それは時を越え、永遠のこどもたちが暮らす秘密の楽園
ティム・バートン版X-MENとか言われてるやつですね!(笑)
特殊能力を持った子ども達がたった一日を永遠に繰り返す、というあらすじを聞いただけでワクワクが止まらなくなってしまいましたのでバッチリ劇場へと観に行ってまいりました!!
パンフはこんな感じです!
イイですね~とっても雰囲気出てます!スタンダードな縦長のかたち。30ページで税抜き667円。
さてではいつもどおり映画の情報から。
【原題】Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children
【制作国】アメリカ
【監督】ティム・バートン
【脚本】ジェーン・ゴールドマン
【原作】ランサム・リッグズ『ハヤブサが守る家』
【出演】エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L・ジャクソン、エラ・パーネル、クリス・オダウド、ジュディ・デンチ、テレンス・スタンプ、ルパート・エヴェレット、フィンレー・マクミラン
【公開日(日本)】2017年2月3日
【上映時間】127分
【配給】20世紀フォックス
【IMDB】6.8/10.0
【あらすじ】
周囲になじめない孤独な少年ジェイクは、唯一の理解者だった祖父の遺言に従い、森の奥にある古めかしい屋敷を見つける。そこには、美しくも厳格な女性ミス・ペレグリンの保護のもと、空中浮遊能力を持つ少女や透明人間の男の子、常に無口な双子といった、奇妙な子どもたちが暮らしていた。【引用元:映画.com】
【感想】
★3.1/5.0
◆見所!!
①ミス・ペレグリン役のエヴァ・グリーンの美しさを堪能しよう!!
『300~帝国の進撃~』や『シン・シティ~復讐の女神~』などで近年、急に出て来たなぁという印象のある彼女。とっても妖艶でミステリアスな魅力のある女優さんですよね!彼女の不思議な魅力がこの世界観に非常にマッチしていて素敵でした!!
②主人公ジェイク役、エイサ・バターフィールド君の成長に驚こう!
『縞模様のパジャマの少年』で子役をやっていた彼ですね!『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』の印象も強いです。立派に成長して・・・少年期から大人へと変わっていく複雑な時期を見事演じきっています。
③ツンデレ・イーノックの降霊術!
これはもはや私の趣味ですが、思春期特有のヒネ方をしているイーノック君が後半、降霊術で大活躍するシーンが大好きです。あとさりげなくその辺りの場面でデレるのも見所(笑)
遊園地での戦闘シーンで流れるアゲアゲな曲が最高だったのですが、サントラにも収録されているようですね!!”Handy Candy”という楽曲です^^
④ヒロインの衣装に込められた監督の意向とは!?
まずはヒロイン、エマの姿をご覧ください↓
ティム・バートン監督の作品をいくつか観ている人なら「おっ?」と思うかもしれませんが同監督の『ビッグフィッシュ』のヒロインも、同じふわふわの金髪ブロンドに青いドレスが印象的でした。『アリスインワンダーランド』の一作目も主人公が同じ金髪に青いドレスでしたね。
もしかしたら監督の個人的な趣味…というだけかもしれませんが(笑)。アリスはどの作品でも金髪に青いドレスですよね、もしかすると冒険心の溢れるピュアで大人になる前の少女、というキャラクターだという意味があるのかもしれません。と妄想してみる(笑)
◆残念だったところ!
①脚本に隙がありすぎる><
タイムループものの作品で、ここまでわかりにくいのは少し…。ループしている場所が何のためにあってどういう仕組みなのかの説明は分かるものの、その場所場所を伝って時間をどんどん超えていくシステム?だったりとか、その間の年の取り方など、少し説明不足だなぁという点が多かったですね。
②キャラクターを活かしきれていない><
魅力的なこどもたちが集まっているのは確かなんですが、彼らの個性が能力以外にあまり語られません。下手すると、どんな能力なのかもあまり教えてくれません。なので、終盤の戦闘を観終わった後に「え?あんな能力があるなら最初からこれをこうしたら良かったんじゃ…」とツッコミたくなってしまうんですよね…
ミス・ペレグリンの能力ですら、どこまで制限があるのか分からないので、どうも腑に落ちない点が…
◆まとめ
正直、エックスメン等のアメコミ映画に毒され過ぎていると上で書いたような細かい能力についての説明だとか求めてしまうかもしれません。
しかし、おそらくこの映画は子どもたちの能力によって戦うことがメインの作品(伝えたいこと)ではない…という部分を考えれば、そこらへんはあまり深く考えてはいけないのかもしれませんね><
ティム・バートン節は全体を通して十分に発揮されています。ファンの方なら確実に楽しめるかも!
特にさっきも書きましたが終盤の遊園地での戦闘シーンは本当に楽しくてオススメです!