考えるな。言うな。考えるな。言うな。考えるな。言うな。
原作はノンフィクション、という話を聞いてビックリしたんですが、特にそういう事件があったとか元ネタがハッキリしているわけではなさそうです。
このバイキンマンを彷彿とさせるネーミングはさておき、この「特定の言葉を見聞きする、言葉にして発すると死が訪れる」という設定に惹かれてレンタルしました・・・。
日本のネット界隈でも、口にして発すると死ぬ、みたいな言葉ってありますよねー。こういうのって全く無関係の人が無差別に理不尽に巻き込まれる恐怖があって(中には意図的に巻き込まれる場合もある)興味深いです!
公式サイトはこちら。
【映画情報】
【原題】The Bye Bye Man
【制作国】アメリカ
【監督】ステイシー・タイトル
【脚本】ジョナサン・ペナー
【原作】ロバート・デイモン・シュネック『The President’s Vampire』
【製作】トレバー・メイシー、ジェフリー・ソロス、サイモン・ホースマン
【製作総指揮】セス・ウィリアム・マイヤー、パトリック・マーレイ、マーク・D・エバンス、ドナルド・タン、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ
【撮影】ジェームズ・ニースト
【美術】ジェニファー・スペンス
【衣装】リア・バトラー
【編集】ケン・ブラックウェル
【特殊メイク】ロバート・カーツマン
【音楽監修】ジェームズ・カード
【音楽】ザ・ニュートン・ブラザーズ
【出演([]内は役名)】
- ダグラス・スミス[エリオット]
- ルシアン・ラビスカウント[ジョン]
- クレシダ・ボナス[サーシャ]
- ダグ・ジョーンズ[バイバイマン]
- キャリー=アン・モス[警部ショウ]
- フェイ・ダナウェイ[レドモン婦人]
- リー・ワネル[ラリー]
- キーリン・ウッデル「レドモン(過去)」
- マイケル・トルッコ[ヴァージル]
- クリオ・キング[ミセス・ワトキンス]
- ジェナ・カネル[キム]
- エリカ・トレンブレイ[アリス]
【公開日(日本)】2017年7月8日
【上映時間】96分
【配給】AMGエンターテイメント
【IMDB】4.3/10.0 (およそ12,220人の評価)
【あらすじ】
アメリカ、ウィスコンシン州の古い屋敷に引っ越してきた3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名を知った者、口にした者に不幸が訪れるという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。バイバイマンに取り憑かれた3人は協力して互いの命を助け合うが、周囲の人間たちが次々と命を落としていき、次第に追い詰められていく。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.5/5.0
なんというか、一言で言えば「可もなく不可もなく」という感じ・・・。
普通なんです、全体的に。
題材は良いのになぁ、それを活かしきれていないというか。
オープニングの、「バイバイマン」という言葉を伝えてしまった相手を全員殺して自分も自殺するという男のシーンはすごく引き込まれたし、良かったです。
それと、引っ越してきた家でパーティをしている時に、姪っ子ちゃんが怪しげな部屋で小さな扉を開けるシーン。あそこも好き。部屋の反対側に同じサイズの小さな扉がもう一つあって、姪っ子ちゃんが扉を開けると背後でその扉もソーッと開き、そこから犬の頭?のようなものがニョキッと出てくる。という。姪っ子ちゃんは扉をそっと閉めるんですが、それと同じ動きで背後の扉も閉まる。
あの扉はどこか良くないところに通じているのね!!というのがよくわかる面白い演出だったかなーと。
それからラスト付近の、姪っ子ちゃんがバイバイマンの名前を知ってしまったかどうかのシーンもひやひやして好きな演出でした。
それくらいですかねー・・・。
バイバイマンそのものが出てきてしまうと興ざめしてしまうし、オチも結局生き残った男の子が警察の女にバイバイマンの名を伝えてしまう・・・恐怖はまだまだ続くぜ・・・というものですごくありきたりだし。
最近、ホラー映画界は『死霊館2』『人形少年の館』『イット・フォローズ』『ライト/オフ』などありがちな設定にオリジナリティを持たせたり、思いついたけど誰もやらなかったようなことをしてみたり、結構面白いものが増えてきている!!ほんと頑張ってるんですよね!!!!(何様)
ずっとネタが飽和状態で、新しいものを生み出すのはもう難しいのかな・・・と思っていたところで「ホラーはまだまだいける!!」と思わせてくれる作品が多いのです。
その中で今作は・・・今作は・・・
もうちょっと頑張れたんじゃない?(何様)
と思わせられる惜しさというか・・・うん、最近面白いホラー映画がちょいちょいあったので期待値も上がっていたのかもしれないですね!
まぁ、ホラー映画ファンなら押さえておいても問題ないでしょう!
特にちびぞうはオススメはしません!(笑)
画像引用元:映画.com