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生物DIY『World for Two』攻略レポ1-3

こんにちは、こんばんは、ちびぞう(@cbz_ewe)です。

美しい世界と音楽に包まれて生物を創っていく(アドベンチャーではなくシュミレーション?パズル?)ちょっとジャンルにあてはめるのが難しいこのゲーム。

ようやくシステムとかが分かってきましたね!

前回の攻略レポはこちら↓

https://www.elephant-eats.jp/8705

アメーバと原始生命体のDNAを掛け合わせる

博士に話を聞きに行くと、

博士「生物のDNAを持っているな。では右の装置に生物のDNAと、装置で創った人工DNAを使ってみてくれ。もし人工DNAを持っていないなら、DNA生成装置で創るとよいぞ」

と言われます。生物が消えたことに関してはコメントしてくれませんね・・・。

前回アメーバを創った装置に、アメーバとアメーバを入れてみました。

結果はアメーバ。

アメーバ×アメーバ=アメーバのようです。

では、今度はアメーバと原始生命体のDNAを掛け合わせてみようと思います。

こんな感じで

すると、【ピカイア】の創造に成功!!!!

アメーバ×原始生命体DNA=ピカイア

(このへんあとで一覧にします)

第二の生物の創造にも成功しました!博士に伝えに行きましょう!

と出るので伝えに行きます。

博士「また成功だ!すごい!すごいぞ!よし、その調子でどんどん生物を創造してくれ!
施設の装置は自由に使ってくれて大丈夫だ。私は新たな生物について調査を進めてみる。わからないことがあれば私に話しかけてみてくれ」

博士に再び話しかけると、いくつかの項目について説明してもらえます。

博士に聞けること一覧

  1. 沼地の生態
  2. 自然エネルギー
  3. DNAの組み合わせ
  4. 装置について
  5. 生物リスト
  6. 移動

とあります。まずは一番上から聞いていきます。

沼地の生態

「沼地は主に魚類の生物が生息できそうだ。
ピカイアに魚類のDNAを組み合わせてみたらどうだろうか。
また海に関するDNAを組み合わせてもいいかもしれんな。」

自然エネルギー

「採取できる自然エネルギーは環境によって異なるようだ。
装置を起動する際は環境に合わせた色の星の火が必要になるだろう」

DNAの組み合わせ

「人工DNA同士の組み合わせで生まれる生物はアメーバのみだろう。
新しい生物を創る時は必ず生物のDNA人工DNAを組み合わせてみてくれ。
また同じ生物のDNA同士を組み合わせるとその生物が生まれてくるようだ。
しかし別々の生物のDNAを組み合わせても何も生まれてこない
生命とは不思議なものだな」

装置について

ここには三つの装置が備えてある。
左側から、アイテム生成装置・DNA生成装置・生物創造装置の三つだ。
もし必要なアイテム・人工DNAがなければ装置のレベルをあげてみると良いぞ

生物リスト

「君には生物一覧を確認できる機能を搭載しておいた。
創った生物・進化系統・現在の生息数の確認ができる。
メニューにある”BOOK”から使用してくれ」

移動

一度行った事のある場所に瞬時に移動ができる機能を搭載しておいた。
メニューにある「MOVE」から使用できるぞ

アイテム生成装置とはこれ

調べてみると、【アイテム生成装置Lv1】と出ています。

アイテム生成をタップすると・・・

【青の自然エネルギー10個】で【青の星の火が1つ】作れる、ということのようです。
そしておそらく装置のレベルアップも青の自然エネルギー10個でできるということなんでしょう!!

というわけで自然エネルギーをまた集めて来たいと思います!

というところで、今回は終わっていきたいと思います。
少し長くなってしまいましたがここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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生物DIY『World for Two』攻略レポ1-2

どうもこんにちはーーーーー ちびぞう(@cbz_ewe)でっす!

前回の記事に引き続き(と言ってもめちゃくちゃ久しぶりですが)、わーるどふぉーとぅーのレポを書いていきたいと思います!!!

前回のラストで人工DNAを二つ創りました。今回はそれを使って最初の生命を創るところからです!

博士に話しかける

人工DNAを二つ創ったら、博士に話しかけます。

博士「うむ、人工DNAを2つもっているな。では、次は人工DNAを使って生物を創ろう。右にでかい装置があるのは知っているな。君もそこから産まれてきたんだ。
このでかい装置は手前にあるコンピュータから操作する事ができる。この装置に人工DNAを使って生物を創ってみよう」

攻略

①最初の生物を創ろう

研究室の一番右側に大きな装置がありますよね。ガラスの柱二本みたいなやつ。そこで生物を創ることができます!!

ちなみに人工DNAというのはこれ。

これは【原始生命体のDNA】です。

左右の四角をタップするとどのDNAを使うか選択できるので、作ったばかりの人工DNAを両方に入れて【創造】ボタンをタップ!とってもお手軽!

できました!!

第一となる生物の創造に成功しました!【アメーバ】です!!!

アンドロイド「博士に伝えにいきましょう。きっと喜んでくれるはずです」

②博士に報告する

博士「やった!やったぞ!生命の創造に成功だ!!君のおかげだ!本当にありがとう!
だが生物が今の環境に適応できるかはまだわからない・・・。生物は外へ送っておいたので様子をみてきてくれないか。」

おそらく外の沼地に作ったばかりのアメーバが放たれていると思いますので、様子を見に行きます。すると、アンドロイドが去ったあとで博士の独白が見れます。

博士「すまない・・・。私の嘘を許しておくれ・・・。
本当の事を話すと君は人間を愚かだと思うかもしれない・・・。
しかしそのような人間ばかりではない・・・。
君には分け隔てなく人間を知っていってほしい・・・。
君は人類の希望なのだからな・・・。

おっとー!?!?ここでちょっと意味深な推理要素が出てきますね。ストーリーの裏側を想像するのが楽しいやつ!

果たして博士の嘘とは一体どこからなのか・・・。

③アメーバの様子を見に行く

アメーバって視認できるの!?と思いつつ沼地の様子を見に行くと・・・

う、浮いとるぅううーーー!!!!

ということでね。普通に空中を泳いでいるアメーバをタップ。

アンドロイド「生命は生命活動を行っています。博士に伝えに行きましょう」

と表示されるので、戻ります。途中で装置から自然エネルギーが生成されているので、ゲットしていきます。どうやらこれは時間経過で自然に造られていくようです。

④博士に報告する

再び博士に報告します。

博士「おぉ、生物は無事だったか!なるほど・・・新しい生物は今の環境に適応できているのか・・・。まるで世代交代だな・・・進化の為にはそれも必要か・・・おっと独り言をつぶやいてしまっていたな。
よし、この調子で次の生物を創ろう!
まずはDNAが必要となるのだが、先ほどの生物からDNAを採取できるはずだ。生物から一つDNAを採取してきてくれないか」

⑤生物のDNAを採取する

沼地に戻ると作ったばかりのアメーバが浮いています。タップしてみるとこんなメッセージが出ます。

アンドロイド「生物のDNAを採取するにはDNA構造を理解する必要がありそうです。正しいDNA構造を見つけて結合してみましょう

ちょっとしたパズルゲームのようなものが開きます。このアメーバのDNA構造で正しい組み合わせを見つけましょう。ということらしい。

下の部分は動かないので、上の部分をスライドさせて下とマッチするものを探します。右下に並んでいる色の組み合わせがヒントになっているので、この画像の組み合わせで正解なのは「左下が青、真ん中上が青、右下が赤」

合致しました!アメーバの上にハートマークのゲージが出るのでタップ。

【アメーバのDNA】をゲット!!!

採取するごとにハートマークのゲージが減っていき、三回採取するとアメーバは消えてしまいます。

アンドロイド「生物が消えてしまいました。どこへ行ったのでしょうか?」

多分死んじゃったんだよね・・・。なんとなくですが二回だけ採取して残しておいてあげたいって気持ちになる・・・。

さて、では気を取り直して(笑)ゲットしたDNAを持って博士の元へ戻ろうと思います。

と、いうところで次回へ続くー!!!

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生物DIY『World for Two』攻略レポ1-1

どうもこんにちは!!ちびぞうです!

本日は、今実況プレイ中のスマホゲーム「World for Two」の攻略レポを書いていきたいと思います!無料で遊べるよ!

今回はスマホゲームを配信できるアプリ「ミラティブ」で配信したものをアップしてます。

ちびぞうの実況動画はこちら↓

世界観

大災害により生物が死滅してしまった世界で、一人の博士(生き残り?)が作ったアンドロイド。そのアンドロイドが、プレイヤーが操るキャラクターとなります。

博士はこの世界に再び生命を蘇らせようとしていて、そのお手伝いをして欲しいとアンドロイドに頼みます。

あなたはアンドロイドを操り、博士の説明を聞きながらDNDを掛け合わせ、生命を創り出していきます。

システム

ジャンルで言うとアドベンチャーなのかな?

研究室の外で採取できる自然エネルギーを使って人工DNAを作り、それらを掛け合わせて生命を作っていくという感じ。

そしてその作った生命から新たなDNAを採取し、また人工DNAと掛け合わせ行く・・・。

どの生物とどの人工DNAを掛け合わせるかを予想して、色々試していきながら図鑑を埋めていく・・・というシステム。

アドベンチャーというよりパズルっぽさの方が強いかな?

攻略

①オープニング

装置からアンドロイドが誕生!まずは博士の話を聞きましょう。

博士「やったぞ!アンドロイドを創る事に成功した!これで次の研究へ進む事ができるぞ!おっと、すまない。つい興奮してしまった。私はこの研究所で生命について研究をしている者だ。そして君を創ったのも私だ。さっそくで悪いが頼み事をきいてほしい。外に行って装置から自然エネルギーを取ってきて欲しい。外に行くには左にあるエレベーターを使ってくれ。ではよろしく頼むよ」

アンドロイド「私はこの方によって創られたアンドロイド。この方はなぜ私を創ったのでしょうか。ひとます言われた通り外へ装置を探しに行きましょう」

②自然エネルギーをゲットする

研究所の左にエレベーターがあるので、そこから外へ向かいます。

外に出るとそこは『沼地』と呼ばれる場所。

ここでは生体反応は感じられないようです。

画質がアレなのでわかりにくいかもしれませんが、こちらが装置。

アンドロイド「あの方が言っていた装置とはこれの事でしょうか。しかし何も反応がありませんね。一度戻ってあの方に伝えてみましょう」

ということで、一旦博士の元へ戻ります。

博士「ん?どうした?装置はあったけど反応がないのか、それは困ったな・・・」

すると、博士が「星の火(青)」のアイテムをくれます。

これを装置に使います!

星の火を使うと青い火が灯り、装置が浮かび上がります。火の回りに青い自然エネルギーが出てくるのでそれを採取しましょう!全部で8個手に入れられます!

エレベーターの左右に装置は二つありますが、片方は星の火がないので起動できません。

装置以外にも色々とタップできます。過去の文明を思わせる建造物の成れの果てとか、あと毒素が検出される植物とかあります。大災害後に毒素が蔓延して、生物が生きられない世界になってしまった・・・ということなんでしょうかね。

ちなみに外では、探索する時間に応じて時間が経過し、背景が夜になったり朝になったりしていきます。めっちゃ綺麗なのでそこも楽しんでもらいたい!!

マップの一番左まで行くと別のマップに繋がっている感じがしますが、「博士に相談なく遠くへいくのはやめておきましょう」と出て進む事ができません。とりあえず自然エネルギーを持って博士のところへ戻ります。

③人工DNAを二つ創ろう

博士「おぉ!無事に自然エネルギーを取ってきてくれたか!ありがとう!いきなり頼み事をしてしまってすまない。先に確かめたい事があってな。そういえばなぜ君を創ったか話してなかったな。
・・・・・・・
信じられないかもしれないがこの世界は死に向かっている。
だいぶ昔の話だが、ある日突然大洪水が発生し、あらゆる生物が次々に死んでいった。
私は運良く生き延びる事ができたが、おそらく人間の生き残りは私が最後の一人だろう。
私はこの世界が好きでな、世界を救うべく新たな生命を創ろうとしている所だ。
しかし私一人では色々限界がきてな、そこで君を創ったんだ。
私と君の二人で、この世界を救おうじゃないか!なんてな、はは。
それじゃあ、さっそく生命創りに取り掛かろう。
まずは左にある装置に自然エネルギーを使って人工DNAを二つ創ってくれ。

アンドロイド「(大洪水ですか。生体反応がなかったのはそのせいですね。この方はたった一人で世界を救おうとしている。私はこの方の助けにならないといけない。なぜかわかりませんが、そんな気がします)
私にできる事はやってみましょう」

ということで、左側にある緑のボトルが二つ並んでる装置をタップしにいきます。

すると、【DNA生成装置Lv1】と表示されているので、【DNA生成】をタップ。次の画面に【原始生命体のDNA】とあるのでそれをタップ。

右上に持っている青い生命エネルギーの数が表示されています。
原始生命体のDNAは自然エネルギー1つで生成できます。

できました!これが原始生命体のDNA!!!

これを二つ創ったら、博士に話しかけにいきましょう!

と、いうところで次回の記事に続いていきたいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!

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宇宙人から夫を守れ!映画『予兆 散歩する侵略者』ネタバレ&感想

「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」

前回の記事に引き続き、散歩する侵略者の感想を書いていきたいと思います!

夫がある日、宇宙人に変わっていたら。映画『散歩する侵略者』ネタバレ&感想

しつこく、ぎふアジア映画祭のリンクも貼っておきます(笑)

『第40回/ぎふアジア映画祭』行って来たよレポ!

今作は映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとしてWOWOWで公開された全5話のドラマを劇場版として140分にして公開されたものになります。なので、続編というわけではなく、スピンオフといった感じ。

ちなみに散歩する侵略者の方で神父役として登場している東出さんは、今作で侵略者役をしています。同じ役者が別の役として出てくることを考えると、同じ設定、同じ舞台の全く別の作品として考える方がよさそうですねー。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】黒沢清
【脚本】高橋洋、黒沢清
【原作】前川知大(劇団イキウメ)
【製作】大村英治、三宅容介
【企画/プロデュース】青木竹彦
【撮影】芦澤明子
【美術】安宅紀史
【編集】高橋幸一
【音楽】林祐介
【助監督】西山太郎
【出演([]内は役名)】

  • 夏帆[山際悦子]
  • 染谷将太[山際辰雄]
  • 東出昌大[真壁司郎]
  • 中村映里子[斉木葉子]
  • 岸井ゆきの[浅川みゆき]
  • 安井順平[小森医師]
  • 石橋けい[川内和代]
  • 吉岡睦雄[野上]
  • 大塚[ヒロタ警官]
  • 千葉哲也[浅川保]
  • 諏訪太朗[田岡]
  • 渡辺真起子[粕谷の妻]
  • 中村まこと[粕谷]
  • 大杉漣[西崎]

【公開日(日本)】2017年11月11日
【上映時間】140分
【配給】 ポニーキャニオン
【映倫区分】G
【前作というかアナザーストーリー】夫がある日、宇宙人に変わっていたら。映画『散歩する侵略者』ネタバレ&感想
【IMDB】5.8/10.0  (およそ200人の評価)

【あらすじ】

「家に幽霊がいる」という同僚・浅川みゆきの精神状態を心配した山際悦子は、夫の辰雄が勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきには「家族」という概念が欠落していることがわかり……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよーー)】

☆2.4/5.0

本家の方と比べると、こっちの方がSF感あったかもしれません!!

散歩する侵略者は夫婦の愛がテーマになっていて、夫に乗り移った侵略者が愛を学んでいくというのがおおまかな流れでした。しかし今回は「夫が侵略者のナビゲーターに選ばれてしまう。夫を侵略者から守らねば!」という展開になっていくので、より侵略者が侵略者っぽくなってホラーっぽさが増しています!

今作でラスボス的な侵略者を演じるのが東出昌大さん。背が大きくて圧迫感?威圧感か。もありますし、その棒読み的な演技が人外っぽさを演出しておりイイ感じです。

黒沢監督と脚本高橋さんのトークイベント

今回、ぎふアジア映画祭で黒沢清監督と共同で脚本を担当された高橋洋さんのトークイベントも行われていましたので、そこで聞いたお話をいくつか紹介していきたいと思います。

  • 低予算で頑張った!
    まずはこれ。かなり低予算だったということを何度かおっしゃられていましたね。なので出来るだけお金をかけずに演出したというポイントを観て欲しいそうで(笑)、東出さんが病院で登場するシーンでは何秒か先に自動ドアが勝手に開く・・・という演出や、夏帆さんが何か得体のしれないものを察知するシーンで揺れていた鏡は実際にはそこにはなく、演出で造られたものであり、後ろに人がいて揺らしていた・・・という演出、それから病院内を歩く東出さんの周りの人間がバタバタ倒れていく・・・という場面もいかに予算をかけずに侵略者の能力を表現するか、という苦心の策だったという数々のお話が聞けました。

  • SFだし細かいことを気にしてはいけない
    色々と突き詰めて考えて行けば矛盾点や疑問が浮かぶ場面もちょくちょくあるのですが、お二人に言わせてみれば「地球外の人達の価値観で行っていることや、宇宙での理屈に人間の理解が及ぶわけがない」とのことで深く考えてはいけないと。まぁおっしゃる通りですけどね!!
  • 銃にこだわりが
    こちら、質問者さんからの「銃は監督が指示しているのですか」という問いの答えだったんですが(銃は全て監督が指示しているようです)、ラスト付近で東出さん扮する侵略者が夏帆さんと対決するシーンで使われていた銃をいかに本物っぽく見せるかこだわっていて、黒くテカテカするように銃にだけ照明がいくつもあてられていたらしいです(笑)
  • 風の演出が美しい
    こちらもお客さんからの質問コーナーで、「監督の映画はいつも”風”の表現にこだわりがありますが、今回の映画でも風の演出にはこだわっていたのですか」といった問いがあり、それに対してのお話の中に「染谷さんと夏帆さんがベランダで抱き合うシーンでふわりと漂うカーテンは本当にその瞬間吹いた風がつくったもの」とありました。とても綺麗なシーンで、計算された美しさのように見えたので作られたものではなく自然に吹いた風だということに少し驚きました。監督はタイミングの運のようなものも持っているのかもしれません(笑)

これ以外にも、ラストのオチは監督ならではだと高橋さんから説明があったり、二人の掛け合いが面白かったですね。高橋さんは少し独特な雰囲気があって、質問から思考がどんどん飛んで行って最終的に違う話になっていた…みたいなことがよくあり、監督がちょっぴり助け舟を出したりして方向修正をしていたりと微笑ましかったです(笑)

まとめ

旦那である染谷さんはほとんどが指輪物語の終盤でいうところのフロドのように唸ったり苦しんでいる場面ばかりだったので、実質夏帆さんが夫のために頑張る主人公、という感じでした。

なんだかんだ言って、やっぱり『散歩する侵略者』の方が好きだったかなぁ。同じテーマでも全く毛色が違うホラーテイストになっている本作よりも、愛や人間というものを考えさせてくれるオリジナルの方がちびぞうは好きでした。

これも、ドラマ版を縮めた作品なので、ドラマ版の5話を観てみると、また違った印象で楽しめるかもしれませんね。

 

 


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画像引用元:映画.com

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夫がある日、宇宙人に変わっていたら。映画『散歩する侵略者』ネタバレ&感想

世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。

こんにちは、ちびぞうです!

今作は、去年に書きました『ぎふアジア映画祭』のレポ記事内で”予兆”の方を観まして。その予兆を観るのに予習した方がいいかな?と思い慌てて借りてきて鑑賞したものになります。

『第40回/ぎふアジア映画祭』行って来たよレポ!

監督はちびぞうもファンの黒沢清監督。主演は旬真っ盛り!な長澤まさみと、松田龍平。ちびぞうの大好きな長谷川博己さんも助演しています!!!

元々(原作)は舞台作品だったようですね。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】黒沢清
【脚本】田中幸子、黒沢清
【原作】前川知大(劇団イキウメ)
【製作】中山良夫、永山雅也、大村英治、大角正、薮下維也、三宅容介、大柳英樹、松田美由紀、桜井良樹
【エグゼクティブプロデューサー】門屋大輔、千葉善紀、青木竹彦
【企画プロデュース】石田雄治、藤村直人
【撮影】芦澤明子
【照明】永田英則
【録音】渡辺真司
【美術】安宅紀史
【編集】高橋幸一
【音楽】林祐介
【出演([]内は役名)】

  • 長澤まさみ[加瀬鳴海]
  • 松田龍平[加瀬真治]
  • 高杉真宙[天野]
  • 恒松祐里[立花あきら]
  • 長谷川博己[桜井]
  • 前田敦子[加瀬明日香]
  • 満島真之介[丸尾]
  • 児嶋一哉[車田]
  • 光石研[鈴木]
  • 東出昌大[牧師]
  • 小泉今日子[医者]
  • 笹野高史[品川]

【公開日(日本)】2017年9月9日
【上映時間】129分
【配給】 松竹、日活
【映倫区分】G
【関連作】予兆 散歩する侵略者
【IMDB】6.0/10.0  (およそ1,000人の評価)

【あらすじ】

数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.7/5.0

まずこの映画はオープニングがなかなかハイセンスだったというか、さすが黒沢清監督!!って感じでした。ちょっとうろ覚えなんですが

「オープニングの五分間で”この映画の内容はこんな感じなのよ”と表現できている作品が素晴らしい」

と誰かの言葉がありまして。この映画のオープニングはこんな感じ↓

金魚すくいのシーンから始まる。金魚を手に歩く女子高生の後ろ姿。
静かな住宅街に突然の老婆の悲鳴。勝手口から逃げようとする老婆が何者かに引きづられて玄関の中へ戻される。血まみれの家の中、女子高生が血だらけで立っている。手についた血を舐め、血だらけのまま外を出て田舎道を歩く。(まるで何気ない散歩をしているよう!)
横転するトラックと乗用車がぶつかるのをバックに笑う女子高生(立花あきら)。

「開始5分でタイトルを回収するオープニング!」

どうですか、お見事じゃないですか!?おそらく女子高生は何者か(宇宙人?)に乗り移られているんですよね!この一連のシーンはちびぞうのクソみたいな文章ではなく映像で観るとすごく格好いいんですけどね・・・説明しきれてる気がしない・・・。

おおまかなストーリー

病院に保護されたという夫(真治)を迎えに来た妻(鳴海)。夫はまるで別人のように変わってしまっていたらしい。若年性のアルツハイマーか事故による人格の変化だと医者は言う。
しかし妻は夫に対して怒っている様子。夫は最近不貞を働いていたのがバレていたかららしい。夫婦関係は終わっていると言われ夫は妻に突然「ガイドになってくれ」と意味不明なことを頼む。

「分からないことも多いし一人では道もまともに歩けない」と言う夫は天気予報の番組を観ながら動きの練習をしている(どう考えても宇宙人に乗っ取られてる!!)

桜井(長谷川博己)登場!週刊誌の雑誌記者らしい!米軍基地も自衛隊も1週間取材拒否していて、どうも何か起こっているようだと桜井は予想している。
彼はオープニングで殺された家族の取材に。そこに生き残った女子高生(立花)を探している男の子(天野)がやってきて「目的は地球の侵略」だと言われる。

夫婦(真治と鳴海)の元に鳴海の妹、明日香(前田敦子)がやってくる。親と喧嘩したので泊めて欲しいらしい。義理の兄(真治)がおかしくなってしまったので「家族」という概念について教える妹。真治が「それいいね。もらうよ」と言って人差し指を彼女の額に当てると、妹は突然おかしくなってしまう。急に帰る、と言い出す妹。

場面は変わって桜井と天野組のシーン。天野君の家に招かれる桜井。天野君のご両親は抜け殻みたいになってる。色々と”概念”を奪ったかららしい。彼らがガイドと呼ぶ人間からは奪わないと言う。
言葉の根本にある概念を奪うと、奪われた側はそれを失ってしまうらしい。(でもこれ、奪われる側の言葉の概念が間違ってたらそのまま間違って伝わるってことだよね?というかこんな子供の戯言にライターが付き合う必要なんてないのに!!!)

地球人は地球の支配者だと思い込んでるとか色々言われる。地球はほっといてもあと100年くらいで滅びるらしい。

鳴海は大きい仕事をもらえるが、上司にセクハラを受ける。

真治は鳴海の理想の夫になると宣言する。人類の前に自分(真治)のことを理解し、彼を作り直す気らしい。(ちょっとここらへん『PK』に似てるなー。人間を学んでいく宇宙人)

真治は鳴海が家から出るなという言いつけを破って近所を散歩。近くに住む男から『所有の”の”』という概念を奪う。すると結果的にその男は引きこもり状態から脱することに!(笑)
その後も散歩してたら犬にかまれる真治。やっぱりガイドが必要だと鳴海の事を信頼できるパートナーと言う。鳴海も少しずつ、変化した真治を受け入れていく。

立花さんは警察に保護されてるっぽい。彼女を見回る役の刑事もちょっとどこかおかしくなっている様子。誰か?と問われると自分は自分だよって言う。
立花さんがいる病室に簡単に入っちゃう桜井と天野。その後、意味の分からない格闘シーンが繰り広げられる。
刑事から”自分と他人”という概念を奪うと、どこか清々しい顔を見せる刑事。

立花さんと天野くんが合流すると、もう一人いる侵略者(真治)を見つけるために情報を仕入れて来いと桜井に指示する。これから通信機も作るから材料を仕入れて来いとも言われる。桜井は彼ら宇宙人の記事を本気で書くつもりになっている。

場面変わって鳴海の職場。真治は妻を締め付ける”仕事”の概念を上司から奪って彼女を救う。そこでようやく鳴海に自分は宇宙人だと打ち明ける!
元の真治は今、眠ってもらっていて、彼の記憶とかを引き継いで宇宙人が新しい加瀬真治になったと言う。彼ら宇宙人の本来の姿は地球人には見えないらしい。目的は、人間の”概念”を集めること。

桜井に厚生労働省の者だと名乗る男が近付く!新型のウイルスに立花が感染しているという話をしてくる!(でも本当に厚生労働省の男かどうか怪しい)
宇宙物理学者が自衛隊と一緒に行動しているところを目撃する。
立花が警察に見つかり、彼女は警察を容赦なく殺す!桜井は彼女たちにインチキだってキレたり、だいぶ動揺?している様子。

真治も謎の組織に追跡されて、鳴海と二人で逃げる。
真治は教会で神父から愛の概念を奪おうとするがうまくいかない。そんなもの誰にもイメージ出来ないのよと鳴海は言う。

真治は味覚も変わって、以前は食べられなかったご飯も美味いと言うように。そこに医者から「彼はウイルスに感染している」という電話がかかってくる。
(ウイルス感染を信じたとして、鳴海は彼を治療したいと思うのかなぁ。元のシンジに戻したいって思わないんじゃないかなぁ)

二人で病院に向かうと、そこには概念を奪われた人々がたくさんきていて阿鼻叫喚の図。

夫婦の元に桜井がやって来る。最初は宇宙人じゃないフリをしようとした真治、しかしガイドという言葉を聞いて態度が豹変!そこに立花と天野がやってくるー!
彼ら宇宙人の話し合いは一瞬で完了。しかし仲間と合流しても、真治は鳴海の夫でいることを選び、二人で逃げ出す。
立花は追いかける途中で車にひかれて死亡。
通信機を作る作業は桜井と天野の二人でする。桜井には別れた妻と息子がいるらしい。(ここで桜井は息子と天野を重ねたのかな?)
人類のサンプルとして選ばれた地球人は生き残れるという話を聞いて、それに志願しようかなと言う桜井。

すると厚生労働省を名乗った謎の組織の男たちがやってきてバトル!

戦いで倒れた天野の代わりに桜井が侵略開始の通信機をオンにする!笑顔を見せる桜井!
(地球の軍も桜井じゃなくて最初に無線機を破壊すればいいのに…)

桜井の働きにより、宇宙人の地球侵略が始まる。
全てが消えてなくなる前に真治の手で自分を消させようとする鳴海。自分の首を握らせて殺させようとする。しかし真治は殺せない。すると今度は愛の概念をイメージするから奪ってと鳴海は言う。
”愛”の概念を奪われた彼女は何も感じなくなってしまった。逆に真治は愛を知って感動している様子。

 

そして二か月後!侵略者は侵略をなぜか途中で終えたらしい。
鳴海には後遺症が残っている。(ここでまさかの小泉今日子がカメオ出演!)

廃人のようになってしまった鳴海に向かって真治は「ずっと一緒にいるよ、最後まで」と声をかける。

愛についてのお話

基本的には、夫婦という関係から愛について知る映画なのです。
宇宙人が、人類から愛を学ぶ。というお話。

夫婦とは何か?という問いについて、「夫婦」という肩書を大切にするのではなくその関係になってからも二人が「信頼できるパートナー」になるということに意味があるという事が言いたいのかもしれない。

子供たちに愛とは何か聞くところも面白いですよね!教会にいる神父が「愛はあなたの内側にあります」と説いていて、その神父からは”愛の概念”をうまく奪えなかったのも興味深い。鳴海の「そんなもの誰にもイメージできないのよ」っていう言葉も深い。これが真理だー!!となりますね(笑)

最終的に、鳴海からは愛を学ぶことができたわけだし、神父のおかげでそこの演出も引き立ちますね。

わりとツッコミどころも

多いんですよ。宇宙人の強さ設定もガバガバな感じがする(立花は車にひかれて死んだのに天野の方は銃に撃たれても平気そう(笑))し、謎の組織も宇宙人のこと知ってて戦いに来てるのに全然対策してない感じがしたり(概念奪われまくり)

天野が殺されても、仲間がたくさんいるって言ってたからあんまり意味はない気もしたり。。。

桜井も、二人の宇宙人と一緒に行動してて彼らに無理やりやらされているのか自分の仕事のために自分からついて行ってるのかわかりにくい!彼らを止めたいのか止めたくないのかどっち!?!?って感じがする。

最終的には天野に情が移る感じなんだと思うけど、そこに行くまでの描写がなさすぎてどうしたい人なのか分からない。自分の体に乗り移られるほどの気持ちの変化がどこで起きていたのかも分からないし。

(しかしこのラストには諸説あるようで、桜井は乗り移られていないのに自らの意志で通信機をオンにしたという説もあります。だとしても、どうしてそういう心境になったのかが謎なんだけどね)

最後の侵略のシーンも、ちょっと古臭い特撮感があったり(笑)音楽も(笑)
侵略行為って人間に対してのものだけだからもう少しスマートな方法なのかと思ったら普通に物理的に攻撃しててそこも笑ってしまった!!ほかの生物も死にそうじゃん!!

 

一番のメインである”概念を奪う”という部分に関しても、奪われた人間が廃人のようになるのがいまいち納得できず。学び直せばいいだけでは??赤ちゃんに戻ったようなもんなんだし。と思ってしまいますね、正直。

まとめ

けっこうツッコミどころ満載なんですけど、主演二人の演技は良いし、夫婦の関係が少しずつ変改していく過程も良かった。愛について学ぶというのも良かったですね。

ラスト付近で鳴海が真治に「愛を奪って」と言うシーンはなんとなく官能的に見えて、夫婦として二人が結ばれたようにも思えました。

 

ちなみに、トークショーで監督への質問に「刑事が自分は自分、と苦悩する場面があり、映画”CURE”の中で出てきた”自分は自分”という台詞の酷似しているがわざとでしょうか」というものがありましたが、監督が意図したわけではないようです。

そういう同じ監督の作品で繋がりが見えると、ついつい嬉しくなってしまうものだけど!!意外と製作側は何も考えてなかったりすることってわりとありますよねー・・・と思った瞬間でした。

 

トークイベントで観た方の予兆の感想も上げました!↓そちらもぜひご一緒に!

宇宙人から夫を守れ!映画『予兆 散歩する侵略者』ネタバレ&感想

ここまで読んで頂きありがとうございました!ちびぞうでした!!

 

 


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量子の世界から母を救い出せ!映画『アントマン&ワスプ』ネタバレ&感想

最小にして最強!!

待ちに待ったアントマンの新作ですよ!!!!MCU(マーベル・シネマティックユニバース)シリーズ前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でショックを受けたファンの傷はここで癒してもらえるのか・・・!

ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?

ちなみに、今作は1で登場したホープというヒロインが、新女性ヒーロー「ワスプ」として登場予定!!と言ってもアントマン自体の一作目である『アントマン』は未見でも良さそうらしいです。

体長1.5センチのヒーロー!映画『アントマン』ネタバレ&感想

パンフはこんな感じ。やっぱりマーベルは豪華。

スタイリッシュでかっこいいですね。右下のロゴのところに小さくアントマンとワスプがいるのも可愛らしいです(笑)48Pで、人物相関図やこれまでのストーリーが丁寧に乗っています!アートワークをデザインしたポストカードが4枚入っています!嬉しい!税抜き815円♪

(なぜかマイケル・ダグラスの写真だけが載ってないのが不思議・・・なぜ・・・)

【映画情報】

【原題】Ant-Man and the Wasp
【制作国】アメリカ
【監督】ペイトン・リード
【脚本】クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、ガブリエル・フェラーリ
【製作】ケヴィン・ファイギ、スティーヴン・ブルサール
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
【共同製作】ミッチ・ベル
【撮影監督】ダンテ・スピノッティ
【プロダクション・デザイナー】シェパード・フランケル
【編集】ダン・レ―ベンタール、クレイグ・ウッド
【衣装デザイナー】ルイーズ・フログリー
【視覚効果監修】ステファン・セレッティ
【ビジュアル開発監修】アンディ・パーク
【音楽】クリストフ・ベッグ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【キャスティング】サラー・ハリー・フィン
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ラッド[スコット・ラング/アントマン]
  • エヴァンジェリン・リリー[ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ]
  • マイケル・ペーニャ[ルイス]
  • ウォルトン・ゴギンズ[ソニー・バーチ]
  • ハンナ・ジョン・カメン[エイヴァ/ゴースト]
  • ミシェル・ファイファー[ジャネット・ヴァン・ダイン]
  • ローレンス・フィッシュバーン[ビル・フォスター]
  • マイケル・ダグラス[ハンク・ピム博士]

【公開日(日本)】2018年8月31日
【上映時間】118分
【配給】ディズニー
【映倫区分】G
【アントマン前作】体長1.5センチのヒーロー!映画『アントマン』ネタバレ&感想
【MCU前作】ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?
【MCU次作】キャプテン・マーベル
【IMDB】7.3/10.0  (およそ121,000人の評価)

【あらすじ】

元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙い、壁をすり抜ける謎の敵ゴーストが現れ……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆3.2/5.0

やっぱり安定の面白さ・・・!ミシェル・ファイファーが綺麗すぎるところとか小さくなりすぎて到達する量子世界の事がよくわかんなかったりするところをかるーくスルーすれば、コメディタッチでアクションが軽快で映像の面白みはアベンジャーズ中で一、二を争いますし見どころたっぷりなのです!!!

前作は観なくてOK?

ストーリー的にはそこまで1を引きずっていないのでそんなに困るってほど困ることはありません。敵キャラも今作初登場のゴーストですしね!!

しかし!!!ちびぞう的には、キャラクターの背景やスーツの設定が深く描かれないままポンポン出て来てしまうので、やっぱり前作も観ておいた方がより楽しめるかと思います。

スコットがいかにヒーローとなったかも一番面白いポイントだと思いますしね!

それに、アントマンよりワスプの方がヒーローっぽくて格好良いのも1で描かれたホープの性格や、アントマン(スコット)の人は良いんだけどちょっとダメなところとかを知っているとすんなり受け入れられるし、マイケル・ペーニャ扮するルイスの「物事を説明する時にとてつもなく遠回しになってしまう」部分が今作でも光ってたり(笑)それも1を観てるからこそ分かるポイントですかね。

一番のメインとなる「量子世界」へ消えた初代ワスプ(ホープの母親)を救出するという作戦も、1を観ておいた方が分かりやすい!

当然のようにMCUも抑えておいた方がいい!!

アベンジャーズのシリーズを抑えておいた方が、今作の理解がより深く得られるということですね!!!というのも、そもそも何でスコットが自宅謹慎状態なのか?という説明(ソコヴィア協定に背いたキャップの手助けをしたせいで政府から追われる身になり司法取引をした)は一応劇中でもされるんですけども、それが描かれていた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を抑えておくとより世界観にスムーズに入れます。

(この自宅にいるフリをする攻防がまた楽しい)

しかもしかも、今作でも漏れなく本編上映後のおまけ映像があるんですが、そちらは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』から地繋がりの映像となっています!!!なので「え!?」と思った方はぜひそちらもご鑑賞ください!!

・・・となると、アベンジャーズシリーズも続けて色々観ることになる?と思うんですけどもご安心を。それはこちらの記事↓で観る順番などを解説しています!!!

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

まとめ

うっかり記事の宣伝ばっかりですけども(笑)

おっきくなったりちっちゃくなったりしながら戦う映像が楽し熱いですし、悲しみを背負った敵キャラ(ゴースト)が魅力的だったりするので笑えてジーンと出来るアクション大作ですね。特に笑えたシーンといえば、母親に憑依されたスコットをホープと博士が妻として母として会話するシーンのシュールさに爆笑でした。

今作は人間だけでなく車やビルも大きくなったり小さくなったりするので、その設定ならではのアクションシーンが見応えあります。キティちゃんデザインのペッツがでかくなって攻撃に使われるシーンは予告編でも出ましたが、あそこ本当に楽しいです(笑)

 

 

最終的にピム博士とホープはサノスの攻撃によって塵となって消えてしまいましたが、スコットは量子世界に取り残されてしまいました。

次回作は、量子世界からいかに戻ってくるか?が描かれるんでしょうか。彼も量子世界から打倒サノスの手伝いをするのかそれとも、サノス戦には全く関わらずに過ぎていくのか・・・気になるところです!!!!

とりあえずマーベルの次回作は『キャプテン・マーベル』が控えているので、そちらも楽しみ!!!

 


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天候を制御する衛星が暴走!映画『ジオ・ストーム』ネタバレ&感想

ある日、天気が支配された。

こちらも、映画館で観ようかなーと思ってて逃した系のやつですね。

友達がDVDで観て「ひどすぎて途中で寝てしまった」と言ってたのでちびぞうの中でのハードルは下がりまくり(笑)DVDスルーでも良いかぁ・・・とすら思っていたんですがここで「酷いと言われると逆に観たくなる病」を発症。レンタルにて鑑賞しました☆

ちなみに主演はジェラルド・バトラー。彼の映画は『300 スリーハンドレッド』『オペラ座の怪人』が大好きです!!

それと助演でアンディ・ガルシアが出ています・・・『オーシャンズ』シリーズで有名ですね。最近彼をちょくちょく映画で見かけるようになったので本当に嬉しい!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Geostorm
【制作国】アメリカ
【監督】ディーン・デブリン
【脚本】ディーン・デブリン、ポール・ギヨー
【製作】デビッド・エリソン、ディーン・デブリン、ダナ・ゴールドバーグ
【製作総指揮】ハーバート・W・ゲインズ、マーク・ロスキン、ドン・グレンジャー
【撮影】ロバート・シェイファー
【美術】カーク・M・ペトルッセリ
【衣装】スーザン・マシスン
【編集】ロン・ローゼン、クリス・レベンゾン、ジョン・ルフーア
【音楽】ローン・バルフェ
【出演([]内は役名)】

  • ジェラルド・バトラー[ジェイク・ローソン]
  • ジム・スタージェス[マックス・ローソン]
  • アビー・コーニッシュ[サラ・ウィルソン]
  • アレクサンドラ・マリア・ララ
  • ダニエル・ウー
  • エウヘニオ・デルベス
  • エド・ハリス[レナード・デッコム]
  • アンディ・ガルシア[アンドリュー・パルマ大統領]

【公開日(日本)】2018年1月19日
【上映時間】109分
【配給】
【映倫区分】G
【IMDB】5.3/10.0  (およそ67,700人の評価)

【あらすじ】

世界各国の最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御することを可能にした気候コントロール衛星の運営開始から3年。突如として衛星が暴走を始め、世界中で異常気象を発生させる。衛星の生みの親でもある科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため宇宙へ向かうが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレあり)】

☆1.5/5.0

これ吹き替えで観たんですけど失敗だった・・・!それも面白く無さを際立ててしまった・・・!主演の上川隆也もヒロイン役のブルゾンちえみも合わなさ過ぎて・・・(観てる時にはブルゾンちえみだって気付かなかった、好きなのに)つらい・・・

せめて字幕で観ることをオススメします・・・。

 

この映画を一言で言えば「出来の悪いアルマゲドン」!!!!て感じでしたね・・・

残念だったところ

一番活かして欲しかった気候コントロール惑星に関するエピソードがうっすいうっすい!

悪用したら「砂漠の村が一瞬で凍ってしまう」とか「東京に特大のヒョウが降りまくる」とか「中国で気温が一気に57度になったり28度になったりする」とか、そういう場面はあるんですけども「なぜそんなことが出来るのか?」の説明がふわっとしているのであまりにもリアリティがない・・・

せっかくの面白い素材(ネタ)があるのに上手く料理しきれてない感じがすごかったです。
こんなパニックムービーにリアリティもくそもないじゃんと言わずにですね、この気候を操れるようになった人類が行きついたところの弊害だったりだとかもっと描いて欲しかったし、「単に悪者がシステムを暴走させて地球を壊滅させようとする」みたいなありがちな事にはしてほしくなかったんですよ・・・。

ラストも、システムを自爆させるしかなくて主人公が宇宙で犠牲になる、みたいなどっかで見たような(というかアルマゲドン)最後だし!!

悪役が大統領近辺なのも安易・・・。

他にも色々とツッコミたいところ(SPの彼女は簡単に手伝いすぎじゃない?とか)はありますが、まぁ一言で言えば退屈だった・・・。ということが最大の難点でしたね。

唯一好きだったところ

システム開発者である主人公が、気候コントロール惑星「ダッチ・ボーイ」の内部も敵に見張られているという事を知りその事実をシステム責任者である弟に伝えようとするシーン。

他の人からは、確執のある兄弟が過去の家族の話(父親と釣りに行ったエピソード)をすることで距離を縮めようとする・・・みたいな会話に見えるんですけど、実際は二人は釣りになんて行った事がない。

なぜ兄はそんな話をしたのか?というところから弟が「この会話に暗号が隠されている!」と気付いて兄の発言を分析すると・・・「政府のスパイの妨害工作だ、誰も信じるな」みたいな言葉が浮き上がってくるという謎解き!

ここは唯一楽しかったですね!

まとめ

面白かったとはあまり言えない本作・・・。もしかしたらこういうのは劇場で観た方が楽しめるのかな。どうなんだろう。迫力ある映像に若干騙されるところはあるかもしれませんね(笑)

砂漠が凍ってたりとか、海岸の海水客が次々凍ったりとか、パニック映画の見た目的に面白いと思えるところはあるかもしれないです・・・。

でもこれをDVDで観るくらいならちびぞうは『デイ・アフター・トゥモロー』を観て!!!って言いますけどね!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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80年代の傑作SF映画!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ネタバレ&感想

”過去の世界で自分が消える”

こちらの記事もかーなり遅くなってしまいましたが、以前東京の野外上映会でこちらの作品を観たので感想を記録しておきたいと思います!

東京都の野外上映会『品川オープンシアター07』行って来たよレポ

バック・トゥ・ザ・フューチャー自体は前にも一度観た事はあったんですが、実はずーーーっと観てなくて、大人になって初めて観たんですよね。(なぜかちびぞうは大作映画シリーズをあまり観ていなかった)これは私が生まれる前の結構古めな作品だと思うんですけど、やっぱり面白いものはいつ観ても面白い!

80年代の映画って、出てくるマシーンにちょっぴり手作り感があって好きなんだよなぁ。

主演のマイケル・J・フォックスはパーキンソン病と闘っているのも有名ですね。近年の作品では『ANNIE/アニー』に出演しているのを見ることができます!

有名すぎるあのミュージカルが映画化『ANNIE/アニー』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】Back to the Future
【制作国】アメリカ
【監督】ロバート・ゼメキス
【脚本】ボブ・ゲイル、ロバート・ゼメキス
【製作】ボブ・ゲイル、ニール・キャントン
【製作総指揮】スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
【撮影】ディーン・カンディ
【美術】ローレンス・G・ポール
【編集】アーサー・シュミット、ハリー・ケラミダス
【音楽】アラン・シルベストリ
【出演([]内は役名)】

  • マイケル・J・フォックス[マーティ・マクフライ]
  • クリストファー・ロイド[ドク(ドクター・エメット・L・ブラウン)]
  • リー・トンプソン[ロレイン・マクフライ(ロレイン・ベインズ)]
  • クリスピン・グローバー[ジョージ・ダグラス・マクフライ]
  • トーマス・F・ウィルソン[ビフ・タネン]
  • クローディア・ウェルズ[ジェニファー・ジェーン・パーカー]
  • マーク・マクルーア[デイヴ・マクフライ]
  • ウェンディ・ジョー・スパーバー[リンダ・マクフライ]
  • ジョージ・ディセンゾ[サム・べインズ]
  • ジェームズ・トルカン[ジェラルド・ストリックランド]
  • J・J・コーエン[スキンヘッド]
  • ケイシー・シーマツコ[3-D]
  • ビリー・ゼイン[マッチ]
  • ハリー・ウォーターズ・Jr.[マーヴィン・ベリー]
  • ヒューイ・ルイス[教師]

【公開日(日本)】1985年12月7日
【上映時間】116分
【配給】UIP
【映倫区分】PG12
【次作】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
【IMDB】8.5/10.0  (およそ880,500人の評価)

【あらすじ】

1985年、高校生のマーティ・マクフライは、近所に住む科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)が愛車デロリアンを改造して開発したタイムマシンの実験を手伝うが、誤作動で1955年の世界にタイムスリップ。タイムマシンは燃料切れで動かなくなってしまう。困ったマーティは1955年のドクを探し出し、事情を説明して未来に戻る手助けをしてもらうことになるが、その過程で若き日の両親の出会いを邪魔してしまう。このままでは自分が生まれないことになってしまうため、マーティは未来に戻る前になんとか両親の仲を取り持とうと奮闘する。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

最高のエンターテイメント!!ですね!

タイムリープものでも、ややこしくなくて分かりやすい。

  • 過去に戻ったら母親が自分に恋してしまった!このままでは(父親と結ばれないから)自分や兄たちの存在も消えてしまう!!なんとかしなければ!
  • 現代に戻らなければならないので若いドクにタイプリープする手助けをしてもらわなければ!

この二つの目的を主軸に物語は進んでいきます。

本来は母親と父親の出会いは「祖父が車で父親をひいてしまい、それを母親が看病したことにより二人が恋に落ちる」というもの。しかし過去に飛んでしまった主人公が父親のひかれるはずだった車にひかれてしまい・・・というところで過去が変わってしまう。

なので、引っ込み思案で女の子とまともに会話も出来ないっていう父親を奮い立たせて「車にひかれたから」とかいう受け身ではなく自分の力で母親の気持ちを勝ち取る!!っていうのをさせようとするんですよね。

この、若い頃の母親に恋されちゃうっていう地獄のような状況(母親はすごくかわいいんですけども(笑))に焦る主人公の姿がすごく笑えたりとかして、コメディとしてもすごく優秀!

父親が奮起していじめっこのダフから母親を守るシーンなんか思わず歓声を上げたくなりますし、主人公が最後に現代に戻れるのかどうか、ドクの命は救えるのかどうか、ドキドキワクワクの展開もあって、ほんとーーーーーに脚本がうまい!!!

正直、タイムリープものにありがちな矛盾というか「母親が父親と結ばれなかったら主人公は消えてしまうが、主人公が消えれば過去に行ったという事実もなくなり母親と父親はちゃんと恋に落ちるので主人公は無事生まれる。しかし主人公が無事に生まれれば過去が改変されるので・・・」っていう無限ループに突入しちゃうと思うんですけど、

そんなこと考えちゃだめだめ!野暮ってものよ!だって

これぞ誰でも楽しめる面白い映画なんだもん!!

こちらは三部作の一つ目なので、PART2に直接つながる形で映画は終わっていますが、一応今作で提示された問題は解決されているのでこれだけでも十分楽しめるつくりになっています!

2も3も観ましたがどれも面白かったなぁ・・・。ただちょっとうろ覚えなので機会があればまたそのうち観ていきたいと思います!

 

 


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死にゆく島から恐竜を救え!映画『ジュラシック・ワールド:炎の王国』ネタバレ&感想

「人類は自ら招いた激変に見舞われるのです―――」

少し書くのが遅れてしまいましたが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』観て来ましたー!!
前作のジュラシック・ワールドと同じ島、イスラ。ヌブラル島が舞台です。

恐竜たちによって破壊され人間に放棄されてから三年後のお話。

前作に引き続き我らが”スターロード”クリス・プラットが主人公を演じています。そそそして!!イアン・マルコム博士ことジェフ・ゴールドブラムがカムバックします!!!(前作にいたのはイルファーン・カーン)うれしいいいい

パンフはこんな感じ!

前作のA4サイズとは違って少し小さめ、正方形!表紙もレインボーのキラキラが全面に施されています。映画ライターの高橋諭治さんなどが寄稿しています。26Pで税抜き667円。まぁまぁお値段的にも普通?より少し寂しいかなぁ。このレベルの大作にしては・・・って感じがしますね。

【映画情報】

【原題】Jurassic World: Fallen Kingdom
【制作国】アメリカ
【監督】J.A.バヨナ
【脚本】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作総指揮】コリン・トレボロウ、スティーヴン・スピルバーグ
【製作】パトリック・クローリー、ベレン・アティエンサ
【撮影】オスカル・ファウラ
【プロダクション・デザイン】アンディ・ニコルソン
【編集】ベルナ・ビラプラーナ
【衣装デザイン】サミー・シェルドン・ディファー
【音楽】マイケル・ジアッキノ
【字幕翻訳】戸田奈津子
【出演([]内は役名)】

  • クリス・プラット[オーウェン・グレイディ]
  • クレア・ディアリング[ブライス・ダラス・ハワード]
  • イーライ・ミルズ[レイフ・スポール]
  • フランクリン・ウェブ[ジャスティス・スミス]
  • ジア・ロドリゲス[ダニエラ・ピネダ]
  • エヴァーソル[トビー・ジョーンズ]
  • ケン・ウィートリー[テッド・レヴィン]
  • イアン・マルコム[ジェフ・ゴールドブラム]
  • ウー博士[B.D.ウォン]
  • アイリス[ジェラルディン・チャップリン]
  • ベンジャミン・ロックウッド[ジェームズ・クロムウェル]
  • メイジ―・ロックウッド[イザベラ・サーモン]

【公開日(日本)】2018年7月13日
【上映時間】128分
【配給】東宝東和
【映倫区分】G
【前作】憧れのテーマパークが再び!映画『ジュラシック・ワールド』感想&ネタバレ
【IMDB】6.5/10.0  (およそ113,500人の評価)

【あらすじ】

ハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.0/5.0

過去最大に泣けるシーン有り!!!

人間のエゴ、自然に生きていくということの大切さと残酷さ、描かれてますね~~~~~(何)

今回はパークとしての存在意義というよりは、

人間が意図的に生き返らせてしまった恐竜たちの存在意義そのもの

にスポットを当てています。

自然ではないものに、生きる権利はないのか?自然淘汰されるものは自然淘汰されるべきなのか?そこに人間的な感情が絡み合って、許容したい気持ちと許容したくない気持ちが戦う・・・。殺すのが人間なのか、生かすのが人間なのか。

非情に残酷で切ない物語でした・・・・。

おおまかなストーリー

ジュラシック・パーク、ジュラシック・ワールドの舞台となった島が噴火の危機に見舞われる。そこで繁殖していた恐竜たちも死の危機に。

上院議員の特別議会では「恐竜たちは人間の手によって復活させられたクローンであり、本来、自然淘汰されたものは自然に任せるべき」と助けない方向で決定する。

しかしラプトルを手懐けていたオーウェンと、パーク責任者だったクレアは、パーク創設者のハモンド氏のパートナーだったロックウッド氏に呼ばれ、ロックウッド財団の代表であるイーライ・ミルズに「恐竜を保護する場所がある」と提案され、秘密裡に恐竜を保護しに行くことに。

火山の噴火から逃れながら、全種類を数頭ずつ保護することに成功するも、途中でミルズの意図は保護ではなく捕獲だといういう事が発覚。ブルーは撃たれて捕獲されてしまう。

島におきざりになったオーウェンたちは間一髪でミルズたちの船に乗り込む。救えなかった恐竜たちは無残にも炎と灰に飲まれて死んでゆく。

捕獲された恐竜たちはハモンド氏の自宅へと運ばれる。そこにはハモンド氏の娘に瓜二つという孫のメイジ―ちゃんもいる。ミルズはオークションの売人と組んで恐竜たちを金持ちに売りさばこうとしていた。更にウー博士と一緒に地下で新しいハイブリッド恐竜を作り出していた。

ミルズの悪事に気付いたメイジ―ちゃんはハモンド氏に報告するが、彼がミルズを諫めようとすると逆に殺されてしまう。命の危機を感じたメイジ―ちゃんはオーウェンたちと合流、恐竜を助けながら屋敷からの脱出を図る。

オーウェンたちが逃がした恐竜がオークション会場で大暴れ、観客は阿鼻叫喚になって逃げだす。そこにハイブリッド恐竜も解き放たれてピンチ!!

ブルーやT-レックスが応戦、なんとか倒す。ミルズもパクッされる。

施設内の機器が壊れてガスが恐竜たちの捕獲区域を満たしてしまう。ほっておけば死んでしまう、という状況で外へ逃がすボタンを押そうとするクレア。しかし外は人間の住む世界。「それを押したらもう後戻りできないぞ」とオーウェンに止められ、苦しみながらも押すのをやめるクレア。苦しむ恐竜たち。しかしそこでメイジ―ちゃんがボタンを押して、恐竜たちを逃がす。

彼女も実は、ハモンド氏が遺伝子操作で作り上げた母親のクローンだった。
クローンにも生きる権利はある、とメイジ―ちゃん。

オーウェンはブルーを保護しようと思ったが、見つめ合ったのちそれを断るようにブルーは闇へと消えていく・・・

そしてオープニングでも登場した議会でのマルコム博士の台詞で終わり。

もうめっちゃ泣ける!!!

恐竜たちがなすすべもなく死んでいく姿が可哀そうすぎる・・・。噴火する島に残されたブラキオサウルスの悲しい鳴き声・・・もうつらい・・・鼻水垂れまくり・・・

そして、最後の屋敷に閉じ込められた恐竜たちがガス室ばりに拷問されるシーンも悲しい。あそこでボタンを押したくなる気持ちもわかるけど・・・本当なら、自然淘汰されたはずの恐竜たちを人間が自分たちのエゴで勝手に復活させたものだから。噴火という自然災害によって死んでしまうならばそれも仕方ないことだって思うの、分かるんですよね。

主人公たちはそれを善意で救おうとして助けて、本来は噴火で死ぬはずだった恐竜たちを見殺しにしなきゃいけない・・・っていう場面だから余計に辛いじゃないですか。
結局、善意だろうがなんだろうが、自然の流れに逆らうことは良くない…ってことが言いたいのかなぁ。ちびぞうはあそこでボタンを押さなかったクレアは偉いと思いました。

逃がしても、たくさんの罪なき人たちが犠牲になってしまうしね・・・。

かつてないほど、恐竜の価値とか、人間の尊厳とか、善意について、エゴについて考えさせられる脚本になっていて・・・涙無しでは観れません!!

マルコム博士の復帰が嬉しい!!

本人もパンフレットでまたこの役が戻ってきて幸せだと語っていましたが、ファンのちびぞうもかなり嬉しいですよ!!!

マルコム博士好きだったから、また出て来てくれて大喜び。最初と最後の議会のシーンでしか登場しませんがそれでも十分な存在感を放っていてさすがのカリスマ性でした。

続編も一応予定があるみたいなので・・・またどこかで観たい。

 

最後に一言。

ついに人間のクローンまで作ってるやん・・・これ映画別物になるやん・・・

 


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ついにプテラノドン登場!!映画『ジュラシック・パークⅢ』ネタバレ&感想

恐竜の〈知力〉は人間を超えるのか・・・

こんにちはこんばんはちびぞうです!

ジュラシックシリーズおさらいのコーナー。前記事は以下。

あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

これで以前作られた三作はすべてクリア!です!今作では1で主演を務めたアラン・グラント博士(サム・ニール)が戻ってきます!!!更に更に、ちびぞうの好きなウィリアム・H・メイシーも登場!!(もう今の若い人にはERとか言っても分からないかもしれないけどシーズン1とかで外科部長の役をしていた人だよ・・・脱線)

更に更に更に、今作でやっと出ますよプテラノドンが!

【映画情報】

【原題】 Jurassic Park III
【制作国】アメリカ
【監督】ジョー・ジョンストン
【脚本】ピーター・バックマン、アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
【原作】マイケル・クライトン
【製作】ラリー・J・フランコ、キャスリーン・ケネディ
【製作総指揮】スティーブン・スピルバーグ
【撮影】シェリー・ジョンソン
【編集】ロバート・ダルバ
【音楽】ドン・デイビス
【テーマ音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • サム・ニール[アラン・グラント博士]
  • ティア・レオーニ[アマンダ・カービー]
  • ウィリアム・H・メイシー[ポール・カービー]
  • アレッサンドロ・ニボラ[ビリー・ブレナン]
  • マイケル・ジェッター[ユデスキー]
  • トレバー・モーガン[エリック・カービー]
  • ブルース・A・ヤング[ナッシュ]
  • ジョン・ディール[クーパー]
  • ローラ・ダーン[エリー]

【公開日(日本)】2001年8月4日
【上映時間】92分
【配給】UIP
【前作】あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想
【次作】ジュラシック・ワールド
【IMDB】5.9/10.0  (およそ257,200人の評価)

【あらすじ】

パラセーリング中に遭難した少年を助けるため捜索チームがある島に向かった。しかし、そこはあの恐竜たちが棲息する島のすぐ近くだった。かつて、恐竜の島で恐怖の体験をしたグラント博士(S・ニール)。不本意ながらもチームに同行するハメになった彼の不安は案の定的中し、今までに見たこともない巨大で凶暴な恐竜と対峙することに……。【引用元:allcinema

【感想】

☆2.7/5.0

個人的にはこれが2かなって言ってもいいかなって感じ。

お子様の不自然さのない活躍とか、遺伝子操作されて新しく作られたスピノサウルスとか、博士と助手の人間模様とか、エンタメ要素もヒューマンドラマも深みも戻ってきたな!って感じで!

マルコム博士の浮ついたキャラ設定が闇に葬られていたり、ヒロインサラが大暴れする2と比べると全体的に良かったと思います。

おおまかなストーリー

若干allcinemaさんのあらすじは冒頭の入り方が省略されているんですよね・・・(引用しといてその言い方)

劇中では前作から6,7年くらい経っています。

2と同じソルナ島が舞台で、もう放置されてだいぶ経っています。地元の人達もこの島には恐竜がいるって把握していて近付かないような状態。

そこにパラセーリング?を楽しむ親子が事故で島に落ちてしまう的なオープニングが。

そして場面は変わり、一作目の主役だったアラン・グラント博士がエリーと結婚して息子が出来て幸せな家庭を築いていた・・・と見せかけて!!旦那は別にいたー!という意味の分からないミスリードにウキウキガッカリさせられます。

エリーの息子には恐竜おじちゃんと呼ばれている博士(笑)

今もラプトルの研究をしていて、彼らが共鳴腔と呼ばれる器官を使って仲間と会話しているんじゃないか?という話が出ます。

そこに登場する金持ち夫婦ーーー!!結婚の記念にソルナ島の上をチャーター機で飛ぼうとしていて、そのガイドとしてついてきて欲しいという話を持ち掛けてきます。研究資金を言い値で出そうと言われて、博士は渋々島へと行くことに・・・

しかしこの夫婦、金持ちだとかは全くの嘘。実はオープニングで飛んでいた親子は奥さんの方の前の旦那さんとその間に出来た息子らしく、二人の捜索をするのに嘘をついて博士をつれてきた・・・というオチ。
なので当然飛行機は島の上を飛ぶだけではなく降り立ちます。

そして一行はインジェン社が遺伝子操作で新しく作ったというスピノサウルスに襲われて何人かパクパクされつつ、親子を探します。残念ながら島に降りて来た時に父親だけパラシュートから降りることが出来ず死亡、息子は無事に二か月ほど生き延びていました・・・!(本当にすごい)

探索中に博士の助手はラプトルの卵を盗み、そのせいでラプトルたちから追われることに。
その事実を知った博士は「お前はこの島を作った奴らとなんら変わりない」と言い放ち、幻滅します。しかし助手は命をかけて子どものピンチを救い、「奴らとは違う!」というところを見せつけて死亡・・・

と、見せかけて実は生きて戻ってくる。

夫婦と、息子が無事に合流し、浜辺へ向かおうと船で川下りをしている最中も恐竜に襲われる!携帯を使って一瞬だけエリーに連絡。”サイトB”という単語だけですべてを察してくれたエリーが助けを呼んでくれて無事救出される。

良かったところ!

伏線が多くてそれをきちんと回収しているんですよね。

序盤の恐竜おじちゃんって呼ばれてる子どもも最後にエリーに電話する時に登場してハラハラの手助けをしてくれますし、助手の幸運のリュックのエピソードだったり、3Dプリンターで作った共鳴腔をラストの方で実際に使ってみたり。
それから失くした携帯電話が恐竜の腹の中にあったー!というのがちょっと笑えるエピソードになっていて、そこから連絡するためにフンを漁ろう!って流れになるのも面白かったですね(笑)毎回このシリーズは恐竜のフンを探る場面があるような・・・

あと毎回あると言えば、恐竜に襲われてピンチ!の時に別の恐竜が出てきてバトルになり、そのおかげで主人公たちは逃げおおせる・・・というのももう様式美っぽくなっている・・・(笑)

今回は子どもエリックの生存能力の高さも良かったし、ラプトルの頭の良さもすごくフューチャーされてて良かったですね。金網の隙間を見つけてそこから襲おうとしたり、仲間と会話して連携したりとか、襲った人間を少しだけ痛めつけて生きたままにしておいてそいつを餌にして別の人間をおびきだすとか・・・半端ない賢さを見せてくれています。

マルコム博士の名前も出てくる!
今作ではマルコム博士は登場しませんが、エリックが彼の本を読んだと名前を出します。若干馬鹿にされてるっぽいですけどもそこもマルコム博士らしい・・・。
ちびぞうはシリーズ通してマルコム博士が大好きなので彼が少しでも存在してるっぽい演出があってすごくうれしくなりました(笑)

それから最後に、2でも最後にチラッとしか登場しなかったプテラノドンがほとんどラプトルの次くらいに出張ってきます。こうやってシリーズごとに新しい恐竜がじわじわ登場してくるのも良いですね~

まとめ

1の次に3が面白い!!!

そしてこのラプトルの賢さが『ジュラシック・ワールド』へと繋がってゆく・・・!

ジュラシック・ワールドのシリーズはそれだけ観ても十分に楽しめる内容ですが、ちゃんとシリーズ愛があるというか、細かなところに過去作へのオマージュが沢山練り込まれてますから、旧作3本もしっかり観ておくとより世界観が楽しめると思うのでオススメです!(*’ω’*)

 

 


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画像引用元:IMDb