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SWパロではない。映画『コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団』ネタバレ&感想

”バイトが世界を守る―――”

しょーーーーもなさそーーーなタイトルとジャケットなんですけど、ジョニデの娘

リリー・ローズ・メロディ・デップちゃんが主演ということでね。とりあえず観てみましたね。
これ、実は前にも一度借りて観てみようと思ったんですけどあまり面白くないな・・・と思い観れないまま返却・・・しかし一応最後まで観てみないとな・・・と再レンタル!

今度はちゃんと最後まで観ましたよ!!!

なんだかこの作品・・・異様な雰囲気です・・・(笑)

というかこのスター・ウォーズパロみたいなのは日本の配給さんの仕業ですね。

元々のポスターもこんな感じですしね。

この配給さんのイタズラのせいで、中身もスターウォーズパロだらけかと思って観ると痛い目みますよ!!!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Yoga Hosers
【制作国】アメリカ
【監督/脚本/編集】ケヴィン・スミス
【製作】リズ・デストロ、ジョーダン・モンサント、ジェニファー・シュウォールバック
【製作総指揮】チャールズ・ボナン、キム・リードフォード、シャノン・マッキントッシュ、ティム・ナイ
【撮影】ジェームズ・R・ラクストン
【美術】カボット・マクムレン
【衣装】キャロル・ビードル
【音楽】クリストファー・ドレイク
【出演([]内は役名)】

  • リリー=ローズ・デップ[コリーン・コレット]
  • ハーレイ・クィン・スミス[コリーン・マッケンジー]
  • ヴァネッサ・パラディ[モーリス先生]
  • オースティン・バトラー[ハンター・キャロウェイ]
  • タイラー・ポージー[ゴードン・グリーンリーフ]
  • ジョニー・デップ[ギ―・ラポワンテ]
  • ジャスティン・ロング[ヨギ・ベア]
  • ハーレイ・ジョエル・オスメント[エイドリアン・アルカンド]
  • スタン・リー[ディスパッチャー]

【公開日(日本)】2017年7月1日
【上映時間】88分
【配給】パルコ、ハピネット
【映倫区分】G
【前作】Mr.タスク
【IMDB】4.3/10.0  (およそ9,000人の評価)

【あらすじ】

女子高生のコリーン・コレットとコリーン・マッケンジーは親友同士で、コンビニで一緒にバイトしている。授業もバイトもやる気のない2人だったがヨガには夢中で、怪しい先生のもとでトレーニングに励んでいた。ある日のバイト中、2人は店長不在のコンビニで男の子とパーティを開こうとするが、地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。巨大な怪物を解き放ち世界征服に乗り出したミニナチ軍団から人類を守るべく、壮絶なバトルに身を投じる2人だったが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆0.5/5.0

ほんと、しょーーーーもないですよこれは(笑)

苦痛!最後まで観るのが苦痛!!!

しょーーーーもない理由はまぁあらすじをサラッと読んでもらえれば(いやジャケットの段階で)分かってもらえるかとも思うんですけども・・・
IMDBでも4点台/10点とか・・・これがジョニデとリロデの初共演作だなんて・・・

しかも、観てみてビックリ!お母さんでありジョニデの元パートナー、ヴァネッサ・パロディもちょい役で出てきます!!!
さらにクレジットを見ると「ジャック・デップ」の名前も・・・これってもしかして息子もカメオ出演していたのかな?

家族そろって何してんですか!!!

しょーもない①設定がしょーもない

ヨガ好きJKがバイトしてるコンビニの地下で、長年冷凍睡眠していたナチスがミニナチ(ソーセージみたいなクローン人間)を大量に作って襲ってくるとか大体が意味不明、しかもそいつが巨大怪物を作って世界を襲おうとしてるので大変だ大変だ!「覚えたヨガの技で戦うわよ!!」という流れも意味不明・・・

ツッコミどころが満載というか、まともな部分が何一つないこの設定がしょーもない・・・
コメディとしても観られないですよこれは!!!

しかも更に言うならこの作品、同監督の『Mr.タスク』というセイウチ人間を作ろうというカルト映画のスピンオフ作品なんですって・・・

それ先に言っておいてもらわないと!!

「女子高生がセイウチ人間を救う!」みたいな新聞記事がコンビニに飾ってあったりするし、ジョニデが出てきたときに「セイウチの時の人だ!」みたいな台詞があるのでなんとなく、もしかしたら繋がっているのかな?と思ったんですがまさかスピンオフとは・・・

少なくとも、そちらの作品を先に観ておかないと「このキャラなんなん」という不可解な気持ちになるのは避けられないかもしれませんね・・・。

というか、『Mr.タスク』は観たいと思ってた映画なんですけど、なんとなくこっちを先に観ると『Mr.タスク』の方もしょーもないのかな・・・というマイナスイメージが植え付けられてしまう・・・

しょーもない②無駄な豪華キャスト

主演のリロデに、母親ヴァネッサに、父親ジョニデ

W主演のもう一人のコリーン役のハーレイ・クィン・スミスちゃんは監督の娘だそうで。

プラス、歴史の授業で回想シーンとして出てくるナチ役にハーレイ・ジョエル・オスメントくん。ヨガの先生役にジャスティン・ロング(髭もじゃで金髪だし全く気付けなかった・・・!好きなのに悔しい!!)、カメオ出演ですけどマーベルの重鎮スタン・リーおじさんも出てます・・・!

なんでそうなったの??????(笑)

しょーもない③身内ネタ感

まぁ同じ監督の作品だからメンバーが似てくるのは仕方ないのかもしれませんが、上述した『Mr.タスク』のキャストと結構かぶってるんですよね。

それに加えて家族全員総出って感じがしたり、どうも「身内で盛り上がっちゃったしスピンオフ作ろうぜ!」みたいな悪ノリ感がビンビン!

しかもおもんないからどうしようもないよォ!!!!!

まとめ

意味わかんなさのインパクトは抜群な割には記憶に残らない・・・という悲しい感じの作品。

主演二人のリロデとハーレィちゃんは可愛かったし歌声も良かったです。

とりあえず、セイウチ人間の方も観てみないとなぁ・・・

ちびぞう(@cbz_ewe)でした!

 


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画像引用元:映画.com

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平均年齢82歳が大騒動!映画『ジーサンズ はじめての強盗』ネタバレ&感想

“未来はいらない、年金を返せ!”

どうもちびぞう(@cbz_ewe)です!

皆さん!!

マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アラン・アーキンの三名が主演しているクライムコメディですよ!!!!

彼らの平均年齢はなんと82歳!!!

しかも全員オスカー俳優、大御所中の大御所です。マイケル・ケインは最近『キングスマン』にも出ていましたね!なんとなく悪役で目にすることが多い俳優さんです。
モーガン・フリーマンはもう知らぬ人はおらん!くらい有名なのではないでしょうか。ちびぞうはアラン・アーキンのファンなので(『リトル・ミス・サンシャイン』のおじいさん役で認識)借りて観ました!

これぞ紳士!映画『キングスマン』感想。新感覚スパイムービー

【映画情報】

【原題】Going in Style
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・ブラフ
【脚本】セオドア・メルフィ
【オリジナル脚本】マーティン・ブレスト
【製作】ドナルド・デ・ライン
【製作総指揮】トビー・エメリッヒ、サミュエル・J・ブラウン、マイケル・ディスコ、アンドリュー・ハース、ジョナサン・マッコイ、トニー・ビル、ブルース・バーマン
【撮影】ロドニー・チャーターズ
【美術】アン・ロス
【衣装】ゲイリー・ジョーンズ
【編集】マイロン・カースティン
【音楽】ロブ・シモンセン
【出演([]内は役名)】

  • モーガン・フリーマン[ウィリー・デイビス]
  • マイケル・ケイン[ジョー・ハーディング]
  • アラン・アーキン[アルバート・ガードナー]
  • アン=マーグレット[アニー・サントーリ]
  • ピーター・セラフィノウィッツ[マーフィー]
  • ジョン・オーティス[ヘスース]
  • ジョーイ・キング[ブルックリン・ハーディング]
  • クリストファー・ロイド[ミルトン・カップチャク]
  • キーナン・トンプソン[キース・ショーンフェルド]
  • マット・ディロン[アーロン・ヘイマー捜査官]

【公開日(日本)】2017年6月24日
【上映時間】96分
【配給】ワーナー・ブラザース
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.6/10.0  (およそ55,540人の評価)

【あらすじ】

ウィリー、ジョー、アルの3人は平和な老後生活を送っていたが、40年以上勤めていた会社の合併によって大きく変わってしまう。突然の年金打ち切りで会社から見放され、銀行からも冷たくあしらわれてしまった彼らは、今までの生活を取り戻し、家族と幸せに暮らすため、まさかの銀行強盗という命がけの大勝負を決意する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもするよ!)】

☆3.0/5.0

年金もない、銀行も助けてくれない、家も差し押さえられてしまう。そんな最悪な時、運悪く銀行強盗の場面に遭遇してしまうジョー(マイケル・ケイン)。

その時、彼の脳裏にある作戦が閃いた!!!!!

「そうだ!年金分の金を銀行から強奪してやろう!!!」

普段から仲良くしている友人二人を誘って銀行強盗の計画を立てるジョー・・・!

まずは練習だ!近所のスーパーで万引きするぞ!!!

こんな感じの、けっこう軽いノリで老人3人が銀行強盗を計画するクライムコメディ。

原題の意味とは?

原題は”Going in Style”。「このスタイルでいこう」「かっこよくいこう」みたいな感じの雰囲気だと思うんですが、ちびぞう的には「これが俺たちのやり方(生き方)!」って感じの意味合いに取りました。
年を重ねて、「関節痛や痛風、帯状疱疹しか持つものがない・・・」としょぼくれた老後を送っていた3人がこの作品の中できらめきだすというか、おそらく最後になるであろう冒険を通して友情や愛、生き方を再発見するというか。それがよく表されてる原題ですよね!

はじめてのお使いをもじったこの邦題は・・・うーん。元々の意味合いを表現できてるかは別として、可愛らしくてドタバタする内容に対して嘘はついてなくて、日本人に馴染みあるし分かりやすくてこれはこれで良いと思います。

おじいちゃんたち本当に頑張ってる

スーパーで服の中に商品を次々と詰め込んでる場面とか、パッと見で服が膨らんでるのが分かるし、しかも逃亡用の車に置いてきた仲間がいなくなってるから仕方なく近場にいたおばあさんが乗ってた電動カートを奪ってそれで逃げようとするし(笑)そのカートのカゴの部分に乗せられて運ばれるアラン・アーキンとか(笑)

じーさんだからって万引きも注意だけで許されちゃうし(笑)

孫の写真が背景に入れられた腕時計をつけながら銀行強盗して、それが原因で見つかりそうになるヒヤヒヤな展開とか(笑)

大御所俳優さんたちが、本当にアホな事をしてる絵面が信じられないし面白いし可愛い!

この年になっても馬鹿が出来るというか役者という仕事に対して真摯というか、本当に尊敬できますよね。

まとめ

クスクス笑える場面もあれば、ウルッと感動できるところもある。
しかも、ジーサンズだけでなく周囲の人たちも巻き込んで幸せにしていく感じがいい。

クライムコメディだけどコメディだから誰も傷付けないし、とても気軽に観れるところもよき。

何気に伏線が張られていて「えっ!あの時の強盗ってこいつなの(笑)」みたいな忘れていた部分があとでちゃんと回収されたり、お約束をしっかりと守りつつしっかりと作られている、という感じ。

地味にしっかりアリバイ作りをしていたり、アリバイを証明するじいさんが既にボケてたりとブラックジョークも満載です!

ちびぞう的にはこれだけの役者さんがドタバタしているだけで十分楽しい!

 

本当に長生きして欲しいよ!!!!!(何の話)

 

 


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画像引用元:映画.com

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ゲームを愛するあなたのための映画『レディ・プレイヤー1』ネタバレ&感想

”新世代VRワールドで、三つの謎を解け!”

こんにちは、ちびぞう(@cbz_ewe)です!

今作は劇場で予告を観た時期が『ヴァレリアン』と近かったので、ちょっと警戒してしまっていましたね・・・。色んなキャラクターが登場するって話は前から聞いていたので、映像重視で、監督のやりたい放題の夢を叶える系の作品かなー・・・と(ヴァレリアンは映像とデハーン様は良かったけど内容が・・・)

宇宙で彼女を落とす方法。映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ネタバレ&感想

しかし、結構「良かった!」という声も聞くので迷うくらいなら観よう!と劇場へ!スピルバーグさんですし誰でも楽しめるエンタメ作品にしてくれているはず!

そういえばポスターもパロりまくりで面白いんですよね、/Filmさんで見れますよ!(結構不満の声が多かったようですが/笑)

パンフはこんな感じ!

42Pで税抜き760円。まぁまぁ普通のお値段!表紙はこれ、写真ではなくイラストでなんとなく『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせるデザインですね~

【映画情報】

【原題】Ready Player One
【制作国】アメリカ
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【脚本】ザック・ベン
【製作】ドナルド・デ・ライン、クリスティ・マコスコ・クリーガー、ダン・ファラー
【製作総指揮】アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ、クリス・デファリア、ブルース・バーマン
【撮影】ヤヌス・カミンスキー
【美術】アダム・ストックハウゼン
【編集】マイケル・カーン、サラ・ブロシャー
【衣装】カシア・ワリッカ=メイモン
【音楽】アラン・シルベストリ
【出演([]内は役名)】

  • タイ・シェリダン[ウェイド・ワッツ/パーシヴァル]

  • オリビア・クック[サマンサ・エブリン・クック/アルテミス]

  • ベン・メンデルソーン[ノーラン・ソレント]

  • リナ・ウェイス[ヘレン/エイチ]

 

  • マーク・ライランス[ジェームズ・ハリデー/アノラック]

  • フィリップ・チャオ[ゾウ/ショウ]

  • 森崎ウィン[トシロウ/ダイトウ]

  • サイモン・ペッグ[オグデン・モロー]

  • ハナ・ジョン=カーメン[フナーレ]

  • T・J・ミラー[アイロック]
  • ラルフ・アイネソン[リック]
  • スーザン・リンチ[アリス]
  • パーディタ・ウィークス[キーラ]

【公開日(日本)】2018年4月20日
【上映時間】140分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ106,020人の評価)

【あらすじ】

貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆3.2/5.0

ゲーム・映画・アニメ・漫画が大好きなファンたちが大喜びするキャラクターたち、アイテム、車、ロボ、パロディも沢山で愛がとにかく詰まってる。そんな作品でした。

なんだろう、沢山知ってるだけ歓びを得られるんですよ。不思議です。

今までどれだけオタクって来たかどうかが試されているような気もするし、まるでその歓びは「よく見つけられたね」というスピルバーグさんのご褒美のようで・・・

 

と脱線しかけたので戻ります。

バーチャル世界でアバター使って大冒険ってのは『サマー・ウォーズ』でもやってたような感じですね。

流石スピルバーグさん!!!!!

と叫びたいくらい、かなり大味だけどしっかり勧善懲悪の物語でスッキリ分かりやすい。

ネタが分からなくてもちゃんと楽しめる作りになっていると思うし、古き良き『インディ・ジョーンズ』を現代に蘇らせたような謎解きも楽しい

 

VRという今後私たちの身近にもやってくるであろうアイテムを使って「バーチャル世界」の良さと「リアル世界」の良さ両方を描いていて希望に溢れるラストだったと思う。

「リアルは現実にしかない」というのは言われなくても分かるって思いがちだけど、人間はその想像力の豊かさからリアルでない物にもリアルを見出してしまいがちなんですよね。別にでも、それは悪いことじゃない。今後も私たちがリアルの大切さを忘れず見失わなければ、きっとバーチャル世界でも楽しく生きていくことが出来るんだろうな。

 

物語のキーになる”過去の偉大な人物から、次の新世代へと遺志が引き継がれていく”流れも感動したし泣けた。天才の孤独とか、生きにくさとか、そういうの弱いんですよねぇええええ・・・!!!

 

どんなキャラやパロディがあった?

ちびぞうはにわかオタなところがあるので(大体なんにでもミーハー)分かったのは

  • マイン・クラフト
  • キティちゃん
  • けろけろけろっぴ
  • ぽんぽこ ぽこぽん
  • デロリアン(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)
  • バットマン
  • キング・コング
  • T・レックス(『ジュラシック・パーク』)
  • ビートルジュース
  • ケント・クラーク(『スーパーマン』)
  • レックス・ルーサーのセリフ(『スーパーマン』)
  • ハーレクイン(『スーサイド・スクワッド』)
  • 『ブレック・ファースト・クラブ』
  • 『シャイニング』
  • アイアン・ジャイアント
  • フレディ(『エルム街の悪夢』)
  • RYUと波動拳(『ストリート・ファイター』)
  • メカゴジラ
  • チャッキー
  • ガンダム
  • 『ターミネーター』の親指立てるシーン

パパッと思い出せるのはこのくらいですねー。有名どころばかり!

本当に一瞬のシーンの中にも色々とパロってるっぽいので100や200以上はネタが仕込まれてそうです。

『シャイニング』のシーンは噂には聞いていたけども吹き出しそうになってしまいましたよ!!!!あのホテルの再現はずるい!!!!!美しすぎる!!双子ちゃんに幽霊に、あと斧がバキバキと扉をやぶってくる演出ね。

ジャック・ニコルソンは登場しませんでしたけどね!!

してくれたら★1つ上がってたな!

メカゴジラ登場でゴジラのテーマも流れるし・・・チャッキーは武器アイテムになってるし・・・もうカオス(笑)

 

 

まとめ

それにしてもーーー、楽しかったーーーー!!!

映画館で、ぜひ!!!

 

 


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ネタバレなしで映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想

―――それは、”慈悲”だ

ついに来てしまいましたねーーーー!MCU第19弾!ちびぞうは過去作18本全てを一から見直しまして復習もバッチリバッチリ!な状態で挑みました!!

アベンジャーズってどの順番で観ればいいの?という方のためにまとめたこちらの記事もどうぞ!

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

パンフレットは当然特別版を購入しましたとも!千円!

裏をシールで閉じられたカバーがついています。

もったいなくて外せない・・・!なので中身をチラり。

こんな感じでキャラクターのアートワークが描かれています!

カバーを外すとこんな感じ。

66ページで、しっかり他MCU作品の紹介もあり、出演者さんのインタビューもかなり多め(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Avengers: Infinity War
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー&ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、トリン・トラン、ジョン・ファブロー、ジェームズ・ガン、スタン・リー
【共同製作】ミッチ・ベル
【撮影監督】トレント・オパロック
【プロダクション・デザイナー】チャールズ・ウッド
【編集】ジェフリー・フォード、マシュー・シュミット
【衣装デザイナー】ジュディアナ・マコフスキー
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【視覚効果監修】ダン・デレウ
【ビジュアル開発主任】ライアン・メイナーディング
【音楽】アラン・シルヴェストリ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr[トニー・スターク/アイアンマン]
  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • マーク・ラファロ[ブルース・バナー/ハルク]
  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • ベネディクト・カンバーバッチ[スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ]
  • ドン・チードル[ジェームズ・”ローディ”・ローズ/ウォーマシン]
  • チャドウィック・ボーズマン[ティ・チャラ/ブラック・パンサー]
  • エリザベス・オルセン[ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ]
  • ヴィン・ディーゼル[グルート]
  • ブラッドリー・クーパー[ロケット]
  • ジョシュ・ブローリン[サノス]
  • トム・ホランド[ピーター・パーカー/スパイダーマン]
  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • ポール・ベタニ―[ヴィジョン]
  • セバスチャン・スタン[バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ピーター・ディンクレイジ[エイトリ]
  • ベネディクト・ウォン[ウォン]
  • ポム・クレメンティエフ[マンティス]
  • カレン・ギラン[ネビュラ]
  • デイヴ・バウティスタ[ドラックス]
  • ゾーイ・サルダナ[ガモーラ]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]
  • クリス・プラット[ピーター・クイル/スター・ロード]

【公開日(日本)】2018年4月27日
【上映時間】150分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】
【アベンジャーズ前作】人工知能が暴走する!?映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】アベンジャーズ4
【MCU前作】今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想
【MCU次作】アントマン&ワスプ
【IMDB】9.1/10.0  (およそ129,000人の評価)

【あらすじ】

6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレなし)】

☆3.0/5.0

もうなんというか、若干、点数が付けずらい感じですね。

もう、とにかく登場人物がひたすらに多い!!!!!!!!

ということと、

全員が同じ場所で戦うわけではないので、あっちの場面へ飛んだりこっちの場面へ飛んだり・・・「さて、その頃こちらでは~」みたいなシーンチェンジがすごく多い!!

少なくとも

  • キャップのワカンダチーム
  • アイアンマンの宇宙チーム
  • ソーの宇宙チーム

って感じに大きく分けて3つ?は別行動なのでここが把握できなないとわけわかんないと思いますね。

そもそも、もう過去作未見だと辛い

あまりにも多いキャラを全員把握するには、過去作をほぼコンプリートしていないと厳しいんじゃないか問題がありますね。

今作までは、まとめ記事でもマスト!と思う作品にだけ絞って観てもらえれば良いかなーと思っていたんですが、今作を観たら

「あぁ、もう全部(18本)観ないといけないじゃん・・・」

という感じになりました(笑)

全ヒーロー中、二人だけ登場しないので、せいぜい観なくても問題ないなーと思ったのは

『インクレディブル・ハルク』
『アイアンマン2』
『アントマン』

くらいかなーと思ったんですけども、どうせ3本抜かすくらいならもういっそ全部観たらいいじゃない?と思うので

やっぱり全部観ましょう!!!!(笑)

ちなみに、今から追いかけるという方は前作の『ブラックパンサー』がまだレンタル可開始していないのでおそらく今作には間に合いません
今作のレンタル開始が8月の『アントマン&ワスプ』に間に合えば、そこからリアルタイムで追いかけられると思います。頑張って!!!!!(もしそれがダメなら来年の『キャプテン・マーベル』までに全て観られると思います・・・)

インフィニティ・ウォーなので例の石たちがすごく大事!

ヒーロー達を知るのと同じくらい大事なのが、強大な力を持った6つの「インフィニティ・ストーン」。今作ではその6つを集めて宇宙人口を半分に減らそうと計画する最恐超人サノスとの戦いが描かれています。

ちびぞうも石についてまとめた記事をアップしているのでそちらをぜひ読んでください。

アベンジャーズに登場する謎の石たち【インフィニティ・ストーン】とは

スタン・リーおじさんも出演しているよ!

偉大なるマーベルの原作者であるクリエイターのスタン・リーおじさん(おじいちゃん)ですが、いつもMCU作品のカメオ出演をしていることで有名。

今作にもしっかりと出ていますので、目を皿のようにして探しましょう!!!

あの時消えたあの悪役(赤い奴)が再登場するよ!

MCUのあの作品でヴィランとして登場し、ちびぞうは「多分生きてる気がする・・・」と言っていた例の赤い人が意外な場所で再登場します!

今後も登場するのかは不明ですが気付けるとちょっぴり嬉しいかも。

まとめ

ネタバレなしだと本当に言えることが少ないですね・・・!!!!!!

息つく暇ないアクションシーンの連続とか、とっても迫力があってとにかく楽しいですし、色んなヒーローとの色んなコラボだったり口喧嘩だったりが見られて幸せ・・・・!!!!

な半面、

ファンにとっては色々とショッキングな展開が多く、涙無しにはみられない感じになっていますけども、ちびぞうは希望を捨てずに、次回作まで待ちたいと思います。

それにしてもおあずけの期間が長いなぁ・・・!!!

あ、ネタバレのみを抽出した記事もアップしていますのでこれだけでは物足りない!という方はそちらをどうぞ・・・!(自己責任で!)

ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?

 

 

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ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

ここから先は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレしかありません。

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

自己責任の上、スクロールしてください!!!!

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

 

どうも、こんにちは。ちびぞう(@cbz_ewe)です!

アベンジャーズについてのまとめ記事はこちら↓

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

 

ネタバレ注意(物語の核心/オチにも触れています)

 

ちびぞうはですね、もうね、これを劇場で観終わりましてね、面白いとか面白くないとかそういう感じではなく。放心状態というか・・・なんというか。衝撃が大きすぎて

 

「( ゚Д゚)ポカーン・・・・・・・」

 

って感じでしたね。

 

何が衝撃って、

 

多すぎるキャラクターの死ですよ。

今回ちびぞうはそのキャラの死を、自分の頭の中を整理する意味でも、分かりやすくまとめてみようと思いました。

かいつまんだ流れ

宇宙最恐の超人サノスが、6つのインフィニティ・ストーンをかき集めて「宇宙の人口を半分に減らす」という恐ろしい計画を行おうとしていました。

そして、強すぎるサノスによって、アベンジャーズの抵抗虚しく石は全てそろってしまい、映画の最後にはその恐ろしい計画が実行され、地球や宇宙のあらゆる惑星の人口が半分、消し去ってしまいます。

 

 

誰が死に、誰が生き残ったのか?

 

時系列順に追っていきたいと思います。

 

死んでしまったメンバー

まず最初の犠牲者、それは

  • 我らがロキたん

でした・・・。(号泣)

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の直後、サノスの船に襲われたアスガルド一行。サノスにソーを人質に取られ、渋々四次元キューブを渡したロキ。サノスを騙して襲おうとしますが、返り討ちにあってしまい「今度こそ本当の死」を迎えてしまいます・・・。

そして、そこでアスガルド民はソーを残して全滅。

  • ヘイムダル

も、最後にハルクを地球へ返すという力を使って、死んでしまいます。

ノーウェアが壊滅状態だったのでおそらく

  • コレクター

も殺されているでしょう。

続いて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーから

  • ガモーラ

惑星ヴォ―ミアにて。ソウル・ストーンを手に入れるには代償として「愛する者を手放さなければならず」サノスはその代償にガモーラを選びます・・・。

そして次に、遂にそのご尊顔(ポール・ベタニ―)を見れた喜びに浸っていたところで死んでしまったのが

  • ヴィジョン

彼の額についているマインド・ストーンをサノスの手に渡らせてはならない。なので、ワカンダで彼の額から石を取り外し、それをワンダが破壊する作戦でした。しかしワカンダを攻め込まれ間に合わず、額についたままヴィジョンが死んでしまうと分かった上でワンダがヴィジョンの額のマインド・ストーンを破壊することに成功。
しかし、タイム・ストーンを持っているサノスにより時間を巻き戻され生き返ったヴィジョンは再びサノスの手によって額から石をもぎ取られ、再び死んでしまいます・・・

(個人的にこのヴィジョンの扱いは最高にむごい)

 

そして石を6つ手に入れたサノスは、全ての人口を半分にするという計画を実行してしまいます。
それによって消えてしまったメンバーはこちら。

  • バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)
  • ファルコン
  • ワンダ(スカーレット・ウィッチ)
  • ブラック・パンサー
  • スパイダーマン
  • ドクター・ストレンジ
  • グルート
  • マンティス
  • ピーター・クイル(スター・ロード)
  • ドラックス

更に、エンドロール後にパニックになった地球の様子が描かれます。そこで

  • ニック・フューリー
  • マリア・ヒル

の二人も消えてしまいました。

 

生還したメンバー

  • キャプテン・アメリカ
  • アイアンマン
  • ソー
  • ハルク
  • ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
  • ローディ(ウォーマシン)
  • オコエ
  • ロケット
  • ネビュラ

生死不明のメンバー

  • アントマン
  • ホークアイ

この二人は『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』でソコヴィア協定を裏切る形になっていましたが今作で「司法取引した」と語られていたので、謹慎中・・・みたいな扱いなんでしょうか。一切登場していないので生死は分かりません。

  • ウォン

    彼は「サンクタムを守らねば!」と言って早々に退場していましたね。その後どうなったか覚えてないのですが多分再登場していないので生死不明。

ちょっと死んだかどうか覚えてない人

  • シュリ

    彼女に関しては単純に覚えてない・・・すいません!

 

まとめ

映画そのものに対する感想をまとめるまでにまだ時間がかかりそうだったので、取り急ぎ脳内の整理のためにも多すぎるメンバーの行く末についてまとめてみました。

また、後日この熱と落ち込みが過ぎてから冷静に感想も書いていきたいと思います・・・!

ちびぞう(@cbz_ewe)でした!

ネタバレなしでも感想書きました!↓↓↓

ネタバレなしで映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想

 

 


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自殺を独占生放送!まさかの映画『スーサイド・ライブ』ネタバレ&感想

―――あなたは、死の瞬間を観たいですか?

ジャケットのあらすじを読んで、なんてぶっとんだ設定の映画なんだよって思いつつ借りてみました♡

再生してみたらあーらまアルバトロス(ニューセレクト)の配給じゃないですか!!

久々にアルバトロス(B級ホラー映画の配給として有名)の作品だぁ・・・と思いながら視聴。なんと、カメオ出演レベルですがジェイムズ・フランコが出ているのでドびっくりしてしまいました・・・

主演は『トランス・フォーマー』シリーズのジョシュア・デュアメル、『X-MEN』シリーズのファムケ・ヤンセンなど。

監督は『メイズ・ランナー』シリーズにも出ていた俳優のジャンカルロ・エスポジート!

面白さが迷子。映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』ネタバレ&感想

今作は、”世界で最も危険な映画”決定戦「モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2017」のエントリー作品のようですね。
グランプリのサイトはこちら

【映画情報】

【原題】This Is Your Death
【制作国】アメリカ
【監督】ジャンカルロ・エスポジート
【脚本】ケニー・ヤッケル
【原案】ケニー・ヤッケル、ノア・ピンク
【製作】クリストファー・デリア、マイケル・クライン、ジャンカルロ・エスポジート、ローリーン・ヤックル
【製作総指揮】ショーン・ウィリアムソン、ジェイミー・ゴーリング、ケビン・リーソン、ロバート・ハルミ・Jr.、ジム・リーブ
【撮影】ポール・ミッチニック
【美術】ジェームズ・ロビンス
【衣装】シンシア・アン・サマーズ
【編集】ジェイミー・アラン
【音楽】リッチ・ウォルターズ
【出演([]内は役名)】

  • ジョシュ・デュアメル[アダム・ロジャース]
  • ジャンカルロ・エスポジート[メイソン・ワシントン]
  • ファムケ・ヤンセン[イレーナ・カッツ]
  • サラ・ウェイン・キャリーズ[カリーナ]
  • ケイトリン・フィッツジェラルド[シルヴィア]
  • クリス・エリス[ケラー]
  • ルシア・ウォルターズ[レベッカ・ワシントン]
  • ブルーク・ワリントン[イブ・ワシントン]
  • ジェイデン・ノエル[デリック・ワシントン]
  • ギャリー・チャック[バーニー]
  • ガイルズ・パントン[ダレン・ブラッドショウ]
  • スコット・リスター[ザック]
  • ショーン・タイソン[ボブ]
  • ジェームズ・フランコ[男性キャスター]

【公開日(日本)】2017年12月9日
【上映時間】105分
【配給】[MDGP]上映委員会
【IMDB】5.6/10.0  (およそ2,900人の評価)

【あらすじ】

低視聴率に悩む放送局WBCの番組で、出演者が生放送中に自殺するというショッキングな事件が発生。司会者のアダムは罪の意識にさいなまれるが、高視聴率を叩き出したことに味をしめたプロデューサーは、リアルタイムで自殺の瞬間を放送する番組を企画する。最初は反対していたアダムも自分が構成を担当するという条件で承諾し、ついに番組が放送されることに。衝撃映像の連続に賛否両論の嵐が巻き起こる中、視聴者を逃さないために番組内容はどんどんエスカレートしていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.5/5.0

こーれは意外に・・・意外に・・・面白い・・・?かもしれない・・・?(笑)

あくまでもこの異常な設定を受け入れられればですけども!!!

ホラーでありファンタジー寄りの社会派ドラマって感じですかね。

おおまかなストーリー

よくある「大富豪の花嫁を決めよう」系のドキュメンタリーの最終段階、「最後に残った二人のうち、選ばれるのはどっち!?」というところで、選ばれなかった出演者の女が大富豪の男へ発砲、そして拳銃を口に咥えて自殺してしまう。

その司会を務めていた男(アダム)が、別のニュース番組に「彼らを救おうとした勇敢な司会者」として出演。「自殺した女性は病んでいた、それに気付けていれば防げたかも」という内容の話をする予定が、途中で独断で「私たち製作側は二人の女性を競い合わせていた、あの結果はテレビのせいだ。しかしあれこそがリアリティであり、視聴者が望むものだ」と発言してしまう。

事件の起きた番組は視聴率が大幅にアップ。調子に乗ったプロデューサー(イレーナ)が自殺を生放送で中継する番組「あなたの死に様」を提案。

(一応、”末期がんの患者などに自死を選択する権利が与えられていたが、その権利は一般人にも今は与えられていて、医者や精神科医などがその場にいてケアできる状態であれば自殺を放送するのは違法ではない”みたいな説明が劇中でされます)

その番組に誘われたアダムも最初は拒否する姿勢だったが自分に構成を任せてもらえるならと受け入れる。

自殺者のどうしようもできない暮らしの実情をVTRにして流す。そして、彼らに寄付を募る。寄付と同額をテレビ局も自殺者の家族に渡すと約束。
つまり、自殺者が死ぬのは自分の家族のためであり、テレビで死ねば高額な寄付金が家族に与えられる・・・という仕組み。
「自殺によって家族や友人を救う」という大義名分を掲げて、「貧しさなどで窮地に陥っている人たちに逃げ場がないということを真実として視聴者に見せ、世の中の目を覚まさせる」とアダムは主張する。番組は大成功、視聴率ナンバーワンとなる。

しかしとある自殺者が死ぬのに時間がかかってしまい視聴者に飽きられるのを恐れたアダムは「番組の裏で死なせればいいから今は死んだことにしろ」と生きているのに死んだことにしてしまう。それを目撃した視聴者から「あの番組はデマだ」とネットで拡散される。出演者が生きていると都合が悪いため、番組の裏で殺してしまうアダム。
番組の視聴率が落ちるのを恐れてどんどん内容をエスカレートさせるアダム。そんなアダムの変化を嘆いたうつ病の妹が秘密裏に番組に出演。唯一の家族が自殺してしまうと知り、必死に止めるアダム。しかし妹は自殺を実行してしまう。

この流れと同時進行で、仕事を失い家族のために金を稼がねばならない黒人男性(メイソン)の物語が同時進行で描かれる。高齢で雇ってくれる場所もなく、金貸しにも頼れない。そんな彼が最後に「あなたの死に様」で100万ドルが手に入ると知り、番組で自殺をしようと応募。
番組の最終回の最後の出演者として死のうとするメイソンだったが、死ぬに死にきれず
「私にはできない、私は家族を愛している。金なんかいらない。家に帰りたい。みんなも何を見ているんだ。家に帰ろう」
と語り始める。番組を観覧していた客に喝采を受け、妹を乗せた救急車を見送って呆然とするアダムを横目に去っていく。

設定はもうめちゃめちゃ、だけども?

どう考えたってこんな企画が生放送で通るなんてあり得ないと思うんですよ。現実的に考えて。

でも、そこを無理やりにでも通さないと描けない物語というのがあったのは確かだと思います。

例えば、自死の権利についての物語。
これはもうちびぞう一個人の意見でしかないですけども、生まれてきてその人生をどうするかはその人次第。生きる権利もあれば死ぬ権利もある、という発想自体は別にいいと思うんですよね。どうにもならない状況で苦しんでいる自分を救えるというだけでなく、誰かを現実的に救える、という状況が追随しているなら尚更。
(まぁそこで誰かに迷惑をかけたり、悲しむ人がいる場合、”周りの人のことも考えるかどうか”で色々と変わっていくと思いますが)

そういった自死を扱うには確かに若干雑な設定ではあると思いますが、それはそれで色々と考えさせられて面白かったかなと。

 

主人公のアダムがどんどん悪い方向へと変化していったように、人間はいずれ変わっていくものだというのを表している。その逆も考えられる。人は生きていれば良い方向にも変わっていける(その時はどん底だと思っていてもなんとかなるのではないか)というメッセージも込められていたりすると思うんですよね。

必ずしも自死を選ぶことが良い結果を与えるわけではない、と考える余地を残しているし、だけど、確かにそれで救われる人もいる。という事実(現実)も確かにある。
アダムが、自分の家族にだけ「死ぬな!」と声をかけるところも面白かったですね。

人間は悲しいけど、自分に関係ない人間に対しては鬼のように冷徹になれたりするもんです。

そういう人間の根本的な「生きる」というテーマだったり、身近な人とそうでない人の「死の重さ」だったりが見え隠れする、なかなか興味深い作品でした。

気軽に観れるエンタメ系ではないけど、突拍子もない世界観をとりあえず許せる人は観てみても良いかなー。という感じの作品。

最後に二つだけ

「伝統のハラキリ」で自殺した日本人が出てきてましたけど

切腹って確かそれだけじゃなかなか死ねないから、首切り人(介添え人?)が横についていて、その人が首を落とすんですよね。本当に腹切りだけで死ぬわけではないですよね。

番組中に切腹で死ぬってあまりにも非現実的!!!!

そういうのやりたいならもうちょっと調べてからやって!!

 

それと、メイソンが死ねなくて胸中を話したら急に手のひら返す観客!!

一番胸糞悪いよ・・・

 

 

 

 


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画像引用元:映画.com

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ゲスの極み族VS侍。映画『忍びの国』ネタバレ&感想

「あやつの前に門はなし、ゆえに無門とはよう言うたもんじゃ」

ちびぞう母チョイスでレンタルしてみた作品。

和田竜による同名小説の映画化ですね!

主演の大野智とかはあんまり興味ないんですけども、鈴木亮平が出ているのでちょっと楽しみになりました・・・!!邦画で時代物(しかも忍者)って、滅多に観ないのでワクワクです!!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】中村義洋
【脚本/原作】和田竜「忍びの国(新潮社)」
【企画/プロデュース】平野隆
【エグゼクティブプロデューサー】藤島ジュリーK.
【プロデューサー】辻本珠子、原藤一輝、下田淳行、藤井和史
【アソシエイトプロデューサー】小野原正大、大楠正吾
【撮影】相馬大輔
【照明】佐藤浩太
【音響効果】伊藤瑞樹
【美術】清水剛
【装飾】秋田谷宣博
【衣装デザイン】黒澤和子
【編集】上野聡一
【音楽】高見優
【主題歌】嵐 -“つなぐ”
【出演([]内は役名)】

  • 大野智[無門]
  • 石原さとみ[お国]
  • 鈴木亮平[下山平兵衛]
  • 知念侑李[織田信雄]
  • マキタスポーツ[長野左京亮]
  • 平祐奈[北畠凛]
  • 満島真之介[下山次郎兵衛]
  • でんでん[下山甲斐]
  • きたろう[音羽の半六]
  • 立川談春[百地三太夫]
  • 國村隼[北畠具教]
  • 伊勢谷友介[日置大膳]

【公開日(日本)】2017年7月1日
【上映時間】125分
【配給】東宝
【映倫区分】G
【IMDB】8.1/10.0  (およそ1,670人の評価)

【あらすじ】

天下統一に向け、諸国を次々と攻め落としていた織田信長が攻め入ることができなかったただひとつの国、伊賀の国。人でなしの忍者衆が住む伊賀の国に暮らす忍者の無門は、伊賀一の凄腕を持つ忍者でありながら、怠け者の性分で、普段は女房のお国の尻に敷かれる毎日を送っていた。そんな中、ついに圧倒的な軍勢を率いた織田軍が伊賀に攻め込んできた。武力、兵力では太刀打ちできない無門率いる忍びの軍団は人知を超えた秘策で織田軍に抗戦する。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆3.0/5.0

邦画はあんまり観ないので基本的に期待値が低い・・・(特に大野くんとか興味ないので)のもあったかと思うんですけど、でも

意外に面白いんですよ、これ・・・!!

忍者VSサムライのアクションが楽しい!

殺陣のシーンがすごく新鮮で楽しかった!

特に主人公無門の戦い方が、相手の振りや攻撃を受け流してヒョイヒョイヒョイと身軽に避けていく感じで(うまく説明できなさすぎる)、すごく楽しいんですよ!!

手裏剣だったり、ターザンだったり、吹き矢だったり、地面に埋もれて隠れる土遁の術や、木や岩の模様に似た布で隠れるこの葉隠れ的な術などなど、忍者ならではのアクションが盛りだくさんで、おおお実戦ではこんな感じになるのか!!と若干感動(もちろん誇張されてる部分もあるとは思いますが)

虎狼の族(ころうのやから)がゲスすぎる

伊賀忍者は虎狼の族と呼ばれるほど、血も涙もなく自己中心的な人たちだったということだったらしいんですけども、それがあまりにもひどい!

「自分が働いたとき誰が銭を払ってくれるのか」

ということを常に気にしていて、里が攻められるピンチであっても金を払える人がいなければサラッと里を捨てて京へ逃げようとしたりする・・・あまりの守銭奴ぶりに、伊賀忍者が全員きり丸(忍た〇乱太郎)に見える・・・と思いました(笑)

でもそれも、途中までは笑えるネタっぽい感じだったんですけど、徐々にそれが「洒落にならないレベル」だということが後半分かってくるんですよね。

まず赤子を別の国から拾ってきて強い忍びに育てるために厳しい訓練をさせ、その途中で子どもが死んでも「弱い奴は死ぬ。仕方のないことだ」と容赦なく言う。仲間が死んでもなんとも思わないし、自分の利になること以外にはやる気を示さない。

まさに外道

って感じなんですよね。

物語的にも、伊賀の家同士の小競り合いで弟を殺された下山平兵衛(鈴木亮平)が、父親に「長男でなければ下人と同じ。下人が死んでもなんとも思わん」と言われて「なんという非道な者たちだ。こんな国は滅びればいい」と祖国を裏切り、お隣の伊勢に行く。
そして伊勢を攻め落とした織田信長の息子信勝に、「伊賀の国のど真ん中に城を建てましょう」という作戦を伝えて伊賀を滅ぼそうとするが・・・実は最初(息子を裏切らせて伊勢の国へ行かせるところ)から全て伊賀のお偉いさんたちの作戦だった!!という感じで

まさに外道

って感じですよね。

史実なのかもしれないんですけど、ここの人たちの血が現代にも受け継がれているかも・・・みたいな、「性格悪い人はみんな伊賀から来た」みたいな印象付けはどうもやりすぎだった感もありましたね。

大野くんの演技けっこういいです

意外にこの、気の抜けた感じだけど実は強い!!!みたいの、ありがちだけど良いですね(笑)
冴羽 獠的なヒーロー像。

戦場で脱いだことないしって言いながら重そうな鎖帷子?鎧?を脱ぐところは笑ってしまったけど。ヤワラちゃんのおじーさんが履いてた鉄下駄を思い出しますね。
(さっきから例えが昭和)

彼は、最初は他の忍者たちと同じように血も涙もない性格をしていましたが、妻であるお国の存在や、平兵衛との命をかけた一騎打ちを通して人の心を取り戻していくんですよね。そこが良い。おちゃらけた演技もしつつ、真剣な演技も出来る。はまり役だったんじゃないかなー、と思います。

もちろん、その死闘の相手である鈴木亮平の演技も素晴らしかったですよ。シーン的にはすごく長い決闘だったけど、その分、その戦いが無門にもたらした物の大きさを示しているって感じがしてよい。

お国は若干浮いてたよね

どこかからさらわれてきたお姫様にしか見えないお国(石原さとみ)が、無門の奥さんだよと急に言われても・・・ボロボロの木造りの小屋で彼女は一体一日何をしているんだろう、とか、一人だけなんでそんなに着物が派手で綺麗(彩度がすごい高い)なんだろう・・・とか若干浮き気味だったんで、美しい人だっていうのは分かるんですけどもう少し周りの雰囲気になじませて欲しかったというかなんというか。。。

最後に、彼女が身を挺して無門を守ろうとする、というのもストーリー上は分からなくもないんですけど、彼女と無門の間にある愛情の度合いというものを測れるエピソードが特になかったので、いまいち感情移入できなかった、っていうのもありますね。

彼女を亡くして、彼女が気にかけていた子どもを無門が救いに行き育てる・・・という流れはすごく良いと思いました。
(そしてその子どもが成長して過去を語るって設定のモノローグも良いですね!)

まとめ

アクションは見応えあり!!!!ですし、大野くんや鈴木亮平の演技もなかなか良いので、興味持ってる人はぜひ観て欲しいなー、という感じ。

段々と重みを帯びていく伊賀忍たちのゲスさも最初はクスクス笑えて楽しいですし。

エンタメとして軽い気持ちで観るのに良い一本ですね(*’ω’*)

 

 


 

 

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元祖・ピエロが襲う恐怖映画『IT イット(前後編)』ネタバレ&感想

「みんなふわふわ浮いてるよ」

どうもー!ちびぞう(@cbz_ewe)です!

今作はちびぞうが高校生の時に友達と観ようとして、「前編」「後編」と別れていたビデオの「前編」だけを借りて観たんですけども・・・「前編」は幼少時代の物語がメインで、恐ろしいホラー展開はあまりなかった記憶。夜中に観ていたこともあって眠気に負けてましたね。

結局「後編」は借りずに終わってしまったという思い出の一本・・・。

最近『IT イット ”それ”が見えたら、終わり。』というタイトルでリメイクされて話題になっていたので、どうせなら観なかった古いバージョンから観ようと思って、今回レンタルしてみました・・!!!!

これ、DVDで両面再生できるんですよ!!
「A面の再生が終わったらひっくり返してB面を読み込む」というカセットテープのような仕様・・・珍しい!!(ゲオで借りたのでツタヤの仕様はわかりません)元々映画ではなくテレビ版なので187分と長い・・・!耐えきれるのか!

主演のペニー・ワイズ(ピエロ)にはなんと、ティム・カリー。ティム・カリーと言えば伝説的カルトムービー『ロッキー・ホラー・ショー』で古田―博士を演じた俳優さんです!!白塗りピエロですが、これは楽しみですね!!

【映画情報】

【原題】It
【制作国】アメリカ、カナダ
【監督】トミー・リー・ウォーレス
【脚本】ローレンス・D・コーエン、トミー・リー・ウォーレス
【原作】スティーブン・キング
【撮影】リチャード・レイターマン
【音楽】リチャード・ベリス

【出演([]内は役名)】

  • ハリー・アンダーソン[リッチー・トージア]
  • デニス・クリストファー[エディ・カスプブラク]
  • リチャード・トーマス[ビル・デンブロウ]
  • アネット・オトゥール[べバリー・マーシュ]
  • ジョン・リッター[ベン・ハンスコム]
  • ティム・カリー[ペニー・ワイズ]
  • リチャード・メイサー[スタンリー・ユリス]
  • オリヴィア・ハッセ―[オードラ・デンブロウ]
  • ジョナサン・ブランディス[ビル・デンブロウ(12歳)]
  • セス・グリーン[リッチー・トージア(12歳)]

【公開(日本)】1991年
【上映時間】187分
【リメイク版】IT イット “それ”が見えたら、終わり。
【IMDB】6.9/10.0  (およそ95,300人の評価)

【あらすじ】

メイン州の田舎町デリーで、子どもだけを狙った連続殺人事件が発生した。その犯人が少年時代の自分たちを恐怖のどん底に陥れた謎のピエロ、ペニーワイズであることを確信したマイクは、かつての仲間たちと連絡を取り、30年ぶりに彼らと再会を果たす。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

いやぁ正直、めちゃめちゃ時間かけて観てしまいました・・・トータルで5時間以上・・・途中1.5倍速も使ったのに・・・「はっ、しまった今観てなかった」と巻き戻しては止め、巻き戻しては止め・・・ツムツムをやりつつ・・・

まったく集中して観れてないやん!!!?!?!?

というお叱りの言葉、はい、とっても身に染みます。

これでも結構キングさん好きなんですけどね・・・!!

おおまかなストーリー

アメリカのデリーという田舎町で子ども達が行方不明になったり遺体で見つかったりする事件が発生、どうもその犯人は謎の怪人ピエロ・・・。
その町に暮らすいじめられっこたち7人(弟をピエロに殺された吃音症のビル、喘息もちのエディ、引っ越してきたぽっちゃりベン、ボーイスカウトのスタンリー、お喋りメガネのリッチー、マドンナ的存在ベバリー、引っ越してきた黒人マイク)が力を合わせ、一度はそのピエロを倒した。そしてもし再び奴が現れることがあれば必ずまた集まろう、と約束をした。


30年後、大人になり町を出て成功した6人へ町に残っていたマイクから電話が入る。

「あいつ”IT”が現れた。約束を覚えているか?」と。

そして再び集まったかつての仲間たち。今度こそピエロの息の根を止めてやろうと、地下水道に巣くう化け物退治へと繰り出すのであった!!

 

 

このピエロというのは、町に何百年も生きている怪人のような存在で、劇中で「ペニー・ワイズ」という名前で登場します。子ども達をたぶらかし、幻影や洗脳を使って下水道へ引きずり込んだり殺したりする悪役ピエロですね。

このキャラクターはおそらく実在した殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーが元ネタかなと思うんですけど詳しくは分かりません。

しかし、終盤になって驚いたんですけども、下水道に潜んでいるペニー・ワイズの正体というのは

SF臭漂う超巨大グモだった・・・!(何やら胸が光る)

まさかの展開でした。そして銀の塊をパチンコ(Y字の木の枝にゴムを張ったもの)で撃つと巨大クモに大ダメージ!を与えられます。あとは仲間たちが素手でぼこぼこにしたり内臓を取り出したりして倒します(なんというえげつない方法)

戦いの後遺症をそれぞれ乗り越え、再びそれぞれの人生に戻っていく・・・という感じのお話でした。

キングさんらしさ

原作のキングさんらしいなーと思うのは、『スタンド・バイ・ミー』のように子ども達が目的を持つことで一致団結する友情の部分だったり、

イット(IT)というのはピエロの道化師を指すのではなく「町全体がITなんだ」と言うように、怪奇現象の根底には町全体が関わっているといった部分。キングさんの短編作品集『8つの悪夢』でもありましたね、そんなような話が。

そしてクラシカルなオカルトホラーっぽい雰囲気を持たせつつラスボスが宇宙外生命体を思わせる巨大グモってところも『ミスト』っぽい。

他にもキングさんらしいなぁと思うところがちょいちょいありました。

ツッコミどころも

テレビサイズなので、この長さはもうどうしようもないかもしれませんが、いかんせん集中力が持たない・・・ホラー耐性・グロ耐性が高い人はおそらくあまり怖いとか感じることもないので、ピエロが襲い来るシーンでも退屈に感じてしまうかも・・・

まぁ、ホラー映画といえど”子どもが殺されるシーン、いたぶられるシーン”はほぼほぼ禁忌とされているので、メインキャラは大人になるまで死なないし、それまではピエロがちょいちょい血や風船やトゲトゲの歯を見せて脅かしてくるくらいしか見せ場がないんですよね・・・。

あとちびぞう的に、マドンナ的立ち位置であるベバリーがあまりにもみんなとイチャイチャしすぎてて(なんかビッチっぽい)と思ってしまったような。ビルとキスしたりベンとキスしたり定まらない!!!って感じで(笑)

 

結局、町全体がおかしいんだっていう部分も明かされなかったし(過去に250人以上がこつぜんと姿を消した事件について女性教師が何か知ってるっぽかったけど特にその後その件については語られなかった・・・)、ペニー・ワイズがなんだったのか、なぜあの七人は助かったのか、戦えたのか、という具体的な部分は一切謎です。あの巨大クモが定期的に餌を食べるために町の人を操って幻影などを見せて地下道に子どもを誘い入れていた、ってことでいいのかな。

良かったところ!

子ども時代に起きた怪奇現象(アルバムや洗面器が血まみれになるなど)も、子ども達の目にしか見えておらず大人は血を触りつつも気付いてない・・・!という演出が結構不気味で良かった・・・!

大人になってからは、子どもの頃のトラウマを思い起こさせるような嫌がらせの数々も結構えぐくて良かったですね。ビルには吃音症を直すために母親が何度も繰り返し練習させていた「彼はこぶしを突き出ししつこく主張した」という文章を見せたりとか。

過去に一致団結した時のように、ビルが大人になった仲間たちが逃げ出そうとするところで「戦おう。力を貸してくれ」と説得するシーンがあるんですけども、そこで子どもの頃ビルがみんなを説得していた映像が再び流れるのが良かったですね。泣けた。

 

登場人物たちそれぞれのキャラクターも、個性があって良かったですね。
本当はビビりまくりなのにお調子者キャラだから皆の前では強気にふるまったりとか、町を出て成功した側と、町に残ってくすぶっていた人の間になんとなくある気まずさとか、童貞のまま死んでいったアイツとか・・・。


あの子ども時代があっての今があるんだなぁという過去からの繋がりも意識しつつ、しっかりと登場人物それぞれのドラマがあって、よく出来ている作品だなぁと感じました。

どうでもいい脱線(バタフライ・エフェクト)について

この映画を観ていてずーーーーーーっと、思っていたんですけど、ちびぞうの大好きな『バタフライ・エフェクト』はこの作品に相当影響を受けているな?と思いました。

どこがと言われると説明が難しいんですけど、子ども時代と大人時代が描かれる構成だったり、デブやマドンナやいじめっこがいたり、なんとなーーーーーーくなんとなく『バタフライ・エフェクト』の雰囲気を感じ取っていまして。(全くの勘違いかもしれませんが)

そのあと全てが終わって、みんなの記憶がだんだん薄れている・・・という場面でマイクが手記を読み上げているんですけど、そこで

「もうこの手記を読まないと思い出せない」

みたいな台詞があったんですよね。そしてその時のノートがこちら!!

そして『バタフライ・エフェクト』で過去の記憶を呼び覚まし、タイムスリップの鍵となるノートがこちら・・・!

似てるなーーーーー似てるなーーーーーというか同じデザインのノートに見えるなーーーー!

どちらも、ノートによって記憶が蘇るというところが共通していますよね。なんかもうこれで「あ、バタフライエフェクトの製作陣は絶対ITのファンじゃん」と思ってしまいました。

(でもこのノートは別の映画でもちょくちょく見かけるので、日本でいうところのKOKUYOのキャンパスノートと同じくらいアメリカでは大衆的なノートな可能性はあるけどね)

~どうでもいい脱線終わり~

まとめ

こういった昔の作品というのはやっぱりその時代に観るのが一番楽しめるんだろうな、と当たり前のことを思いました。昔ながらのホラーが好きな人にはいまだに楽しめる名作かもしれませんが。

とにかくもう長い!それがでかい。

リメイク版では、135分と一時間近く削られているので、そちらの方が無駄なく楽しめるかもしれません。そちらもレンタルしてきたので、近日中には感想をアップできるかもしれません~

 

 


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画像引用元:IMDB

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レジン【映画『ヒメアノール』風スマホケース】のメイキング動画をアップしたよ!

どうもー!こんにちはこんばんは、ちびぞう(@cbz_ewe)です!

今回またも、youtubeへ動画をアップしたよーというお知らせ記事です。

前回アップしたカゲのチャームに引き続き、今回もまたトカゲがモチーフになっています。偶然ですけどね!!トカゲは好きですけどね!!!

ちびぞうは映画『ヒメアノ~ル』の大ファンなので、百均で見つけたショッキングピンクのスマホカバーとネットで見つけたトカゲのシリコンモールドで「これは!!!作るしかない!!」と思い立ってしまいましたね~。こういうのはファンアート、のくくりになるんでしょうか。ファンクラフト?(よく分からない)

ちびぞうの映画の感想はこちら↓

映画『ヒメアノ~ル』これぞ”ジャンルスイッチムービー!”ネタバレ&感想

動画はこちら

 

 

今後また、こういった映画をモチーフにしたアクセサリーや小物なども作っていけたら「映画食べるゾウ」らしくて良いかなーと思ったりもしています。

まだまだ作業そのものが拙いですし、無駄も多いですが(動画編集もアレですけども)宜しければ観てやってください。ついでにチャンネル登録などもして貰えるととても喜びます!!!(*’ω’*)

今回も読んで頂きありがとうございました!

ちびぞう(@cbz_ewe)でした!

 

 


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80年代風クリーチャー映画『ザ・ヴォイド 変異世界』ネタバレ&感想

奈落が開かれる―――

どうもこんにちは、ちびぞうでっす!!!!

こちらも、GEOさん先行レンタルの作品。
何やら未知のクリーチャーに襲われる系の、古き良きSFホラーを踏襲した作品になっているようです。

R18と書かれていたり、R15 +と書かれていたりして映倫区分がどうなってるのかよく分かりませんが、ちびぞうの個人的な見解で言えば「なぜこれがR15+以上になるのか・・・」という感じ。

【映画情報】

【原題】The Void
【制作国】カナダ
【監督/脚本】ジェレミー・ギレスピー、スティーブン・コスタンスキ
【製作】ケイシー・ウォーカー、ジョナサン・ブロンフマン
【製作総指揮】トッド・ブラウン、デビッド・ワトソン、ジェームズ・ノーリー、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グレアム、ロス・M・ディナースタイン、ジェレミー・プラット、ミック・フォーシイ、ロン・モルナー
【撮影】サミー・イネイヤ
【美術】ヘンリー・フォン
【音楽】ブリッツ//ベルリン
【出演([]内は役名)】

  • アーロン・プール[ダニエル・カーター]
  • ダニエル・ファザーズ[父親]
  • キャスリーン・マンロー[アリソン・フレイサー]
  • エレン・ウォン[キム]
  • アート・ヒンドル[ミッシェル]
  • ケネス・ウェルシュ[リチャード・パウエル医師]

【公開日(日本)】2018年1月13日
【上映時間】90分
【配給】彩プロ
【IMDB】5.8/10.0  (およそ20,000人の評価)

【あらすじ】

保安官のダニエルは、深夜のパトロール中に発見した血まみれの男を病院に連れて行く。しかしその病院にいる人々は「人間ではない何か」に変身しようとしていた。そんな中、銃を持った中年男と斧を持った若者が病院に乱入。さらに大型ナイフを手にした白装束のカルト集団もやって来て、病院が包囲されてしまう。誰が敵で誰が味方なのかもわからないまま、ダニエルは生き残った人々を連れて脱出を図るが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆1.9/5.0

閉じられた病院、外には額に△の穴が開いてる白装束の集団、突然患者を襲い出す看護師、そして未知のクリーチャーに変貌する人々・・・そんな時に臨月の妊婦が苦しみだす!もう帝王切開するしか母子は助けられない!主人公の妻である女医は単身薬品室へ向かう・・・

武器を取りに外の車へ向かう主人公一行・・・しかし戻った時には、妻の姿はなかった。

この全ての怪異を巻き起こしたのは病院の院長で、カルト教団の教祖であり、闇の力を使いかつて亡くした娘を蘇らせようとしていた・・・!

(でもなんかその儀式で開いた異次元?に院長をタックルしたら解決したし蘇った娘クリーチャーも普通に倒されて平和になって終わる)

 

と、いう何の変哲もない(といっても話の核心に触れる部分は特に種明かしされない仕様なんですけど)よくある感じのホラー。

封鎖的な空間に追い込まれて人間同士で揉めたりなんだりって展開はゾンビ映画でもよく見る光景ですけどキャラクター同士のアツい物語があったりするわけではありません。

監督は70年代~80年代のホラーをリスペクトしていて、そのオマージュなどがふんだんに散りばめられた鋭意的な作品のようなんですが・・・。

いかんせん80年代っぽさが活かされきれてない・・・

「あーあるあるこんな感じのSFホラー」という感想を上回るものが特に何もないんですよね。

白装束のカルト教団はなんとなくKKK(実在する団体で白装束のカルト集団で有名だった)を思い起こさせるし、その額部分の布が△に切り抜かれていたり、儀式をする教祖の世界には大きな三角の山(ピラミッド?)があって、なんとなくイルミナティ(秘密結社)を連想させる感じ。。

で、別にそういうものと一切関係のない話なのかもしれませんが「意味深に演出しよう」という意図からそういったモチーフを安易に選んでる感じがどうしてもしてしまうんですよね。「どう?なんか恐ろしい秘密や謎が隠されているように見えるだろう?」って感じで。
本当に何も語る気がなく、意味深な部分を不可解な謎として残すなら、もう少しオリジナリティのあるカルト集団だったりマークだったりを考案してそれを採用すべきだったのかなと。

ぐちゃぐちゃになってるクリーチャーも、なんとなく画面が暗かったり点滅していたりで見辛い・・・。せっかくデザインしたんだから全部見せようよ!本当にそのデザインがクリーチャーとして成功してたなら真昼間に明るいところで観てもかっこよく見えたりするものだから!たぶん!
(H・R・ギーガー氏のエイリアンなんかフィギュアの状態でもかっこいいもんね)

と、いうわけで今作はちびぞうの中で佳作にもう一歩!といった感じの作品になりました。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

 


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