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ファミリー再集結!映画『ワイルド・スピード MAX』ネタバレ&感想

誰か、コイツら止めてくれ!!

ワイスピ周回なう~のちびぞうです!!!

冒頭の文はキャッチコピーの中の一つなんですけど、笑いを誘いますね…。

はい、シリーズ4作目にして今作こそが真のワイスピ2なのではないかな!!という感じで、メインキャラが再集合!&新キャラも顔出しをしていますー!!!

本来ならば、×2のあとは×3東京ドリフトが来るんですけども、東京のやつは6作目(ユーロ)と7作目(スカイ)の間のお話なので、そのタイミングで観返したい、と思っています!!

ちびぞうはハンのファンですからね!!!(ソロじゃなくてサン・カン)

ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想

後々、『ワンダーウーマン』で人気を博すガル・ガドットもシリーズ初登場していますよ~~

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

【映画情報】

【原題】Fast & Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ジャスティン・リン
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【脚本】クリス・モーガン
【製作】ニール・H・モリッツ、マイケル・フォトレル
【製作総指揮】アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
【撮影】アミール・モクリ
【美術】アイダ・ランダム
【衣装】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【編集】クリスチャン・ワグナー、フレッド・ラスキン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ジョン・オーティス[カンポス]
  • ラズ・アロンソ[フェニックス]
  • ガル・ガドット[ジゼル]
  • テゴ・カルデロン[テゴ・レオ]
  • ドン・オマール[リコ・サントス]
  • サン・カン[ハン]
  • シェー・ウィガム[スタジアック捜査官]
  • ライザ・ラピラ[トリン捜査官]
  • ジャック・コンレイ[ペニング捜査官]

【公開日(日本)】2009年10月9日
【上映時間】107分
【配給】東宝東和
【前作】ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT
【次作】筋肉ハゲ参入!映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』ネタバレ&感想
【IMDB】6.6/10.0  (およそ227,600人の評価)

【あらすじ】

トレーラー強奪事件の犯人として指名手配されたドミニクは、仲間と共にロサンゼルスから南米へと拠点を移し、輸送車からの強奪を繰り返していた。そんな折、ドミニクのもとに衝撃的な知らせが入り、復讐を誓ったドミニクは危険を覚悟でアメリカへ戻る。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆2.5/5.0

2よりは面白いけど、レティ(ミシェル・ロドリゲス)が早々に離脱するのでテンションがガタ下がりします。

ついでにハン(サン・カン)も初登場していますが、序盤のドムとの会話で

ドム「一緒にいたらお前まで捕まっちまう。これからは別々に走ろうぜ」
ハン「じゃあ、東京のレースにでも出るかな」

完全にヤバいフラグを立てています(笑)やめて…東京いかんで…

ここでもテンションが大幅ダウン。

ちなみに今作を初めて観た時のちびぞうの感想は以下。

(ワイルド・スピード4 だけど時系列的には3)

うわぁあああい!!やっと会えたねドム&ブライアン!
そして愛しのミシェル・ロドリゲスぅうううう!!

前回の傷が全快する勢いでいつメンと再会できる今作。
東京DRIFTはこれより後の話のはずだけれども現実のワイスピ製作陣はもうドリフトを学んでいるので、カーアクションの随所にドリフトをねじ込んで来る、来るゥ!
もう「ニトロだけかよ」なんて言わせない!そんな声が聞こえてきそうですね。東京での修業は意義があったようです。

ここはハゲ増える?あ、まだか。
・・・御察しの通り4,5辺りはごっちゃになっちゃってます。
ミシェル・ロドリゲスのことで頭がいっぱいです。
でも少しずつ、ストーリーにも幅が出てきた感じがします。
観るごとに面白くなっていく、成長していく映画って感じで良いですね。

さりげなく東京ドリフトについて「前回の傷」と言っていますね(笑)

おおまかなストーリー

レティが死んだ!?そのきっかけになった麻薬組織をぶちのめして実行犯のフェニックスを痛めつけてやるぜ!!!

というドムさんの復讐劇がお話のメイン。

ブライアンはいつの間にか再び警察へ戻っています。

敵側の危険な美女(ガル・ガドット)がドムさんに言い寄ったりもしますがドムさんはレティを愛しているのでブレません!!

途中で、レティに潜入捜査をさせていたのがブライアンだと分かり仲良し二人がボコスカ喧嘩するシーンもあります。
しかし、レティはドムの為(彼を無罪にしてアメリカに帰すため)に自らその仕事を望んだという事実にブライアンを許すドム。

麻薬組織のボス、ブラガを逮捕出来たらドムを無罪にしてくれと頼むブライアンですが、結局裁判でドムは「一度の善行で過去の犯罪を帳消しには出来ない」と終身刑に。

そこから、刑務所へ搬送される途中で脱獄させるためブライアンが仲間と共に車両を襲う!というところから、直接メガマックスへ続く…そんな感じのお話でした。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアン、ドム、レティ、ミア、ハン、ジゼルと再集合、大集合!
  • しかし開始10分でハンはさようなら(ドムとは別々の道を歩く)
  • それと開始10分でレティもさようなら(突然の死)
  • 麻薬組織に復讐するよ!
  • レースが直線だけではなくなるよ!
  • ドリフトも使いまくりだよ!

こんな感じですね~。×2も×3もファミリーがそろわないので、正統派続編はMAXだって覚えていてもいいかもしれません。

それにしても、レティ至上主義のちびぞう的には、ここから寂しくなる…

ちびぞう的によかった!ポイント

  • ガソリンを運ぶタンクローリーを襲うオープニングシーンが1を踏襲していて、これこそがワイスピ2!!って感じがする本作!!
    興奮がたかまるぅ~
  • ハンさんのバック運転技術もカッコいいぃいいいいい!!!東京なんか行かずにずっとファミリーの一員でいて欲しかったです
  • ブライアンさんのパルクールもチラッと観れる。『フルスロットル』の片鱗が見えます
  • ジゼルに言い寄られたドムが女の好みを聞かれて答えるシーン

    「20%が天使で80%が悪魔、勝ち気で、度胸があって、人のいいところを見る目を持ってる。爪が汚れるのも気にせずエンジンをいじれる女」

    これ完全にレティですよねー!!っていうシーンが本当に大好きです。

まとめ

相変わらず車のことはよく分からないちびぞうですが、キャラが大好きなので楽しく観れました。

どうでもいい話ですがテレビ朝日バージョンを録画したやつを観たので吹き替えだったんですが、麻薬組織にいたカンポスってキャラの声優さんが若本さんだったんですよね…

もうその時点でこいつがラスボスって分かってしまうという(笑)

ブラガの正体が誰かわかんないところが話のミソだと思ったので、配役もうちょっと考えて欲しかったなーーー!!!という。

次回はメガマックス。ですが、レティがいないので面白さは7割減になりそうです。それでもハンが出るのでまた見返します。

ここまで読んで頂きありがとうございました!!

 

 

 


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迷子の大人の自分探し。映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』ネタバレ&感想

「僕らは自由でありさえすればいい」

レンタル店にて、スターウォーズ新章でカイロ・レン演じるアダム・ドライバーさんのご尊顔を見つけてうっかり借りてきてしまいましたよね!!!ウフフ

ニューヨークを舞台にした世代の違う二組のカップルの交流を描いたコメディということなのですが…その他の俳優さんも、『マンマ・ミーア』のアマンダ・セイフリッド、『ザ・リング』のナオミ・ワッツ、『ナイト・ミュージアム』のベン・スティラーと豪華豪華。

監督さんは『イカとクジラ』『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督…なんとなく、過去作を知ると「ほんとにコメディなんか?」という気がしなくもないですね(笑)

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】While We’re Young
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ノア・バームバック
【製作】スコット・ルーディン、ノア・バームバック、リラ・ヤコブ、イーライ・ブッシュ
【撮影】サム・レビ
【美術】アダム・ストックハウゼン
【衣装】アン・ロス
【編集】ジェニファー・レイム
【音楽】ジェームズ・マーフィ
【音楽監修】ジョージ・ドレイコリアス
【出演([]内は役名)】

  • ベン・スティラー[ジョシュ]
  • ナオミ・ワッツ[コーネリア]
  • アダム・ドライバー[ジェイミー]
  • アマンダ・セイフライド[ダービー]
  • チャールズ・グローディン[ブライトバード]
  • アダム・ホロウィッツ[フレッチャー]

【公開日(日本)】2016年7月22日
【上映時間】97分
【配給】キノフィルムズ
【映倫区分】G
【IMDB】6.3/10.0  (およそ37,500人の評価)

【あらすじ】

8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督のジョシュと、妻のコーネリア。40代になり、人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、ジェイミーとダービーという20代のカップルと知り合う。時代に乗り遅れたくないとSNSに縛られる日々を送る自分たちに比べ、自由でクリエイティブに生き、レトロなカルチャーを愛する若い2人に刺激を受けたジョシュとコーネリアは、再び活力を取り戻していくが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ)】

☆2.4/5.0

なんというか雑というかまとまりがなくて散らかり切った部屋なのにオシャレに見える…

みたいなそんな感じですよね。多分。

やはり冒頭の不安は的中して、全体通して観るとそんなに「コメディ!!!!」という感じの映画ではなかったです。

おおまかなストーリー

意識高い系な若い夫婦のシャレオツでレトロなDIY生活に魅入られた主人公カップルだけど、そいつらなんかうさんくさくね?特にアダム・ドライバーくんうさんくさくね。

と思ってたらやっぱり胡散臭い奴だったー!!!

というお話。

ドキュメンタリー監督(しかし8年も完成させられない)のジョシュ(ベン・スティラー)に近付いてきたジェイミー(ベン・スティラー)は、ジョシュの作品のファンだと言って近づいてくるけどそれは真っ赤な嘘。実は大御所ドキュメンタリー監督を父に持つジョシュの妻コーネリア(ナオミ・ワッツ)に近付くことが目的だったのです。

そして、ジェイミーがジョシュに持ち掛けた「フェイスブックやってないんだけどそれをあえて始めてみて、誰でもいい。一番に友達申請してきたやつに実際にビデオカメラを構えて会いに行くんだ」というちょっと面白そうなドキュメンタリーの企画も、突発的な規格のようで実は出演者には最初から話がついていた…という嘘まじりのもの。

結局、いい刺激は受けたけど彼らとは決別して、自分たちは自分たちらしく生きていこう、と決める主人公夫妻…というオチですね。

別に若い世代と交流して刺激を得るのは良いことだと思うけどなぁ…。それが少しよくないこと=自分たちらしくなくない?というところに帰結してるのがもったいないというか。

散らかってる理由

それは「世代の違う夫婦との交流を通して自分らしさに気付く」というメインテーマの他にも「ドキュメンタリーとはなんぞや」「作品作りとはなんぞや」「夫婦とはなんぞや」「子どもを持つことの意味はなんぞや」といった子テーマが混在していて、うまくまとめられていない感じがするんですよね。

正直、ラストシーンを見るまでは「あぁ、子どもが持てないことにコンプレックスを持っていた夫婦がカルチャーに触れることで自分たちの人生を誤魔化そうとするけど、結局は子どものいる人生がイイってことで養子を選ぶのね」という大筋すら分からない感じ。

ドキュメンタリー制作であったり、ジェイミーのうさん臭さを暴こうとするシークエンスにサスペンス感もあったりして、もういろいろごった煮!!!

ぶっちゃけ、全てが計算されていて、ジェイミーというヘタレ監督のドキュメンタリーをジョシュが撮ろうとしていた…=撮られていたのは自分だったというオチなのかと思ってしまいましたよ。

世代の違う夫婦の刺激を受けていい方向へ変わっていく…って話でも良かったなぁ。

まとめ

アダム・ドライバーは無言で言葉を飲み込む演技をしたらもうすでにダークサイドに堕ちてるようにしか見えないのが問題だなー(笑)うさんくさいもんなー(笑)

いやかっこいいんですけどね!!!!!

 

冒頭の、友人夫婦の赤ちゃんを見に行った場面で、旦那が二の腕に超音波画像の写真をタトゥーしていたのには笑いましたけども(笑)(笑)コメディとして笑えるシーンはあんまりなく、ジャンルとしてもちびぞう的にはどちらかといえばヒューマンドラマ寄り、です。ご注意を。

 

 

 


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黒人と白人の芸人コンビの一生。映画『ショコラ ~君がいて、僕がいる~』ネタバレ&感想

「俺たちはコインと同じ、表裏一体だ。二人で一つ」

こちらもちびぞう母チョイスの作品でレンタルで観たもの。

1800年代から1900年初頭にかけて人気だった「黒人と白人コンビのピエロ」を元にした実話系ドラマです。

『最強のふたり』で一躍名をはせたオマール・シーが黒人芸人ショコラ役で出演しています!

そして観終わってから知ったんですが相方のフティット役のジェームズ・ティエレは「喜劇王チャーリー・チャップリン」の実孫だそうで!はや~なるほど!流石の演技でございました。

こちら、史実のショコラについて書かれた本と映画の違いについて書かれている三角絞めさんのブログ記事がありましたのでご紹介しておきますね~(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Chocolat
【制作国】フランス
【監督】ロシュディ・ゼム
【原案】ジェラール・ノワリエル
【脚本】シリル・ジェリー、オリビエ・ゴルス、ロシュディ・ゼム
【製作】エリック・アルトメイヤー、ニコラ・アルトメイヤー
【撮影】トマ・レテリエ
【美術】ジェレミー・ディシュ・リノル
【衣装】パスカリーヌ・シャバンヌ
【編集】モニカ・コールマン
【音楽】ガブリエル・ヤーレ
【出演([]内は役名)】

  • オマール・シー[ショコラ(ラファエル・パディーヤ)]
  • ジェームズ・ティエレ[ジョルジュ・フティット]
  • クロチルド・エム[マリー・グリマルディ]
  • オリビエ・グルメ[ジョゼフ・オレール]
  • フレデリック・ピエロ[デルヴォー]
  • ノエミ・ルボフスキー[デルヴォーの妻]
  • アリス・ド・ランクザン[カミーユ]
  • オリビエ・ラブルダン[ジュミエ]

【公開日(日本)】2017年1月21日
【上映時間】119分
【配給】東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.1/10.0  (およそ4700人の評価)

【あらすじ】

1897年、フランス北部の小さなサーカスで出会い、コンビを組み人気を博した白人芸人フティットと黒人芸人ショコラ。パリの名門サーカスの専属となった2人は名声を手にするが、人種差別の世間の偏見がショコラの前に立ちはだかる。その現実から逃れるかのように、ショコラはギャンブルに溺れていく。彼の才能を信じる相方のフティットは、ショコラを支え続けていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.0/5.0

三角絞めさんのブログでは結構史実と違う!ということが書かれていたので、ここでは実話ベースのフィクションという形で映画としてどうだったのか?という感想をば。

お話はすごく単純!

フランス北部の小さなサーカス団「デルヴォー座」で「くろんぼの王、カナンガ」という人食い族の役を演じていたラファエル。

そして同じサーカスで落ち目のピエロ、フティットも座長に「時代は20世紀なんだ、もっとモダンな芸を見せろ」と言われ過去に例のない”初の黒人と白人コンビ芸”を思いつく。

フティットに誘われ、「フティット&ショコラ」としてコンビをスタートするラファエル。

二人は一躍人気者になり、パリの大きなサーカス団に引き抜かれる。

そこでも大成功し、人気と富を得る二人。

しかし黒人が成り上がるのは白人への侮辱、と取る当時の差別の風潮もあり、ショコラの酒や女やギャンブルに溺れる性格もあり、慢心が空回りして「尻を蹴られる黒人ではなく、白人に尊敬される黒人になりたい」と挑戦したシェイクスピアの劇で失敗したりと、色々あるうちにコンビ仲も悪くなり、

最後はフティットに殴られる場面で避け、フティットを殴り返して笑いを取る。そして「これでも客は笑うんだ」とショコラが言い捨てる。そして二人は解散。

晩年のラファエルは小さなサーカスの裏方をしていたが、重篤な結核になってしまっていて瀕死の状態。そこへ現れたフティットと死の間際に友情を確認して…終了。

どん底→挑戦→成功→慢心→空回り→すれ違い→転落→和解

こんな感じですね!伝記映画だとよくあるっちゃよくある構成です。

キャストの演技がイイ!

主演二人の演技がすごーく良いです!

フティットの本物のピエロかこの人は!と思うような動き…すごい。

それから、「フティット&ショコラ」として初めてお客さんの前に出た時、奇異な目を向けられ唖然として棒立ちになってしまうショコラ。戸惑い、差別の目に恐れ、自分はここに立てる人間じゃないのか?と迷うような、そんな悲しい場面でした…が。そこでフティットがショコラの尻を蹴り上げると、会場から少しずつ笑いが。

この場面、黒人を蹴ることで笑いが起きたんだなぁという複雑な目でみてしまうシーンではあるんですが、劇中のショコラの瞳は輝いて、本当に嬉しそうに笑っていたんです。

その瞬間、ちびぞうも彼が芸人としてしていることを笑って認めてあげないとという気持ちになりましたね。芸の内容に笑ったというよりかは、楽しそうに演技する二人の芸に微笑んでしまう…そんな感じで完璧に物語に入り込んでしまったというか。入り込まされてしまう演技でしたね!

ショコラの才能を殺した黒人差別

この映画、黒人だからショコラがだめになってしまったのか、というとそうではない。

序盤からショコラの女好きなところは描かれているし、それが原因となって捨てた女の母親に不法滞在を密告され、捕まって拷問を受けることになってしまうんですよね。ある意味そこの根元の部分に黒人かどうかは関係なかったというか。自業自得というか。

シェイクスピアの「オセロ」だって評価していた人もいたはずで、確かにブーイングは受けていましたが・・・ボロボロになって更に追い込まれることになったのは、彼が酒とギャンブルにのめり込むタイプの人だったから…借金もかさんでいましたし。ギャンブル好きなのに弱い、というのも最初のデルヴォー座にいた時から描かれていましたね。

なので、転落の根元の部分と言うのはラファエル(ショコラ)という才能に溢れつつも怠惰で欲に正直な人物である、というところが一番大きいんだと思います。

しかし、彼の心に闇を落としたのは間違いなく差別もあった。父親も白人に使える奴隷だったし、実際に見世物のようになっている黒人たちも目にするし、拷問も受けるし。

彼の芸は立派な芸であったのに「白人に蹴られる黒人だからこそ受けた」という部分だけを本人が深く信じ込んでしまった、というのが悲劇の始まり何ですよね。

なんというか、人柄と世相が合わさって不幸が起きたというか、そんな感じ。ある意味では差別が彼を殺した、とも言えるでしょう。

ラストシーンに感動する理由

さんざん、劇中でショコラは「尻を蹴られる黒人として笑われるのは嫌だ」と”ショコラ”である自分を嫌っていましたが、晩年のショコラの部屋を訪れたフティットの目に映るのは、壁一面に貼られた「フティット&ショコラ」のチラシやポスター、写真の数々。

きっとあの頃には、ショコラは自分が笑われていたのではなく、芸人として人々を笑わせていたんだという事に気付けていた。そして、当時の人気や自分の才能にもやっと素直に向き合えるようになっていたのかな、と。最後にフティットが、ショコラがメ描いたメモに描かれたパラパラ漫画を見るんですが、その内容も黒人芸人ショコラが椅子を投げられずっこけるという内容のものでしたしね。

ちびぞう的に一番ジーンと来たのは、そのパラパラ漫画を見て思わずフティットが吹き出して笑いだしてしまうところ。

覚えている限りでは、フティットはショコラの芸で笑う、という事をあんまりしていなかったんですよねー。というか、フティット自体もショコラに対して裏方として日陰の存在を演じていた部分もあって(多分お互いにお互いの引き立て役だと思っていた部分があったんではないかな)彼もずっと影を抱えていたんですよね。そんなフティットが、心の底から可笑しくて笑ってしまう。それは劇中で初めてのことのように思えました。

そして、ショコラが自分の才能(パラパラ漫画)で最後に笑わせたのが相方のフティットであった…というのも本当にずるい!演出です。誰よりも認めて欲しかった相方に、笑いの才能を認めてもらった瞬間が最後の瞬間になるという…。二人が和解するのに最高に憎い演出でした…。

まとめ

散文過ぎて申し訳ない!まとめられない!

お笑い芸人が好きな人であれば、コンビの芸人で目立つ方の芸人とそうでない方の芸人がいて、大体は目立たない方がネタを考えていたりとか、あるもんですよね。

例えばちびぞうの好きなバナナマンだったら設楽さんがネタ考えてるし(設楽さんの方が好きだけど)、おぎやはぎだったら…あの二人はどっちが目立つとかないか…。三四郎だったら…ヒェー小宮がネタ考えてる…。うーん。東京03で一番地味な豊本はネタ作りに参加してないって言ってたな…。あ!サンドウィッチマンはトミー(黒い方)がネタ考えてますね!

ちょっとあてはまる芸人さんがちびぞうの好きな人たちにはいないんでアレですけども(笑)

カリスマ性があり、努力がなくても人気者になれるタイプの人と、才能はあるけども地味で縁の下の力持ち的なタイプの人のコンビだと、お互いがこんな劣等感を感じながら過ごしていた李するのかな…というのが垣間見えて、面白いです。

黒人差別がテーマではありますが、そんなに重く歴史を考えなくても観れる、と思うのでお笑い芸人の一生を覗き見るような感覚でレンタルしてみてはどうでしょうかね!(という雑な終わり)

最後に、映画のラストでも流れた本物の「フティット&ショコラ」の映像を貼っておきたいと思います。彼らの芸を100年経っても観られる、本当にすごい時代です(何)

 

 


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ら行

息子を亡くした母と加害者の交流を描く、映画『ラビット・ホール』感想

大きな岩のような悲しみは、やがてポケットの中の小石に変わる。

過去に鑑賞した作品を記録しておこうシリーズ!

観たのは3年くらい前になりますかね。ニコール・キッドマンとアーロン・エッカートが好きなので、二人が夫婦役ということで釣られてしまいました…!!!

『セッション』で一躍有名になったマイルズ・テラー君も出ています!!

ラスト10分を堪能せよ!映画『セッション』感想

【映画情報】

【原題】Rabbit Hole
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・キャメロン・ミッチェル
【脚本/原作】デヴィッド・リンゼイ=アベアー
【製作】レスリー・アーダング、ディーン・ベネック、ニコール・キッドマン、パー・サーリ、ジジ・プリッツカー
【製作総指揮】ダン・リバース、ウィリアム・リシャック、リンダ・マクドナフ、ブライアン・オシェイ
【撮影】フランク・G・デマルコ
【美術】カリナ・イワノフ
【編集】ジョー・クロッツ
【衣装】アン・ロス
【音楽】アントン・サンコー
【出演([]内は役名)】

  • ニコール・キッドマン[ベッカ・コーベット]
  • アーロン・エッカート[ハウイー・コーベット]
  • ダイアン・ウィ―スト[ナット]
  • タミー・ブランチャード[イジ―]
  • マイルズ・テラー[ジェイソン]
  • サンドラ・オー[ギャビー]
  • パトリシア・カレンバー[ペグ]
  • ジョン・テニ―[リック]
  • ジャンカルロ・エスポジート[オーギー]

【公開日(日本)】2011年11月5日
【上映時間】92分
【配給】ロングライド
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.0/10.0  (およそ44000人の評価)

【あらすじ】

ニューヨーク郊外に暮らすベッカとハウイーの夫婦は、8カ月前に交通事故で息子を失い、絶望の淵にいた。ベッカは現実から目をそらし、ハウイーは思い出にふけることで夫婦の関係が次第にほころびはじめていたある日、ベッカは息子の命を奪った車を運転していた少年を街で見かける。ベッカは偶然を装って少年の後を追うが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

流石実力派揃いのキャスト陣!絵にもなるし、安心して観られます。

アーロン・エッカートも良かったんですが、

ニコール・キッドマン×今をときめくマイルズ・テラーくん。
この二人の掛け合いは相性良いですよ!!!

それから、『シザーハンズ』に母親役で出ていたダイアン・ウィ―ストも出てます!本当に豪華!!

脚本と台詞が良い。

  • 事故で息子を亡くした母親と、父親。
  • 同じように息子を亡くした経験のある祖母。
  • 妊娠中の妹。
  • 事故の加害者になってしまった少年。
  • 同じ経験をした者が集うグループセラピーのメンバー達…。

物語のメインは、母親が加害者の少年との交流によって心の傷を癒していく…という部分。

だけどそれ以外の、その二人を取り巻く周囲の人々の、それぞれの想いがうまーい具合にすれ違って、みんな共通の望みを持っているはずなのにうまくいかない。そのもどかしいところもね、妙にリアルで愛おしいんです。さりげなく群像劇になっている感じ。

自分の息子を交通事故で死なせてしまった加害者と交流を持つっていう本筋も、それだけで興味を惹かれますよね。

全体的に良かったんだけど特にちびぞう好みだったのは台詞選び!
ポッケの中の小石のたとえ話や、平行世界をテーマにしたコミック(マイルズくんが描いていたもの)など…センス良し!

思い返しては何度も観たくなりますね。

 

じんわり広がる切なさと、
後に僅かに残る暖かさ。

そんな繊細な映画でした。

ニコール・キッドマンが好きな人にはぜひ!観てもらいたいです。

 

 


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あ行

スマホの中を見せる秘密暴露ゲーム!映画『おとなの事情』ネタバレ&感想

スマホの中に、人に言えない秘密はありますか?

スマホの中身を見せ合おうゲーム!するよ!!みたいなあらすじに「なんてアホな事を…」と思いつつも、秘密が暴かれてワチャワチャするコメディなんて楽しそうじゃない!!と釣られて借りてみました。

レンタルだったのでパンフなどはなーし。

出演陣で特に知ってる!という人はいなかったんですが、『人生、ここにあり!』のジュゼッペ・バッティストンが出演しています!

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Perfetti sconosciuti
【制作国】イタリア
【監督】パオロ・ジェノベーゼ
【脚本】フィリッポ・ボローニャ、パオロ・コステラ、パオロ・ジェノベーゼ、パオラ・マミーニ、ロランド・ラベッロ
【製作】マルコ・ベラルディ
【撮影】ファブリッツィオ・ルッキ
【編集】コンスエロ・カトゥッチ
【音楽】マウリツィオ・フィラルド
【出演([]内は役名)】

  • ジュゼッペ・バッティストン[ペッペ]
  • アンナ・フォリエッタ[カルロッタ]
  • マルコ・ジャリ―二[ロッコ]
  • エドアルド・レオ[コジモ]
  • バレリオ・マスタンドレア[レレ]
  • アルバ・ロルバケル[ビアンカ]
  • カシア・スムトゥアニク[エバ]

【公開日(日本)】2017年3月18日
【上映時間】96分
【配給】アンプラグド
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ30,900人の評価)

【あらすじ】

新婚カップルや娘の反抗期に悩む夫婦、倦怠期を迎えた2人など、食事会に集まった7人の大人たちが、「メールが届いたら全員の目の前で開くこと」「かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すこと」というルールを設定し、「信頼度確認ゲーム」を開始する。ゲームが進むにつれ、夫婦間のもめ事や家庭の問題、仕事や性格についての悩みなど、7人の本当の姿が次々と露呈していく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしていくよ!)】

☆3.6/5.0

こ、これは・・・!コメディの皮をかぶった恐怖さえ感じる人間ドラマ!!!!!!

笑える場面も確かにあるっちゃあるんですけど、個々の隠し持っていた秘密とやらが「段々洒落にならなくなってくる」んです(笑)

イタリア映画かー。先にそれに気付けば良かった

ちびぞうの個人的見解なんですけども、イタリアの映画というのは「笑いを誘っといてドスンと突き落としてくる映画」が多い。

冒頭に書いた『人生、ここにあり!』もそうですが『これが私の人生設計』『神様の思し召し』なども同じような雰囲気のイタリア映画ですね。なんというか、前触れもなく平気な顔で突然重い展開にしてくるんです。その落差というか、「これから重くなりますよ」という雰囲気がない分、腹に来ますね。

先にイタリア映画って事が頭に入っていれば、おおよその雰囲気もつかめたかもしれません。

そう、つまりはそういう感じの映画だったんです(笑)

イタリア映画『神様の思し召し』感想!人を変えるのは神ではなく”人”。

おおまかな流れ!

  • ビアンカとコジモ(夫婦)
  • エヴァとロッコ(夫婦)
  • カルロッタとレレ(夫婦)
  • 独身の男ペッペ

最初は、仕事の話や、豊胸手術の話だったのが、段々雲行きがあやしくなってくる。

レレという男が、若い女から毎晩10時に送られてくるエロ写真を誤魔化すために、唯一独身男のペッペに「お前と俺は携帯が同じだから交換してくれ」と提案する。

友達のためと渋々了承したペッペ。レレへ送られてきた写真をみんながペッペ宛と思い込み見て爆笑したあと、今度はペッペ宛に届いたメールが物議を醸しだす!!

なんと、ペッペは最近ゲイだという自分に迷っており、みんなに彼女がいる、と伝えていた相手が実は男だった…。その結果、ペッペの携帯に届いたゲイの恋人からのメッセージがレレ宛だということになり、レレの奥さん、そして友達も唖然・・・。

ここからが阿鼻叫喚の始まり。

それぞれ、出会い系だったり、旦那の母親を施設に入れようとしていたりと色々暴かれていくんですが、一番ヤバいのは、コジモという男の元にかかってきた電話

なんとコジモは職場の女と浮気をしており、その女から「どうしよう、妊娠しちゃった…」という内容の電話がかかってくるのだ!!!!妻のビアンカはほぼ発狂状態。かと思えば夫婦仲間だったはずのエヴァも「あんた最低よ」とコジモをこっそりビンタ。そして着けていたピアスをコジモに帰す。

そう、なんとコジモは夫婦で友達だったエヴァとも不倫していたのだ…!!

ゲスいーーーーゲスマン選手権があったら優勝間違いなし。

まぁそんな感じで地獄絵図になったあと、ペッペが素直に「ゲイだったのはレレではなく自分。だけどそれを打ち明けるだけの価値が君たちにないのが分かった(台詞うろ覚え)」みたいに言う。

ラストでは、飛び出していったビアンカを追え!と言われてコジモが追いかけていく・・・すると、何故か平和そうに建物から出てくるビアンカとコジモの二人のシーンに。そして、平和そうに「今夜も楽しかったよ」と解散する7人の姿が。

どういうこと?と思っていると、家に残ったロッコとエヴァの会話が。

「どうしてあのゲームに反対したの?」

「携帯はブラックボックスだ。見てもろくなことにならないのは分かり切ってる」

そう、ここで小さなどんでん返し。

つまり本編の地獄絵図は「もしこのゲームが実際に行われていたらどうなるか?」というifを見せたものだったんです!!!!!!

そして、それぞれの持った嘘がそのままに、解散して映画は終了。

脚本がよくできてる

この、最後の小さなどんでん返しが面白い。

こんな地獄絵図になって関係が破綻するってだけでは単純ですが、「こうはならなかった」という現実があって、しかし観客は全員の秘密を全て知っている

そうすると、彼らのついている嘘も全て見えてくるし、そもそも人間関係ってすごく恐ろしくね??という気持ちになってくるんです。

これはもう、ホラーの域。

やられたー…という後味の悪さ、すごい。

個人的には、ペッペがレレと携帯を交換したことによって、「友達がゲイだった、旦那がゲイだった」という場合のみんなの真のリアクションを見ることが出来たペッペが「君たちに話す価値なかったよ」みたいに言うシーンがすごく深かったです。

ペッペは他のみんなとは少し距離があるキャラクターなので、ペッペがゲイだという事を知らされた場合、きっとみんなはその場では「にこやかに受け入れる」という選択をしつつも、裏で色々と悪口を言ったでしょう。(ペッペが来る前に、ペッペの元カノについてみんなが噂をするシーンから、「変わり者ペッペは話題のネタになる」感じが見て取れますし、ペッペだけはサッカーに誘われない)

もはや友情すら嘘、ゲイというマイノリティに対する偽善も見えてきて、最悪なんです本当に(笑)

いやー、上手だった。

コジモの浮気が発覚したあと、真っ赤なルージュを塗るビアンカのシーンが印象的。

まとめ

どこがコメディなの!?と最後はなること間違いなし。

笑えるシーンもなくはないですけどね(笑)どちらかと言えば恐怖だったり、これホラーじゃんと思う人の方が多いかもしれない。

ワンシチュエーションものなのでずっと同じ家の中での会話劇になります。そういうのが好きな人にはオススメ。

ちびぞうが去年のクリスマス時期にアップした、「絶対に恋人を観てはいけない映画」の中にエントリーできる、そんな作品でした(笑)

絶対に【恋人と観てはいけない映画8選!】気まずい。

 

 


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か行

ロンドン貴族の群像ミステリー。映画『ゴスフォード・パーク』ネタバレ&感想

「完璧な使用人は、先を読むものよ」

友人にオススメだよーと勧められ手に取ってみた今作!

ロンドンのオシャレな雨模様から始まります…。

主演には、なんと、ハリポタのダンブルドア校長を演じていたマイケル・ガンボンとマクゴナガル先生でおなじみのマギー・スミスが夫婦役で出ていると言うハリポタファンにはちょっぴり面白いキャスティング。
その他には、ちびぞうが個人的に気に入っている『クルーエル・インテンションズ』のライアン・フィリップくん、『シン・シティ』のクライヴ・オーウェンなんかも出ています!!

監督のロバート・アルトマンは、マーティン・スコセッシ、ウディ・アレンと並んでアメリカの俳優から最も尊敬される監督の一人である。とwikiさんに書かれていたんですが…すいません全く知りませんでした…あと一本も作品観てません…。

ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』はこの監督に捧げられた作品らしい…という話を聞くところからも、彼の偉大さが垣間見えますね~。

【映画情報】

  • 【原題】Gosford Park
    【制作国】イギリス
    【監督】ロバート・アルトマン
    【脚本】ジュリアン・フェロウズ
    【原案】ロバート・アルトマン、ボブ・バラバン
    【製作】ロバート・アルトマン、ボブ・バラバン、デビッド・レビ
    【製作総指揮】ジェーン・バークレイ、シャロン・ハレル、ロバート・ジョーンズ、ハンナ・リーダー
    【撮影】アンドリュー・ダン
    【音楽】パトリック・ドイル
    【出演([]内は役名)】
    「階上」の人々
  • マギー・スミス[コンスタンス・トレンサム伯爵夫人]
  • マイケル・ガンボン[ウィリアム・マッコードル]
  • クリスティン・スコット・トーマス[シルヴィア・マッコードル]
  • カミーラ・ラザフォード[イゾベル・マッコードル]
  • ジェラルディン・ソマーヴィル[ルイ―ザ・ストックブリッジ]
  • チャールズ・ダンス[レイモンド・ストックブリッジ]
  • ナターシャ・ワイトマン[ラヴィニア・メレディス]
  • トム・ホランダー[アンソニー・メレディス]
  • ジェームズ・ウィルビー[フレディ・ネスビット]
  • クローディー・ブレイクリー[メイベル・ネスビット]
  • ローレンス・フォックス[ルパート・スタンデッシュ]
  • トレント・フォード[ジェレミー・ブロンド]
  • ジェレミー・ノーサム[アイヴぁ―・ノヴェロ]
  • ボブ・バラバン[モリス・ワイズマン]
    「階下」の人々(使用人)
  • アラン・ベイツ[ジェニングス]
  • ヘレン・ミレン[ミセス・ウィルソン]
  • デレク・ジャコビ[プロバート]
  • メグ・ウィン・オーウェン[ルイス]
  • エミリー・ワトソン[エルシー]
  • リチャード・E・グラント[ジョージ]
  • ジェレミー・スウィフト[アーサー]
    キッチンの使用人
  • アイリーン・アトキンス[ミセス・クロフト]
  • ソフィー・トンプソン[ドロシー]
  • テレサ・チャーチャー[バーサ]
    賓客の付き人
  • ケリー・マクドナルド[メアリー・マキーシュラン]
  • クライヴ・オーウェン[ロバート・パークス]
  • ジョアンナ・モード[レネー]
  • エイドリアン・スカーボロ[バーンズ]
  • フランセス・ロー[サラ]
  • ライアン・フィリップ[ヘンリー・デントン]
    警察
  • スティーヴン・フライ[トンプソン警部]
  • ロン・ウェブスター[デクスター巡査]

【公開日(日本)】2002年10月26日
【上映時間】137分
【配給】UIP映画
【IMDB】7.3/10.0  (およそ67,000人の評価)

【あらすじ】

32年の英国、郊外にある貴族のカントリー・ハウス、ゴスフォード・パークに貴族、召使い、ハリウッドから来た映画プロディーサーらが集う。やがて、館の主人が変死する事件が起きたことから、秘められていた人間関係が顕わになっていく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしているよ!)】

☆2.3/5.0

う、うぅーーーーーーん。

雰囲気はとても良い!!!!!

ただ登場人物はめっちゃくちゃ多い!!そしてみんな同じ人に見える!!!(笑)

そして結構、長い…後半の物語が大きく動くまでが結構長い…群像劇がメインなので、そこまでにキャラクターを描く時間が必要なのは分かりますけどね…。

ぶっちゃけちびぞうはそんなに好き…というほどでもなかったですね…。

貴族と召使の群像劇

おおよそのストーリーは、カントリーハウスに集まった貴族たちと召使たちのごちゃごちゃと入り組んだ群像劇が進んでいき、後半館の主人が何者かによって刺殺(本当は毒殺)される。

そしてその犯人は捕まったかどうかは語られず、(おそらく主人公であろう)メイドだけが真実を知り、物語は終わる…という感じ。

殺人事件の真相はこうでした。

招かれた貴族の従者の中に施設暮らしだったというロバート(クライヴ・オーウェン)という男がいて、彼は実は屋敷の主人が自分の工場に勤める女に手を出して出来た子どもであった。父親に捨てられ母親はロバートを生んですぐ死んだと思っており、復讐のために主人を殺す。しかし、本当はロバートが刺殺しようとしたときに主人はすでに死んでいて、毒殺したのは召使のミセス・ウィルソン(ヘレン・ミレン)だった。
彼女は死んだと思われていたロバートの実の母親で、息子が罪に手を染める前に、彼の人生を守るため主人を殺したのだという…

実際、殺人事件は起きるのでミステリーだと思うのですが、ぶっちゃけこの展開はあまりにも簡単に予測できてしまう。ので、ミステリーとして楽しむよりかは貴族と召使の間の複雑な群像劇を楽しむ方が良いと思われます。

雰囲気も楽しもう

オープニングが雨から始まって、エンディングは晴れやかな天気で終わっているように、なぜか不思議と後味がスッキリする映画なんです。

物語だけを観れば息子を守るために殺人を犯し、さらに母親が生きているという事実も明かすことなくサヨナラになってしまうとっても切ない話なんですが…。不思議と後味スッキリ。

従者としての強さのようなものにも惹かれますし、イギリス貴族独特のエレガントさ、オシャレさ、人間模様、空気感もぜひ、楽しんでもらいたいです。

 

あと、ライアン・フィリップくんが美しいよ!!!!!!

 

 


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た行

実際に起きた”地獄”。映画『デトロイト』ネタバレ&感想

「お前らは犯罪の容疑者だ。銃はどこにあるのか正直に言え。撃ったのは誰だ?」

ちびぞうがまずこの映画に惹かれたのは一点。ウィル・ポールター君の顔がCMで映ったからです(笑)

ウィル・ポールター君とは!!!

「もし”タンタンの冒険”を実写映画化するなら間違いなくタンタン役は彼!」とちびぞうが一人孤独に推している役者さんであります。

タンタン↓

下の画像は『なんちゃって家族』の時のポールター君。

『メイズ・ランナー』でもギャリー役で活躍、近年ではデカプリオがアカデミーを獲った『レヴェナント』にも出演して、着々とキャリアを積んでいる彼。多分ちびぞうが初めて見たのは『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』だと思うんですが、さすがにそこの記憶はないな…調べてみたら子役出身だということに驚きました。

彼が挑む、黒人別の映画…。しかも、ものごっつ悪そうな役じゃないですか!こーれは観たい!ちびぞうは好きな役者さんが「嫌な役」をしているのが結構好きなのです(*’ω’*)

映画館に出かける数日前、たまたまこのデトロイトでの暴動、モーテルでの事件についてのドキュメンタリー番組がやっていたので(しっかり観たわけではないけど)、「実話ベースなのか!!」と更に映画に対する期待値アゲアゲ~になりましたね!

パンフはこんな感じ!

白人警官に抗議する黒人たち、そして赤の箔押しで大きくデトロイトの文字。カッコいいです。縦長A4ぽい大きさ、34Pで税抜き677円は普通。樋口毅宏さん、町山智浩さん、越智道雄さん、吉岡正晴さん、藤永康政さんなどが寄稿していました。

【映画情報】

【原題】Detroit
【制作国】アメリカ
【監督】キャスリン・ビグロー
【脚本】マーク・ボール
【製作】キャスリン・ビグロー、マーク・ボール、ミーガン・エリソン
【撮影監督】バリー・アクロイド
【美術】ジェレミー・ヒンドル
【編集】ウィリアム・ゴールデンバーグ
【衣装】フランシン・ジェイミソン=タンチャック
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • ジョン・ボイエガ[ディスミュークス]

  • ウィル・ポールター[クラウス]

  • オースティン・エベール[ロバーツ准尉]

  • ジャック・レイナ―[デメンズ]

  • ジョン・クラシンスキー[アウアーバッハ弁護士]

  • ベン・オトゥール[フリン]

  • アンソニー・マッキー[グリーン]

  • ネイサン・デイヴィス・ジュニア[オーブリー]

  • ジェイソン・ミッチェル[カール]

  • ペイトン・アレックス・スミス[リー]

  • マルコム・デヴィッド・ケリー[マイケル]

  • アルジー・スミス[ラリー]

  • ジェイコブ・ラティモア[フレッド]

  • ハンナ・マリー[ジュリー]

  • ケイトリン・デヴァ―[カレン]

【公開日(日本)】2018年1月26日
【上映時間】142分
【配給】ロングライド
【映倫区分】G
【IMDB】7.4/10.0  (およそ24600人の評価)

【あらすじ】

67年、夏のミシガン州デトロイト。権力や社会に対する黒人たちの不満が噴出し、暴動が発生。3日目の夜、若い黒人客たちでにぎわうアルジェ・モーテルの一室から銃声が響く。デトロイト市警やミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊たちが、ピストルの捜索、押収のためモーテルに押しかけ、数人の白人警官が捜査手順を無視し、宿泊客たちを脅迫。誰彼構わずに自白を強要する不当な強制尋問を展開していく。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.5/5.0

まず観終わって最初にちびぞうが思ったのは、

「地獄を観てきてしまった…」

という感想。

重苦しく、胸を締め付けられるような、恫喝と、嫌がらせと、暴力のシークエンスがかなり長く続く。しかし全体でみると142分もあるのに、そんな長さは感じられない。不思議。

この監督の作品は『K-19』くらいしか観てないちびぞうですが、「このひとめっちゃうまい!」と思いましたね。はい。その場にいるような臨場感はノーラン監督の『ダンケルク』のようだし、ただの差別映画ではない深みも感じられた気がしました。

そこで生きている例えば白人警官の「自分なりの正義」を信じる狂気。そこに、客観視すると確実に悪はあるんだけど、でも一言で悪と言い切れない恐ろしさ。

最近、スタンフォード監獄実験を映画化した『プリズン・エクスペリメント』を観ましたが「権力や自分のいる立ち位置が他人の人権を殺していく」過程が、今作ではよりリアルに、痛ましく、真実味を以て迫ってくる、そんな感じがしました(事実だから真実味があるというより、役者の演技や監督の演出がもたらすリアリズムのせいだと思う)

ただのアルバイトでも、立場や権力を与えられればあそこまで人を痛めつけるようになってしまうのに、そこに「長く続く差別の意識」だったり「歴史」だったりが絡めば、どれほど深く恐ろしいことになるか…。まさに地獄、だったなぁ。

看守と囚人ごっこで人は狂う。映画『プリズン・エクスペリメント』ネタバレ&感想

おおまかなストーリー

1967年、デトロイト暴動の最中に発生したアルジェ・モーテル事件がもとになっています。

白人警官が不当に黒人犯罪者を虐待したり、殺したりする世の中で、黒人の不満が爆発。暴動が起き、州兵や軍なども出動する中、モーテルでおもちゃの銃を発砲した10代の黒人がいた。

狙撃犯を探せ!と州兵とデトロイト市警がモーテルへ急行。そこへ、近くの食料品店で警備員をしていた黒人のディスミュークスも駆けつける。白人警官たちはモーテルの黒人たちを壁に向かって並べ、「誰が狙撃犯なんだ、銃はどこにある、吐け」と脅し、暴力をふるい、死のゲーム(一人ずつ別室へ連れて行き、床などに発砲「黙っていなければ次は本当に殺す」と脅す。廊下に並んでいた人たちは実際に殺されてしまったと思い込む。そして、「ああなりたくなければ本当のことを言え」と脅すというもの)を行う。

しかし、警官の一人がその死のゲームのことを把握しておらず、本当に一人撃ち殺してしまう。そして「まずいことになった、引き揚げろ」と警官は全員を逃がす。この、モーテルで10代の黒人が3人殺害されたという事件で、その場を取り仕切っていたクラウス(ウィル・ポールター)含む三名の警官が裁判にかけられるが、結果は無罪。(陪審員は全員白人であった)

そして、その事件に巻き込まれた”ザ・ドラマスティックス”のボーカル・ラリーは、俗世音楽を白人のために歌うのを拒絶し、教会で聖歌を歌うようになる…。

役者陣の演技・キャスティングのすばらしさ

さっすが新進気鋭の三枚目実力派俳優、ウィル・ポールター君!!!

ゲスな差別主義者の白人警官を演じています。

彼の顔が童顔で「ちょっと若く見えすぎてしまうんじゃない?」というのが観てる間気になっていたんですが、実はそれは狙いだったよう。差別主義者の幼稚さというものを彼の童顔が表していたようで。なるほど!!!

対する黒人側の被害者の一人、ラリー役のアルジー・スミスもとってもいい演技をしています。彼の歌声は本当に心に染みます。劇中では彼のモデルになったラリー本人が作った曲を二人でデュエットしているようですね。最後にラリーが教会で歌うシーンは本当に胸に来ます。

そして、黒人と白人の間のようなポジションにいた、黒人警備員のディスミュークス(ジョン・ボイエガ)。警官側のメインキャラは複数の人物を一人に落とし込めていたり、名前も変えられていたりするんですが、彼の名前だけは実名らしいところも面白い。

彼は制服を着て、白人に上手く近付く術も持っており、酷い扱いを受けそうになる黒人を何度も白人から救っていました。彼はちょうどその差別社会の間にいるグレーな立場というか、95%が白人だったという警官たちの中で警備員としての”制服”を着ていた彼だけが、差別を受けずに済んでいた、という状況が物語っている”制服”の表す権力の力のようなものが感じられますよね。前述した、スタンフォード監獄実験でも制服は過大な力を与えていましたもんね。

このディスミュークスという人物は、世の中を変えていく希望にも思え、この地獄のような映画の中で唯一のオアシスになり得る存在でした。彼を演じたジョン・ボイエガの演技はまさに「ポスト・デンゼルワシントン」といった感じ。かなり話が進むまで「スターウォーズ新章のフィン」だという事に気付かないくらい、演じ分けがしっかりされていたと思います。

まとめ

この映画がもたらす社会への影響、だったり、差別に対するどうのこうのなんて難しいことはちびぞうにはさっぱり分かりません。真実はどうであったか、と判断するのは鑑賞者それぞれの心が決めればいいことですし。

だけど、こういった事実があったということを知るきっかけになったり、黒人差別というものがどんなものだったのか、考えたり興味を持ったりすることに意義がある、と思います。それだけでもすごく価値のある映画だったと思う。

他にも黒人の青年が白人警官に射殺された事件(これはなんと2009年の事件。きっと今でもこういうことは普通に行われているんだと思う)を扱った『フルートベール駅で』だったりと、実際に起きている黒人への虐待や殺人事件を取り扱った映画はたくさんあります。最近だと『それでも夜は明ける』という黒人奴隷時代の映画もありましたね。

探せば多分もっとたくさんある。だけどあんまり多くの人に観られてはいない。

ぜひ、一つの事象を知るきっかけとして、とても実録という以上に映画としての面白さもあるので、劇場に観に行って欲しいな。辛く重い気持ちになるけど、価値があるから。そう思う作品でありました。

 

 


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レジンアクセ

レジン【コスモスの写真をモチーフに】ヘアピンの作り方

どうもー!!!!!こんにちはーこんばんは、ちびぞうでっす!

次回、ハロウィンの時期にキーホルダーを作ってからかーーーーーーなりお久しぶりのハンドメイドカテゴリーの更新になりますね。

レジンアクセ【ハロウィン♪ハーレィ・クイン(モチーフ)のキーホルダー】メイキング

写真をモチーフにする!

今回は、創作ユニット「DYADS」の相方であるミヤケ氏(@mkt_zzz)の写真(以下)にインスピレーションを受けて製作した作品になります。

すっごい綺麗な写真ですよねーーーーーさすがミヤケさん。

出来上がった作品にここまでの綺麗さは表現できてなかったので若干悔しい(笑)

枠はこれ!

確か百均で買って来たと思われるこちらの枠。ヘアピンですね。

これに、同じく百均の造花をバラして乗せようという計画でスタートしました。

こちらのコスモスっぽい花ですね!

造花をバラす

花の下っかわをハサミでちょきん。

おしべめしべの部分って言うんですかね…そこを取り外してバラします。

こんな感じ。この花びらの部分にレジンを薄く塗って固めます。

花びらの外側が糸っぽくてザラついているのでハサミで整えたりします。

二枚あるのは、のちのち重ねようと思っています!

花にマニキュアを塗っていく!

色がしっかりと出るように、枠の底に白のマニキュアを塗っていきます。

ムラになってしまうので、何回かに分けて塗るのがいいかな。

同時に、花びらの方にもマニキュアで色を乗せていきます。

下側になる花びらは青っぽさを強くぬりぬり。

うーん。

うーん。

うーーーーーーーん!!!!

写真のコスモスの色合いを出すのが難しく、修正に修正を重ねた結果、まるで肉のようなグロい色合いになってしまったので、こちらの花はいったん除光液に漬けて元に戻すことに…

枠もマニキュアで塗る

花を失敗している間に、枠も塗っていきます。

パステルっぽい。

元になった写真の空の部分の色合いを意識しながらグラデーションになるように塗っていきます。

ラメも入れつつ、可愛い感じになりました。

このあと、ブルーと紫のグラデーションのところに、蝶のパーツを置いたりしました。

新たな花の登場

今まで塗っていた花は大きすぎるので、別の花で作ることに。

祖母が昔作ったという花の束を母が出してきてくれました。

こちらも、同じように花の部分だけバラします。

大きさも4分の1くらいになって、可愛らしいですね!小さい花の造花って実は百均でもあまりないので…正直助かりました。

新しい花にマニキュアを塗る

布感が若干残っていますがあまり気にせず。

下になる花びらは濃いめに塗っています。

重ねてみました!重ねる時の接着には、クラフト用のボンドを使っています♪

布感を消すためにレジンを塗ろうか悩みましたが、レジンで全体を塗ってしまうと固める時に縮んで形が花の形変わってしまうので、このままいくことに。

花の中心に宝石のパーツを配置する

こちらの小さな宝石のパーツ(半球のパールなど)を乗せていきます。

レジンを別の場所に出し、つまようじなどを使って中心にレジンを少しずつ溜めていきます。

カットのある宝石はレジンにうもらないようにするのがポイントです。

4つ置いて、ダイアの形の透明な宝石を一番上に置いたら、最後にちっっさいゴールドのブリオンを花びらの根元に5つ、それぞれ置いてあげます。

こんな感じ!可愛らしくなりました。

仕上げのレジンの作り方

作った花をヘアピン枠の上に乗せてみると…なんだか微妙!

お互いの良さを消し合っているような感じの印象に…

というか元の写真はもっと彩度が低いんですよね…。なので、どちらかを暗くしようかと考え、最終的に枠の方の色合いのトーンを落とすことに。

こんな感じでレジンを使う分だけ出し、そこに黒のカラーパウダーを混ぜて色を作ります。濃すぎたらレジンを増やしたりして調節してください。最後に少しだけ紫のパウダーも足して色味を調整。

元々このパーツは傾いているんですが、左側がより暗いグラデーションになるように、傾けて左側だけがぷっくりと表面張力で膨らむ状態のままで、硬化します。

固まったら、消えてしまった蝶を再び乗せ、今度は何も混ぜない透明なレジンを流し込んで、全体の膨らみが同じくらいになったら、花を乗せて硬化します。

これで、左側だけが暗いグラデーションを残したまま全体をふっくらさせて作ることができます。

完成!!!!

こんな感じです。写真も加工すると

色味が調節されて、よりいい感じに。

やっぱり背景を暗くさせることで全体が引き締まったというか、花が主役なんだぞというのが分かりやすくなって良かったですね!

今回、途中で花を失敗して別の花に変えましたが、微妙だと思ったらいさぎよく別のものを探してみるのも大事だなと思いました。

ミヤケ氏の写真とのコラボ作品シリーズは、今後もちょくちょく作っていきたいと思います!!

 

 


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わ行

ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想

限界を突き抜けろ!!

今作は、『ワイルド・スピード』の二作目に当たります。時系列的にも二本目。

車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想

シリーズの主要キャラになっていくドムは前回のラストでメキシコに旅立ったりしたので出てきません。ドムがいないならば俺も俺も!という感じで妹ミアも恋人レティも出てきません。

ブライアンと、黒いハゲがメインです。
あとおまけでエヴァ・メンデスも出てます。

それなら、シリーズ的に観なくても良いのかな?と思ってしまいがちですが、そうではない!!!!

というのも、今作に登場するメインキャラの二人、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)とテズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス)の二人が5作目にあたる『ワイルド・スピードMEGAMAX』から再登場するんです!!!

なので、ファミリーを知る上では今作も外せないですよ!

【映画情報】

【原題】2 Fast 2 Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・シングルトン
【脚本】マイケル・ブランド、デレク・ハース
【原案】マイケル・ブランド、デレク・ハース、ゲイリー・スコット・トンプソン
【エグゼクティブ・プロデューサー】リー・R・メイズ
【製作】ニール・H・モリッツ
【撮影】マシュー・F・レオネッティ
【編集】ブルース・キャノン、ダラス・ピュエット
【音楽】デビッド・アーノルド
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―(ブリット)]
  • タイリース・ギブソン[ローマン・ピアース]
  • エヴァ・メンデス[モニカ・フェンテス]
  • コール・ハウザー[カーター・ベローン]
  • クリス・”リュダクリス”・ブリッジス[テズ・パーカー]
  • トム・バリー[ビルキンス捜査官]
  • ジェームズ・レマー[マークハム捜査官]
  • スーキー[デヴォン青木]
  • アマウリ―・ノラスコ[オレンジ・ジュリウス]
  • マイケル・イーリー[スラップ・ジャック]

【公開日(日本)】2003年8月23日
【上映時間】108分
【配給】UIP
【前作】車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想
【次作】ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
【IMDB】5.9/10.0  (およそ216,000人の評価)

【あらすじ】

マイアミ。警官の職を失ったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、ストリート・カー・レースで勝利して賞金を手にする。その直後、一斉取締まりで逮捕。しかしそれは、ブライアンを再び囮捜査の任務に就かせようとする警察の意図によるものだった。今回の標的は、貿易商という表の顔を持ちながら、実は国際的なマネー・ロンダリング組織のボスであるカーター(コール・ハウザー)。ブライアンは幼なじみの前科者、ピアース(タイリース)を相棒に指名。ピアースは、捜査が成功すれば前科記録を抹消するという約束で、協力を承諾する。やがて二人は、首尾よくカーターのドライバーとして雇われる。カーターの愛人を演じている囮捜査官のモニカ(エヴァ・メンデス)も加わり、ついに、汚れた金を運ぶ命令がカーターから下った。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.3/5.0

2 Fast 2 Furiousという原題がクールすぎる本作。

一番最初にこの映画を観た時のちびぞうの感想が以下です。

「相変わらずのニトロ。ストーリーは頭に入ってこない。
そしてドミニクがいない。いなくなって気付くドミニクの大切さ。
戻ってきてドム!!!!いやブライアン君がドムの元へ戻れ!!

正直全然内容覚えてないので、レビューってレベルのことが書けません。
デヴォン青木は見かけるとテンションが上がる女優さんの一人なのでちょっと嬉しかった。
次に期待!!!!!」

見返しましたが、相変わらず内容はあまり入ってこない…という感想は変わりませんでした(笑)

今回のおおまかなストーリーは映画.comさんのあらすじを観てもらえれば大丈夫なので特に書かなくても良いかぁ(やる気のなさがにじむ文章)。

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ドムファミリーがいない
  • 舞台はマイアミである
  • 今回は黒いハゲ(ローマン・ピアース)とコンビを組む
  • 今回はエヴァ・メンデスと一緒に潜入捜査する
  • デヴォン青木がドピンクのAP1S 2000に乗っていてめちゃ可愛い

大体こんなところを押さえておけばオッケー!!!

まとめ

カーアクションの勢い、見せ場は前作よりも多くなっていますが、キャラの魅力が全体的にちょっと薄め。敵役にもいまいち魅力が感じられず、『トリプルX』ともごちゃごちゃになりそう…。

それから、何度も書いていますが、『シン・シティ』でちびぞうが惚れたデヴォン青木も登場していたりします。彼女も好き。
登場する女性たちが強くてカッコいい!というのもこのシリーズの魅力の一つですよね。

次作として作られたのは妻夫木くんの出ている『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』なんですが、話の時系列的に三作目になるのは四本目のMAXなので、次はそれを見返したいと思います。

関連記事

再起動へ向けて、映画『トリプルX &ネクストレベル』おさらいレビュー

 

 


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画像引用元:IMDB

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車好きがぶっ飛ぶ伝説の始まり。映画『ワイルド・スピード』ネタバレ&感想

十秒足らずの時間だけ―――俺は自由だ

2018年2月現在でシリーズ第10作目の制作も決まっているという長寿大ヒットシリーズの原点!!!伝説の始まりですね!!

ワイルド・スピードと言えば、ちびぞうがニュージーランドに滞在している時にちょうどワイスピ2が劇場で公開される、というタイミングでしてその時お世話になっていたホストファミリーのホストブラザー(確か14歳くらい)が「大好きなんだ!」と言って観に行っていたのを覚えています。

その子は車が、特に日本車が大好きで「スカイラインが一番好き」とよく話を聞かせてくれていたなぁ…部屋の壁や天井には車の雑誌から切り抜いた車の写真を隙間なく貼っていて…今でもこの映画のシリーズを観るたびに彼の事を思い出します(笑)

おっさんになった今も新作をワクワクしながら観に行ってるんだろうか。

脱線しましたね。

何の縁なのか、実は60歳を超えるちびぞうの母親もこのワイスピシリーズを大好きでありまして、新作が出る度に1から何度も見返している様子なので、今回ちびぞうも一緒にシリーズを見返しつつブログをしたためようかと思いましたー!

ちなみに現時点での最新作・ワイスピ/アイスブレイクの記事もあります。

ハゲと筋肉がもつれ合う最新作!映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』感想

【映画情報】

【原題】The Fast and the Furious
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・コーエン
【脚本】ゲイリー・スコット・トンプソン、エリック・バーグクィスト、デビッド・エアー
【原案】ゲイリー・スコット・トンプソン
【製作総指揮】ダグ・クレイボーン、ジョン・ポーグ
【製作】ニール・H・モリッツ
【撮影】エリクソン・コア
【美術】ウォルドマー・カリノウスキー
【編集】ピーター・ホネス
【衣装デザイン】サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
【音楽】BT
【音楽監修】ゲイリー・ジョーンズ、ハッピー・ウォルターズ
【出演([]内は役名)】

  • ポール・ウォーカー[ブライアン・オコナ―]
  • ヴィン・ディーゼル[ドミニク・トレット]
  • ミシェル・ロドリゲス[レティ]
  • ジョーダナ・ブリュースター[ミア・トレット]
  • リック・ユーン[ジョニー・トラン]
  • チャド・リンドバーグ[ジェシー]
  • ジョニー・ストロング[レオン]
  • マット・シュルツ[ヴィンス]
  • テッド・レビン[タナ―巡査部長]
  • ジャ・ルール[エドウィン]

【公開日(日本)】2001年10月20日
【上映時間】107分
【配給】UIP
【次作】ドムはいないけど観よう!映画『ワイルド・スピードX2』ネタバレ&感想
【IMDB】6.7/10.0  (およそ301,000人の評価)

【あらすじ】

ロサンゼルスを車で自在に走り回るドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、夜な夜なレースに挑んでくる連中を相手に、一度のレースで一万ドルを稼ぐ凄腕。そんな彼に、謎めいた男ブライアン(ポール・ウォーカー)がレースに挑むことになる。実はブライアンは、トラックの連続ジャック事件を極秘に追う警官だった。容疑者は腕の立つストリート・レーサーたちだったので、潜入捜査を行なっていたのだ。しかし、ドミニクと、チャイニーズ系のジョニー(リック・ユーン)がそれぞれ率いる二大組織の対立が高まりつつある中、ブライアンはドミニク、また彼の妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)との絆を深めていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.4/5.0

当時、見始めようと思ったときは「このシリーズも観ておくかぁ」と軽い気持ちで重たい尻を上げ観賞することにしたんですよねー。
カーアクションものは一切観てこなかったのでこういう系はサッパリわからない私でした(今も車のことはよくわかっていません)。

結局、重たい尻を上げて見始めた割には、この後しっかりユーロミッションまで観るし、しかも登場キャラクターの一人、ハンを大好きになるというミーハーっぷりを発揮しますが。

今見返すと、

ブライアン若い!!!
ドムも若い!!!
レティも若い!!!!

と大騒ぎすること間違いなし(笑)

オープニングの強盗シーンで、車がトラックの下を並走するアクションシーンがインパクトすごくてめっちゃカッコいいです!!!

ワイスピがややこしくなる人のための記憶ポイント

  • ブライアンとドムの出会いが潜入捜査だったよ!
  • ブライアンとミアの出会いもあったよ!
  • ドムとレティはまだカップルっぽくないよ!
  • 敵対するのは中国系ギャングだよ!
  • ADHDの子がレースに負けたのに逃げ出しちゃうよ!
  • ハゲは一人だけ!分かりやすい!
  • ドムの親父のエピソードが印象的だよ!

大体これくらいのポイントを覚えておけば、1のことはバッチリですね。

ストーリーはありがちな潜入捜査モノ。

ストリートレースという賭け事が流行っている地元の不良たちグループが車両強盗とかもしていて、そこへ潜入捜査を始めたブライアンが次第に強盗グループのトップ”ドム”とファミリーの魅力(あと女)にほだされてしまう…という展開でわりとサクサク観れます。

後半、警官だと嘘がバレる前のポールとヴィンさんの仲の良さにほっこり。

最後はドムを逃がしてしまったことでブライアンは警官をクビになってしまった…というのが続編で語れらるんですけども…いいのかそれは(笑)

しっかし、ニトロね!!!ニトロというのは当時は爆発物をエンジンに仕込んでその爆発の威力で馬鹿みたいにスピードを上げるという感じのものだと思っていたんですが、今調べてみるとwikiさんには

「自動車等のエンジンに亜酸化窒素を送って一時的に出力を上げるシステムの俗称」

と書かれているのでそっちのことかもしれませんね。

どっちにしろ、毎回観るたびに「いいのあれ?あれさえ積んどけば速い!的な!金かけたもんだけが強い、みたいな今時の課金ゲ―みたいですね!!」と思ってしまうんですけどね(笑)
まぁ、ニトロを使って加速するのにも度胸やドライブテクが要るのかもしれませんが…ちびぞうのような素人にはよくわかりません。

まとめ

大好きなレティ(ミシェル・ロドリゲス)が本当にかっこよくて良かったー!ロザリオ・ドーソンと並んで大好きな女優さんです!!!

音楽もカッコいいし、車好きにはたまらない一本!!
この作品単品だけだとそこまで面白い!!!とはならないんですが、ここからシリーズを追いかけてどんどこと観ていくとブライアンがほだされたように、ドム率いるファミリーの魅力にハマっていくこと間違いなし…です。

ここから先もどんどんシリーズが出ていくと思うので、未見の方は早めに見返してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、次作である『ワイルド・スピードX2』にはドムもレティも登場しません…更に言えば3作目である『東京ドリフト』にはブライアンすら出ません(笑)

東京ドリフトは時系列的には6作目と7作目の間の話なので、今回は製作順ではなく、時間軸に沿って追いかけたいと思います!

 

 

 


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画像引用元:IMDB