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ポケモンのハリウッド実写化!映画『名探偵ピカチュウ』ネタバレ&感想

「おかわりをくれ。濃いのを頼む。よろしくお嬢さん」

ポケモンがハリウッドで実写化!?と聞いたときは不安しかなかったんですが・・・、その後、ピカチュウの声優が『デッド・プール』でデップーを演じているライアン・レイノルズに決まり「ピカチュウの中身がおっさん!?」という宣伝をし始め、悔しくも興味を惹かれてしまったという・・・

しかし、「○○なのに中身がおっさん!?」というのは今までも『テッド』シリーズや『ボス・ベイビー』などで既出のネタなんですよね。。それをピカチュウでもやるのは馬鹿の一つ覚え感があったりなかったり。

まぁ「○○なのに中身がおっさん」というのは一つのジャンルを確立しつつあるのかもしれないってことかもしれない。

そういえばポケモンが海外で「ポケットモンスター」という名前ではなく「ポケモン」と略されたものが正式名称に採用されているのは「ポケットモンスター」という名前だと男性器の隠語だから的な話を聞いたのが懐かしい。以上脱線。

監督は『シャーク・テイル』『モンスターVSエイリアン』などドリームワークスの作品をいくつか手掛けているロブ・レターマン。
主演にはライアン・レイノルズ、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』のジャスティス・スミスくん。

運よく字幕版も上映されていたので、近所の映画館に行きました!パンフはこんな感じ。

配給しているのは東宝さんですが、いつものディズニー仕様のパンフっぽい四角いデザイン。

26Pで税抜き760円は若干高めなイメージあるかな。しかし最後のページに「名探偵ピカチュウ」のポケモンカードがついていて、その分加算されてるのかもしれないですねー。(どうやらこのプロモカードがついているのは初版限定版だそうで!なるほど!)

映画情報

【原題】Pokemon Detective Pikachu
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・レターマン
【原作】任天堂ポケモンクリーチャーズ『名探偵ピカチュウ』/田尻智『ポケットモンスター』
【原案】ダン・ヘルナンデス、ベンジー・サミット、ニコール・パールマン
【脚本】ダン・ヘルナンデス、ベンジー・サミット、ロブ・レターマン、デレク・コノリー
【製作】メアリー・ペアレント、ケイル・ボイター、片上秀長、ドン・マッゴーワン
【製作総指揮】ジョー・カラッシオ・Jr.、アリ・メンデス、石原恒和、大久保賢司、宮原俊雄、ヒロ・マツオカ、コウジ・ウエダ
【撮影】ジョン・マシソン
【美術】ナイジェル・フェルプス
【衣装】スージー・ハーマン
【編集】マーク・サンガー、ジェームズ・トーマス
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【美術】磯見俊裕、塚本周作
【エンディング曲】HONEST BOYZ® – ELECTRICITY featuring Lil Uzi Vert
【出演([]内は役名/以降は吹き替え版)】

  • ジャスティス・スミス[ティム・グッドマン/竹内涼真]
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  • キャスリン・ニュートン[ルーシー・スティーヴンス/飯豊まりえ]
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  • 渡辺謙[ヒデ・ヨシダ警部補/本人による吹き替え]
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  • ビル・ナイ[ハワード・クリフォード/中博史]
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  • クリス・ギア[ロジャー・クリフォード/三木眞一郎]
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  • スキ・ウォーターハウス[ミス・ノーマン]
  • オマール・チャパーロ[セバスチャン/三宅健太]
  • リタ・オラ[アン・ローラン博士/林原めぐみ]
  • カラン・ソーニ[ジャック]
  • ライアン・レイノルズ[名探偵ピカチュウ(声)/大谷育江]
  • ジョゼット・サイモン[ティムの祖母]
  • ディプロ[DJ]
  • 竹内涼真[ポケモントレーナー]

【公開日(日本)】1950年8月26日
【上映時間】88分
【配給】大映
【IMDB】8.3/10.0 (およそ134,000人の評価)

あらすじ

子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており……。【引用元:映画.com

感想

☆3.0/5.0

いやー思ったよりも結構、楽しめた!!観終わったあとに余韻わりと残りますしね!!

感想の前にちびぞうのポケモンの知識はいかほどか説明しときます。

まず子供の頃にポケモン緑か赤のどちらかを友達に借りて遊んで最初の街に辿り着く前にやめるという合わなさ加減でゲームの方は全然遊ばず、小学生の頃に集めてたポケモンカードも周りの男子らかかぶっていらなくなったものを貰ってた程度。

あとはテレビアニメの初期の頃に観てたくらいで…ポリゴンの回のポケモンショックとか懐いですね。その日はたまたま観てなかったけど。

あと最近はポケゴーもやってたけど金銀世代が増えた辺りで飽きてしまい。

一番好きなポケモンは猫が好きなのでペルシアン!!これもテレビアニメの影響ですね。

映画は『ミュウツーの逆襲』(今度フル3D版が公開されますね!!)を劇場で観て泣いたのと、あとなぜか成人してから友達に連れられて『ミュウと波導の勇者ルカリオ』を観に行きました。(こっちはルカリオがイケメンって事以外は全然内容を覚えてない…)

なので本当に、初期のアニメ知識だけなんだなーくらいの感覚で観に行きました!!!

おおまかなあらすじ

主人公(ティム)は母を11歳の時に亡くしおばあちゃんに育てられ、かつてはポケモントレーナーも目指していたほどのポケモン好きだったが現在はポケモンのパートナーも作らず孤独に保険屋で働いている。

疎遠になっていた父親の訃報を聞いて、彼が亡くなったライムシティへと向かう。ライムシティでは、ポケモンを使ったバトルなどは行われておらず、ジムやトレーナーという存在もない。事故をきっかけに車椅子になり、ポケモンの進化の様子に人類の希望を見てポケモンと共存しようと志した一人の男(ハワード・クリフォード)が作った街で、 人間とポケモンが1:1のパートナー関係を結んで生活していた。

ティムはまずヨシダ警部補の元へ行き、父親のアパートの鍵を貰う。父親の事故は残念だったと言われる。アパートへ向かうと新米記者のルーシーが現れ、探偵をしていた父親の死亡に不審な点があると言う。父親が事故死した日、遺伝子研究所で爆発事故があったらしい。父親(ハリー)の死の真相を突き止めたいとルーシーは言うが、ティムは軽く流す。

アパートの部屋で「R」と書かれた小瓶を見つけたティム。その小瓶から出てきた謎のガスによって、外にいたエイパムが突然凶暴化。襲われたところを助けてくれたのは、記憶を失くしたピカチュウだった。なぜか会話が出来る二人。ピカチュウは初めて会話が出来た人間に感動し、ティムに懐く。

二人はカフェで話し、ピカチュウがハリーの元パートナーだったこと、一部の記憶を失ったこと、ハリーはまだ生きていると信じているという話をして記憶を取り戻すためにもハリーを探そうとティムを説得する。説得に折れたティムはピカチュウと共に父親を探すことに。

ティムはルーシーを探して彼女の勤め先へ。するとそこでハワードの息子、ロジャー・クリフォードが大規模なポケモンパレードを週末に予定していることを知る。ルーシーからさらにポケモンを凶暴化させる「R」の情報を教えてもらい、ハリーが情報を仕入れたと思われる港へ向かう。

港にはバリヤードがいて、彼のパントマイムをなんとか読み解き違法なポケモンバトルを行っているラウンドハウスという場所の情報を得る。そこで、かつてピカチュウにバトルで負けたというトレーナー?とリザードンから再戦を挑まれる。が、ピカチュウは技の出し方を忘れていて戦えない。更にそこでRが大量にバラまかれ辺りは騒然!警察が介入し二人は捕まってしまう。

ヨシダ警部補にハリーの死について再捜査を依頼するが、事故の映像を見せられ「この事故で助かるはずがない」と一蹴されてしまう。

父親との関係について後悔するティムをピカチュウが励まし、二人は絆を深める。そこへサングラスの女、ミス・ノーマンがら現れ二人をハワード・クリフォードの元へ連れて行く。

ハワードは「R」という危険な物質についてハリーに依頼したのは自分だということ、そして研究所の事故の黒幕には自分の息子ロジャーが関わっているのではないかと語る。ハワードとロジャーの親子関係には確執があるらしい。

ハワードは二人に事故の映像を見せ、警察で見た時は隠蔽されていた部分を更に明らかにする。車を運転するハリーを攻撃して事故を起こし、更にハリーを連れ去ったのは伝説のポケモン、ミュウツーだった。その映像によってハリーが生きている事を確信した二人は、研究所での事故の新たな情報を手に入れたルーシーと相棒のコダックと共に廃墟と化した研究所へ侵入。そこでポケモンの進化の力を増長されるせるなどの実験が行われていた事を知る。

ティムたちが街に戻ろうとするとそこへ実験台だったゲッコウガたちが襲ってくる!逃げようと迷い混んだドダイトスの森でピカチュウは瀕死の重傷を追ってしまう。なんとか彼を回復させようとポケモンたちに頼むと、連れていかれた場所に現れたのはミュウツーだった。

ミュウツーはピカチュウを回復し「約束通り息子を連れてきたな」と言う。真相を語ろうとしたミュウツーをロジャーが現れ捕らえてしまう。

研究所の記録映像から、実験体とされていたミュウツーを解放したのは記憶を失う前のピカチュウだったということやミュウツーの発言からハリーを裏切っていたのは自分だと思い込むピカチュウ。今度はいつ裏切るか分からないとティムと決別する。

街ではいよいよパレードが始まろうとしていた。ハワードのところへ行き、事態を報告するティム。しかしそこでハワードの恐るべき計画を知る。

ハワードは息子ロジャーを拉致し、メタモンをロジャーに化けさせる事で「黒幕はロジャー」という演出をしていた!Rを製造したのも、ミュウツーを捕らえたのも、ミュウツーを逃したハリーを攻撃して事故を起こさせたのもハワードだった(事故映像でミュウツーが車を攻撃したように見えたが、実は攻撃しようとしたポケモンから守ろうとしただけだった)。

ハワードの目的は、Rを使ってミュウツーの体へ自分の意識を移し、ポケモンと一体になる事で人類を更なる進化へと導く事。ハワードはティムの目の前で装置を頭に装着し、ミュウツーとなる。

大量のRが仕込まれたパレードの風船を、ハワードの意識が入ったミュウツーが破壊していく。市民はRの散布により次々と倒れて消え、パートナーであるポケモンの中へ意識を入れられてしまう。

街でのラストバトル!ティムはメタモンと戦い、ピカチュウはミュウツーを止めようとする。ティムがハワードの頭に付けられていた転送装置を外すと、ミュウツーからハワードへと意識が戻り、ミュウツーの力で人々が助けられる。

戦いの後、研究所で自分を助けてくれたハリーとピカチュウに対し「人間には良い者もいると知った」と語るミュウツー。

事故の後、瀕死のハリーを助けるため一時的にハリーの意識をピカチュウへと移し(その時に記憶が一部失われた)息子を連れて来させると約束したミュウツー。

そう、ピカチュウの意識の正体はティムの父、ハリーだった!

ミュウツーによって体と意識を取り戻したハリー。そして、父と再会することのできたティム。二人は絆を確かめ合い、ライムシティで共に暮らして行く事を選ぶ。

ビル・ナイ最高だよね。

だいたいのストーリの流れはこんな↑感じ。

もう、ビル・ナイが出てきた時点でちびぞうは大興奮だしこの人が黒幕だよなって分かっちゃうよねメタ読みしちゃうよね!!

てかもうビル・ナイの口から「ピカチュウ」や「ミュウツー」なんて言葉が聞けるなんて…!!すごいレア感!!

いやー、リアルで可愛らしいポケモンたちがたくさん出てきて、懐かしさ半端ない!!!ポケモン赤緑世代のおじさんたちも大喜びでしょう!!!

そのポケモンのCG感も、いかにも現実にいそうってレベルまでリアルに落とし込むわけじゃなく、ポケモンの元々のキャラデザインがしっかり生かされるレベルでギリギリまでリアルを追求したって感じがして良かったですね。

バリヤードが最高

ピカチュウが可愛いぃいい!!!!というところよりもちびぞう的にはバリヤードとパントマイムで交流?拷問?するシーンが最高に好きでした(笑)きっと他にもバリヤードが印象に残ったって人は多いはず!!

バリヤードというポケモンは名前くらいしか知らなかったのでパントマイムをしてる姿がすごく新鮮で…(笑)

身振り手振りでしか自分を表現しない(言葉を発さない)相手に対して取り調べをするって発想も面白いし、なんとかそのパントマイムの世界にティム達が合わせて行く事で情報を引き出すというバリヤードに寄り添った展開もイイ!

何もない空間のはずがバリヤードによる高度なパントマイムにより本当に目には見えない壁が出現するという状況、そして見えない壁に囲まれた部屋の中でバリヤードが見えない椅子に座り見えないワインを飲む…

ティムもパントマイムで見えないドアノブを回してガチャりと扉を開くと、バリヤードが「えっ!」て感じの反応するんですけどそれがまた最高。ティムのするパントマイムにバリヤードもしっかりと反応するところ笑いが止まらなかった!

正直あのシーンだけでも何度も見返したい(笑)

ピカチュウの正体は

わりと簡単に予想がついてしまいますが、ティムの父親ハリーなんですよねー。

ハリーがピカチュウの正体だって分かりにくくする目的かどうかは謎ですが、ライアン・レイノルズがピカチュウの声優をやってるのは多分本国でも日本でも周知なんですよね。

で、主人公のティムを演じるジャスティス・スミス君はパッと見黒人。そして写真でのみ登場するティムの母親はだーいぶ肌の色の濃い黒人。普通に考えたら父親も黒人?となる。

しかも劇中で出てくるハリーの事故当時の映像やらなんやらではスーツ着てるなーってくらいしか分からないし顔どころか肌の色も見えない程度にしか出てきません。

これでピカチュウの声がライアン・レイノルズだからと言って「ああ彼が父親かも」と思う人は少ないというか、そう思わせないためにわざとやったキャスティングなのかなーと思ったり。

ちびぞうはハワードの目的を知って彼がミュウツーの中に入り込んだあたりであーこれピカチュウの中身は父さんじゃん?と思い、だから中身はおっさんなのか!!と腑に落ちました。

でも同時に「中身はおっさん!」という宣伝文句自体が壮大なネタバレになっているという(笑)

そしてそのネタのための記憶喪失ってわりと無理やり感あるよねって

まとめ

でもまぁファミリー向けエンタメ映画ですし、原作の名探偵ピカチュウってゲームもどんな感じか分かりませんがちゃんとピカチュウが探偵してるし、何よりポケモン愛がすごく溢れてるなって感じたのであんまり深いことは考えたらダメなのかなと…。

(ミュウツーの存在に対する説明とかもう少し深掘りして欲しかったところではありますが…)

これを観に行く前に知人が「ポケモン好きなら観に行って楽しめるけどそうじゃなければオススメしないかも」的な事を言っていたんですが、ぶっちゃけそこまでポケモン詳しくなくても楽しめるし、良作ですよ!

そういえばエンドロール後には「ミュウツーの逆襲」の3D版の予告が流れてました。

間違いなく名作です。

これを機にちびぞうはアニメ版の方も見返相当心に決めました(おそらく3Dの方は観ないけど)


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有名すぎるミステリーの2度目の映画化!『オリエント急行』ネタバレ&感想

私は信じたい。人間は理性や教養がある生き物だと。

 

おそらく世界で一番有名なミステリー作家、アガサ・クリスティが1934年に発表した、これまた有名すぎるミステリー小説「オリエント急行殺人事件」の2度目の実写映画化です!

ちびぞうは1974年の映画は未見なのですが、『名探偵ポアロ』というテレビドラマシリーズで「オリエント急行の殺人」を観た事がありました。
そのせいかポアロと言えば、デヴィッド・スーシェ!(↓この人)



というイメージがついてしまっているので・・・今作でポアロを演じるケネス・ブラナ―(監督もしています)に違和感を感じないか心配・・・。

ちなみに劇場で観ようかとも思ったのですが、近年のジョニデの出演作は敬遠しがちになっているのと、内容を知っている作品だったので劇場はスルーしました。
というか、この改変しようのない不朽の名作を再び映像化って結構勇気ありますよね・・・。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Murder on the Orient Express
【制作国】アメリカ
【監督】ケネス・ブラナ―
【脚本】マイケル・グリーン
【原作】アガサ・クリスティ
【製作】リドリー・スコット、マーク・ゴードン、サイモン・キンバーグ、ケネス・ブラナー、ジュディ・ホフランド、マイケル・シェイファー
【製作総指揮】アディッティア・スード、マシュー・ジェンキンス、ジェームズ・プリチャード、ヒラリー・ストロング
【撮影】ハリス・ザンバーラウコス
【美術】ジム・クレイ
【衣装】アレクサンドラ・バーン
【編集】ミック・オーズリー
【音楽】パトリック・ドイル
【ジョージ・マーフィ】
【出演([]内は役名)】

  • ケネス・ブラナー[エルキュール・ポアロ]
  • ジョニー・デップ[エドワード・ラチェット]
  • ミシェル・ファイファー[キャロライン・ハバード]
  • ジュディ・デンチ[ドラゴミロフ公爵夫人]
  • ペネロペ・クルス[ピラール・エストラバドス]
  • デイジー・リドリー[メアリ・デブナム]
  • ウィレム・デフォー[ゲアハルト・ハードマン]
  • ジョシュ・ギャッド[ヘクター・マックィーン]
  • デレク・ジャコビ[エドワード・マスターマン]
  • レスリー・オドム・Jr.[ドクター・アーバスノット]
  • マーワン・ケンザリ[ピエール・ミシェル]
  • オリビア・コールマン[ヒルデガルデ・シュミット]
  • ルーシー・ボーイントン[エレナ・アンドレニ伯爵夫人]
  • マヌエル・ガルシア=ルルフォ[マルケス]
  • セルゲイ・ポルーニン[ルドルフ・アンドレニ伯爵]
  • トム・ベイトマン[ブーク]

【公開日(日本)】2017年12月8日
【上映時間】114分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】G
【IMDB】6.5/10.0  (およそ140,050人の評価)

【あらすじ】

トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.5/5.0

うーーーーーーーーーん。普通に観れますよ!ただやっぱりね、筋を知っているのであんまり驚きはないんですが!

キャストを見て頂ければ分かると思うんですけど、すっっっごい豪華なんですよ。

ジョニデから始まりペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ファイファーなどなど、名前を一度は聞いたことのあるような有名俳優さんや大御所俳優さん、一人で主役級の方々がごっそり!出演されています!

1974年版の映画化でも、キャストが豪華だったことが特徴だったようで、今作もそこにインスピレーションを受けているようですねーーー。

彼らの演技合戦を観るだけでも価値はあるかもしれません。

個人的にはウィレム・デフォーの出番をもう少し増やして欲しかった・・・。

ポアロはどうだったか?

オープニングのイスラエルでの謎解きでいかにポアロが有能な探偵かが描かれつつ、朝食に食べる卵は2つ、まったく同じ大きさ形のものでなければ気が済まないだとか、動物のフンを片足で踏んでしまったらもう片方の足でも踏まないと気が済まないという「きっちりっぷり」「左右対称大好き」がよく表現されていたと思います。この設定は今作ならではっぽい。

ヒゲも立派だし左右対称だしね!

でもやっぱりポアロはスーシェさんじゃないと!!!と思ってしまいますねー。特に喋り方、声のイメージが強くて。髪も髭も黒色がいい・・・。
性格ももう少し冷静な方が・・・。

おおまかなストーリー

もしかしたら最近の若い人はこの話を知らないかもしれないんですけど、結構ショッキングなオチだと思うんですよね、これ。

偶然列車内で居合わせた13人とポアロ。ラチェットという詐欺まがいな古物商に「脅迫状を受け取っている。護衛して欲しい」と頼まれるが断るポアロ。

すると列車は予想外の雪崩によって停車してしまう。そして起きる殺人事件!
12か所を刺された遺体が見つかる・・・。

しかしこの「オリエント急行」で予想外だったのは、雪崩と、ポアロが乗り込んでくることだけだった・・・。

殺害されたラチェット(ジョニデ)はアームストロング大佐という人物の娘を誘拐し、身代金を手にした上で殺害するという凄惨な事件の犯人だった。乗り合わせた何の共通点もなさそうな登場人物たちがそれぞれ、様々な形でアームストロング家に関りがあり、またその事件によって不幸になった人々であったということが判明していく。

(このアームストロング事件には元ネタになった”リンドバーグ事件”というものがあったらしい)

そしてポアロは、容疑者全員が犯人だったという真実に辿り着く。
しかし彼は、彼らの罪を赦し、犯人は突然乗り込んできたギャングであったと警察に説明するのであった。

このオチってどうなんですかね

原作が古い作品なのもあるんですけど、現代でこのオチは物議を醸すような気がしなくもない。

確かに犯人は偽物を高額で売りつけるような詐欺古物商であり、過去に行った誘拐殺人事件も凄惨なもので彼がどれほどの人達に恨まれていたか、と考えると「殺されても仕方ないよなぁ」と思うような人物設定にはされているんですが。

だからと言って、人は人を私情で裁いても良いものか?という問題があるじゃないですか。

彼ら犯人が行ったのは復讐を目的とした私刑であり、それにポアロも加担してしまう形になるんですよね。

確かに奇抜なオチだけど、どうも後味が悪いなぁ。

ラストで、ポアロがこんな選択をするの!?という驚きや、彼の人生観(悪か正義しか存在せず人間はその2つに分類される、という考えが、悪と正義の中間に成り得る人々の存在を知り変わっていく)の変化を面白いと観れるのは、それまでのポアロというキャラクターを深く知った場合だと思うんですよね。確かに、左右対称にしたい、きっちり2つに分けたい、ネクタイの歪みもミリ単位で気になる、神経質?なキャラクター性は序盤で示唆されてはいましたが、それだけではポアロという人物像が馴染まず、ラストの彼の変化に深い意味を受け取れるかどうかというとそうでもないような・・・。

最後の晩餐を思わせる場面が良かった

終盤、トンネルの入り口に容疑者を一列に並べ推理を行う場面は、まるでレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のようで美しかったですね。

この中に裏切り者がいる、とキリストが告げるシーンだから、ポアロが真実を明らかにする場面としてこの絵画をパロったんでしょうか。

元々、12人だった容疑者が13人に増やされていたのには、12人の使途+キリスト(事件の首謀者だったハバード婦人がキリストの位置にいたことから彼女がキリスト役?)で最後の晩餐をやりたかったからかもしれません。
(そう考えるとポアロの立ち位置はなんなんだろう・・・)

彼らが犯した罪は全員が今後生きながらに背負っていく十字架なのだという感じで、宗教的な意味合いを持たせることによって、ラストのポアロの赦しをキリスト教的な「赦し」と暗示させたのかもしれません。

この切り口は原作にはない方向性らしいですね。

宗教的な意味合いがあれば、私刑も赦せるという考え方にもなるのかな・・・
(でもそうするとラチェットにも赦しが与えられても良いはずなんだけどなぁ)

 

まとめ

考えれば考えるほど混乱してきました(笑)が、ちびぞうの灰色の脳細胞が働いていないせいかと思われます。

現代でこの作品を映画化するのあたり、作品を既に知っている人たちにも新しい方向性を見せたかったのもあるでしょうし、新しい解釈をもたらすことで、物語にはメスを入れず新しい「オリエント急行」にしようという意欲もあったのかもしれません。

あーこの話知ってるわ、と言わず、一度観てみると・・・新しい発見や面白さが見つけられるかもしれません。

最後に一言だけいいですかね?

 

 

序盤の伯爵のアクションなんなの???

 

 

 


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画像引用元:映画.com

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世界一有名なうさぎの初・映画化!『ピーターラビット』ネタバレ&感想

ケンカするほど、好きになる。

観て来ましたー!!!ちびぞう(@cbz_ewe)です!

世界一有名なうさぎ、「ピーターラビット」初の実写映画です!

主演には『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『スター・ウォーズ』新章のドーナル・グリーソン!ちびぞうはハリポタのロンのお兄さんビル役で知った好きな俳優さんです。最近だと『バリー・シール/アメリカをはめた男』にも出演していましたね~!

トム・クルーズが麻薬の運び屋に!映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』ネタバレ&感想

監督は『ANNIE/アニー』のウィル・グラック。

有名すぎるあのミュージカルが映画化『ANNIE/アニー』ネタバレ&感想

実はこの映画、最初に公開された予告編が日本版と海外版ではだいぶ内容が違うって話題になってたんですよね~。海外版だとけっこうブラックジョークが効いてるというか、エグそうな内容が見え隠れするというか。原作のピーターラビットの絵本は読んだことがないんですが、なんとなくのイメージは持っていました。でもそれとは全く印象が違う!!

そこにちびぞうは興味を惹かれたんですが、それが評判にはどう影響しているんでしょうかね。

日本版予告↓(正直これだけだと内容サッパリですね・・・)

海外版↓

パンフレットはこんな感じ。

21cm×15cmの小さめサイズ。ターコイズブルーにボタニカルな植物柄があしらわれてタイトルが金の箔押しされているオシャレ!!なデザイン。34Pで税抜き667円。
ちょっとボリューム少なめですかね~~~
ピータラビットの豆知識のページが楽しい!

【映画情報】

【原題】Peter Rabbit
【制作国】アメリカ、オーストラリア、イギリス
【監督】ウィル・グラック
【原案&脚本】ロブ・ライバー、ウィル・グラック
【原作】ビアトリクス・ポター「ピーターラビット」
【製作】ウィル・グラック、ザレー・ナルバンディアン
【製作総指揮】ダグ・ベルグラッド、ジョディ・ヒルデブランド、キャサリン・ビショップ、スーザン・ボルゾーバー、エマ・トッピング、ロブ・ライバー、ジェイソン・ラスト、ジョナサン・フルゾンスキ
【撮影】ピーター・メンジース・Jr.
【プロダクション・デザイン】ロジャー・フォード
【編集】クリスチャン・ガザル、ジョナサン・タピン
【出演([]内は役名)】

  • ジェームズ・コーデン(千葉雄大)[ピーターラビット]
  • ドーナル・グリーソン(浅沼晋太郎)[トーマス・マクレガー/ジェレミー・フィッシャー]
  • ローズ・バーン(渋谷はるか)[ビア]
  • マーゴット・ロビー(清水理沙)[フロプシー/語り手]
  • エリザベス・デビッキ(木下紗華)[モプシー]
  • デイジー・リドリー(下田レイ)[カトンテール]
  • シーア(堀越真己)[ティギーおばさん]
  • コリン・ムーディ(吉田ウーロン太)[ベンジャミン・バニー]
  • ローズ・バーン(雨蘭咲木子)[ジマイマ・パドルダック]
  • サム・ニール(糸博)[マクレガーおじさん/トミー・ブロック]
  • フェイサル・バッジ(青山穣)[ミスター・トッド]

【公開日(日本)】2018年5月18日
【上映時間】95分
【配給】ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
【映倫区分】G
【IMDB】6.6/10.0  (およそ13,900人の評価)

【あらすじ】

たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという優しい親友もいるウサギのピーター。ある日、ビアのお隣さんとして大都会のロンドンから潔癖症のマグレガーが引っ越してくる。マグレガーの登場により、ピーターの幸せな生活は一変。動物たちを追い払いたいマグレガーとピーターの争いは日に日にエスカレートしていき、ビアをめぐる恋心も絡んで事態は大騒動に発展していく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.0/5.0

まぁまぁ、面白い!

あとうさぎ(というか動物たち)が凄く可愛い!!!

あとネタバレするよ!!!って書いたけどもネタバレというほどのストーリーは特になし(笑)

ピーターラビットと新しくやってきた隣人のマクレガーとのいざこざ大戦争、そしてピーターラビットの友人であり母親のような存在でもあったビアとマクレガーの恋模様、ビアとマクレガーに嫉妬したピーターの大暴走!という感じですね。主に。

キャラがはっちゃけてて楽しい!

ストーリーはふつーーーーーーーーなんですけど、とにかくキャラクター達の個性的でコミカルな掛け合いが楽しい。

それから、ブラックジョークもモリモリで、やりたい放題な戦争っぷりが容赦なくて楽しい。

ネズミ捕獲用の仕掛けで手を挟まれたり、電気が仕掛けられたドアノブ触って吹っ飛んだり、アレルギーであるブラックベリーを食べさせられたりと散々な扱いをされているマクレガー(ドーナル・グリーソン)が本当に悲惨!!なんですけどすごくコミカルな演技で笑えます
(ブラックベリーを使ったアナフィラキシーショックの描写はアレルギー患者から猛抗議を受けて製作側が謝罪したというアレなシーンです・・・という説明だけでライン越えちゃってる感は伝わると思う)

このマクレガーの演技はCGの動物相手に大暴れしているので、ほぼ一人芝居なんですよね(笑)
ハエが主人公のインド映画『マッキー』でも敵役がCGのハエ相手に大暴れの一人芝居をしているので、なんとなく思い出しました(笑)
そう考えると本当に役者ってすごい。

大戦争の最後にはダイナマイトを使った爆破シーンがあったりして、本当にやりたい放題です。

なんだろう、『ホームアローン』シリーズに似てます。
人間に対する痛めつけ方がハンパないけど、実際に骨が折れたり血が出たり死人が出たりするようなことはないっていう。

メタ的な描写のギャグも

メタ的な、というのはつまり、劇中のキャラクターが「これは映画だよ」と分かってて発言したりすることなんですが(『デッドプール』も観客に話しかけてきたりしますよね)、冒頭から鳥たちがミュージカル映画かのように歌い出し、彼らにピーターがぶつかって歌をやめさせ

「これはそういう映画じゃないんで」

ってナレーションが入ったりするんですよ(笑)

それから、ウサギたちを殺そうとしていたと知ったビアと破局したマクレガーを反省したピーターが説得しにロンドンに行き、彼と一緒に故郷へ帰るシーンも、

「大体こういう映画ではここらへんは上手くいくって決まってるんで、ハイライトだけご覧ください」

とかいってロンドンから戻るシーンをダイジェストで映されるのも笑えました。

鹿はヘッドライトに固まる

思い切り脱線して雑学的な豆知識が増えた話なんですが。

劇中で鹿のキャラクターが車のライトに照らされて道の真ん中で「まぶしぃ・・・」と言いながら固まってしまうという場面が2回くらいありました。すごい笑ったんですけど、これって実際の鹿の習性なのかなーと思い調べてみました。

こちらのDEER INFOさんで興味深い記事がありました。
鹿と車の衝突事故を防ぐ運転方法4つのコツ
(世の中には色んなサイトさんがあるなぁ・・・)

本当に固まってしまう鹿が多いようで。
ファンタジーで吹っ飛んだ世界観のようで、ちゃんと実際の動物の特性はしっかり押さえてる・・・!という感じっぽいですね(笑)

脱線終わり。

まとめ

今までピーターラビットに持っていたほのぼのとしたイメージが崩壊させられるやりたい放題さが、熱心な原作ファンの方々には憤慨の元になるかもしれませんし、おふざけのやりすぎ感に拒絶反応が出る人も中にはいるでしょう。

ちびぞうはなんとなくブラックでエグい内容を予想して「決してかわいいだけではないトリッキーな映画だ」と思って観に行ったのでそんなに気になりませんでしたが、冒頭で紹介した日本版のほのぼの予告だけを観て劇場に向かった人はドびっくりしてしまうかもしれませんねー。(ラブストーリーの部分もそんなにないし)

全体を通して考えると、無理して劇場で観なくてもいいかな~という感じにまとまりましたが、あのうさぎたちの踊ったり歌ったりキャッキャッウフフする可愛いシーンは本当に楽しいので、「可愛い!!」と思ったひとは損しないと思います。

 

 


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さ行

せめて前篇だけで良かった。映画『サクラダリセット 後篇』ネタバレ&感想

咲良田の未来をかけた、最後の聖戦が始まる―――

はいどうもぉ、ちびぞう(@cbz_ewe)です。

前回の記事に引き続き、こちらの青春超能力映画の後篇について書いていきたいと思います。

超能力者たちの青春映画『サクラダリセット前篇』ネタバレ&感想

今回の見どころはミッチーこと及川光博さんが後篇から登場するということでね、いかに前篇の面白く無さを底上げするか・・・ということなんですが(序盤から辛口全開)

というか今気付いたんですけども、こちらの原作はラノベでしかもアニメ化もされてるんですね。ラノベ原作に偏見はないんですけども、アニメ化されるようなラノベは実写化に向いていないのでは?という気持ちはうっすらとあります・・・。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】深川栄洋
【原作】河野裕 「サクラダリセット(角川スニーカー文庫)」
【企画】丸田順悟
【プロデューサー】春名慶、二木大介、青木裕子
【撮影】清久素延
【照明】三善章誉
【録音】小松将人
【美術】黒瀧きみえ
【スタイリスト】浜井貴子
【ヘアメイク】ワシダトモキ
【視覚効果】松本肇
【編集】坂東直哉
【音響効果】齋藤昌利
【主題歌】flumpool – “ラストコール”
【出演([]内は役名)】

  • 野村周平[浅井ケイ]
  • 黒島結菜[春埼美空]
  • 平祐奈[相麻菫]
  • 健太郎[中野智樹]
  • 玉城ティナ[村瀬陽香]
  • 恒松祐里[岡絵里]
  • 岡本玲[宇川紗々音]
  • 岩井拳士朗[坂上央介]
  • 矢野優花[皆実未来]
  • 奥仲麻琴[魔女(若い頃)]
  • 吉沢悠[津島信太郎]
  • 丸山智己[加賀谷]
  • 中島亜梨沙[索引さん]
  • 八木亜希子[浅井陽子]
  • 及川光博[浦地正宗]

【公開日(日本)】2017年3月25日
【上映時間】103分
【配給】ショウゲート
【映倫区分】G
【IMDB】5.8/10.0  (およそ35人の評価)

【あらすじ】

住人の半数が特殊能力を持つ閉ざされた街・咲良田。芦原橋高校の奉仕クラブに所属する浅井ケイと春埼美空が2年前に死んだ同級生・相麻菫を再生させるべく奔走する一方、管理局内では強い権力を持つ対策室室長・浦地正宗が、街の未来を左右する計画を実行しようとしていた。その計画に相麻が関わっていたことを知ったケイと春埼は、仲間たちと共に計画を阻止するべく立ち上がるが……。【引用元:映画.com

【感想(酷評というか・・・)】

☆1.0/5.0

前篇後篇に分けて公開するという割と大作をイメージさせる作りなわりには、前篇は3週目には終わっていたと言う大コケぶりで大変なことになっていましたね。

さて。後篇は果たして盛り返せたのか?

いや、盛り返せるはずはない

IMDbでも前篇の6点台から鑑賞数の半数が減り、人数が激減りすると点は上がりやすくなる(追いかけてるの熱心なファンだけだろうから)と思うのに5点台に下落・・・これは辛い。

もう感想書くのもしんどい

  • 相変わらず物語に置いてきぼりされている点
  • ミッチーを相手取った最終決戦がただの説得という地味さで、前篇のクライマックスの方がよっぽど緊迫していた感
  • ミッチーの演技も怪演というほどでもなく浮いていてつらい
  • 全体の演技もなんだか自然さがなくてつらい(元々ラノべってアニメに似合う台詞回しが多いと思うんですよ。だから現実だと違和感生まれること多々あり)
  • 途中でいきなり主人公とハルキが両思いになって突然三角関係!みたいなシーンが出てくるけど違和感しかない
  • 能力者の能力が暴発したら街中で爆発が起きると言うよく分からない流れ(爆発させときゃクライマックス感あると思ってる)

おおまかにいえばこんな感じです。

ぶっちゃけラストの方は、あまり頭に入って来なくて「え?どうなったっけ?」って感じだけど見返して理解しようという気がまず起きないというね・・・。

能力者を町から消し去りたい!というミッチーVS能力者がいるサクラダが好きという主人公

というのは分かりました。

そして、能力で悲劇が起きないようにしっかり管理していけばいいじゃん?俺がやるし!という主人公の案が最終的にミッチーを納得させた・・・

というのも分かりました。

なんで納得したのかとかいまいち分かっていませんが・・・

 

すごく思うのは、前後編にせずに前篇だけもう少し掘り下げてクオリティアップさせた方が良かったんじゃないかな・・・というところ。

未来視の能力を持った女性がサクラダの管理局で幽閉されながら仕事をしていて、しかし最期には愛する人のそばで死にたい・・・という想いを叶えるために能力者が力を合わせて管理局から脱出させる・・・というのはすごく良い話じゃないですか。
しかも、主人公はその作戦を成功させるためにその身を投じて死にますからね!一回ね!絶対に前篇のラストの方が後篇より盛り上がるよね!

まぁ言ってても仕方ないんですけどね!!

 

よし、こんな感じで勘弁してください。

 

 


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画像引用元:映画.com

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あ行

耽美で危険なJKのイヤミス映画化『暗黒少女』ネタバレ&感想

「それでは、朗読会を始めましょう―――」

読んでイヤ~な気持ちになるミステリー、イヤミスから「暗黒少女」の実写化です!!

ちびぞう(@cbz_ewe)は原作未読で挑みました!!!

主演の清水富美加さんの芸能界お休み前の最後の作品となったのでしょうかね?(あ、違いますねまだ『東京喰種』とかありますね)彼女の映画は『変態仮面』しか観た事がなかったのですが、その時とは打って変わったダークな役で、非常に雰囲気のある(これをカリスマというのね、という感じの)女子高生役を怪演しています!

他にも主演・助演そろってメンバーは美少女揃いですよ~~~

毒々しさオシオシの公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】耶雲哉治
【脚本】岡田麿里
【原作】秋吉理香子「暗黒女子(双葉社)」
【企画/プロデュース】松本整、明石直弓
【撮影】中山光一
【照明】松本憲人
【録音/整音】竹内久史
【美術】松塚隆史
【装飾】有村謙志
【編集】日下部元孝
【主題歌】Charisma.com – “#hashdark”
【音楽】山下宏明
【出演([]内は役名)】

  • 清水富美加[澄川小百合]
  • 飯豊まりえ[白石いつみ]
  • 清野菜名[高岡志夜]
  • 玉城ティナ[ディアナ・デチェヴァ]
  • 小島梨里杏[小南あかね]
  • 平祐奈[二谷美礼]
  • 升毅[白石]
  • 千葉雄大[北条先生]

【公開日(日本)】2017年4月1日
【上映時間】105分
【配給】東映、ショウゲート
【映倫区分】G
【IMDB】6.2/10.0  (およそ90人の評価)

【あらすじ】

聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘にして全校生徒の憧れの存在である白石いつみが、校舎の屋上から謎の転落死を遂げた。彼女の手には、なぜかすずらんの花が握られていた。真相が謎に包まれる中、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が流れる。いつみから文学サークルの会長を引き継いだ親友の澄川小百合は、「白石いつみの死」をテーマに部員たちが書いた物語を朗読する定例会を開催。部員たちはそれぞれ「犯人」を告発する作品を発表していくが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもするよ!)】

☆2.4/5.0

女って恐ろしい・・・!!みたいな感じはあんまりしなかった・・・そしてイヤーな気持ちにもあんまりならなかった・・・

小説の朗読で進む犯人捜し

学校一の美少女であり生徒会長であり経営者の娘であるいつみが学校の屋上から落ち、手にはすずらんの花を持って死んでいた。その事態について、文学サロンの恒例の「闇鍋朗読会」を利用したメンバーの小説という名の告発文の朗読が始まる。

  • 二谷美礼・・・奨学金で入学した一年生。学校に隠れてアルバイトしているのを打ち明け、いつみの家で家庭教師として雇ってもらえるようになる。いつみから親愛の証としてすずらんのバレッタを貰う。いつみから、いつみの父が女子高生でありながら作家デビューした高岡 志夜に誘惑されていると悩んでいたと聞き、いつみを殺した犯人は高岡 志夜ではないかと疑いの芽を向けている。
  • 小南 あかね・・・二年生。実家の料亭を継げず自分で洋食店を開くのを夢に見ている。実家の料亭が火事になり腕にすずらんの痕の火傷を負う。文学サロンにあるキッチンを心の拠り所にしている。いつみから、二谷美礼が無理やり家庭教師のアルバイトをしてきた、しかも彼女は私物を盗んでいくのだと相談を受けており、いつみを殺した犯人は二谷美礼であると疑っている。
  • 高岡 志夜・・・「君影草」小説デビューを果たした二年生。いつみがやたらと小説を英語に翻訳しようとしているのを本当は嫌がっていた。留学生であるディアナが実は吸血鬼だったのではないかと疑っている。いつみがディアナに「これからもディアナの村から留学生を取るわ」と言った言葉を裏切った事を知り、更に夜明け前の校舎でディアナが呪いの儀式を行っていたのを目撃。いつみはディアナに恨まれて殺されたのではないかと思っている。
  • ディアナ・デチェヴァ・・・ブルガリアからの留学生。いつみがブルガリアに留学した時に出会い、帰国後、彼女の村から一人留学生を呼ぶ。本来は双子の姉が留学生として日本へ行く予定だったが急な事故に遭い、代わりに日本へ来た。自分の国の花だとすずらんの花を花壇に植えていた。小南 あかねがお菓子の中に毒を盛り、少しずついつみを殺していったのだと疑っている。

この四人の朗読が示す犯人は全くのバラバラであって、内容もそれぞれ矛盾している。

どうどんでん返るのか?

四人の朗読が終わると、最後に文学サロンの長、澄川小百合の朗読が始まる。しかし読むのは彼女自身が書いた小説ではなく、なんと、死んだいつみの”真相を告白した”小説!

そこで明かされる真実というのは、メンバーそれぞれが罪を背負っていてそれをいつみに弱みとして握られていた・・・というもの。

二谷美礼はボランティアしていた高齢者施設で体を売りお金を儲けていたし、小南あかねは自分の家に放火してるし、高岡志夜が書いた小説は海外文学のコピーだったし、ディアナは自分が留学に行きたくて双子の姉を事故らせていた・・・

その全てをいつみは把握し、彼らを自分が主人公の物語の「引き立て役」として選びはべらせていた・・・・・・・。

しかしいつみはいつみで秘密を抱えていた。それは、顧問の北条先生と付き合っているという秘密。しかも彼の子どもを妊娠したいつみは徐々に体調を崩していく・・・(その過程がそれぞれの小説で”悩んでいた”とか”疲弊していった”とか”毒に侵されていた”、”呪いで弱っていった”と表現されている)

北条先生は父親に全てを話して許しを得るつもりだったが、いつみは堕胎できなくなるまで待って欲しいと言っていた。しかしある日、誰かがいつみの秘密を父親にバラしてしまう。留学中の密会の写真をそえて妊娠していることまでバラされてしまい、父親は北条先生を解雇し、町から追い出していつみの子どもを中絶させた。

脅していたメンバーが結託して裏切ったに違いない。そう考えたいつみが彼女らへの復讐として考えたのが「死の偽装」。全員に疑いがかかるような状況を作り出し、落ちて死んだことを偽装した。そして闇鍋会の闇鍋に、毒にもなるすずらんを混入させていた・・・。

阿鼻叫喚となるメンバーたち。

しかし本当のどんでん返しはここから。

いつみは死を偽装し、この計画の実行を親友である澄川小百合に頼んでいた。別の町へ出て北条先生と新しい人生を築こうとするいつみの姿を見て澄川小百合は思った。

「こんな平凡でつまらなくなってしまったいつみは主人公にふさわしくない」

いつみのカリスマ性が失われてしまったと嘆いた澄川小百合は思いつく。

「自分が物語の主役になろう」

そして彼女はすずらんをいつみの紅茶に入れて殺し、闇鍋に、彼女たちを今後も自分の引き立て役として縛り付けるための素材を混入させた・・・

 

これがこのお話のネタの部分ですねー。まぁ、何を混入させたかはなんとなくの流れで想像するといつみの・・・ということになるんだと思うんですが。

ミステリーとしてゆるゆる

まずメンバーの意見が矛盾している時点で、明らかにおかしいのはいつみの方ではないか。という予測が安易につけられてしまいますよね。

しかも、ちびぞうは最初の子の朗読中にあった”父親にめちゃ怒られて車に無理やり乗せられて泣いているいつみ”の姿を見て、

「こんなに父親が激怒するって何をやらかしたんだろうなー」と考えていました。

そして二人目の朗読者、小南あかねが顧問の北条先生に読書感想文を褒められる、というシーンでなんとなく

「この教師にいつみが恋してるとかそんなんでは??」

と疑い始め、そしていつみのブルガリアの留学に引率で北条先生がついていった、という台詞でピンときました。

「あーこいつらデキている」

そこからは、途中から体調がおかしくなったのは妊娠したからなんだろうし、おそらく父親にバレて堕胎させられたんだろう、と予想がついていきました。

ここらへんの予想が大体ついてくると、最後のどんでん返しもあんまり驚かなくなってしまう・・・。あそこまで全員ゲスだと、澄川小百合もピュアなわけないよねと思ってしまうしね。

もしかしていつみの秘密をバラしたのは澄川小百合かな?とも思ったんですが彼女は最後の最後までいつみ大好きだったはずなのであり得ないですよね。
だとするとブルガリアで一緒にいたディアナが写真撮ってたとしか考えられないんですけど、あの時点でディアナはただ単にいつみに好意を抱いていただけなので、密告用の写真を撮ってるというのは不自然なんですよね・・・。

そういうことを色々と突き詰めて考えていくと、ミステリーとしては少し緩い感じがしました。

ファンタジーとして見るべき?

まずこの女子校の舞台を含め、色々な部分でリアリティを感じられないんですよね・・・。非常に由緒正しい上流階級のお嬢様校だったらものすごく歴史が古くて、それこそ小学校から大学までのエスカレーターで・・・みたいな感じではないのかなぁ。

「生徒会長であり学校の経営者の娘」というのもなんか、そこまでこの学校の規模や歴史が大きくなさそうな気配を感じる。。

あらゆるお金持ち感がわざとらしすぎない???

ちびぞうも片田舎のカトリック系女子校にいましたが募金目的のバザーをやっていたりミサや聖書の時間があって交換留学していたりとか、そこらへんは「あーあるある」と思ってたんですけどこの映画に出てくる女生徒を見てると

「いやーこんな女子高生はいないなぁ」

と思ってしまう・・・。女子校ってもっとサバついてるんじゃないすかね、男子の目がないし。

それだけでなく、例えば作家デビューした高岡志夜の小説が海外文学の丸パクだったりとか、いくらなんでもそれは、日本の出版業界を舐めてるのでは・・・よく分からないけど、いつみが気付けるような物であれば他の誰かも気付いていてもおかしくないですよね・・・という。

いつみが「高校生」という限られた時間の持つ魅力を理解している・・・というのもなんだかなぁ。ちびぞうが個人的に思うのはあの時間はその魅力に気付けなくて駆け抜けてしまうからこそ大人から見て特別なものになるのではないか?ということ。

色んな点でリアリティがなくて、夢の中の出来事みたいでしたね・・・すべてが。

むしろ悪夢、という感じで観たらいいのかも。映画として面白いかはさておき。

まとめ

こういう世界観が好みの人にはハマるのかもしれないですね。

耽美でちょっと危険な香りもする、閉鎖的な空間でのお嬢様ミステリー。

澄川小百合役を演じた清水富美加さんの演技は本当にこの空気感に似合っていて、世界を作る一部になっていたといっても過言ではないです。

彼女の演技を見て雰囲気に浸るだけでも、いいかもしれません・・・!

 

 


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画像引用元:映画.com

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は行

山本美月がガングロギャルに!?映画『ピーチガール』ネタバレ&感想

「桃の花が咲くのは、三年後!」

たまーーーーーに、こういう少女漫画系というか、キュンキュン系の青春ラブストーリーを観たくなるんですよねーーーー。

これ系であんまり大当たり!と思うような作品はあんまりないんですが…『orange-オレンジ-』は面白かったし好き!

今作は映画仲間が原作のピーチガールのファンだったということで話題にしていて、ちょっと自分も観てみようかなという気に。

ちなみにちびぞうは原作は未読です。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】神徳幸治
【脚本】山岡潤平
【原作】上田美和『ピーチガール(講談社)』
【製作プロデューサー】清家優輝
【製作総指揮】大角正
【撮影】小松高志
【照明】蒔苗友一郎
【録音】石貝洋
【美術】磯田典宏
【編集】下田悠
【音楽】蔦谷好位置
【主題歌】Carly Rae Jepsen – ”Call Me Maybe”
【出演([]内は役名)】

  • 山本美月[安達もも]
  • 伊野尾慧[岡安浬(カイリ)]
  • 真剣佑[東寺ヶ森 一矢]
  • 永野芽郁[柏木沙絵]
  • 本仮屋ユイカ[安芸操]
  • 水上剣星[星岡安涼]
  • 升毅[岡安崇史]
  • 菊池桃子[安達桜子]

【公開日(日本)】2017年5月20日
【上映時間】116分
【配給】松竹
【映倫区分】G
【IMDB】6.5/10.0  (およそ160人の評価)

【あらすじ】

女子高生・安達ももは、純粋でマジメな性格にもかかわらず、ギャル風な外見のせいで、周囲から誤解されて悩んでいた。ももの欲しがるものを手に入れるためには手段を選ばない友達の柏木沙絵は、ももが一途に思いを寄せる硬派でシャイなとーじを横取りすべく、ももにさまざまな罠をかけていく。そんなもものピンチを救った学校一のモテ男・カイリは、ももの一番の理解者として、次第にももに好意を寄せはじめる。とーじとカイリ、まったくタイプの異なる2人の間で、ももの気持ちが揺れていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしてるよ!)】

☆2.5/5.0

二人の魅力的な男子の間で揺れる…というスタンダードな少女漫画設定のお話。

ざ、残念だけども話的には面白いとは言いにくい…これは原作ファンなら嘆いてしまうのでは?と原作は読んでなくても安易に想像できる感じでした…。

ストーリー運び、キャラ設定が雑い!

例えばカイリがももちゃんを好きになったきっかけが、”浜に打ち上げられていたカイリにももちゃんが人工呼吸をした”という突拍子もないものだし、実際にそんなエピソードがあったのかどうかの真相も劇中では語られません…。

そしてラストでその浜辺でのキスシーンを再現するかのようにカイリが溺れるシーンがあるんですけども、その流れもとっても無理やり!!
ももちゃんからもらったストラップを落として慌てていたらどこからともなくDQNがやってきて「これ君の?返して欲しいか~?」とストラップを仲間内で投げ合ってカイリをおちょくるという雑な絡み方をしてきて、そのままストラップを海へぽーい!→探すためにカイリが海へ入る→溺れる という流れ。

今どきいい年したおっさん達が、いくらチンピラとはいえ高校生相手にあんなつまんないことするもんなのかな…

 

それと「学校一の小悪魔」と称されるさえちゃんも酷かったなー。
カイリともものキスシーンをSNSに流したりとか、仲間の男にももちゃんを誘拐させてラブホに連れ込ませるとか、その隙にももちゃんの香水とウィッグを使って暗闇でトウジを雑に誘惑したり(しかもすぐにバレる(笑))と…もう小悪魔というか「悪魔そのもの」って感じ。なのに、ももちゃんはみんなが自分を見た目で判断して誰も寄って来なかったときに学校で初めて話しかけてくれた友達だから、と彼女の悪行のほとんどを許してしまう(許しているように見える)んですよねーーー…。いやいや、いくら最初の友達だとしても、許しちゃいけないこと散々されてますよ…。

こんな感じでツッコミ満載な上に、

トウジが急にももちゃんに別れを告げるのはさえちゃんからももちゃんを守るためだったりだとか、チャラくてウザいと見せかけて実は誠実で良い奴だったカイリ選んでももちゃんと最終的にはくっつくんだろうなって感じのこととか、そのカイリは実は兄貴の彼女に恋をしていたのかなー、そしてひと悶着かなーというところも。

全部読めてしまう…

ありがちな話もキャラの魅力や演出方法で様式美として楽しむことも出来るようになると思うんですが、この映画はほとんどが雑で、駄目でしたね…

だけどごめん!ハマってしまった!

ひとえに、伊野尾慧くん扮するカイリのキャラクターが魅力で、完全にやられてしまいました。

もう最初はあまりにも女顔でオネェキャラにしか見えなかったんですけども、あの鼻声の腹立つ演技が癖になってしまいましたね…。

ウザがらみされても許してしまいたくなる隠れた誠実さにも惹かれるし、うーんこれがギャップ萌えというものか…という感じでした。

「元気をくれた人」

という一文が予告編で出るんですけど、本当にぴったり。

カイリが落ち込んだももちゃんを一生懸命励まそうとしてるシーンはジーンと来ます。

劇中で彼が着てる服もオシャレで可愛いしね。夢に向かってひたむきに頑張るカイリくん、可愛いですよ!!!

まとめ

いい歳こいて青春ラブものの登場人物にうつつをぬかしているちびぞうは、連続二回、この映画をレンタルしてしまいました(笑)

話もひどい、ほとんどのキャラも酷い、演出も恥ずかしい!

だけど伊野尾くんは良い味してます。彼のファンは必見ですよね。

逆に言えばちびぞう的に褒めるポイントはそこしかない!のでやはり注意が必要です。

期待値は上げずに、気軽に観てください(笑)

 

 


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た行

ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想

「それではだめ。私はあなたをダメにしてしまう」

昨日の記事から引き続き、『ディセンダント』の続編を観ましたー!!!!

今回から参加するフック船長の息子、ハリー役をしているトーマス・ドハティ君がチョイ脇役にも関わらずイケメンだな・・・?と思っていたら、今作のヒロイン、マルを演じるダヴ・キャメロンと恋仲になっているようですねー!かっこいいもんな!

他にも魅力的な若手俳優がたくさん見られる今作、この中で誰がハリウッドの大物になっていくのか、いかないのか、見守っていきたいところ!

主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】 Descendants 2
【制作国】アメリカ
【監督】ケニー・オルテガ
【製作総指揮】ケニー・オルテガ、サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン、ウェンディ・ジャフェット
【脚本】サラ・パリオット、ジョーサン・マクギボン
【音楽】デビッド・ローレンス
【振付】ケニー・オルテガ、トニー・テスタ
【主題歌】ダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート – “Ways to Be Wicked”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • チャイナ・アン・マックレーン[ウーマ]
  • トーマス・ドハーティ[ハリー]
  • アンナ・カスカート[ディジー]
  • ディラン・プレイフェア[ギル]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放送日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】111分
【前作】主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ3,500人の評価)

【あらすじ】

マレフィセントの娘マルはビーストとベルの息子ベンと恋に落ちるが、王室入りのプレッシャーに耐えきれずロスト島へ帰ってしまう。ロスト島では、マルの宿敵であるアースラの娘ウーマが、マルの後釜におさまり子どもたちを支配していた。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

今作のストーリーラインとしてはなんと3つもあります!!!

一つは、オラドン国の王室のメンバー(ベン王の彼女なので)に招き入れられるマルさんのその後「善人だけど故郷の悪も恋しい!」なホームシック問題

そして二つ目は、前回オラドンへ招待されなかったヴィランズの子ども達(ウーマ率いるギル、ハリー)が「何で私たちを招いてくれなかったのよ!!」と嫉妬して拗ねる問題

最後の三つ目は、ちょい地味ですがムーランの娘ロニーが「女だって男の中で肩を並べて活躍したいのよ!」と女性の権利を叫ぶ問題

この三つのテーマ?お話?が同時進行で進んでいきます。

いやぁ、今作も頭空っぽにして楽しめる作品だったー。

ディズニーキャラたちも前作より増えて、アースラの娘ウーマ、フック船長の息子ハリー、ガストンの息子ギルが新たに混ざり、親世代もアラジンやジャスミンが(後ろ姿だけですが)出てきたりもします。

相変わらずベンは真っすぐマルを愛してるし(キュンポイント)、3Dプリンターで魔法の杖の偽物を作ろうとする現代的な要素も増えて、笑えるシーンもたくさんありました。

個人的に

  • カルロスがマルとイヴィに対して「二人だけの女子トークはうんざりだ!俺たちも仲間なんだから話し合いに混ぜろ!」と言うシーン(いざ女子トークに混ざってみると即座に答えが出て「じゃあやめろ」「はい、終了」と話を終わらせる無駄のない短絡さ大好き)と
  • ラスト付近でタコ化するウーマとドラゴン化するマルにぶち切れたベンが『美女と野獣』の野獣ばりの雄叫びを上げるシーンは

とにかく大声上げて大爆笑してしまいました(笑)

正直、あそこでもしベンが野獣化したら最高に面白いのにと思ったんですけど、野獣が野獣になったのは魔女の呪いのせいなのでベンには無理でした(笑)でも野獣化見たかった(笑)

あとは、島に帰ってしまったマルを追ってロスト島に乗り込んだベンが周囲から浮きまくっているシーンだとか、留守にしていたイヴィにダグが「ごきげん(七人の小人)の息子と浮気したのか!」と迫るシーン、そしてそんな彼に「おとぼけさんね」とキスするイヴィが可愛すぎて、お気に入りです。

前作は超えられない、どころか

物語については単純明快!なので深く考えなくても観られたのが前作の良さ。

今作は、ちょっと後半に問題がありました。

ジェーンをダンスに誘いたいのに誘えないカルロスが”真実しか話せなくなるキャンディ”を間違って飼い犬に食べさせてしまったことで、その犬が人の言葉を喋れるようになるというアクシデントが発生。しかしそれは後半、ウーマを「魔法の杖は本物だ」と騙すための伏線になっていました。

それから、ロスト島からオラドンに戻る時に魔法の書を落としていったことで、ベンがマルを恋人として(妃として?)王室に迎え入れる大事な儀式で突然ウーマが恋人として登場したり(魔法の書を利用してベンに魔法を使っていた)、脚本的に「おっ?」と思うトリッキーさがありました。

ここまでは、ちょっぴり面白い。だけど、最後のウーマとの戦いの落としどころが微妙なんです。前述したベンの咆哮シーンのあと、二人の戦いはなぜか終わる(笑)
多分、ベンの説得がウーマに届いた?ように見える・・・けど、ぶっちゃけそれで納まるとは思えないんだよなぁ・・・だいぶ、無理やりまとめた感がありましたね。

しかも続編がある!多分!

なんと、最後に去っていったウーマが「これで終わると思うなよ」的な捨て台詞を吐いて映画が終了!!!

エーッ

やっぱり全く解決してなかったですNE★

前作はIMDBでも一万人くらいが評価をしていたんですが、今作は4000人にも満たない人数に減ってしまっていました・・・本国のサイトなのに・・・半分以下><
ちょっとこれでは、3作目(がもし実現したとして)を日本で観るのは難しいかも?しれませんね。

ちびぞう的には『ハイスクール・ミュージカル』のようにシリーズごとに盛り上がって、「ザ・ムービー」が作られる感じになるといいなーと思っていたんですけどね。

最後に歌紹介を

ウーマの歌がかっこよかったなー。

カットされたっぽいんですが、おそらくここのシーンでギルとハリーのキスシーン(!?)があったらしい(笑)どういう関係性なのか・・・。

あとラストの、水浸しの船の上でみんなで踊るところは良かったですねー!

『雨に唄えば』のこのシーンを彷彿とさせます。

ついでに、↑をちびぞうの大好きな『Glee/グリー』でカバーされていたシーンも貼っておきますね! グウィネス・パルトロウも歌っているよ!!!
Umbrellaとのマッシュアップですがとにかくカッコいい・・・。

 

まとめ

結局、感想から離れてしまいましたが(笑)

ツッコミどころも多いストーリーですが、歌とダンスのシーンは前作よりも増えて、剣による殺陣シーンなんかも増えて、色々トライしてる感がすごいです。

前作が気に入った!という人はぜひこっちも観てディセンダントを応援しよう!

せっかくならもっとたくさんのディズニーキャラたちを実写で見たいしね!

 

あ!!!忘れてましたが散々焦らされたマルとベンのキスシーンがありましたよ!!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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主役はヴィランズの子ども達!映画『ディセンダント』ネタバレ&感想

自分の運命は自分で決めろ。

危うくスルーしそうになった今作ですが、ゲオさんで面陳されていて、しかも続編も出ている・・・=シリーズ化するならそこそこ面白いだろう。という単純な思考回路で手に取りました。

ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーですよ!

ディズニー・ヴィランズに子どもがいて、彼らが10代だったらどんな生活・人生を送っているのか?というお話です。

エグゼクティブ・プロデューサー兼監督はちびぞうが昔ハマっていた『ハイスクール・ミュージカル』のケニー・オルテガ氏!わー懐かしい!同じ監督、そして同じディズニー・チャンネルのミュージカル!後になって思うと今作に惹かれたのにも運命的なものを感じます。

この監督、振付師でもあり、今作の振り付けも担当しています!多才ですね~。

【映画情報】

【原題】 Descendants
【制作国】アメリカ
【監督/製作総指揮/振付】ケニー・オルテガ
【製作】トレイシー・ジェフリー
【脚本】ジョーサン・マクギホン、サラ・パリオット
【撮影】トーマス・バースティン
【編集】ドン・ブロッシュ
【主題歌】 ダヴ・キャメロン、キャメロン・ボイス、ブーブー・スチュワート、ソフィア・カーソン – “ロッテン・トゥ・ザ・コア”
【出演([]内は役名)】

  • ダブ・キャメロン[マル]
  • クリステン・チェノウェス[マレフィセント]
  • ソフィア・カーソン[イヴィ]
  • キャシー・ナジミ―[イーヴィル・クィーン]
  • ブーブー・スチュアート[ジェイ]
  • キャメロン・ボイス[カルロス]
  • ウェンディ・ラクエル・ロビンソン[クルエラ・ド・ビル]
  • ミッチェル・ホープ[ベン]
  • ダン・ペイン[ビースト]
  • キーガン・コナー・トレイシー[ベル]
  • ブレンナ・ダミーコ[ジェーン]
  • メラニー・パクソン[フェアリー・ゴッド・マザー]
  • ジェディダイア・グッドエイカー[チャド・チャーミング]
  • サラ・ジェフリー[オードリー]
  • ダイアン・ドーン[ロニー]
  • ザッカリー・ギブソン[ダグ]

【放映日(日本)】2015年12月18日
【上映時間】112分
【次作】ヴィランズの子ども達のその後!映画『ディセンダント2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ10,300人の評価)

【あらすじ】

善人たちが暮らすオラドン合衆国の王ビーストは、ビランズを魔法のバリアで覆われたロスト島に閉じ込めた。王位継承の儀式を控えるベン王子はビランズの子どもたちの将来を案じ、生まれてから一度も島から出たことのない彼らをオラドンに呼び寄せる。復讐の機会を狙っていたマレフィセントは、自分の娘マルにフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪って来るよう命じるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

評価としては「普通に面白いよりちょっと上!」くらいのもんでした!

ストーリーは最近ディズニーが『アナ雪』~『モアナ』でごり押ししている”自分らしく生きよう!”というテーマがメイン。今回は”親からの自立”、そして”血筋や肩書との決別”といったものが描かれています。

まぁつまり「親が悪人でも自分たちは自分の選択で善人になってもいいじゃん」という話ですね。

あとはすごくよくあるスクールカーストの混ざった学園ドラマも見れます。ティーン向けらしくとっても分かりやすい上にラストも大団円。映画を観慣れている人たちであれば、ストーリー以外の見どころに目を向けるのが良いでしょう。

ディズニーファンならニヤつくオマージュ

そもそも、「ディズニーアニメの敵役に子どもがいたとしたら?」という設定だけでもワクワクもの。

その同人的な設定を本家ディズニーさんが自分たちでオマージュしてくれるんだからこれほどうれしいことはないですよね!

まず「美女と野獣」のベルと野獣の二人が作った国「オラドン」があり、二人の息子ベンが、悪役たちを閉じ込めた魔法もWi-Fiも使えないロスト島に暮らす

  • ジャファー(アラジン)の息子ジェイ
  • イヴィル・クィーン(白雪姫)の娘イヴィ
  • マレフィセント(眠れる森の美女)の娘マル
  • クルエラ(101匹わんちゃん)の息子カルロス

の4人を島からオラドン国へ招待する。

彼らが転入するオラドン国の高校には、フェアリーゴッドマザーの娘ジェーンや、シンデレラの息子チャド、オーロラ姫の娘オードリー、ムーランの娘ロニー、おとぼけ(7人の小人)の息子ダグなど、そうそうたる面々が次々と登場します!

学校のど真ん中に設置された王の銅像は拍手一つで野獣の姿に変わる仕組みになっており、「人は変われる」というメッセージが込められていると説明されたら笑わずにはいられません。

更に、彼らがフェアリーゴッドマザーを奪おうと忍び込んだ博物館にはディズニー作品でおなじみのアイテム(糸車とか)が展示されており、こういう小物などでニヤつくファンもいるでしょう!

さらにさらに、王子ベンとマレフィセントの娘マルが恋に落ちる展開になるんですが、二人が急接近した時にベンがマルに「同じだ!僕たちすごく似てるね」と言うんです。モロに『アナ雪』だ!台詞にまでパロディが!
いやその台詞不吉なやつだから!(笑)という私たちのツッコミを予想してか「私はそうは思わない」と同意しないマルさんさすがです。

恥ずかしいほどのピュアラブを堪能しよう

王子ベンさんのマルへの熱烈なラブアピーーーール、なんというか古くて真っすぐな感じがするんですよね。『トワイライト』でもエドワードさんは不死に近い年月を生きていたいわゆるおじいちゃん世代なので、口説き言葉やプロポーズの台詞なんかが現代っぽくない。しかしそこが逆にピュアっぽさを感じてちびぞうは好きでした。
今作も、現代のティーンへ向けたお話ではあるもののベンはあくまでお伽話の中の王子様。やっぱり攻め方というかね、とっても紳士的でまっすぐで古風でありながら新しい、ピュアな感じがしてすごくよかったです。

そしてなぜか(俳優が若いからなのかお子様も見るからなのか分からないけど)、最後の最後までマルとベンはキスしないんですよねーーーーーーー。

洋画なんか見てるとちゅっちゅちゅっちゅがぶがぶちゅっちゅとしつこいくらいにするじゃないすか。だからもうなんというかすごくイイ雰囲気なのにラストまでキスシーンなしで持っていかれると微笑ましさ爆発で逆にキュンするよ!!!(ちょっと気持ち悪い文章)

いやー、おばさん恥ずかしくなっちゃいます。

ベン役のミッチェル・ホープくんは「いかにも王室」って感じの爽やかイケメンでしかも歌も踊りもこなせるホープ(その名の通り)ですから、かつて一世を風靡したザック・エフロンのように流行りまくる時代が来るといいですね!!!

歌と踊りにも注目したい

一応はミュージカル映画なんで、それをちびぞうが忘れない程度に歌と踊りが差し込まれます。が、量的にはそんなに多くないかな。

個人的に「うぉ!!!!」と興奮したのは、マレフィセント役がクリスティン・チェノウェスだったこと!!!とっても有名なブロードウェイの女優さんですよ!!!!!!めちゃくちゃ上手!!!!!
ちびぞうは大好きな海外ドラマ「Glee/グリー」で彼女を知っていたので驚きと喜びが同時に!意外なところで彼女の歌が再び聞けて大満足です。

今のトレンドをふんだんに盛り込んだ歌とダンスらしいんですが、ベンがマルにみんなの前で告白するシーン↓なんかは結構笑えてしまったり・・・(コメディだからそれでもいいのか)

なんとなく、ファッションと同じようにダンスの流行も新旧新旧とぐるぐると回っているような感じがするシーンです。

個人的に、ヒロインのマル(ダブ・キャメロン)がソロで歌うこのシーンの曲がお気に入り。

この子、『エンジェルウォーズ』のエミリー・ブラウニングにちょっと似てると思うんですよねー(唇と目元が・・・)。彼女も歌がお上手なので、そこも共通点ですね。

それから、『美女と野獣』の”be our guest”を現代版にアレンジした曲も聴けたりして・・・

いやぁ、楽しかったです。

まとめ

続編ももちろん観るよ!!!!!

続編にはアースラ、フック船長、ガストンの子ども達も追加されているらしい!!!楽しみですね!!

晴れて自らの手で親の呪縛を断ち切り、善人として生きる道を勝ち取った4人ですが、その後オラドンでの生活はどうなっていくのか・・・。

多分、今回ストーリーが単純明快だったのと同じように続編も特にひねりはない感じのものでしょう。キャラクターの衣装や小物、歌やダンスを楽しみに観て頂ければ間違いないかな!と思うちびぞうなのでした。まる。

 

 


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今度の舞台はNY!?映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』ネタバレ&感想

誰でもいいんじゃない。君のじゃなきゃだめなんだ――

ツッコミどころ満載の変態おバカ映画の第2弾!

映倫区分もPG12指定(12歳未満・小学生は保護者の助言・指導が必要)からG(誰でも観れる)に変更されていますので、明らかに前作よりは内容のえげつなさは減ってることが予想されますね。配給も東映さんだし。

今作からパンフレットも作られたらしいですね。劇場で観たかったなぁ・・・。

鈴木亮平さんは『俺物語‼』の後に撮ってると思うんですけど、本当に肉体改造に対する情熱がすごいというか役者魂というか・・・日本版クリスチャン・ベールって感じですね!

前作と同じですが公式サイトはこちら。音量注意!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】福田雄一
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、村田嘉邦、小松賢志、鈴木仁行、遠藤茂行、木下直哉
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行、紀伊宗之
【プロデューサー】川崎岳、田坂公章
【ラインプロデューサー】鈴木大造
【キャスティングプロデューサー】田端利江
【撮影】工藤哲也
【美術統括】尾関龍生
【照明】藤田貴路
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘアメイクディレクション】池田真希
【アクションコーディネート】田渕景也
【怪人デザイン】赤井孝美
【特殊メイク/造形進行】飯田文江
【VFXプロデューサー】石澤智郁
【VFXディレクター】中口岳樹
【編集】栗谷川純
【助監督】井出上拓哉
【製作担当】櫻井恵夢
【音楽】瀬川英史
【主題歌】CTS – “WAVINESS feat. 南波志帆”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • 柳楽優弥[真琴 正]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 水崎綾女[彩田椎名]
  • 皆川猿時[ミスターバキューム]
  • 新井浩文[マッハPIZZA店長]
  • やべきょうすけ[彩田の元カレ]
  • 勝矢[犯人A]
  • 足立理[犯人B]
  • 上地春奈[パンツ少年の母親]
  • HIKAKIN[玉男の手下]
  • 瀬戸弘司[玉男の手下]
  • 木根尚登[情報ライブキネ屋キャスター]
  • 佐藤仁美[情報ライブキネ屋コメンテーター]
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 安田顕[変態仙人]

【公開日(日本)】2016年5月14日
【上映時間】118分
【配給】東映
【映倫区分】G
【前作】鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想
【IMDB】5.7/10.0  (およそ520人の評価)

【あらすじ】

愛子のパンティを被って変態仮面となり、悪と戦う狂介。しかし、狂介と愛子の思いは徐々にすれ違い、愛子は狂介にパンティを返してもらうことに。同級生の真琴正は、気付かぬうちに愛子を傷つける狂介を、憎しみの目で見つめていた。愛子のパンティを失った上、世界中からパンティが消えるという事件が発生し、絶体絶命に陥る変態仮面の前に、最強の敵が出現する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

前作よりも、色んな方向へのパロディがすごいことになってます(笑)
特に『スパイダーマン2』のパロディがすごい(笑)

さすが勇者ヨシヒコの監督さん・・・。

自分が気付いた分だけでも羅列しておきますね。

パロディ一覧

  • 原作の絵をパラパラする映画冒頭部分(マーベルコミックの映画)
  • ピザ屋でバイトしているが配達が遅くてクビに(スパイダーマン2)
  • 頭だけが蜘蛛の足のような機械の上に載せられている玉男(トイストーリーの改造おもちゃ)
  • モテモテになってしまうかも!という狂介の妄想シーン(モテキの妄想お祭りシーン)
  • 掃除機とカニと真琴正の合体シーン(ザ・フライの蠅と合成するシーンのマシン)
  • 空をフライングする大量のパンティを見ての片瀬那奈「なんじゃこりゃあああ!!!」(太陽にほえろ!の松田優作)
  • 報道ライブキネ屋(ミヤネ屋)
  • 永遠に吸引力の変わらないただ一匹の恐竜ダイナソン(ダイソンの掃除機)
  • 今作のメインヴィラン”ダイナソン”(スパイダーマン2のドクター・オクトパス)
  • 大学で瓦礫から生徒たちを守るシーン(スパイダーマン2の電車を止めるシーン)
  • 消えた変態仮面を嘆くストリートミュージシャンのシーン(スパイダーマン2)
  • パンツかぶった子どもが元気付けてくれるシーン(アイアンマン2の後半子どもを救うシーン)
  • ニューヨークの街中をダイナソンと失踪!(スパイダーマン2、ドクターオクトパスとの戦闘シーン)
  • 飛騨の山奥での修行のシーン(ベスト・キッド)

今回も意味のわからない苦悩をしている

「自分はただの変態じゃない・・・正義の変態なんだ」

「甘い変態から・・・ストイックな変態へ」

「パンティは決して食べるものではない!(ドヤ顔)」

などなど今作も意味のわからない苦悩&迷言が飛び出しまくります(笑)

相変わらず深く考えずに観れるバカらしさが魅力です!!!

特撮感がマシマシ

前作より変態度が下がっている代わりに、敵のロボ感だったり、戦闘の特撮感がマシマシになっています。CGのやすっぽさもB級映画っぽさが出てて良いですね(笑)

あと絶対にNYには行ってないよね(笑)

さりげなくアクションシーンがかっこよくて、しかも動きが変態仮面ならではなので目新しいし、見入ってしまう(笑)

安田顕との組み合いはダンスしてるみたいでした(笑)

「ジャンピングおいなりプレスホールド!!」

とか

「地獄のタイトロープ コースター!!!」

とか

アホな必殺技もパワーアップしています。

個人的にアクションシーンのあと、立ちポーズをしようとしてフラつく鈴木亮平が可愛かった(笑)よーく見て見つけてください(笑)

役者陣がすごいイキイキしてる

ムロツヨシの台詞とか、柳楽優弥との掛け合いとか、片瀬那奈や安田顕も、絶対これアドリブだろ!!(笑)というシーンが盛りだくさんで、皆さんやりたい放題やってるんだろうな・・・って感じがすごく楽しいです(笑)

あとチョイ役で出てる新井浩文さんとかやべきょうすけさん(ウシジマくんの柄崎にしか見えない/笑)もすごくいい味出してましたし、日本一有名なユーチューバーHIKAKINが出てたりして出演陣の幅もすごく広くなっています(笑)

ヒカキン結構セリフもらってて笑ってしまった・・・。

まとめ

愛子ちゃん役の人が出家したので次回作は難しいかな?と思いつつも、次作を匂わせるような感じの終わり方でした。

原作だと狂介と愛子ちゃんは結ばれないっぽいので、新ヒロインを迎えて3を作っても全然いいと思います!!(鈴木亮平が大河ドラマの主役とかやるので、もう難しいのかな・・・寂しい)

相変わらず疲れた時に馬鹿笑いできる良作でした、前作ほどのインパクトはないし変態仮面も見慣れてきてしまったけど、それでも笑えるシーンは沢山あって楽しい作品です!

最後にこれだけ言わせて

飛騨の山奥に変態はいないから!!!!

 

 


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【画像引用元:映画.com】

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鈴木亮平の肉体美舞う究極のおバカ映画『HK 変態仮面』ネタバレ&感想

俺は正義の味方だが どうやら正義は俺の味方ではないらしい

画像引用元:映画.com

やぁあーーっと観れました変態仮面!

主演は『俺物語‼』でも肉体改造がお見事だった(ちびぞうは未見ですが)、鈴木亮平さん!!
今作でも凄まじい美ボディを披露してくれています・・・。ファンニナッチャウ

変態川柳を作成できるいろつくにリンクが貼ってある公式サイトはこちら(音量注意)

ちなみにちびぞうの変態川柳は

【三角が パンティに見える お年頃】

でした。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】福田雄一
【脚本】福田雄一、小栗旬
【原作】あんど慶周『究極!!変態仮面』
【製作】間宮登良松、百武弘二、宮路敬久
【企画】日達長夫
【エグゼクティブプロデューサー】加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行
【プロデューサー】川崎岳、小林智浩
【ラインプロデューサー】原田耕治
【キャスティングプロデューサー】増田悟司
【撮影】工藤哲也
【美術】松塚隆史
【照明】福長弘章
【録音】高島良太
【スタイリスト】神波憲人
【ヘア&メイクディレクション】池田真希
【ヘア&メイク】谷口小央里
【アクションコーディネート】田渕景也
【ガンエフェクト】遊佐和寿
【特殊メイク/特殊造形】松井祐一
【編集】栗谷川純
【サウンドデザイン】スズキマサヒロ
【CGIディレクター】久保江陽介
【アニメーション】加藤和博
【助監督】星秀樹
【製作担当】李允石
【アシスタントプロデューサー】河瀬知
【音楽】瀬川英史
【主題歌】MAN WITH A MISSION – “Emotions”
【挿入歌】ANTHEM – “Blast”
【出演([]内は役名)】

  • 鈴木亮平[色丞 狂介/変態仮面]
  • 清水富美加[姫野 愛子]
  • ムロツヨシ[大金 玉男]
  • 安田顕[戸渡]
  • 佐藤二朗[真面目仮面]
  • 塚本高史[刑事]
  • 岡田義徳[自殺志願者の男]
  • 大東駿介[さわやか仮面]
  • 大石吾朗[ワイドショーのコメンテーター]
  • 木南晴夏[ワイドショーのキャスター]
  • 高畑充希[ワイドショーのレポーター]
  • 松永博史
  • 池田成志[色丞 張男]
  • 片瀬那奈[色丞 魔喜]
  • 平子祐希(アルコ&ピース)[男気仮面(モーホー仮面)]
  • 大水洋介(ラバーガール)[細マッチョ仮面]
  • 笠原秀幸[張男の助手A]
  • 足立理[張男の助手B]
  • 上地春奈[下着売り場の店員]

【公開日(日本)】2013年4月6日
【上映時間】105分
【配給】ティ・ジョイ
【映倫区分】PG12
【次作】『HK 変態仮面 アブノーマルクライシス』
【IMDB】6.0/10.0  (およそ1,800人の評価)

【あらすじ】

ドMの刑事とSM女王を両親に持つ紅游高校拳法部員の色丞狂介(しきじょうきょうすけ)は、転校生の姫野愛子に一目ぼれしてしまう。そんなある日、愛子が銀行強盗に巻き込まれ、人質にとられる事件が発生。覆面を被って変装し、強盗を倒そうとした狂介は、間違って女性用パンティを被ってしまう。しかしその瞬間、狂介の奥底に眠っていた変態の血が覚醒。人間の潜在能力を極限まで引き出した超人「変態仮面」に変身する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.1/5.0

いや、もう見てくださいよこの美ボディ!!!

ポスター用に多少は加工されてるんだろ?と思いきや、劇中のパンイチ姿もほんっとうに筋肉が美しいですから・・・!!(笑)まずそこに驚くと言うか目を奪われること間違いなしですね。

内容はないけど大体がスパ〇ダーマン

パンティかぶってヒーローに変身・・・「変態仮面は変態だけど俺自身は変態ではないはずだ・・・ッ!」とか「変態であればあるほど強い、なんてことはない!」とか・・・意味の分からない悩み&迷言が飛び出しまくり。

DVDメニュー画面の異様な雰囲気のするBGMに最初は首を傾げたんですが、序盤の15分も観れば「あ、これ蜘蛛男のやつ」と誰しもがニヤつくはず・・・(笑)

内容はないし下ネタもパクりも色んな意味でギリギリ(笑)

105分は長いかもしれない

真面目にレビューを書くとすれば、ちょっと長め。

インパクト勝負な序盤が過ぎて様々な敵たちと戦った後、観てるこっちもだんだん落ち着いてきて、そこから若干ダレてきます。

あと10分くらい短くしてくれたら、ちょうどいいかなー。

役者陣の怪演だらけ

ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗・・・

なんというか生気を吸われるような怪演技ばかり・・・。

体当たりが過ぎるというか、皆さん役者魂見せすぎですよ!!

特に安田顕は、仮面の上からパンティをかぶっている鈴木亮平と違って直接パンティをかぶっているので余計に変態っぽい(笑)あのなまっちろいひょろひょろボディで鈴木亮平と対峙するシーン

本当に気が抜けます(笑)

個人的に大東さんが演じていた、ペットボトルの水をかぶってビショビショになった姿でサーフボード攻撃をしてくるさわやか仮面が大好きでした。涙が出るほど笑った。

鈴木亮平は変態仮面の時の声も良いし、愛子ちゃんとのラブコメでキャッキャッするところも可愛いし、すごい役者だなぁ・・・。

こんな時にオススメ

心が疲れて何もやる気が起きない・・・
世間はお祭りムードだけど自分はイベントを一緒にこなす相手もいない・・・
孤独とストレス・・・しんでしまお・・・

そんな時に観ると「別にそんなのどうでもいっか」となること間違いなしな素晴らしい作品です!

アホらしさにバッチリ気が抜けて笑って、なんだったんだろう今のはと思いながら自分のノーマルさに安心したり新たに見つけてしまった自分の変態性と向き合ってみたり色々すればいいんじゃないかな!

ちなみに次回作はNYが舞台だそうです!!

映画仲間がめっちゃ良かったって言ってたんだよなーーー・・・!劇場で観れば良かった!!!

 

 


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