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エイリアンいくせいにっき。映画『ライフ』ネタバレ&感想

「人類の夢も未来も砕かれる」

誰かがオススメしていた・・・?か、観たいと言っていたのを聞いてなんとなくレンタル。

確か、劇場で予告編を見たとき少しだけ「面白そう!」と思った記憶があるんですよね。

主演のジェイク・ギレンホールさんは好きな俳優ではあるんですが、結構当たりはずれの振り幅も広い気が・・・。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 Life
【制作国】アメリカ
【監督】ダニエル・エスピノーサ
【脚本】レット・リース、ポール・ワ―ニック
【製作】デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ボニー・カーティス、ジュリー・リン
【製作総指揮】ドン・グレンジャー、ビッキー・ディー・ロック
【撮影】シーます・マッガーベイ
【美術】ナイジェル・フェルプス
【衣装】ジェニー・ビーバン
【編集】フランシス・パーカー、メアリー・ジョー・マーキー
【音楽】ヨン・エクストランド
【出演([]内は役名)】

  • ジェイク・ギレンホール[デビッド・ジョーダン]
  • レベッカ・ファーガソン[ミランダ・ノース]
  • ライアン・レイノルズ[ローリー・アダムス]
  • 真田広之[ショウ・ムラカミ]
  • アリヨン・バカーレ[ヒュー・デリー]
  • オルガ・ディホビチナヤ[エカリテーナ・”キャット”・ゴロフキナ]

【公開日(日本)】2017年7月8日
【上映時間】104分
【配給】 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.6/10.0  (およそ143,500人の評価)

【あらすじ】

火星で未知の生命体の細胞が採取され、世界各国から集められた6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションで極秘調査を開始した。しかし、生命体は次第に進化・成長して宇宙飛行士たちを襲いはじめる。高い知能を持つ生命体を前に宇宙飛行士たちの関係も狂い出し、ついには命を落とす者まで現われる。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

ちょい厳しめ判定かなぁ・・・。

いや、でも・・・はっきり言ってあんまし面白くなかったです。

面白いところもあった!

火星で見つけた単細胞の生物を刺激して生命活動をスタートさせることに成功!!!からの、すごい勢いで育っていって・・・という流れはその生命体の見た目が可愛くて(クリオネとヒトデを混ぜたような)結構ワクワクして観られる。

その生命体(カルビンと名付けられるので以下カルビン)が、ラボ内の気圧変化で動きを止めてしまったのをなんとか起こそうと電気ショック療法を施したのがきっかけで、活動を再開したカルビンが凶暴化?してしまう。そこから物を使って箱の外へ逃げたり(ものすごく賢い!)逃げ出した先でラットを襲って殺したりするシーンも結構面白い。

襲った、と書きましたがこれは多分正しくなくて、まず最初にラットの方から興味深そうに近寄ったカルビンに噛み付くんですよね。それで、ビックリして反撃した・・・というのが正しいかな。このシーンが最初に物語っているように、カルビンは必ずしも人間を襲いたくて襲っているわけではない・・・というのがポイントだと思います。

最初に電気ショックを受けて人間に反撃するのもそうだし、その後、火炎放射器で殺処分になりそうになったら逃げる、食料となる水分が必要で船内の色々なものを壊す、酸素がなければ生きられないので酸素がある方へ行くと必然的にそこに人間がいて、更に人間とは水分の塊(つまり食料になる)なので襲う・・・

つまりカルビンはカルビンとして自分の生命を維持、または成長するために動いているだけであって、「殺される!このまま地球に行かせてしまっては人類は滅亡だ!」と大騒ぎしているのは人間だけという構図が深くて面白いなと。黒人の博士が言っていた台詞が全てを物語っていますね。

「身を守るために、本能で襲って来てる・・・憎しみがあるわけではない。でも奴は・・・自分たちを殺す」

もっと序盤からカルビンを大切にしてやれば分かり合えた可能性もあったのではないか、と思うと、人間の欲の深さというか業の深さ故の自業自得ストーリーになっているんだな、というのがよくわかりますね。

そういえば人間の体内にカルビンが入り込んで中から殺すシーンも、無重力空間に漂う血の表現が新鮮で恐ろしくて目を見張りました。ライアン・レイノルズさんの熱演も見れたし、良いシーンだった。

しかし何が一番つまんなかったかって

オチどころか大体のストーリーが読めてしまうこと。これ。

真田広之さん扮するショウも死亡フラグがビンビンだし、次々に希望が絶たれていく展開も予想通りで驚きがあまりない。そして、最後に2つしかない救命ポッドで片方は地球へ戻り、片方はカルビンと一緒に宇宙の彼方に去る計画・・・そりゃギレンホールさんが宇宙の彼方へ行くんだろうね!!!なんてったって主人公だし!地球には戻りたくない的な伏線もあったしね!!

そんでもってこれ、今ポッド入れ替わったよね?多分、地球へ向かったのカルビンの方だよね?

やっぱりそうじゃーん。という、最後のオチまでもが予想通りで・・・。

おそらく最後の最後で希望が打ち砕かれて絶望する『ミスト』的な終わりにしたかったのかもしれませんが・・・驚きも何もないよ・・・。

そして地球を蝕む人類は、カルビンによって淘汰されていく・・・と。

最近流行りの「人間は地球にとって害悪だから殲滅しちゃおう」というテーマに行きつくわけですね・・・。

そういえば途中で船員が言ってましたね。

「美しい地球だからこそ守る価値がある。ただ80億のクソたれが住んでいる」

と。

言いたいことは分かるんですけど、『インフェルノ』でも『キングスマン』でもやってたから「またか」となるわけで・・・。

まぁ、一匹しかいないなら、地球に降りてきても倒せるかもしれませんけどね。そこが確実でない辺り、ちょっぴり絶望値も足りないわけで。

色んな方面で、中途半端と言うか、残念な作品でした。

 

 


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画像引用元:映画.com

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ファン落胆?『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ネタバレ&感想

「私の中に眠っていた何かがついに目覚めた・・・とても怖い」

映画仲間に「今までとは違うスターウォーズが観れるよ」と言われワクワクしつつ劇場へ。

年末にスターウォーズを観る、というのが年の瀬の風物詩?になりそうな近年ですね~(笑)

change.orgさんでファンたちが「今作をシリーズから外して新たに8を作り直してくれ」という署名を始め、2万人を超える人たちが署名している・・・という話も聞きましたが、一部ファンの間では落胆した人も多かったようです。

パンフは通常版1,000円、特別版1,200円という事で特別版を購入。

レイが一人で堂々と表紙を飾っています!でも通常版の方のデザインの方が良かったななんて言えない

通常版にはないコンセプトアートのページと、キャリー・フィッシャー(レイア姫)の追悼ページが追加されています!全88Pという、もはやパンフの域を超えてる分厚さ(笑)

丁寧なあらすじがアートワークに合わせて読めます。

【映画情報】

【原題】 Star Wars: The Last Jedi
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ライアン・ジョンソン
【キャラクター原案】ジョージ・ルーカス
【製作】キャスリーン・ケネディ,P.G.A、ラム・バーグマン,P.G.A
【製作総指揮】J.J.エイブラムス、トム・カーノウスキー、ジェイソン・マクガトリン
【撮影監督】スティーヴ・イェドリン,ASC
【プロダクション・デザイン】リック・ハインリクス
【編集】ボブ・ダクセイ
【衣装】マイケル・カブラン
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • マーク・ハミル[ルーク・スカイウォーカー]

  • キャリー・フィッシャー[レイア・オーガナ]

  • アダム・ドライバー[カイロ・レン]

  • デイジー・リドリー[レイ]

  • ジョン・ボイエガ[フィン]

  • オスカー・アイザック[ポー・ダメロン]

  • アンディ・サーキス[スノーク最高指導者]

  • ドーナル・グリーソン[ハックス将軍]

  • アンソニー・ダニエルズ[C-3PO]

  • グウェンドリン・クリスティ[キャプテン・ファズマ]

  • ケリー・マリー・トラン[ローズ・ティコ]

  • ローラ・ダーン[ホルド提督]

  • ベニチオ・デル・トロ[DJ]

  • ルピタ・ニョンゴ[マズ・カナタ]

【公開日(日本)】2017年12月15日
【上映時間】152分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【前作】新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想
【次作】スターウォーズ9(仮)
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

スターウォーズ/フォースの覚醒の直後から始まる。伝説のジェダイ・ルークの元で自分の内なる力の正体を掴もうとするレイ。そんな彼女とジェダイそのものを「あってはならない」と否定するルーク。と同時に、レイア・オーガナ率いる反乱軍はファースト・オーダーの容赦ない攻撃によって徐々にその数を減らされようとしていた・・・。

【感想(ネタバレ注意です!)】

☆3.0/5.0

いつも引用させて頂いている「映画.com」さんにもあらすじがなく、その場合Yahoo!映画さんを経由してシネマトゥデイさんのあらすじを引用させて貰ってるんですがそこも「諸事情によりストーリーを記載しておりません」の文字・・・。なぜ!

自分でまとめようと思いましたがあまりの情報量の多さに、大したあらすじが書けませんでした・・・。まとめる力欲しい(;ω;)

いくつかある問題を列挙

楽しいと言えば楽しい、娯楽映画と言えば確かに楽しい。
だけど観終わったあとのこの違和感はなに・・・という事で、スタウォは7から好きになったにわかファンちびぞうが個人的に思った事を並べてみます。

とにかく長い問題

なんと152分もあるんですねー!!
長くても引き込めれていれば長さを感じさせない、というのが面白い映画というもの。逆に短くてもつまらなかったらやたらと長く感じてしまいます。

今作については、「長いなぁ長いなぁ」と思っていたら「実際すごく長かった」という(笑)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を観ていた時の感覚に似ています(笑)

続きものということは、キリが良くなくても映画が終わる可能性がある。なので、「そろそろ終わりかな?あれ、まだ終わらない・・・そろそろ終わりかな?あれ、まd」と繰り返していました。

ポーが暴走したり、紫の人が裏がありそうに描かれていたり、何の意味があったんでしょう?最初からポーに説明していれば、前半部分だいぶ削ることが出来たじゃないですか・・・。

宇宙でなぜ平気なのか?問題

ローズの姉妹?が序盤でリモコンと格闘するシーン。あれ、船のドア開きっぱなしでしたよね?宇宙・・・大丈夫なの??という疑問。

後半のレイア姫が宇宙に投げ出されるシーンとかも、違和感がすごかったです。

スターウォーズの世界では、大丈夫・・・ってことなの?

スノークさんってなんだったの問題

スタウォの新章になりどこからともなく表れて、全くレンの心を読むことなく真っ二つにされてしまったスノークさん。あっけない退場です。

味方のトップがルークなら、敵のトップはスノークさん・・・のはず。パワーバランスおかしいですよね。もっと強くないとおかしいですよね。

様々なレビューを読んでて見かけた「スノークさんハックス将軍の精神を乗っ取ってる説」を推したいですね。じゃないとあっけなさすぎて!

大事な時にその場に来ない問題

ルークさんのカイロ・レンとの一騎打ちシーン。

えぇーー!来てないのかよ!遠隔操作かよ!そしてそれに気付かないレンちゃん!

正直、その場にいないと知った時に爆笑してしまいました。伝説なのになんだか卑怯!

どうせお亡くなりになるんだったら、別に弟子と本気で戦ってから散っていったっていいじゃないですか。言えることは直接伝えればいいし。

というか、ジェダイの方々は死んでからも霊体として表れて、会話も出来る存在なんだし

「生身で戦う」

という事にもう少し重きを置いてもいいのでは・・・。

フィンとレイの微妙な関係はつまり人種差別?問題

一番違和感があったのは、レイとフィンの関係。

  • チューイにレイの気持ちを代わりに言わせる演出
  • 謎のアジア人女性の登場
  • キスシーンの有無

レイの気持ちをハッキリ言わせないのは、ただ単に観客を焦らしているだけなのか、それとも人種的な問題で二人はくっつけられないから誤魔化しているのか、どっちなの!!

最後にレイとフィンがようやく再会した場面でも、二人はハグしかしてなかったですよね。しかも、ローズが急に横から出てきてフィンに「愛してる」とキスをする!

フィンが黒人だから??アジア人女性をあてがうの???

前作からの流れでフィンとレイが恋愛的にくっつかないのは不自然な感じがするんですよね。

ディズニーがバックにいるから、近代的な人種の多様性を重視してメインキャラに様々な人種を登場させるっていうのはすごくわかります。実写版『美女と野獣』でも人種の多様性をかなり意識していたようでしたし。しかしそれに反して、「ルフゥのゲイシーン」をカットしたり、何かとしがらみも多そうなディズニー。

中国人への媚びなのか、人種差別問題の根深さに配慮したのか、あまり自然な脚本ではない・・・そんな違和感を終始感じていました。

エマ・ワトソン主演!映画『美女と野獣』実写版のネタバレ&感想

良かったところ

ツッコミばかりもアレなので、良かった点も。

  • ヨーダさん登場で大事な書物を燃やしてしまうところ

「古い書物なんかより大事なものがあるだろ」と言わんばかりのヨーダさん良かった。

  • フィンが元ストームトルーパーとして決着をつけていたところ

キャプテン・ファズマと対決をして、元ストームトルーパーとしての自分としっかりと決別した!という演出が良かったですねー。ちゃんと、脱走兵としてのけじめをつけた感じがしてよかったです。

  • お決まりの展開を次々と裏切っていく!

うわーーーーーピンチ!!というところで仲間が助けに来て九死に一生!みたいなことがあんまりない。この流れならこうなるだろう、みたいなありがちな展開をどんどん裏切って、反乱軍が次々と追い詰められていくところが、レイの覚醒に繋がってカタルシスをもたらしていたと思います。

  • ラストの塩の地面での戦闘シーンの美しさ

↑これです。真っ白な雪原の下は塩。踏んだりすると赤い塩が見えるところがすっごくお洒落でした。

カイロ・レンちゃんが可愛すぎる

相変わらずの癇癪持ちで、才能は人一倍あって、やりたい放題だけど色んな人に振り回されまくっている不憫なレンちゃんが本当にもう愛しくて愛しくて(笑)

レイに一緒に来てくれ、頼む。というシーンなんか彼の孤独さがすごく伝わって来て涙が・・・(*;ω;*)

正直、前作の感想でもベタ褒めしていましたが、

新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想

今作、更に魅力が増しています!!!!

レイとの共闘シーンなんかも最高にアツいです。あっけなく正義に還るようなことはせず、ぜひとも自分を貫いていって欲しいですね!!!

レンちゃんファンなら得しかしない!!!!ぜひ劇場で彼の成長を見守ってきてください!!!!

 

 


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新三部作の序章!映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想

「チューイ、我が家だ」

スターウォーズ、新三部作の一作目。シリーズ通すと7作目ですね。
公開当時に映画館で鑑賞。

2017年12月、8作目の『最後のジェダイ』が公開されたのでそのおさらいで何回か見返しました。

ちびぞうは元々、「7が面白い!」という噂を聞いて慌てて過去作を観たという感じで特別スターウォーズファンだったというわけではなかったんですが・・・

ここから好きになってしまいましたねー!(笑)

ちなみにパンフは通常版を購入。

もんのすごい分厚い!パンフというか雑誌レベル。
通常版でも72Pという圧巻のページ量。それだけにお値段も税抜き926円とリッチ!な感じですね~。

過去作の総おさらいのページ、武器の紹介ページ、コンセプトアートのページと内容もとっても充実しています!

【映画情報】

【原題】 Star Wars: The Force Awakens
【制作国】アメリカ
【監督】J.J.エイブラムス
【脚本】ローレンス・カスダン、J.J.エイブラムス
【製作】キャスリーン・ケネディ、ブライアン・バーク、J.J.エイブラムス
【撮影監督】ダン・ミンデル
【プロダクション・デザイン】リック・カーター、ダレン・ギルフォード
【編集】メアリー・ジョー・マーキー、メリアン・ブランドン
【衣装】マイケル・カブラン
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演([]内は役名)】

  • デイジー・リドリー[レイ]

  • ジョン・ボイエガ[フィン]

  • オスカー・アイザック[ポー・ダメロン]

  • アダム・ドライバー[カイロ・レン]

  • ドーナル・グリーソン[ハックス将軍]

  • グウェンドリン・クリスティー[キャプテン・ファズマ]

  • ハリソン・フォード[ハン・ソロ]

  • キャリー・フィッシャー[レイア・オーガナ]

  • アンソニー・ダニエルズ[C-3PO]

  • ピーター・メイヒュー[チューバッカ]

  • ルピタ・ニョンゴ[マズ・カナタ]
  • マーク・ハミル[ルーク・スカイウォーカー]
  • アンディ・サーキス[最高指導者スノーク]
  • マックス・フォン・シドー[ロア・サン・テッカ]

【公開日(日本)】2015年12月18日
【上映時間】136分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
【映倫区分】G
【前作】スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
【次作】スター・ウォーズ/最後のジェダイ
【IMDB】8.0/10.0  (およそ710,000人の評価)

【あらすじ】

伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーがいずこかへと姿を消し、帝国軍の残党「ファースト・オーダー」が台頭。レイア・オーガナ率いるレジスタンスが抵抗運動を続けているが、銀河には再び暗雲が立ち込めていた。砂漠の惑星ジャクーで廃品回収をしながらひとり暮らしていたレイは、ある日、砂漠をさまよっていたドロイドのBB-8と出会う。BB-8は、レジスタンスがようやくつかんだルーク・スカイウォーカーの手がかりを託されており、ファースト・オーダーに狙われていた。レイは、ファースト・オーダーを脱走してきたストームトルーパーのフィンと協力しながら、BB-8を連れて逃走し、その過程でかつてルークとともに戦ったハン・ソロと出会うが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレないよ!)】

☆3.8/5.0

スターウォーズ新章!女性と黒人をメインキャラに持ってくるところが今の時代!って感じですね~。

ディズニーが買収した後の作品だからなのかどうかは分かりませんが、とにかくキャッチ―でエンタメ感がアップしていて古くからのスタウォファンがどう思うかはともかく、過去作より親しみやすく観やすい作品になっていた印象があります。

旧作へのオマージュ

自分はあんまり気付くことが出来なかったんですけども例えばカイロ・レンがハン・ソロと対峙するシーンの場所(宇宙船内?足元に大きな闇が広がる通気口のような場所に渡された通路の上)、かつてダースベーダーとルークの二人も同じような場所で対峙してませんでしたか!?多分、狙ってのことだと思うんですが、旧作ファンのためのオマージュも色々と盛り込まれていたんだと思います!

 

さらに、今作で登場するキャラクターもそれぞれ、魅力あるキャラがそろっています!

新ドロイドの「BB-8」とかめっちゃくちゃ可愛いです。転がってるのに頭が取れないところにもテクノロジーを感じますねー!フィンとの秘密を守って「親指を立てるサイン」をするシーンなんか劇場で笑いが起きていました(笑)

それからちびぞう一押しキャラの、

カイロ・レンの魅力!!

ほんとね・・・私こういうキャラクターに弱いんですよ。
未完成で歪みのある残念なイケメンというか・・・(笑)近しい雰囲気を持ったキャラだと、『アベンジャーズ』にも登場する『マイティ・ソー』シリーズのロキちゃんがいますね。家族に対する憎しみを抱ききれてない感じとか、情緒不安定で癇癪持ち、中身が幼い感じとか・・・若干キャラ被りしてます!

もう本当、いちいちキレて設備を破壊しちゃうところとか、可愛くて可愛くて(*;ω;*)

闇落ちしているという点ではアナキンも一緒ですけども、アナキンにはハマらなかったんですよね・・・(むしろイライラしてしまった)不思議。

とにかくドツボでした・・・。今後の彼に非常に期待です。

ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想

次作への引きもばっちり

新キャラと旧キャラを上手いこと交えて新スターウォーズは新規ファンも歓迎するよ!という優しさを感じた今作。

ハンソロやルーク、レイアなどの存在は「伝説」として描かれていて、特にルークの存在は物語の大きなキー。伝説を基盤にした上で新人さんが大活躍する!という演出は新旧ファンどちらも楽しめる内容になっていたのではないかな、と。

そして引っ張りまくったルークがラストのラストで満を持して登場。
次作への期待感高まる引きもお見事!でした(*’ω’*)

 


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ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想

二十世紀最後の夏。
その日人類は、地球という惑星の支配者が自分たちだけではないと知った―――

まさかの、ゴジラ初の長編アニメ化!!!!です!!!
しかもCGアニメーーー!!コケそうで怖い!!

どうもちびぞうです!

そう思っていた・・・んですが、劇場で何度も予告編を見ていたら「お、面白そう・・・」となって、うっかり劇場に足を運んでしまいました。声優陣も豪華なのでそっち方面でもお客さんが集まりそうですね~。

小野D(小野大輔さん)好きなんですが、観てみるまで出ている事を知りませんでした(笑)

ちなみにパンフはこんな感じ。

マットでテカりのある紙に、ツルツルゴジラが印刷されています。横開き!50Pで税抜き787円。ちょっぴりお得感ありますね!
個人的にすごい!!!と思ったのは、劇中に出てくる論文「ゴジラ完全殲滅の可能性と新戦術について」がパンフの中に織り込まれていることです(笑)

どなたが書いたのか載ってませんが、綿密に考えられているんだなぁと・・・(内容は全く理解できませんが)(笑)

劇場の入り口では、入場者特典のゴジ消し(消しゴムの機能はないらしい/笑)も一人一つ、配られていましたー。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】静野孔文、瀬下寛之
【ストーリー原案/脚本】虚淵玄(ニトロプラス)
【シリーズ構成】虚淵玄(ニトロプラス)、村井さだゆき
【副監督】森田宏幸
【キャラクターデザイン原案】コザキユースケ
【造形監督】片塰満則
【コンセプトアート】川田英治
【演出】吉平”Tady”直弘
【プロダクションデザイン】田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
【CGキャラクターデザイン】森山佑樹
【美術監督】渋谷幸弘
【色彩設計】野地弘納
【音響監督】本山哲
【音楽】服部隆之
【主題歌】XAI – “WHITE OUT”
【出演([]内は役名)】

  • 宮野真守[ハルオ・サカキ]

  • 櫻井孝宏[メトフィエス]

  • 花澤香菜[ユウコ・タニ]

  • 杉田智和[マーティン・ラッザリ]

  • 梶裕貴[アダム・ビンデバルト]

  • 諏訪部順一[ムルエル・ガルグ]

  • 小野大輔[エリオット・リーランド]

  • 三宅健太[リルエル・ベルべ]

  • 堀内賢雄[ウンベルト・モーリ]

  • 中井和哉[ハルエル・ドルド]

  • 山路和弘[エンダルフ]

  • 山本兼平[タケシ・J・ハマモト]
  • 高橋伸也[ジャック・オサリバン]
  • 堀越富三郎[ダイチ・タニ]
  • 柳田淳一[マルコ・ジオーネ]
  • 石谷春貴[ジョシュ・エマーソン]
  • 須嵜 成幸[ベンジャミン・スミス]
  • 浜崎奈々[女性レポーター]
  • 菅原雅芳[男性レポーター]
  • 内野孝聡[男性キャスター]
  • 小松奈生子[管制官]
  • 洲崎綾[管制官]
  • 各務立基[老人]
  • 平ますみ[老人]
  • 鷄冠井美智子[揚陸艇操縦士]
  • 渡辺はるか[揚陸艇操縦士]
  • 濱野大輝[ホバー操縦士]
  • 小澤亜季[ミアナ]

【公開日(日本)】2017年11月17日
【上映時間】89分
【配給】 東宝映像事業部
【映倫区分】G
【次作】『GODZILLA 決戦機動増殖都市』
【IMDB】7.2/10.0  (およそ55人の評価)

【あらすじ】

20世紀末、巨大生物「怪獣」とそれを凌駕する究極の存在「ゴジラ」が突如として地球に現われた。人類は半世紀にわたる戦いの末に地球脱出を計画し、人工知能により選ばれた人々だけが移民船で旅立つが、たどり着いた星は人類が生存できる環境ではなかった。移民の可能性を閉ざされた船内では、両親の命を奪ったゴジラへの復讐に燃える青年ハルオを中心とする「地球帰還派」が主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断。しかし帰還した地球では既に2万年もの歳月が流れており、ゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしてるよ!)】

☆3.7/5.0

ふっつーーーーーに!!!面白い!!!

まず、脚本の虚淵さんと言えば鬱な話を書く人・・・というイメージあるんですが、期待を裏切らない話の展開でしたねー。

ストーリー的には、人類は一度ゴジラから逃げ出し宇宙へ行って、20数年経った頃にゴジラを倒すための論文が書かれ「勝機があるかも?」と思って地球へ戻る。というシンプルなもの。
もちろん宇宙で暮らせる星とかも探していたんですが、それを見つける前に人類は宇宙船での暮らしに疲弊しきっていて、いつ食料と酸素が尽きてしまうか・・・という不安と戦う日々。なので、勝機があるのであれば地球へ戻り、ゴジラを駆逐して自分たちの故郷を取り戻そう!と奮起する・・・という”最後の賭け”とも言える戦いに身を投じるわけなんですね。

そして何万光年と離れている場所からワープして地球へ帰るので、人類的には20数年の時間しか経っていないのに地球的には2万年近い時間が経過している・・・という。実はここが物語のミソ。

ゴジラを倒す作戦はこう。

実はゴジラはATフィールドのような防護壁を体の表面に出していて、攻撃がほとんど効かないんです。
しかし主人公のハルオくんが発見したのは、この防護壁も完ぺきではなく、100万分の1?秒(だったかな?)くらいの時間、微細な乱れが生じているという部分。この、乱れの部分を計算しそこに攻撃を当てることで防護壁を破壊、攻撃が当たるようになったら総攻撃をしかけよう!みたいな、簡単に言えばこんな感じ。

この倒す途中の感じは「まずは背びれを破壊してから・・・肉質を柔らかくして・・・」って感じでモンハン見てるみたいでしたね(笑)

そして見事に

もちろん、仲間の犠牲も出しつつですがなんとか倒す!!

しかし・・・、ホッとしたのもつかの間・・・今度はさっきのゴジラのはるかにデカい個体が地下から現れる・・・!!!
ここがどんでん返りポイント(笑)そして鬱・絶望ポイントでもあります。

なんと、二万年も経つ間にゴジラは、息絶えるどころか更なる進化を遂げていた!!!ということみたいです!!!

今までのゴジラの咆哮とは比べ物にならない、真ゴジラの咆哮にブルルと身が振るえてしまいました!!(笑)

今倒したやつ、まさかの子ども!?十分強かったのに!?あーこれ全員死んだわ・・・せっかく仲間もたくさん犠牲になったのに・・・という絶望感、そしてそこでエンドクレジット。

うーんたまらん!!

最高にカッコよかった

最高にカッコよかったのは、小野大輔さん演じるエリオット・リーランド隊長!!
一緒に観た友人が「エルヴィン(進撃の巨人の団長)そのものじゃん」と言っていて、声も一緒だし
完全にキャラ被りしてますが(笑)とにかくカッコいい。

地球に降り立ってみたはいいものの、生態系が大きく変化していて、植物ですら肌が切れるくらい鋭い葉を持つようになっているし、さらにゴジラの亜種みたいな鳥も襲ってくるしで”想定していたより遥かに危険な状況”だった。
そこで撤退命令を出すエリオット隊長。「ゴジラはもういい、出来るだけ多くの人員を宇宙船へと帰すんだ!退避退避ーーー!!!」と一生懸命な隊長。
しかしハルオくんは何が何でもゴジラを倒したい、無理な特攻とかもしちゃう。
戸惑う隊員へ向かって銃を向け「従わないなら降りろ」と命令するエリオット隊長。

自分の命欲しさに隊員を降ろすなんてなんて非道なやつ!!!

・・・と。思いきや!!!!!

エリオット隊長、自らの命を賭してゴジラの防護壁破壊のためにつっこんだ・・・!!(だから隊員を降ろして自分一人になったのね・・・)

あれはずるい。かっこよすぎます。しかも小野D。私得すぎる。

残念ポイント

これ、三部作だと知らずに観に行ったんですが、エンドロール後に2作目の予告が出ます。

それを見てガッカリ・・・。

まさか続編ありきだったとは・・・。二万年後の地球に降り立った時に人影?のようなものが見えてそれが伏線にもなっていたんです、が・・・個人的には微妙。

虚淵さんらしい絶望の終わり方、ゴジラの無敵感。さいこう。と思っていただけに、続いてしまうことがとっても残念でしたね・・・。

まとめ

続編があるのが残念、と思いつつCGアニメにしてはかなり映像も綺麗でしたし抵抗なく観れたので、おそらく2も劇場に足を運んでしまうでしょう・・・。

この監督、ゴジラ作品は一つも観てない状況で監督を依頼されたようですが(一回はそれを理由に断ったらしい)、ゴジラファンが観るとどういう感想になるのか非常に気になります。
シン・ゴジラよりは評価が下がりますが、それでもかなり面白かった部類だと思うんですよね~・・・私は。

 

 


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世紀の対決!『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』ネタバレ&感想

―――夢の中で、光に導かれた。美しいまぼろしだった。

あぁー!!これは『ジャスティス・リーグ』を観る前に鑑賞しとくべきだったー!!!となるやつ!どうもちびぞうです!

ちなみに吹き替えで鑑賞しました!

流れとしては、

マン・オブ・スティール』→『本作』→『スーサイドスクワッド』→『ワンダーウーマン』→『ジャスティスリーグ』

という感じですが、赤字だけでも押さえておくと『ジャスティスリーグ』が楽しめると思いますね!

私は今作を観ずに『ジャスティスリーグ』を観てしまったので、ちょっぴり後悔しました・・・。

→関連記事

バットマン主催のヒーロー祭り!映画『ジャスティスリーグ』ネタバレ&感想

公式サイトはこちら。

【映画情報】

【原題】Batman v Superman: Dawn of Justice
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・スナイダー
【脚本】クリス・テリオ、デビッド・S・ゴイヤー
【原案】ザック・スナイダー、デヴィッド・S・ゴイヤー
【原作】DCコミックス
【製作】チャールズ・ローベン、デボラ・スナイダー
【製作総指揮】クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、ウェスリー・カラー、ジェフ・ジョンズ、デビッド・S・ゴイヤー
【共同製作】ジム・ロウ、グレゴー・ウィルソン、カーティス・カネモト
【スーパーマン考案】ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
【バットマン考案】ボブ・ケイン、ビル・フィンガー
【撮影】ラリー・フォン
【美術】パトリック・タトポロス
【衣装】マイケル・ウィルキンソン
【編集】デビッド・ブレナー
【音楽】ハンス・ジマー、ジャンキー・XL
【視覚効果監修】ジョン・“DJ”・デジャルダン
【出演([]内は役名)】

  • ベン・アフレック[ブルース・ウェイン/バットマン]
  • ヘンリー・カビル[クラーク・ケント/スーパーマン]
  • エイミー・アダムス[ロイス・レイン]
  • ジェシー・アイゼンバーグ[レックス・ルーサー]
  • ダイアン・レイン[マーサ・ケント]
  • ローレンス・フィッシュバーン[ベリー・ホワイト]
  • ジェレミー・アイアンズ[アルフレッド]
  • ホリー・ハンター[フィンチ議員]
  • ガル・ガドット[ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン]
  • TAO Okamoto[マーシー・グレイブス]
  • スクート・マクネイリー[ウォレス・キーフ]
  • カラン・マルベイ[アナトリ・クナイゼフ]
  • ローレン・コーハン[マーサ・ウェイン]
  • マイケル・シャノン[ゾッド将軍]
  • リプリー・ソーボ[セージ]
  • レベッカ・ブラー[ジョニー]
  • ハリー・レニックス[スワンウィック]
  • ケビン・コスナー[ジョナサン・ケント]
  • レイ・フィッシャー[サイボーグ]
  • エズラ・ミラー[ザ・フラッシュ]
  • ジェイソン・モモア[アクアマン]

【公開日(日本)】2016年3月25日
【上映時間】152分
【配給】ワーナーブラザース映画
【映倫区分】G
【前作】マンオブスティール
【次作】スーサイド・スクワッド
【IMDB】6.6/10.0  (およそ512,100人の評価)

【あらすじ】

バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(ネタバレ)あり】

☆2.3/5.0

思ったより面白くなかったやつ・・・。

というか、ツッコミどころが満載!!!!

なのでそういう意味ではものすごく楽しい映画にはなっています(笑)

オープニング映像のカッコよさ

ザック・スナイダー監督のファンとしては、映像に関して贔屓目に見てしまう部分もありますが・・・!いいよね!好きなんだもの!

オープニング、ブルース(バットマン)が子どものころに両親を強盗に殺され、そしてお葬式をする・・・というシーン。
お葬式から逃げ出したブルースは森の中を駆ける・・・そして自然洞窟?に落ちてしまう。しかしそこで、大量に羽ばたく蝙蝠達がブルースの周りを円を描くように飛び上がると、ブルースの体も洞窟の天井に開いた光の穴へと戻るように飛び上がっていく・・・。

これはブルースの過去を見る夢の映像なんですけど、すごく神秘的でスナイダーさんお得意のくすんだ色合いの画面、そしてスローモーションがとってもクール!

ファンにはたまらないですね~~~~~

ジェシー・アイゼンバーグが出演している!

なんというか・・・マーベルファンとしてはDCに取られてしまった感!(笑)
それにしてもアイゼンバーグさんは本当に最近人気ですね・・・イイ俳優だからなぁ・・・。

彼の演じるレックス・ルーサーというキャラクターは今作のヴィランというか悪役なんですが、彼の目的は自分の会社で犯罪や悪の宇宙人に対する抑止力になるようなスーパー武器(宇宙船から採ったエメラルドの放射線物質を使う)を作ること。
そのためには世の中のメタヒューマン(ヒーロー的な能力を持った人)が邪魔!だからスーパーマンとバットマンが戦い合って相討ちさせよう!と裏でこっそり画策する役なんですね。
彼の、パーティでのスピーチの下手さ加減が「経営者」としては才能があまりなく、父親の七光りで社長になっている・・・というところが透けて見えていました。サイコパスが権力を持つと恐ろしい!と思いつつ

彼が「ヒーローは万人を助けることなんて出来ない!親父が僕を殴っていた時、誰も助けに来なかったからだ!」とスーパーマンに言うシーンが切なくて・・・。あー彼にもこうなった事情があるのか!とうっすら見えてくると、とても深みのあるキャラなのかな・・・という気持ちにもなってきます。

スーパーマンを否定する人たちの感覚は「神は助けてくれない」と嘆く人たちに似ていますね。なのでこの世界ではスーパーマン=神という構図なのかな、と感じるシーンでもありました。

でもアイゼンバーグさんの丸刈りは嫌だぁああああ・・・!!

ワンダーウーマンという救い

とっても個性的な背中がガッパーと開いたドレスを3、4着披露してくれます!相変わらずお美しい!!

そして、今作では彼女は戦わないのかなぁ・・・と諦めかけたところでの

ワンダーウーマン登場!!!

多分ここでかなりテンションが上がった方は多いはず!
そして元々ダイアナがワンダーウーマンだという事を認識してない人(ワンダーウーマンから観てない人)も「この女性もヒーローなんだ!素敵!」と一目惚れしてしまうこと間違いなし!!

じらしてじらして~満を持してのヒーローコスチュームの登場、そして戦いのシーンは本当に素敵で、この映画の中で一番の盛り上がりは彼女がかっさらって行ったと言っても過言ではないでしょう・・・(笑)

ツッコミどころまとめ

  • とにかく時間が長い、脚本がややこしい
    ものすごく長い。話の流れはシンプルなのに、とっても話がややこしく分かりにくく感じてしまう。
  • とにかく夢オチが多い
    三回以上は夢オチあります。何かあるたびに「こ、これも夢オチかな・・・?」と思ってしまう!(笑)
  • バットマンがスーパーマンを倒そう!と決める理由が無理やりっぽい。
    ルーサーが裏で手を回していてスーパーマンと敵対するようになる、という流れは分かるんですけど、バットマンがスーパーマンを倒してやるぜ!!!とまるで親を殺されたかのように憎んでる風なのがいまいちわからない。「あぁー!これは倒したくなっても仕方ないよね!」という明確な理由があまりないように思えました。
  • 24時間警備体制で守られるロイス・レインたん
    アフリカだろうと、レックスコープの屋上だろうと、瓦礫の下の水の中だろうと、ロイスがピンチになると最優先でやってくるスーパーマン(笑)あまりに完璧な警備体制に笑ってしまうう(笑)
    だって!激しい戦闘のさなかでも、ロイスが瓦礫を叩く音を聞き分けるんですもん!彼女のための専用装置としか思えないぃぃ
    あと、戦闘中にイチャつかないで!!
  • 湯船の中に靴のまま入らないで!!
    「助けてくれるのは嬉しいけどそのせいで犠牲も出てる。私たちの関係は限界なのかも」と言うロイスの入ってるバスタブに服も脱がずに靴のまま入るクラーク!!
    き、きたないよ・・・
    と思ってしまいました(笑)しかもその後イチャイチャしてロイスの話を誤魔化してるし(笑)
  • スーパーマンの衣装のまま合衆国会議に現れる
    シュールで笑ってしまいました(笑)
  • まさかの母親の名前が同じだった問題
    これが一番ツッコミを入れた部分なんですけども(笑)めちゃ笑いました。
    バットマンがスーパーマンを倒そうとする理由も不明瞭なうえ、それを止める理由もまさかの母親の名前が一緒だったという・・・(笑)その偶然なかったらどうするのこの映画!!!!
  • エメラルドの放射線物質最強じゃん
    数いるヒーローのうち、スーパーマンの強さはチート級。しかしそんな彼もエメラルドの放射線物質とやらで作ったガスを吸っただけで普通の人間のように弱ってしまう・・・。まぁ、完璧超人よりは何か弱点があった方が楽しいんですけど、しかし弱くなる度合いがまたすさまじい・・・
  • エンドロール後の映像もない・・・
    期待してた人、特に映画館で観た人はがっかりでしょうね。私はいつもエンドロールは最後まで観る派なので別になくても良かったですが。ちょっとだけ、ないのかー。と思いまいした。

嬉しかった台詞たち

吹き替えならではのものもあると思うんですが

マイクの調節をするアルフレッドが
「バスガス爆発」を連呼してたのが可愛かったです。

「ピエロ姿の異常者に悩まされた過去がある」
これは、過去のバットマンのシリーズもきちんと世界観として引き継がれている感じがして嬉しかった台詞。

「かかとを3回鳴らしてカンザスに帰ったか」
ロイスの上司が言った台詞ですが、これは「オズの魔法使い」のオマージュですよね。思わずニヤり。

 

めっちゃ長くなってしまったのでまとめはなし!

ツッコミどころ満載で、あまり面白い!と手放しで褒められるような感じでもないので『ジャスティスリーグ』を観るなら観るべき作品。と言った感じでした。まる。

 

 


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ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想

アスガルドは場所ではない・・・民だ

マイティソーの3作目がやってきたー!どうも、ソーの弟、ロキちゃんイチ押しのちびぞうです!

そろそろ新規ファン獲得が困難になってきていそうなほどおさらいする作品が多くなってきているマーベル・シネマティック・ユニバースの新作ですね!

ハルクやドクターストレンジなども登場するので、ソーの過去2作に加えて『アイアンマン』『アベンジャーズ』『ドクターストレンジ』辺りは最低限押さえておいて欲しいところです!

ハルクに関しては、どういうキャラなのか?というのを知る意味でも過去2回実写化されている『ハルク』『インクレディブル・ハルク』を参照すると良いかも。後者はMCUとの繋がりもあります(役者は違うけども!)

パンフはこんな感じA4サイズっぽい縦長のキラキラ仕様。

42Pで税抜き760円。特別版もあったようなんですが、売り切れていたのでこちらの通常版を購入。裏面の絵がカッコいいんですよー!

アメコミっぽくて良いですね!!

ソーはもっと地味で画面が色褪せてるイメージがあったんですけど、シリーズ増すごとにポップでカラフルでエンタメってきた感じがしますね!

【映画情報】

【原題】Thor: Ragnarok
【制作国】アメリカ
【監督】タイカ・ワイティティ
【脚本】エリック・ピアソン
【ストーリー】クレイグ・カイル&クリストファー・ヨスト、エリック・ピアソン
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ブラッド・ヴィンダーバウム、トーマス・M・ハメル、スタン・リー
【共同製作】デヴィッド・J・グラント
【撮影監督】ハビエル・アギーレサロペ
【プロダクション・デザイナー】ダン・ヘナ、ラ・ヴィンセント
【編集】ジョエル・ネグロン、ゼン・ベイカー
【コスチューム・デザイナー】マイェス・ルベオ
【視覚効果監修】ジェイク・モリソン
【視覚開発監修】アンディ・パーク
【音楽】マーク・マザースボウ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]

  • マーク・ラファロ[ブルースバナー:ハルク]

  • トム・ヒドルストン[ロキ]

  • ケイト・ブランシェット[ヘラ]

  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ジェフ・ゴールドブラム[グランドマスター]

  • テッサ・トンプソン[ヴァルキリー]

  • カール・アーバン[スカージ]

  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • マット・デイモン[劇中劇のロキ(カメオ出演)]
  • サム・ニール[劇中劇のオーディン(カメオ出演)]
  • ルーク・ヘムズワース[劇中劇のソー(カメオ出演)]

【公開日(日本)】2017年11月3日
【上映時間】131分
【前作】マイティ・ソー ダークワールド
【映倫区分】G
【配給】ウォルト・ディズニー・ジャパン
【IMDB】8.2/10.0  (およそ139,000人の評価)

【あらすじ】

人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディンを捜しにニューヨークへやってきたソーだったが、突如として現れた強大な敵ヘラによって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルクと再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー、そして宿敵であるロキも仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

ツッコミどころ満載!そこが楽しい!

小物感あふれる息子に追放されちゃう神オーディンのしょぼさ!

結局は今回も家族内のゴタゴタだったのに住処を灰にされちゃうアスガルドの民たち!もういっそ王家を見限ってもいいと思うの!

公式動画で、昔話風の可愛らしいのを発見したので貼っておきます(笑)

これで大体の事が分かるよ!

「まるで統一感のない仲間」とか(笑)

ちびぞう的・見どころその1

ロキちゃんが可愛い。

前作でやりたい放題してその魅力を開花させていたロキちゃんですが、今回も涼しい顔で適当に生きています(笑)

一応は神様なんだけど、この兄弟は神々しさが回を増すごとに減っていきますね(笑)

そこはファン的に寂しく思う部分でもあり、「ロキちゃんの小物感がたまらない」というちびぞうのツボを押さえてくる部分でもあります!

シリーズを通して段々丸くなってきたロキちゃんは、兄と一緒に戦ってくれたりします。

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその1

蛇が嫌いだと知りながら蛇の姿で現れたロキに「俺だよーん!」と悪戯された当時8歳の思い出を語るソーさん。

仲良しだな!!

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその2

「助けて作戦」に嫌々付き合ってあげる。ロキがケガ人のフリをして、ソーにもたれ運ばれながら「誰か助けてくれー!!」と叫びながら敵のまっただ中に突撃。そして不意をついて敵へロキちゃんの体をぶん投げるというめちゃくちゃな作戦。昔からよくやっていて、成功率は100%らしい。

本当に仲良しだよね!!!

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその3

闘技場に現れたハルクに怯えた顔を見せる。

アベンジャーズの時に滅多打ちされたのがトラウマになっているとか?

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその4

ハルクにソーがぶん殴られたところで「ヨッシャア!!!」と歓喜の声を上げる。

お兄ちゃんの事大好きで大嫌いだよね(笑)

  • ロキちゃんが可愛いエピソードその5

「お前はお前の世界で生きろ」とソーに言われて、二人の道は分かれたように見えた。けれども結局は故郷を救いに来ちゃう!!

アスガルドが憎くてたまらないけどほっとけないんだよね(笑)

・・・といった感じで今回もロキちゃんが本当にツンデレかわいかった。序盤で人間界に行った時の黒一色のスーツ姿や、ストレンジさんにいいように扱われてしまうところも楽しいのでぜひ注目して欲しい!

「ずっと落ち続けていたんだぞ!30分間も!!!」

出演者のところにカメオ出演の役者さんも書きましたが、ロキちゃんがオーディンにすり替わってやらせていた劇のメンバーが豪華すぎてやばい。アスガルドの役者でも一級の人たちに演じさせたい、というところから、あの配役になったようです(笑)

それにしてもマット・デイモンの顔は見慣れていると思ってたけど全く気付かなかった(笑)

ちびぞう的見どころその2

ヘラ様がお美しい!

うつくしヴィラン決定戦があったら、1,2を争う美しさ!特に髪の毛を降ろしているところ!

女戦士ヴァルキリーとヘラの戦いを回想するシーンはまさに絵画のような映像で、見惚れてしまう。

ケイト・ブランシェットさんは大好きな女優さんだったので私得すぎました。それに普段彼女はブロンドなので、黒髪でダークなメイクを見れるのも楽しくて嬉しいところ。

そんな彼女はソーの無敵のハンマー「ムジョルニア」を握りつぶして破壊してしまうほどの力の持ち主。そんな彼女をいかにして倒すのか!?というところも、見どころですね!

アベンジャーズとの関わり

  • ソーさんは地球で戦ったあと、インフィニティ・ストーンを探しに宇宙へ行っていたらしい
  • ソーとロキが地球へ降り立った時、ドクター・ストレンジがロキを魔術でどこかへ飛ばしソーを誘い出す(このシーンは『ドクター・ストレンジ』のエンディング中で出てきます!)。そしてソーをオーディンのいるノルウェーへといざなう。
  • ソーが迷い込んだ惑星サカールには『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で姿を消したハルクが二年近く住み着いていた
  • エンドロール中に地球へ向かうアスガルド民一行の前に巨大な船が現れる(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がる??)

まとめ

だーいぶコミカルでポップさが増してきた、バトルロイヤルでした。ストーリーはあんまりないので深く考えなくていいです。結局いつものお家芸です。

多分、これで1作目から見返したりしたらだいぶ雰囲気が違ったりするんだろうなぁ。

アベンジャーズが「ザ・お祭り映画」なので、それに合わせて派手に、エンタメに、変化していってるんでしょうね。

雰囲気の変化やキャラの性格の変化については賛否両論な部分だと思いますが、ちびぞう的にはロキちゃんが可愛ければ何でもいい、というのがソーシリーズに対する最終見解(?)なので、十二分に楽しめましたよ!というところで。感想を終わりにしたいと思います。

あ!あと一つだけ気になったというかこれはちょっと微妙だなと思った変化。

「ハルクの知能が上がっている」という点ですねー・・・。

まぁ、ソーが神様なのに神様っぽくない感じになってきているのと同じでハルクもだんだん変化しているのかもしれませんが。ハルクの強さは段違いだと思うので、何かマイナス点をつけないとただの最強戦士になってしまうと思うんですよ!

そして今まで彼についていたマイナス点こそが「誰にも制御できない・敵味方関係なしに暴れまくる怒りの男」という部分と「本来のブルース・バーナードという人格が制御しようと頑張る」という部分。これがあったから、なんとかハルク無双にならずに済んでいたというかね・・・。

今後、ハルクが敵味方の判別をして好きな時に出てきて戦えるようになってしまうと、パワーバランスが一気に偏りそうで怖いです。まぁあんまり深く考えずに観るシリーズなのかもしれないですが。

落書きファンイラスト

今回もブレランに引き続きちょちょっと描いたちびぞうの絵を載せます。

ロキちゃんに一番愛があるはずなのに似ない・・・

ちょっとだけのつもりが長くなってしまいました!以上で終わり!ちびぞうでした!

最後まで読んで頂き感謝感謝です!

 

 


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30年越しの新作!『ブレードランナー2049』ネタバレ&感想

誰かを愛する為には、時には他人にならねばならない―――

来ましたー!2049!

映画館で間に合いました!ゴズリングさんは『君に読む物語』『ラースとその彼女』で大好きな俳優さん。最近は『ラ・ラ・ランド』での活躍もありましたね!

→関連「賛否両論!?映画『ラ・ラ・ランド』ネタバレ無し感想

パンフはこんな感じ。46ページと分厚くて四角くてディズニーのアニメパンフっぽいです。

お値段は税抜き760円。まぁ普通ですね。

これは今回の主役、Kが乗っている車。最高にハイセンス。

中身も、今作のオリジナル用語の解説や、前作から何が起きていたかの年表などもあってこの世界観を深く理解する手助けが沢山!

監督も、『プリズナーズ』や『複製された男』などのドゥニさん。結構好きな監督さんなので映像表現にも期待です。

→関連「先が読めない!異色のサスペンス映画『プリズナーズ』ネタバレ&感想【前編】

【映画情報】

【原題】Blade Runner 2049
【制作国】アメリカ
【監督】ドゥニ・ヴィルヌーブ
【脚本/原案】ハンプトン・ファンチャー
【脚本】マイケル・グリーン
【製作】アンドリュー・A・コソーヴ、ブロードリック・ジョンソン、バッド・ヨーキン、シンシア・サイクス・ヨーキン
【製作総指揮】リドリー・スコット、ビル・カラッロ、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、イェール・バディック、ヴァル・ヒル
【共同製作総指揮】イアン・マッグローイン、オーサ・グリーンバーグ、
【共同プロデューサー】カール・O・ロジャース、ダナ・ベルカストロ、スティーブン・P・ウェグナー
【撮影】ロジャー・ディーキンス、ASC、BSC
【プロダクション・デザイン】デニス・ガスナー
【視覚効果監修】ジョン・ネルソン
【衣装デザイン】レネー・エイプリル
【音楽】ハンス・ジマー、ベンジャミン・ウォルウィッシュ
【出演([]内は役名)】

  • ライアン・ゴズリング[K]

  • ハリソン・フォード[リック・デッカード]

  • アナ・デ・アルマス[ジョイ]

  • シルヴィア・フークス[ラヴ]

  • ロビン・ライト[ジョシ]
  • マッケンジー・デイヴィス[マリエッティ]
  • カーラ・ジュリ[アナ・ステライン]
  • レニー・ジェームズ[ミスター・コットン]
  • デイヴ・バウティスタ[サッパー・モートン]
  • ジャレッド・レト[ニアンダー・ウォレス]

【公開日(日本)】2017年10月27日
【上映時間】163分
【映倫区分】PG12
【配給】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【前作】新作に向けて復習しよう!映画『ブレードランナー(1982)』ネタバレ&感想
【IMDB】8.4/10.0  (およそ145,000人の評価)

【あらすじ】

2022年にアメリカ西海岸で大規模な停電が起きたのをきっかけに世界は食物供給が混乱するなど危機的状況を迎える。2025年、科学者ウォレス(ジャレッド・レトー)が遺伝子組み換え食品を開発し、人類の危機を救う。そして、元捜査官デッカード(ハリソン・フォード)が突然行方をくらませて以来30年の月日が流れた2049年には、レプリカント(人造人間)の寿命に制限がなくなっていた。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(おもきしネタバレしています)】

☆3.8/5.0

結構、好き。これ。

一言で言えば、『テクノロジー!』

本当に、最先端のテクノロジーを感じます。映像表現の最高峰って感じ。

きっと、1982年に公開された前作も、当時の人たちにはきっと「最先端」を感じさせるような映像表現だったんだろうなぁ。

スパイク・ジョーンズ監督、ホアキン・フェニックス主演の『her/世界でひとつの彼女』で、現実で言うところのiphoneのsiriさんと恋しちゃう男の話があって、あれもかなり最先端だなー!と思ったんですが今作は更にそれよりも磨きをかけて最先端です!(何回最先端って言うんだ)

レプリカント(人造人間)であるKが、話し相手であり恋仲としてそばに置いている女性はなんとホログラムのバーチャル彼女!その名もジョイ!

もはや人間×人造人間ではないんですよ!

人造人間×機械の恋なんですよ!最先端!!

そして、二人が結ばれるシーンはものすごく印象的。その辺に歩いている娼婦(実際はただの娼婦ではないけど)を連れてきて「彼女と同期すればあなたに抱いてもらえる」という発想!

実際の人間にホログラムの彼女を重ねて、口付けするシーンはもう・・・眩暈がするほど最先端(6回目)。

なんだなんだ。何を見せられているんだ私は。ロマンチックすぎる。切なすぎる。

その他にも、あまり現実味はないんですが未来を感じさせる映像が津波のように押し寄せます!ラストで敵とドタバタする謎の波打ち際とか、地球なんだけど宇宙みたいで怖い。なにここどこなの。おじさんがおぼれちゃう!

Kがデッカードに会いに行ったあと、エルビスなどの古き良き歌手がホログラムで歌って踊るホール(誰もいない)で撃ち合いをするシーンも最高にハイセンスでしたね・・・。

それから、Kの記憶として子ども時代の映像が出てくるんですが、その子ども時代に過ごしていたであろう場所が「階段×ごちゃごちゃしたむき出しの鉄パイプ×焼却炉」のハイブリッドで、工場萌え属性の私を最高に興奮させてくれました。

本当にドゥニさん天才だよ・・・

人造人間が人間を超えていく表現

実はこのテーマは前作でもあったんですが、「人造人間であるレプリカントの方が人間らしさを見せる」というのがこのシリーズの良さであると思っています。

今回は、Kがより人間らしくなり、人なら誰しも一度は妄想するであろう

「この世界の主人公ってま、まさか俺じゃん!?」

という状態に。

(”史上初の奇跡の存在、人間とレプリの子ども”が自分では、と勘違いする場面ですね。本当は子供は男の子ではなく女の子だった)

しかし実際は違うよーんという悲しい現実にガックリと肩を落とす。

これは人生で本当によくある事だと思います。「自分は特別な存在」だと期待する思春期を経てから、社会に出て「自分はたくさんいる人間の一人でしかなく、とてもちっぽけな存在なんだ」と気付く。それはとても人間らしい気付きであり、成長でもあると思うんですが、Kはこの映画の中で人造人間ながらその成長を我々に見せてくれます。

本当にね「自分だと思ったのね?」とか、やめたれよwwと思うんですが(笑)

それでも、「正しいことの為に死ぬのが人間らしさ」という言葉にある意味気持ちを持ち直した彼は、人間らしく「自分は何者なのか」という疑問と絶望を乗り越えたのかなと。感じました。

前述した機械の恋人であるジョイが「彼女は機械でしかなかった」と見せつけられるシーンもあって、人造人間であるKの人間らしさがより際立つ演出になっていて良かったなと。

人間ではないのかもしれないけど、機械ではない。限りなく人間に近い何かは、いずれ人間を超えていく。

そんな最先端なヒューマンドラマ・SFロマンを見せつけてくれましたね!本作はね!

前作ファンにも嬉しい要素もりだくさん

あんまり細かいことには気づけていないと思うんですが、まずオープニングでKがレプリを撃つシーンでは、壁をぶち抜くというシークエンスがありました。

前作のオープニングでも同じように壁をぶち破ってましたね!

同じデッカードというキャラを同じ俳優が演じるというファンなら垂涎モノの演出ですが・・・(そしてその彼が相変わらず弱いところも良い(笑))

なんと!前作のヒロイン・レイチェルが当時とほぼそのままの姿で登場します!!

いやぁ美しかった。CG技術すごい・・・。最近、スターウォーズでも亡くなった俳優さんをCGで再登場させるというのがありましたが・・・。CGも使いようによっては上手い演出になりますね・・・。

まとめ

ありがちなストーリー運びを裏切るちょっとした仕組みがあって、退屈知らず。

前作から引き継いだ”謎の間”が若干の中だるみを感じさせるので、苦手な人はひっじょーーーーに長く感じるかも。

それと、一度この世界観を冷めた目で見てしまうと大体の物が「ギャグ」っぽく見えてしまう可能性もあるかと(笑)デッカードおじさんが溺れかけるシーンは結構ね、来ますね(笑)

 

しかし、一度は観ておいて損はない映像美と音楽と切なさがあります。ぜひとも映画館で!!

落書きファンイラスト

最後に、ちょちょっと描いたちびぞうの絵を載せておきます。

ジョイちゃん可愛かったなぁ・・・

 

 


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新作に向けて復習しよう!映画『ブレードランナー(1982)』ネタバレ&感想

地球に戻ったレプリカントを処分するために―――
ブレードランナー特捜班が創立された。

画像引用元:映画.com

本作は過去に鑑賞済みだったんですが、もはや内容がうろ覚え。

ハリソン・フォードが同一キャラクターを演じるという新作に、ライアン・ゴズリングが出ると聞いて「これは復習せねば!!」となりましたね~。ちなみに観たのはファイナルカットじゃない方のやつです。

いやはや、まさか30年越しに新作が観れるなんて、ファンは嬉しいんだろうな~

前回鑑賞した際のコメントも残っていたので載せたいと思います(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Blade Runner
【制作国】アメリカ
【監督】リドリー・スコット
【脚本】ハンプトン・ファンチャー、デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
【原作】 フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
【製作】マイケル・ディーリー
【製作総指揮】ハンプトン・ファンチャー、ブライアン・ケリー
【編集】テリー・ローリングス
【音楽】バンゲリス
【デザイン】シド・ミード
【出演([]内は役名)】

  • ハリソン・フォード[リック・デッカード]
  • ルトガー・ハウアー[ロイ・バティー]
  • ショーン・ヤング[レイチェル]
  • エドワード・ジェームズ・オルモス[ガフ]
  • ダリル・ハンナ[プリス]
  • ブライアン・ジェームズ[リオン・コワルスキー]
  • ジョアンナ・キャシディ[ゾーラ]
  • M・エメット・ウォルシュ[ブライアント]
  • ウィリアム・サンダーソン[J・F・セバスチャン]
  • ジョー・ターケル[エルドン・タイレル]
  • ジェームズ・ホン[ハンニバル・チュウ(眼球製作者)]
  • モーガン・ポール[ホールデン]

【公開日(日本)】1982年7月10日
【上映時間】116分
【配給】ワーナー・ブラザース
【次作】ブレード・ランナー2049
【IMDB】8.2/10.0  (およそ544,300人の評価)

【あらすじ】

2019年、惑星移住が可能になった未来。レプリカントと呼ばれる人造人間が謀反を起こし、地球に侵入。レプリカント専門の捜査官“ブレードランナー”のデッカードは追跡を開始する。一方、彼は製造元のタイレル社でレイチェルというレプリカントに会い、心を通わせていくが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

2015年(2年前に観た時)の感想

初めて!
ハリソン・フォードをカッコいいと思いました!!

こういう、ロボットにも人間の感情のようなものが芽生える系の話は割と好き。
ラストのロイの選択は、ロボットが人間をも超えるということを示唆しているように感じられて、切なくて感動する反面…怖くもある。この映画が作られた当時はAIが自我を持つということはSFの中だけのお話だったかもしれないけども、今は決して夢物語ではないもんね。
それにしても、この映画に出てくる独特な世界観はベイマックスの”サンフランソーキョー”に影響を与えてそう。

空飛ぶ車だけだね〜
なかなか現実にならないのは。

再鑑賞後の感想

うーん音楽と演技、独特の間がハードボイルド!

芸術的でハイセンスな衣装と背景!そして和洋折衷な不思議な世界観!

1980年代の最新テクノロジーがまさにここに!!!

しかし2年経ったらうろ覚えになってしまうという残念な映画!というよりは、私とは最終的に合わなかったという事なんでしょうね。

レプリカントという存在の人間性を描く作品なのですが、意外にも恋愛色が強いんですよね。そして、なぜかそういうストーリーだという事に気付くのにだいぶ時間がかかるという・・・。

この独特の間や演出傾向は、結構人を選ぶなぁ。と思います。

よだん。

それにしても、以前”攻殻のハリウッド実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』アニメ版との比較と感想”という記事を書いたときに、ゴーストインザシェルについて調べていたら驚く程多くの人が「ブレードランナーまんま」と書いていたんです。

GICを観たときは今作の事をすっかり忘れていたのですが、見返してみると、本当にまんまでしたね・・・。街並みといい。内容も。

ラストのアンドロイドに恋して逃避行をする、なんて展開も攻殻のアニメ版に全く同じような話がありましたもんね・・・。

でも仕方ないんです。攻殻機動隊も、ブレードランナーの原作である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の影響を受けていますから。

ブレードランナーの新作ももう観て来ましたが、あれを観て「攻殻じゃん!」と言う人がいそうで(笑)ややこしい!

どちらも同じように見えますが、アンドロイドは人間のように心を持つのか?その魂の在りかは?という点を元人間であり現アンドロイドになってしまった少佐視点と、人間だがレプリカント(アンドロイド)を殺す仕事をしているデッカード視点で描いている全く別の作品。当然ですけどね。

あっ、似てるな!と思う方はぜひぜひ両方の作品を見返していただきたい!

そして両方の作品の味をそれぞれ楽しんで頂きたい!

 

 

 


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た行

ネタバレ厳禁の新感覚ホラー『ダークレイン』ネタバレ&感想

雨に紛れてヤツらは来た―――

「面白いかは別として珍しいオチの映画がある」「これは予想できない」と複数の映画仲間さんから「あんまり面白さは期待しないで。でも観てほしいの><」と控えめにオススメされた今作。

メキシコ発のホラー・スリラーということですが・・・ジャケットからは、頭のおかしい家族が監禁する(もしくはされる)系かな?と予測。

ちなみに同監督の作品は一つも観ていないため、どういう作風なのか全く予想がつかない状態で鑑賞しました。

【未体験ゾーンの映画たち2017】の作品ということで、少し不穏な空気は漂いますね・・・(笑)

【映画情報】

【原題】Los Parecidos
【制作国】メキシコ
【監督/脚本】イサーク・エスバン
【製作】イサーク・エスバン、ミリアム・メルカード
【製作総指揮】サロモン・スケナシ、ミリアム・メルカード
【撮影】イシ・サルファティ
【音楽】エディ・ラン
【出演([]内は役名)】

  • グスターボ・サンチェス・パッラ[ウリセス(主人公の髭男)]
  • カサンドラ・シアンゲロッティ[イレーヌ(DV夫から逃げてきた女)]
  • フェルナンド・ベセリル[マルティン(チケット売り場の男)]
  • ウンベルト・ブスト[アルバロ(医大生)]
  • ルイス・アルベルティ[警察官]
  • サンティアゴ・トレス[イグナシオ]

【公開日(日本)】2017年1月21日
【上映時間】90分
【配給】AMGエンタテインメント
【IMDB】6.0/10.0  (およそ1,520人の評価)

【あらすじ】

世界中が記録的な豪雨に襲われた夜。人里離れたバスステーションで、偶然居合わせた8人の男女が立ち往生していた。やがて1人の女性がウィルスに感染したような症状を見せ、正気を失ってしまう。ラジオから流れてくる情報によると、原因不明の伝染病で外でもパニックが起きているらしい。彼らは建物から出ることもできず、1人また1人と感染していき……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしています!)】

☆2.6/5.0

はい、出ましたジャケ詐欺ですねー。

まずこのような場面、このような人たちは出てこないです(笑)

こんなクラシックなお洒落ソファも出てこなければ、そもそも「バスステーションでのワンシチュエーション」ものなんですよ。ものすごく家の中っぽいジャケットですがもう、何から何まで間違ってます(笑)

たまーに、こういう「作ってる人たちは本当に映画を観たのかな?」と疑問に思う邦題だったりジャケットだったりがありますけども、なんでなんでしょうね。

やる気あるんでしょうかね。

ところで、この映画の外国版のポスターはこんな感じです。IMDBから引っ張ってきました。

いやぁハイセンス。どうしてこのクオリティが出せないのかー。

むしろ、このままのジャケットをそのまま使ったって、十分目を引けると思うんですよね。

一体どこが衝撃のラスト15分だったのか?

ぶっちゃけてしまうと、この映画の衝撃を得るタイミングはラスト15分では決してない。

それだけはハッキリと言えます(笑)

衝撃は衝撃ですが、それは爆笑や失笑を誘ったり、人々を困惑させる類のもので、決して「うぉおおおこの映画やばEEEEEE!!!」となるようなものではないです。

相変わらず、アオリも適当だ。やる気あるんですかね。

結論から言うと

雨の降るバスステーションの中で起きる怪奇現象は「全ての人が主人公と同じ髭面になる(正確にはそう見えるようになってしまう)」というもの。

突拍子もない発想そのものは誰しも一度は思いつくような、でもやろうとしないような、そんな感じのもので、しかもそのオチは「宇宙人がやらかしたよ!」という安直なもの。

でも、この映画オープニングがとにかくオシャレなんです。

雨の降るバスステーションを引きで撮っていて、徐々にクローズアップ、そしてタイトルバック。モノクロ映画?と見紛うほどに彩度を限りなく低くした画面もオシャレで、この監督のセンスを感じさせます。

それだけに、うーん。内容がもったいない。

全ての人間が同じ顔になることによって、個性がなくなってしまう恐怖。

言いたいことはなんとなく分かるんですが、宇宙人がそれをする意味も、病気の男の子がオーメンのダミアンばりに覚醒して場を恐怖に陥れる展開も、どうもよくわからない(笑)

(ただしイグナシオは相当な美少年)

そもそも最終的に没個性したことそのものを忘れてしまって、みんながみんな元通りの顔に見えるというなら、最初と何も変わっていないのではないか?と思うのですよ。

だって、今の私たちの顔だって、鏡に映る、触れて分かる、その通りの顔を本当にしているなんて誰に証明できますか?私たち人間がお互いの視覚や触覚を通して認識しているだけであって、別種族(それこそ宇宙人とか)から見てみたら全く違う容貌をしているかもしれない。それこそ、全部同じに見えているかもしれない。

現時点ですでにそうなのだから、映画のラストで没個性(人間すべての顔が同じになった)したということそのものを無かった事のようにしてしまうのはあまりにも意味がないかなと。正直、そこに怖さはないですよね。

それから、笑わせに来てるのか分かりませんが、犬の顔まで髭面になってたあの演出(笑)

本当に必要?狙ってるよねぜったいにね!

人類が、同じになってしまうという恐怖の雨のはずなのに、犬まで人間の顔になるのはおかしいんじゃないかというツッコミをせざるを得ません。

まとめ

ホラーとしてはイマイチ。哲学としてもイマイチ。

ホラー映画で笑えるマニアックな映画ファンの皆様には、ぜひとも登場人物が全員同じ「髭面」になるという奇妙な場面を観て笑っていただきたい。そんな一本です。

ただ、前述したようにものすごくセンスを感じる作品なので、この監督の別作品は追いかけてみてもいいかも!と思えました。『パラドクス』とかね。

 


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フリーゲームあ行

ニコ生『愛殺すより、愛殺されたい。感想と考察・まとめ』レポ Part9-last

どうも!ちびぞうです(*’ω’*)

前回(ニコ生『愛殺すより、愛殺されたい。エンディング攻略』レポ Part9-5)でエンディングを見終えまして、今回はスタッフロールがどんなものだったかの紹介と、メニュー画面に増える「コレクションルーム」の紹介、それから物語の考察と感想・まとめなんかを書いていきたいと思います!

スタッフロール

「The End」の文字と共に画面が暗転すると、軽快な音楽が流れ始めてスタッフロールが始まります!

とっても明るい!

 

画像だけ並んでると伝わりにくいかもしれませんが、ドラムロールが「ワンツースリーフォー!ダダダダダダダンッ♪」なノリです(笑)

 

 

速くなるドラムに合わせて数字のカウントが加速!

 

 

 

カウントが終わるとメインキャラの紹介へ

 

  • ルーシーちゃん。この物語の主人公。

10代前半。高熱にうなされていたある夜、ふと目を覚まし両親の姿が見えないことから、屋敷の探索を始める。不思議な力を持っている。

  • デーモンくん。クレメンタインちゃんが屋敷に住んでいた頃の御者さん。

10代前半、事故で両目の視力を失い、自殺する。その後怨霊になっていたが、ルーシーちゃんに人形の目をはめられ、良き亡霊へと変わり一緒に冒険することに。

  • クレメンタインちゃん。ルーシーの家族の前に、屋敷に住んでいた女の子。

デーモンくんが仕えていた家族のお嬢様。ネズミのパースニップにそそのかされ、惨劇の扉を開いてしまう・・・。

  • アーサー&ケイト(ルーシーのパパママ)

オープニングに登場してから姿を消し、ラストの宇宙船まで登場しない。捕らわれキャラ。ママも不思議な力があるようで、ママの描いた絵の世界に入ったりできる。

  • ジェフ&エミリー(クレメンタインのパパママ)

エミリーが娘や召使を殺害した後、失踪。残されたジェフもそのあといなくなっている。

  • ベッキー&エリオット(クレメンタインの召使と飼い犬)

エミリーが最初に殺害する召使と、作中何度も登場するエリオットくん。重要キャラ。

  • アマーリエ&ヴァシリー

ゲームのあらすじにも登場するこの二人。しかし、オープニング登場後はエンディングにしか登場しない。

制作:ましゅまろHoliday

の文字が出て、スタッフロールと音声やスクリプトの素材のサイト名などが流れていきます。かなり音楽が軽快で、明るいエンドロールです(笑)

制作者さんはジミヘンのファンらしい。

物語の感想・考察

かーなりボリューミーなゲームでした!!!

謎解きもパズルもたっぷりで、物語の厚みも凄いです。

そして途中でジャンルがオカルトホラーからSFホラーへと変わっていくという独特の世界観がとても印象的。

物語のおおまかな流れとしては、こういうことでしょう。

1、ある日ジョージは湖に落ちた隕石を見に行き、そこで宇宙人に体を乗っ取られてしまう。ジョージの体を人質に、宇宙人は恋人のラビニアを妻にした後、自分の宇宙船を隠すためその上に館を建設する。

2、二人が失踪後、ジェフとエミリー夫婦が館に引っ越してくる。クレメンタインが生まれる。御者のデーモン、召使のベッキーがやってくる。しかし御者のデーモンが事故で両目を失った辺りから、エミリーの様子がおかしくなる。

宇宙人はネズミ(パースニップ)に扮してクレメンタインと友達になり、「館の不穏な空気を消すためにやってほしいことがある」とそそのかす。クレメンタインによって悲劇の引き金が引かれ、エミリーは発狂。ベッキーやケン、クレメンタインなどを殺害して失踪。事件当時留守にしていたジェフも後に失踪。

3、更に50年後、ケイトとアーサー、主人公であるルーシーが館に越してくる。ルーシーは高熱にうなされるようになる。ある夜、目を覚ますと両親の姿が見当たらないことに気付き、ルーシーはいつもとはどこか様子の違う屋敷内を探索する。

宇宙人のパースニップは、地球のサンプルを回収するのが目的だと話していました。館に越してくる家族に悲劇を起こし、彼らを館の地下にあった宇宙船へと運んでいたようです。

それが失踪の謎の答え。

途中、物語の中でパラレルワールドが存在する、といった内容の話が出てきましたが、どうもクレメンタインちゃんとルーシーちゃんは不思議な力で時間軸を超え繋がっていたみたいです。エンディングでルーシーちゃんが不思議な力を使うと、クレメンタインちゃんの世界線にも影響が出て、彼女がパースニップにそそのかされたという部分の過去が改変され、クレメンタインちゃんがパースニップを退治、エミリーを癒すことによって、ルーシーちゃんの家族まで全員ハッピーエンドになった、ということなんでしょうね。

おそらくですが、過去と現在のタイムスリップという話とはちょっと違う気がします。もしタイムスリップものだとしたら、クレメンタインちゃんが違う行動を取ったことで未来の全てが変わり、ルーシーちゃんの家族も館に越して来ないはず・・・?といた矛盾が起きてしまうので、おそらく並行世界で影響しあう物語、ということなのかと思いました。

それにしても残念だったのが

デーモンくんだけがいなくなってしまったこと!

彼はおそらく、パースニップの悲劇の一部ではなく、事件前に自らの意思で自殺してしまっていたんでしょうね。だから、クレメンタインちゃんが過去を変えても、デーモンくんは復活しない・・・。切ないです。

逆に、ハッピーエンドになったとしてもどうにもならない悲しい部分が残っている、というのがストーリーとして面白いな、と。

彼が最後に言っていた「君と一緒にいたから自分の弱さを乗り越えられた」という台詞が泣けますよね!!!

もう少し、彼の最期を味わう時間が欲しかったなぁ・・・と。少しラストが走り気味で、あっという間に過ぎて行ってしまったので、そこだけが残念でした。

追加要素:Bedroom

スタッフロールを見終えてメニュー画面に戻ると、一番下に新たな選択肢が増えています。

Bed room!

ここはいわゆるコレクションルームというやつですね。

中はこんな風になっています。

上のジュークボックスを調べると、クラシックな曲が流れ始めます。

右上に進むと

エンディングのコレクションが並んでいます。そのまま左へ進みます。

ここには、難易度ハードクリアの像がありました。ケンが二人並んでいて話しかけると

ケン
「コングラチュレーション・・・なくしものコンプリートおめでとう。バーで聴ける曲が増えているから、行ってみるといいよ」

ケン(若いとき)
「コングラチュレーション・・・エンディングコンプリートおめでとう。バーで聴ける曲が増えているから、行ってみるといいよ」

と出ます。左へ進みます。

エンディングの像が並んでいて、下へ進むとさっきのベッドのある部屋に戻ります。

今度は左下へ進みます。

こちらもエンディングの像と、右上にはなくしものが飾られています。

一旦ベッドの場所へ戻って今度は右下へ。

ここはなくしものが並んでいます。上の道はどちらも同じ部屋に繋がっていました。

真ん中の人を調べると、バーのような場所に出ます。

ここはいわゆる開発者ルームというやつですね!

オミ―とベッキーがいて、トシオとましゅまろ姫という開発陣のコメントも聞けます。ジュークボックスを調べると、ゲーム中に使われていた楽曲を聴くことができます。

エンディング まとめ

  • グッドエンディング(一つだけ)

A

  • バッドエンディング

CFHIJKLMQ

 

BDEGNOPRSTUVWXYZ(未回収)

だれかのなくしもの まとめ

愛の焼きマシュマロ
特産家キノコ
ヘヴィなサングラス
魅惑のベルリーナー
呪いのレコード
狂ったヴァイオリン
不格好なビードロ
禁断のロボット
宇宙の救世主
失われたポスター
思い出の記念硬貨
立体的なパズル
小型の電子ゲーム機
南国の盾
UNP

まとめ

かなり長くなってしまいましたが、愛ころの難易度ハードの記事もこれでおしまいです。

開発者ルームを見てみると分かるんですが、ほとんどの楽曲や物語を”ましゅまろ姫”という方が一人で作っていると知って驚きました。

かなり作りこまれていてクオリティの高い作品だったなーと。

ジャンルスイッチの部分だけ受け入れられれば、かなり楽しめる作品だと思います。

ラストステージの鬼畜さから、周回はしないぞ!と思っていたんですが・・・。「エンディングとなくしもの全コンプリート!」と言われたわりには像が抜けているのが気になってしまい・・・

もしかしたら、難易度ノーマルとイージーでも一通り遊んでしまうかもしれませんね!(笑)

またその時が来たら、ハードとの違いを記事にしたいと思いますので、お付き合い頂けたら幸いです!

新シリーズ、『霧雨が降る森』の攻略レポもありますのでよろしければそちらもどうぞ!

ニコ生『霧雨が降る森』を実況プレイ/攻略・レポPart1-1

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

 

 


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