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山本美月がガングロギャルに!?映画『ピーチガール』ネタバレ&感想

「桃の花が咲くのは、三年後!」

たまーーーーーに、こういう少女漫画系というか、キュンキュン系の青春ラブストーリーを観たくなるんですよねーーーー。

これ系であんまり大当たり!と思うような作品はあんまりないんですが…『orange-オレンジ-』は面白かったし好き!

今作は映画仲間が原作のピーチガールのファンだったということで話題にしていて、ちょっと自分も観てみようかなという気に。

ちなみにちびぞうは原作は未読です。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】神徳幸治
【脚本】山岡潤平
【原作】上田美和『ピーチガール(講談社)』
【製作プロデューサー】清家優輝
【製作総指揮】大角正
【撮影】小松高志
【照明】蒔苗友一郎
【録音】石貝洋
【美術】磯田典宏
【編集】下田悠
【音楽】蔦谷好位置
【主題歌】Carly Rae Jepsen – ”Call Me Maybe”
【出演([]内は役名)】

  • 山本美月[安達もも]
  • 伊野尾慧[岡安浬(カイリ)]
  • 真剣佑[東寺ヶ森 一矢]
  • 永野芽郁[柏木沙絵]
  • 本仮屋ユイカ[安芸操]
  • 水上剣星[星岡安涼]
  • 升毅[岡安崇史]
  • 菊池桃子[安達桜子]

【公開日(日本)】2017年5月20日
【上映時間】116分
【配給】松竹
【映倫区分】G
【IMDB】6.5/10.0  (およそ160人の評価)

【あらすじ】

女子高生・安達ももは、純粋でマジメな性格にもかかわらず、ギャル風な外見のせいで、周囲から誤解されて悩んでいた。ももの欲しがるものを手に入れるためには手段を選ばない友達の柏木沙絵は、ももが一途に思いを寄せる硬派でシャイなとーじを横取りすべく、ももにさまざまな罠をかけていく。そんなもものピンチを救った学校一のモテ男・カイリは、ももの一番の理解者として、次第にももに好意を寄せはじめる。とーじとカイリ、まったくタイプの異なる2人の間で、ももの気持ちが揺れていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしてるよ!)】

☆2.5/5.0

二人の魅力的な男子の間で揺れる…というスタンダードな少女漫画設定のお話。

ざ、残念だけども話的には面白いとは言いにくい…これは原作ファンなら嘆いてしまうのでは?と原作は読んでなくても安易に想像できる感じでした…。

ストーリー運び、キャラ設定が雑い!

例えばカイリがももちゃんを好きになったきっかけが、”浜に打ち上げられていたカイリにももちゃんが人工呼吸をした”という突拍子もないものだし、実際にそんなエピソードがあったのかどうかの真相も劇中では語られません…。

そしてラストでその浜辺でのキスシーンを再現するかのようにカイリが溺れるシーンがあるんですけども、その流れもとっても無理やり!!
ももちゃんからもらったストラップを落として慌てていたらどこからともなくDQNがやってきて「これ君の?返して欲しいか~?」とストラップを仲間内で投げ合ってカイリをおちょくるという雑な絡み方をしてきて、そのままストラップを海へぽーい!→探すためにカイリが海へ入る→溺れる という流れ。

今どきいい年したおっさん達が、いくらチンピラとはいえ高校生相手にあんなつまんないことするもんなのかな…

 

それと「学校一の小悪魔」と称されるさえちゃんも酷かったなー。
カイリともものキスシーンをSNSに流したりとか、仲間の男にももちゃんを誘拐させてラブホに連れ込ませるとか、その隙にももちゃんの香水とウィッグを使って暗闇でトウジを雑に誘惑したり(しかもすぐにバレる(笑))と…もう小悪魔というか「悪魔そのもの」って感じ。なのに、ももちゃんはみんなが自分を見た目で判断して誰も寄って来なかったときに学校で初めて話しかけてくれた友達だから、と彼女の悪行のほとんどを許してしまう(許しているように見える)んですよねーーー…。いやいや、いくら最初の友達だとしても、許しちゃいけないこと散々されてますよ…。

こんな感じでツッコミ満載な上に、

トウジが急にももちゃんに別れを告げるのはさえちゃんからももちゃんを守るためだったりだとか、チャラくてウザいと見せかけて実は誠実で良い奴だったカイリ選んでももちゃんと最終的にはくっつくんだろうなって感じのこととか、そのカイリは実は兄貴の彼女に恋をしていたのかなー、そしてひと悶着かなーというところも。

全部読めてしまう…

ありがちな話もキャラの魅力や演出方法で様式美として楽しむことも出来るようになると思うんですが、この映画はほとんどが雑で、駄目でしたね…

だけどごめん!ハマってしまった!

ひとえに、伊野尾慧くん扮するカイリのキャラクターが魅力で、完全にやられてしまいました。

もう最初はあまりにも女顔でオネェキャラにしか見えなかったんですけども、あの鼻声の腹立つ演技が癖になってしまいましたね…。

ウザがらみされても許してしまいたくなる隠れた誠実さにも惹かれるし、うーんこれがギャップ萌えというものか…という感じでした。

「元気をくれた人」

という一文が予告編で出るんですけど、本当にぴったり。

カイリが落ち込んだももちゃんを一生懸命励まそうとしてるシーンはジーンと来ます。

劇中で彼が着てる服もオシャレで可愛いしね。夢に向かってひたむきに頑張るカイリくん、可愛いですよ!!!

まとめ

いい歳こいて青春ラブものの登場人物にうつつをぬかしているちびぞうは、連続二回、この映画をレンタルしてしまいました(笑)

話もひどい、ほとんどのキャラも酷い、演出も恥ずかしい!

だけど伊野尾くんは良い味してます。彼のファンは必見ですよね。

逆に言えばちびぞう的に褒めるポイントはそこしかない!のでやはり注意が必要です。

期待値は上げずに、気軽に観てください(笑)

 

 


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ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想

誰か、コイツら止めてくれ!!

ワイスピ周回なう~のちびぞうです!!!

冒頭の文はキャッチコピーの中の一つなんですけど、笑いを誘いますね…。

はい、シリーズ4作目にして今作こそが真のワイスピ2なのではないかな!!という感じで、メインキャラが再集合!&新キャラも顔出しをしていますー!!!

本来ならば、×2のあとは×3東京ドリフトが来るんですけども、東京のやつは6作目(ユーロ)と7作目(スカイ)の間のお話なので、そのタイミングで観返したい、と思っています!!

ちびぞうはハンのファンですからね!!!(ソロじゃなくてサン・カン)

ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想

後々、『ワンダーウーマン』で人気を博すガル・ガドットもシリーズ初登場していますよ~~

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

【映画情報】

【原題】Fast & Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
【撮影】アミール・モクリ
【美術】アイダ・ランダム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、フレッド・ラスキン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ジョン・オーティス[カンポス]
  • ラズ・アロンソ[フェニックス]
  • ガル・ガドット[ジゼル]
  • テゴ・カルデロン[テゴ・レオ]
  • ドン・オマール[リコ・サントス]
  • サン・カン[ハン]
  • シェー・ウィガム[スタジアック捜査官]
  • ライザ・ラピラ[トリン捜査官]
  • ジャック・コンレイ[ペニング捜査官]

【公開日(日本)】2009年10月9日
【上映時間】107分
【配給】東宝東和
【前作】ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT
【次作】筋肉ハゲ参入!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ227,600人の評価)

【あらすじ】

トレーラー強奪事件の犯人として指名手配されたドミニクは、仲間と共にロサンゼルスから南米へと拠点を移し、輸送車からの強奪を繰り返していた。そんな折、ドミニクのもとに衝撃的な知らせが入り、復讐を誓ったドミニクは危険を覚悟でアメリカへ戻る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

2よりは面白いけど、レティ(ミシェル・ロドリゲス)が早々に離脱するのでテンションがガタ下がりします。

ついでにハン(サン・カン)も初登場していますが、序盤のドムとの会話で

ドム「一緒にいたらお前まで捕まっちまう。これからは別々に走ろうぜ」
ハン「じゃあ、東京のレースにでも出るかな」

完全にヤバいフラグを立てています(笑)やめて…東京いかんで…

ここでもテンションが大幅ダウン。

ちなみに今作を初めて観た時のちびぞうの感想は以下。

(ワイルド・スピード4 だけど時系列的には3)

うわぁあああい!!やっと会えたねドム&ブライアン!
そして愛しのミシェル・ロドリゲスぅうううう!!

前回の傷が全快する勢いでいつメンと再会できる今作。
東京DRIFTはこれより後の話のはずだけれども現実のワイスピ製作陣はもうドリフトを学んでいるので、カーアクションの随所にドリフトをねじ込んで来る、来るゥ!
もう「ニトロだけかよ」なんて言わせない!そんな声が聞こえてきそうですね。東京での修業は意義があったようです。

ここはハゲ増える?あ、まだか。
・・・御察しの通り4,5辺りはごっちゃになっちゃってます。
ミシェル・ロドリゲスのことで頭がいっぱいです。
でも少しずつ、ストーリーにも幅が出てきた感じがします。
観るごとに面白くなっていく、成長していく映画って感じで良いですね。

さりげなく東京ドリフトについて「前回の傷」と言っていますね(笑)

おおまかなストーリー

レティが死んだ!?そのきっかけになった麻薬組織をぶちのめして実行犯のフェニックスを痛めつけてやるぜ!!!

というドムさんの復讐劇がお話のメイン。

ブライアンはいつの間にか再び警察へ戻っています。

敵側の危険な美女(ガル・ガドット)がドムさんに言い寄ったりもしますがドムさんはレティを愛しているのでブレません!!

途中で、レティに潜入捜査をさせていたのがブライアンだと分かり仲良し二人がボコスカ喧嘩するシーンもあります。
しかし、レティはドムの為(彼を無罪にしてアメリカに帰すため)に自らその仕事を望んだという事実にブライアンを許すドム。

麻薬組織のボス、ブラガを逮捕出来たらドムを無罪にしてくれと頼むブライアンですが、結局裁判でドムは「一度の善行で過去の犯罪を帳消しには出来ない」と終身刑に。

そこから、刑務所へ搬送される途中で脱獄させるためブライアンが仲間と共に車両を襲う!というところから、直接メガマックスへ続く…そんな感じのお話でした。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアン、ドム、レティ、ミア、ハン、ジゼルと再集合、大集合!
  • しかし開始10分でハンはさようなら(ドムとは別々の道を歩く)
  • それと開始10分でレティもさようなら(突然の死)
  • 麻薬組織に復讐するよ!
  • レースが直線だけではなくなるよ!
  • ドリフトも使いまくりだよ!

こんな感じですね~。×2も×3もファミリーがそろわないので、正統派続編はMAXだって覚えていてもいいかもしれません。

それにしても、レティ至上主義のちびぞう的には、ここから寂しくなる…

ちびぞう的によかった!ポイント

  • ガソリンを運ぶタンクローリーを襲うオープニングシーンが1を踏襲していて、これこそがワイスピ2!!って感じがする本作!!
    興奮がたかまるぅ~
  • ハンさんのバック運転技術もカッコいいぃいいいいい!!!東京なんか行かずにずっとファミリーの一員でいて欲しかったです
  • ブライアンさんのパルクールもチラッと観れる。『フルスロットル』の片鱗が見えます
  • ジゼルに言い寄られたドムが女の好みを聞かれて答えるシーン

    「20%が天使で80%が悪魔、勝ち気で、度胸があって、人のいいところを見る目を持ってる。爪が汚れるのも気にせずエンジンをいじれる女」

    これ完全にレティですよねー!!っていうシーンが本当に大好きです。

まとめ

相変わらず車のことはよく分からないちびぞうですが、キャラが大好きなので楽しく観れました。

どうでもいい話ですがテレビ朝日バージョンを録画したやつを観たので吹き替えだったんですが、麻薬組織にいたカンポスってキャラの声優さんが若本さんだったんですよね…

もうその時点でこいつがラスボスって分かってしまうという(笑)

ブラガの正体が誰かわかんないところが話のミソだと思ったので、配役もうちょっと考えて欲しかったなーーー!!!という。

次回はメガマックス。ですが、レティがいないので面白さは7割減になりそうです。それでもハンが出るのでまた見返します。

ここまで読んで頂きありがとうございました!!

 

 

 


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車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想

十秒足らずの時間だけ―――俺は自由だ

2018年2月現在でシリーズ第10作目の制作も決まっているという長寿大ヒットシリーズの原点!!!伝説の始まりですね!!

ワイルド・スピードと言えば、ちびぞうがニュージーランドに滞在している時にちょうどワイスピ2が劇場で公開される、というタイミングでしてその時お世話になっていたホストファミリーのホストブラザー(確か14歳くらい)が「大好きなんだ!」と言って観に行っていたのを覚えています。

その子は車が、特に日本車が大好きで「スカイラインが一番好き」とよく話を聞かせてくれていたなぁ…部屋の壁や天井には車の雑誌から切り抜いた車の写真を隙間なく貼っていて…今でもこの映画のシリーズを観るたびに彼の事を思い出します(笑)

おっさんになった今も新作をワクワクしながら観に行ってるんだろうか。

脱線しましたね。

何の縁なのか、実は60歳を超えるちびぞうの母親もこのワイスピシリーズを大好きでありまして、新作が出る度に1から何度も見返している様子なので、今回ちびぞうも一緒にシリーズを見返しつつブログをしたためようかと思いましたー!

ちなみに現時点での最新作・ワイスピ/アイスブレイクの記事もあります。

ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想

【映画情報】

【原題】The Fast and the Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・コーエン
【脚本】ゲイリー・スコット・トンプソン、エリック・バーグクィスト、デビッド・エアー
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【製作総指揮】ダグ・クレイボーン、ジョン・ポーグ
【製作】ニール・H・モリッツ
【撮影】エリクソン・コア
【美術】ウォルドマー・カリノウスキー
【編集】ピーター・ホネス
【衣装デザイン】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【音楽】BT
【音楽監修】ゲイリー・ジョーンズ、ハッピー・ウォルターズ
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • リック・ユーン[ジョニー・トラン]
  • チャド・リンドバーグ[ジェシー]
  • ジョニー・ストロング[レオン]
  • マット・シュルツ[ヴィンス]
  • テッド・レビン[タナ―巡査部長]
  • ジャ・ルール[エドウィン]

【公開日(日本)】2001年10月20日
【上映時間】107分
【配給】UIP
【次作】ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ301,000人の評価)

【あらすじ】

ロサンゼルスを車で自在に走り回るドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、夜な夜なレースに挑んでくる連中を相手に、一度のレースで一万ドルを稼ぐ凄腕。そんな彼に、謎めいた男ブライアン(ポール・ウォーカー)がレースに挑むことになる。実はブライアンは、トラックの連続ジャック事件を極秘に追う警官だった。容疑者は腕の立つストリート・レーサーたちだったので、潜入捜査を行なっていたのだ。しかし、ドミニクと、チャイニーズ系のジョニー(リック・ユーン)がそれぞれ率いる二大組織の対立が高まりつつある中、ブライアンはドミニク、また彼の妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)との絆を深めていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

当時、見始めようと思ったときは「このシリーズも観ておくかぁ」と軽い気持ちで重たい尻を上げ観賞することにしたんですよねー。
カーアクションものは一切観てこなかったのでこういう系はサッパリわからない私でした(今も車のことはよくわかっていません)。

結局、重たい尻を上げて見始めた割には、この後しっかりユーロミッションまで観るし、しかも登場キャラクターの一人、ハンを大好きになるというミーハーっぷりを発揮しますが。

今見返すと、

ブライアン若い!!!
ドムも若い!!!
レティも若い!!!!

と大騒ぎすること間違いなし(笑)

オープニングの強盗シーンで、車がトラックの下を並走するアクションシーンがインパクトすごくてめっちゃカッコいいです!!!

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアンとドムの出会いが潜入捜査だったよ!
  • ブライアンとミアの出会いもあったよ!
  • ドムとレティはまだカップルっぽくないよ!
  • 敵対するのは中国系ギャングだよ!
  • ADHDの子がレースに負けたのに逃げ出しちゃうよ!
  • ハゲは一人だけ!分かりやすい!
  • ドムの親父のエピソードが印象的だよ!

大体これくらいのポイントを覚えておけば、1のことはバッチリですね。

ストーリーはありがちな潜入捜査モノ。

ストリートレースという賭け事が流行っている地元の不良たちグループが車両強盗とかもしていて、そこへ潜入捜査を始めたブライアンが次第に強盗グループのトップ”ドム”とファミリーの魅力(あと女)にほだされてしまう…という展開でわりとサクサク観れます。

後半、警官だと嘘がバレる前のポールとヴィンさんの仲の良さにほっこり。

最後はドムを逃がしてしまったことでブライアンは警官をクビになってしまった…というのが続編で語れらるんですけども…いいのかそれは(笑)

しっかし、ニトロね!!!ニトロというのは当時は爆発物をエンジンに仕込んでその爆発の威力で馬鹿みたいにスピードを上げるという感じのものだと思っていたんですが、今調べてみるとwikiさんには

「自動車等のエンジンに亜酸化窒素を送って一時的に出力を上げるシステムの俗称」

と書かれているのでそっちのことかもしれませんね。

どっちにしろ、毎回観るたびに「いいのあれ?あれさえ積んどけば速い!的な!金かけたもんだけが強い、みたいな今時の課金ゲ―みたいですね!!」と思ってしまうんですけどね(笑)
まぁ、ニトロを使って加速するのにも度胸やドライブテクが要るのかもしれませんが…ちびぞうのような素人にはよくわかりません。

まとめ

大好きなレティ(ミシェル・ロドリゲス)が本当にかっこよくて良かったー!ロザリオ・ドーソンと並んで大好きな女優さんです!!!

音楽もカッコいいし、車好きにはたまらない一本!!
この作品単品だけだとそこまで面白い!!!とはならないんですが、ここからシリーズを追いかけてどんどこと観ていくとブライアンがほだされたように、ドム率いるファミリーの魅力にハマっていくこと間違いなし…です。

ここから先もどんどんシリーズが出ていくと思うので、未見の方は早めに見返してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、次作である『ワイルド・スピードX2』にはドムもレティも登場しません…更に言えば3作目である『東京ドリフト』にはブライアンすら出ません(笑)

東京ドリフトは時系列的には6作目と7作目の間の話なので、今回は製作順ではなく、時間軸に沿って追いかけたいと思います!

 

 

 


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画像引用元:IMDB

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岩井俊二監督の吸血鬼映画『ヴァンパイア』ネタバレなし感想

惹かれ合う孤独な魂たち
この世の果ての恋物語

こちらもちびぞうの過去鑑賞作をまとめようのシリーズ。

 

岩井俊二監督が外国の俳優さんたちを起用しカナダで撮影したという本作!!

異質なヴァンパイア映画ということで…ヴァンパイア映画が大好きなちびぞうにとってどのように映るのか!?

あまり国内外の評価は高くなさそうなので期待はしない方がよさそうです…。

ちなみに岩井俊二監督の映画はそんなに多く観ていませんがちびぞうは『リップヴァンウィンクルの花嫁』が好きですね!!

今作の公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Vampire
【制作国】アメリカ/カナダ/日本
【監督/プロデュース/脚本/編集/音楽】岩井俊二
【出演([]内は役名)】

  • ケヴィン・ゼガーズ[サイモン]
  • ケイシャ・キャッスル=ヒューズ[ゼリーフィッシュ]
  • 蒼井優[ミナ]
  • アデレイド・クレメンス[レディバード]
  • トレヴァー・モーガン[レンフィールド]
  • アマンダ・プラマー[ヘルガ]
  • クリスティン・クルック[マリア・ルーカス]
  • レイチェル・リー・クック[ローラ・キング]

【公開日(日本)】2012年9月15日
【上映時間】119分
【配給】ポニーキャニオン
【映倫区分】PG12
【IMDB】5.4/10.0  (およそ1,300人の評価)

【あらすじ】

高校教師のサイモン(ケヴィン・ゼガーズ)は、アルツハイマーの母親(アマンダ・プラマー)と一緒に暮らしている。ある日、彼はウェブサイト上で、一緒に自殺してくれる仲間を探している人々が集まる自殺サイトを見ていた。サイモンは、そのサイトで血をくれる人を探していた。そんな彼は、自殺を志願する人々から“ブラッドスティーラー”や“ヴァンパイア”と呼ばれていて……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想】

☆3.9/5.0

好き。愛しい。ちびぞうはこの映画が好きです!!!

数多くのヴァンパイア映画を愛でてきたちびぞうですが(言うほど観てないけど)、この作品に新しい吸血鬼映画の可能性を感じた!!

(吸血鬼映画としての異質さは『モールス』なんかと近い部分があるかも)

主人公は高校の教師(理系)。休みの日には自殺志願者の集うサイトで自殺志願者(女性ばかり)を物色。自殺オフに見せかけて相手の血を注射器でスマートに抜いて殺し、その血を飲む。その行為が吸血鬼ゆえなのか、ただの血が飲みたいだけの人間だから(血液嗜好症とか)しているのか…それとも殺すこと自体に意味があるのか。明確にはされません。そのふわっと感がまた良い。
主人公と出会う様々な女達はみな一様に美しく、そして死を渇望している。散る間際の命ってどうしてこうも綺麗に見えるのか…!薄幸美人ってことなのでしょうか!?

死が全体を覆っている物語なんですが、その中にいくつかの愛の物語が散りばめられていて、どれも切ないです…!!
主人公の行動は倫理に反するけど本当に彼女たちを思いやっていて、愛があると感じられたし、ある一人の少女と出会ってその愛の形に変化が訪れる瞬間は鳥肌モノです。

あのシーンだけでいいから観て欲しい!(前後も大事だけどさ…そうね、とりあえず全部観ましょう!)

生徒役で出ていた蒼井優も脇役ですが、良い演技してました!!(ただ役どころに見合わない存在感で、最後までこの子何かあるわね!?感が拭えなかった)

一言で言えば異端な男子の愛の物語。そこに吸血鬼と言うエッセンスが加わって新たな世界観が生まれています。(退屈だと思う人には退屈かもしれない…血を飲むシーンとかグロいと感じる人にはグロいし、結局人を選ぶ作品化もしれません)

岩井俊二監督の映画はあまり観ていないのでこの人らしいかどうかはわかりませんが、私は凄く好きでした。ネット上で色々と感想を見ていると、確かに他の方が言ってるみたいに外国人キャストでやる意味はあまりないのかも?しれないんですが、いかにも洋画な画面なのに音楽や脚本が邦画っぽくて不思議な世界観なんですよね。そこが非日常感を煽ってて良い感じです。

正統派な吸血鬼映画とは少し違うんだけど、巷でよくあるパターンの作品に辟易し始めた人に、ちょっぴり「こんなのはどう?」とオススしたい一本です!!(*’ω’*)

 

 


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大富豪との危険なラブの行方!映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』ネタバレ&感想

心の秘密は、身体が知ってる。

以前書いたこちらの記事の、続編ですねー。今回は劇場ではなくDVDで鑑賞いたしました!

驚愕のボカシ!映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ツッコミ&感想

暴かれるグレイの過去!危ういプレイに危機感を感じたアナは彼を受け入れられないと離れることを決意する…かーらーの!今作です。

公式サイトはこちら

どうでも良いんですけど、毎回タイトルがカッコいいなぁー。ちびぞうはこういう、原題をそのままカタカナにしたような長ったらしいタイトルが好きなのです。

【映画情報】

【原題】Fifty Shades Darker
【制作国】アメリカ
【監督】ジェームズ・フォーリー
【脚本】ナイオール・レナード
【原作】ELジェームズ
【製作】マイケル・デ・ルカ、E・L・ジェームズ、デイナ・ブルネッティ、マーカス・ビシディ
【撮影】ジョン・シュワルツマン
【美術】ネルソン・コーツ
【衣装】シェイ・カンリフ
【編集】リチャード・フランシス=ブルース
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • ダコタ・ジョンソン[アナスタシア・スティール]
  • ジェイミー・ドーナン[クリスチャン・グレイ]
  • エリック・ジョンソン[ジャック・ハイド]
  • リタ・オラ[ミア・グレイ]
  • ルーク・グライムス[エリオット・グレイ]
  • ビクター・ラサック[ホセ]
  • エロイーズ・マムフォード[ケイト・キャヴァナー]
  • ベラ・ヒースコート[レイラ・ウィリアムズ]
  • マックス・マーティーニ[ジェイソン・テイラー]
  • キム・ベイシンガー[エレナ・リンカーン]
  • マーシャ・ゲイ・ハーデン[Dr.グレース・トレヴェリアン・グレイ]

【公開日(日本)】2017年6月23日
【上映時間】118分
【配給】東宝東和
【映倫区分】R18+
【前作】驚愕のボカシ!映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ツッコミ&感想
【次作】フィフティ・シェイズ・フリード
【IMDB】4.6/10.0  (およそ63,100人の評価)

【あらすじ】

大富豪グレイと恋に落ちた恋愛未経験の女子大生アナは、グレイの歪んだ愛を受け止めきれず彼のもとを去った。しかしグレイは、自分が今まで誰にも感じたことのなかった愛情をアナに抱いていることに気づき、彼女に復縁を求める。密かにグレイを思い続けていたアナは、今度は自分から彼に「ある条件」を突きつけるが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.3/5.0

今回は流石、DVDなだけあってボカシ無し!!!(笑)

前作では、濡れ場での画面の9割が黒塗りになっており「何が起きているのか全く分からない」という状態での鑑賞でしたが、今回はその煩わしいボカシがなくなって非常に観やすくなっていましたね!(笑)

アナ役のダコタ・ジョンソンの体がすっごい綺麗で色っぽいです。シャルロット・ゲンスブールっぽさもなくなってきたしね!(笑)

えー…

今回はアナが出版社に就職したということもあって、グレイさんとの恋愛模様だけでなくアナのキャリアウーマンとしての頑張る物語もサラッと描かれています。

話のおおまかな流れとしては

  • SMプレイを拒絶したアナをグレイさんが「君の無理だと思うことはしないから」と懐柔してくる
  • ちょっと説得されて流されちゃうアナさん
  • SMプレイという過激さは全くない甘々イチャイチャが全面的に描かれる
  • ラブラブな二人の仲をかき回そうとする刺客が何人か現れる
  • ほとんどの刺客が唐突に現れ、アナに暴言を吐いたり拳銃をつきつけたりする
  • 大体はグレイさん(とそのオトモ)が簡単に片付けてくれる
  • 刺客の一人、グレイさんのかつての眷属がアナに拳銃を突きつけるも、グレイさんは彼女を叱ることも非難することもなく「ひざまづけ」と命令し頭を撫でて落ち着かせる
  • そんなグレイさんに「やっぱ無理!」となるアナさん
  • しかし結局グレイさんに懐柔される
  • グレイさん唐突にヘリの事故に遭い行方不明に
  • グレイさんの身を案じるところでアナのグレイさんへの愛が深まる
  • 超絶ロマンチックなプロポーズのシーンが挟まれて、二人は婚約する
  • すると、その幸せな二人に忍び寄る怪しい影が・・・

という感じです。

大体の展開が非常にご都合主義で、唐突で、ちびぞう置いてきぼり!!!

という感じ。

しかし、画面のオシャレさとかロマンチックさは飛びぬけている気もする!!きっと世の女性陣は「あぁ~大富豪との恋愛最高やん~」とうっとりしてしまうかもしれませんね!!

 

…あれ?1のSM契約恋愛どこいった…?

この作品について「SMを治すべき病質として描いている」と批判している方もいらっしゃるみたいなんですが、確かにちびぞうもそれを感じましたね。

過去のトラウマ、不幸な生い立ちからそうなってしまったグレイさん、アナと出会い真実の愛を知って自分の性癖を改善していくという…

うーん、求めているものと違ってきてしまったな…。

そもそも、「自分とは絶対に相容れない性癖を持つ相手」との恋愛の危うさを描いていく話だと思ったんですが、こんなに簡単にグレイさんが「大丈夫!嫌な事もうしないから!」ってなっちゃうとなんだかなぁ…。1→2の話の方向展開も激しい!

トワイライトでも、結局ヒロインのベラがエドワードの方に歩み寄る展開になっていったし、どちらか片方が片側に寄っていく方向でしかまとめられないのかなぁ。

一応、次作で完結、ということですがちびぞうはもはや期待していません。
(ちょっとエロティックなだけの普通の恋愛映画っぽくなってきてるしね)
観るけどね!!!!!

 

この物語で満足いかないよぉ!という方にはぜひぜひ

ミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』

危険に歪んだラブストーリー。映画『ピアニスト』ネタバレ&感想

もしくはラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック』

をオススメしますのでそちらをどうぞ!

 

 

 


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画像引用元:映画.com

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王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

「100人の敵を斬るのが英雄。たった一人の民を守るのが、王」

\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/

いやあー『バーフバリ 王の凱旋』ちびぞうを魅了した王の誕生をようやく見届ける事が出来ました!!DVDでですけどね!!これも劇場で観たかったなぁ!

ちなみにこちらが前編ですので!お間違えのないよう!

そういえば主演のシヴドゥとバーフバリを演じるプラバースさん、185cmもあるかなりの長身!だったと最近知りました・・・そのサイズ感であのムキムキはヤバい。

ちなみにラスボスであるバラーラデーヴァを演じるラーナー・ダッグバーティさんも188cm!そりゃアクションに見応えも出て来ますよね・・・!

王を讃えたい人のための公式サイトはこちら

\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/\バーフバリ!!/

熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

【映画情報】

【原題】Bahubali: The Beginning
【制作国】インド(テルグ語、タミル語)
【監督/脚本】S・S・ラージャマウリ
【提供】K.ラーガヴェンドラ・ラーウ
【原案】V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
【製作】ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
【撮影】K.K.センティル・クマール
【美術】サーブ・シリル
【音楽】M.M.キーラヴァーニ
【編集】コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
【出演([]内は役名)】

  • プラバース[シヴドゥ/バーフバリ]
  • ラーナー・ダッグバーティ[バラーラデーヴァ]
  • タマンナー[アヴァンティカ]
  • アヌシュカ・シェッティ[デーヴァセーナ]
  • ラムヤ・クリシュナ[シヴァガミ]
  • ナーサル[ビッジャラデーヴァ]
  • サティヤラージ[カッタッパ]
  • ロヒニ[サンガ]
  • タニケッラ・バラニ[導師]
  • アディヴィ・シェシ[バドラ]
  • プラバカール[カーラケーヤ族長]

【公開日(日本)】2017年4月8日
【上映時間】138分
【配給】ツイン
【映倫区分】R15+
【前作】熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想
【IMDB】8.2/10.0  (およそ84,000人の評価)

【あらすじ】

巨大な滝の下で育った青年シブドゥは、滝の上の世界に興味を持ち、ある日滝の上へとたどり着く。そこでシブドゥは美しい女戦士アバンティカと出会い、恋に落ちる。彼女の一族が暴君バラーラデーバの統治する王国との戦いを続けていることを知ったシブドゥは、戦士となって王国へと乗り込んで行く。そこでシブドゥは、25年もの間幽閉されている実の母の存在と、自分がこの国の王子バーフバリであることを知る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆4.0/5.0

もぉおおお大好き!!!吹き替えと字幕版で両方観ました!!!

後編の記事にも書きましたが、2はオープニングで1のあらすじをサラッとおしえてくれるので問題なく観れる仕様になっています!

そして今作は、2を観た後の人なら「お!この人は!シヴァガミ様!お、カッタッパ!!!デーヴァセーナさまぁああおいたわしやぁあああ」と知ってる人たち総出演でとっても楽しめる仕組みになっています!

驚異的な中毒性!

そう、実はこのバーフバリシリーズ、観た人を洗脳し王の民としてしまう力だけではなく、圧倒的な中毒性も持っています!!!(笑)

なぜかというと、1の終わりが2に直接繋がっている(シヴァガミによって助けられた子フバリが成長しカッタッパに自分は何者なのかを聞くシーンから2へ)というのは当然ながら、2の終わりも1に直接繋がっている(2の最後に父フバリの没落を見せた後、子フバリを逃がすというところから1へ)から!!!!

なので1の終わりを観た時にきっとまた「なぜカッタッパが!?(いや知ってるけど)」という気持ちになるのは間違いないですし、2を観て1を観た人も再び2を観たくなるという。(ちびぞうがまさにそれ)

そして2を観ればまたそれは1へと繋がり・・・む、無限ループ!バーフバリ地獄から抜け出せない!!

しかもバーフバリという作品を劇場で観る楽しさを知ってしまっている方なら、再びまた劇場に足を運んでしまうでしょう・・・。なんという上手な構成・・・。

これ、思ったんです。多分、この作品は本来ぶつ切りにする話ではなく、二本で一本の作品なのだと・・・。上映時間が長すぎるインド映画でよくある「インターバル」という休憩を挟むタイミングがちょうど1と2の間にあるんですよね。

(そういえば同監督のハエが主人公なインド映画『マッキー』でも「インターバル」の文字の出し方最高にカッコよかった・・・)

あまりにも長すぎるから前後編に分けただけという感じがして、そのまま流しても問題ないくらい繋がっています。

あぁ・・・もう一度2を劇場で観たい!!!

新世代の変態あらわる!

いやもう最高にわらかしてもらいました(笑)

子フバリであるシヴドゥが滝を上り、アヴァンティカという女性に恋に落ちたあと、彼女にするアプローチの仕方が本当に超ド級のストーカーなんです。

  • 彼女が水辺で眠っている隙に水中を潜水して登場、水の中に入れていた彼女の手に群がる魚たちに紛れて、その手にこっそりタトゥーを施すシヴドゥ
  • しかもアヴァンティカちゃん、族長にツッコミ入れられるまで自分の手にタトゥー入れられていたことに気付きません
  • アヴァンティカちゃん、お供を餌にタトゥーマン(シヴドゥ)をおびき寄せようと水辺の木の上で弓を持って待機、その背後の木に音もなく登場するシヴドゥ!!!
  • そしてアヴァンティカちゃんの肩から毒蛇を垂らし、彼女が毒蛇に気を取られている間に肩にタトゥー(また!!)を施す(しかもまた気付かれない)
  • アヴァンティカちゃんについに追い詰められたタトゥーマン、彼女と闘いながら華麗に服を脱がす、脱がす!!滝の水で彼女の顔と体を綺麗に洗ってやると次は果実をアクロバティック採集、その果汁を使って彼女の顔にメイクを施す、施す!!
  • 自分を美しく彩ってくれたタトゥーマンに「こ、これが私・・・?」と心奪われるアヴァンティカちゃん(とてつもなく急展開)”私にタトゥーを入れた人”という歌が歌われながら二人は結ばれロマンチックシークエンスはここで終了

いやーもう見ながら「なんという新時代の変態だ」と思ったのはきっと私だけではないはず。
「本当の君を教えてくれ」と言いながら戦う女を美しい女性へと仕立ててあげるのは非常にロマンチックだと思うんですけどね、やり方が・・・さすがバーフバリ、何事も強引です。ちびぞう的に、緑の巻きスカートを一旦伸ばして逆巻きにすると、裏地の赤が表に来て赤いスカートへ早変わりする演出が好きでした。手品師かよ!

ここの、シヴドゥが仮面に恋してアヴァンティカを落とすまでのくだりで、彼の「彫刻の才能」「お絵かきの才能」「念能力者ばりに気配を消す才能」「彫り師の才能」「メイクアップの才能」「ダンスの才能」「手品の才能」とまぁ、多才すぎる王の素質を垣間見ることができるので、本当に必見ですよ!

プラバースさんの嬉しそうな笑顔、本当に可愛いんだよなぁ・・・

今回の目力ナンバーワンは

デーヴァセーナ妃に扮するアヌシュカ・シェッティさん!!!

2は王の本領発揮ですからね、父フバリ(とシヴァガミ様)の目力が凄まじかったです。1は子フバリもなかなかでしたが、やはりこの人の目力には及びませんでした!!!!

彼女が小枝拾いをバカにされてぶち切れるシーンはカッタッパもたじろぐほどの覇気!BGMも合わせて本当に愉快ですからぜひともそこに注目して頂きたいですね。(笑)やはり父フバリが選んだお妃はすごい!

そしてさりげなくここの宣言が予言となって2で実を結ぶ部分にも注目です。きちんと伏線も張られています。

名助演・カッタッパ

武器工場長という立場でありながら自らを奴隷と言う「卑下(髭)ジイ」ことカッタッパですが、1と2両方観ると彼の事も大好きになること間違いなし。

カッタッパ!!という叫びやすい名前も忠臣として優秀。

彼無しではバーフバリ伝説は語れないほどの重要人物で、とにかくめちゃ強い。その実力は父フバリ、子フバリにも劣りません。

今作で子フバリに対しスライディング正座をしたあと、2で赤子だった頃の子フバリにしたように足裏を自分の頭に乗せるシーンがあるんですが、そこはもう涙が・・・。
王と忠臣の再会シーンですが、父と子の再会シーンでもあるんですよね。本当に感動的。

まとめ

アクションに関しては、2の方が気合が入っていますし「そんなバカな!度」も2の方が上回っています。

後半にかけて盛り上がっていくという意味では、1の方が控えめなのは当然なのかもしれません。それでも、馬車で燃える藁玉をドバァーンッッ!!と突き抜けたり(ここで本当にすごいのは馬)、油を沁み込ませたそんな巨大な布が飛ぶわけなくない?と思ってもガンガン飛んで行ったり、敵の長が人間をポイポイと枕投げのように投げて来たり、積もった人間たちの中から父フバリがドバァーンッッ!!と出て来たりするシーンはやっぱり物理法則など無視しまくりであっけにとられます!決してまばたきもせずご鑑賞頂きたいですね!

 

トータルして考えるとやはり凄いのは父フバリで、主人公は父フバリなんですよね。しかし、神に例えられるほどの王の器を持っていた彼でも、制度上一度も王にはなっていません。
ちびぞう的にはこの世界観がとてつもなく大好きなので、ぜひとも子フバリにしっかりと王位を担って頂き、カッタッパをお供にした彼のその後を描く歴史スペクタクルを三部作くらいでやって欲しいです。

全部劇場で観に行きます。

よろしくお願いしますよ、S・S・ラージャマウリ監督!

 

 


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画像引用元:映画.com/IMDB

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ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想

「それではだめ。私はあなたをダメにしてしまう」

昨日の記事から引き続き、『ディセンダント』の続編を観ましたー!!!!

今回から参加するフック船長の息子、ハリー役をしているトーマス・ドハティ君がチョイ脇役にも関わらずイケメンだな・・・?と思っていたら、今作のヒロイン、マルを演じるダヴ・キャメロンと恋仲になっているようですねー!かっこいいもんな!

他にも魅力的な若手俳優がたくさん見られる今作、この中で誰がハリウッドの大物になっていくのか、いかないのか、見守っていきたいところ!

主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】 Descendants 2
【制作国】アメリカ
【監督】ケニー・オルテガ
【製作総指揮】ケニー・オルテガ、サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン、ウェンディ・ジャフェット
【脚本】サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン
【音楽】デビッド・ローレンス
【振付】ケニー・オルテガ、トニー・テスタ
【主題歌】ダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート – “Ways to Be Wicked”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • チャイナ・アン・マックレーン[ウーマ]
  • トーマス・ドハーティ[ハリー]
  • アンナ・カスカート[ディジー]
  • ディラン・プレイフェア[ギル]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放送日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】111分
【前作】主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ3,500人の評価)

【あらすじ】

マレフィセントの娘マルはビーストとベルの息子ベンと恋に落ちるが、王室入りのプレッシャーに耐えきれずロスト島へ帰ってしまう。ロスト島では、マルの宿敵であるアースラの娘ウーマが、マルの後釜におさまり子どもたちを支配していた。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

今作のストーリーラインとしてはなんと3つもあります!!!

一つは、オラドン国の王室のメンバー(ベン王の彼女なので)に招き入れられるマルさんのその後「善人だけど故郷の悪も恋しい!」なホームシック問題

そして二つ目は、前回オラドンへ招待されなかったヴィランズの子ども達(ウーマ率いるギル、ハリー)が「何で私たちを招いてくれなかったのよ!!」と嫉妬して拗ねる問題

最後の三つ目は、ちょい地味ですがムーランの娘ロニーが「女だって男の中で肩を並べて活躍したいのよ!」と女性の権利を叫ぶ問題

この三つのテーマ?お話?が同時進行で進んでいきます。

いやぁ、今作も頭空っぽにして楽しめる作品だったー。

ディズニーキャラたちも前作より増えて、アースラの娘ウーマ、フック船長の息子ハリー、ガストンの息子ギルが新たに混ざり、親世代もアラジンやジャスミンが(後ろ姿だけですが)出てきたりもします。

相変わらずベンは真っすぐマルを愛してるし(キュンポイント)、3Dプリンターで魔法の杖の偽物を作ろうとする現代的な要素も増えて、笑えるシーンもたくさんありました。

個人的に

  • カルロスがマルとイヴィに対して「二人だけの女子トークはうんざりだ!俺たちも仲間なんだから話し合いに混ぜろ!」と言うシーン(いざ女子トークに混ざってみると即座に答えが出て「じゃあやめろ」「はい、終了」と話を終わらせる無駄のない短絡さ大好き)と
  • ラスト付近でタコ化するウーマとドラゴン化するマルにぶち切れたベンが『美女と野獣』の野獣ばりの雄叫びを上げるシーンは

とにかく大声上げて大爆笑してしまいました(笑)

正直、あそこでもしベンが野獣化したら最高に面白いのにと思ったんですけど、野獣が野獣になったのは魔女の呪いのせいなのでベンには無理でした(笑)でも野獣化見たかった(笑)

あとは、島に帰ってしまったマルを追ってロスト島に乗り込んだベンが周囲から浮きまくっているシーンだとか、留守にしていたイヴィにダグが「ごきげん(七人の小人)の息子と浮気したのか!」と迫るシーン、そしてそんな彼に「おとぼけさんね」とキスするイヴィが可愛すぎて、お気に入りです。

前作は超えられない、どころか

物語については単純明快!なので深く考えなくても観られたのが前作の良さ。

今作は、ちょっと後半に問題がありました。

ジェーンをダンスに誘いたいのに誘えないカルロスが”真実しか話せなくなるキャンディ”を間違って飼い犬に食べさせてしまったことで、その犬が人の言葉を喋れるようになるというアクシデントが発生。しかしそれは後半、ウーマを「魔法の杖は本物だ」と騙すための伏線になっていました。

それから、ロスト島からオラドンに戻る時に魔法の書を落としていったことで、ベンがマルを恋人として(妃として?)王室に迎え入れる大事な儀式で突然ウーマが恋人として登場したり(魔法の書を利用してベンに魔法を使っていた)、脚本的に「おっ?」と思うトリッキーさがありました。

ここまでは、ちょっぴり面白い。だけど、最後のウーマとの戦いの落としどころが微妙なんです。前述したベンの咆哮シーンのあと、二人の戦いはなぜか終わる(笑)
多分、ベンの説得がウーマに届いた?ように見える・・・けど、ぶっちゃけそれで納まるとは思えないんだよなぁ・・・だいぶ、無理やりまとめた感がありましたね。

しかも続編がある!多分!

なんと、最後に去っていったウーマが「これで終わると思うなよ」的な捨て台詞を吐いて映画が終了!!!

エーッ

やっぱり全く解決してなかったですNE★

前作はIMDBでも一万人くらいが評価をしていたんですが、今作は4000人にも満たない人数に減ってしまっていました・・・本国のサイトなのに・・・半分以下><
ちょっとこれでは、3作目(がもし実現したとして)を日本で観るのは難しいかも?しれませんね。

ちびぞう的には『ハイスクール・ミュージカル』のようにシリーズごとに盛り上がって、「ザ・ムービー」が作られる感じになるといいなーと思っていたんですけどね。

最後に歌紹介を

ウーマの歌がかっこよかったなー。

カットされたっぽいんですが、おそらくここのシーンでギルとハリーのキスシーン(!?)があったらしい(笑)どういう関係性なのか・・・。

あとラストの、水浸しの船の上でみんなで踊るところは良かったですねー!

『雨に唄えば』のこのシーンを彷彿とさせます。

ついでに、↑をちびぞうの大好きな『Glee/グリー』でカバーされていたシーンも貼っておきますね! グウィネス・パルトロウも歌っているよ!!!
Umbrellaとのマッシュアップですがとにかくカッコいい・・・。

 

まとめ

結局、感想から離れてしまいましたが(笑)

ツッコミどころも多いストーリーですが、歌とダンスのシーンは前作よりも増えて、剣による殺陣シーンなんかも増えて、色々トライしてる感がすごいです。

前作が気に入った!という人はぜひこっちも観てディセンダントを応援しよう!

せっかくならもっとたくさんのディズニーキャラたちを実写で見たいしね!

 

あ!!!忘れてましたが散々焦らされたマルとベンのキスシーンがありましたよ!!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

自分の運命は自分で決めろ。

危うくスルーしそうになった今作ですが、ゲオさんで面陳されていて、しかも続編も出ている・・・=シリーズ化するならそこそこ面白いだろう。という単純な思考回路で手に取りました。

ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーですよ!

ディズニー・ヴィランズに子どもがいて、彼らが10代だったらどんな生活・人生を送っているのか?というお話です。

エグゼクティブ・プロデューサー兼監督はちびぞうが昔ハマっていた『ハイスクール・ミュージカル』のケニー・オルテガ氏!わー懐かしい!同じ監督、そして同じディズニー・チャンネルのミュージカル!後になって思うと今作に惹かれたのにも運命的なものを感じます。

この監督、振付師でもあり、今作の振り付けも担当しています!多才ですね~。

【映画情報】

【原題】 Descendants
【制作国】アメリカ
【監督/製作総指揮/振付】ケニー・オルテガ
【製作】トレイシー・ジェフリー
【脚本】ジョーサン・マクギホン、サラ・パリオット
【撮影】トーマス・バースティン
【編集】ドン・ブロッシュ
【主題歌】 ダヴ・キャメロン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ソフィア・カーソン – “ロッテン・トゥ・ザ・コア”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • クリステン・チェノウェス[マレフィセント]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • キャシー・ナジミ―[イーヴィル・クィーン]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ウェンディ・ラクエル・ロビンソン[クルエラ・ド・ビル]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放映日(日本)】2015年12月18日
【上映時間】112分
【次作】ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ10,300人の評価)

【あらすじ】

善人たちが暮らすオラドン合衆国の王ビーストは、ビランズを魔法のバリアで覆われたロスト島に閉じ込めた。王位継承の儀式を控えるベン王子はビランズの子どもたちの将来を案じ、生まれてから一度も島から出たことのない彼らをオラドンに呼び寄せる。復讐の機会を狙っていたマレフィセントは、自分の娘マルにフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪って来るよう命じるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

評価としては「普通に面白いよりちょっと上!」くらいのもんでした!

ストーリーは最近ディズニーが『アナ雪』~『モアナ』でごり押ししている”自分らしく生きよう!”というテーマがメイン。今回は”親からの自立”、そして”血筋や肩書との決別”といったものが描かれています。

まぁつまり「親が悪人でも自分たちは自分の選択で善人になってもいいじゃん」という話ですね。

あとはすごくよくあるスクールカーストの混ざった学園ドラマも見れます。ティーン向けらしくとっても分かりやすい上にラストも大団円。映画を観慣れている人たちであれば、ストーリー以外の見どころに目を向けるのが良いでしょう。

ディズニーファンならニヤつくオマージュ

そもそも、「ディズニーアニメの敵役に子どもがいたとしたら?」という設定だけでもワクワクもの。

その同人的な設定を本家ディズニーさんが自分たちでオマージュしてくれるんだからこれほどうれしいことはないですよね!

まず「美女と野獣」のベルと野獣の二人が作った国「オラドン」があり、二人の息子ベンが、悪役たちを閉じ込めた魔法もWi-Fiも使えないロスト島に暮らす

  • ジャファー(アラジン)の息子ジェイ
  • イヴィル・クィーン(白雪姫)の娘イヴィ
  • マレフィセント(眠れる森の美女)の娘マル
  • クルエラ(101匹わんちゃん)の息子カルロス

の4人を島からオラドン国へ招待する。

彼らが転入するオラドン国の高校には、フェアリーゴッドマザーの娘ジェーンや、シンデレラの息子チャド、オーロラ姫の娘オードリー、ムーランの娘ロニー、おとぼけ(7人の小人)の息子ダグなど、そうそうたる面々が次々と登場します!

学校のど真ん中に設置された王の銅像は拍手一つで野獣の姿に変わる仕組みになっており、「人は変われる」というメッセージが込められていると説明されたら笑わずにはいられません。

更に、彼らがフェアリーゴッドマザーを奪おうと忍び込んだ博物館にはディズニー作品でおなじみのアイテム(糸車とか)が展示されており、こういう小物などでニヤつくファンもいるでしょう!

さらにさらに、王子ベンとマレフィセントの娘マルが恋に落ちる展開になるんですが、二人が急接近した時にベンがマルに「同じだ!僕たちすごく似てるね」と言うんです。モロに『アナ雪』だ!台詞にまでパロディが!
いやその台詞不吉なやつだから!(笑)という私たちのツッコミを予想してか「私はそうは思わない」と同意しないマルさんさすがです。

恥ずかしいほどのピュアラブを堪能しよう

王子ベンさんのマルへの熱烈なラブアピーーーール、なんというか古くて真っすぐな感じがするんですよね。『トワイライト』でもエドワードさんは不死に近い年月を生きていたいわゆるおじいちゃん世代なので、口説き言葉やプロポーズの台詞なんかが現代っぽくない。しかしそこが逆にピュアっぽさを感じてちびぞうは好きでした。
今作も、現代のティーンへ向けたお話ではあるもののベンはあくまでお伽話の中の王子様。やっぱり攻め方というかね、とっても紳士的でまっすぐで古風でありながら新しい、ピュアな感じがしてすごくよかったです。

そしてなぜか(俳優が若いからなのかお子様も見るからなのか分からないけど)、最後の最後までマルとベンはキスしないんですよねーーーーーーー。

洋画なんか見てるとちゅっちゅちゅっちゅがぶがぶちゅっちゅとしつこいくらいにするじゃないすか。だからもうなんというかすごくイイ雰囲気なのにラストまでキスシーンなしで持っていかれると微笑ましさ爆発で逆にキュンするよ!!!(ちょっと気持ち悪い文章)

いやー、おばさん恥ずかしくなっちゃいます。

ベン役のミッチェル・ホープくんは「いかにも王室」って感じの爽やかイケメンでしかも歌も踊りもこなせるホープ(その名の通り)ですから、かつて一世を風靡したザック・エフロンのように流行りまくる時代が来るといいですね!!!

歌と踊りにも注目したい

一応はミュージカル映画なんで、それをちびぞうが忘れない程度に歌と踊りが差し込まれます。が、量的にはそんなに多くないかな。

個人的に「うぉ!!!!」と興奮したのは、マレフィセント役がクリスティン・チェノウェスだったこと!!!とっても有名なブロードウェイの女優さんですよ!!!!!!めちゃくちゃ上手!!!!!
ちびぞうは大好きな海外ドラマ「Glee/グリー」で彼女を知っていたので驚きと喜びが同時に!意外なところで彼女の歌が再び聞けて大満足です。

今のトレンドをふんだんに盛り込んだ歌とダンスらしいんですが、ベンがマルにみんなの前で告白するシーン↓なんかは結構笑えてしまったり・・・(コメディだからそれでもいいのか)

なんとなく、ファッションと同じようにダンスの流行も新旧新旧とぐるぐると回っているような感じがするシーンです。

個人的に、ヒロインのマル(ダブ・キャメロン)がソロで歌うこのシーンの曲がお気に入り。

この子、『エンジェルウォーズ』のエミリー・ブラウニングにちょっと似てると思うんですよねー(唇と目元が・・・)。彼女も歌がお上手なので、そこも共通点ですね。

それから、『美女と野獣』の”be our guest”を現代版にアレンジした曲も聴けたりして・・・

いやぁ、楽しかったです。

まとめ

続編ももちろん観るよ!!!!!

続編にはアースラ、フック船長、ガストンの子ども達も追加されているらしい!!!楽しみですね!!

晴れて自らの手で親の呪縛を断ち切り、善人として生きる道を勝ち取った4人ですが、その後オラドンでの生活はどうなっていくのか・・・。

多分、今回ストーリーが単純明快だったのと同じように続編も特にひねりはない感じのものでしょう。キャラクターの衣装や小物、歌やダンスを楽しみに観て頂ければ間違いないかな!と思うちびぞうなのでした。まる。

 

 


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か行

待望の新作は成功か失敗か。映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』ネタバレ&感想

”これは終わりではない
始まりの終わりでもない
だが これは始まりの終わりかもしれない”

前作からおよそ二年!!!待ちに待った続編がやってきましたー!!!

もちろん劇場で鑑賞しましたともー!

先に観た友人が「前作は復習してから観た方が良いかも」というありがたいお言葉を下さったので、持ってるブルーレイを見返して準備万端!!で挑みました!

これぞ紳士!映画『キングスマン』感想。新感覚スパイムービー

パンフはこんな感じ!!

見てくださいこの高級感溢れる”黒”・・・!ただの黒じゃありません、マットでベルベットな肌触り、すっごく指紋がつきやすい!!!!

(私が行った劇場ではスタッフさんが紙ナプキンで掴んで袋に入れてくれるという非常に丁寧な接客をして頂けてキレ――――な状態でゲット出来ました・・・素晴らしい気づかいだ・・・)

表面の金の箔押しもオシャレなんですけど、裏面の黒の箔押しもめちゃオシャレ・・・

黒×黒、良いですよね・・・。サイズ感も前作と同じままで、心を引き継いだままパワーアップしてる感じがよい!

しかも40ページもあって税抜き667円は贅沢!!豪華!

【映画情報】

【原題】 Kingsman: The Golden Circle
【制作国】イギリス
【監督】マシュー・ヴォーン
【脚本】マシュー・ヴォーン、ジェーン・ゴールドマン
【原作】マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ
【製作】マシュー・ヴォーン、デヴィッド・リード、アダム・ボーリング
【共同製作】ジェーン・ゴールドマン
【製作総指揮】マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ、
【撮影監督】ジョージ・リッチモンド
【プロダクション・デザイナー】ダーレン・ギルフォード
【編集】エディ・ハミルトン
【衣装デザイナー】アリアン・フィリップス
【音楽】ヘンリー・ジャックマン&マシュー・マージェソン
【出演([]内は役名)】

  • コリン・ファース[ハリー・ハート(ガラハッド)]

  • ジュリアン・ムーア[ポピー・アダムズ]

  • タロン・エガートン[ゲイリー・”エグジー”・アンウィン(ガラハッド)]

  • マーク・ストロング[マーリン]

  • ハル・ベリー[ジンジャーエール]

  • ペドロ・パスカル[ウィスキー]

  • エドワード・ホルクロフト[チャーリー・ヘスケス]

  • ソフィー・クックソン[ロキシー・モートン(ランスロット)]

  • エルトン・ジョン[本人役]

  • チャニング・テイタム[テキーラ]

  • ジェフ・ブリッジス[シャンパン]

  • ハンナ・アルストロム[ティルデ王女]

【公開日(日本)】2018年1月5日
【上映時間】140分
【配給】20世紀フォックス
【映倫区分】PG12
【前作】これぞ紳士!映画『キングスマン』感想。新感覚スパイムービー
【IMDB】6.9/10.0  (およそ131,000人の評価)

【あらすじ】

イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレも大いにある!)】

若干、巻き込み事故っぽい感じで『ヘイトフルエイト』のネタバレにも触れています(笑)

☆3.8/5.0

前作の評価が4.6だったことを考えると・・・やっぱり1は超えられない!!という結論ですかね!

大好きな映画の続編という事で非常に複雑な心境になりつつ、いまいち感想がまとまらないので、思い出せる限り、ストーリーの流れに沿って順にツッコミを入れて行こうと思います!

まず最初に、今回の悪役ポピーさんの手によって一瞬でキングスマン組織が壊滅!!!
え、えぇ~・・・

というか、新アーサーの位置にいた俳優さんがハリポタのダンブルドアだったので、めちゃくちゃ興奮していたんです・・・そしたら「こりゃヤバ」と言い残して即死。

なーんてこったい。出番そんだけかい。

組織を壊滅させたきっかけを作ったのは、1でキングスマン候補生だったというチャーリー。

いつの間に裏切ってたの?というかキングスマン本部の力ってわりとショボくない?

丁寧にこいつが誰かという説明をしてくれるので安心して観れますが、完全に1からの地続きです。

そしてエグジーさん!!!なんと前作のオチ担当だったティルデ王女と付き合っちゃってる!!!

え、王女は完全にあのシーンだけの人だと思ってたよ・・・

この人が誰かということは1を観ていないと完全に分からないでしょう。地続きです。1を観てからの鑑賞をオススメします。

そして、たった二人になってしまったキングスマン。マーリンに「この最後の作戦が終わった時には泣いていい」とカッコいいこと言われて泣くのを我慢したエグジーでしたが、その直後のシーンでマーリンが酔いつぶれて号泣しているのは可愛かった(笑)

めちゃくちゃ泣いちゃってるじゃん!!

ここらへんで、かなりコメディ要素も強くなってる感じがしましたね~。

前作ではサミュエル・L・ジャクソン扮するヴァレンタインが「地球はこのままでは滅びてしまう、害悪になっている人間どもを駆逐しよう!」と全世界の人間を暴走させ殺し合わせるという計画をやっていました。
今作の敵はジュリアン・ムーア!!!扮するポピーさん!!ポピーさんは世界で一番の麻薬組織「ゴールデン・サークル」のボスで、彼女は自分が誰よりも成功しているのに誰にも認めてもらえないことを不満に思い自分が世界に流した麻薬に毒を混入し「麻薬中毒者を人質にとったわ!彼らの命が惜しかったら、麻薬を合法化しなさい!」とアメリカ大統領に交渉を持ち掛けます。

この、悪役の言ってることに地味に理屈が通ってる感があるところがキングスマンの面白さであるというか・・・麻薬は悪なのか?麻薬使用者は悪なのか?と考えさせてくる内容がお見事。監督も「悪役に魅力がある映画は面白い」と言っていて、悪役の行動原理に若干の共感を覚える仕組みになっているのが上手い。

そして、ジュリアン・ムーアの無邪気なまでの残酷さ、サイコパス感が設定に上乗せされて非常に魅力的な悪役になっていると思います!本当に美しい!ひれ伏すしかない!でも人肉ハンバーガーは食べたくない!!

悪役の紹介も済むと次は、新メンバーの登場と旧メンバーの復活です。

キングスマンにはアメリカのケンタッキー州に同盟組織があって、それが「ステイツマン」という酒蔵の下に基地を持ったカウボーイ集団(笑)

なんというか、ここらへんのダサさ加減がなんとも言えない・・・メンバーのコードネームがお酒の名前なんですけど、ジンジャーエールだとかテキーラ、シャンパンって・・・ランスロットやアーサー、ガラハッドなど円卓の騎士から取ってるイギリス側とはノリとテンションが明らかに違うような・・・(笑)

しかも彼らが持ってる戦闘ガジェットもいまいちよくわからない(笑)

地雷探査機がバット、手りゅう弾がボールって。

傘やボールペン、靴など、日常生活に紛れ込みやすいアイテムが武器になっているキングスマンのガジェットとは違って

あまり実用性が感じられないものばかり(笑)

投げ縄に電気を通すと人体も切断できるような殺りく兵器になっちゃうし・・・ギャグに振り切ってるよなぁ・・・。

ケンタッキーと言えば、ハリーが前作で教会の戦闘シーンをやったあと殺されてしまった場所。ステイツマンに合流してみると・・・そこには前作の直後、ステイツマンによって助けられ保護されたハリーの姿があった・・・!しかし、彼はケガの後遺症で記憶を失くしている!!!

いや、待ってよヘッドショットで死んだのに生き返っちゃうとかマジ?

正直、ここはちょっと受け付けられない事実ですね・・・。ハリーの復活は本当に嬉しいし、記憶が戻る場面なんかは涙がウルッと来てしまいましたが・・・。

もう何でもアリじゃん!!というかそんなこと言ったら序盤で死んだキングスマンの仲間もロキシーも、また平気な顔で復活するかもしれないし、さらに言えば後半でどう考えても不要な特攻を見せてくれたマーリンも平気な顔で復活するかもしれないですよね!!(あの場面、別に地雷踏み続けて大人しくしてたら二人がなんとかしてくれたでしょと思うのは私だけですか)

ということは、いくら感動的な最期を彩られたところで心から感動するなんて難しいんですよ!!!

ということにね~・・・なるよね~・・・

それと、ハリー復活に関しては複雑なモヤモヤがありまして。

それは、前作を見ていた時に思ったんですけども、ハリーが教会で殺した人たちって、一般人だったんですよ。ヴァレンタインの配ったSIMカードの影響によって、制御できない状態になっていたとはいえ、彼は正義の元で戦うヒーローなわけですから・・・一般人を殺すのはちびぞう的に悲しい場面でもありました。いや、長回しのアクションは最高にカッコよかったんですけどね。

そのモヤモヤも、ハリーが死を以て償ったというストーリー(私はそう感じた)があったからこそ、落ち着いたというか。だから、復活は嬉しいけど、例えば後遺症で戦えなくなってしまう部分は今後も残るとか、そういう設定が欲しかったな。本当に複雑な気持ち。しかも復活した理由が「銃で撃たれた脳の損傷すらも直してしまえる謎のテープと液体」だからなぁ・・・。ぶっちゃけ片目だって治せたっしょ?キャラデザの為に脚本書きすぎ!

どなたかも書いてらっしゃいましたが、ヴァレンタインがハリーを撃つ時に「古いスパイ映画ならあり得ない方法で助かったりするが、これは映画ではない」って言ってるんですよ。くっそカッコいい台詞じゃないすか。

そんなセリフもなかったことにしてる続編ですけどね!!!!
これは映画だからなんでもありなんすよ!!!って言ってるもんだこりゃ

ストーリーの流れから脱線しました。

えー・・・ポピーに全世界の麻薬使用者を人質に取られた大統領ですが、彼は「ポピーに従うフリして放置すれば、麻薬使用のクズも麻薬組織も一緒に潰せるZE★」とクズ仕様の大統領でした。ここでもまた、「麻薬使用者にも善人はいます!子どもや、興味本位で手を出してしまった人はどうなるんですか!?」という言葉が考えさせられるポイントですね。

ポピーのウイルスに感染した人たちが政府の手によって球場なんかに集められるんですけど、一人一人が檻に入れられて積み上げられている状況を俯瞰で見ると「まるでアメリカの大都市」そのものなんですよ。ここも風刺が効いているというかなんというか・・・お上手な演出。

でもぶっちゃけそんだけの量の檻とか用意するための費用が無駄そう・・・

まぁ、なんだかんだで全部エグジーといつの間にか蝶々の呪いから解放されたハリーが敵を倒して解決してくれるわけなんですけどね!

個人的にエグジーが彼女のことで頭いっぱいで、彼女がピンチだと知って本気で仕事に取り組む姿勢になったのが「私情に走りすぎ感」があって微妙だったなぁ。
敵も彼女の存在で基地がバレちゃったりとか、裏切り者ウイスキーの裏切り理由も元カノの死が原因だったりと・・・みなさん恋愛に振り回されまくっています(笑)

 

かと言えばハリーは童貞独り身で死ぬのは寂しいんだよ・・・と捨て身の暴露で脚本のフォローしてる!!!ほんとうたいへんだ!

 

エグジーの対チャーリー戦については、ボーリング場の壁をぶち抜けるほどの力を持ったスーパーアームを手加減して使っているようにしか見えなかったですね・・・(笑)
いくら防弾仕様のスーツでも、死んじゃう死んじゃう!!

あと、アームで掴まれて地面に何度も叩きつけられているエグジーの姿を見ていたら

2017年の年越しに見た”ガキ使”で天井に叩きつけられる劇団ひとりの姿が浮かんだのは私だけですか?
やっぱりアレはやりすぎだよなぁ・・・背骨折れちゃうよ。

こういうアクション映画では、人間の体は衝撃耐性に優れているのが常識っぽいので、何も言えませんけどね。

エルトン・ジョンは大御所ミュージシャンとは思えないくらいの出番の多さと活躍で最高だったし(特に犬とハリーの間に挟まるあたり)、チャニング・テイタムは『ヘイトフルエイト』を思い出させるくらい「いるのにいない」状態だったしで

全編通してツッコミどころ満載のギャグアクションムービーになっていました(笑)

ウイスキーさんのアクションは投げ縄よりもファニングショットとかのガンプレイをもっともっと観たかったです!!!!!

まったくまとまりのない感想ですし他にももっと色々思ったことがありましたが忘れてしまったので終わり!

続編やスピンオフの予定もあるみたいですが若干不安になっています。

やっぱりキングスマンは一作目が最高!!!!!

 

 


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熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

「民を創るのは神、民を救うのは医者、そして民を守るのが・・・王族だ」

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!

・・・はっ

どうもこんにちはこんばんは、明けましておめでとうございます!ちびぞうです!

今回はこの、年の瀬に公開された怒涛のインド映画について書きたいと思います。

「せっかく作った2017年の映画ベストを12/29という本当にギリギリなところでひっかきまわしてくれてある意味迷惑!!」と書いている方々をツイッターで沢山お見掛けしました(笑)

ちなみに今作は『バーフバリ 伝説の誕生』の続編に当たります。ちびぞうは前作は観ていないのですが

  • インド映画好きだし劇場で一度観てみたかった
  • 既に観た人たちが「これは年始一発目に観たかった」と書いていた
  • 一作目のあらすじも冒頭で見せてくれるから前作観てなくても問題ないという情報を目にした

ということで、2018年一発目の劇場作品にチョイスさせて頂きましたー!

監督は『マッキー』のS・S・ラージャマウリさん!

パンフはこんな感じ!

裏面も極彩色!!!

分かりやすいキャラクター相関図と、今作のトリビアページ(製作費から使ったジュエリーの数、キャストの肉体改造についてまで)が面白かった!

22Pで税込み700円・・・値段の割にはちょっと内容が寂しいですね><

パンフってどんなにかっすかすでも最低で税抜き680円くらいにしないといけないっていうルールでもあるのかな?

【映画情報】

【原題】Baahubali 2: The Conclusion
【制作国】インド(テルグ語、タミル語)
【監督/脚本】S・S・ラージャマウリ
【提供】K.ラーガヴェンドラ・ラーウ
【原案】V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
【製作】ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
【撮影】K.K.センティル・クマール
【美術】サーブ・シリル
【音楽】M.M.キーラヴァーニ
【編集】コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
【衣装】ラーマ・ラージャマウリ、プラシャンティ・ティピリネーニ
【出演([]内は役名)】

  • プラバース[シヴドゥ/バーフバリ]

  • ラーナー・ダッグバーティ[バラーラデーヴァ]

  • アヌシュカ・シェッティ[デーヴァセーナ]

  • タマンナー[アヴァンティカ]

  • ラムヤ・クリシュナ[シヴァガミ]

  • ナーサル[ビッジャラデーヴァ]

  • サティヤラージ[カッタッパ]

  • スッバラージュ[クマラ・ヴァルマ]

【公開日(日本)】2017年12月29日
【上映時間】141分
【配給】ツイン
【映倫区分】G
【前作】『バーフバリ 伝説の誕生』
【IMDB】8.5/10.0  (およそ53,000人の評価)

【あらすじ】

蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.1/5.0

テルグ語映画であり、タミル語映画でもある。タミル語圏の映画でここまで歌と踊りが少ないのは珍しいのかな?同監督のマッキーも歌はそんなになかったように思いますね。

この勢いはタミルならではなのかな・・・(笑)

 

正直、何がどう良かったのかと聞かれると・・・

熱気と勢いと画面の圧力に屈して、気付いたら王(バーフバリ)を讃えていた・・・としか言えないんですよね・・・(笑)

いや、本当に!!!

正直、冒頭部分で前作の流れと一緒に今作のあらすじもダイジェストで見せて貰えるんで、物語の意外性とかは何もないですし”分かっているあらすじ”を本当に追うだけになってしまうので141分という時間が退屈で寝てしまう人も中にはいるかもしれませんし、

しかも、脚本が飛びぬけて面白い!!!というわけでもないんですよ。

よくある王位継承戦よくある兄弟・血筋のしがらみよくある暗殺劇と裏切りよくある真の王の帰還・・・歴史スペクタクルとしてはものすごくありがちなんですよね。

そしてインド史上最大の製作費・約42.5億円を投入して作ったにしてはヤケにCGがちゃちぃシーンがあったり・・・国や街を見下ろすような俯瞰のシーンは「あ、これジオラマだな」と分かったりして・・・そこがちょっとおマヌケでクスッと来たりする部分でもあるんですが(笑)隅から隅まで映像が完璧にすごい!!というわけでもない・・・

デーヴァセーナと一緒に凱旋するシーンはまさにファンタジー!!って感じで、唯一インド映画っぽさを感じる極彩色のダンスシーンがありますが、このシーンも”そういうのについていける人”でないと厳しいかもしれない・・・。

いきなり歌いだしたりするわけではないので、だいぶ見やすくはありますけどね!!

ではどこが面白いのか!

やっぱりそれは常識破壊のインパクト(公式アオリ文)を持つアクションシーンでしょう!!!!

物理的に、「いやその発想は分からんでもないけど実行するのは不可能じゃない?」といったアイディア溢れるアクションを王の眼力と力技でごりごり押して可能にしていきます!!!!

そしてどの場面でストップしても絵になる画面の美しさと迫力!!センスあるスローモーション!!『300(スリーハンドレッド)』を初めて観た日の興奮がよみがえる!!!

観ていると「あ、そっか!バーフバリならば可能なのか!!!」という気持ちになんとなくなりますね!!もはや洗脳ですね!

観てる間中ずっと「むちゃくちゃやりおる・・・(笑)」と思って観ていましたが・・・観終わってみると余韻がまたすごいんですよね。観終わった後の興奮というか、この上がりきったテンションをどこで昇華させればいいのか?という。

誰かと語り合って、一緒に「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」と拳を突き上げて叫びたくなること間違いなし。

それと、数ある神話の中でも破壊の神シヴァは相当強いと言われているみたいですね。さすが、バーフバリはシヴァ神を信仰しているだけはあるな・・・という「映画の強さ」みたいなものも感じました。アオリにもあった「映画の神様、降臨」という文も本当にしっくりきます(笑)

個人的に、オープニングでバーフバリのカッコよさを見せつけてくる「国母による結願の儀」がありましたが、同じ儀式をラストでも同じように持ってくるセンスとか、好きですね・・・構成がお上手・・・。

まとめ

悲しいことにちびぞうの周りではバーフバリの鑑賞率がほぼゼロに近いので・・・

以前から好きだったのですが、今作を観て本気でインド映画を布教したくなりましたね・・・

興行収入も300億と、インドでトップに躍り出て、しかもIMDBでもかなり高評価の8.5!!しかし日本ではTOHO系列で上映していないのが大きいのかまだフィルマークスさんでも400人くらいしかマークされていない・・・。

みんなもっとインド映画観ようよ!!!!!

とりあえずはまだ前作『バーフバリ 伝説の誕生』を観ていないので、そちらを急いで鑑賞したいところです!!!!

※伝説誕生も観ました!

王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

 

 


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