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きっと二回観たくなる。映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ネタバレ&感想

ぼくたちは、二人で一つなんだ。

映画仲間がごりごりにオススメしてきたので、DVDでレンタルしてみましたー!

主演は今をときめく福士蒼汰くん、そして不思議な雰囲気を漂わせてる小松菜奈ちゃん。

監督は『ソラニン』を始め『僕らがいた』など漫画を原作にした青春色強めの作品を作っている方。最新作は『坂道のアポロン』の実写化を手掛けていますねー!
大体はこの作品群を観れば、どんな感じの雰囲気の作品なのかは想像が容易につくかもしれません。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】三木孝浩
【脚本】吉田智子
【原作】七月隆文 – 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする(宝島社)』
【製作】市川南
【共同製作】村田嘉邦、弓矢政法、高橋誠、大川ナオ、吉川英作、山本浩、荒波修
【エグゼクティブプロデューサー】山内章弘
【企画】臼井央、春名慶
【プロデュース】臼井央、春名慶
【プロデューサー】川田尚広、西野智也
【撮影】山田康介
【美術】花谷秀文
【録音】豊田真一
【照明】川辺隆之
【編集】坂東直哉
【助監督】清水勇気
【製作担当】鳥越道昭
【装飾】高木理己
【視覚効果】鎌田康介
【スタイリスト】望月恵
【ヘアメイク】ワシダトモキ
【スクリプター】古保美友紀
【プロダクション統括】佐藤毅
【音楽プロデューサー】北原京子
【主題歌】back number – “ハッピーエンド”
【音楽】松谷卓
【出演([]内は役名)】

  • 福士蒼汰[南山高寿]
  • 小松菜奈[福寿愛美]
  • 東出昌大[上山正一]
  • 山田裕貴[林]
  • 清原果那[福寿愛美(中学生)]
  • 大鷹明良[南山たかもり]
  • 宮崎美子[南山えいこ]

【公開日(日本)】2016年12月17日
【上映時間】111分
【配給】東宝
【IMDB】7.6/10.0  (およそ1700人の評価)

【あらすじ】

美大生の高寿は、通学電車の中で見かけた女性・愛美に一目ぼれする。勇気を出して声を掛け、会う約束を取りつけようとする高寿だったが、愛美はなぜか泣き出してしまう。意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめるが、そんなある日、高寿は愛美から信じられないような秘密を明かされる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレ!核心部分も!)】

☆3.5/5.0

こーれもジャンル分けするとネタバレになってしまう系のお話・・・ですね。

SFというかファンタジーというか、に加え「タイムトラベルもの」なんですよね。いや、厳密に言えば、タイムトラベルしているわけではないか・・・うーん。

「パラレルワールド(並行世界)」の出てくる話。と言った方が分かりやすいかもしれませんね。並行世界じゃなくてこの場合は逆行世界。か。

なんとなくベンジャミンバトンを思い出しました。

最大の秘密とは何なのか

あらすじにも書いてある”秘密”とはなんなのか。

 

 

 

それは、

小松菜奈ちゃん扮する愛美の生きる世界は、福士蒼汰扮する高寿の生きる世界とは違う世界だった!!!

ということ。そして、二人の世界は時間の進みが逆になっている世界であった・・・。

どういうことなのか?分かりやすく、劇中でも登場した図を使って説明します。

愛美が年を取れば、高寿は若返っていく。高寿が年を取れば、愛美は若返っていく。そういう関係性なんですよね。

そして二人の世界が交わるのは五年に一度、30日間のみ。しかも、愛美の方からしか会いに行けない。という基本ルールがあります。

二人はお互いに、5歳の頃に35歳になった相手に命を救われる、という経験をしていて、それからちょくちょく会う度に惹かれ合い、愛美が15歳の時に25歳になった高寿に「二人は恋に落ちて愛し合う」という話を聞く。

そして二人が20歳になった年の30日間が、今作の映画で描かれている。ということです。

この二人の、高寿からしたら明日のことは未来なのだけど、愛美からしたら昨日(過去)の話になる。という設定が後々非常に切なくなってくるんですが・・・これがけっこうややこしい!

矛盾はないのか?

ちびぞうは観ててけっこう混乱してしまったんですよね。

未来のことをお互いに伝えておかないと、例えば「愛美が5歳の時に命を救われたエピソード」なんかは絶対に先に高寿に伝えておかないと助けられないんですよね。高寿の方からは会いに行けないし。

おそらくこの話は、どこがスタートなのか?と考えるとこんがらがってしまいます。鶏が先なのか卵が先なのか、という感じで。ループ構造なんですよね。

矛盾、してるところもあると思うんだけど、ちょっと頭が悪くてそこを指摘するまでいかないという・・・そういうモヤモヤを持ったまま観なきゃいけないのは結構厳しいかなぁ。

二人の運命は輪になって繋がっているんだ、という説明で納得させられるような気もするし、でもなんか適当なことで納得させられちゃう悔しさもあるような・・・。

まとめ

全てが決められている運命の上を走っているだけなので、主人公の苦悩も「予期されていること」と思うと、結構つまらなくない?とも思います。

運命は自分の手では変えられない。ってことですもんね。

まぁそこが、「二人は結ばれる運命なんだ」っていうロマンチックさを強調させている部分なのかもしれませんが。

25歳の高寿に全てを聞いていて、二人の30日間を間違うことなく演じてみせた愛美ちゃんの強さに涙するポイントはあります。(逆に高寿は振り回されてクヨクヨうじうじで泣いたりなんかして、しかもそれも決められていたことだって思うとなんとも情けない男だな・・・となる)

二周目が全然違った味わいになる映画でもあるので、ごちゃごちゃと難しいことは考えずに、気軽に観た方が良いですね!!

どうでもいいけど、小松菜奈ちゃん可愛すぎない???

 

ちなみになんとなく思い出した、『きみがぼくを見つけた日』の記事も貼っておきます。これは旦那がタイムトラベラーなお話。

夫がタイムトラベラーだったら?映画『きみがぼくを見つけた日』ネタバレ&感想

 

 


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手紙がタイムトラベルするよ。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』ネタバレ&感想

「難問を、ありがとうございました」

ちびぞう母が観たいと言っていた今作。劇場で観たという映画仲間がどうもイマイチそうな雰囲気を醸し出していたので、映画館で観るのは避けたんですよね・・・。

レンタル開始されたので、DVDで観てみることにしました。

西田敏行さん結構好きなので、若干の期待と不安を持ちつつ鑑賞・・・

当然のように原作は未読です!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】廣木隆一
【脚本】斉藤ひろし
【原作】東野圭吾
【エグゼクティブプロデューサー】井上伸一郎
【製作】堀内大示、高橋敏弘、松井智、藤島ジュリーK.、飯田雅裕
【企画】加茂克也
【企画プロデュース】水上繁雄
【プロデューサー】二宮直彦、千綿英久
【撮影】鍋島淳裕
【照明】北岡孝文
【録音】深田晃
【美術】丸尾知行、中川理仁
【装飾】吉村昌悟、山本直輝
【衣装デザイン】小川久美子
【ヘアメイク】永江三千子
【編集】菊池純一
【音楽】Rayons
【音楽プロデューサー】安井輝
【主題歌】山下達郎
【出演([]内は役名)】

  • 山田涼介[敦也]
  • 村上虹郎[小林翔太]
  • 寛一郎[幸平]
  • 成海璃子[皆月暁子]
  • 門脇麦[セリ]
  • 林遣都[松岡克郎]
  • 鈴木梨央[セリ(少女時代)]
  • 山下リオ[映子]
  • 手塚とおる[刈谷]
  • PANTA[皆月良和]
  • 萩原聖人[浪矢貴之]
  • 小林薫[松岡健夫]
  • 吉行和子[田村秀代]
  • 尾野真千子[田村晴美]
  • 西田敏行[浪矢雄治]

【公開日(日本)】2017年9月23日
【上映時間】129分
【配給】KADOKAWA、松竹
【映倫区分】G
【IMDB】7.0/10.0  (およそ420人の評価)

【あらすじ】

2012年。養護施設出身の敦也は、幼なじみの翔太や幸平と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込む。そこは、かつて町の人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」だった。現在はもう廃業しているはずの店内で一夜を過ごすことに決める3人だったが、深夜、シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれたことに気づく。投げ込まれていたのは1980年に書かれた悩み相談の手紙で、敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くことに。やがて、この雑貨店と浪矢の意外な秘密が明らかになり……。【引用元:映画.com

【感想】

☆1.5/5.0

こ、こーれはなんともしょっぱい><

129分という今どきの映画ならそこまで長くもない時間、「これは最後まで観るのがしんどいやつやん・・・」と思ってしまいましたね。

なんというか、それぞれのキャラクターがナミヤ雑貨店のお悩み相談と、そしてとある養護施設で繋がっている群像劇なんですけども、まったくこれが世界観に入り込めない!!

まず何か悪事を働いたっぽい3人組が深夜に商店街のような場所を逃げてるシーンから始まり、車が動かないから逃げる作戦が頓挫、そしたら近くの廃屋に隠れよう・・・!というところからまず無理やりっぽいんですよねぇ。
そこをなんとか飲み込むと、次はその廃屋(ナミヤ雑貨店だった場所)のシャッターの外からいきなり何者かが手紙を投じてくる。で、その手紙を読んでみるとどうも内容からして「1980年」の人が書いたようだ(3人組のいるのは2012年という設定なので過去から来た手紙ということになる)
ここで、まずこの手紙を「誰かのいたずらだろ」ってならずに「1980年の手紙がなぜ今届いたの?」という風にキャラクターたちはすぐにその状況を受け入れるんですよね。

しかも、そのうちの一人が「返事書こうか」とか言い出す不自然さMAXの展開。

ナミヤ雑貨店から出て別の場所に行こうとしても同じ道をぐるぐる回ってしまって結局は雑貨店に戻ってきてしまうっていう状況だったりするので、もう少しパニックになったり自分たちの正気を疑ったりしても良いんじゃないかと思うんですがそういう描写も特になく。雑貨店に囚われている中で過去から来た手紙に返事しよう、と言う発想。あまりにも脚本都合すぎる。

さらに、その手紙は「魚屋ミュージシャン」というペンネームの人からで、彼は1980年に生きる過去の人。小さい頃、ナミヤ雑貨店のお悩み相談をしていた懐かしさからか、大人になってから再び手紙を書いて投じてみる。すると、次の日には誰もいないはずのその廃屋から返事が来る(2012年の3人組が書いた返事)。つまり、ナミヤ雑貨店を通じて手紙がタイムトラベルして、過去と未来の人間が文通するよっていう話なんですよ。
でも、誰もいない廃屋から手紙の返事が来るなら「誰かそこに住み着いてるんじゃ」とかってまず最初は疑うだろうにそれもない・・・。なぜか魚屋ミュージシャンもその不思議な現象を素直に受け入れて、さらに手紙を投函するわけです。

うーん、展開に馴染めない。

ちなみに

おおまかにキャラの繋がりをまとめると

3人組はとある養護施設で育った。そしてその養護施設の社長がそこを取り壊してラブホにしようとしている、と聞いて懲らしめようと強盗に入る。

ナミヤ雑貨店に訪れた3人。「魚屋ミュージシャン」「迷える子犬」などのお悩み相談の手紙に返事を書いて文通をする。

「魚屋ミュージシャン」とは、3人のよく知る「セリ」というミュージシャン(彼女も同じ養護施設出身)の弟を命懸けで助けた人物だった。彼が音楽をやめようかと悩んでいる手紙に「ぜひ続けてください」という返事を書かないと、セリの弟が助けられる未来が来ないと知って、3人は返事をした。

「迷える子犬」は昼は事務員、夜はホステスをしている女性で、彼女も親がなく、大叔母夫婦に引き取られて育ったという過去があった。どうしても育ての親に恩返しがしたいので、「愛人になって欲しい」と言う客の提案を聞き入れるかどうか悩んでいる、という手紙の内容だった。この女性に幸せになって欲しいと願った3人は、未来の情報を教えて、不動産と株で儲けられるようにしてあげた。

この「迷える子犬」がビジネスで成功して、3人の養護施設の社長となり、強盗された本人だった。

この流れとは別に、ナミヤ雑貨店の店主がすい臓がんになり、余命3か月を宣告されたところで、新聞記事に乗っていた心中自殺した女性が、自分が相談に乗っていた「グリーンリバー」というペンネームの人だと気付いて「自分の書いた悩み相談の返事が、人を大変な不幸にさせてしまっていたかもしれない」と落ち込んでしまう・・・という流れがあります。
そして店主は息子に「自分の33回忌の日、0時から朝まで限定でお悩み相談を復活させてほしい。そして、今まで相談してくれた人たちに”自分の悩み相談は、あなたの役に立ちましたか”と聞いて欲しい」という遺言を残す。

この33回忌の日というのが3人組が強盗してナミヤ雑貨店に囚われていた晩のことで、この夜に手紙が次元を超えると言う謎の奇蹟が起きた。

店主が店を去る最後の夜にも、33年後の未来から相談者の手紙が届き、最後に白紙の紙が届くという奇蹟が起きる。店主はその白紙の紙に最後の返事を書こうとする。

その白紙の紙とは、3人組が「外から紙を入れてそれが届くか試そう」とした紙だった。

こんな感じで、結構ややこしく話が繋がっているんですよね。
グリーンリバーというペンネームの女性の子どもは心中自殺から生き延びて、例の養護施設で育ちセリの友達になったりとか、とにかく全員がなんらかの繋がりがあるという。

良かったところ

白紙の手紙に対して店主が返事を書いた、その中身がすごく良かった。この白紙は、あなたの心を表しているんじゃないか?というところから始まり、差出人の未来を応援する内容へと繋がっていく。そして、最後に難問をありがとう、という締め括りで、すごくジーンときましたね。

それから魚屋ミュージシャンが作曲した曲にセリが歌詞をつけて歌うシーンも良かった。曲がすごくいい!と思ってたら作ったの山下達郎でした。
エンディングでも山下達郎が流れるんですけど、それもすごくずるいなーと。山下達郎はずるい。

まとめ

キャラのつながりをまとめながらでも、「未来の情報を教えて儲けさせるなんてずるい!」とか「ぶっちゃけ雑貨店のお悩み相談がこんなに盛況になるんだろうか」とか、「何十年も経ってまた手紙を投函してみようと思ったり、”一晩だけの復活!”というのをかつての相談者がそう簡単に見つけられるものかね」とか、ツッコミがけっこう出てくる出てくる・・・。

その店主の悩みの返事がすごくよくて、人々の心に響いていたってことなんでしょうけども、そこを描写されていないのでいまいちそこも良く分からず。

良かったなーと思うところもなくはなかったんですが、微妙さが押し勝った。

やっぱり全体的に世界観への導入が弱かった作品だと思いました。

おかげで主演の山田涼介の演技がもー。迫真に迫るほど笑いがこみあげてしまって・・・特に自分が強盗した女の正体が「迷える子犬」だったという事に気付いて「くっそー!」となるシーンはもう耐えきれずに吹き出してしまって・・・。

ちびぞう母が観ながらポツリとつぶやいた

「映画館で観なくて良かった・・・」

という言葉が全てを物語っているな、と思いました(笑)。

 

 


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キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想

「君のままでいてくれ。完璧な兵士ではないが、ずっと、善良な兵士のままで」

初回鑑賞時の記憶があまりに薄くて薄くて、ほとんど内容も覚えていなかったので(キャップが本当は弱かったこととうん10年も眠りについてた浦島太郎だったことは覚えていた)、本当に良い復習になりました。

今作を観終われば、晴れて『アベンジャーズ』への予習は全て完了!!!!です。初期メンバーはここまででほぼ全員登場してるかな、多分。

今作にはアイアンマンことトニー・スタークそっくりのお父ちゃん、ハワード・スタークも登場というか活躍しています!何気に最近公開された『ブラック・パンサー』との繋がりも出てきたりしてるので、今!見返すというのはタイミング的にバッチリ!かも!

今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想

助演の俳優さんたちも、『メン・イン・ブラック』やBOSSのCMでおなじみトミー・リー・ジョーンズや、『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのヒューゴ・ウィービング『ハンガーゲーム』『トランスフォーマー』シリーズのスタンリー・トゥッチ『アトミック・ブロンド』のトビー・ジョーンズなど本当に実力派俳優揃いですごいです・・・脇が固められまくっています・・・!

【映画情報】

【原題】Captain America: The First Avenger
【制作国】アメリカ
【監督】ジョー・ジョンストン
【脚本】クリストファー・マーカス、スティーブン・マクフィーリー
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョー・ジョンストン、ルイス・デスポジート、ナイジェル・ゴステロウ
【撮影】シェリー・ジョンソン
【美術】リック・ハインリクス
【編集】マイケル・マカスカー、ロバート・ダルバ、ジェフ・フォード
【音楽】アラン・シルベストリ
【出演([]内は役名)】

  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • セバスチャン・スタン[バッキ―・バーンズ]
  • トミー・リー・ジョーンズ[フィリップス大佐]
  • ヒューゴ・ウィービング[シュミット/レッド・スカル]
  • ドミニク・クーパー[ハワード・スターク]
  • スタンリー・トゥッチ[エイブラムス・アースキン博士]
  • トビー・ジョーンズ[ドクター・ゾラ]
  • リチャード・アーミテージ[ハインツ・クルーガー]
  • ニール・マクド―[ダム・ダム・デューガン]
  • デレク・ルーク[ゲイブ・ジョーンズ]
  • ケネス・チョイ[ジム・モリタ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2011年10月14日
【上映時間】124分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】マイティ・ソー
【アベンジャーズ次作】アベンジャーズ
【キャプテン・アメリカ次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】6.9/10.0  (およそ585,000人の評価)

【あらすじ】

第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になる。強じんな肉体と破壊不可能なシールドを武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変ったスティーブは、レッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑む。【引用元:映画.com

【感想(結末までネタバレ!)】

☆2.5/5.0

やはりMCUはどれだけキャラを好きになれるかというのも映画の評価に影響すると思うので・・・キャップにさして興味がないちびぞうとしては全体的に可もなく不可もなく・・・という感じでしょうか。

ピークは、序盤の病弱青年→ムキムキ!なぜかアイドル的に活躍!のところとラスト10分の目覚めてからのシーンですかね。

おおまかなストーリー

現代、北極で巨大な飛行船と凍った盾が見つかるシーンから、時間は遡り1942年のノルウェーへ。

「ヒドラ」というナチスの秘密化学部隊を率いていたシュミットという男が、墓の中に隠されていた”オーディンが所蔵していたという「コズミック(四次元)キューブ」”を発見、奪い去る。

場面変わってアメリカ。
体重40㎏で喘息持ちの病弱青年スティーブン・ロジャースは、何度も出生地を偽り入隊志願書を提出していたが合格しない。

見事入隊した親友のバッキ―はいつもロジャースが誰かに殴られていると助けてくれる良い奴。

軍の「スーパーソルジャー計画」の第一人者アースキン博士がロジャースに目を付け、入隊を許可してくれる。彼は力の価値を知り、憐れみも知っている弱者にこそパワーを与えたかったと言う。アースキン博士と心を通わせたロジャースは「スーパーソルジャー1号」となることを決意。博士の作った血清を打たれ、ムキムキマッチョな人類を超えた存在へと変身する!


しかし、ヒドラのスパイが侵入しており、アースキン博士は暗殺されてしまう。スパイを追いかけ追い詰めるロジャース、しかし敵は「ハイル・ヒドラ!」と言って自害してしまう。

「ヒドラ」のトップであるシュミットは、以前スーパーソルジャーの血清を打って失敗し、「レッド・スカル」となってしまっていた。彼はナチスを見限り、手に入れたコズミックキューブの力を使って、世界の半分を破壊しようと目論んでいた。

ロジャースも戦地に行きたいと願うが、アースキン博士が死んでしまったことで「スーパーソルジャー計画」は中止。「私が欲しかったのは軍隊だ。一人ではどうにもならん」と大佐に断られてしまう。
そこに、スパイを追った時の活躍を新聞で見たエージェントが「アメリカのアイコンとして、ヒーローになろう」と声をかけてくる。「国債を買おう!」と国民を煽るためのアイドル活動(映画に出たりショーに出たり)を始め”キャプテン・アメリカ”として子ども達の人気者になる。

「自分のしたかったことは本当にこれなのか・・・」と思い悩むキャップ。

そんな時、バッキ―が入隊した107連隊がヒドラの捕虜になっていると知り、エージェント・カーターやハワード・スタークの助けを借りて単身助けに向かう!たった一人で捕虜たちを救い戻ってきたのをようやく大佐にも認められ、戦地で戦えることに!

武器工場を一つずつ壊滅させていく途中、列車での戦いで親友バッキ―は渓谷へと落ちてしまう。自分のせいでバッキ―が死んだと落ち込むキャップを慰めるエージェント・カーター(ペギー)と恋仲に。

ラストバトル!シュミットがワルキューレという、コズミックキューブから取り出したエネルギーを使用した武器を使って世界を破壊しようとしているのを知り、阻止するため飛び立つ飛行機に潜入!レッドスカルとの一対一の戦いは映画冒頭で出てきた大きな船の内部と同じ場所だった。

コズミックキューブを掴んだレッドスカルは次元のはざまに吹き飛んで消えてしまう。

そのままキャップは船を北極へと向かわせ自爆覚悟で船を墜落させる。

そして70年後。北極から発見されたキャップをシールドが保護。長い眠りから覚めて浦島太郎状態のキャップにフューリー長官が会いに来るシーンで映画は終わる。

エンドロール後の映像には、キャップと長官の会話のあと映画『アベンジャーズ』の予告編が差し込まれる。

アベンジャーズとの関わり

  • コズミックキューブ」(四次元キューブとも呼ばれている、正式名称は”テッセラクト”)とは、MCUの世界に存在する6つのインフィニティ・ストーン(とっても大きなパワーを持った最強アイテム)の一つ。オーディンが所蔵していたと劇中で言っていたので、元々はアスガルドにあったものをノルウェーで保管していたよう(経緯は不明)。今作ではヒドラが奪ったあと、ハワード・スタークが発見(マイティ・ソーのラストで長官が持ってるのでシールドの手に渡った模様)
    次元を繋ぐワームホールを作る力があるとされていて、多分アスガルドの虹の橋の力もこれが元かな~
  • 「スーパーソルジャー計画」はアースキン博士の死亡で中止されたが、現代になってロス将軍が計画を再開。その結果『ハルク』が誕生した。
  • ロジャースの親友バッキ―・バーンズは今作で消息不明になっているが、後々のアベンジャーズ関連の映画でちょくちょく登場する。キャップファンなら覚えておいた方が良い人ナンバー1!
  • アイアンマンことトニー・スタークの父親ハワード・スタークが登場する!!!「スーパーソルジャー計画」にも関わっているし、キャップがヒドラの基地へ潜入するのも手伝うし、海底に沈んだコズミックキューブを拾ったり、消息不明となったキャップの捜索を続けたりとかなり深くキャップに関わっている。トニーそっくりなので社長ファンはぜひ注目してほしい!!!
  • ハワード・スタークがキャップに渡す盾の素材は「ヴィブラニウム」。これは『ブラック・パンサー』の故郷ワカンダでしか採れない鉱石。なぜハワードさんが持っていたのかは不明。衝撃吸収に優れていてとても固い!コズミック・キューブのエネルギーを元にして作った武器の攻撃もはじく!
  • ラストでシールドの長官、ニック・フューリーが会いに来る。

ここがよい!

ちびぞうの好きなトミー・リー・ジョーンズが大佐役として出演しているんですが、彼の役がイイ~~~~~!

今からヒドラの飛行機に乗り込むぞ!って時にペギーにキスされてポカーン( ゚д゚)なキャップが大佐を見ると、「キスはしないからな」と大佐に言われる(笑)このシーン大好き。

キャップのアイドルばりに働くシーンが楽しい。

キャップがラストで特攻するシーン。恋人ペギーと無線で、ダンスの約束を延期してくれって話をするのが切なイイ。

「今度の土曜日、ストーククラブで8時ちょうどよ。絶対遅れないで」
「踊り方を知らないんだ」
「教えてあげるわ」

最後に目覚めてから、「ダンスの約束が・・・」と言うところも良いですね。

ツッコミどころも!

後半の戦いの詰め込みっぷりがあんまり好きじゃないのと、一番に思うのはハワード・スタークの知能と財力があって70年もキャップを発見できない・・・というのが無理がある気がしましたね(それ言ったら映画が成り立たないんだけどさ!)

あと、戦地に行くキャップの盾が赤と青で目立ちまくりなのが不自然、せっかく潜入したけど敵に扮装しないところも不自然(まぁキャップの力への自信の表れなのかもしれませんね!)

レッドスカルの倒し方?もコズミックキューブを持たせただけ・・・という何とも言えない倒し方だったので「本当に敵は死んだの?」という若干の不安感が残るところも微妙。

 

なにはともあれ!これでようやく『アベンジャーズ』の1作目を観る準備が整いましたね!
このシリーズは新しい作品が出るたびに見返すと新たな発見(ヴィブラニウムの盾とか)があって楽しいので、定期的に見返すといいかもしれません!!

 

 

 


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雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想

「ふさわしい器を持つものに―――力は与えられる」

MCUシリーズを見返そうのコーナー!四本目はこちら、

北欧神話を元ネタにした雷神ソーの物語!!!

流れとしてはアイアンマン1,2のあとインクレディブルハルクを観て今作に来ると完璧ですね!

監督のケネス・ブラナ―さんは役者も務める監督さんでして、最近だと『オリエント急行殺人事件』に出演・監督しているようです。シェイクスピア演劇にルーツのある監督さんならではの神話スペクタクル、そしてファンタジーと現実が混ざり合うという不思議な世界観を見せてもらえるかな、と思います。

役者陣、ソーにはクリス・ヘムズワース、ヒロインのジェーンにはナタリー・ポートマン!!個人的に、ソーの「大物ヒロイン掴んだ感」すごいなっておもってます!!!そして今作のヴィランにはロキたん!(トム・ヒドルストン)

ちびぞうのMCUシリーズでアイアンマンを超えそうなくらい大好きメンになっているのがロキたん!!!彼は最近の作品ではすっかりやられ役が板についてきてしまっていますが、今回はしっかりと悪役をしています!!!悪そうなしたり顔が見れます!そこも注目です!!

あっ、そういえば日本人俳優の浅野忠信さんもソーのお友達四人組の一人として出演していますが、今作ではあまり活躍しません!しかし続編でも出てくるのでそちらに期待していきましょう(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Thor
【制作国】アメリカ
【監督】ケネス・ブラナー
【脚本】アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【原案】J・マイケル・ストラジンスキー、マーク・プロトセビッチ
【撮影】ハリス・ザンバーラウコス
【美術】ボー・ウェルチ
【編集】ポール・ルベル
【音楽】パトリック・ドイル
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン・フォスター]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ジョシュア・ダラス[ファンドラル]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ステラン・ステルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • コルム・フィオール[ラウフェイ]
  • ジェレミー・レナ―[クリント・バートン/ホークアイ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2011年7月2日
【上映時間】115分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】
スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想
エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
【マイティ・ソー次作】マイティ・ソー/ダークワールド
【IMDB】7.0/10.0  (およそ610,000人の評価)

【あらすじ】

神の世界では最強の戦士といわれていたものの、横暴でごう慢な性格が災いとなり、地球へ追放されてしまったソー(クリス・ヘムズワース)。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(結末までネタバレ!)】

☆2.8/5.0

いや、本当にすいません。今作は非常にシリアスなお話だったりするんですが・・・。

マイティ・ソーは最新作のバトルロイヤルでかなりコメディ路線に舵を切るんですよね。なので、そのテンションで観るとどーーーーーーしても

ロキたん暗躍しちゃってぇ!もう!本当はお兄ちゃん大好きなくせに!

みたいな見方になってしまうんですよね!!!ほんとに!!まぁ、2のダーク・ワールドの時からそんな感じだったので、コメディに移り変わる片鱗はこの時点であったのかもしれません・・・(笑)

おおまかなストーリー

はい、覚えましょう。主人公のソーは、北欧神話に登場するオーディンの息子。そして弟のロキは「悪戯の神」として知られています。
そんな彼らが統治する国は「アスガルド」。九つの国を束ねる大国です。ヘイムダルという門番が守る”虹の橋”を使って別の国や地球に行ったりします。
オーディンはソーに王の地位を渡そうとムジョルニアと呼ばわるハンマーで雷神としてのパワーを授けます。

 

はい、次に覚えるのがヨトゥンハイムという氷の巨人の国。この国は、アスガルドと因縁があり昔から父オーディンが戦って来た国です。過去に巨人族が人類を襲った時、オーディンがそれを救い、彼らの持つ力の源「古代の冬の小箱」を奪ったとされています。現在は休戦協定中。

 

最後に地球。ジェーンという天文物理学者と、セルヴィグという博士がいて、アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ(ワームホール)=アスガルドの虹の橋 について研究しています。

これだけ覚えていればあとは簡単!

 

オーディンの跡を継いで王になろうとするソーを妬んだロキが巨人族を武器庫に侵入させるオープニング。

巨人族め!とおこになって休戦協定中のヨトゥンハイムに勝手に殴り込んだソーにオーディンが「傲慢で欲深い、父の言葉に背いて平和の国の扉を開け、仲間を危険にさらした。お前はその地位にふさわしくない」と激おこになって、ソーからムジョルニアを取り上げ地球に追放する。

しかし父の真の意図は「地球で成長して価値観が変わったらムジョルニアも持てるようになるよ」ってことなので、ムジョルニアも地球に落ちてくる。

地球に降り立った時代錯誤のファンタジー男が現代でおかしな言動をしたりするのが楽しいシークエンスが始まる。

アスガルドでロキたんは自分の出生の秘密(実はヨトゥンハイムの王の子どもであったのを赤子の頃にオーディンに保護されて連れて帰られた!)を知る。そして「敵に連れ去られいつの日か利用されるために捕らえられていた、ソーばかりひいきされていた理由が分かった」と激おこ。しかしオーディンはもう歳なので息子の激昂に耐えられない!!意識を失い倒れてしまう(本当は”オーディンの眠り”といういつ目覚めるか分からない眠りについた)

ムジョルニアが落ちて来たことを知ったソーは、墜落現場を研究するシールドのベースに忍び込みムジョルニアを奪おうとするも失敗。

ロキがやってきて「父が死んだ、ヨトゥンハイムとの休戦は兄上の追放が条件だし母上も戻るなと言っている、王座の重荷は俺が背負う」と大嘘を吹き込む。

王不在の間に勝手に王座につくロキたん。巨人の国にも行って「オーディンの寝床に侵入させてやる」と手引きする(これは母親の目の前で巨人族から父を救い、親にも民にも認められてるという目的のため)

ソーになんとか戻ってきて欲しいソーのお友達四人組も地球に行って、ソーと合流。ロキたんの大嘘を伝える。ロキはソーが戻ってこないようにデストロイヤーという兵器を地球へ送り込み「全てを破壊しろ」と命令する。

地球でのデストロイヤーとのバトル!みんなを守るため自分の命を犠牲にして倒れたソーを「ふさわしい者」と判断したムジョルニアが彼の元へ飛んできて、雷神ソー復活!(これがオーディンの意図だったということですね!)デストロイヤーを倒し、ジェーンに「必ずお前の元へ戻る」と約束してアスガルドへと戻る!



アスガルドにはロキたんの手配で巨人が攻めて来ていた!虹の橋を壊してピンチを切り抜けるソー。兄弟そろって次元のはざまへ吹き飛ばされそうになったところを目覚めたオーディンが助けようとする。ロキはそこでもまた嘘をつこうとするが、父には全て見抜かれていると知り、自ら手を放して次元のはざまへと消えていく。

虹の橋が消えたので、もうジェーンと会えないと悲しむソー。しかし橋の番人ヘイムダルの全てを見通す目には彼女の姿が見えている。「今も彼女はあなたを探している」と言われて映画は終了。

エンドロール後、セルヴィグ博士を招いたシールドの長官ニック・フューリーとの会話の中で「四次元キューブ(テッセラクト)」と呼ばれるインフィニティ・ストーンが登場。これの使い方が分かれば無限のパワーが得られる、という長官に対し「調べてみる価値はあるな」と返す博士はすでにロキに操られていた!!という感じでアベンジャーズに繋げて終わり。

アベンジャーズとの関わり

  • 追放されたソーの後で地球に落ちたムジョルニアをシールドのコールソンが発見するシーン(→アイアンマン2との繋がり)
  • シールドのコールソンがソーの力に興味を持ち、そういった特別な力を持つものに大金を払う組織がある・・・と勧誘しかける。

  • ジェーンの研究施設がシールドに差し押さえられてしまった時にセルヴィグ博士が言う「知り合いの科学者にガンマ線の研究者がいたが、彼の元にもシールドが現れて、それ以来行方不明になってしまった」という台詞はおそらく、ブルース・バナー博士(ハルク)の事を言っていると思われる。
  • ムジョルニアを奪いに来たソーを狙うシールドのエージェントとして「ホークアイ」が初登場!!!カメオ出演ということなので、一場面のみの登場。
  • ロキが地球へ送り込んできたデストロイヤーを見たシールドのエージェントとコールソンが
    「トニーのところの兵器か?」
    「スタークからは何も聞いていないぞ」
    と会話するシーンがある。
  • エンドロール後にインフィニティ・ストーンの一つ「四次元キューブ(テッセラクト)」が初登場する。

ここがよい!!

ロキたんがしれっとした顔でソーを巨人族の元へ行くように煽ったり、巨人族を騙して祖国を襲わせたり、父親が倒れてる間に王座についたり、兄貴に大嘘こいたり、「全てを破壊しろ」とかいう大雑把な命令をデストロイヤーにしたり、

ちょっぴり頭弱めだけどしたり顔で暗躍する憎むにも憎み切れないヴィラン

を見事に演じていましたねー!!!

彼がソーと対峙する時に言った

「王になりたかったわけじゃない、あんたと対等になりたかった」

これがもう彼の原動力の全てというか。俺を騙していた家族が憎い、でも憎み切れないというか愛してる、むしろ俺をもっと認めてくれ兄さん父さんーーー!!!!というとてもシンプルな承認欲求を満たしたいがための彼の行動なんですよね。うーん大好き!!!

スーツ姿もペタリしときますね!

ロキたん最高でしたはーーーーーーー!!!!!!!

 

それから、時代錯誤のファンタジーマンが現代で大混乱!のシーンは会社が違いますがDCコミックの『ワンダーウーマン』に通ずるコミカルさがあって好きです。

特に、ソーがペットショップに行って「馬をくれ」を言うシーン大好き(笑)なんでもいいから乗れるものをくれって(笑)

それからソーが、コールソンのことを「コールの息子よ」と呼びかけるところも好き!
外国人の名字○○ソンは○○の息子という意味でついた名字(例えばジョンソンは”ジョンの息子”という意味)なので、ソー・オーディンソンと言う名前はまんま「オーディンの息子・ソー」という意味。現代でそんな風に名乗る人も呼ぶ人もいないので「なるほどコールソンはコールの息子よ、となるのか!」と笑ってしまいました。

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

ソーが飲んでた酒

どうでもいいけど調べてみたシリーズ。

ソーとセルヴィグ博士が酒を飲むシーンで出てきた「ボイラーメーカー」というのは、飲みかけのビールにバーボンを入れて飲むものらしいですね。

飲むとボイラーのように体が熱くなるようで、一発で酔える・・・ということらしい。

気になる人は試してみてもいいかも★

 

 


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あ行

スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想

「私が残した最も偉大なものは――――お前だ」

来ましたー!!!!アベンジャーズシリーズで、アイアンマンシリーズで、ちびぞうが一番愛してやまない作品!それがこちら!『アイアンマン2』デーーーーッス!!!!!!!

ロバート・ダウニー・Jr.演じる社長が一番好き、というのもあるんですが・・・それ以上に

ミッキー・ロークの”ウィップラッシュ”が最高に好き。

というのがあります。あ、ウィップラッシュというのは今作のメインヴィランです。電撃ムチを振り回してくるロシアの科学者ですよ!!!!

ちなみに豆知識として、今作でアイアンマンが助ける少年は、『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイディになるピーター・パーカーだそうで!!!

ついでに、アベンジャーズのメンバーである「ブラック・ウィドウ」や「ウォーマシン」も今作で初登場します!

そういったマーベル絡みのシーンにも注目して頂きたいですね(*’ω’*)

MCU参戦!映画『スパイダーマン : ホームカミング』ネタバレなし感想

【映画情報】

【原題】Iron Man 2
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ファブロー
【脚本】ジャスティン・セロー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル、デニス・L・スチュワート、ルイス・デスポジート、スーザン・ダウニー
【撮影】マシュー・リバティーク
【美術】J・マイケル・リーバ
【編集】リチャード・ピアソン、ダン・レ―ベンタール
【音楽】ジョン・デブニー
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ドン・チードル[ジェームズ・”ローディ”・ローズ中佐/ウォーマシン]
  • ミッキー・ローク[イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • サム・ロックウェル[ジャスティン・ハマー]
  • ポール・ベタニ―[ジャービス(声)]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • ハロルド・”ハッピー”・ホーガン[ジョン・ファブロー]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]
  • ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]

【公開日(日本)】2010年6月11日
【上映時間】124分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【前作】アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想
【アイアンマンとしての次作】アイアンマン3
【アベンジャーズとしての次作】エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想
マイティ・ソー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ590,000人の評価)

【あらすじ】

巨大軍事企業の経営者であり、天才科学者でもあるトニー・スタークは、前作で自ら開発したすさまじいパワーを発揮するパワード・スーツを装着し、アイアンマンとしてテロ組織と激闘を繰り広げた。その後、スタークはパワード・スーツを軍事利用のため国家に引き渡すよう命じられるが、これを拒否する。一方、スタークを敵視するウィップラッシュがアイアンマンと同等なパワーを持つスーツでモナコGPに現れ……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしているよ!)】

☆3.5/5.0

アイアンマンのラストシーンから地繋ぎで始まります!1のラストの記者会見をロシアにいるアントン・ヴァンコじいさんがテレビで観てるというシーンから。

なので必ずアイアンマン1を観てから観ようね!!

おおまかなストーリー

アントン・ヴァンコという名前の書かれたアーク・リアクターの設計図を持っている男(ミッキー・ローク)。彼が自力でアーク・リアクターを作るシーンにオープニングが重なります!彼が今作のメインヴィラン、鳥をこよなく愛すウィップラッシュ様です。

彼の目的は父親を裏切ったハワード・スターク、そして息子のトニー・スタークに復讐すること!

6か月後!スタークEXPOのオープニングにアイアンマンの姿で登場するトニー!

派手な登場シーンのやりたい放題感というか、趣味が若干良くない感じがすごく好き!!

今作は、胸に埋め込んだアークリアクターを動かしているパラジウムという元素が血中毒素となってトニーの体を蝕んでいる・・・というメインの流れがあります。(つまり、アイアンマンを続けることで彼の体は死に近付いていく)

 

上院議員の軍事委員会に出席を求められるトニー。

しれっと俳優がドン・チードルに代わっているローディ中佐もここで登場(;;)かなしい(;;)

アイアンマンの力を国に渡せと言われるけど「スーツと自分は一体。国にスーツを売るということは体を売ることと同じだ。私は世界平和の民営化に成功した」と拒否するトニー。

アイアンマンはどこの機関にも属していないので国や民の脅威になり得る・・・と言われるが、トニーがその場で他の国のアイアンマンスーツの開発の様子(どれもうまくいっていない)のを見せ、武器開発のハマー社をコケにするついでにどこの国も自分の技術には追い付いていないと言う。

 

エキスポは無駄だとかエコ事業が止まってるとか色々文句を言ってくるペッパーを社長に就任させる!(ペッパーは嬉しそうだけどめんどくさいから全部押し付けたようにしか見えない(笑))

ボクシングの練習場面でナタリー・ラッシュマン(ブラックウィドウ)登場!!!

彼女の正体は、法務部の人間に紛れ込んだシールドのスパイ、ナターシャ・ロマノフ。言語に堪能で日本でモデルをしてた彼女を強引に秘書にするトニー。

場面は変わってモナコ!なぜかレースにレーサーとして出場しようとするトニー(笑)やりたい放題(笑)

ペッパーが慌てて止めようとするがレーススタート!

と、そこへ明らかにあやしいおっさんが登場!!!ウィップラッシュだー!!!!

自作のアークリアクターを胸につけ、両手で持ったビリビリ電撃ムチで鉄をも切断!!!!

追い詰められるトニー!ケースがないと変身できないからペッパーもハッピーも頑張る!
スーツケースからアイアンマンに変身するシーンが最高!

なんとかイワンを倒したトニー。

トニーが何か隠していると心配するペッパーだけど、打ち明けようとしないトニー。(本当は言いたいけどなかなか素直になれないんです社長は・・・)

一方、拘置所に入れられていたイワンを武器製造ハマー社のジャスティン・ハマーが手引きして脱走させる。
ハマーは国防総省と契約するため、自分の作ったスーツを改良させる手伝いをイワンにさせたいらしい。「敵は同じスタークだ」と手を組もうとする。

 

血中毒素がどんどん広がり体調が悪くなってきたトニーはそれを誤魔化すかのように、自分の誕生日パーティでアイアンマンスーツを着て踊り狂うという奇行に走る!!
(でも多分、スーツで身を固めていないと不安になるんだろうし、弱ってる姿を見せられないっていうのもあるんだろうな)
酔っぱらって客が投げたコップや果物をビームで撃ち落とすという無茶ぶりにキレたローディがアイアンマンスーツを勝手に着て止めようとする!!!(ウォーマシン”マーク1”の誕生!)

この喧嘩のシーンは音楽も合わせて最高!!!

二人がお互いを撃ち合うと、中間でビームがぶつかって大爆発する!
倒れたトニーを尻目に、ローディはスーツを軍に持ち帰る。

後日、ふてくされてドーナツを食べるトニーにシールドのニック・フューリー長官が会いに来る。アベンジャーズの誘いは一度断ったらしい。そこにナターシャも来て自分の正体を明かす。
トニーはパラジウムに代わるものを探してあらゆる元素を試しているが見つからないと言う。しかし、長官は「まだ全ては試してない」という。父ハワードはシールドの創設に関わっていて、彼が開発しようとしていたのは兵器ではなく大きなエネルギーだったらしい。その計画を完成させられるのは息子だけだ、と言っていたという話をトニーに伝える。

父の残した計画とやらをシールドの監視下で半強制的にやることになるトニー。

父親が残したビデオの中に自分へのメッセージがあるのを見つける。
正直このメッセージを見るシーンはくそ泣けるぅうううう

会社にいるペッパーに謝りに行くトニー。しかし門前払いを食ってしまう。私物の中にエキスポの模型を発見、それが新しい元素を作り出すヒントになっていると気付くトニー。

社長のDIY「新元素を作ろう!」のコーナーのシーン。途中でコールソンが来て別れを告げに来る。「ニューメキシコに転勤」するらしい。

新元素を合成して、パラジウムの代わりに胸に入れる!これで毒素の問題ともおさらば!

場面変わってイワンは、ハマーの金を使って新しいウィップラッシュのスーツを作っていた。アークリアクターを強化したとトニーに電話し「お前の父親にされた仕打ちを40分で返してやる」と脅す。
ハマーがエキスポで発表したドローンたちをイワンがハッキング!ローディの着ているウォーマシンも登場、しかしそれも暴走させる!

イワンが操るドローンたちとアイアンマンのバトル!この途中でアイアンマンが救う子どもが、『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイディになる子らしいです!!!

ハッピーとロマノフはイワンのいるハマー社へ向かう!

ロマノフのアクションがすごい!それから知能もすごい!イワンのパソコンからローディのスーツを再起動させる!
ハッピーを演じる今作と前作の監督ジョン・ファブローさんも必死でアクションしていてとってもキュート♡

最後の戦闘はローディと共闘!その舞台になるのが日本のパビリオンっていうのも良いですねぇ~

ドローンたちを倒したらついに、ウィップラッシュの登場!ローディと喧嘩していた時に偶然でた大爆発を利用してウィップラッシュを倒す!しかし「お前の負けだ」とウィップラッシュは自分とドローンたちを自爆させる!!

慌ててその場から逃げるアイアンマンとウォーマシン、まだ会場内に残っているペッパーを急いで探しに行くトニー。爆発のギリギリで彼女を救って脱出!(前も思ったけどあの速度で生身の人間を抱いて飛んで行ったら無事では済まなそうなんだよな・・・・)

口論の末、ようやく結ばれるペッパーとトニー!最高にかわいいカップルですね!

ラストシーン、アベンジャーズにとってトニー・スタークは推薦されない、というロマノフさんの調査結果が出たことで、コンサルタントとして雇われることに。

エンドロール後はニューメキシコに行ったコールソンが、『マイティ・ソー』のハンマー”ムジョルニア”を発見するというシーンで終わり!

今作で登場するパワードスーツ

マーク4

amazon.jp

誕生日に踊ったりふざけたりしている時に着ているスーツ。「尿をろ過する装置付き」と劇中で語られている。
ローディと喧嘩するやつですね!

マーク5

スーツケース型になっている持ち運び用!モナコのレース場でウィップラッシュが現れた時に戦ったものがこれ!

マーク6

パラジウムに代わる新元素をエネルギーとして新たにモデリングされたもの!
胸の三角形がかっこよくてちびぞうはこれが一番好きです!

アベンジャーズとの関わり

  • シールドの長官・ニック・フューリーとエージェント・ロマノフ「ブラック・ウィドウ」がアイアンマンのアベンジャーズとしての資質を調べにやってくる!
  • 親友ローディ中佐がアイアンマンスーツを持って行って「ウォーマシン」となる!
  • キャプテン・アメリカの試作品の盾が「新元素DIY」のシーンでチラッと登場。
  • コールソンがニューメキシコへソーを探しに行く!

ここがよい!

ストーリーを書き出している合間合間に良いな!というポイントは書いてますが、

ミッキー・ローク扮する「ウィップラッシュ」が本当に好き・・・

ミッキー・ロークが好きなのもあるけど・・・あんなに怪しくて科学者っぽくないのにめちゃめちゃ頭いいですからね!?あとムチにこだわってる意味もよくわからないけどすき(;;)

正直彼には生き延びて、社長と和解して欲しかったなぁという気持ちがどうにもこうにも。何回観てもそれは思いますね。

それから地味に、ハマーを演じるサム・ロックウェルも良い演技してます(笑)
エキスポに踊りながら登場するシーンは最高です、必見ですよ!!

個人的にちびぞうは、父親ハワードとの確執がほどかれていく今作がとっても好きです。
飄々としているように見えて、実はお父さんのことを気にしていたり、繊細な一面もあるんですよねー。社長は。
胸のパラジウムの毒素問題と一緒に、親子の問題も解決されて、アイアンマンとして全力で戦う準備が今作で整った!という感じがGOOD!

ここからアベンジャーズ本編、そして3へと繋がっていきます。
楽しみですね!!!

 

 


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ら行

アートな写真が流れるフランス映画『ラ・ジュテ(1962)』ネタバレ&感想

「彼がいない時には、おそらく彼女は死んでいるのだ」

IMDB

「フォトロマン(モノクロ写真の連続だけで構成されている)」という手法で作られた、ということで興味が湧いた作品。
分かりやすく言えば、スライドショーであり、紙芝居。

1962年に製作されたフランスのSF映画です。28分しかないので非常に観やすいね!

観終わって調べて初めて知ったんですが、『12モンキーズ』の原案となった映画のようですね。ちびぞうはそちら未見なので、またチェックしてみねば!!!

【映画情報】

【原題】La Jetée
【制作国】フランス
【監督/脚本】クリス・マルケル
【製作】アナトール・ドーマン
【編集】ジーン・ラベル
【音楽】トレバー・ダンカン
【出演([]内は役名)】

  • ジャン・ネグロニ[ナレーション]
  • ダフォ・アニシ[男]
  • エレーヌ・シャトラン[彼女]
  • ジャック・ルドー[科学者]

【公開日(日本)】1999年7月3日
【上映時間】28分
【IMDB】8.3/10.0  (およそ24120人の評価)

【あらすじ】

第三世界大戦を舞台にした架空のパリで、過去や未来にタイムトラベルする実験に携わるある男と「彼女」の物語。

【感想(ネタバレしますよ!)】

☆3.2/5.0

ちびぞうは好きです!!!!!

主演の女優さん(エレーヌ・シャトラン)が、どことなくキルスティン・ダンストっぽくてとっても美しい!

おおまかなストーリー

空港の写真から始まる。割れんばかりのオペラ

Stichere – “A la croix”

が流れている。

「これは少年期に見た光景に取りつかれた男の話である」

男性の語りと、文章が出る。

「少年期にその男が見たのはオルリ空港での出来事で 第三次世界大戦ぼっ発の数年前のことだった。少年はその日の出来事をそれ以来忘れたことがなかった」

※オルリ空港とはフランス(パリ)の国際空港のこと

写真がどんどん変わっていき、そこに男性のモノローグが乗る。

少年が見たというのは「送迎台の光景と、ある女性の顔」。
しかしこの女性の顔に見覚えがあるとずっと後に彼は気付くことになる。戦争が起きる少し前の平和な彼女の顔に見覚えがあったというのだ。

揺れる送迎台。突然の轟音と、倒れ行く人々。そしてある男の死を目撃したと、少年は後に知る。

それが現実だったのか、戦争から逃れるための妄想だったのかは分からない。

そしてほどなくパリは崩壊

流れるオペラと共に崩壊したパリの写真が次々と流れてくる。暗転し、再び男のモノローグと共に写真が流れ出す。

放射能によって、誰もパリの地上では暮らせなくなってしまった。勝者は敗者を捕虜にし、実験台にした。しかし実験は失敗し、多くが死ぬか、錯乱した。

そして新たな実験に主人公が選ばれる。

なんとその実験というのは「タイムトラベル」の実験だった。過去に行って現在を救うために物質やエネルギーを持ち帰るのが使命だった。

体が過去に行っても意識は現在のままなので、体にかかる衝撃が大きすぎ、普通の人は錯乱してしまう実験らしい。しかし主人公は過去への執着が強く、想像力が豊かな人物だったので実験台に選ばれた。

主人公は過去に意識を飛ばし、平和だった頃へ戻る。そして、見覚えのあるあの女性を探し出す。彼女と二人で見覚えのある公園で過ごす。第三次大戦中に付けていたネックレス(ドッグタグのようなもの?)に気付かれるが、彼はごまかす。

意識が戻るが、すぐにまた過去へと戻る。

 

彼女と遠い国の話をしながら、散歩を続ける。これがまだ同じ日の出来事なのかどうかは男にはわからない。

実験の第一段階が終わり、第二段階の最初で彼女とあちこちで会った。

彼は唐突に現れるが、彼女は気にしない。彼女は彼を”私の幽霊”と呼ぶ。

朝の鳥のさえずり、彼女の寝顔。

ここだけ一瞬、動画に切り替わる!彼女が目覚めて瞬きをする瞬間だけが動画に!

実験は進み、50日目。彼女と博物館で様々な動物を見る。照準は完璧になり、思うままの時間に送り込まれることが可能となった。楽しそうに博物館デートを楽しむ二人。

彼女も、突然現れて消える彼を自然現象として受け入れた。

実験室に戻った時、微妙な変化を感じた。所長がいるのだ。過去への実験は成功し、次は未来へ行く実験が始まった。

未来では地球は変貌していた。再建されたパリは迷路のような道路が広がっていて、冷たい未来人がいた。全産業を復活するエネルギーを未来人に渡して、未来への旅も終わった。

実験が終わり、彼は用済みになった。しかし、未来人がやってきて、彼を仲間にする、と言う。彼はそれを拒否した。未来ではなく彼女の待つ過去へと行きたかったのだ。

再びオルリ空港。

送迎台で彼女を探す。彼女の姿を見つけるも、そこには追跡者がいた。

少年時代に見た記憶、強迫観念の正体は―――自らの死の場面であった。

まとめ

あらすじは、現代に生きるちびぞうが観てみれば「この最初に出てくるある男の死って自分じゃね?」とか簡単に予想してしまいますが、当時の人からしたらそうは問屋が卸さなかったんであろう・・・。

内容云々というよりも、この悪夢のような作品をあえてスライドショー方式にしたことで、より悪夢っぽさが際立ってる感じがしたんですよね。

映画も、細かくしていけば絵の連続。たくさんの絵がものすごいスピードで流れていくとそれが動いているように見えて、動画になる。この作品では、その1枚1枚の絵が流れていくスピードを限りなく遅くしていった結果、こういう紙芝居的な表現になったのだ。と思うんです。すると、一つ一つの場面が、流れているようで止まっているような、不思議な感覚に陥るというか。悪夢を見てそれを思い出そうとすると断片的にしか思い出せない、そんな感覚に似ているというか。

時の流れを遅く遅くさせていって、止まってしまいそうな感じが、この「タイムトラベル」するというSF的なテーマにすごくマッチしていたと思います。

そしてちびぞうが特に感動したのは、途中で「彼女」が目覚める場面。

その数秒だけが動画になって、彼女の瞬きする様子が見れるんです。が、その表現の美しいこと!!彼女の美しさとか、尊さとかを深く感じ、「この瞬間だけは本物かもしれない」という気持ちにさせてくるというか・・・うーん。とにかく美しかった。

モノクロ映画はそんなに得意でないちびぞうの、数少ないお気に入りの作品となりました。

みなさんもぜひ機会があれば、鑑賞してみてください!

 

 

 


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エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想

「前に進み続けるしかない」

『アベンジャーズ』シリーズを復習しようのコーナー第2弾!

『アイアンマン』の1作目を観たら次はこちら!エドワード・ノートン主演のハルク!!!

リブートという形なので、2003年の『ハルク』とは全くつながりのない作品です。

ヒロインは『アルマゲドン』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのリブ・タイラー。

ヴィランにはティム・ロスが出ています(*’ω’*)

エドワード・ノートンのファンの方には残念ながら、彼はヒーロー映画出演にそこまで興味がなかったらしく、アベンジャーズに登場するハルク(ブルース・バナー)はマーク・ラファロに交代しています!(ちびぞうはマーク・ラファロの方が好きなので嬉しい交代ですが!)

アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】The Incredible Hulk
【制作国】アメリカ
【監督】ルイ・レテリエ
【脚本】ザック・ペン
【製作総指揮】スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジム・バン・ウィック
【製作】アビ・アラド、ゲイル・アン・ハード、ケビン・フェイグ
【撮影】ピーター・メンジース・Jr.
【美術】カーク・M・ペトルッセリ
【音楽】クレイグ・アームストロング
【出演([]内は役名)】

  • エドワード・ノートン[ブルース・バナー]
  • リブ・タイラー[エリザベス・”ベティ”・ロス]
  • ティム・ロス[エミル・ブロンスキー]
  • ウィリアム・ハート[ロス将軍]
  • タイ・バーレル[レナード]
  • ティム・ブレイク・ネルソン[サミュエル・スターンズ]
  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク]

【公開日(日本)】2008年8月1日
【上映時間】114分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【アベンジャーズとしての前作】アイアンマン2
【アベンジャーズとしての次作】マイティ・ソー
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

実験中に大量の放射能を浴びた科学者ブルース・バナーは、感情が高まると緑色の超人ハルクに変身するという特異体質になってしまう。元の体に戻るべく治療方法を探すブルースだったが、その驚異的なパワーに目をつけた軍が彼の元に追手を送り込み……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

今作のメインヴィランは「アボミネーション」、アベンジャーズとの直接的な関連はラストでトニー・スタークが登場するのみですので、単品映画としても普通に楽しめます。

ちなみにエンドロール後のおまけ映像はありません!

おおまかなストーリー

「大学の研究所で爆発事故があり、緑の怪物が目撃された」と新聞記事が出る。ブルースはハルク化し、恋仲である共同研究者のベティとロス将軍を傷付けてしまい逃亡。ロス将軍に追われる。というあらすじがおおまかに分かるオープニング。さらっと”スターク・インダストリーズ”の文字も出る。

 

ブラジルに逃亡したブルースはサイダー工場で働きながら怒りを抑えるための精神的、そして肉体的な鍛錬を積んでいた。

サイダー工場で指に傷を負い、一滴の血がサイダーの瓶に混ざってしまう→そのサイダーはアメリカ行きだった!

ブルースはチャット相手である謎の博士と「ミスターブルー」「ミスターグリーン」として友達になっているらしく、彼に血液を送ったりして治療法の相談をしていた。

 

アメリカでソーダを飲んだ老人が死亡、ガンマ線が大量に検出されたことから、ブラジルにいることがロス将軍にバレてしまう。彼を連れ戻すため部隊を招集。その中にティム・ロス(ブロンスキー)もいる!

ミスターブルーから治せると連絡があるが、詳しいデータが手元にないのでデータを取りに行こうとする。ロス将軍の部隊に追われてハルク化しつつなんとかメキシコを経由してアメリカへ向かう。

 

ハルクを目撃したブロンスキーに彼の秘密を話す将軍。

”兵力強化プロジェクト”という第二次大戦中に開発されていたバイオテクノロジーを使って”スーパーソルジャー”を作る計画があり、それを再開していたらしい!その実験に関わっていたブルースは自分の体で実験し、ハルクとなった!と将軍は説明する。

 

アメリカへ戻ってきたブルースはベティの元へ!彼女には新しい精神科医の彼氏がいた!
なじみの知り合い、ピザ店を営むスタンリーの元へ行って協力を得る、ピザの宅配を装って彼女の研究所に侵入。しかし自分のデータが消されてしまっていた。ブルーに連絡するも、データがないなら助けられないと言われてしまう。
スタンリーのピザ屋にベティが来店、ブルースを目撃、そして再会!

彼女がブルースのデータを軍が持ち出す前に運び出してくれていた!

ロス将軍、ブロンスキーにも血清を打つ。

ブルースが出発しようとする直前で軍が追いかけてくる(精神科医の彼氏が通報していた)。捕まる前に、自分のデータが入ったUSBを飲み込む。軍に追い詰められハルク化、ブロンスキーと戦って瀕死の状態にさせる。

銃撃とヘリの爆破からベティを守り、彼女を抱いたまま逃亡。

 

瀕死になったブロンスキーは異常な回復力で復活。

ブルースはベティと一緒にミスターブルーに連絡を取って会いに行こうとするが、そのネット上のやりとりを軍がシールドのネットワークで検索し見つけられてしまう。ミスターブルーとは、サミュエル・スターンズ博士という人物だった。

命の危険がある治療実験をスターンズ博士の元で行うブルース。(成功したかに見えたけど一時的なものだったらしい)

スターンズ博士はブルースからもらった血を培養して増やしてそれを独自に研究していた!全てを始末しようと言うブルース。そこへ軍が到着。捕まってしまう。

スターンズ博士に「俺を奴のようにしろ」と迫るブロンスキー。ブルースの血液を投入しバケモノ(今作のメインヴィラン「アボミネーション」)に変わる!そして彼によって頭に傷をつけられ、そこからスターンズ博士にもブルースの血が混入(「リーダー」になる?)

 

ラストバトルはアボミネーションとハルクの戦い、そして横槍を入れてくる軍の三つ巴。

アボミネーションを殺しそうになったところでベティが「やめて!」と止められ「ベティ」と一言残し、ハルクは逃げ去ってしまう。

ラストはコロンビアで人知れず暮らしているブルースが、質屋から買い戻したベティの形見のペンダントを彼女の元へ送るシーンへ。ハルク化をコントロールできるようになったのかな・・・?という「ニヤり顔」で終わる。

ロス将軍の元へやってくるトニー・スターク!「我々はチームを編成中だ」と言う。

アベンジャーズとの関わり

  • オープニングでチラッと出る「スターク・インダストリーズ」の文字
  • ブルースがハルク化した原因が”スーパーソルジャー”を作る計画で、キャプテンアメリカが行ったものと同じ
  • 軍がブルースを捜索するのに「シールド」のネットワークを使う
  • 映画のラストでトニー・スターク(アイアンマン)が登場!ロス将軍に「チームを編成中」と言う

ここがよい!

  • どうしても『ハルク』と比べてしまうんだけど、テンポが良くなってる!
  • 定期的に「肉体変化が起きていない日数」が出るのが、ハルクになるのを恐れているというのが良くわかってよい!
  • 伸びるパンツを探していたり、コミカルな要素が増えていてクスッと出来る場面もいくつかある
  • ティムロスのアクションがカッコいい。人間のままでも十分にハルクと渡り歩けそうな感じがした(笑)
  • ヴィランがハルクと同じように肉体改造された相手なので、簡単には勝てないかも!とハラハラしながら観れる
  • ちびぞうは原作は読んでないんですが、ネットの画像で「ハルクが両手を合わせてクラップすると周りにいた人たちが気絶してしまう」というシーンを見たことがあって、今回ラストバトルでハルクが両手を叩き合わせると爆炎を蹴散らしてベティを救うというシーンがあって笑ってしまったんだけどきっと原作ファンが嬉しいんじゃないかなと思いました。その他「ハルクスマッシュ」で地面をかち割ったり、知ってる人が楽しめるハルクの技が出てくるのもよい!

まとめ

スターンズ博士の頭の傷にブルースの血液が垂れて、ヴィラン化の伏線っぽいシーンがあったのが(2も出てないしまだ回収されていないのかな?)気になるところ。

しかし『ハルク』よりもややこしさがなくなっていてだいぶ見やすくなっていました!

アベンジャーズを観るのにマスト!という作品ではないですが、せっかくアベンジャーズを追うのならぜひこれもチェックしていただきたいですね!!

 

 


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画像引用元:映画.com

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アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想

”トニー・スタークにも『ハート』がある”

マーベル・シネマティック・ユニバース『アベンジャーズ』シリーズを一から復習するよー!ということで2008年に公開された『アイアンマン』をまずは見返したいと思います!!

ちびぞうの愛してやまないトニー・スターク社長がいかにしてアイアンマンとなったか!!!の物語です!!!アベンジャーズシリーズを観ようと思ってる方にはマストな!!!作品です!!

キャスト陣も、ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、テレンス・ハワードと最高なんです・・・・・・・・

ちなみに初回もDVD鑑賞だったと思うので(多分)パンフはなし。

公式サイトはこちらです。

【映画情報】

【原題】Iron Man
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ファブロー
【脚本】マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ピーター・ビリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョン・ファブロー
【製作】アビ・アラド、ケビン・フェイグ
【撮影】マシュー・リバティーク
【美術】J・マイケル・リーバ
【視覚効果】ジョン・ネルソン
【音楽】ラミン・ジャワディ
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク]
  • テレンス・ハワード[ジェームズ・”ローディ”・ローズ中佐]
  • ジェフ・ブリッジス[オバディア・ステイン]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ショーン・トーブ[インセン]
  • ファラン・タヒール[ラザ]
  • レスリー・ビブ[クリスティン]
  • ポール・ベタニ―[ジャービス(声)]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • ハロルド・”ハッピー”・ホーガン[ジョン・ファブロー]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2008年9月27日
【上映時間】125分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【アイアンマンとしての次作】アイアンマン2
【アベンジャーズとしての次作】インクレディブル・ハルク
【IMDB】7.9/10.0  (およそ778,000人の評価)

【あらすじ】

。巨大軍事企業の社長トニー・スタークはアフガニスタンでテロ組織に捕われ、新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する。【引用元:映画.com

【感想】

4.0/5.0

控えめに言っても最高に面白い!!!
主人公のトニー・スタークのキャラクターが最高!パワードスーツも格好良い!!!

おおまかなストーリー

アフガニスタンでトニーが兵士と楽しくお喋りしているところで襲われるシーンから始まる。
自分の会社「スターク・インダストリーズ」のマークが入ったミサイルに吹っ飛ばされる!

そして目が覚めたらテロリスト集団”テン・リングス”に拉致されていた!!!

時間は34時間前にさかのぼり、アポジー賞の授賞式の場面へ。

6歳でエンジンを組み立て17歳でMITを首席で卒業、亡くなった父親の跡を継いで21歳でスターク社のCEOに就任したというトニーの経歴を紹介した後、トロフィーを渡そうとするがトニーは出席していない。その間社長はカジノで楽しんでいた。

女好きで酒好きで車も好き、平気で約束を破るし自家用機だから待たせておけと3時間も遅れてくる無責任な一面も見せられる。
そしてスターク社の新製品の武器”ジェリコ”をお披露目するためにアフガニスタンへ。そしてその帰りに襲われ、冒頭の拉致されるシーンへ繋がる。

洞窟らしき場所のベッドで目が覚めるトニー。すると、胸には謎の丸い機械が取り付けられていて発電機のようなものに繋がれていた。そこにはもう一人メガネのスーツの男(インセン博士)が捕らえられていて、彼がその機械を取り付け心臓の近くに残った爆弾の破片が心臓に入らないように電磁石の機械を取り付けて彼の命を救ったと言う。

テロリストはトニーに「ジェリコミサイルを作れ」と要求。完成したら自由にしてやると言われるが、それは嘘だと見抜く。「君のライフワークが殺人者の手に渡ってしまった、偉大なトニー・スタークが何もせず死ぬのか?」と奮起させようとするインセンに「どうせあと自分の命は1週間しか持たない」と答えると「かけがえのない1週間じゃないか」と言われ、やる気を出す。

ミサイルを作っているように見せかけて、こっそりと別の物を作る。

まずはパラジウムという物質を使って、心臓を守るための小型のアーク・リアクターを。次に脱出用のパワードスーツを作ろうとする。

バラバラになっている設計図を全て重ねるとパワードスーツの設計図になるとか賢い・・・!!

作っている間にインセン博士との絆を深める。

テロリストにミサイルを作っているわけではないとバレかけてインセンが拷問されそうになるのを止める。「明日まで待つ」と言われて急いでスーツを作る二人。

扉に爆弾を仕掛けて、開かれたら爆発する仕掛けを作り時間を稼ぐと、急いでスーツを起動させようとする。しかし兵士が来るまで時間がもたない!「時間稼ぎをする」と言って銃を持って飛び出してしまうインセン。

ついにスーツが完成!兵士を倒していく!インセンを見つけるがもう瀕死の状態。「君は命の恩人だ」「その命、無駄にするな」と言って死んでしまう。

洞窟の外に出たら腕から火炎放射して基地を焼き払う。しかし大量の武器に引火して爆発の危機!というところで緊急脱出!空にビョーンと飛ぶ。

砂漠に落ちてローディのヘリが迎えに来てくれる。

3か月の拉致後、トニーが最初に行ったのは病院ではなく記者会見の場。そこで「戦略国土調停補強配備局」のコールソンが社長と話がしたいとポッツに話しかけてくる。(略称を検討中らしいけど、これがアベンジャーズを集めた『S.H.I.E.L.D.』になるということですね!!)

トニーは記者会見で「今まで何の責任も追って来なかったことに気付いた。世界を破壊するのではなく、今後は世界のために出来ることをしたい。スターク・インダストリーズは兵器製造を中止する」と発表。アーク・リアクターの研究をもっと別の事に活かしたいと言うトニーを幹部であり先代から右腕として働いてきたオバディアが必死に説得する。

オバディアはトニーがアークリアクターの小型化に成功したと知って、君は表舞台に出てくるなと言う。

トニーはローディに計画を打ち明け、秘密裏にパワードスーツの新型開発を始める。

オバディアがやってきて、役員がトニーを解任させたいと言っていると伝えてくる。

マークⅡ完成!飛行実験を重ねる。

テレビで自分の会社が開くパーティの存在を知り、招かれてないことに気付く。

マークⅢ完成!

呼ばれてないのにパーティに参加。そこでもまたコールソンが話しかけてくる、が、ペッパーのドレス姿に引き寄せられてダンスをしに行く。良い雰囲気になってキスしかけるけどしない二人。

グルミラという村(インセンの出身村)に武器が渡されていることを女性記者から知るトニー。オバディアがこっそりテロリストと裏取引をしていて、トニーの解任要求をしたのもオバディアだった(ついでに言えば最初の拉致劇もこいつの仕業だった!)。

おこになるトニー。スーツを着てグルミラへ向かう。村人をテロリストから救うトニー。その帰りに空軍に目をつけられて戦闘に。ローディと空軍にアイアンマンの姿が見られてしまう。

オバディアは研究員にアークリアクターの小型化を命じるも、トニー以外の人にはそれが出来ないと知り、トニーを直接襲って胸のアークリアクターを奪う。そしてテロリストが回収していた初代パワードスーツを改良し、その胸に奪ったアークリアクターをはめて起動させる!

アークリアクターを奪われて瀕死になるトニー。ペッパーが取っておいてくれた古いアークリアクターを使って復活。

ラストバトルは改良型スーツを着たオバディアとの戦闘。最終的にはペッパーの協力を得、研究所にある巨大なアークリアクターを爆発させることで勝利。

民衆にアイアンマンの存在が知られることになり、記者会見ではアリバイまで作ってもらって「自分はアイアンマンではない」と説明するはずが、結局「私がアイアンマンだ」と暴露して映画は終わる。

ペッパーとはくっつきそうでくっつかずに終わる。

エンドロール後に、シールドのフューリー長官(サミュエル・L・ジャクソン)が登場。「君にアベンジャーズの話をしにきた」と言います。

今作で登場するパワードスーツ

マーク1

ガラクタとミサイルの材料で作られた初代アイアンマン。ミサイルも撃つし火炎放射器もついてるし、マシンガンで撃たれまくっても平気。さらには脱出用に吹っ飛ぶ仕組みまで!(砂漠に落ちなかったら生きていられなかったかも)

マーク2

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現在のスーツの基本となる型。全身シルバーのデザイン。高く飛び過ぎると氷結してしまう欠点を補うために更なる改良がされた。

マーク3

amazon.jp

今作のメインになるスーツ。トニーが持っている車のデザインを元にジャービスが着色。ゴールドと赤がお洒落!

アベンジャーズにも絡む人々

  • ローディ中佐(トニーの親友で軍人)
  • コールソン(シールドの人)
  • ジャービス(声だけのsiriさん的な立場の人工知能)
  • フューリー長官(シールドの長でアベンジャーズ集めよう企画の主。エンドロール後に出る!)

ここが好き!

  • 冒頭ですぐに社長が捕まってしまうというテンポの良さ。しかもそのテロリスト集団は自分の会社の武器を使っているというのも面白い。
  • 初代パワードスーツで壁を殴ったら腕が外れなくなって一生懸命外そうとする社長が可愛い。
  • 胸のアークリアクターを新しいものに変える時にペッパーに手伝わせるシーンが可愛くて好き。(俺には君しかいない、という台詞も切なキュンですね!)
  • お手伝いマシンのダミーを役立たずめ、と言いつつ見捨てないところも社長の情深さが出てるし、無能っぽいダミーも可愛い。でもトニーのピンチにちゃんと仕事してるからね!!!「良い子だ」(*’ω’*)
  • スーツで飛ぶときのポーズがキューピーちゃんみたいで可愛い。
  • 試行錯誤しながら完成していくアイアンスーツを見守るのが楽しい!
  • ペッパーとどう見てもラブラブなのになかなかくっつかない、というのも可愛いし、遊び人のトニーがペッパーには簡単に手を出さないってところが本気っぽくてよい!!!
  • 超絶天才なのに、アイアンマンを「まるでスーパーヒーローみたいでカッコいい」と言っていて、記者会見で我慢できずに暴露しちゃう子どものようなところが可愛い。

まとめ

最後の方、なぜペッパーがコールソンと一緒にいるのかとか若干のツッコミどころはあるものの、会社の利権を得ようとしていた右腕(オバディア)がトニーの意思とは関係なく裏切り、戦うというシンプルな展開は分かりやすくていいですね(*’ω’*)

次作でローディ役の俳優さんがドン・チードルに代わってしまうので、テレンス・ハワードのローディが見れる貴重な回だと個人的に思ってます(;;)

あーーー。やっぱり、人間的な欠陥だらけだけど正義に目覚める人間臭い社長が大好き!!!

ということで。雑なまとめにしたいと思います。

 

 

 

 


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今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想

故郷は、どこよりも夕日が美しい場所だと、聞いていた―――

マーベルコミック原作のヒーローたち大集合!なお祭り映画企画『アベンジャーズ』に新たに参戦するのは、アフリカの小国ワカンダの若き王、ブラックパンサー!!(略してブラパン)

今作でマーベル・シネマティック・ユニバースの作品は通算18作目になるようです、が・・・本当かな?数えてみよう。

  1. インクレディブル・ハルク(2008/8/1)
  2. アイアンマン(2008/9/27)
  3. アイアンマン2(2010/6/11)
  4. マイティ・ソー(2011/7/2)
  5. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011/10/14)
  6. アベンジャーズ(2012/8/14)
  7. アイアンマン3(2013/4/26)
  8. マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014/2/1)
  9. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014/4/19)
  10. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014/9/13)
  11. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015/7/4)
  12. アントマン(2015/9/19)
  13. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016/4/29)
  14. ドクター・ストレンジ(2017/1/27)
  15. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(2017/5/12)
  16. スパイダーマン:ホームカミング(2017/8/11)
  17. マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017/11/3)
  18. ブラック・パンサー(2018/3/1)

本当だ!18本目ですね!!わぁあ追いかけるのが大変!!しかし大丈夫!ブラパンのお話はわりと独立して観れる作品になっていますので、これだけ観ても全然楽しめますよ!!!
(一応、下線の引いてあるアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンでワカンダの前王が亡くなるシーンが描かれているので、直接繋がっているといえばそこです)

パンフはこんな感じ。

珍しく全面キラッキラではないです。ブラックパンサーのタイトルの部分だけキラキラしてます。裏面はこう。

50Pで税抜き815円。アメコミ系のパンフは写真だけでなくアートワークも楽しめるのでいいですね。ネタバレ抜きで詳しいキャラクター相関図が載っているので、こちらは鑑賞前に読んでも良いかも(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】 Black Panther
【制作国】アメリカ
【監督】ライアン・クーグラー
【脚本】ライアン・クーグラー、ジョー・ロバート・コール
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ネイト・ムーア、スタン・リー
【協同製作】デヴィッド・J・グラント
【撮影監督】レイチェル・モリソン
【プロダクション・デザイナー】ハンナ・ビークラ―
【編集】マイケル・P・ショーヴァー、デビー・バーマン
【衣装デザイナー】ルース・カーター
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【視覚効果監修】ジェフリー・バウマン
【ヘアー部主任】カミール・フレンド
【ファイト・チーム・コーディネーター】クレイトン・バーバー
【スタント・コーディネーター】ジョナサン・エウセビオ
【特殊効果コーディネーター】ジェシー・ノエル
【ビジュアル開発主任】ライアン・メイナーディング
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ルドウィグ・ゴランソン
【出演([]内は役名)】

  • チャドウィック・ボーズマン[ティ・チャラ/ブラックパンサー]

  • マイケル・B・ジョーダン[エリック・キルモンガー]

  • ルピタ・ニョンゴ[ナキア]

  • ダナイ・グリラ[オコエ]

  • マーティン・フリーマン[エヴェレット・ロス]

  • ダニエル・カルーヤ[ウカビ]

  • レティーシャ・ライト[シュリ]

  • ウィンストン・デューク[エムバク]

  • アンジェラ・バセット[ラモンダ]

  • フォレスト・ウィテカー[ズリ]

  • アンディ・サーキス[ユリシーズ・クロウ/クロウ]

【公開日(日本)】2018年3月1日
【上映時間】134分
【配給】ディズニー
【前作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』感想
【次作】アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
【IMDB】7.8/10.0  (およそ173,600人の評価)

【あらすじ】

絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

映画仲間の一人が感想として「可もなく不可もなく」と言っていましたが・・・まさしくそんな感じ!!!

アフリカの小国であるワカンダという架空の国が舞台で、発展途上に見えるその国は、実は緻密に隠蔽されてきた超ハイテク国家だった!!という世界観はとっても新しいし、今までにない黒人初のヒーロー!というのも今の時代に合ってる感じですね。

社長は超えられない!!

ちびぞうはアベンジャーズの中でアイアンマンことトニー・スターク社長を一番に推している輩ですので、どうしても新しいマーベルヒーローが出てくると頭の中で「社長を超えられるかな?ふふん」と誰目線だよ的に品定めする癖があるんですね~(心底どうでもいいポイント)

自分の知能だけを頼りに鉄くず集めて初代パワードスーツを作った社長は、他の「薬で身体強化したドーピング族」「なんちゃら線を浴びたらモンスター化しちゃった核物質族」「神の遺伝子を引いてるチート族」などど違って自力でヒーローをやってる尊敬すべきヒトなのですよ!!!!(ホークアイは普通の人だけど成り立ちを描かれてない)

それで言うと今作のブラパンさんは、「鉱物ヴィヴラニウムが凄い」「ヴィヴラニウムで作ったスーツが凄い」「超人的なパワーを与えてくれる謎のハーブが凄い」という、産まれ出でた故郷の凄さ(チート族)×ドーピング族のハイブリッドなわけですね。

王の子として育ってくる途中で体を鍛えたりしてるのかもしれませんが、元々の彼の強さが育っていく場面も合わせて見ることが出来たら、もう少し「王すごい!」となったかもしれませんね。

一応、王座に挑戦する儀式の前にブラックパンサーとしての超人的な能力を一時的に奪っていたので、「王の強さはハーブの力に頼ったものではない」ということは言いたげでしたね。

でもやっぱり、人間的な苦悩を見せてくれたり、自分の欲に忠実でちょっと汚いところもある社長と比べると、ヒーローとしても人間としても深みに欠けたかなーと。

やっぱ社長は超えられない!!!ってことなんですけどね!!

おおまかなストーリー

超ハイテク国家ワカンダの資源ヴィヴラニウムを盗んだ「クロウ」という男を捕まえるというサイドストーリーと、

かつての王が犯していた過ち(「他国のためにヴィヴラニウムを資源として使おう」としていた革新派の弟を造反者として殺してしまった、そしてその子どももアメリカに置き去りにしてしまった)のために、生き残った子どもが成長し、祖国ワカンダの王座を狙いに来るというメインストーリーがあります。

生き残った子どもというのが、マイケル・B・ジョーダン演じるキルモンガー。ブラパンの従兄弟ですね。彼は、自分の父親を殺した犯人がワカンダの王だということから祖国を恨んで育ってしまった可哀そうなヴィランでした。

夕日を見せてあげるシーンはグッときましたが、出来ることなら生き残らせてあげて欲しかったなぁ。

そういえば前王の死後、ティ・チャラが王になる儀式の時に「王座をかけた挑戦」をジャバリ族のエムバクから受け入れていましたが、あれって即位式の時しか出来ない挑戦なのではないのかな?キルモンガーが王座に挑戦する!と何でもないときに言っていたのでいつでも挑戦可能ってことなのかもしれないけど、そう考えると「ワカンダの王様は結構ころころ変わる」イメージありますね・・・。

余計な事を色々考えてしまった

まず役者陣がね!豪華なんですよね!

『フルートベール駅で』のマイケル・B・ジョーダン、『ホビット』で若き日のビルボを演じていたマーティン・フリーマン、そして指輪物語でゴラムを演じていた『アンディ・サーキス』・・・!忠臣のズリは『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカー!

まぁ、その役者陣についてはマーティン・フリーマンのあの緊張感のないひょっとこ顔と言いますかね、どこかで見た事あるなーーーーーーって思ったんですけど、あ!!!ビルボだ!!!と気付いてからは雪山のシーンなんかは「ロードオブザリング」にしか見えなくなったり・・・(笑)しかもゴラム役のアンディ・サーキスも出てるじゃないですか。もう指輪色がつっよいつっよい!

 

それから、余計な事考えちゃうパート2としては、

本当にブラパン本編とは全く関係ないんですけども民が「ワカンダ・フォーエバー!」と叫ぶシーンで「マヒシュマティに栄光あれ!」と叫びたくなってしまったのはもうバーフバリ病なんです。すいません。ついでにズリが殺すなら王でなく私を殺せ!と言ってキルモンガーに切り捨てられていたのを見て「カッタッパ!!」と叫びたくなったのも病気です。

それと、あのブラパンさんのスーツ。力を溜め込んだらそれを放出するじゃないですか。

ドバァーーーンッッ!!!!って敵を吹き飛ばすじゃないですか。

いやーこのアクション、バーフバリならスーツ無しでやるよ?

とか思ってしまったんですよね、結局なぜか「バーフバリ最高だなぁ」って思いながら劇場を後にしてしまったんですよね。意味不明ですね。

そんなバーフバリの2作について書いてる記事はこちら↓

王を讃えよ!インド映画『バーフバリ 伝説誕生』ネタバレ&感想

熱量に圧倒されるインド映画!『バーフバリ 王の凱旋』感想

 

全く関係ない話になってしまってすいません、反省はしていません。

ブラパンすげぇ!かっけぇ!って思った人もそうでない人もとりあえず『バーフバリ』観ましょう。本物の王がそこにはいます。

 

 

(次はアベンジャーズ3ですね!楽しみです!)

 

 


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超人ハルク、初の映画化!『ハルク』ネタバレ&感想

彼の中の何かが覚醒する時、【変身】が始まる !!

『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などが次々と公開されていくマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のシリーズ!!!

今から全てを最初から観たら20本近く観なければならないという大変なシリーズとなって来ましたね・・・。ちびぞうはそろそろマーベルもある程度復習しておこうかなー(記事も補完ついでにね)ということで、とりあえずこちら、2003年製作の『ハルク』を見返すところから始めてみました。

ちなみにこちらのハルクはアベンジャーズ』とはつながりのない単発作品となっています!(何だよ!と思わないでね!)
ハルクがアベンジャーズと繋がるのはリブート作品である『インクレディブル・ハルク』からなのです!なので本当に、「とりあえず観ておこ」という感じで鑑賞しました(笑)

監督はアン・リーという台湾の方で、『ブローク・バック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』といった作品を撮られている方であんまりアクション映画監督という印象はないですね。

ちなみに今作にはマーベルの原作をしたりなんかしてるお偉いさんなスタン・リーがカメオ出演しているので見つけてみましょう!!

【映画情報】

【原題】Hulk
【制作国】アメリカ
【監督】アン・リー
【脚本】ジェームズ・シェイマス、マイケル・フランス、ジョン・ターマン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【製作】アビ・アラド、ラリー・J・フランコ、ゲイル・アン・ハード、ジェームズ・シェイマス
【製作総指揮】ケビン・フェイグ、スタン・リー
【撮影】フレッド・エルムズ
【編集】ティム・スクワイアズ
【音楽】ダニー・エルフマン
【主題歌】ヴェルヴェット・リヴォルヴァー - “Set me free”
【出演([]内は役名)】

  • エリック・バナ[ブルース・バナー]
  • ジェニファー・コネリー[ベティ・ロス]
  • サム・エリオット[ロス将軍]
  • ジョシュ・ルーカス[グレン・タルボット]
  • ニック・ノルティ[デヴィッド・バナー]
  • ポール・キャシー[若い頃のデヴィッド]
  • カーラ・ブオノ[エディス・バナー]
  • トッド・テーセン[若い頃のロス将軍]
  • マイク・アーウィン[10代のブルース]
  • ケヴィン・ランキン[ハーパー]
  • セリア・ウェストン[クレンズラー婦人]
  • ダニエル・デイ・キム[補佐官]
  • ルー・フェリグノ[警備員]
  • スタン・リー[警備員]

【公開日(日本)】2003年8月2日
【上映時間】138分
【配給】UIP
【IMDB】5.7/10.0  (およそ228,400人の評価)

【あらすじ】

遺伝子学者ブルース・バナーは、ある実験を行っていたところ、大量のガンマ線を全身に浴びるという事故に見舞われる。やがて彼の体内で異変が起き、“怒り”の感情を抱いた時、彼の身体は緑色の醜く巨大なモンスター“ハルク”へと変身してしまった。ブルースの意識をなくしたハルクは、彼を捕獲しようとする軍の最新兵器を搭載したヘリやジェット機の攻撃も恐れず、戦車の砲弾さえはね返してしまう。もはや誰にも止められなくなったハルクだが、ブルースに特別な想いを寄せる女性科学者ベティだけは彼を信じ、なんとか救おうとするのだった。【引用元:allcinema

【感想】

☆2.2/5.0

大コケしてしまっただけはある・・・という感じ。

138分が異様に長く、見始めてから40分経たないとバナー博士はハルク化しないし、ラスボスである御父上とのバトルも始めるのがすっごく遅い!!

つまりすごくテンポが悪いんですよね。

それから、なぜか分割しまくりの画面もすごく気になりましたね…

おおまかなストーリー

アメリカ軍の砂漠基地で科学者として働くデヴィッド・バナー博士は、生物兵器に対抗できるように人間の免疫力を高める研究をしていた。

クラゲやトカゲ、ヒトデなどの遺伝子を使った抗体をサルなどに注入していたが、本当は人体実験をしたかった。しかし上司のロス将軍はそれを許さなかったため、自分の体で実験を始める。そして、妻との間にバナー博士の遺伝子を継いだブルースが誕生。

人体で実験していたことがロス将軍にバレると、デヴィッドはクビを言い渡されてしまう。するとデヴィッドは研究所を爆破しようと試み、妻と子の元へ。

母親を別室へ連れて行き口論しているところで場面は10代になったブルースへ変わる。両親はおらず、里親に引き取られた様子。ブルースはそのまま大学を出て科学者になり、父親と同じく遺伝子研究の道へ。

恋敵のグレンという軍人が共同研究者のベティを引き抜こうとしていたり、ベティの父親がロス将軍だったりと確執があり、更に実はロス将軍によって30年間隔離されていたデヴィッドが清掃員に扮して研究所に侵入していたりと色々ありつつ、ある日ついに研究所でトラブルが発生。仲間をかばって大量のガンマ線を浴びたブルースは、本来死亡するはずだった。が、驚異的な自己治癒力を見せ、怒りの感情をきっかけに「超人ハルク」へと変貌してしまう。

なぜかデヴィッドは自分の実験でハルク化させた犬3匹をベティの元へ向かわせ、襲わせる。そこへブルースが登場して犬を退治。彼女と対峙すると、ブルースはハルクから人間の姿へと戻る。

デヴィッドはトラブルで閉じた研究所へ忍び込み、自分の体にガンマ線を当てて、「触る物質を吸収、自分の力にしてしまうというバケモノ」へと変わる。しかしすぐにロス将軍によって捕まえられてしまう。

ハルクを倒そうとするロス将軍率いる軍隊との戦いが繰り広げられたりしたあと、最後は捕まっていた父親デヴィッドとなぜか面談させられて、そこで暴走し始めたデヴィッドが「お前に引き継いだ力を返せ」とブルースに迫る。ブルースもハルク化して最後のバトル。

デヴィッドの特殊能力でハルクのパワーがどんどん吸い取られていく・・・・と思いきや、強すぎるハルクのパワーを送り込まれて「もうやめてくれ、パワーが強すぎる」とアップアップなお父さん。そこにロス将軍が核ミサイルをぶち込み、バトル終了。

1年後、ハルクは死んだと思われていた。しかし「最近”緑の生き物を見た”と言っている人たちがいるから、もし彼が生きてたらお前の元に行くはずだ、来たら教えてくれ」とロス将軍からベティへと電話がかけられる。ベティは「教えなくても監視されてるから分かるでしょ」と返す。

場面はどこかの森の中へ移り、そこで村の人たちに薬を処方するブルースの姿が。薬を奪いに来た奴らに対し「僕を怒らせると後悔するぞ」と吐き捨てて映画は終わる。

感想まとめ

脚本に、「何で今こうなってるんだっけ?」となる展開が多かった・・・。犬をベティに差し向ける理由も、父親が本当は何がしたかったのかも謎だし、30年間も隔離してたのに逃げられてるし!という根本的なところから軍のやり方もガッバガバ!!!

それから、知識としてハルクの強さを知っているちびぞうとしては最初から「軍の力では無理じゃろ」と思って観てしまうので、戦闘シーンもあんまり楽しめなかったなぁ。(だってハルクは宇宙でも平気だもんね)

一番のメインは今回のヴィランである「アブソービング・マン」としてのお父さんとのバトルだと思うんですがそこもあまり、彼の能力を活かしたバトルではなかったようで残念。父親デヴィッドのセリフ回しもいちいち遠回しで妙に詩的というか、分かりにくかった。

残念なところが多かったように思う今作ですが、ブルースが鏡にかかった結露を手で拭くとハルクの姿が映る、といった演出は好きでした。

このあと、今作の失敗を取り戻そうとエドワード・ノートン主演でハルクはリブートされます。それが『インクレディブル・ハルク』!こちらはアベンジャーズとも関わりがあります!もう初見の感想は忘れてしまっているちびぞうなので、また見返していきたいと思います!

 

 


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