたちの仲間を襲撃。大切な仲間を奪われたドミニクたちは、圧倒的な強さを誇るデッカードに決死の戦いを挑む。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

見どころは、空を飛ぶ車。

正しくはスカイダイビングを車でしたり、超高層ビルのビルからビルへ暴走する車で飛び移ったりと落下する感じなんですが、まさしく絵面は「空飛ぶ車」!

おおまかなストーリー

今作の敵は前作のユーロミッションで倒したオーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウ。

弟の復讐として東京にいるハンを殺害、その次はホブスが狙われ、病院送りにされてしまう。

レティは記憶が取り戻せないことに思い悩み、ドムから去ってしまう。

「ジャック」という息子が生まれ幸せな暮らしをしていたブライアンとミアがドムの元へ遊びに来ると、ミアは「二人目の赤ちゃんを妊娠しているがブライアンは平穏な暮らしより銃を恋しがっている、人生に絶望させたくない」と妊娠していることを伝えられない、という話をドムにする。

するとそこへ爆弾が届き、爆発。ドムはファミリーの命がデッカードによって狙われているとホブスから聞き、知る。

デッカード・ショウを倒すため、秘密組織を束ねる謎の男”ミスター・ノーバディ”の依頼を飲むドム。

”ゴッドアイ”という世界中のあらゆるカメラ、音声データに瞬時に入り込めると言う超ハイテクなハッキング装置があれば「デッカードの居場所がすぐに分かる」ということでゴッドアイの作者ラムジーを誘拐したジャカンディというテロリストから彼女を奪還しろという作戦を受ける。

ミスター・ノーバディにより再び集まるファミリー。

ドムとデッカードが車で正面衝突したり(2回目はパイプで殴り合う)車でダイビングしたり高層ビルの間を車で移動したり、ムキムキな警備の女とレティの肉弾戦があったりローマンがヘタレまくっていたりガトリングガンを積んだ装甲車と戦ったりヘリに車で突撃したりと色々あった最後にドムは戦いで心停止状態に。

駆け寄り、涙を流して「まだ死ぬのは許さない」と言うレティはそこで完全に記憶を取り戻し、ドムも意識が戻り命を取り留めます。

デッカードを無事に逮捕し、ジャカンディも倒したファミリー。

海でまったりと過ごしながら、波打ち際ではしゃぐブライアンとミア、その息子ジャックの姿を眺め、「前とは違って来た」と言うテズ。ドムはブライアン達の元からそっと去ろうとします。

一人走るドムの隣にブライアンの車が並び、視線を交わした後「永遠に兄弟だ」と言って別々の道へ進んでいく二台。

最後に「ポールへ捧ぐ」と出て、映画は終わり。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ジェイソン・ステイサムが全力で悪役をしている
  • 注目アイテムは”ゴッドアイ(神の目)”というハッキング装置
  • レティの記憶が完全に戻る!!
  • ブライアンを演じてきたポールへの追悼作
  • SKYならではの空中を舞う車が見れる

こんな感じですね。

感想まとめ

内容はどうあれ(というか毎回あんまりストーリーには期待してないので)、車を使いまくり破壊しまくりのアクションシーンの見応えがすごいです。高級車の破壊が毎回すごいなぁ・・・

レティファンには嬉しい彼女のアクションシーンもたっぷり!

そういえば今作でホブスさんはガトリングガンを持って撃つ、というまさに人間離れしたアクション?を見せてくれます。脳筋極めてモンスター化した感じですかね(笑)

レティの記憶もようやく戻って、ブライアンも平穏な生活に戻り、次作からは完全にドムを主人公としたお話になる感じですね。

というか、まさか今までの主役を担って来たブライアン役のポール・ウォーカーが事故で亡くなるなんて誰も予期していなかったことだと思うので・・・今作は「追悼作」という特別感も若干あると思います。

今まで、ワイスピを愛してきた人からしたらあのラストは本当に涙腺崩壊モノだったでしょう。

ちびぞうもそんなに古いファンでもないのに泣いてしまいました。

見返して思ったのは、ジャックとその妹が成長してまたファミリーの一員となる・・・!という感じの話にして新進気鋭の役者さんをお迎えしたらなんとかシリーズを続けて行けるのでは・・・?という無理のあるファンの希望(笑)

まぁ、最終章がアイスブレイクからの三部作、と決まっているようなので、ジャックが大人になってワイスピシリーズの顔になるなんて展開は難しいと思いますが。

寂しいな、色んな意味で寂しい、七作目となりました。

 

 

故ポール・ウォーカーのご冥福を心からお祈りいたします。

 

 


 

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あ行

女性同士の恋愛を描いた映画『アンダー・ハー・マウス』ネタバレ&感想

”愛は縛れない”

ちょくちょくLGBT関連の映画も観ているちびぞうです。今回は女性同士の恋愛を描いた作品。

レズビアンやトランスジェンダーの映画と言えば『ボーイズ・ドント・クライ』『アデル、ブルーは熱い色』『キャロル』などありますねー。ちびぞうはそれ系の作品ならば海外ドラマの『Lの世界』が一番のお気に入りです!

視線で恋する女性同士の青春ラブ映画『アデル、ブルーは熱い色』ネタバレなし感想

主演は、ユニセックスな見た目で女性ながら初の男性モデルをこなしたことでも注目されている「VOGUE」や「ELLE」のモデル、エリカ・リンダ―若かりし日のエドワード・ファーロング、亡きリヴァー・フェニックスなんかによく雰囲気が似ている超絶イケメンな女優さんです。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Below Her Mouth
【制作国】カナダ
【監督】エイプリル・マレン
【脚本】ステファニー・ファブリッツィ
【製作】メリッサ・コフラン
【撮影】マヤ・バンコビック
【美術】フェイ・マレン
【衣装】ゼイナ・エスメイル
【編集】ミシェル・シェンバーグ
【音楽】ノイア
【出演([]内は役名)】

  • エリカ・リンダ―[ダラス]
  • ナタリー・クリル[ジャスミン]
  • セバスチャン・ピゴット[ライル]
  • メイコ・ニュイエン

【公開日(日本)】2017年10月7日
【上映時間】92分
【配給】シンカ
【映倫区分】R18+
【IMDB】5.6/10.0  (およそ4,520人の評価)

【あらすじ】

心身ともにたくましく、昼間は大工として働くダラスは、夜ごと違う女性と関係を持つという奔放な日常を送りながら、自身の居場所を探していた。ある週末の夜、ダラスはバーの片隅で、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミンと出会う。情熱的に絡み合い、お互いの愛を確かめ合った2人の時間は永遠のものと思われた。しかし、ジャスミンには結婚を約束した男性がおり、その男性の存在が、ダラスとジャスミンの行く末を遮る大きな障壁となる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.4/5.0

んんんんんんー!こ、これは「普通に面白い」よりちょっぴり下な感じ…

主演のダラスを演じるエリカ・リンダ―は本当にイケメンなのですが…脚本と演出がちょっと…

おおまかなストーリー

あらすじ読んでもらったらあとは特に書くことないなって感じなんですが。

基本的に、ストレートのカップル(婚約中で同棲中)の彼女の方(ジャスミン)をダラスが寝取る形になります。

で、彼氏が仕事の都合で何日か家を空けている間に二人の愛は燃え上がり、あと少しで彼が帰ってくるのよ、というタイミングでもその彼氏とのおうちのバスルームで行為に及ぶ…

そこへ帰ってきた彼氏が鉢合わせ!浮気現場を目撃されてダラスとの関係は破綻。

彼に「別れて来い」と言われて別れるジャスミンとダラスですが…

最終的に彼氏とやり直そうと努力はしたものの、ジャスミンの心からダラスを消すことは出来ず。

ラストシーンは海辺でコーヒー片手に逢瀬する二人のシーンで、

ジャスミン「同僚にあなたのことを話したわ」
ダラス「何を?」
ジャスミン「全てを」

というやりとりをして、映画は終了。

これ系の映画には珍しい、ハッピーエンドです。

どこが微妙だったのか?

一番に思うのは監督がレズビアンの世界を「リアルに描きたい」と言っていたにも関わらず、そこに本当にリアルさはあったのか?という点。どうしても、観客の多くを占めるであろうストレート(特に男性)の人たちの視線を意識して作られていると思うんです。

  • エロシーンの無駄な多さ
    考えてみてもください。普通の男女の恋愛ものなら、数分間に及ぶ性行為のシーンを3回も4回も挟みますかね?いやいや、ポルノじゃないんだからちょっとしつこいよ…と思ったのが正直な感想。
  • ジャスミンに潜在的なビアンの素質があったと匂わせる演出
    オープニングで、ジャスミンが彼氏の爪にマニキュアを塗って怒られる、という場面があります。これは無意識に恋人に女性的なものを求めている、という事の暗喩だと思われます。更に、ダラスに対し「ジャスミンはかつて幼いころに女友達とキスをしてイチャ付いた事があり、その場面を母親に目撃され激怒されてその女友達とは2度と会えないようにされてしまった。その後は男性と付き合え、としつこく言われてその通りにした…」と過去を語るシーンまであります。
    これらはまさに、「ジャスミンには”元々”ビアンの素質があった」と匂わせると同時に「普通の女が突然ビアンに落ちるはずはない」と観客を安心させるための演出だなとちびぞうは感じました。いや、別にストレートの女性が突然素敵な女性に恋することだってあるかもしれないじゃないですか!元々そのケがあったって匂わすというか、同性に恋することに理由が必要だって思ってるところがもうね、なんか残念なんですよね。(理由があった方が分かりやすいのはあるかもだけど。男女の恋愛で”私は昔から男の人が気になってて…”なんて説明が必要ないのと同じで、余計な演出だと思うんですよね)

以上が一番気になったところ!

それと主人公がビアンだという点を抜いて考えると(普通に男女モノとして見ると)、ただ浮気相手に走るだけ、みたいな単純な脚本も気になりましたね。。

まとめ

エリカ・リンダ―のユニセックスな魅力を堪能しよう!

とそれくらいですね!

こういう映画をお好きな方には毎度オススメしている海外ドラマ『Lの世界』を今回もオススメしておきます!!(笑)

 

 

 


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画像引用元:映画.com / IMDB

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さ行

モンスターと恋しよう。映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ&感想

”彼を助けないんだったら―――

私たちだって、人間じゃないわ”

『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が贈る、異種族(モンスター)との恋。

もう劇場で予告編を観た時からちびぞうは劇中の主演二人に恋してしまいましてね…

「これは名作の予感!」と映画館に足を運ばずにはいられませんでした。

パンフレットはこんな感じ。

20世紀フォックスさんと一目で分かるようになってきました(笑)

表紙を飾るジェームズ・ジーンのイラストも最高・・・!!!

50ページで税抜き760円はホクホクです。内容もインタビューが充実していて良いですね~(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】The Shape of Water
【制作国】アメリカ
【監督/原案】ギレルモ・デル・トロ
【脚本】ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー
【製作】ギレルモ・デル・トロ、J・マイルズ・デイル
【撮影監督】ダン・ローストセン
【美術】ポール・オースタベリー
【編集】シドニー・ウォリンスキー
【音楽】アレクサンドル・デスプラ
【衣装】ルイス・ケセイラ
【出演([]内は役名)】

  • サリー・ホーキンス[イライザ]

  • マイケル・シャノン[ストイックランド]

  • リチャード・ジェンキンス[ジャイルズ]

  • ダグ・ジョーンズ[不思議な生き物]

  • マイケル・スタールバーグ[ホフストラー博士]

  • オクタヴィア・スペンサー[ゼルダ]

【公開日(日本)】2018年3月1日
【上映時間】123分
【配給】20世紀フォックス
【映倫区分】R15 +
【IMDB】7.7/10.0  (およそ101,100人の評価)
【劇中で登場する映画】『砂漠の女王(1960)』『恋愛候補生(1958)』

【あらすじ】

1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆4.1/5.0

 

いやぁ、こんな完璧に美しいおとぎ話が他にありますか???!

ないよね!!!(でも『シザーハンズ』も素晴らしいけどね!)

インテリアから小物から衣装からクリーチャーのデザインまでがため息が出るほどに美しくて芸術的で、監督のセンスをこれでもか!と味わうことが出来た至福の2時間でした・・・
色や音楽にもこだわっていて、本当に隙がないというか、隅々までが本当にオシャレ。

冴えない中年女性の主人公が映画館の上に住んでいるという設定も最高だし、主人公イライザを演じたサリー・ホーキンスの繊細で軽やかで踊るような演技も素晴らしい・・・さすが、監督が「この役は彼女にしかできない」と彼女のために脚本を当て書きしただけあります。
きっと監督のイメージを最大限引き出す演技を見せてくれたんだと思います。

おおまかなお話としては、「人魚姫」やティム・バートン監督の『シザーハンズ』やディズニーの『美女と野獣』に近しいものがありますね。

しかしそれらのファンタジーとは少し違っていて、スタンダードな異種族との愛を描き「むかしむかーしのお話だよ」とおとぎ話に見せつつ、実は私たちが生きる現代と非常に深くリンクしている・・・という側面があります。

もうこれ涙無しでは観られないよ!!!

おおまかなストーリー

ソ連との冷戦下のアメリカ、政府の極秘研究所が舞台。

そこの清掃員として働くイライザと、アマゾンの奥地で発見された”不思議な生き物”とが出会い、声なき交流を通して絆を深めていく。

研究者であるホフストラー博士は、「彼を宇宙へ送って宇宙開発でソ連より先んじよう」と提案するが、政府のお偉いさんは”生き物”を解剖して研究しろと決定してしまう。

解剖されてしまうと知ったイライザは、アパートの隣室に住む友人のジャイルズに「彼を一緒に助けよう」と頼み説得する。

ゲイのジャイルズは会社から追われ、好意を寄せていたカフェ店員から拒絶され失恋したことをきっかけに、イライザの計画を手伝う事を決意する。

その計画とは、監視カメラを動かし”彼”を搬入口へ運び、画家であるジャイルズが偽装したIDを使って搬入口へトラックで侵入、示し合わせたイライザと”彼”をトラックに積んで脱出させるというもの。

しかし、”彼”の警護役をしていたストイックランドに気付かれ、計画を邪魔されそうに!そこへホフストラー博士、清掃員仲間のゼルダが助け舟を出し、無事”彼”をイライザのアパートへ連れ出すことに成功。

イライザと”彼”は愛を深めていくが、彼は水と塩を入れただけのバスタブでは生きていくことが出来ない。雨の降る日に桟橋から彼を逃がそうと決めるイライザ。

しかし、ストイックランドも上司に脅され、死に物狂いで”彼”を逃がした犯人を捜す。解剖に反対していたホフストラー博士が裏でソ連と通じていることに気付いたストイックランドは、博士を拷問し「ただの清掃員がやった」と口を割らせる。

そこからゼルダの家に行き、ゼルダを恫喝、計画を知っていたゼルダの夫が「口がきけない女がラボから何かを盗んだんだ」と喋ってしまう。イライザの家に向かうストイックランド。危険を知らせるためイライザに電話をかけるゼルダ。

アパートが危ない!と知ったイライザはジャイルズと共に”彼”を車に乗せて桟橋へと急ぐ。ストイックランドが到着した時、アパートはもぬけの殻だったが、カレンダーに書かれた”雨、桟橋”というメモを見て桟橋へと追いかける。

桟橋に着いた3人が今まさに別れようとしているところでストイックランドも追って来て発砲。”彼”とイライザは致命傷を負ってしまう。しかし”彼”はまるで神のように銃弾の傷を治し復活、ストイックランドの喉を掻っ切って殺す。

死体となってしまったイライザを抱き海へと飛び込む”彼”。”彼”がイライザへ口付けすると、彼女の首にあった傷がエラのように開き彼女は息を吹き返す。

美しい光を放ちながら、海の中で抱き合った二人のシーンに、ジャイルズのモノローグが重なって映画は終わる。

ちびぞうが泣いたポイント

①イライザが、友人ジャイルズに「私と一緒に彼を助けて」と説得するシーン。

手話で必死に

「私を見て!私はなんなの?彼は人間の言葉が話せない。私と何が違うの」

「彼を助けないなら、私たちも人間ではない」

と伝えるイライザの言葉が本当に痛ましくて、切実で、泣かずにはいられなかった。

赤ちゃんの頃に喉を切りつけられた?という過去があり声帯が機能していない彼女は、きっと今までの人生、マイノリティとして他人に差別的な目で見られてきたんだろうな。

そんな自分と”彼”を重ねて、見た目や種族や言語なんか関係なく”彼”を”彼”のまま愛したんだろうなーと思うと。なんて優しくて温かい女性なんだろう、という気持ちになりましたね。こんな風に自分に周囲と違う部分があっても、そのままを見て愛してくれる相手に出会えるのは本当に幸せなことだ。

②ラストシーンでの”彼”とイライザの手話のやりとり

彼「”あなたと 私 一緒”」

イライザ「”違う、私とあなたは一緒じゃない”」

最高に切なくて泣けました。彼を生かすためには離れ離れにならなければいけない、というイライザの断腸の思いも、ここにきて突き放されてしまう”彼”のショックも、どちらも辛くて切ない。

”彼”も、顔が微妙に変化して悲しみや怒りを表現できるんですけど、その表情も本当に繊細。

その後の展開は悲しみも十分にあるけれど二人にとってはハッピーエンドで、温かな水の中でゆったりと漂うような心地よさがあって、ちびぞうの心もホッと温まりました。

いや、ほんと、胸がポワッとあったかくなって、そしてまた涙が出るそんな感じなんです・・・

まとめ

ギレルモ監督の映画は毎回追いかけてるわけではないですが、『パンズ・ラビリンス』は大好きだし、『クリムゾン・ピーク』も良かった。

今作は、今のところギレルモ監督の作品の中では一番好きな映画になりそうです。

パンフレットのインタビューで監督も言っていたけど『美女と野獣』でヒロインが美人だったり、野獣は最後に王子になったりするのは”外見は関係ない”というテーマに反する部分だと思っていたんですよね。そういう映画的な都合をまったく取り外して、ただただ「モンスターと恋する素朴な女性」を描いている、ファンタジーだけどリアルで、真実味があって、正直な映画だと思いました。

脇を固めるのもゲイや黒人女性、祖国を離れたロシア人といったマイノリティたち。

むかしむかしのおとぎ話、と言いながら、現代で生きづらいと感じているマイノリティたちに元気を与える”今”を描いた映画でもあると思います。

 

しかも、こういうメッセージ性の深い芸術的な映画でありながら、クスッと笑えるシーン、恐ろしく痛ましいシーンもちょこちょことあって、全体的にバランスが良い・・・。完璧です・・・。

 

あぁ、本当に幸せなハッピーエンドをありがとう監督!

元ネタになった『大アマゾンの半魚人(1954)』も観てみます!!

 

あ、最後に一言。

雰囲気ぶち壊しのボカシ、本当に要らなかったです。

 

 


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あ行

視線で恋する女性同士の青春ラブ映画『アデル、ブルーは熱い色』ネタバレなし感想

あの時から、生きることは歓びとなった―――。

こちらも、ちびぞうが過去に観た作品を記録しておこうのコーナー。

最近レンタルで『アンダー・ハー・マウス』を観たので、その記事に合わせてこちらも書いておくことにしました。

主演は『美しい人』や『イングロリアス・バスターズ』のレア・セドゥ。とっても美しいフランスの女優さんが、今回主人公を翻弄するビアンの女性を演じます。

監督は非常に名前が呼びづらいアブデラティフ・ケシシュ監督。チュニジアの人らしいです。

非常にオシャレで美しさのある本作。果たして内容は?

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 La vie d’Adele
【制作国】フランス
【監督】アブデラティフ・ケシシュ
【脚本】アブデラティフ・ケシシュ、ガーリア・ラクロワ
【原作】ジュリー・マロ「ブルーは熱い色」
【撮影】ソフィアン・エル・ファニ
【編集】ガーリア・ラクロワ、アルベルティーヌ・ラステラ、カミーユ・トゥブキ
ジャン=マリー・ランジェレ
【出演([]内は役名)】

  • アデル・エグザルコプロス[アデル]
  • レア・セドゥー[エマ]
  • サリム・ケシュシュ[サミール]
  • モナ・ベルラバン[リーズ]
  • ジェレミー・ラユルト[トマ]
  • アルマ・ホドロフスキー[ベアトリス]
  • バンジャマン・シクス―[アントワーヌ]

【公開日(日本)】2014年4月5日
【上映時間】179分
【配給】コムストック・グループ
【映倫区分】R18+
【IMDB】7.8/10.0  (およそ111,780人の評価)

【あらすじ】

文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになる。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていき……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.9/5.0

ながい!!!

まさか、3時間近くもあるなんて…。と思ったらこれドラマ映画だったんですねぇ、納得。

正直この内容でこの長さは苦痛でした。
雰囲気は良かった。

ホモセクシャルに比べレズビアンの社会進出は遅れていて、けれどもこの映画を観ていると少しずつ世界は変わってきているんだと感じました。
『ボーイズ・ドント・クライ』の世界ならば、間違いなくエマはその外見だけでダイク(当時レズビアンの蔑称として使われていた)と罵られ撃たれて死んでいたでしょうし。

さてさて、問題の内容についてですが、ちびぞうが良かったなー!と思えた点。

個人的に注目したのは冒頭で教師が生徒に読ませていた“視線による一目惚れは運命がさせるもの”というフレーズの『視線』の部分。この映画は全体的に顔のクローズアップが多く、序盤はその『視線』のやり取りで2人の女性の距離感の図り方や探り合い、戸惑いなどが非常に上手く描かれていると感じました。

レア・セドゥ扮するエマは自分がビアンであることに自信を持っており、家族にもカミングアウトし受け入れられていて夢もある。かたやアデルはまだ高校生で自分の性嗜好に悩む思春期真っ盛り、まだやりたいこともハッキリ決まっておらず親にも友達にもビアンであるとは打ち明けられない。
この2人の微妙な関係性の違いは先の展開に暗雲を漂わせていて良い感じ。

私はこの先をどう料理してくれるか楽しみにしていたけれど、思っていたよりビアンならではの葛藤の部分には触れられず不満もありました。浮気はもちろんアウトだけど、それは別としてLGBTの中でもゲイとバイには大きな壁があり、万が一アデルがバイであれば2人の間の溝はより一層深まっただろうなーと思うんです。そういう事(アデルがビアンなのかバイなのか)に神経を使っていただろうエマ側の葛藤も見たかったな。

後半の展開はもー普通のカップルでも成り立つような内容で説明の必要は無し。前半だけで終わってくれてたら…もしくは…あぁ凄くもどかしい!
ラストシーンも、画廊には彼女モデルの作品はなくても良かった。そして彼女に、『ここに私の居場所はない』と突き付ける感じでも十分だったな…。残念。

この監督がゲイかどうかは知らないけども“世の男性達がイメージする女性同士のセックス”って感じの美しすぎる濡れ場はほんとに必要なのか謎。

しまった!いいところを書いていたはずが結局、最終的には不満点でまとまってしまいました!!(笑)

まとめ

ちなみに調べてみるとやたらと性描写が過激!と書かれてましたが、そんなに過激だった記憶はないんですよね・・・劇場公開の時にだいぶ省かれたんですかね。

 

こういう作品に縁がない方は是非『Lの世界』をどうぞ。もう少しリアルでエグくてめんどくさいドロドロしたレズビアン達の日常を垣間見れます。

しかしアレだね!タチのイケてるビアンは何故か美容師だ芸術家だDJだなんだとアート系の職種設定が多いね!イメージなのか実際そうなのかは知らないけども!
オリジナリティ欲しいですね!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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筋肉ハゲ参入!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』ネタバレ&感想

金はすぐに消える。だが…家族の絆は、そう簡単にはなくならない。

シリーズ5作目、MEGA MAXです!!!

時系列的には、

1→×2→MAX→MEGA MAX→EURO MISSION→×3 TOKYO DRIFT→SKY MISSION→ICE BREAK

4本目に当たりますね~。東京の話が6と7の間に挟まってる、とだけ覚えていればあとは綺麗に並んでいます。

今作から新筋肉ハゲのドウェイン・ジョンソンが参加し、2でポール・ウォーカーの相方をしていた黒ハゲのタイリース・ギブソンが再出演、ハゲ度ましましです。

レティを失ったドムに新しい出会いもあります。

前作のオープニングでチラッと出てきたハンさんも今回はメインメンバーとして参加します!!!

【映画情報】

【原題】Fast Five
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】ジャスティン・リン、アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
【キャラクター原案/創造】ゲイリー・スコット・トンプソン
【撮影】スティーブン・F・ウィンドン
【美術】ピーター・ウェンハム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、ケリー・マツモト、フレッド・ラスキン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ドウェイン・ジョンソン[ルーク・ホブス]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • マット・シュルツ[ヴィンス]
  • サン・カン[ハン・ソウルオー]
  • ガル・ガドット[ジゼル・ヤシャール]
  • ドン・オマール[リコ・サントス]
  • テゴ・カルデロン[テゴ・レオ]
  • エルザ・パタキ―[エレナ・ネベス]
  • ヨアキム・デ・アルメイダ[レイエス]

【公開日(日本)】2011年10月1日
【上映時間】130分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想
【次作】レティ復活!映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』ネタバレ&感想
【IMDB】7.3/10.0  (およそ人313,000の評価)

【あらすじ】

前科者のドミニクと彼を脱獄させた元捜査官ブライアンは、張りめぐらされた捜査網をかいくぐり、ブラジルの裏社会で身を隠していた。2人は逃亡生活を終わらせて自由を得るため、裏社会を牛耳る黒幕から1億ドルを強奪する計画を立案。世界中から凄腕のドライバーを集める。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.6/5.0

恒例の、ちびぞう初鑑賞時の感想は以下。

ここまで来るとだいぶストーリーやアクションシーンのクオリティも併せて面白さが上がってくる!レースの比率よりも犯罪の比率が大きくなってきてまるで『オーシャンズ11』のよう!ついにニトロも空気化!

キャストの方も安定のメンバーに加え新たなハゲも参加してハゲ対ハゲのアツい戦いが繰り広げられる!
ドウェイン・ジョンソンがデカすぎてドムがあんまり貫禄なくなっちゃってるけど・・・まぁいいか。
ハンも・・・素敵です///いつも何か食べてる。
東京ドリフトを観た方はきっとハンを見るたびに、いつ3に繋がるのかとハラハラしだす頃ですね。
とりあえず今回はセーフ!!

ハンが参加して大喜びなんだけど、今作でもジゼル相手に「東京でも行こうか」と言ってるんですよね…。でも大丈夫、まだ次回もハンはいます。まだ東京行かないです。

おおまかなストーリー

前回、終身刑になったドムをブライアン率いるファミリーが脱獄させるシーンから始まります。MAX→MEGA MAXは完全に地繋ぎになっているので、今作からもう単品で楽しむのは難しくなってきますね。

アメリカに犯罪者を引き渡す条約を結んでいないブラジルで、ドムだけでなくブライアンもミアも暮らしています。

レティが命懸けでドムがアメリカに帰れるように頑張ったのに…と思うとなんとも皮肉な状態。

1で登場したブライアンの恋敵ヴィンスもブラジルで妻子と共に暮らしていて、今作は彼が仕事を持ってきてくれます。

車を盗むため、列車を襲うという見た目にも規模的にも派手な犯罪をするファミリー!しかし、ヴィンスの仲間の裏切りによって、ブラジルで一番権力を持つ悪徳事業家レイエスに目をつけられることに。

今回の敵はこのレイエスさん。ミアがブライアンの子どもを身籠ったので、二人が犯罪から足を洗い家族で静かに暮らすお金を確保するため、レイエスの持つ一億ドルという資産を盗んでやろう!というのが最終的な目的になります。

アメリカからドム達を追って、ホブスとその部下エレナの捜査官もやってきて、計画成功の為に有能な仲間もわんさか呼び寄せられ、ファミリーは8.9人に増えます。

ここに、ハンやジゼルやローマン・ピアースやテズなどが参加。非常ににぎやか。

まず彼らはレイエスの資産をちょっとずつ狙い、盗むのではなく燃やして挑発。
彼が資産を守るため一か所に集めるように誘導する作戦でした。しかし、警察とも癒着があるレイエスは、なんと自分のお金を警察署に集めて保管させる。

ここの警察署の監視カメラに映らないよう、ヘアピンカーブを猛スピードで走ろうとトライするファミリー。ここでジゼルのドライブテクニックに惚れるハン。

結局、そんな速度で走れる車もテクニックもないよってことで透明になれる車(警察車両)を使おうという話になる。

次に、警察署内へ侵入した後、金庫を開ける作戦を立てるため、同じ金庫をハンが入手。

しかし作戦はホブスによって失敗、連行。道中、レイエスに捜査官もろとも奇襲を受け、部下を殺されてしまったホブスと一時休戦、同じ敵と戦うために共闘関係に

最後は正面から警察署へ突っ込み(侵入とかではなく文字通り壁をぶちやぶる)、金庫を車にくくりつけて無理やり金庫ごと逃走。

レイエスを倒したら、ホブスがレイエスにとどめをさして「24時間だけやろう。明日になったらお前たちを追う」とお情けしてくれて二人は金庫を置いて逃走。

しかし結局はホブスの目も華麗に欺いて(高架下で空の金庫と交換するという荒業をしていた)見事現金一億ドルを手に入れてめでたしめでたし。

途中で亡くなったヴィンスの子ども(ドミニクから名付けたというニコくん)の元へ、大金も届けられる。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • レティ以外のメンバーが大集合!
  • ミアが妊娠、ブライアンがそろそろ「足を洗うか」って気持ちになり始めるよ!
  • 今作から筋肉ハゲのホブスさんが参加するよ!
  • ハンとジゼルがカップルになるよ!
  • ドムが新恋人のエレナとくっつくよ!

こんなところですねー。金庫の強奪シーンも派手派手なので、そこも記憶に残ると言えば残る。

全体的にツッコミ要素が

まず、FBIを装ってやってきたローマンを疑うことなく荷物を受け取る警察がちょっとアホすぎるよね、ってところ。中身の確認くらいせぇ!

それから清掃員に扮装して侵入したのは良いけど、いくら「清掃中」のフダを出していてもトイレの壁をゴリゴリ削っていたら流石に気付かれるでしょ!?と思う。

しかもあんなに一生懸命ヘアピンカーブを猛スピードで曲がろうと練習したり車を用意していたのに

結局、正面突破ですか!?

というね。

繊細な仕事はあまりせず、力技でゴリゴリやってしまうところは「まぁ盗みよりアクションがメインだし」と言いたげ…(笑)まぁスパイムービーじゃないんで良いんですけどぉ。

個人的にいまかいまかとハンの活躍を待っていたんですが、彼がしたことと言えばジゼルを口説いたことと、金庫を用意したことと、ラスト付近のアクションシーンで追いかけてくる敵の車を一台倒したところ、だけですね・・・!(見えてないところで仕事してるとは思うけど)レイエスの手のひらの指紋を取ってくるという大切な仕事も、ジゼルに奪われてしまったしな…

車を倒したとこでハンの警官コスプレが見れるのはイイ

前作のオープニングではカッコいいバック運転を見せてくれたのに、今作ではあまりにも活躍シーンが少ない!!!!!本当に残念でした!!!

ハンの話に逸れたけど、最後のドムがエレナと手をつないでやってくるところも、結構唐突でしたね…

 

まとめ

吹き替え版で観たんですが、エレナ役の武井咲の演技が酷すぎてゲッソリしてしまいました。

 

ドムの恋人になる重要な役なのに、あの棒読みは酷いです。本当に!
しかも一緒にいるホブスさんの声優が小山力也(ジャック・バウアー)なので、掛け合いシーンの熱量の差がすんごいんですよ・・・。なんでこれ誰も途中で止めなかったんだろ・・・。

絶対に字幕の方が良いよ。

と声を大にして言っておきます。

 

 


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殺人鬼カップルを描いた問題作『地獄愛』ネタバレ&感想

”私たちの無限の愛を誰もわかってくれないの

でも私は貴方を見つけた”

はい、ちびぞうさんの「好きだと言うと人格を疑われる系映画」の時間です(笑)

 

ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督が実在した殺人鬼カップルを題材に描いた

「ベルギー闇三部作」の第二弾だそうですよ!!!!!

なんだそれ?と聞かれてもちびぞうはよく知りませんが、第一弾はなに?という質問になら答えられます!それは

2006年公開の『変態村』!!!

内容の説明がはばかられるような狂気と不快感に満ちた作品なんですが、こんなタイトルでも別にふざけた感じの作品ではないです。ちびぞうは好きな映画です。気になる方はぜひググってみてくださいね~

そして今回は変態村に続く第二弾ということで、監督の名前に惹かれてDVDを手にとってみました。

同じカップルを元ネタにした映画『ハネムーンキラーズ』との合同公式サイトはこちら

そういえば、娘役で『神様メール』のピリ・グロインちゃんが出ていました。端役だけど輝いてる。

ベルギー発のファンタジックコメディ!映画『神様メール』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】 Alleluia
【制作国】ベルギー/フランス
【監督】ファブリス・ドゥ・ベルツ
【脚本】ファブリス・ドゥ・ベルツ、バンサン・タビエ、ロマン・プロタ
【製作】バンサン・タビエ、クレマン・ミゼレ、マチュー・ワルテル、バート・バン・ランゲンドンク
【共同製作】ジャック=アンリ・ブロンカール、オリビエ・ブロンカール、ファブリス・ドゥ・ベルツ
【撮影】マニュアル・ダコッセ
【衣装】クリストフ・ピドレ、フロランス・ショルテ
【編集】アン=ロール・ゲガン
【音楽】バンサン・カエイ
【出演([]内は役名)】

  • ローラン・リュカ[ミシェル]
  • ロラ・ドゥエニャス[グロリア]
  • エレーナ・ノゲラ[ソランジュ]
  • エディット・ル・メルディ[マルグリット]
  • アン=マリー・ループ[ガブリエラ]
  • ピリ・グロイン[イヴ]
  • ダビッド・ミュルジア[ペレ・ルイス]

【公開日(日本)】2017年7月1日
【上映時間】93分
【配給】 アンプラグド
【映倫区分】R15+
【IMDB】6.2/10.0  (およそ2,040人の評価)
【劇中で登場する映画】『アフリカの女王(1951)』

【あらすじ】

シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトで知り合った男ミシェルに心を奪われる。実はミシェルは寂しい女性の性的欲求を満たして生計を立てる結婚詐欺師だったが、ミシェルの正体を知ってもグロリアの愛は冷めることなく、2人は兄妹と偽って一緒に結婚詐欺を繰り返すように。2人の歪んだ愛はやがて狂気へと変ぼうし、寂しい女性たちを次々と殺害していく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.2/5.0

点数点けるのとか本当に難しい系の映画ですよね・・・。エロもグロもたっぷりで。

ただちびぞうはこの監督の映像表現が好きなので、結構スコアを上げがちになってしまいます。

元ネタになったレイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベックのロンリー・ハート事件の映画はもう一つあって、タイトルはそのまま『ロンリー・ハート』主演はなんとジョン・トラボルタだというのでびっっっくりしました。

これは観ないと!!!

ちなみに事件の詳細などは「殺人博物館」さんの方で読めるので興味ある方は遊びに行ってみてください。どの部分が脚色かなども分かってなかなか興味深いです。

おおまかな流れ

グロリアが病院で死体を拭くシーンからスタート。

第1幕から第4幕までの章構成になっていて、タイトルに女性の名前がついています。

第1幕:グロリア

ミシェルとグロリアがネットのデートサイトで出会う所から恋に落ちるところまでが描かれる。
グロリアはミシェルが結婚詐欺師だという事をすぐに知る上に捨てられそうになるけども、彼と一緒に生きていきたいと愛を告白する。そして娘を友人に預け、二人で結婚詐欺師としての旅を始める。

第2幕:マルグリット

グロリアを妹と偽って、詐欺する相手の家に転がり込む二人。
他の女性とミシェルが体の関係を持つ事に激しい嫉妬を覚えたグロリアは、マルグリットに襲いかかり絞殺してしまう。
元々、病院で死体を綺麗にする仕事をしていたグロリアさん。ゴリゴリ切ってバラバラにて処理します。

第3幕:ガブリエラ

今度は宗教家の女を騙す。
ガブリエラは結構高齢でお世辞にも美しいとは言えない感じの女性なので、濡れ場のシーンは結構厳しい物があります(笑)

しかし今回も結局グロリアが激おこになってしまいガブリエラを撲殺して解体。パターン化してきてるのに避けようとしないところがなんともかんとも。やっぱり異常なんですよね。二人とも。

こんだけ面倒なグロリアを手放さない、というところに確かに二人にしかわからないような愛があったのかもしれません。

第4幕:ソランジュ

最後は牧場の美しき未亡人。可愛らしい娘のイブちゃんと暮らしています。
ここで大きく物語が動く。
グロリアの娘には興味なかったミシェルがイブちゃんと仲良くしていたり、ソランジュとイチャつくところをグロリアに見せないように薬を盛って眠らせたりして、明らかにソランジュとイブをグロリアから守ろうとするミシェルの姿が垣間見れる。真実の愛を見つけてしまったのか、な…?と思いきや。

結局はソランジュにミシェルの子どもを身ごもったと言われて二人の関係を知り発狂したグロリアに「斧でソランジュを殺せ!」と煽られて、ミシェルは彼女を殺してしまう。次にイブちゃんをも手にかけようとしたグロリアにミシェルが掴みかかり、イブちゃんだけは逃がすことに成功。

グロリアが自分の娘に電話して「もうすぐ戻るからね」と約束して、エンドロール。

ラスト、ミシェルの体を拭くグロリアの姿はオープニングと重なる演出になっています。

どうでもいい感想とまとめ

二人でデートで映画を観てケラケラ笑っていたのが印象的。こうしてみると普通のカップルなのにな・・・。

この映画だとただの結婚詐欺師を殺人鬼に仕立てたのは女の方・・・。
ですが、元ネタになったレイモンドの方も殺人の前科があったらしく、実際は二人が出会って最悪な化学変化を起こした結果そうなってしまったんだな・・・という感じですね。

この監督の、毒々しい色の使い方とか、狂気を感じる病的な映像表現がすごく好きなんです。

殺人鬼というだけではない二人の人生や彼らなりの愛を狂気混じりによく表現していたと思います。

ミュージカル映画でもないのに、第2幕で突然グロリアが歌い出す演出があったり、その曲がエンディングでも流れると…なんかもう…すごい…(言葉では表せない)となりますね。

オープニングとエンディングがリンクするところも好き。

それから、第4幕で薬を盛られたグロリアが目を覚ました後に”過去に殺した女たち”の幻覚を見るシーンがあるんですが、ここがもう不快度MAX!!!「なんでこんな映像を意図的に作れるんだろう」と監督の正気を疑いたくなりますが、好きです><

 

絶対に人には勧めませんが、こういったマニアックで人に隠れてこそこそ観る系の作品が好きなアンダーグラウンダーの皆さんはぜひ、手に取ってみてください。

ついでに同監督の『変態村』は今作より不快で不可解で難解なのでそちらも併せてどうぞ!!(結局すすめちゃう)

…ハネムーンキラーズとロンリー・ハートも観ないとだなー。

 

 


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