誰よりも速い。僕はライトニング。
そう、”稲妻”。
スピード。スピードが、全てだ。
『カーズ』シリーズの新作、3が 2017年7月15日に公開されたので、慌てて1から見直しています!確か2は観ていなかったはず・・・。
最初この作品を知った時は、車が喋る世界なんてもすごい斬新!と感動しましたね~。劇場で観たような気もしていたんですが、どうにもパンフがないので初見はDVDでの鑑賞だったのかもしれません。
監督・脚本に、トイ・ストーリーなどで有名なジョン・ラセターさんが関わっています!自然と期待も高まりますね~♪
【映画情報】
【原題】Cars
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ラセター、ジョー・ランフト(共同監督)
【脚本】ジョン・ラセター、ジョー・ランフト ジョルゲン・クルビエン
【製作】ダーラ・K・アンダーソン
【編集】ケン・シュレッツマン
【音楽】ランディ・ニューマン
【声の出演([]内は役名)】
- オーウェン・ウィルソン[ライトニング・マックィーン]
- ラリー・ザ・ケーブル・ガイ[メーター]
- ポール・ニューマン[ドック・ハドソン]
- ボニー・ハント[サリー]
- トニー・シャブール[ルイジ]
【公開日(日本)】2006年7月1日
【上映時間】116分
【配給】ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
【次作】メーターが大活躍!CGアニメ映画『カーズ2』感想&ネタバレ
【IMDB】7.1/10.0 (およそ290,000人の評価)
【あらすじ】
レストランがガソリンスタンド、靴屋がタイヤ販売店という「クルマの世界」を舞台に、傲慢な新人レースカー、ライトニング・マックイーンの成長を描く。デビュー戦で3台同時ゴールとなってしまい、カルフォルニアで3台の決勝戦を行うことに。しかしその道中、マックィーンは運搬トラックとはぐれ、ルート66沿いの田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込んでしまう・・・【引用元:映画.comに加筆】
【感想】
☆3.6/5.0
いやぁ、記憶していたよりも相当良かったです!泣けるポイントも後半あって、じんわりとした感動が広がっていく素晴らしい作品でした。
簡単なあらすじまとめ
一匹狼の”ライトニング(稲妻)”マックィーンは高慢で自分勝手で自意識過剰で簡単にクルーをクビにするし、ガソリンだけを入れてタイヤ交換もせずレース中にパンクさせる無茶もする。スポンサーの事もばかにしてるし友達もいない。
デビュー戦で(舌を出して(笑))3台同時着になり、カルフォルニアにて三台で再戦することに。運んでくれる車も休まず徹夜で走らせるし、そのせいで放り出されて迷子に(笑)
辿り着いたルート66という古い道の、地図にも載っていない「ラジエーター・スプリングス」の人たちに捕まり、マックィーンが壊した道の修理を頼まれる。脱走するもガソリンを抜かれていて逃げられない(笑)町を盛り上げたい女の子が気になるけど、なかなかうまくいかないマックィーン。
ダートの道を上手く走れないマックィーンにドックという修理屋?を営む古い車が「ハンドルを右に切れば左に行ける」とアドバイスを受けるも意味が分からないと耳を貸さないマックィーン。
メーターと真夜中に寝ているトラクターを転がして遊んで(クラクションがない代わりにエンジン音をふかして驚かす)笑いあうシーン好き。芝刈り機?のようものに追われて逃げる。メーターのバックの運転技術がすごい(笑)
その時に凄いな何でそんなことが出来るのと聞かれて、
「行き先が分からなくても平気。どこに行ったかわかれば」
とメーターが応えるこの台詞が凄く良い台詞で印象に残ってます。
メーターに(友情的な意味で)ほだされてるマックィーンが可愛い(笑)
ドックがハドソン・ホーネット(ピストンカップを三回も制覇した伝説のレーシングカー、しかしレース中の事故で引退していた)だということにようやく気付くマックィーン!!
サリーとの楽しいドライブデートのシーンも挟まれます。
ルート66で一番人気のモーテルに2台で行くシーンでようやく気付いたんですが、ちっさい虫もよく見ると車(笑)気付かなかったー(笑)芸が細かくて笑ってしまいました(笑)
サリーが高台からの素晴らしい景色をマックィーンに見せながら、昔は道はまっすぐじゃなかった、上がったり下がったり曲がったりしていて、と話始め、高速道路ができたことに対する
「車は楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、楽しみながら走っていたの」
というセリフが深い。10分短縮するために新しいまっすぐな道路が出来て、ルート66沿いの町はどんどん寂れていってしまった。悲しい話です。
「いつか地図にまた名前を載せてみせるわ」という台詞も切ない。でも自分の惚れ込んだものに対する前向きな彼女の姿勢には憧れますよね。
トラクターを追って、ドックが一人で走るシーンを見るマックィーン。
「右へハンドルを切れば左へ行ける」の意味はドリフトのことだった!
「誰かの為に何かをしたことが一度でもあるか?」とドックに言われた事でマックィーンは一晩で道を直して見せる。
その場面で、マックィーンが勝手に出ていったと勘違いする住民が可愛い(笑)
町を出る前に、マックィーンは町のタイヤ屋でタイヤをかえたり、オーガニック燃料を飲んでみたり、新しく車のデザインを変えたり、町の人たちに仕事をさせてあげることで助けてあげる。しかも町のネオンも直してる!!いつの間に(笑)町の人たちもウキウキ。
サリーともとってもいい感じ!なところで記者達やトレーラーが迎えに来て、本当に有名なレーシングカーだって町の人が知るときの顔が切ない。トレーラーに乗って蓋が閉まるときのマックィーンの顔も切ない!メーターも「サヨナラ言ってないのに・・・」としょんぼり。
しかも彼らを呼んだのはドックだった!!「みんなの為には、これでいい」、というドックに「あなた自身のためでしょ」と返すサリー。
ついにレースが始まる。マックィーンは町で着けたタイヤも元に戻してしまっている。しかし、完全に色ボケしているマックィーンはレースが始まってもなかなか走りに本気になれない。そこに、応援しに町の人たちがクルーとして登場!!
彼らの登場で本気になったマックィーン、レース中にまさかのメーターのバック走行を披露(笑)
そして散々馬鹿にされていたグイド(青くて小さい、タイヤを替える役目の子)のタイヤ交換の速さにも驚き!!唖然とする他クルーが面白い(笑)
そして最後の最後でドックのドリフトで苦難を乗り越える!元キングがクラッシュすると、その姿をかつてのドックの姿に重ね、キングを支えながらゴールするマックィーンに大観衆がわく!!超感動!!涙物です!
勝った緑は1位になったものの、キングをクラッシュさせ自分勝手にゴールしたと記者たちからも大ブーイング。彼の最後の姿は、マックィーンがもしあの街で変われければああなっていたのかもしれないな、と思うシーンでしたね。
そして3位にも関わらず憧れだったダイナコに契約を持ちかけられる。しかし誘いを断って、今まで契約していやラスティーズとやっていくと決めるマックィーン。
一つだけお願いがある、とダイナコの社長に頼んでメーターをヘリに乗せてやる。
ラジエーター・スプリングスも噂の町になって、お客が増える。錆びれていたかつてルート66で一番人気だったモーテルも再オープンを果たす!
まとめ
カッチャーウ!!!!
って言いたくなること間違いなし!!!車を人間の世界に例えるという個性的な世界観、シンプルだけど分かりやすくて感動できる上手なストーリー。自己中で高慢なマックィーンの変化が、物語の最初と最後では全然違う表情としても表されていて、一度見返すと驚くかもしれませんね~。
それから、いちいち台詞回しが素敵でとても素敵な余韻が残る名作だと思います。せっかく劇場で新作がやるので、ぜひこのタイミングでまた1から見直してみるのも良し、観たことのない人は偏見持たずにぜひ!気軽に観て欲しいですね。
特に、家族でも安心して楽しめます。ザ・エンターテイメント!!!
それからそれから、エンディングロールも最高!!!トイ・ストーリー、モンスターズ・インク、バグズライフの「カーズ」バージョンが観れます。(劇中でみんなが映画を観ているという設定)みんな車になっていてすごく面白いです(笑)
それから吹き替え版では声優いじりもしていました(笑)吹き替え版スタッフもさすがです(笑)
そういう細部でまで楽しませようっていう意気込みが伝わってきて、そこも良いですね^^*