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怪獣版アベンジャーズはーじまーるよー!映画『GODZILLA ゴジラ』ネタバレ&感想

「自然というものは常に調和を保とうとする。ゴジラはその鍵を握っている」

本作から始まったモンスターバースが、実は『キング・コング 髑髏島の巨神』を経て2019年5月公開の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に繋がっていることを知っている方はそんなに多くないのでは!!!

ゴジラとゴジラは分かりやすく続編だけども、間にキングコングがいるんだよ!と。

髑髏島の感想も貼っておきますね☺️


こちらのコングの映画では直接物語の繋がりはないものの、エンドロール後のオマケ映像に古代人が書き残したと思われる「ゴジラ」やら「キングギドラ」やらの壁画が登場します。続編で繋がっていくぞ!!という伏線ですね!!

今年、待ちわびていた新作キングオブモンスターズが公開ということで復習も兼ねて一作目のゴジラを見返しました!

確か1回目の鑑賞は映画館に行ったんですが、途中で寝てしまったんですよね…。(ちびぞうの記念すべき初ゴジラ作品だったのに…)

主演キャストにはMCUアベンジャーズでスカーレット・ウィッチとその双子のクイックシルバーを演じていたアーロン・テイラー=ジョンソンとエリザベス・オルセンが夫婦役で出ています!!

そしてお馴染み渡辺謙。最近ではハリウッドで実写化したポケモン映画『名探偵ピカチュウ』にも出ています。日本リスペクトの作品には必ず出てきてくれて、嬉しいですねー!!

パンフはこんな感じ。

ザラザラの材質の表紙にゴジラの背びれが黒の箔押しされています。スタイリッシュ!58Pで税抜き787円!わりと厚い。ゴジラの旧作品のブルーレイが写真とあらすじ付きで説明されているページがあって、過去作が気になった人にも嬉しい仕様!!

映画情報

【原題】Godzilla
【制作国】アメリカ
【監督】ギャレス・エドワーズ
【原案】デビッド・キャラハム
【脚本】マックス・ボレンスタイン
【製作】トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、ブライアン・ロジャース
【製作総指揮】パトリシア・ウィッチャー、アレックス・ガルシア、坂野義光、奥平謙二
【編集】ボブ・ダクセイ
【撮影】シーマス・マッガーベイ
【美術】オーウェン・パターソン
【衣装】シャレン・デイビス
【編集】ボブ・ダクセイ
【音楽】アレクサンドル・デプラ
【出演([]内は役名)

  • アーロン・テイラー=ジョンソン[フォード・ブロディ]
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  • 渡辺謙[芹沢猪四郎博士]
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  • エリザベス・オルセン[エル・ブロディ]
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  • ジュリエット・ビノシュ[サンドラ・ブロディ]
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  • サリー・ホーキンス[ヴィヴィアン・グレアム]
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  • デビッド・ストラザーン[ウィリアム・ステンツ司令長官]
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  • ブライアン・クランストン[ジョー・ブロディ]
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_0581-e1561533274936-1024x1024.jpg です
  • リチャード・T・ジョーンズ[ラッセル・ハンプトン大佐]
  • CJ・アダムス[幼少期のフォード・ブロディ]
  • 宝田明[入国審査官]カットのためシーンなし
  • 山村憲之介[タカシ]

【公開日(日本)】2014年7月25日
【上映時間】124分
【配給】東宝
【次作】続編に期待高まる!映画『キングコング:髑髏島の巨神』ネタバレ&感想
【IMDB】6.4/10.0 (およそ353,000人の評価)

あらすじ

1999年、日本。原子力発電所で働くジョー(ブライアン・クランストン)は、突如として発生した異様な振動に危険を感じて運転停止を決意。だが、振動は激しさを増して発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を亡くしてしまう。それから15年後、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、日本で暮らす父を訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。【引用元:シネマトゥデイ

感想

☆2.3/5.0

うーん。やはり初回寝てしまっただけのことはある。今回完璧に見直して少しだけ見方が変わった部分はあるけど全体としての面白さに対する感想はあまり変わらなかった。

ちなみに2014年当時に書き残した感想メモが残っていたのでそちらを載せておきます。

周囲のゴジラ好きさん達が「絶賛」と「失望」にパッキリと分かれているようで、過去の特撮映画を一つも観ていない私にとってはここまで賛否両論に分かれる理由がサッパリサッパリ。


これが初ゴジラな私にとっては、難点というかツッコミどころの多い映画だったと思う。マイナス点を箇条書きで上げて行くと
◼︎ムートーの気配すらない詐欺CMによって人間VSゴジラだと勘違いさせられる。
◼︎ムートーと人間の比率が多すぎ、肝心のゴジラの出番も少なければ出て来るのも遅いし、しかも戦闘シーンもあまり映されない。
◼︎船と並走して泳いだり、渡辺謙を避けて潜ったりとゴジラの立ち位置がどう観ても人間寄り。せめて設定に忠実な描き方して欲しかった。最後に大暴れするシーンくらいあっても良かったのかなと思う。
◼︎ストーリーと設定がどうやらまんま平成ガメラ。知人のゴジラ好きが怒っていた原因の一つがこれ。
◼︎メガトン級の核爆弾?ほんとに?というレベルの規模の爆発に疑問符
◼︎主人公のモンスター遭遇率が異常
◼︎主人公の親父は長年日本に住んでた設定なのに片言の日本語しか話せない


その他もろもろ気になる点はたくさんあるけどキリがないのでこの辺で。
唯一、避難区域に指定された都市の廃墟ぶりは考えさせられるものがあり、とても素晴らしかった。

後半の戦闘シーンが寝ててうろ覚えだったのもあるし自分で読み返してもここは違うんじゃ?って思う感想ですね(笑)なので後でまた思い直した事を書いていけたらなと!

おおまかなあらすじ

灰が降る空を映したシーンからはじまる。フィリピン諸島で大きな地震が起きたらしい。

芹沢博士の役を渡辺謙が!!

谷底が陥没した現場に向かう。放射線レベルが倍増している!

何かの化石を発見!地中に超巨大な肋骨が!!その中を上っていくと休眠中のさなぎを発見。さなぎのようなものは化石化せずに無傷らしい。

さなぎの一つは何かが出てきたように裂けてるものも。その近くから地表に通じる穴があり、何かが海へ向かった跡がある。

シーンはは変わって過去の回想(日本)へ!

ブロディさん一家登場。日本でもフィリピンと似た揺れが観測されたらしい。ブロディさんは奥さんと息子と三人暮らし。今日は誕生日らしいが、一緒には探せなさそうな予感。

日本でも頻発する揺れによって大規模な事故が発生。ブロディさんの仕事場は壊滅状態。放射線から市民を守るために奥さんをシェルターの扉越しに見殺しにすることになってしまう!!そしてブロディさんの家は退避区域に指定された。

15年後。ブロディ息子は大人になり妻もいる。すると領事館から父親が逮捕されたと連絡が入る。

ブロディさんはフィリピンのあの揺れは絶対に地震なんかじゃないと主張。退避区域にある家に戻り過去の研究データをゲット出来ればそれを証明できると言う。

止めようとする息子に、母親はまだあそこにいると語るブロディさん。朝になると再びブロディさんはあの場所(かつての家)へ行くと言い出す。ブロディさんはとある男に頼んで周波数センサーを海に設置してもらってたらしく、それが二週間前に信号を出した。まるで会話しているかのような信号だった。その信号のデータと当時のデータを比べるために家に戻るという。

政府がついた?あの嘘を暴いてやる!!と意気込むブロディさん。結局息子も押されて親子でそこへ向かうことに。

退避区域に行くと、空気は汚染されていないと発覚。やはり放射能の汚染なんてなかった!とブロディさん確信。家に向かおうとするが警察につかまる。そしてどこかの組織に連れて行かれる。

親子が連れていかれた場所にはどでかいモンスターみたいなのがいる!!(侵入者を研究中の極秘モンスターが見えるような場所に連れてっちゃうってどうなの?)

モンスターを観測する人々の中には芹沢博士も。モンスターの放つ振動はどんどん早まっているらしい。捕まえたブロディさんをガラス越しに観察しつつ彼の持っていた当時のデータに驚く芹沢博士。

揺れの原因は電磁パルスの影響だ!とブロディさん。彼の話を聞いていると、突然大きな揺れが!モンスターが動こうとしているようだ!

芹沢博士が「殺そう」と判断して電撃を与える。電磁波が消える。が、モンスターは死んでおらず暴れ出す!電磁パルスを出して施設が停電、ブロディさんは高所から落下して死亡??停電したおかげで捕まっていた部屋から逃げ出すことができた息子はそれを目撃してしまう!モンスターは翼を広げて飛び立っていく!

モナークという機関の人が芹沢博士に話しかけてくる。ここからはモナークが指揮するらしい。

瀕死のブロディさんは『あそこ(家、もしくは母親の元)へ戻って守れ』と息子に言い残して死亡。

モナークに協力しろと息子が呼ばれる。そこで以下のような説明を受ける。

1954年、原子力潜水艦が潜って何かを目覚めさせた。それがゴジラと呼ばれる怪獣であり、50年代の水爆実験はどれも実験ではなく、ゴジラを殺すための作戦だった。ゴジラは地表の放射線を吸い取って生きていた。しかし放射線レベルが下がると、地下に潜っていった。

ゴジラを調査するためのモナークが設立された。

15年前にフィリピンでゴジラのような化石が発見された。大昔に死んだゴジラの化石に、ムートーという怪獣が寄生したらしい。さなぎから出たムートーは日本へ行き眠り、放射線を吸いながら大きくなっていたらしい。モナークが今の今まで殺さずに放っておいたのは、モナークが原子炉から全てを吸い取っていたため殺したら逆に危険と判断したため。それからは生体を研究し管理するために閉じ込めていたとのこと。

モナークの人々はムートーが電磁パルスで攻撃できるということを知らなかったが、ブロディはそれを知っていた。そのため息子にも父親が話していた内容の記憶を頼りに協力して欲しいと言われる。

息子は父親の言葉は今まで戯言と思って聞き逃していたが、モナークの人々の話を聞き父親の研究は正しかったのだと思い直し、協力することに。「怪獣たちは話をするみたいに音を出してたと言っていた。父は生物音響学を学んでたらしい」と助言する。

場面は変わり飛び立ったムートーへ。さなぎから出たばかりでまだ若く、成長しながら餌を探しているようだ。

ブロディ息子は移動する途中、電車で親とはぐれてしまったアキオという少年と出会う。親もとへ帰すためしばらくその子と一緒に行動することに。

ムートーはハワイ島のジャングルに向かって移動していた。そこには潜水艦を見つけ、その中にある放射線物質を食べ始める。

モナークの人達が攻撃する!しかしやり返される!その攻撃の影響(電磁パルス)で主人公の乗っていた電車も止まってしまう!

主人公もちょーーーーーど、うまいこと現場にいるんだよね~。

電気がついた!と思ったらムートーが目の前に!モナークとの戦闘に市民が巻き込まれるうぅ。電車内は阿鼻叫喚に!そこに突然ゴジラが登場!ゴジラは咆哮でムートーを追い払う。

ここまでで映画が始まってから大体45分が経過!

破壊されて阿鼻叫喚になった街中に救護テント?が用意され、そこでアキオは家族と再会。ゴジラはムートーを追って海へ。ムートーは仲間を呼ぶために音を出していて、ゴジラはそれを聞いていただけだった。

するとラスベガスにもう一頭のムートーがあらわれる!これはフィリピンで見つかったもう一つの休眠状態だったさなぎから孵った個体らしい。

この個体には羽根もないし大きい。どうやら性別が違うようだ!最初に孵ったムートーはずっとこのメスに呼びかけていた。メスの方は眠ってオスの成長を待っていたらしい!!!!

おそらく餌をとっているのは、繁殖のため?

核で攻撃しようと言ったモナークの上層部に対して、博士は「ゴジラが答えかもしれない。彼は調和を取り戻しに来た」と言うけど、上層部は聞かず作戦を実行しようとする。主人公もその作戦に参加することに。ロサンゼルスにいる家族に電話する。

奥さんの吹き替えがひどいいい

モナークの上官は「知りたいのは本当に核で殺せるか」と問い、モナークを止めたい博士は「核では無理だったんです」と答えるも脇から出てきた兵士に「キロトン級じゃなくてメガトン級の核だから大丈夫」と言われてしまう!

ムートーを捜索する部隊が、橋だと思ってたのはムートーの足だった!部隊の上を通過するモナークには卵の袋がぶらさがってる!列車を目の前から飛ばされ、橋は破壊される。

カルフォルニア州オークランドが作戦司令部となり、モナークの作戦が開始される。それは、沖合に3頭をおびき出し、海上で核弾頭を起爆させ3頭とも殺すという作戦だった。ゴジラが民間人もいる橋の前に現れる。そこには主人公の息子の乗ったスクールバスも!橋を壊してゴジラは通過。

ムートーの放った電磁パルスで街は停電。上空から現れたムートーに戦闘機が次々と落とされていく。作戦で使われようとした核弾頭はムートーオスの手に渡り、まだ逃げ遅れた市民のいる街中でムートーのオスとメスが落ちあってしまう。核弾頭をメスに餌として捧げるオス。

起爆装置が街中で爆発してしまうのを阻止するために新たな作戦部隊が出動し、そこにブロディ息子も参加。街にやってきたゴジラとオスが怪獣バトルを繰り広げる最中に部隊がパラシュートで降り立ち、ミサイルを目指して走る。ムートーと戦うゴジラの手を借りるような形になりながら、ブロディ息子はメスの卵を燃やしミサイルを奪還し船に乗って沖合に出ることに成功。

追いかけてきたムートーに襲われるか!?というところで後ろからゴジラが追って来てムートーを攻撃。口を両手で掴んで口の中へ熱線を打ち込みムートーを倒す。勝利の咆哮(に見えた)を上げるゴジラ。

船の上で朦朧とする主人公の目に映るゴジラ。そのあとゴジラも力を使い果たし倒れてしまう。主人公の元へヘリがやってきて救助され、核弾頭は無事海上で爆発。

画面はホワイトアウトし場面は翌朝の街中へ。

ゴジラが倒れていて目もあてられないほどボロボロになっている。死んだと思われたが、ゴジラは神々しい鼻息を出して息を吹き返す!!!

避難所では主人公が無事、家族と再会。

テレビにはゴジラが報道されており「怪獣王は救世主か?」の文字が表示されている。ゴジラが海へ帰っていく姿が映って映画は終わる。

やっぱり人間ドラマが薄い

初回は後半のバトル部分でうっかり寝てしまったので今回はしっかり目をかっぽじって観ましたが、やっぱり人間ドラマが薄かった・・・。

怪獣バトルは迫力あって、ゴジラがしっかり戦っていて首を引きちぎったり口の中に光線を吐いたりと中に人間が入っていてはなかなか出来ないだろうバトルが観れて楽しかったんですけどね!!!

父親と息子の確執のようなものは父親が死んでから「親父の言ってたことは正しかったんだなぁ」と分かるだけだし、その父が最期に言っていた「あそこに戻って守れ」みたいな言葉もすっかり忘れられてしまった感あった・・・。
ママはまだそこにいるのよ・・・。

そして主人公とその家族との家族ドラマも薄いんですよね。父母とのドラマか、妻と息子とのドラマか、どちらかに焦点を絞った方がよかったのではないかな。。

あと一番ちびぞうが解せないなと思っていたのは途中で出てきたアキオって少年はなんの役割を持っていたのかという点。何かのリスペクトがあってアキオというキャラクターが採用されたのかなと思って調べたんですがそれらしいものは見つからず…。ハルオ、ならリスペクトしてるって分かるんですけどね。

主人公がいくところいくところに都合よく怪獣が現れるのもご都合主義だし、どうにも脚本が残念。

ゴジラの立ち位置

初回に観た時の感想で「ゴジラが人間側に寄り添いすぎ」と書いてましたが、これは撤回したい。

ゴジラが表している核だったりという存在に対する日本からの目線や、アメリカの目線の違いによってゴジラという存在が「破壊」の象徴であるのか「再生」を目的とした「調和」の存在なのかが変わってくるのだなーと最近ちびぞうは学んだので、この映画に対するゴジラの立ち位置は後者であり、人間に寄り添うシーンがあっても問題はないのだなと感じたわけです。

例えば『シン・ゴジラ』は人間に与える絶望感がとても大きい。それは日本人が敗戦国として抱いている感情みたいなものをぶつけ乗り越える存在としてのゴジラが象徴するものはやはり「核」であり「破壊の象徴」だから。

それぞれのゴジラへの意識が、ゴジラの行動や立ち位置を変えるというのはとても面白いし、それはそれで一つ一つ受け入れていくべき点ですよね。

まとめ

すっごく面白いしオススメ!!!ってほどでもないし、2019年のゴジラとも物語的な繋がりは薄いので、特にゴジラが好きで追いかけたいって人でなければわざわざ復習する必要もないかもしれません。

あ!!!ただ今作のゴジラは「触りたさ」がダントツですから!!!!

トカゲとか恐竜が好きな人とかも観て楽しめる造形美になっているかもしれません!!!!そういう人にはオススメ!!!!

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アニゴジ三部作、完結。映画『GODZILLA 星を喰う者』ネタバレ&感想

その〈黄金〉は〈絶望〉すら焼き尽くす

観て来ましたーーーーもちろん、一作目、二作目と同じように劇場で。

たまたまTOHOさんのポイントが溜まってマンスリーフリーパスを持っていたのでラッキーなことに無料で鑑賞することが出来ました・・・!

今作でアニゴジも完結。一体どんなラストが待っているのでしょうか・・・!!

パンフはこんな感じ!!

前面キラキラ仕様、キングギドラとゴジラのバトルを背景にメトフィエスがハルオを抱きかかえているデザイン。46Pで税抜き926円。なんかちょっと高くなってない?

監督の一人である瀬下寛之監督と、大阪大学の教授である理論物理学者の橋本幸士さんの対談コラムが興味深かったです。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】静野孔文、瀬下寛之
【ストーリー原案/脚本】虚淵玄
【シリーズ構成】虚淵玄、村井さだゆき
【製作】大田圭二
【エグゼクティブ・プロデューサー】古澤佳寛、高橋亜希人
【プロデューサー】吉澤隆
【音楽】
【声の出演([]内は役名)】

  • 宮野真守[ハルオ・サカキ]
  • 櫻井孝宏[メトフィエス]
  • 花澤香菜[ユウコ・タニ]
  • 杉田智和[マーティン・ラッザリ]
  • 梶裕貴[アダム・ビンデバルト]
  • 堀内賢雄[ウンベルト・モーリ]
  • 中井和哉[ハルエル・ドルド]
  • 山路和弘[エンダルフ]
  • 上田麗奈[マイナ]
  • 小澤亜李[ミアナ]
  • 山本兼平[タケシ・J・ハマモト]
  • 小野大輔[エリオット・リーランド]
  • 鈴村健一[アキラ・サカキ]
  • 早見沙織[ハルカ・サカキ]
  • 諏訪部順一[ムルエル・ガルグ]
  • 三宅健太[リルエル・ベルベ]
  • 堀越富三郎[ダイチ・タニ]
  • 柳田淳一[マルコ・ジオーネ]
  • 石谷春貴[ジョシュ・エマーソン]
  • 小松奈生子[管制官]
  • 洲崎綾[管制官]
  • 池田海咲[子供]
  • 浜崎奈々[子供]
  • 浜田洋平[兵士]
  • 佐々健太[兵士]
  • 岩澤俊樹[兵士]

【公開日(日本)】2018年11月9日
【上映時間】90分
【配給】 東宝映像事業部
【前作】『GODZILLA 決戦機動増殖都市』
【IMDB】4.9/10.0  (およそ2500人の評価)

【あらすじ】

武装要塞都市「メカゴラシティ」を起動させてゴジラ・アースに挑んだハルオたちだったが、その過程でガルグやベルベらビサイルドたちと人間たちとの間に亀裂が生じる。また、ハルオはゴジラ・アースに勝てる唯一のチャンスを捨ててしまい、かつてない敗北感に襲われる。その一方で、エクシフの大司教メトフィエスは、ある秘めた目的のため信者を増やしていた。やがてゴジラ・アースに太刀打ちできるものがいなくなった地球に、金色の閃光をまとった「ギドラ」が降臨する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.4/5.0

今回も読者様は過去二作も観てるってテイで書きたいと思います。

…えーとえーと………一作目のちびぞうの評価が3.7、二作目が3.5…そして今回が……えーと(笑)

明らかに評価がただ下がりしてるってことはこの時点でお分りいただけますね!!!!!

ネットで感想を見て回っていても賛否の否の方が圧倒的で、褒めているのは二割程度…といった感じでしょうか。

見事に予想的中

前作の『GODZILLA 決戦機動増殖都市』の感想記事の後半でちびぞうが書いていたことがほとんど大当たり。

アニゴジ三部作、二本目。映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』ネタバレ&感想

メトフィエスはやっぱり邪心崇拝だし、拝む相手はキングギドラだし、ハルオを利用してキングギドラを召喚しようとしていたし…。

さらに、この世界観で怪獣バトルなんてまともにするわけないんじゃ!という部分も大当たり。キングギドラという高次元の存在はブラックホールを通って地球にやってきて、向こうから勝手に干渉してくる…けど、こちらからはそれを認識することも出来ないしゴジラも攻撃できない。という超高次SFバトルが繰り広げられます。キングギドラの圧倒的強さを魅せる演出としては面白いなぁと思うんですけどね!!!

正直、ほとんどの展開が想像通りで…。もっと驚きを期待していたのに…。

THE櫻井孝宏劇場

櫻井孝宏が声優を務める神官メトフィエスの圧倒的台詞量がすごい!!!!!!

モノローグやら心の声やらテレパシーやらやら、あらゆる方法でメトフィエスが語りまくる!!!!観客すらも宗教勧誘しているのでは?というレベルでずっと喋ってるシーンが多い。内容も哲学的だったりカルト的だったり小難しいので、ここらで眠くなった人も多いのではないでしょうか。

メトフィエスの目的とは?

ちびぞうもしっかりとは理解していないのですが、つまりは「意識高く滅亡しよう!」みたいな感じなんですよね。

かつて高レベルの文明を築いたエクシフは、ギドラに自分たちの星を滅ぼされた。彼らには未来を見通すほどの科学力があったけども、滅亡は避けられなかった。

エクシフは悟る。文明の発達は星を痛めつけ、その結果ゴジラという怪獣が登場し、最後にギドラが全てを喰らおうと出現する。その流れが全て、星の運命であり、生命はその滅亡の先にこそ希望を見出す。高次元の存在であるギドラに身を委ね合一することで、滅亡の先の希望に導いてもらおうとする。

そのために全力で運命に抗い、ゴジラを倒し強く生きようとするハルオという強いリーダー的存在が必要で。彼を筆頭に人類をギドラ崇拝へ導こうとする。

ギドラ様万歳!人類、地球、ゴジラをまるごと供物に捧げるよ!

って感じですね。

なんとなく分かってたから、あやっぱそう?って感じですが。

結局どうなった?

ハルオは当然、そんな病んだ思考の宗教には屈しません。メトフィエスの説得を拒否!
マーティン博士やフツアの民の力でギドラを倒す方法を伝えられ、メトフィエスの右目に埋まったガルビトリウム(この目を通じてギドラの視界を見たりハルオと精神世界で会話したりしていた?)を破壊!

すると今までこちら側からは干渉出来なかったギドラの物理法則が乱れ、ゴジラの攻撃が効くように!!!!!見事ゴジラによってギドラは撃退され、メトフィエスはハルオの腕の中で死ぬ。

そして生き残った人類はフツアの民と一緒に原始的生活を始め、ハルオもマイナとの間に子供を作る。
しかしある日マーティン博士が脳死状態になっていたユウコの体内からナノメタルを抽出し、それを使って残っていたヴァルチャーを一機、起動させる。
これでまた文明を取り戻せると喜ぶマーティンに対し、ハルオは決意を固める。

「人類が文明を求める限り、また同じ運命の轍へと戻ってしまう」その危険なループを回避するため、ハルオはユウコを連れてヴァルチャーでゴジラに特攻、自滅する。

自殺にも見えるラストではありますが、ハルオはフツアの民がゴジラを憎んでいないからこそゴジラと共存し地球で暮らしていけると察したようで「ゴジラを憎んでいる最後の人間」である自分と、ナノメタルを体内に保有しているユウコ、そして最後に残ったヴァルチャーを一緒に滅ぼすことで「自らの手で」「あの瞬間の地球を守った」ということなのだと思います。

一緒に観に行った友人は「原発反対!原始生活万歳!って言いたいだけ」って言っていたんですが、ちびぞう的にはそんな単純な話ではなかったのかなーと。

途中の宗教的な内面を掘り下げていく脚本はわりかししつこいし、展開に対する驚きもあまりなくて3部作の中では一番ガッカリしてしまいましたが・・・このラストだけは腑に落ちるかな、と。

ギドラが紐

これは完全にちびぞうの好みの問題だと思うんですけど、ギドラのデザインね・・・デザインって言えるほど全身出てないしね・・・。ブラックホールからにゅるっと出てくるギドラがゴジラに襲い掛かるんですけど、どうにもこうにも「紐」にしか見えないっていう・・・。

高次元怪獣という設定がおそろし素晴らしかっただけに、なんとも残念でした・・・。(メトフィエスの目をやられただけで攻撃できるようになってしまうしなぁ)

まとめ

怪獣たちのバトルが見られる!!!!!と思って期待すると痛い目みますよ!

パンフにも書いてありましたが「怪獣バトルはメインにしないように作ろう」と最初から決めていたようですし、そもそも「人間ドラマを描いて欲しい」と依頼されて始まった企画だったみたいです。

哲学だったり科学だったり、人類への警鐘だったりと深いメッセージをこれでもかとネチネチ語ってくるとても内面性の強い映画なので、人を選ぶ部分があるのは仕方ないかもしれませんね・・・。

シリーズトータルで考えると、怪獣に新しい意味を見出したり、今までと違った解釈で怪獣をリデザインし街にしてみたり次元の違う存在にしてみたりと新鮮で面白いゴジラ映画かなと、ちびぞうはけっこう好きなんですよね。

特に一作目のラストのゴジラの咆哮は素晴らしく、映画館で観て良かったなと思えたほど。

三作全て劇場でとは言いませんけども、一作目だけでもぜひ見て頂きたい。

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平成VSシリーズ最後の一本!映画『ゴジラVSデストロイア』ネタバレ&感想

ゴジラ死す

平成ゴジラの感想第二弾!どうもちびぞうです!

あけましておめでとうございます!!!去年は当ブログが大変お世話になりました!
本年もどうぞ、毒にも薬にもならない映画感想などなど読んで頂けたら幸いです。

さて、ゴジラ。これもちびぞうが選んだわけではなく、地元のミニシアターでたまたま上映されていたものを観に行きました!実際観たのは何か月も前なんですけど・・・最近ブログのスピードが鑑賞速度に全く追いついていなくてまずいですね。

前回、ビオランテの記事を書いたときはちゃんと看板の写真を撮ってたんですけど、今回は忘れてしまった!!!!しまった!!!

バラの細胞と一体化!?平成ゴジラ一発目!映画『ゴジラVSビオランテ』ネタバレ&感想

パンフなどはありません。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】大河原孝夫
【特技監督】川北紘一
【脚本】大森一樹
【製作】田中友幸、富山省吾
【デザインワークス】吉田穣、小林晋一郎、西川伸司、岡本英郎、今井聡、岡秀樹、神菊薫
【撮影】関口芳則
【美術】鈴木儀雄
【編集】長田千鶴子
【照明】望月英樹
【衣装】斎藤育子
【音楽監督】伊福部昭
【出演([]内は役名)】

  • 辰巳琢郎[伊集院研作]
  • いしのようこ[山根ゆかり]
  • 林泰文[山根健吉]
  • 小高恵美[三枝未希]
  • 大沢さやか[小沢芽留]
  • 篠田三郎[国友満]
  • 河内桃子[山根恵美子]
  • 中尾彬[麻生司令官]
  • 高嶋政宏[黒木特佐]
  • 神山繁[後藤陸将]
  • 村田雄浩[速見惣一郎]
  • 斉藤暁[南条]
  • 平泉成[上田]
  • 藤巻潤[岡崎]
  • 小野武彦[村田]
  • 上田耕一[田山孝夫]
  • 二瓶鮫一[中村]
  • 荻原賢三[野村]
  • 菅原大吉[台場の海底トンネル現場主任]
  • 中沢青六[台場の海底トンネル班長]
  • 青島健介[スーパーXIIIパイロット]
  • 川崎博司[スーパーXIIIナビゲーター]
  • 鳥木元博[Gフォース司令室要員]
  • 桜井勝[伊集院研究室助手]
  • ロナルド・ヘアー[マービン教授]
  • 薩摩剣八郎[ゴジラ]
  • 破李拳竜[ゴジラジュニア]
  • 播谷亮[デストロイア(完全体)]
  • 柳田英一[デストロイア(集合体)]
  • ジョン・ギャロック[KA1079便操縦士]
  • 方洛奇[KA1079便副操縦士]
  • 張紹興啓徳[国際空港管制官]
  • 岡田和子[放射能科学者]
  • 小寺大介[国家公安委員]
  • 秋元榮治郎[科学技術庁原子力局長]
  • 坂井義雄[防衛局長]
  • 名倉得二[防衛庁警察官]
  • 笠原鉄郎[国土庁防災局長]
  • 井上千恵子[環境大気保全局長]
  • ヒサクニヒコ[地球環境学者]
  • 脇浜紀子[JBSテレビのAD]
  • 村上順子[伊集院研究室助手]
  • 結城豊弘[伊集院研究室助手]

【公開日(日本)】1995年12月9日
【上映時間】103分
【配給】東宝
【前作】ゴジラVSスペースゴジラ
【次作】ゴジラ2000 ミレニアム
【IMDB】6.9/10.0  (およそ4440人の評価)

【あらすじ】

香港に出現したゴジラは、体内で発生した核分裂により赤く発光していた。このまま核分裂が暴走し続けると、ゴジラ自身が熱融解し、チャイナシンドロームを引き起こすことが判明する。G対策センターは、ゴジラを冷却して活動を一時停止させ、中性子制御剤のカドミウム弾を打ち込む。それによって核分裂の暴走は収まったが、ゴジラの進撃は抑えられなかった。そのころ酸素の研究の果てにミクロオキシジェンを発見した伊集院健作は、さらにそれを発展させたオキシジェンデストロイヤーの研究に取りかかっていた。彼はかつてその最終兵器が発動された東京湾の海底から泥を採取、研究所に持ち帰ってオキシジェンデストロイヤーの痕跡を求める。だがその泥の中では、地球太古の異生物・デストロイアの幼生が永い眠りから覚めようとしていた……。【引用元:allcinema

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.8/5.0

前回観たビオランテの製作から10年ほど経っているので、映像面もだいぶ進化しているな!!という感じがしてかなり観やすかったです。特にゴジラの大きさの表現。海を歩くだけのゴジラではなく、ちゃんと街中を歩くシーンも十分にありました。

リトルというミニゴジラの存在も、物語を盛り上げていましたし、何よりちびぞうの知っている俳優さんがドッと増えてきたのでそういう面でも楽しみがありましたね。

特に高嶋政宏…あんなにカッコイイ特佐を演じていたのに…去年のガキ使ではパンイチでドMに扮していたもんな…この頃の彼は将来自分がバラエティでそんな体当たりをしているとは思いもしていなかったであろう…。

おおまかなストーリー

ゴジラが現れた!体内で核分裂が起こっていてこのままだとメルトダウンしてしまう!メルトダウンすると地球に大穴が開いてしまうという!それをなんとかするためには、芹沢博士の作ったオキシジェンデストロイヤーという兵器を再び使うしかない!

と思ったら過去に海の底に沈んだオキシジェンデストロイヤーが微生物に影響を与え、未知のモンスターへと進化してしまっており、オキシジェンデストロイヤーの回収と共にその微生物も地上に現れる&巨大に進化し始める!!

ゴジラの息子リトルも巣を求めて徘徊しているし、ゴジラはリトルの後を追うように歩いてその先にある町を破壊している。

ゴジラとデストロイア―を戦わせるため、彼らと交信の出来る女性が二人、リトルに念を送りデストロイア―に向かわせる。

デストロイア―との戦いでリトルは倒れてしまう。そこに何か熱源のようなものを口から送り込むゴジラ。息子を失って怒ったゴジラはデストロイア―を見事に倒す。しかし最期にはメルトダウンを始めてしまう。

ラストシーンは、霧の中で復活するリトルの神々しい姿が映って終わり。

登場怪獣紹介

  • ゴジラ
    体内炉心の核エネルギーが暴走し、核爆発/核融解(メルトダウン)寸前の状態となっているゴジラ。赤く光っている。

  • リトルゴジラゴジラジュニア
    身長:40メートル
    体重:15,000トン
  • デストロイア
    特徴としては、増殖と合体を繰り返す。微小体(クロール体)、幼体、集合体、飛行体、完全体があり自在に変化する。
    微小体の身長:3ミリメートル – 5ミリメートル
    体重:0.5グラム
    クロール体の身長:2ミリメートル – 30センチメートル
    体重:2グラム – 1.5キログラム
    幼体の身長:2メートル – 18メートル
    体重:350キログラム – 260トン
    飛行体の身長:65メートル
    体重:1万5千トン
    完全体の身長:230メートル
    体重:8万トン

ちびぞう的にはこの「デストロイア」というモンスターは強すぎないか?と思っているフシがあります。核爆発起こしそうなゴジラが本調子でないのは分かるんですけど、もし本調子だったとしてもデストロイアは倒せないような気がして…まぁ最後はリトルを殺されたという怒りでスペシャルな力を発揮したんでしょうけどね!!

それくらい、分裂はするは合体はするは空も飛ぶし、チート級の強さだと思いますよデストロイアは。

まとめ

音楽も映像も新しくなって、だいぶ見やすかったです。

勿論、古い映画は技術力に問題があるからつまらない・・・という考え方ではないですよ。
古い映画でも素晴らしい作品は沢山ありますし。

おそらくビオランテが個人的にあんまり響かなかったというのもあって、今作が余計に良く見えたのかな。

Xフォースの兵器が登場するのもシリーズで言えばビオランテから6年ぶりという事らしいですけどもたまたま連続して観れたのも嬉しかったですね。

今作は平成ゴジラVSシリーズのラスト!という事で、ゴジラが死ぬ描写がちゃんとあるのは今作だけ・・・という事らしいです。ちなみに1954年の『ゴジラ』へのオマージュも沢山散りばめているのだそうな。

次は出来たらその『ゴジラ』を観たいかな。せっかくオマージュされているというのもあるし、やっぱり原点から順番に追っていきたいですよね!
ただもう、観なきゃいけない映画が山積みでまったく追いつかないんですけどね!!!!!(感想もね!!!)

 

 


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か行

バラの細胞と一体化!?平成ゴジラ一発目!映画『ゴジラVSビオランテ』ネタバレ&感想

勝った方が人類最大の敵になる

『シン・ゴジラ』や『アニゴジ』でゴジラ熱が上がってきたちびぞう。地元のミニシアターで「平成ゴジラ特集」をやっていたので古い作品にも興味が湧き、観に行きました!!!!

今作は1989年の作品なので、平成ゴジラと呼ばれているものの第一弾!ということになります。しかし、日本映画のゴジラシリーズでは17作目であり、前作の1984年の『ゴジラ』から直接繋がっている続編になりますので注意が必要です!!

古い作品なので当然パンフはなし。看板はこんな感じでした!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】大森一樹
【特技監督】川北紘一
【原案】小林晋一郎
【製作】田中友幸
【プロデューサー】富山省吾
【絵コンテ】杉田篤彦、鈴木典孝、破李拳竜
【デザインワークス】松原裕志、創一機、福地仁、西川伸司、横山宏、ヤン・チュン
【撮影】加藤雄大
【美術】育野重一
【編集】池田美千子
【音楽プロデューサー】岩瀬政雄
【ゴジラ・テーマ曲】伊福部昭
【音楽】すぎやまこういち
【出演([]内は役名)】

  • 三田村邦彦[桐島一人]
  • 田中好子[大河内明日香]
  • 高橋幸治[白神源壱郎]
  • 金田龍之介[大河内誠剛]
  • 高嶋政伸[黒木翔]
  • 峰岸徹[権藤吾郎]
  • 小高恵美[三枝未希]
  • 沢口靖子[白神英理加]
  • 久我美子[大和田圭子]
  • 永島敏行[山本精一]
  • マンジョット・ベディ[SSS9]
  • 上田耕一[山地統幕議長]
  • 中田博久[小山防衛庁長官]
  • 佐々木勝彦[科学技術研究部長]
  • 松川裕美[ニュースキャスター]
  • 相楽晴子[ニュースキャスター]
  • デーモン閣下[デーモン小暮]

【公開日(日本)】1989年12月16日
【上映時間】105分
【配給】東宝
【映倫区分】
【前作】ゴジラ(1984)
【次作】ゴジラVSキングギドラ
【IMDB】6.6/10.0  (およそ4,125人の評価)

【あらすじ】

1984年、ゴジラが新宿を襲撃した際、その被災現場からゴジラ細胞(G細胞)を密かに盗み出した者がいた。中東サラジア国のエージェントである。その国では遺伝子工学の権威・白神博士がG細胞の研究を行っていたのだ。だが“バイオ・メジャー”と名乗る集団に研究所は破壊され、博士は一人娘の英理加を失ってしまう。一方、ゴジラ襲来から5年後の現在、幼い子供たちがゴジラ復活を予言するような夢を見続けている事が判明する。超能力者である三枝未希も三原山の火口の中で息づいているゴジラの存在を確認。ゴジラ対策のために設置された国土庁G対策センターの権藤も近づく危険を感じていた。対ゴジラの手段として抗核バクテリア(ANEB)を研究していた桐島は、日本に戻っていた白神博士に協力を要請する。だが博士はANEBの研究の他にも、生命力の強いG細胞を使って娘の英理加の遺伝子をバラと融合させていた。そしてG細胞の経済価値を狙って暗躍する“バイオ・メジャー”によって三原山が爆破されてしまう。火口からは5年の沈黙を破ってゴジラが姿を見せた。一方、博士が作り上げた新生命体は芦ノ湖で巨大なバラの怪物–ビオランテ–となって出現。自衛隊の対ゴジラ兵器・スーパーX2の攻撃すら退けたゴジラはビオランテと対峙する。同じ細胞を持った二匹の怪獣による戦いはゴジラの圧倒的優位に終わったが、燃え盛るビオランテは次なる進化の段階に入っていたのだ。海路を通り、大阪に上陸したゴジラに権藤は捨て身の覚悟でANEBを使用するが、ゴジラの体温があまりにも低いためANEBがうまく作用していない。若狭原発を目指すゴジラに対し、人工的に雷雨を起こすサンダー・コントロール・システムが使用された。これで瞬時に体温を上げさせ、ANEBを活性化させようというのだ。作戦はうまく行くかに見えたがゴジラの猛威はやはり想像を絶していた。その時、空から光り輝く胞子が降り注いだかと思うと、地中より最終進化を遂げたビオランテが出現。ゴジラとその分身による、大地を揺るがす大激闘が始まった!

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.1/5.0

wikiさんも映画.comさんもあらすじが詳しすぎてちびぞうがネタバレしなくてもってくらい細かく書かれてますね!!!だから特に私が書く必要もないかな!!

ちなみに続編という事なので、新宿が襲撃された!!ってとこから始まります。

続編の『ゴジラ』は観てなかったんですが、そんなに困るほどでもなかったかなー。

登場怪獣紹介

まずはメインのゴジラ

体長は80メートル、体重は5万トン!

そして今作のゴジラの敵となるビオランテ

名前の由来は北欧神話に登場する植物の精霊だとか。

白神博士が亡き娘(沢口靖子)のDNAとゴジラ細胞をバラの花に植え付けて作り出した怪獣。

体長は85メートル、体重は6万~10万トン。足が生えて動き出すまでは巨大なバラをたたえた見た目がなかなか神秘的で好きです。動き出すと怪獣感増えるけど!

感想まとめ

そーーーーーんなには面白くなかったです。残念。

ちょいちょい出てくる外国人のキャラクターがなんとも言えない雰囲気をかもしだしているというか・・・ちょっと特徴的ですね。

「沢口靖子を観たいと思って来た!」って話してたお客さんがいたんですけど、沢口靖子はビオランテとなるために最初の方で死んでしまいあとは最後のシーンでしか出てこないので残念だっただろうな・・・と思いました(笑)

何が起きてもあんまり驚いたりしないし、自分の責任なのにそんな雰囲気をまるで出さない白神博士のキャラクターに疑問いっぱいでした。

そもそもビオランテとの対決もけっこう焦らされていてなかなか始まらないし・・・

最後もなぜかビオランテが昇天?夜の闇にふんわりと消えていく感じで去っていくし(多分沢口靖子の心が残っていたからだと思うんですが)、ゴジラも戦い終わって海に消えていく・・・って感じでモヤモヤ。

やっぱり時代が古いせいか、ゴジラが破壊するシーンも物足りないんですよね。街の中を破壊するシーンは模型の中を歩くしかなくなるんで必然的に海の中を歩くしかなく、そのせいで海の中を徘徊するシーンが無駄に長くなってる気がします(海の中なら比較対象がなく、あまり大きさが気にならない)

観ていて特に辛いなーと思ったのは音楽・・・。

ドラクエシリーズの楽曲で有名なすぎやまこういち御大が担当しているのですが・・・残念ながらそんなに良いとは思えず。同じ曲の繰り返しが非常に多くて、耳にしつこく感じてしまったんですよね。

105分というそこまで長い作品ではないんですけども、だいぶ中だるみしているというか退屈に感じる時間が長かったように思います。

 

 

この次の週には『ゴジラVSデストロイア』を観ているので、次回記事はそちらの感想を掻書きます!!!!!

ちびぞうでした!!!

 

 


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画像参照元:IMDB

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アン・ハサウェイが怪獣とリンクする映画『シンクロナイズド・モンスター』ネタバレ&感想

ダメウーマン⇔怪獣 シンクロ率100%

えーとえーとすいません、アン・ハサウェイがとてつもなく地雷臭のするB級(ぽい)映画に出ているのに衝撃を受けて「あんまり面白くないんだろうなぁ」と思いつつもレンタルしました、ちびぞうです。

多分彼女に釣られてレンタルしてみた方は沢山いるかと思います。

こんなに地雷がハッキリと見えているのもなかなか珍しいですけど、アン・ハサウェイはこの脚本にかなり食い付いて、製作にも携わっちゃったようです。観る人が観れば名作!?という賛否両論な作品になる予感?

あああ、今気付いたけどアルバトロスの配給ですね・・・。

監督は『ブラック・ハッカー』のナチョ・ビガロンド。確かあの映画も色々とツッコミどころがあってそこそこだったような・・・。

【映画情報】

【原題】Colossal
【制作国】カナダ
【監督/脚本】ナチョ・ビガロンド
【製作】ニコラス・シャルティエ、ゼブ・フォアマン、ドミニク・ラスタム、ナイカリ・イピニャ、ラッセル・レビン
【製作総指揮】アン・ハサウェイ、ショーン・ウィリアムソン、ジョナサン・デクター、ナチョ・ビガロンド、ギャレット・バッシュ、ジャスティン・バーシュ、イ・ジェウ、チェ・ピョンホ、クリス・リットン
【撮影】エリック・クレス
【美術】スーザン・チャン
【衣装】アントワネット・メッサン
【編集】ルーク・ドゥ―ラン、ベン・ボーデュアン
【音楽】ベアー・マクレアリー
【音楽監修】リンダ・コーエン
【出演([]内は役名)】

  • アン・ハサウェイ[グロリア]
  • ジェイソン・サダイキス[オスカー]
  • ダン・スティーブンス[ティム]
  • オースティン・ストウェル[ジョエル]
  • ティム・ブレイク・ネルソン[ガース]

【公開日(日本)】2017年11月3日
【上映時間】110分
【配給】アルバトロス・フィルム
【映倫区分】G
【IMDB】6.2/10.0  (およそ44,600人の評価)

【あらすじ】

ニューヨークで職を失い、毎晩のように酒に酔って暴走した挙句、同棲中の彼氏に追い出されてしまったグロリア。すべてを失った彼女は生まれ育った故郷の田舎町に帰ってくる。その一方、韓国ソウルで謎の大怪獣が出現したというニュースが世間を騒がせていた。テレビに映し出された怪獣の映像を見たグロリアは、ある異変に気づく。それは自分の動作が巨大怪獣の動きと見事にシンクロしているという驚きの事実だった。舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界を混乱に陥れるが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレあるし酷評だよ!)】

☆1.5/5.0

いやー、ちびぞうはダメでしたね。全くもってダメでした。

楽しいところがまるでない。

主人公のアルコール依存症の問題についても、もう少し描写があれば深刻度が増したかもしれなかったですが・・・全体的に設定がフワッとしていましたね。あらすじに一応の顛末は書かれていますが、そうだったのか!と思うくらい分かりにくいです。

途中に挟まれたラブ?要素も蛇足感がありましたし、意味が分からない場面が多い!

そもそも、怪獣と自分の動きがリンクしているという事実に気付けるという、一番重要なところに説得力がないんですよね・・・。普通は気付かないと思う・・・。

おおまかなストーリー

地元に戻ってきて幼馴染のオスカーのバーで働き始めたグロリア。

ある日韓国に現れた怪獣が、自分の動きとリンクしていると気付いたグロリア(アン・ハサウェイ)。

近所の公園が韓国とリンクしており、砂場に入ると怪獣が出現すると知り、それを幼馴染の男たちに教えるグロリア。

彼女は酔っぱらって公園で暴れ、そのせいで怪獣が人間を殺してしまっていた。
ある時、もう一体の怪獣が韓国に出現。なんと幼馴染の一人、オスカーも怪獣とリンクしており彼が砂場に入ったことが原因だった。

オスカーはグロリアに淡い恋心を抱いているが、グロリアはオスカーの友達のイケメンと寝てしまう。その辺りからオスカーの嫉妬が激しくなり、態度が厳しくなり、わざと砂場に入って怪獣を出現させるなど、徐々に行動がエスカレートしていく。

彼に愛想を尽かせたグロリアは、元カレからのちょっかいを振り払いつつ、オスカーのバーも辞め、暴走する彼を止めるべく単身韓国へ向かう。

そして、韓国でオスカーの怪獣を前にすると、場所がリンクしているため地元の公園のオスカー本人の目の前にグロリアの怪獣が現れ、彼をガシッと掴んでポーイ!怪獣も韓国から吹っ飛んでいき平和が戻る・・・

という感じで映画が終わる。

いまいち分からない

怪獣がなぜ現れたのか?→分からない。

一応、小さい頃にグロリアとオスカーが雷に打たれるシーンがありまして、おそらくそれが原因で怪獣が生まれた・・・という事なんだと思いますが。なぜ??と聞かれても答えられない。砂場と韓国だけがリンクしているのも謎です。(雷に打たれた時、グロリアは自分で作った韓国の都市の模型を持っていて、いじめっこオスカーにそれを踏みつぶされたりしていたから過去のトラウマと韓国が結び付いている感じはしますが)

こういう怪獣映画の場合、理由なんて別になくたって楽しめる場合はありますよね。例えば戦闘シーンが楽しいとか、破壊のシーンに恐怖と迫力があるとか、怪獣のデザインがそもそもカッコよくて見栄えするとか。
でもそういう、理由なんて意味なんて分からなくても楽しい!!!というポイントが一切ない・・・。ストーリーもテンポがあまり良くないし、グロリアとオスカーの良い感じの会話シーンのあとでグロリアが別の男と寝てしまうという「裏切られ感」もちょこちょこあり・・・。元々のオスカーの人格はそんなに悪い人っぽくないので、後半の暴走の様子を見ていてもそんなに感情移入できないんです。

誰かが言っていました、悪役に魅力がある映画は面白くなる、と。
その逆で、悪役に魅力のない映画は面白くならない・・・ということなんですよね・・・。

まとめ

どこにでもいそうな、問題を抱えまくった一個人と、都市を破壊してしまえるような巨大な怪獣がシンクロしているという発想は面白いですし、何気なくしている行為が地球を破壊しているとか、これがまさに人間だというものを表している!的な意見があるのも分からなくもないんですが・・・。
そのネタを活かしきれてない感じがして、もったいなかったですね。

ジャケットもかなりファンキーな感じがしたけど、そんなにコメディ要素はなく、地味なお話なんですよ。
怪獣映画なのか、ヒューマンドラマなのか、コメディなのか、はたまた恋愛映画なのか、アン・ハサウェイのMV映画なのか・・・どの目線で見れば良いのかそもそもそこが分からないし、どの目線で観てもそんなに面白くはない・・・と思います。

褒めるところがなさすぎて困る!!!でも、とっても評価している方もたくさんいるようなので、これも結局は好みの問題なんですかね。

アン・ハサウェイは相変わらずキュートで可愛かったです☆

 

 

 


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画像引用元:映画.com

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アニゴジ三部作、二本目。映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』ネタバレ&感想

――挑むもの、抗うもの、すべて炎に呑まれて消える。

2017年の冬に公開されたアニゴジ三部作の一作目『GODZILLA 怪獣惑星』の続編となる今作が気付いたら公開されていましたーーー!!

ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想

焦って観に行きましたよ!今回も来場者特典のお配りがあるのかなーと思っていたら何もありませんでした。

何もありませんでしたよ!

パンフはこんな感じ。前作とはうってかわったキラキラレインボー感。

全面に朽ちているように見えるのはメカメカしいゴジラ・・・?メカ・・・ゴジ・・・?
メカゴジラを意識しているからこんなキラキラなんでしょうか。54Pで税抜き926円・・・

エッ高い。

しかし見開きで作戦が決行された地域の地図が載っていたり、ムルエル・ガルグ中佐による「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器建造計画概要」という論文が載っていて、読みごたえはバッチリです!!!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】静野孔文、瀬下寛之
【脚本/ストーリー原案】虚淵玄
【演出】吉平“Tady”直弘
【キャラクターデザイン原案】コザキユースケ
【プロダクションデザイン】田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
【CGキャラクターデザイン】森山佑樹
【造形監督】片塰満則
【美術監督】渋谷幸弘
【色彩設計】野地弘納
【音響監督】本山哲
【音楽】服部隆之
【主題歌】XAI -“THE SKY FALLS”
【出演([]内は役名)】

  • 宮野真守[ハルオ・サカキ]
  • 櫻井孝宏[メトフィエス]
  • 花澤香菜[ユウコ・タニ]
  • 杉田智和[マーティン・ラッザリ]
  • 梶裕貴[アダム・ビンデバルト]
  • 諏訪部順一[ムルエル・ガルグ]
  • 三宅健太[リルエル・ベルベ]
  • 堀内賢雄[ウンベルト・モーリ]
  • 中井和哉[ハルエル・ドルド]
  • 山路和弘[エンダルフ]
  • 上田麗奈[マイナ]
  • 小澤亜李[ミアナ]
  • 小野大輔[エリオット・リーランド]

【公開日(日本)】2018年5月18日
【上映時間】101分
【配給】東宝映像事業部
【映倫区分】G
【前作】ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想
【次作】GODZILLA 星を喰う者
【IMDB】4.5/10.0  (およそ35人の評価)

【あらすじ】

ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラ=ゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆3.2/5.0

前作ほどではなかったけれども、でも面白かった!!と思います!!
(前作は観てる前提でネタバレするよ☆ついでに『パシフィック・リム2』のネタバレにも軽く触れるよ!)

日本が舞台の怪獣バトル!映画『パシフィック・リム:アップライジング』ネタバレなし感想

もうね。何が最高って

絶対的に強くて何度立ち向かってもこれでもかと絶望させてくる圧倒的ゴジラの恐ろしさ!!!!!!!

今作戦う300メートル級のゴジラ、前作ではラストに満を持して登場し、ひと吠え、それがもうすごく恐ろしくて!
それまでに戦っていたミニ(ではないけど)ゴジラの咆哮とはレベルが違うんですよ!!!
小さい方はゴジラ・フィリウスという名前らしい。

臓腑に轟くその一声!!

これは劇場で聞くべきです!!!

それとゴジラの熱線のSE(効果音)ね!!!これもすごくイイんですよ・・・

お話はどんな感じかというと

サラッと説明すれば、「もうあのゴジラに立ち向かう術はない!!!」と絶望していたら、人類によく似たフツア族という原住民みたいな民族がいて、彼らが二万年前に人類が作っていたメカゴジラの成分であるナノメタルという金属をどこかしらから採取していることが分かり、その採取元をたどったらそこには朽ちたメカゴジラが今でも人類の命令を守ってゴジラを倒すべくを建設していた・・・!

街を???どういうこと???とお思いでしょう。

メカゴジラはかつて地球でゴジラを倒すために造られたんですが起動せず破壊されました。しかしその頭部はひっそりと生き残っていて、ナノメタルがシャーレの中で増える細菌のように少しずつ体積を増やしていって、人類が建設していたメカゴジラ建設用のプラントをそのまま再現?して街のようになったらしいです。

そこに辿り着いた一行は、大興奮!(特にメカゴジラを作ったビルサルドという種族が)
こいつを使えばあのゴジラを倒せるかも!!と作戦を立てる。

その作戦とは、街全体を罠として使うというもの。
ヴァルチャーというこれまたナノメタルで作ったガンダムのようなアーマーに乗った人たちがゴジラを誘い込み、背びれを攻撃して防護壁を破壊したらハープーンとかいう槍で一突き!あとはゴジラの体内エネルギーが暴走して爆発するのを待つ。という前作と全く戦い方は同じなんですけどね、そういう作戦でした。

で、作戦は成功するんですけどなぜかゴジラは爆発しない。しかもすごく熱を持ってて射程圏内にすら近付けない。えー!どうすんの!と思ってたら、そのヴァルチャーと人間を同化させて大気圏ギリギリから突っ込むという自爆作戦をビルサルドが無理やり実行しようとしてくる。

というか、大気圏ギリギリから自爆のような感じで突っ込む作戦ってそれこないだの
『パシフィック・リム:アップライジング』
でもラストでやってたヤツじゃないですか!!!前作も公開のタイミング的にシン・ゴジラと比べられたし、今回も・・・何かと後出し感があって可哀想というかタイミングが悪い映画ですよね・・・

こんな人としてどうなのよ!?っていうやり方で勝ちたいわけじゃないんだ!と主張するハルオ。いや、ゴジラという人智を超えた存在を人として倒すなんてはなから無理だったんだよ的に主張するビルサルド。凹むハルオ。ゴジラを倒せさえすれば何でもいいの?と凹んで悩んで最終的にはメカゴジラシティを破壊するハルオ。しかし結局ユウコもナノメタルに侵食されて死んでしまい・・・

ストーリーはこんな感じ。

今作では、今まで仲間だと思っていた人たちの違う考え方・価値観を知って思い悩むハルオ。というのがメインですね。

メカゴジラシティを使ってゴジラを倒し、更に自分たちもメカゴジラに取り込まれ、ゴジラに変わって地球を支配しようというビルサルド(別にそうは言ってないけど流れ的にはそうなるよねとメトフィウスが示唆していた)の考え方に対してどうするか?という。

人類みな一丸となって同じ思想で戦えるかと言えばそうではないんですよねぇ。
まぁあるあるな展開と言えばあるあるなんですけど・・・。ビルサルドとのやりとりはなかなか見応えがあって好きでした。

ハルオはなぜ侵食されなかったのか?

ハルオはユウコと違い、メカゴジラによるナノメタルの侵食をされずに済んでいましたよね。

おそらくアレはフツア族による治療を受けていたからだと思われます。

フツア族は鱗粉のような粉をまとっていることから、人類の生き残りではなく、昆虫の突然変異ではないかと言われていましたね。そして、唯一地球の中でゴジラに屈していない種族のように思われました。

彼らの治療を受けていたものは、メカゴジラシティ内で体調を崩し、外に出るとその体調が改善したと言っていました。つまりナノメタルとフツア族は相容れない存在という事がここで示されていたんですねー。

なのでハルオはフツア族の影響で、ナノメタルの侵食を受けずに済んだ、と。

ちなみに彼らフツア族のモデルは、モスラの島にいた妖精だということなので・・・
なるほどだから鱗粉か!!!

今後、モスラも出るのかなぁ?
彼らが話していた「卵」というのは、モスラの卵のことを言っているんだろうなとは予想が出来るんですけども・・・!モスラも出てくるとしたらすごく楽しみですね・・・!

メトフィウスも怪しさすごい

エクシフという種族は未来も予見できる神の使い、みたいな立ち位置で、ハルオを導いてくれる存在のようなんですけど

もう怪しさがヤバい

メトフィウスってグーグルの検索バーに打ち込むと予測に「怪しい」って出るくらいみんな怪しんでる。

怪しすぎて逆に何も企んでないんじゃないかって意見もあって笑ってしまったんですけど、何もなくはないよねきっとね・・・。

この映画は、少ない登場人物の中にも人類の縮図を反映させていて、力で支配しようとするビガイルド(軍や核を連想させる)に対してエクシフは人々を神の力で導こうとする。これはまんま宗教家なんですけど、宗教というものはちょっと曲がった方へ進むと大変な事になってしまうんですよね・・・。
そういえば脚本の虚淵さんが書いたまどマギの話で登場した宗教家(杏子の父親)はちょっと歪んで表現されていた。

彼がハルオに教えた「故郷を滅ぼした恐ろしい存在」というのはエンドロール後に「ギドラ」だと明かされますが、ちびぞう的にもしかするとメトフィウスはこのギドラを「キングギドラ」とあがめているのでは・・・いわゆる邪心崇拝というアレですね。じゃないかと予想しています(根拠はどこにもない、いいひとだったらごめんねメトフィウス・・・)

だって、別の星にいたギドラが地球にやってくるとしたら、メトフィウスがこそこそとやっている何かしらの儀式で召喚される展開になるのではないかと、それしか考えられなくないですか!?

そして、キングギドラと言えばゴジラの悪役ということなんで、キングギドラがやってきて地球ピンチ!だけどゴジラとモスラでなんとかしたよ!!!!

っていう感じのオチになるんじゃないですか?

そうすれば三体全部出てくるね!!!!

でも、思ったんですよ。

メカゴジラを街として登場させて、本来のメカゴジラの姿として起動させずまともにゴジラと戦わせなかった虚淵さんですよ。ファンもガッカリした人が多かったようですし、キングギドラやモスラを
「そのままの形で登場させると思ったら甘いんじゃ」
となるのでは・・・?

そのまま登場して欲しい気もするし、そうじゃない別の姿でも楽しい・・・と思う。

だって、あの世界観でメカゴジラがズーンと出てくるよりは、メカゴジラシティとして要塞化してる方が自然だと思ったんですもん。

もはや怪獣同士がズシンズシンとやり合うよりは別の何かに昇華させてくれた方が、あの世界の中にはマッチするかもしれない。

何よりもゴジラがやっぱりメインですしね!!!

続編となる『GODZILLA 星を食う者』が11月に公開されますけども、今から楽しみで楽しみでー!!

この最後の作品で今までの二本の評価も大きく変動するかもしれませんね!

変に期待せず観に行きたいと思います!!


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日本が舞台の怪獣バトル!映画『パシフィック・リム:アップライジング』ネタバレなし感想

戦いは、ついに〔新世代〕へ―――

2013年に公開された『パシフィック・リム』の続編。芦田愛菜ちゃんが出演しているという理由で観た記憶があります(笑)

芦田愛菜ちゃん以外の記憶がほとんどない状態だったので、今作は劇場スルーの予定でしたが知り合いが「結構面白かった!1を覚えてなくても大丈夫そう!」と言っていたので観に行ってみました・・・!

前作はギレルモ・デル・トロ監督だったのが、今作で別の監督に変わってしまったようですね。(でも一応製作にギレルモさんはいる)

主役のジョン・ボイエガはガンガン来てますね、最近。個人的に彼の『デトロイト』がすごく良かったので期待している俳優さんではあります!

実際に起きた”地獄”。映画『デトロイト』ネタバレ&感想

パンフはこんな感じ。

お値段は34Pで税抜き667円。登場人物だけでなく、イェーガーの説明ページなどもあります!まぁそんなに高くないのでアレですけども、想像していたよりは内容が薄いような・・・

【映画情報】

【原題】Pacific Rim: Uprising
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】スティーヴン・S・デナイト
【製作】ギレルモ・デル・トロ、メアリー・ペアレント、ケイル・ボイター
【撮影監督】ダン・ミンデル
【編集】ザック・ステーンバーグ
【衣装デザイン】リズ・ウォルフ
【プロダクションデザイナー】シュテファン・デシャント
【音楽】ローン・バルフェ
【出演([]内は役名)】

  • ジョン・ボイエガ[ジェイク・ペントコスト]

  • スコット・イーストウッド[ネイサン(ネイト)・ランバート]

  • ケイリー・スピーニー[アマーラ・ナマーニ]

  • バーン・ゴーマン[ハーマン・ゴットリーブ]

  • チャーリー・デイ[ニュートン・ガイズラー博士]

  • ジン・ティエン[リーエン・シャオ]

  • アドリア・アルホア[ジュールス・レイズ]

  • 菊地凛子[森マコ]

  • マックス・チャン[マーシャル・クァン]
  • カラン・ブラル[スレシュ]
  • ウェスリー・ウォン[ジナイ]
  • イヴァンナ・サフノ[ヴィクトリア]
  • 新田真剣佑[リョーイチ]

【公開日(日本)】2018年4月13日
【上映時間】111分
【配給】 東宝東和
【映倫区分】G
【前作】パシフィック・リム
【IMDB】6.0/10.0  (およそ27,000人の評価)

【あらすじ】

前作から10年後、平穏を取り戻しはずの地球に進化を遂げたKAIJUが現れたことをきっかけに、新世代のイェーガーに乗り込む若きパイロットたちの戦いを描く。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

前作は覚えていなくても(おそらく観てなくても)十分観れます!!

地球を襲う怪獣からイェーガー(という名前の巨大ロボ。二人乗り)で守ろう!

という感じが主体の、ストーリーはあってないようなものなので、大画面で怪獣とロボのバトルを観る・・・そんな感じの作品ですね。ちびぞうはロボットものにも怪獣ものにもそこまで愛着やこだわりがあるわけではないので、まっさらライトユーザーな気持ちで観ました。前作の記憶もないしね!

個人的に気になったツッコミどころは、さすがに戦争が終わって10年経っているとはいえ、地球の絶体絶命の危機に出動できる兵士がアメリカの大人二人と訓練兵(子ども)6人?のみというのはさすがにちょっと少なすぎませんか・・・。(他の国にはイェーガーがない設定?)
それから、事態を大変なことにした奴がたった一人でちゃっかり日本入りしていて(普通国際指名手配されて他の国に入れないようにしたりしないの?)、そいつが3体の怪獣をさらに進化させようと放った虫みたいなロボたち???は唐突に出てき過ぎてアレなんなの状態だし。
後半にそろったイェーガーたちもそれぞれ個性があったようなのに、パンフを読むまでその特性がよくわからなかったのも残念だったし、せっかくなら神経が繋がっているパイロットたちの「なぜこの子らがこの機体なのか」みたいなところの掘り下げもあったら嬉しかったけどそういうのもなく、非常に淡々と描かれていた・・・。

それに比べ、中国の女社長の不自然なまでの出張り(活躍)はなんだったのか・・・

まぁ色々言いましたけども。

 

終盤の日本を舞台にした戦いなどは結構テンション上がりましたね。ガンダムもチラっと出てきたので日本リスペクトがよくわかりました。(主演の一人の女の子が”ガラクタからでもロボが作れる”という設定だったので、もしやガンダムをイェーガーにするのでは・・・とか妄想しましたがそんなことはあり得るはずがなかった)
みんなで力を合わせても怪獣に太刀打ち出来ない絶望感とかけっこう好きでしたしね。

ちなみに新田真剣佑は喋ったかな?????くらいの感じでした。

 

最後、次回作を匂わせるような終わり方だったんですけど

もうこのシリーズは良いんじゃないかなぁ・・・

 

 

 


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人類よ、立ち向かうな

私一人ではスルーしていたかもしれない今作。映画仲間が「エンディングロールの後がすごいよ!」と笑いながら強く推していたので、レンタルで鑑賞。

主演は『マイティ・ソー』でソーの情緒不安定な弟役ロキを演じているトム・ヒドルストン。日本からは、ギタリストのMIYAVIが冒頭シーンで米兵と対峙する日本兵を演じています。

どうでもいいですが、「YOUは何しに日本へ」という番組でこの映画の監督がインタビューを受けていました(笑)ひげもじゃで結構若そうな監督でしたね~