スラムのガキから王になれ!
こういう”史劇スペクタクル!”みたいな作品はあまり得意でなく・・・
例えば、同じキング・アーサーを題材にしたクライヴ・オーウェン主演の物ですとか、あと、ブラピの『トロイ』やラッセル・クロウの『グラディエーター』なんかもありますね。どれも微妙な記憶しかなかったんだよなぁ・・・。
そのせいであんまり観る予定もなかったのですが、今作はどうもファンタジー寄りだったという話を聞き。
「おぉ!指輪物語とかハリポタのノリなら行ける!」と劇場へと赴きました。
ちなみに監督のガイ・リッチーさんの作品にはあまり親しみがありません。
パンフレットはこんな感じ。ものすごいインパクト!
裏面はジュード・ロウ。こちらも迫力が凄まじいです。
26Pで667円。「アーサー王伝説」の成り立ちが詳しく解説されていたし、キャラクター紹介もかなりわかりやすかったです!
【映画情報】
【原題】King Arthur: Legend of the Sword
【制作国】アメリカ
【監督】ガイ・リッチー
【脚本】ジョビー・ハロルド、ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
【製作総指揮】デイビッド・ドブキン、ブルース・バーマン
【原案】デイビッド・ドブキン、ジョビー・ハロルド
【音楽】ダニエル・ペンバートン
【出演([]内は役名)】
- チャーリー・ハナム[アーサー]
- ジュード・ロウ[ヴォーティガン]
- アストリッド・ベルジュ=フリスベ[メイジ / 魔法使い]
- ジャイモン・フンスー[ベディヴィア]
- エイダン・ギレン[ビル]
- エリック・バナ[ユーサー]
【公開日(日本)】2017年6月17日
【上映時間】126分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【映倫区分】G
【IMDB】7.3/10.0 (およそ43,000人の評価)
【あらすじ】
王の子でありながら路地裏のスラムで育った貧しい青年アーサーが、伝説の聖剣エクスカリバーを手にし、救世主として語り継がれる存在へと成長していく姿を描いた。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.3/5.0
残念!私の肌には合わなかった
というか・・・最初の15分くらいがものすごく良くて。
権力に目覚めた魔法使いが人間との戦いを巻き起こし、巨大な象が人間達を蹴散らして~という映像の迫力が!!すごくて!そしてその魔法使い達を「聖剣エクスカリバー」で倒し平和を取り戻すユーサー(エリック・バナ)。
そして、ユーサーの弟が悪魔と契約し邪悪な力で政権を奪う!その流れでユーサーの息子アーサーは国を追われることに・・・(というか父が逃がしてくれたんだけど)
そして、娼館の女たちに育てられ、決して綺麗ではない生き方をしながらお金を貯めて、少しずつ、たくましく美しい背筋をもった若者へと成長していく・・・。その過程を早送りで見せるんですよね、その演出も物凄く良くて・・・
おぉっ!これは期待が出来る!!
と大興奮。
しかし・・・
気付いたら寝ていた
エクスカリバーをアーサーが抜いてしばらくした頃でしょうか・・・眠気に襲われて・・・。
全体的に上がり下がりがなく画面も色遣いが少なくて平坦な印象・・・。流れが大体読めている上に大きなドラマも起こらず・・・。少し退屈になってしまいましたね。
起きてからも眠気と戦っていましたが、後半のソードアクションのシーンはまたすごくカッコ良かったです!!
ソードアクションはまるでヒーロー映画!
アーサーが両手で柄を握るとスローモーションに!!そして一太刀するだけで狙った奴らだけが吹き飛んでいく・・・
あのアクションシーンはすごく良かったですね!
「あ、この人アベンジャーズでも十分通用しそうだなぁ」
と思ってしまいました(笑)王子だし、見た目の世界観からしてソーとかぶってますが(笑)
まとめ
海外で大コケ?という記事も見かけますが、IMDBのスコアを見ても7.3と高めで(しかも4万人以上も観てるし)、そこまでコケてる感じはしませんね(費やした資金のわりには・・・ということなのかな?)
アクションシーンや演出なんかは素晴らしかったんですけど、個人的には脚本がなぁ・・・少し退屈だったのかな。と。
一言で言ってしまえば「まんまライオンキング」なストーリーで、それ以上の物はなかったように思えます・・・。
ちょっと、寝たくせに感想なんて書けるの!?という気持ちも自分の中であるので(寝てしまう時点でつまらないじゃんとか言わないで)、またDVDで観賞後に、追記もしくは編集する可能性があるかもしれません。
ガイ・リッチー監督の映像のファンであったり、ジュード・ロウの珍しい悪役っぷりを堪能したい方は、ぜひぜひ、劇場でどうぞ!!