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ハリウッド黄金期を舞台にしたロマコメ!映画『カフェ・ソサエティ』ネタバレ&感想

「人生は喜劇だ。残酷な筋書きだけど」

ウディ・アレン監督作、主演はジェシー・アイゼンバーグ×クリステン・スチュアート。

この二人は別な映画でも恋人役やってましたね~。

ウディ・アレン監督の映画は『ブルージャスミン』がお気に入り。昔はこの人の映画はあんまり好きではなかったんですが、最近の作品はだいぶとっつきやすい!

しかし『それでも恋するバルセロナ』なんかはそんなに得意でないので、やっぱり映画館で観る勇気は起きず・・・DVDにて鑑賞。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Café Society
【制作国】アメリカ
【監督/脚本/ナレーション】ウディ・アレン
【製作】レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、エドワード・ワルソン
【製作総指揮】アダム・B・スターン、マーク・I・スターン、ロナルド・L・シェ
【撮影】ビットリオ・ストラーロ
【美術】サント・ロカスト
【衣装】スージー・ベンジンガー
【編集】アリサ・レプセルター
【出演([]内は役名)】

  • ジェシー・アイゼンバーグ[ボビー]
  • クリステン・スチュアート[ヴォニー]
  • ブレイク・ライブリー[ヴェロニカ]
  • スティーブ・カレル[フィル]
  • コリー・ストール[ベン]
  • パーカー・ポージー[ラッド]
  • ケン・ストット[マーティ]
  • ジーニー・バーリン[ローズ]
  • サリ・レニック[エヴリン]
  • スティーブン・クンケン[レナード]
  • アンナ・キャンプ[キャンディー]
  • キャット・エドモンソン[レ・トロピックのシンガー]

【公開日(日本)】2017年5月5日
【上映時間】96分
【配給】ロングライド
【映倫区分】G
【IMDB】6.6/10.0  (およそ53,200人の評価)

【あらすじ】

映画業界で働くことを夢見るニューヨーク生まれの青年ボビーは、業界の有力者である叔父フィルを頼ってハリウッドにやってくる。フィルの秘書を務める美女ヴォニーに心を奪われたボビーは、映画スターやセレブリティを相手に、フィルの下で働きながらヴォニーと親密になっていくが、彼女には思いがけない恋人の存在があった。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

点数で言えば「普通に面白い!!」よりちょびっと上な感じ。

ハリウッドに職を求めてやってきた甥っ子に仕事を与えてやる敏腕映画プロデューサー。しかし彼は既婚者でありつつ秘書(ヴォニー)と不倫関係にあった。そして、甥っ子もヴォニーに一目惚れ。血縁の三角関係のドロドロが見られるかと言えばそうでもなく、とってもサラッとしたロマンチックコメディ!

トワイライトでは「うっすらと開いた口」が気になって仕方なかったクリステンさんですが、だいぶ半開きしないようになったようです(笑)

ジェシー・アイゼンバーグは最近本当に人気ですよね。自然な演技も狂った演技もお手の物な器用な俳優さんです。

1930年代のハリウッド黄金期のファッションなんかも煌びやかでオシャレ!

ウディ・アレン監督にしては見やすい!

結構毒があったり、独特な価値観で観客を惑わしてくることの多いこの監督。

今までの作品を追いかけていた人からしてみると「だいぶアッサリ」と感じるはず。その代わり、初めての一本として選ぶならとっても入りやすくて良いかもしれませんね。

『ミッドナイト・イン・パリ』と並んで観やすい作品だと思います。

「あれ?甥っ子の話してる恋人ってヴェロニカのことじゃね?」

「あれ?おじさんの不倫相手ってヴェロニカじゃね?」

とお互いにうっすら気付くシーンがすごく滑稽で笑えます。ジワジワ系。

まとめ

しかしケラケラ笑える映画だけという感じではない。そこがウディ・アレン節というか・・・。

二人の男に愛されたヴェロニカは、ハリウッドに来たばかりの垢ぬけない若者(ボビー)と、リッチな叔父とで悩んだ結果、結局叔父を選んでしまう。しかし、ボビーはいつまでもヴェロニカを忘れられず・・・叔父と結婚し何年かたって再会した二人は、ふたたび距離を縮めていく。

という、なんというか、どういう人生を選んでも愛する人は一人なのだなぁ。と思わせつつ、しかしその愛する人と一緒に生きていくほど人生は簡単ではないんだよ。と言いたげな大人な雰囲気漂うラスト。

さきほど、だいぶアッサリしているとは書きましたが、それは監督の普段の感じからすると・・・というだけで、普通に観たら若干のモヤモヤが残るというか、「えー、それでいいの?」と思う部分も人によっては出てくるかもしれません。

やっぱり一筋縄ではいかない。そんなウディ・アレンさんのロマンティック・コメディでした。

 

 


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尊厳死を扱かった問題作。映画『世界一キライなあなたへ』ネタバレ&感想

愛するひとが、半年後に永遠の旅立ちを選ぼうとしていたら――

賛否両論の問題作!映画仲間に激押しされてた事もあって観てみましたー。
DVDでの鑑賞、公式サイトはこちら

ロマンチックコメディなラブストーリーですが、取り扱っているテーマの重さから批判も多くあるようです。

ちびぞうはどちらかといえば否定(?)派!なので感想を読む場合はご注意ください!

【映画情報】

【原題】 Me Before You
【制作国】アメリカ
【監督】テア・シェアイック
【脚本/原作】ジョジョ・モイーズ『ミー・ビフォア・ユー 君と選んだ明日』
【製作】カレン・ローゼンフェルト、アリソン・オーウェン
【製作総指揮】スー・ベイドン=パウエル
【撮影】レミ・アデファラシン
【美術】アンドリュー・マッカルパイン
【衣装】ジル・テイラー
【編集】ジョン・ウィルソン
【音楽】クレイグ・アームストロング
【出演([]内は役名)】

  • エミリア・クラーク[ルイーザ・クラーク(ルー)]
  • サム・フランクリン[ウィル・トレイナー]
  • ジャネット・マクティア[カミーラ・トレイナー]
  • チャールズ・ダンス[スティーブン・トレイナー]
  • ブレンダン・コイル[バーナード・クラーク]
  • ジェナ・コールマン[カトリーナ・クラーク(トリーナ)]
  • マシュー・ルイス[パトリック]
  • スティーブン・ピーコック[ネイサン]
  • サマンサ・スパイロ[ジョージ・クラーク]
  • バネッサ・カービー[アリシア]

【公開日(日本)】2016年10月1日
【上映時間】110分
【配給】ワーナー・ブラザース
【IMDB】7.4/10.0  (およそ135,000人の評価)

【あらすじ】

性格は前向きなだが、夢にチャレンジすることに躊躇し、仕事を転々としながら、なんとなく毎日を過ごしているルー。彼女の働いていたカフェが閉店してしまい、職を失ったルーは半年限定で介護の仕事に就く。ルーが担当することになったのは、快活でスポーツ好きだったが、バイクの事故で車椅子生活を送ることとなった青年実業家のウィルだった。当初、ウィルはルーに冷たく当たるが、ルーの明るさがウィルの心を溶かし、やがて2人は互いに最愛の存在となっていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

うーん。どうなんでしょうこれは。

事故で車いす生活になったイケメンと恋に落ちたら、彼は生に絶望しており安楽死を心に決めていた・・・という話なのですが。

全体的に思ったのは

金があればなんでもできますよねぇ

という部分。いやほんと身もふたもないんですけども、ヒロインと距離を縮めるまでの流れの中で「金がなかったら出来てないじゃん」と思えるものが結構多い。

尊厳死にしても、スイスで安楽死をするのには90万近い費用がかかる場合もあるそうです。

死ぬのにも金がいるんだよ・・・

という。あまりにも現実味がない話ですよこれは。

更に、すでに何年も付き合っていたヒロインの彼氏が相当KYに描かれている部分。
「車いすのイケメンの方がいいじゃん!」と思わせるための当て馬感がものすごい。でも実際、そんな何年も付き合ってて急にそんな微妙に思い始めるものかな・・・と。ご都合過ぎる脚本です。

ご都合過ぎると言えば、主人公の男!!!

死ぬと決めてるのに恋愛するなんてどういうつもりなんですか。

いやぁもう自己中の権化かよと。恋に落ちるのは勝手だけど、彼女のその後の事を思えば絶対に距離は詰めない方がいいに決まってます。彼が彼女を想うがゆえに生きようと決めるならまだしも、結局は意思を変えられない。だとすれば、彼女は一人で悲しんで背負っていくだけ。

この恋愛に意味なんかあったの?

という疑問すら浮かんできます。
もう少し、男性側が恋してしまうことに対する危機感を見せてくれたり、死を選ぶことに対する迷いを見せてくれたなら、彼女の存在も意味がないわけじゃないんだなと思いますが・・・。

やっぱり、愛すなら一緒に生きなきゃ。

死ぬなら周りを巻き込むべきではないですよね。

ここらへんは、各自の死生観というか、価値観に委ねられる部分があると思うので一概に「だからつまらない映画だ」とか決められないとは思いますが。

ちびぞう的にはご都合主義満載のお涙ムービーに安楽死テーマをもてあそばれたような印象でしたね。

良かった点!

個人的に良かったなーと思ったのは、ヒロインの衣装!

ちょいダサな奇抜ファッションが逆にかわいいです!!

それから、彼女が蜂柄のタイツの話をしたらそれを覚えていて誕生日にプレゼントするというロマンチストぶりが良かったですね・・・あれは普通に嬉しいと思う。

そんなところですね!

ヒロインの女の子は個性的で明るく、同性が見ても好感を持てるキャラで魅力的でした(*’ω’*)

 

 


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今度の舞台はNY!?映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』ネタバレ&感想

誰でもいいんじゃない。君のじゃなきゃだめなんだ――

ツッコミどころ満載の変態おバカ映画の第2弾!

映倫区分もPG12指定(12歳未満・小学生は保護者の助言・指導が必要)からG(誰でも観れる)に変更されていますので、明らかに前作よりは内容のえげつなさは減ってることが予想されますね。配給も東映さんだし。

今作からパンフレットも作られたらしいですね。劇場で観たかったなぁ・・・。

鈴木亮平さんは『俺物語‼』の後に撮ってると思うんですけど、本当に肉体改造に対する情熱がすごいというか役者魂というか・・・日本版クリスチャン・ベールって感じですね!

前作と同じですが公式サイトはこちら。音量注意!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】福田雄一
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、村田嘉邦、小松賢志、鈴木仁行、遠藤茂行、木下直哉
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行、紀伊宗之
【プロデューサー】川崎岳、田坂公章
【ラインプロデューサー】鈴木大造
【キャスティングプロデューサー】田端利江
【撮影】工藤哲也
【美術統括】尾関龍生
【照明】藤田貴路
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘアメイクディレクション】池田真希
【アクションコーディネート】田渕景也
【怪人デザイン】赤井孝美
【特殊メイク/造形進行】飯田文江
【VFXプロデューサー】石澤智郁
【VFXディレクター】中口岳樹
【編集】栗谷川純
【助監督】井出上拓哉
【製作担当】櫻井恵夢
【音楽】瀬川英史
【主題歌】CTS – “WAVINESS feat. 南波志帆”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • 柳楽優弥[真琴 正]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 水崎綾女[彩田椎名]
  • 皆川猿時[ミスターバキューム]
  • 新井浩文[マッハPIZZA店長]
  • やべきょうすけ[彩田の元カレ]
  • 勝矢[犯人A]
  • 足立理[犯人B]
  • 上地春奈[パンツ少年の母親]
  • HIKAKIN[玉男の手下]
  • 瀬戸弘司[玉男の手下]
  • 木根尚登[情報ライブキネ屋キャスター]
  • 佐藤仁美[情報ライブキネ屋コメンテーター]
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 安田顕[変態仙人]

【公開日(日本)】2016年5月14日
【上映時間】118分
【配給】東映
【映倫区分】G
【前作】鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想
【IMDB】5.7/10.0  (およそ520人の評価)

【あらすじ】

愛子のパンティを被って変態仮面となり、悪と戦う狂介。しかし、狂介と愛子の思いは徐々にすれ違い、愛子は狂介にパンティを返してもらうことに。同級生の真琴正は、気付かぬうちに愛子を傷つける狂介を、憎しみの目で見つめていた。愛子のパンティを失った上、世界中からパンティが消えるという事件が発生し、絶体絶命に陥る変態仮面の前に、最強の敵が出現する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

前作よりも、色んな方向へのパロディがすごいことになってます(笑)
特に『スパイダーマン2』のパロディがすごい(笑)

さすが勇者ヨシヒコの監督さん・・・。

自分が気付いた分だけでも羅列しておきますね。

パロディ一覧

  • 原作の絵をパラパラする映画冒頭部分(マーベルコミックの映画)
  • ピザ屋でバイトしているが配達が遅くてクビに(スパイダーマン2)
  • 頭だけが蜘蛛の足のような機械の上に載せられている玉男(トイストーリーの改造おもちゃ)
  • モテモテになってしまうかも!という狂介の妄想シーン(モテキの妄想お祭りシーン)
  • 掃除機とカニと真琴正の合体シーン(ザ・フライの蠅と合成するシーンのマシン)
  • 空をフライングする大量のパンティを見ての片瀬那奈「なんじゃこりゃあああ!!!」(太陽にほえろ!の松田優作)
  • 報道ライブキネ屋(ミヤネ屋)
  • 永遠に吸引力の変わらないただ一匹の恐竜ダイナソン(ダイソンの掃除機)
  • 今作のメインヴィラン”ダイナソン”(スパイダーマン2のドクター・オクトパス)
  • 大学で瓦礫から生徒たちを守るシーン(スパイダーマン2の電車を止めるシーン)
  • 消えた変態仮面を嘆くストリートミュージシャンのシーン(スパイダーマン2)
  • パンツかぶった子どもが元気付けてくれるシーン(アイアンマン2の後半子どもを救うシーン)
  • ニューヨークの街中をダイナソンと失踪!(スパイダーマン2、ドクターオクトパスとの戦闘シーン)
  • 飛騨の山奥での修行のシーン(ベスト・キッド)

今回も意味のわからない苦悩をしている

「自分はただの変態じゃない・・・正義の変態なんだ」

「甘い変態から・・・ストイックな変態へ」

「パンティは決して食べるものではない!(ドヤ顔)」

などなど今作も意味のわからない苦悩&迷言が飛び出しまくります(笑)

相変わらず深く考えずに観れるバカらしさが魅力です!!!

特撮感がマシマシ

前作より変態度が下がっている代わりに、敵のロボ感だったり、戦闘の特撮感がマシマシになっています。CGのやすっぽさもB級映画っぽさが出てて良いですね(笑)

あと絶対にNYには行ってないよね(笑)

さりげなくアクションシーンがかっこよくて、しかも動きが変態仮面ならではなので目新しいし、見入ってしまう(笑)

安田顕との組み合いはダンスしてるみたいでした(笑)

「ジャンピングおいなりプレスホールド!!」

とか

「地獄のタイトロープ コースター!!!」

とか

アホな必殺技もパワーアップしています。

個人的にアクションシーンのあと、立ちポーズをしようとしてフラつく鈴木亮平が可愛かった(笑)よーく見て見つけてください(笑)

役者陣がすごいイキイキしてる

ムロツヨシの台詞とか、柳楽優弥との掛け合いとか、片瀬那奈や安田顕も、絶対これアドリブだろ!!(笑)というシーンが盛りだくさんで、皆さんやりたい放題やってるんだろうな・・・って感じがすごく楽しいです(笑)

あとチョイ役で出てる新井浩文さんとかやべきょうすけさん(ウシジマくんの柄崎にしか見えない/笑)もすごくいい味出してましたし、日本一有名なユーチューバーHIKAKINが出てたりして出演陣の幅もすごく広くなっています(笑)

ヒカキン結構セリフもらってて笑ってしまった・・・。

まとめ

愛子ちゃん役の人が出家したので次回作は難しいかな?と思いつつも、次作を匂わせるような感じの終わり方でした。

原作だと狂介と愛子ちゃんは結ばれないっぽいので、新ヒロインを迎えて3を作っても全然いいと思います!!(鈴木亮平が大河ドラマの主役とかやるので、もう難しいのかな・・・寂しい)

相変わらず疲れた時に馬鹿笑いできる良作でした、前作ほどのインパクトはないし変態仮面も見慣れてきてしまったけど、それでも笑えるシーンは沢山あって楽しい作品です!

最後にこれだけ言わせて

飛騨の山奥に変態はいないから!!!!

 

 


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【画像引用元:映画.com】

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鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想

俺は正義の味方だが どうやら正義は俺の味方ではないらしい

画像引用元:映画.com

やぁあーーっと観れました変態仮面!

主演は『俺物語‼』でも肉体改造がお見事だった(ちびぞうは未見ですが)、鈴木亮平さん!!
今作でも凄まじい美ボディを披露してくれています・・・。ファンニナッチャウ

変態川柳を作成できるいろつくにリンクが貼ってある公式サイトはこちら(音量注意)

ちなみにちびぞうの変態川柳は

【三角が パンティに見える お年頃】

でした。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】福田雄一
【脚本】福田雄一、小栗旬
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、百武弘二、宮路敬久
【企画】日達長夫
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行
【プロデューサー】川崎岳、小林智浩
【ラインプロデューサー】原田耕治
【キャスティングプロデューサー】増田悟司
【撮影】工藤哲也
【美術】松塚隆史
【照明】福長弘章
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘア&メイクディレクション】池田真希
【ヘア&メイク】谷口小央里
【アクションコーディネート】田渕景也
【ガンエフェクト】遊佐和寿
【特殊メイク/特殊造形】松井祐一
【編集】栗谷川純
【サウンドデザイン】スズキマサヒロ
【CGIディレクター】久保江陽介
【アニメーション】加藤和博
【助監督】星秀樹
【製作担当】李允石
【アシスタントプロデューサー】河瀬知
【音楽】瀬川英史
【主題歌】MAN WITH A MISSION – “Emotions”
【挿入歌】ANTHEM – “Blast”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 安田顕[戸渡]
  • 佐藤二朗[真面目仮面]
  • 塚本高史[刑事]
  • 岡田義徳[自殺志願者の男]
  • 大東駿介[さわやか仮面]
  • 大石吾朗[ワイドショーのコメンテーター]
  • 木南晴夏[ワイドショーのキャスター]
  • 高畑充希[ワイドショーのレポーター]
  • 松永博史
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 平子祐希(アルコ&ピース)[男気仮面(モーホー仮面)]
  • 大水洋介(ラバーガール)[細マッチョ仮面]
  • 笠原秀幸[張男の助手A]
  • 足立理[張男の助手B]
  • 上地春奈[下着売り場の店員]

【公開日(日本)】2013年4月6日
【上映時間】105分
【配給】ティ・ジョイ
【映倫区分】PG12
【次作】『HK 変態仮面 アブノーマルクライシス』
【IMDB】6.0/10.0  (およそ1,800人の評価)

【あらすじ】

ドMの刑事とSM女王を両親に持つ紅游高校拳法部員の色丞狂介(しきじょうきょうすけ)は、転校生の姫野愛子に一目ぼれしてしまう。そんなある日、愛子が銀行強盗に巻き込まれ、人質にとられる事件が発生。覆面を被って変装し、強盗を倒そうとした狂介は、間違って女性用パンティを被ってしまう。しかしその瞬間、狂介の奥底に眠っていた変態の血が覚醒。人間の潜在能力を極限まで引き出した超人「変態仮面」に変身する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.1/5.0

いや、もう見てくださいよこの美ボディ!!!

ポスター用に多少は加工されてるんだろ?と思いきや、劇中のパンイチ姿もほんっとうに筋肉が美しいですから・・・!!(笑)まずそこに驚くと言うか目を奪われること間違いなしですね。

内容はないけど大体がスパ〇ダーマン

パンティかぶってヒーローに変身・・・「変態仮面は変態だけど俺自身は変態ではないはずだ・・・ッ!」とか「変態であればあるほど強い、なんてことはない!」とか・・・意味の分からない悩み&迷言が飛び出しまくり。

DVDメニュー画面の異様な雰囲気のするBGMに最初は首を傾げたんですが、序盤の15分も観れば「あ、これ蜘蛛男のやつ」と誰しもがニヤつくはず・・・(笑)

内容はないし下ネタもパクりも色んな意味でギリギリ(笑)

105分は長いかもしれない

真面目にレビューを書くとすれば、ちょっと長め。

インパクト勝負な序盤が過ぎて様々な敵たちと戦った後、観てるこっちもだんだん落ち着いてきて、そこから若干ダレてきます。

あと10分くらい短くしてくれたら、ちょうどいいかなー。

役者陣の怪演だらけ

ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗・・・

なんというか生気を吸われるような怪演技ばかり・・・。

体当たりが過ぎるというか、皆さん役者魂見せすぎですよ!!

特に安田顕は、仮面の上からパンティをかぶっている鈴木亮平と違って直接パンティをかぶっているので余計に変態っぽい(笑)あのなまっちろいひょろひょろボディで鈴木亮平と対峙するシーン

本当に気が抜けます(笑)

個人的に大東さんが演じていた、ペットボトルの水をかぶってビショビショになった姿でサーフボード攻撃をしてくるさわやか仮面が大好きでした。涙が出るほど笑った。

鈴木亮平は変態仮面の時の声も良いし、愛子ちゃんとのラブコメでキャッキャッするところも可愛いし、すごい役者だなぁ・・・。

こんな時にオススメ

心が疲れて何もやる気が起きない・・・
世間はお祭りムードだけど自分はイベントを一緒にこなす相手もいない・・・
孤独とストレス・・・しんでしまお・・・

そんな時に観ると「別にそんなのどうでもいっか」となること間違いなしな素晴らしい作品です!

アホらしさにバッチリ気が抜けて笑って、なんだったんだろう今のはと思いながら自分のノーマルさに安心したり新たに見つけてしまった自分の変態性と向き合ってみたり色々すればいいんじゃないかな!

ちなみに次回作はNYが舞台だそうです!!

映画仲間がめっちゃ良かったって言ってたんだよなーーー・・・!劇場で観れば良かった!!!

 

 


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驚愕のボカシ!映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ツッコミ&感想

愛してるのに、愛し方が違う、ふたり。

タイトルにもあります「ボカシ」というのは、劇場公開のR15+バージョンのお話でして、一部で公開されたR18バージョンとDVDに関しては改善されたようなのでそちらを観た方にはピンと来ないかもしれません(笑)

ちなみにこの映画は、かのティーン向け恋愛小説「トワイライト」シリーズのファンがネットに投降した官能小説が原作となっているようです。

ちびぞうは原作は未読ですが過去、映画『トワイライト』のファンであったので、興味津々。映画仲間の女子会にて劇場でR15+版を鑑賞しました!

パンフはこんな感じ。

おっしゃれぇい!じゃないですか!この、書類を思わせるデザイン。何かな?とめくってみると、一ページ目にCONTRACT・・・つまり劇中に登場する「契約書」が載ってるんです!!!

こういう遊び心のあるパンフ、良いと思います(笑)

しかし20Pで税抜き667円はちょっと寂しい・・・。

【映画情報】

【原題】 Fifty Shades of Grey
【制作国】アメリカ
【監督】サム・テイラー=ジョンソン
【脚本】ケリー・マーセル
【原作】ELジェイムズ
【製作】マイケル・デ・ルカ、ELジェイムズ、ダナ・ブルネッティ
【製作総指揮】マーカス・ヴィシデイ、ジェブ・ブロディ
【撮影監督】シェイマス・マクガーヴィー
【プロダクション・デザイン】デヴィッド・ワスコ
【編集】デブラ・ニール=フィッシャー、アン・V・コーツ
【衣装】マーク・ブリッジス
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • ダコタ・ジョンソン[アナ(アナスタシア)・スティール]

  • ジェイミー・ドーナン[クリスチャン・グレイ]

  • ジェニファー・イーリー[カーラ・メイ・ウィルクス]

  • マーシャ・ゲイ・ハーデン[グレース・トレヴェリアン・グレイ]

  • エロイーズ・マンフォード[ケイト・キャヴァナー]
  • ヴィクター・ラサック[ホセ・ロドリゲス]
  • ルーク・グライムス[エリオット・グレイ]
  • リタ・オラ[ミア・グレイ]
  • マックス・マーティーニ[ジェイソン・テイラー]
  • カラム・キース・レニー[レイ・スティール]
  • アンドリュー・エアリー[キャリック・グレイ]
  • ディラン・ニール[ロビン(ボブ)・アダムス]

【公開日(日本)】2015年2月13日
【上映時間】126分
【配給】 東宝東和
【映倫区分】R15+
【前作】
【次作】フィフティ・シェイズ・ダーカー
【IMDB】4.1/10.0  (およそ253,300人の評価)

【あらすじ】

大学生のアナ・スティールは、学生新聞の取材で若き億万長者として知られる大企業のCEOクリスチャン・グレイにインタビューし、それをきっかけに2人は急接近。グレイと交際する女性が守るべきルールを記した秘密保持契約書を提示されたアナは、書類にサインし、グレイと通じ合うことになる。しかし、グレイにはある秘密があった。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

世の中のレビューさんを見回っていると、これと『ニンフォマニアック』を比較する声がチラホラあって逆に笑ってしまうう(笑)

もう一度言いますが『トワイライト』ファンの書いた官能小説なんですよ!!

ニンフォ~とはジャンルも畑も書いた人の種別(アーティストか少女漫画家か的な意味で)違うのに!!!!(笑)

・・・と思ったんですが、なぜあの作品と比べられるのかこの記事を書いてて思い出したんですが、主演の女優さんがシャルロット・ゲンスブールに似ているんですよね。多分そのせいもあるのかな。

初めにちびぞうの好みについて書いておきます。

こういうの、嫌いじゃないんだよなぁ…。
設定だけで、「内容は無いよう(;ω;)」なんですけどね。

主なお話の概要

さぁさ、ゲームの始まりだ!

男性と特殊なプレイをするならば、貴女はどこまで耐えられる?
どうです?!若いよ若いよ〜イケメンだよ〜更に大富豪ときたもんだ!広くてお洒落なお部屋ももらえてヘリだって乗り放題!しかも強引な性格!勝手に人の車も売り払うよ!今時いない肉食系だー!

そうだね、いきなりは怖いねゆっくり慣らそうねまずは目隠しして手首を縛るよ!
え?だめだめルールは守って!
彼に触れちゃいけない恋しちゃいけない同じお布団で眠るのもNG!

まぁこのルールもグダグダだけどね!!

大富豪(なんちゃってドS)と平凡女子大生が契約で繋がる、そこから始まる禁断の恋を描いたラブストーリー超大作・・・と思いきや↑で書いたような感じです。大体は。

感想

誰が見ても失敗だとわかるモザイク処理(なんと画面の9割が真っ黒に塗りつぶされている!!)に笑い、グレイさんの言動に笑い主人公のアナのアホさに呆れる

今時ネットもありますし、「それってどんなものなの?」くらい体験する前にグーグル大先生に聞けばある程度予測できるじゃないですか??叩かれたら痛いに決まってるわ!!そんな簡単なことがわかりませんかこのお嬢さんは!!

でも…ちびぞうはこの映画、嫌いじゃないんです(ツンデレ)、むしろちょっと好き。笑

トワイライターが書いた官能小説というだけあって、どういう関係性が作者の萌えなのかはすぐにわかりました。つまり“吸血鬼と人間の危うくて切ない恋愛関係”を実際の人間の恋愛ドラマに落とし込むと“アブノーマルな性癖を持ったイケメンとの恋”になったっていうね!!

それだけだね!

リアルな人間で”吸血鬼との危うい恋”を再現したかっただけでこの作者は別にガチのSM嗜好者ではないのですよ。多分。だからあらすじに釣られてハードなものを期待すると大変痛い目を見ることになるとは思います。

パンフレットについていた契約書にも「セーフワード」の使用についての項目とかありましたが、そんなもの必要ないくらいのぬるさ。(重要な場面を見せずに観客にその内容を想像させる『マジカル・ガール』のテクニックをぜひ監督は見習ってほしい)

もしかしたら、見せる相手は一般ピーポーなワケだし、いきなりハードなモノを見せて引かれるわけにもいかないので、映画を観る観客にも少しずつ焦らすように慣れてもらわないといけないという都合もあったのかもしれない(別に展開が遅い!とか言ってないよ!決して!)。
なので、観客にも“貴女はどこまで受け入れられる?”というのが試されてるわけですね(笑)

続編モノなのでこれだけでは判断し辛いんですが、まぁ続きを楽しみに待つ程度には満喫しました。(それにしたって全部で4作は多いんでない?)

トワイライターなら必見です、なぜなら『トワイライト』を初めて観た時に湧き上がってきた笑いとヒロインへの苛立ちをもう一度体験できるんだから!

・・・かなり物語的に引っ張っていたので、グレイさんの過去が肩透かしじゃないことを切に願っています。

魔法少女が得る代償。映画『マジカル・ガール』ネタバレ&感想

最後に

正直一発目が不発に終わったようなので続きはでないと予想していましたが、出ましたねー『フィフティ・シェイズ・ダーカー』。

レンタルも始まったので、一度これのボカシが少ないバージョンも観ておさらいしてから、続編に挑みたいと思います。

 

 


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ファン落胆?『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ネタバレ&感想

「私の中に眠っていた何かがついに目覚めた・・・とても怖い」

映画仲間に「今までとは違うスターウォーズが観れるよ」と言われワクワクしつつ劇場へ。

年末にスターウォーズを観る、というのが年の瀬の風物詩?になりそうな近年ですね~(笑)

change.orgさんでファンたちが「今作をシリーズから外して新たに8を作り直してくれ」という署名を始め、2万人を超える人たちが署名している・・・という話も聞きましたが、一部ファンの間では落胆した人も多かったようです。

パンフは通常版1,000円、特別版1,200円という事で特別版を購入。

レイが一人で堂々と表紙を飾っています!でも通常版の方のデザインの方が良かったななんて言えない

通常版にはないコンセプトアートのページと、キャリー・フィッシャー(レイア姫)の追悼ページが追加されています!全88Pという、もはやパンフの域を超えてる分厚さ(笑)

丁寧なあらすじがアートワークに合わせて読めます。

【映画情報】

【原題】 Star Wars: The Last Jedi
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ライアン・ジョンソン
【キャラクター原案】ジョージ・ルーカス
【製作】キャスリーン・ケネディ,P.G.A、ラム・バーグマン,P.G.A
【製作総指揮】J.J.エイブラムス、トム・カーノウスキー、ジェイソン・マクガトリン
【撮影監督】スティーヴ・イェドリン,ASC
【プロダクション・デザイン】リック・ハインリクス
【編集】ボブ・ダクセイ
【衣装】マイケル・カブラン
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • マーク・ハミル[ルーク・スカイウォーカー]

  • キャリー・フィッシャー[レイア・オーガナ]

  • アダム・ドライバー[カイロ・レン]

  • デイジー・リドリー[レイ]

  • ジョン・ボイエガ[フィン]

  • オスカー・アイザック[ポー・ダメロン]

  • アンディ・サーキス[スノーク最高指導者]

  • ドーナル・グリーソン[ハックス将軍]

  • アンソニー・ダニエルズ[C-3PO]

  • グウェンドリン・クリスティ[キャプテン・ファズマ]

  • ケリー・マリー・トラン[ローズ・ティコ]

  • ローラ・ダーン[ホルド提督]

  • ベニチオ・デル・トロ[DJ]

  • ルピタ・ニョンゴ[マズ・カナタ]

【公開日(日本)】2017年12月15日
【上映時間】152分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【前作】新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想
【次作】スターウォーズ9(仮)
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

スターウォーズ/フォースの覚醒の直後から始まる。伝説のジェダイ・ルークの元で自分の内なる力の正体を掴もうとするレイ。そんな彼女とジェダイそのものを「あってはならない」と否定するルーク。と同時に、レイア・オーガナ率いる反乱軍はファースト・オーダーの容赦ない攻撃によって徐々にその数を減らされようとしていた・・・。

【感想(ネタバレ注意です!)】

☆3.0/5.0

いつも引用させて頂いている「映画.com」さんにもあらすじがなく、その場合Yahoo!映画さんを経由してシネマトゥデイさんのあらすじを引用させて貰ってるんですがそこも「諸事情によりストーリーを記載しておりません」の文字・・・。なぜ!

自分でまとめようと思いましたがあまりの情報量の多さに、大したあらすじが書けませんでした・・・。まとめる力欲しい(;ω;)

いくつかある問題を列挙

楽しいと言えば楽しい、娯楽映画と言えば確かに楽しい。
だけど観終わったあとのこの違和感はなに・・・という事で、スタウォは7から好きになったにわかファンちびぞうが個人的に思った事を並べてみます。

とにかく長い問題

なんと152分もあるんですねー!!
長くても引き込めれていれば長さを感じさせない、というのが面白い映画というもの。逆に短くてもつまらなかったらやたらと長く感じてしまいます。

今作については、「長いなぁ長いなぁ」と思っていたら「実際すごく長かった」という(笑)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を観ていた時の感覚に似ています(笑)

続きものということは、キリが良くなくても映画が終わる可能性がある。なので、「そろそろ終わりかな?あれ、まだ終わらない・・・そろそろ終わりかな?あれ、まd」と繰り返していました。

ポーが暴走したり、紫の人が裏がありそうに描かれていたり、何の意味があったんでしょう?最初からポーに説明していれば、前半部分だいぶ削ることが出来たじゃないですか・・・。

宇宙でなぜ平気なのか?問題

ローズの姉妹?が序盤でリモコンと格闘するシーン。あれ、船のドア開きっぱなしでしたよね?宇宙・・・大丈夫なの??という疑問。

後半のレイア姫が宇宙に投げ出されるシーンとかも、違和感がすごかったです。

スターウォーズの世界では、大丈夫・・・ってことなの?

スノークさんってなんだったの問題

スタウォの新章になりどこからともなく表れて、全くレンの心を読むことなく真っ二つにされてしまったスノークさん。あっけない退場です。

味方のトップがルークなら、敵のトップはスノークさん・・・のはず。パワーバランスおかしいですよね。もっと強くないとおかしいですよね。

様々なレビューを読んでて見かけた「スノークさんハックス将軍の精神を乗っ取ってる説」を推したいですね。じゃないとあっけなさすぎて!

大事な時にその場に来ない問題

ルークさんのカイロ・レンとの一騎打ちシーン。

えぇーー!来てないのかよ!遠隔操作かよ!そしてそれに気付かないレンちゃん!

正直、その場にいないと知った時に爆笑してしまいました。伝説なのになんだか卑怯!

どうせお亡くなりになるんだったら、別に弟子と本気で戦ってから散っていったっていいじゃないですか。言えることは直接伝えればいいし。

というか、ジェダイの方々は死んでからも霊体として表れて、会話も出来る存在なんだし

「生身で戦う」

という事にもう少し重きを置いてもいいのでは・・・。

フィンとレイの微妙な関係はつまり人種差別?問題

一番違和感があったのは、レイとフィンの関係。

  • チューイにレイの気持ちを代わりに言わせる演出
  • 謎のアジア人女性の登場
  • キスシーンの有無

レイの気持ちをハッキリ言わせないのは、ただ単に観客を焦らしているだけなのか、それとも人種的な問題で二人はくっつけられないから誤魔化しているのか、どっちなの!!

最後にレイとフィンがようやく再会した場面でも、二人はハグしかしてなかったですよね。しかも、ローズが急に横から出てきてフィンに「愛してる」とキスをする!

フィンが黒人だから??アジア人女性をあてがうの???

前作からの流れでフィンとレイが恋愛的にくっつかないのは不自然な感じがするんですよね。

ディズニーがバックにいるから、近代的な人種の多様性を重視してメインキャラに様々な人種を登場させるっていうのはすごくわかります。実写版『美女と野獣』でも人種の多様性をかなり意識していたようでしたし。しかしそれに反して、「ルフゥのゲイシーン」をカットしたり、何かとしがらみも多そうなディズニー。

中国人への媚びなのか、人種差別問題の根深さに配慮したのか、あまり自然な脚本ではない・・・そんな違和感を終始感じていました。

エマ・ワトソン主演!映画『美女と野獣』実写版のネタバレ&感想

良かったところ

ツッコミばかりもアレなので、良かった点も。

  • ヨーダさん登場で大事な書物を燃やしてしまうところ

「古い書物なんかより大事なものがあるだろ」と言わんばかりのヨーダさん良かった。

  • フィンが元ストームトルーパーとして決着をつけていたところ

キャプテン・ファズマと対決をして、元ストームトルーパーとしての自分としっかりと決別した!という演出が良かったですねー。ちゃんと、脱走兵としてのけじめをつけた感じがしてよかったです。

  • お決まりの展開を次々と裏切っていく!

うわーーーーーピンチ!!というところで仲間が助けに来て九死に一生!みたいなことがあんまりない。この流れならこうなるだろう、みたいなありがちな展開をどんどん裏切って、反乱軍が次々と追い詰められていくところが、レイの覚醒に繋がってカタルシスをもたらしていたと思います。

  • ラストの塩の地面での戦闘シーンの美しさ

↑これです。真っ白な雪原の下は塩。踏んだりすると赤い塩が見えるところがすっごくお洒落でした。

カイロ・レンちゃんが可愛すぎる

相変わらずの癇癪持ちで、才能は人一倍あって、やりたい放題だけど色んな人に振り回されまくっている不憫なレンちゃんが本当にもう愛しくて愛しくて(笑)

レイに一緒に来てくれ、頼む。というシーンなんか彼の孤独さがすごく伝わって来て涙が・・・(*;ω;*)

正直、前作の感想でもベタ褒めしていましたが、

新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想

今作、更に魅力が増しています!!!!

レイとの共闘シーンなんかも最高にアツいです。あっけなく正義に還るようなことはせず、ぜひとも自分を貫いていって欲しいですね!!!

レンちゃんファンなら得しかしない!!!!ぜひ劇場で彼の成長を見守ってきてください!!!!

 

 


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ドラン監督のサイコサスペンス映画『トム・アット・ザ・ファーム』ネタバレ&感想

「10月のトウモロコシはナイフ」

画像引用元:IMDB

カナダの奇才・天才、グザヴィエ・ドラン監督が、ミシェル・マルク・ブシャール(カナダの人気劇作家)の同名戯曲を映画化!

ドラン監督は、私の敬愛するガス・ヴァン・サント監督も一目置いているという事で追いかけ始めた監督さん。非常にアーティスティックで繊細で、セクシャルマイノリティな作品を作る監督さんです。

監督だけでなく、脚本、編集、衣装まで手掛け、更に主演までしてしまうという天才ぶり・・・最初に書いた脚本が10代の時の物だったということもあり、「若手のカリスマ」とも呼ばれていますね。

彼の作品は、『私はロランス』→『マイ・マザー』→『胸騒ぎの恋人』→『Mommy/マミー』と来て5本目の鑑賞になります。

アップリンクさんの公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Tom a la ferme
【制作国】カナダ、フランス
【監督/編集】グザヴィエ・ドラン
【脚本】グザヴィエ・ドラン、ミシェル・マルク・ブシャール
【原作】ミシェル・マルク・ブシャール
【製作】グザビエ・ドラン、ナタナエル・カルミッツ、シャルル・ジリベール
【撮影】アンドレ・トュルパン
【音楽】ガブリエル・ヤーレ
【出演([]内は役名)】

  • グザヴィエ・ドラン[トム]
  • ピエール=イブ・カルディナル[フランシス]
  • リズ・ロワ[アガット]
  • エブリーヌ・ブロシュ[サラ]
  • マニュエル・タドロス[バーテンダー]

【公開日(日本)】2014年10月25日
【上映時間】100分
【配給】アップリンク
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.0/10.0  (およそ12,000人の評価)

【あらすじ】

。恋人の男性ギョームが亡くなり悲しみに暮れるトムは、葬儀に出席するためギョームの故郷を訪れる。しかし、ギョームの母アガットはトムの存在を知らず、息子の恋人はサラという女性だと思っている。トムの存在を唯一知るギョームの兄フランシスは、トムに恋人であることを隠すよう強要。当初は反発を覚えたトムだったが、次第にフランシスの中に亡きギョームの姿を重ねるようになり……。【引用元:映画.com

【感想(容赦なくネタバレしているよ!)】

☆3.9/5.0

主人公のトム(ゲイ)が恋人の葬儀で訪れた農場で出会う、恋人の母・兄・そして残された”嘘”

この作品は他のドラン監督の作品とは明らかに毛色が違い、鮮やかな色彩や明るい音楽もなく、終始暗く、息が詰まるような雰囲気が漂うサイコスリラーとなっています。
(『サイコ』とかをパロってたりしてちゃんとホラー感も出してる!!)

監督本人は「複雑な脚本を練る時間がなかったので戯曲を元にした」と言っていたらしいので、若干脚本に隙はあるのだろうけども、それでも十分「凄い」と思えるその才能が憎い。嫌味にすら聞こえてしまいますね!(笑)

物語の解釈

”抑圧されたマイノリティからの解放”とかがまぁ分かりやすいと思います。

暴力的で目的のためには手段を選ばず、相手を飼いならしてしまう兄貴像。これは彼がラスト付近でトムを追って見せた背中、そのTシャツに書かれた三つの文字(USA)の象徴ということなのでしょうね。(つまりアメリカという国、その存在のセクマイへの抑圧を兄のキャラクターに落とし込んでいる)

しかし!私にはこの映画を観ていてどうしてもぬぐい切れなかった一つの”仮説”があって、それは物語が進めば進むほど確信へと変わっていってしまう。

単なる妄想に過ぎないと思うのでここから先はスル―でどうぞ(笑)

ちびぞうの妄想的観測

この映画は、”愛する者を失った二人の男”が心に開いた穴を埋め合う哀しい哀しい愛の物語なのです!!!
簡単に言えば、兄フランシスもゲイだろ、ということ(短絡的)。

そう感じた理由は、兄の全ての行動にあります。

あれだけ体格もデカく暴力的な兄が、母親にビンタをくらっても何も言わない場面があります。あそこで一瞬、抑圧され歪んだ家庭の姿が垣間見えます。
それに加えタンゴを踊るシーンでの兄の台詞。トムを脅してまで嘘をつかせ必死に母の平穏を守ろうとする姿と比べるとどうもミスマッチだと感じるんです。兄の母親に対する愛情は、そこまで深くない気がする。

閉塞的で信仰心の強い田舎の村で、ゲイであることは重い罪であり、バレれば大変なことになるのだろうと予測できますよね。

兄が本当に恐れていたのは「死んだ弟がゲイだとバレてしまい母親を悲しませることではなく、その”事実”が明らかになった時、自分にも飛び火してしまうこと」だったのではないか。とちびぞうは考えたのです。

そう考えて観てみると、

  • 昔兄弟でタンゴを踊っていたこと
  • バーでの過去話(顎を破壊された男が握っていた”噂”は最後まで明かされないが、彼はギョームのことだけでなくフランシスの事も何か掴んでいたのではないか。そうでなければそこでのフランシスの暴走っぷりは完全に意味不明になってしまう)
  • トムとの暴力的で官能的な絡み(複数回)
  • トムとフランシスのベッドの配置の変化・・・(離れて置いてあったベッドが後半、隣り合っています)

などなど、全ての要素がそこ(兄ゲイ説)に繋がっている気がして仕方ないんです。
ゲイほどゲイを憎む、とも言うしね。
そう、そしてこの映画の肝である”嘘”というのは兄がついてる盛大な”嘘”ともリンクするのです!(強引)

同じ男を愛した二人はお互いの中に愛する人の姿を見て、現実ではなく虚構の関係性にハマっていく。。兄は支配することで自分を満たし、トムはそれに順ずる(依存する)ことで満たされた(だから逃げられず戻ってしまうんです)。

しかし後半のサラの登場やバーでの昔話などによってようやくトムは現実を見る決意をする。傷を舐め合っていても仕方がないんだと、過去との決別、再出発をするわけです。

・・・と、そういう解釈・裏設定があると切ないじゃないですか!っていうちびぞうの妄想でした。

まとめ

上の方でも書きましたがTシャツの文字が象徴していることがテーマなのは明らかなので・・・監督は特に兄ゲイ説を意識してなかったかもしれないですね。
ジャンルはサイコサスペンス、だし。

しかしこういう見方が出来る余地が”隙”なのか”深み”なのかは分かりませんが、とにかく楽しく夢中で観れたことは確か。

映像の美しさ、ドラン監督の美しさ、脚本の凶暴さ・・・好きな人はハマること間違いなし。

『Mommy/マミー』で使われていた画面アスペクト比のテクニックもまた見れたし、ファンとしては感動しました。
やっぱりドラン監督は凄いのだ!!

というなんとも雑な感じで〆ます。笑

ああ早く監督の次回作が観たい!!!絶対に劇場で!

 

 


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○○な映画まとめ

絶対に【恋人と観てはいけない映画8選!】気まずい。

どうも、ちびぞうですー!

そろそろクリスマスに向けて恋人たちが色々とデートの計画を立てたり立てなかったりしている時期だと思います。

今年もくりぼっちなちびぞうが、そんな恋人たちが「おうちデート」をする時に間違って

「鑑賞後気まずい空気が流れてしまう」映画を選んでしまわないように、

【恋人と観てはいけない映画8本】

を選び抜きました!!簡単なあらすじとどう気まずいのかを一言添えて紹介。

対象作品はこんな感じ。

  • 普通の恋愛映画っぽいジャケット
  • 普通の恋愛映画っぽいタイトル
  • タイトルとジャケットからは想像出来ない突飛な展開、鬱展開
  • 作品の面白さとは別に「恋人と観ると鑑賞後気まずくなる」

恋人と観て気まずい空気が流れないよう、クリスマスデートには借りないように気を付けてくださいねー!

ブルーバレンタイン

ラ・ラ・ランドでも有名なライアン・ゴズリングさん主演作。

●おおまかな内容
【主人公とヒロインの出会ってから恋に落ちるラブラブな蜜月期と、結婚7年目の冷め切った倦怠期が交互に描かれる、過去と現在が入り混じる愛情の変化が切ない異色作】

この説明だけで分かりますね、カップルで観ると「その暗い未来」を予想させてしまうような鬱な気持ちに二人で落ち込んでしまうこと間違いなしです。

ドン・ジョン

これまたスカヨハとジュリアン・ムーア、そしてジョセフ・ゴードン=レヴィット主演(監督)作品という豪華な一本!

●おおまかな内容
【AV中毒、自慰中毒なスーパープレイボーイが二人の女性の間で揺れたり、真の愛を見つけたり見つけなかったりする男性の性事情に対する本音が赤裸々な作品】

何が気まずいって主に赤裸々な部分。パートナーに対し「自分もこんな風に思われてるのかな・・・」という不安は持ちたくないもんですよね(笑)こういう赤裸々なところをあけっぴろげに出来るカップルは素敵だと思いますが・・・きっと一般的には隠したいところが見えている作品だからこそ注意が必要!

胸騒ぎの恋人

カナダの天才、グザヴィエ・ドラン監督、主演のアーティスティックな作品。

●おおまかな内容
【ストレートの女性と、ゲイの男性が同じ二コラという男性を好きになるという一風変わった三角関係が描かれます】

当人同士、もしくはこういう状況に陥った人でなければ理解しづらい恋愛模様、しかも二コラを愛する二人もちょっと距離感が特殊・・・共感できる人はあまり多くはなさそうです。

愛、アムール

ミヒャエル・ハネケ監督作。

●おおまかな内容
【突如病に倒れてしまう妻を長年寄り添って来た夫がお世話する。老々介護のリアルが描かれている臓腑に重たいハードな作品】

ハネケ監督と言えばこのブログでも何度も書いてるように「鬱な映画」で有名な監督。アオリには「至高の愛の作品」とありますが、よくある感動ものとは全く違います!決して気軽に手を出してはいけません。

トゥー・ラバーズ

アイアンマンのヒロインでも有名なグウィネス・パルトロウ主演作!

●おおまかな内容
【婚約者に捨てられ躁うつ病になり自殺未遂をした男が、正反対の魅力を持つ二人の美女の間で揺れ動く恋模様を描く】

一言で言えば「同時進行複数形!」です。とても味わい深い作品ではありますが、恋人とハッピーな気持ちで観たい作品かと言うとそうではない・・・ちょっと主人公の状況からしてちょっぴり胃もたれしてしまうかも。

愛してる、愛してない・・・

『アメリ』で有名なオドレィ・トトゥ主演作!

●おおまかな内容
【一本のバラをきっかけに恋をした男性の”ストーカー”と化してしまうヤンデレ女子の恐怖を描いたサスペンスストーリー】

アメリのイメージが強いこの女優さん×このパッケージ!「純愛ものかな?」と思って観るとしっぺ返しを食らってしまいます!!!

テイク・ディス・ワルツ

奇遇にも、上で紹介した『ブルー・バレンタイン』のミシェル・ウィリアムズ主演作・・・。

●おおまかな内容
【結婚5年目に起きる夫婦の変化。旅先で出会った青年に心惹かれるヒロイン、帰宅するとなんとその青年が自宅の向かいに住んでいると知り禁断の関係へと踏み出してしまう】

いわゆる不倫もの。奥さんの方が青年と火遊びするストーリー。これも決して軽い作品ではなく、夫婦関係の危うさにメスを入れている重めの作品。カップルでの鑑賞後、溜息が漏れてしまうでしょう。

それでも愛するバルセロナ

スカヨハ、そしてペネロペ・クルスという二大美女が共演!!

●おおまかな内容
【夏のバルセロナ、女友達と二人でバカンス。そして出会ったイケメン芸術家に二人して恋に落ち、更にその元奥さんまで出てきて大混乱なコメディもの】

コメディと言ってますが、まず二人そろって同じ男に恋をしてその両方と関係を持つ芸術家だとか、そこに出てきた元奥さんと三人で愛し合っちゃおう!みたいな「ザ・おフランス」的、恋に狂った人たちの価値観が遠すぎて、置いてきぼりになってしまうので笑いとは程遠い・・・。少なくとも日本人の感覚にとっては複雑すぎます。

 


以上、ちびぞう厳選の【恋人と観てはいけない映画8選】でした!

 

メリークリスマース!!!!

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世紀の対決!『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』ネタバレ&感想

―――夢の中で、光に導かれた。美しいまぼろしだった。

あぁー!!これは『ジャスティス・リーグ』を観る前に鑑賞しとくべきだったー!!!となるやつ!どうもちびぞうです!

ちなみに吹き替えで鑑賞しました!

流れとしては、

マン・オブ・スティール』→『本作』→『スーサイドスクワッド』→『ワンダーウーマン』→『ジャスティスリーグ』

という感じですが、赤字だけでも押さえておくと『ジャスティスリーグ』が楽しめると思いますね!

私は今作を観ずに『ジャスティスリーグ』を観てしまったので、ちょっぴり後悔しました・・・。

→関連記事

バットマン主催のヒーロー祭り!映画『ジャスティスリーグ』ネタバレ&感想

公式サイトはこちら。

【映画情報】

【原題】Batman v Superman: Dawn of Justice
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・スナイダー
【脚本】クリス・テリオ、デビッド・S・ゴイヤー
【原案】ザック・スナイダー、デヴィッド・S・ゴイヤー
【原作】DCコミックス
【製作】チャールズ・ローベン、デボラ・スナイダー
【製作総指揮】クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、ウェスリー・カラー、ジェフ・ジョンズ、デビッド・S・ゴイヤー
【共同製作】ジム・ロウ、グレゴー・ウィルソン、カーティス・カネモト
【スーパーマン考案】ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
【バットマン考案】ボブ・ケイン、ビル・フィンガー
【撮影】ラリー・フォン
【美術】パトリック・タトポロス
【衣装】マイケル・ウィルキンソン
【編集】デビッド・ブレナー
【音楽】ハンス・ジマー、ジャンキー・XL
【視覚効果監修】ジョン・“DJ”・デジャルダン
【出演([]内は役名)】

  • ベン・アフレック[ブルース・ウェイン/バットマン]
  • ヘンリー・カビル[クラーク・ケント/スーパーマン]
  • エイミー・アダムス[ロイス・レイン]
  • ジェシー・アイゼンバーグ[レックス・ルーサー]
  • ダイアン・レイン[マーサ・ケント]
  • ローレンス・フィッシュバーン[ベリー・ホワイト]
  • ジェレミー・アイアンズ[アルフレッド]
  • ホリー・ハンター[フィンチ議員]
  • ガル・ガドット[ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン]
  • TAO Okamoto[マーシー・グレイブス]
  • スクート・マクネイリー[ウォレス・キーフ]
  • カラン・マルベイ[アナトリ・クナイゼフ]
  • ローレン・コーハン[マーサ・ウェイン]
  • マイケル・シャノン[ゾッド将軍]
  • リプリー・ソーボ[セージ]
  • レベッカ・ブラー[ジョニー]
  • ハリー・レニックス[スワンウィック]
  • ケビン・コスナー[ジョナサン・ケント]
  • レイ・フィッシャー[サイボーグ]
  • エズラ・ミラー[ザ・フラッシュ]
  • ジェイソン・モモア[アクアマン]

【公開日(日本)】2016年3月25日
【上映時間】152分
【配給】ワーナーブラザース映画
【映倫区分】G
【前作】マンオブスティール
【次作】スーサイド・スクワッド
【IMDB】6.6/10.0  (およそ512,100人の評価)

【あらすじ】

バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(ネタバレ)あり】

☆2.3/5.0

思ったより面白くなかったやつ・・・。

というか、ツッコミどころが満載!!!!

なのでそういう意味ではものすごく楽しい映画にはなっています(笑)

オープニング映像のカッコよさ

ザック・スナイダー監督のファンとしては、映像に関して贔屓目に見てしまう部分もありますが・・・!いいよね!好きなんだもの!

オープニング、ブルース(バットマン)が子どものころに両親を強盗に殺され、そしてお葬式をする・・・というシーン。
お葬式から逃げ出したブルースは森の中を駆ける・・・そして自然洞窟?に落ちてしまう。しかしそこで、大量に羽ばたく蝙蝠達がブルースの周りを円を描くように飛び上がると、ブルースの体も洞窟の天井に開いた光の穴へと戻るように飛び上がっていく・・・。

これはブルースの過去を見る夢の映像なんですけど、すごく神秘的でスナイダーさんお得意のくすんだ色合いの画面、そしてスローモーションがとってもクール!

ファンにはたまらないですね~~~~~

ジェシー・アイゼンバーグが出演している!

なんというか・・・マーベルファンとしてはDCに取られてしまった感!(笑)
それにしてもアイゼンバーグさんは本当に最近人気ですね・・・イイ俳優だからなぁ・・・。

彼の演じるレックス・ルーサーというキャラクターは今作のヴィランというか悪役なんですが、彼の目的は自分の会社で犯罪や悪の宇宙人に対する抑止力になるようなスーパー武器(宇宙船から採ったエメラルドの放射線物質を使う)を作ること。
そのためには世の中のメタヒューマン(ヒーロー的な能力を持った人)が邪魔!だからスーパーマンとバットマンが戦い合って相討ちさせよう!と裏でこっそり画策する役なんですね。
彼の、パーティでのスピーチの下手さ加減が「経営者」としては才能があまりなく、父親の七光りで社長になっている・・・というところが透けて見えていました。サイコパスが権力を持つと恐ろしい!と思いつつ

彼が「ヒーローは万人を助けることなんて出来ない!親父が僕を殴っていた時、誰も助けに来なかったからだ!」とスーパーマンに言うシーンが切なくて・・・。あー彼にもこうなった事情があるのか!とうっすら見えてくると、とても深みのあるキャラなのかな・・・という気持ちにもなってきます。

スーパーマンを否定する人たちの感覚は「神は助けてくれない」と嘆く人たちに似ていますね。なのでこの世界ではスーパーマン=神という構図なのかな、と感じるシーンでもありました。

でもアイゼンバーグさんの丸刈りは嫌だぁああああ・・・!!

ワンダーウーマンという救い

とっても個性的な背中がガッパーと開いたドレスを3、4着披露してくれます!相変わらずお美しい!!

そして、今作では彼女は戦わないのかなぁ・・・と諦めかけたところでの

ワンダーウーマン登場!!!

多分ここでかなりテンションが上がった方は多いはず!
そして元々ダイアナがワンダーウーマンだという事を認識してない人(ワンダーウーマンから観てない人)も「この女性もヒーローなんだ!素敵!」と一目惚れしてしまうこと間違いなし!!

じらしてじらして~満を持してのヒーローコスチュームの登場、そして戦いのシーンは本当に素敵で、この映画の中で一番の盛り上がりは彼女がかっさらって行ったと言っても過言ではないでしょう・・・(笑)

ツッコミどころまとめ

  • とにかく時間が長い、脚本がややこしい
    ものすごく長い。話の流れはシンプルなのに、とっても話がややこしく分かりにくく感じてしまう。
  • とにかく夢オチが多い
    三回以上は夢オチあります。何かあるたびに「こ、これも夢オチかな・・・?」と思ってしまう!(笑)
  • バットマンがスーパーマンを倒そう!と決める理由が無理やりっぽい。
    ルーサーが裏で手を回していてスーパーマンと敵対するようになる、という流れは分かるんですけど、バットマンがスーパーマンを倒してやるぜ!!!とまるで親を殺されたかのように憎んでる風なのがいまいちわからない。「あぁー!これは倒したくなっても仕方ないよね!」という明確な理由があまりないように思えました。
  • 24時間警備体制で守られるロイス・レインたん
    アフリカだろうと、レックスコープの屋上だろうと、瓦礫の下の水の中だろうと、ロイスがピンチになると最優先でやってくるスーパーマン(笑)あまりに完璧な警備体制に笑ってしまうう(笑)
    だって!激しい戦闘のさなかでも、ロイスが瓦礫を叩く音を聞き分けるんですもん!彼女のための専用装置としか思えないぃぃ
    あと、戦闘中にイチャつかないで!!
  • 湯船の中に靴のまま入らないで!!
    「助けてくれるのは嬉しいけどそのせいで犠牲も出てる。私たちの関係は限界なのかも」と言うロイスの入ってるバスタブに服も脱がずに靴のまま入るクラーク!!
    き、きたないよ・・・
    と思ってしまいました(笑)しかもその後イチャイチャしてロイスの話を誤魔化してるし(笑)
  • スーパーマンの衣装のまま合衆国会議に現れる
    シュールで笑ってしまいました(笑)
  • まさかの母親の名前が同じだった問題
    これが一番ツッコミを入れた部分なんですけども(笑)めちゃ笑いました。
    バットマンがスーパーマンを倒そうとする理由も不明瞭なうえ、それを止める理由もまさかの母親の名前が一緒だったという・・・(笑)その偶然なかったらどうするのこの映画!!!!
  • エメラルドの放射線物質最強じゃん
    数いるヒーローのうち、スーパーマンの強さはチート級。しかしそんな彼もエメラルドの放射線物質とやらで作ったガスを吸っただけで普通の人間のように弱ってしまう・・・。まぁ、完璧超人よりは何か弱点があった方が楽しいんですけど、しかし弱くなる度合いがまたすさまじい・・・
  • エンドロール後の映像もない・・・
    期待してた人、特に映画館で観た人はがっかりでしょうね。私はいつもエンドロールは最後まで観る派なので別になくても良かったですが。ちょっとだけ、ないのかー。と思いまいした。

嬉しかった台詞たち

吹き替えならではのものもあると思うんですが

マイクの調節をするアルフレッドが
「バスガス爆発」を連呼してたのが可愛かったです。

「ピエロ姿の異常者に悩まされた過去がある」
これは、過去のバットマンのシリーズもきちんと世界観として引き継がれている感じがして嬉しかった台詞。

「かかとを3回鳴らしてカンザスに帰ったか」
ロイスの上司が言った台詞ですが、これは「オズの魔法使い」のオマージュですよね。思わずニヤり。

 

めっちゃ長くなってしまったのでまとめはなし!

ツッコミどころ満載で、あまり面白い!と手放しで褒められるような感じでもないので『ジャスティスリーグ』を観るなら観るべき作品。と言った感じでした。まる。

 

 


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ラスト2行で驚愕する系小説『イニシエーション・ラブ』映画版との違いと感想

何年も何年も積んでいたこの作品をようやく読みまして、更に映画版の方も鑑賞したので、どんな違いがあったか?をメインにレポートしていきたいと思いますー!

映画版の主演は前田のあっちゃんと松田翔太でしたね!

そっちの感想もあるよ!

切ない恋に隠された秘密。映画『イニシエーション・ラブ』ネタバレ&感想

ネタバレも多大にしていきますので、未見の方は本当に注意してください!(笑)

こちらの表紙、地味にカバーのサイズが本の大きさと合ってないんですよね・・・(笑)なぜ!と思ってめくってみると

なるほど!映画化するから慌てて包んだのね!という事がよく分かります(笑)
元々のこの表紙の方が好きだなぁ私は。

簡単なあらすじ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて・・・。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆到で描いた青春小説―――と思いきや、最後から二行目(絶対先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。(裏表紙より)

叙述トリックのネタ

ここから先、この物語の核心に迫るネタバレがあります。
映画版共に未見の方は決して先を読まないでください!


結局のところどういう部分で「二度読みたくなるか」という部分の解説をします。

side Aの物語は、鈴木とマユの出会いから恋人になるまでの流れ、そしてside Bの物語は、就職した会社で異動が決まり、静岡と東京で遠距離恋愛になってしまった鈴木とマユの恋物語が鈴木の浮気によって壊れていくまでを描いている。

・・・と、見せかけて。

実は、side A の鈴木とside Bの鈴木は名字が同じなだけの別人であり、時系列もA→Bという風に流れているように見せて実は同時進行(Bの鈴木と付き合ったのが先であり、Aの方が後の恋愛)だったりという二重のトリックになっている!!!

それを最後から二行目に、鈴木の下の名前を第三者に呼ばせる事によって「え?Aの鈴木とは違う人!?」という驚きを読者に与えている。

よーーーく読んでいると、マユが大好きだという「男女七人物語」のシリーズがAとBで前後していたり、「JR」という名称が馴染んでいるかどうかという部分で、時間軸にもトリックが隠されている・・・というのが読み解けたりする。きっとこれ以外にもヒントは沢山散りばめられていたんでしょうな!!

私はそれらのヒントをサラッと掴んでいて、違和感は持っていたものの、最後の最後までネタに気付けなかったのですごく悔しかったんですよね・・・。
しかし、それは事前に「叙述トリックの作品だよ」とオススメされていて読んでいたからこそ!何も知らずに読んでたらきっとヒントにも気付くことなく、ネタバレされても理解できなかったかもしれません(笑)

原作と映画の相違点

サイドAの鈴木は「鈴木A」、サイドBの鈴木は「鈴木B」と記載しています。
特に改変のない部分については触れていません。

原作 映画
鈴木Aの見た目 メガネをかけている。地味で生真面目そうで「NHKのアナウンサー」っぽい印象、素顔はイケメン。服にも頓着しないタイプ。 メガネはかけていない。地味で冴えないデブ男。→俳優:森田甘路
マユの見た目 決して美人ではないが愛嬌のある顔立ち、ファ二―フェイスと鈴木に評されている。男のようなショートカット。 ポニーテール。女性らしく、人目を引く可愛らしさ。→俳優:前田敦子
マユが鈴木の下の名前を聞いたタイミング 最初の合コン。 最初のデート。
2人のベッドシーン 鈴木Aとマユ。 鈴木B(松田翔太)とマユ。
酒が入ると鈴木は Aは記憶がなくなるほどはっちゃけてしまう時がある。
Bは暴力的になる。
特にどちらも酒を飲むとどうというシーンはない。
マユから鈴木へのクリスマスプレゼント 革製の財布とパスケースのセット。 ナイキの赤いスニーカー。「男の人にプレゼントしたことなくて」と言いつつ、鈴木ABどちらにも同じ物を贈っている。
ラスト、鈴木Bは マユの電話での反応に不穏な気持ちになり彼女との思い出を思い出す。 マユの電話での反応に不穏な気持ちになり、彼女がクリスマスに予約したホテルをキャンセルしたことを知らず一人で待っているかもしれないと思い、静岡まで会いに行く。そしてそこでマユと、鈴木Aとばったり鉢合わせる。

感想

ぶっちゃけた話、叙述トリックと知っていて読んでいたせいか驚きは少なかったですね。

最後の二行で全てを理解する、ということも私には難しく、再び読むにも至らずネットでどういう事だったのか解説サイトを見て回ってしまいました・・・。
実写化映画ではなかなかないことですが、これに限っては映画版の方がトリックとしてよく出来ていたし、ネタばらしも非常に分かりやすかったので、そちらの方が面白かったなー。と思いました。

個人的に、クリスマスのプレゼント、映画版では全く同じ靴を鈴木ABにプレゼントしていたマユですが、原作ではどうだったかな?と思ったら革製の財布とキーケースのセットを贈っているんですね。
多分、これは鈴木Bと別れなかったら二人とデートしていたであろうマユのプレゼントを両方鈴木Aが貰ったという事なんだろうなと解釈しました(笑)

そういえば、この記事を書くためにパラパラと見返していたら、二人が貸し借りしていた本の中に「十角館の殺人」があったのを見つけてニヤリとしました(笑)
やっぱり、叙述トリックのお話として非常に有名な綾辻さんの作品ですから、リスペクトしているんでしょうかね!!それとも、「こういう意味の驚きが来るよ」という、ささやかなヒントだったのかもしれないですね(笑)

 

 

 


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