私はマリア 町の娘 光る金貨はむなしいだけよ 私の心を奪い去るのは
荒波超える船乗りだけよ
私の心を奪い去るのは 荒波超える船乗りだけよ
『パイレーツ・オブ・カリビアン ~最後の海賊~』へ向けてのおさらいもこれで最後です!過去2作と同じようにDVDで再び鑑賞。
2,3と下降気味で、公開当時私は「よくあれで続きいけたなぁ!」という驚きと共に、劇場に足を運びました(笑)製作のブラッカイマーさんはかつて3部作だと公言していたようですが、3の滑り出しがわりと好調だったので、4の製作の話も出たんだとか。
監督も、ゴア・ヴァービンスキーさんからロブ・マーシャルさんにバトンタッチ(『シカゴ』を監督した人らしい!)またメイン出演陣からキーラ・ナイトレイとオーランド・ブルームも降りて、新たにペネロペ・クルスが参戦と、大きく流れを変えてきましたねー。
しかし本国の方では4作目の評価も3に続いて下降気味・・・まさかこの流れで7部作になるなんてこの時は誰も予測してなかったはず(笑)
パンフはこんな感じです!
安定の厚さ。しかし34Pで税込み700円。・・・デッドマンズ・チェストの時の勢いはどうしたんでしょう(笑)これでも十分、ボリューミーなんですけどね!
【映画情報】
【原題】Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides
【制作国】アメリカ
【監督】ロブ・マーシャル
【脚本】テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
【製作】ジェリー・ブラッカイマー
【原作】ティム・パワーズ『幻影の航海』
【音楽】ハンス・ジマー、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ
【出演([]内は役名)】
- ジョニー・デップ[キャプテン・ジャック・スパロウ]
- ペネロペ・クルス[アンジェリカ]
- ジェフリー・ラッシュ[キャプテン・バルボッサ]
- イアン・マクシェーン[”黒ひげ” エドワード・ティーチ]
- ケヴィン・R・マクナリー[ギブス]
- サム・クラフリン[フィリップ]
- アストリッド・ベルジュ=フリスベ[シレーナ]
- ジェマ・ワード[タマラ]
- オスカー・ジャネーダ[スパニアーダ]
- 松崎悠希[ガーヘン]
- グレッグ・エリス[セオドア・グローヴス]
- スティーヴン・グレアム[スクラム]
- リチャード・グリフィス[ジョージ2世]
- セバスチャン・アルメスト[フェルナンド6世]
- アントン・レッサー[ジョン・カータレット]
- ロジャー・アラム[ヘンリー・ぺラム]
- ポール・ペイズリー[サラマン]
- クリストファー・フェアバンク[エゼキエル]
- キース・リチャーズ[キャプテン・ティーグ]
- 上流階級の婦人[ジュディ・デンチ(カメオ出演)]
【公開日(日本)】2011年5月20日
【上映時間】138分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【前作】引き続きおさらい!映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド~』感想&ネタバレ
【次作】ぜひ劇場で!『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』感想&ネタバレ
【IMDB】6.7/10.0 (およそ402,000人の評価)
【あらすじ】
イギリスのロンドンには、ジャック・スパロウとその相棒ギブスが潜伏していた。彼らの前に、かつて同じ名海賊としてジャックと幾多の抗争を繰り広げ、不滅の海賊魂を持っていたバルボッサが現れる。だが、彼はスペイン王フェルナンド6世に対抗して「生命の泉」を探す英国王ジョージ2世に忠誠を誓い、いまや英国海軍に属し「サー」の称号を持つ公賊へと変貌していた。
時同じくしてジャックは、かつての恋人だった女海賊アンジェリカと再会したのを機に、史上最恐の海賊・黒ひげの「生命の泉」を巡る航海に巻き込まれる。永遠の命を狙う海賊黒ひげ、国王の命を受けたバルボッサ率いる英海軍、永遠の命という異教の対象を破壊せんとするスペイン海軍、そしてジャック。史上最強の海賊たちと国家権力の思惑が錯綜し、「生命の泉」を巡る波乱の航海が幕を開ける。【引用元:Wikipedia】
【感想&ネタばれ】
☆3.4/5.0
ジャックの顔がシリーズを追うごとに黒くなっていくなぁ(笑)
3までの脚本はかーなりややこしいんですが、今回はだいぶシンプル!!
- ジャック→全編通して目的は謎、生命の泉自体には興味があったのかな?
- アンジェリカ→父親である黒ひげのために生命の泉を発見したい
- 黒ひげ→義足の男に殺されるというお告げを受け、生きながらえるため生命の泉を目指す。
- バルボッサ→パール号を海賊の掟もガン無視で襲ってきて奪い、左脚も失うきっかけを作った黒ひげに復讐したい。そのため、生命の泉を目指すイギリス国王に従うフリをして海軍に潜伏。
- 宣教師フィリップと人魚シレーナ→種族を超えて惹かれあうロマンス要員
こんな感じ。とにかく、みんながみんな、生命の泉を目指すだけ!そのために必要な2つの聖杯と、人魚の涙の為に大乱闘したりアドベンチャーするだけ!だいぶ分かりやすいですねー!!
不老不死の泉という夢いっぱいのテーマ、歌で集まる美しい人魚たち、ディズニーの、”誰でも気軽に観れる大作娯楽アドベンチャー映画”というところに戻ってきてくれた感じがして、私個人としては嬉しかったし、楽しかったです!原点回帰!
特にもうこのころはジョニデ愛やジャック愛よりもとにかくジェフリー・ラッシュ扮するバルボッサのカッコよさにやられていたので、バルボッサが主役級にカッコよくて(話的にも実質主人公)大満足!
ジャックとバルボッサのなんだかんだで仲良しっぽいところもほんわかします(笑)
(正直バルボッサ愛で評価が上がってる感は否めない(笑))
微妙に思うならこの辺りかな?
と思う点を羅列。
- 主人公のジャックは巻き込まれに徹していて、主人公のポジションをほとんどバルボッサに奪わているので、ジャックファンとしては物足りないかもしれない
- ジャックとアンの”真実の愛”を匂わせる演出(やっぱりジャックに色恋沙汰は似合わないかなあ、という)
- 脚本に若干の矛盾(ジャックは初めから泉を見たことがあるなんて言っていないのに、アンに「本当に見たことがあるの!?」と責められたり)やなんでなの?という不可解さ(ギブスくんに豚を持たせる意味とか(笑)、ジャックだけが命拾いする時になんで今回避出来たんだろう思う)がある気がする
- アンジェリカのキャラがわりとブレてる点。悪い女にされたのかと思えばものすごく純で信心深い乙女だったりと、最初とラストでだいぶ印象が変わりますね~・・・そこらへんもいまいち。
- 人魚と宣教師の恋の行方は?あの二人どうなったのー!というモヤモヤ。無理やり詰め込まれたロマンス要素が本当に添え物にしかなっていない感が残念・・・
- 今回は原作があるせいか、少し宗教色が強くなっているので、今までとはまた違う雰囲気が出ていて苦手な人は苦手かもしれない
こんなところでしょうかねー!
全7部作と決まって、次の最後の海賊は5作目なので、きっと最後の3部作の序章となるのでしょう・・・。2~3のトラウマがあるので連作にされると不安しかないですが、なんとかここからまた巻き返してほしいですね!
劇場に観に行く予定なので、また記事に仕上げたいと思います。( ´∀` )
ちなみに、観ながらあらすじをメモった文(コメント付き)が残ってたので、オマケとして【おまけ】映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』あらすじ(詳細)
を更新しました!かなり詳細のあらすじが載っていますので、そちらの方もぜひお読みくださいませー!
ではでは、長くなりましたがここまで読んでくださってありがとうございましたー!