喧嘩は結構、誰でもやるから。だけど、仲直りしなきゃ。
”友達は、宝物と同じ”ってことよ。
劇場へは行かなかったんですが、新作が出たという事で慌てて復習しました。今日辺り、水曜でなので観に行けるかなぁ~。というわけでパンフも無し。
今作は、特に友情推し推しの展開になっております!!
【映画情報】
【原題】Cars2
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ラセター、ブラッド・ルイス(共同監督)
【脚本】ベン・クイーン
【製作】デニス・リーム
【編集】ジョン・ラセター、ブラッド・ルイス、ダン・フォーゲルマン
【音楽】マイケル・ジアッキノ
【声の出演([]内は役名)、声の出演】
- ラリー・ザ・ケーブル・ガイ[メーター(山口智充)]
- オーウェン・ウィルソン[ライトニング・マックィーン(土田大)]
- マイケル・ケイン[フィン・マックミサイル(大塚芳忠)]
- エミリー・モーティマー[ホリー・シフトウェル(朴璐美)]
- エディ・イザード[マイルズ・アクセルロッド(落合弘治)]
- ジョン・タトゥーロ[フランチェスコ・ベルヌーイ(宗矢樹頼)]
- トーマス・クレッチマン[ザンダップ教授(青山穣)]
- ボニー・ハント[サリー(戸田恵子)]
- ダレル・ウォルトリップ[ダレル・カートリップ(福澤朗)]
- ブレント・マスバーガー[ブレント・マスタングバーガー(中村秀利)]
- デヴィッド・ホブス [デヴィッド・ホブス・キャップ(森田順平)]
- ミハエル・ミシェリス[トンベ(後藤哲夫)]
- トニー・シャブール[ルイジ(パンツェッタ・ジローラモ)]
- ジョン・ラッツェンバーガー[マック(立木文彦)]
【公開日(日本)】2011年7月30日
【上映時間】112分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【前作】車が生きる世界!『カーズ』感想&ネタバレ
【IMDB】6.2/10.0 (およそ114,000人の評価)
【あらすじ】
天才レーシングカーのマックィーンとおんぼろレッカー車メーターの珍コンビが、前作の舞台ラジエーター・スプリングスを飛び出し、日本をはじめフランス、イタリア、イギリスとワールド・グランプリレースを転戦。その道中でスパイ工作に巻き込まれていく姿を描く。【引用元:映画.com】
【感想】
☆3.0/5.0
同時進行で差し込まれたスパイ映画風のやつはなんだ?
最初に、007やらワイルドスピードを彷彿とさせるスパイ映画風のシークエンスが最初に差し込まれます。そして、どうやらその物語と、マックィーンのレースの模様が同時進行で行われ、交錯していく・・・前作よりちょっとだけ話がややこしくなっています。
特に!車好きの人なら見分けが付くのかもしれませんが、車の知識がない自分にとっては「色が違うなぁ」と大まかの形しか判別出来ず・・・どのキャラが敵で味方でどいつがこいつの仲間で云々・・・と考えているうちにややこしくなっていきます(笑)
私の処理能力の問題か!!(笑)
実質の主人公はメーター
アメリカからの諜報員として間違われて巻き込まれてしまうメーターが、ほとんど物語の主役になっています。田舎者で、空気を読まず、まるで爆弾のようなメーターに恥を感じてしまうマックィーン。
メーターはマックィーン大好きなのでショボン(´・ω・`)してしまいます。可哀想に・・・。
しかし彼は自前の個性、そしてエンジンの幅広い知識(ここが意外!!)を駆使して本当のスパイたちとなんとか話を進めていきます(そこもすごい)
パラシュートで空を飛んだり、スパイツールで変装したり、ブースト機能でもんのすごく早く走ったりと、メーターファンには堪らない出来になっています(笑)彼の聞き間違いもぶっ飛んでいて毎回笑わせてくれます。
レース一回戦目は日本が舞台!!
これは日本人としては嬉しいですよね~、車のデザインの舞妓さんがいたり、寿司職人がいたり。わさびをピスタチオアイスと勘違いして大量に食べ、マックィーンの取材の邪魔をするメーター。更にオイルも漏らしてしまい、マックィーンに相当恥をかかせてしまいます。。可哀想に。
日本ならではの街並みは少し脚色されていましたが、BGMにパフュームのポリリズムが使われていて、きっと日本人ならニヤけてしまうこと間違いなしですね~~
どうでもいいですが、今作のライバルであるフランチェスコはいかにもレーシングカーといった感じで、オープンホイールで、あの世界の中ではかなりの男前だそうです(笑)彼は相当うざいですが、車の後ろ部分に”バイバイ、マックィーン”なんて書いてみたり、ライバル視しまくりで逆に可愛いです(笑)
しかし、メーターの無線に別のスパイの女の子の会話が混ざり込んだせいでマックィーンはあえなくインサイドを譲ってしまい、そこでは負け。思わず、「だから今までレースには連れて来たくなったんだ!」とメーターに言ってしまうマックィーン。
次のレース舞台はイタリアへと移ります。
何気にエグい描写
直接的に見せられることはありませんが、本物のアメリカのエージェントは敵側に始末されてしまうんですよね・・・1から考えるとまさか死人(死車?)が出るなんて思っていなかったので・・・これは結構ショックが強かったです。
マックィーンに冷たくされ、街(ラジエーター・スプリングス)に戻ろうとするメーター。しかし結局スパイ達に捕まって第二回戦が行われるイタリアに向かいます。ここで意外にメーターのエンジンに対する詳しい知識が披露されてビックリ。やればできるじゃないか!!
メーターの可愛さが
前面に押し出されています!
- 写真を元に、パーツの持ち主(追っている相手)を突き詰める!メーターすごい(笑)
- メーターの車体のデザイン(変装)をいろいろと変えてはしゃいでるのが可愛い。
- マックィーンにつけられた凹みは大切な思い出だから直してほしくない、と言うメーターが可愛い。
そして!フランチェスコのホームグラウンド、イタリアでのレースが始まる!
- みんなが思うおかしいレッカー車に見事に扮してると言われて悲しむメーター。実際は扮しているわけではなく素なのにね。
敵陣の目的が遂に明らかに!
”ペッパー”と呼ばれ笑いものにされてきた故障者の集まりのギャング?ファミリーが今回の悪役だったらしい。アリノールという新しい燃料の危険性を広げることにより、ガソリンから石油にまた世界の注目を集めたいらしい。そして、世界最大の石油を保持しているファミリーが力を持つ。というのが目的らしい。
アリノールという燃料を狙って爆発させるのが悪者の仕組んだ罠だった!アリノールを入れた車たちはみんな故障してしまう。マックィーンは一位で通過。アリノールの生みの親であるロッド卿は「アリノールは指定燃料としない」ことを決定。
さぁ!最後の舞台はロンドンだ!
しかし、マックィーンは友達のフィルモアの意見を大事にしたいから次のレースもアリノールを使うと発表。(メーターを傷付けてしまった事を悔いていたため)そのおかげでファミリーに命を狙われることに。
ラストはアメリカのスパイとバレたメーターのアクションシーン!パラシュートでマックィーンの近くに落ち、なんとか危機を伝えようとするも捕まってしまう。
マックィーンに言われた傷付くような言葉を反芻するメーターの悪夢がかわいそうすぎる・・・。
メーターが街へ帰っておらず、行方不明と知ってやる気が出ないマックィーン。だけどレースに出ることをメーターも望んでる、と言われなんとかやる気を出す。アリノールの社長にも命運を託されてしまう。
最後の大騒動
何故かマックイーンの燃料だけ爆発しないことにイラついた敵陣は、ピットに直接爆弾を投げることに(なんという安直な案なんだ)。
慌てて拘束を解き、マックィーンを助けに行くメーターだが、実はメーターに爆弾が仕込まれていた!!(メーターがマックィーンを助けに行くことを見越していた)
メーターを見つけてもう離さないと言うマックィーン、爆弾を抱えた自分に近づけさせたくないメーター。改造されものすごいブーストするメーターにくっ付いてコースアウトする二人。
メーターの爆弾を解除しようとしてもできない。メーターが名案を思いつくが、「ここではだれも自分の話を聞いてくれない、ラジエータースプリングスとは違うから」と言うメーターを今度はマックィーンが説得する。ここも一緒だよ。だから安心して話してくれ、と。
そう言われ自分の作戦を実行するメーター。ブーストとパラセーリングを使ってイギリスの女王陛下のところへ行き、犯人がロッド卿(アリノールを開発した張本人)だと突き止める!
どうも彼は、全ての燃料よりもアリノールという燃料が優れていると発表し、自らその燃料の欠陥を晒す事で、みんなの意識を石油に持っていきたかったらしい(前述したように石油田を発見していたので)
まとめ
危機を救ったとメーターは女王陛下からメーター卿という栄誉を授けられる(笑)
ラジエーター・スプリングスにやってくるスパイたち。女の子をスパイだと紹介するメーターを遮って彼女は「メーターの恋人です」と自己紹介する(笑)。そして、彼(メーター)を助けたときの凹みを直さない、宝物だから。(これは劇中でメーターが、マックィーンに付けられた凹みは直さない、と言っていたのと同じですね)と言う。
しかし、なぜマックィーンの燃料だけ爆発しなかったんだ?と不思議がる住民。実は、ロッド卿の事を胡散臭いと思っていたピットクルーが、マックィーンの燃料だけオーガニック燃料に入れ替えていた!!(笑)
ルート66でマスコミもトロフィーもないレースを仕切り直し。
めでたしめでたし、です(*´∀`*)
個人的には、スパイ要素との同時進行が少し疲れてしまいましたねー。前作がかなりシンプルなストーリーだったせいかもしれません。
よっしゃーこれで映画館にカーズ3を観に行けるぞ!!前回はマックィーンの性格(心情)の変化、今作はメーターをクローズアップし”友情”を描いていました。
果たして、3は車たちの世界のどういった部分が描かれるんでしょう!楽しみです!今回こそはパンフを買うぞぉ~