大いなる力には、大いなる責任が伴う
今年、『スパイダーマン / ホームカミング』を観まして、過去のスパイダーマンも見返したい!と思ったので復習がてらDVDにて再鑑賞しました!
ちなみに新スパの方も記事を上げていますので良ければどうぞ!→三度目の映画化!『スパイダーマン : ホームカミング』感想
トビー・マグワイヤのスパイダーマン・・・少し陰鬱すぎて苦手だったんですよね。今はどう感想が変わるでしょうか・・・
【映画情報】
【原題】Spider-Man
【制作国】アメリカ
【監督】サム・ライミ
【脚本】デヴィッド・コープ
【原作】スタン・リー、スティーヴ・ディッコ
【製作】イアン・ブライス、ローラ・ジスキン
【製作総指揮】アビ・アラド、スタン・リー
【撮影】ドン・バージェス
【美術】ニール・スピサック
【音楽】ダニー・エルフマン
【声の出演([]内は役名)】
- トビー・マグワイヤ[ピーター・パーカー / スパイダーマン]
- ウィレム・デフォー[ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン]
- キルスティン・ダンスト[メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)]
- ジェームズ・フランコ[ハリー・オズボーン]
- クリフ・ロバートソン[ベン・パーカー(ベンおじさん)]
- ローズマリー・ハリス[メイ・パーカー(メイおばさん)]
- J.K.シモンズ[J・ジョナ・ジェイムソン(新聞社上司)]
- ジョー・マンガニエロ[フラッシュ・トンプソン]
- スタン・リー[逃げる男]
【公開日(日本)】2002年5月11日
【上映時間】121分
【配給】ソニーピクチャーズ・エンターテイメント
【次作】『スパイダーマン2』
【IMDB】7.3/10.0 (およそ585,000人の評価)
【あらすじ】
幼くして両親を亡くし、伯父夫婦のもとで大切に育てられたピーター。高校3年生となった彼は、6歳の頃からずっと思いつづけている隣家のメリー・ジェーンに未だに打ち明けることができないちょっと冴えない高校生。ある日ピーターは親友のハリーから彼の父親ノーマン・オズボーンを紹介される。ノーマンは巨大軍需企業オズコープ社の経営者にして天才科学者。ノーマンはピーターの科学の才能を高く評価、彼に目を掛けるようになる。そんなピーターは、大学の研究所を見学した際、遺伝子組み換えでスーパースパイダーとなったクモに刺されてしまう。その瞬間、ピーターの身体に異変が起こり始める。【引用元:allcinema】
【感想】
☆2.6/5.0
こんな風にスパイダーマンになった!
いわゆるスパイダーマンに”どのような人が、どのようになったのか?どんな交友関係があって、どんな人に恋をしていたのか?”という、このシリーズの基本をしっかりと押さえられ、分かりやすくスパイダーマンの事を知ることが出来ます!
スパイダーマンの最新作、3度目のリブートになった『スパイダーマン / ホームカミング』ではかなりスパイディの事情が省かれてしまっている上に、アベンジャーズありきの作品。スパイダーマンの基礎知識はおろか、アベンジャーズ、さらにアイアンマンまで知っていないと本当の意味では楽しめないところが問題かな・・・と思っていたので、ぜひですね、ホームカミングでスパイダーマンに興味が出たよ!という方はこちらのサム・ライミ版の初代スパイダーマンを観て頂きたいなと!思うわけです!
両親を亡くし、メイおばさん・ベンおじさんという人たちに育てられ、隣の家のMJという女の子に初めて会ったその時から恋をする。親友であるハリー・オズボーン、その父親のノーマン・オズボーン、いじめっこのフラッシュ、ヴィランのグリーン・ゴブリンと・・・押さえておきたい登場人物たちが勢ぞろい!
J.k.シモンズ扮する新聞社の上司も見逃せませんよ!(ユニバのスパイダーマンのアトラクションでも登場します!)
歴代でも一番暗い
そして、重苦しい。やっぱりシリーズ中でこのスパイダーマンが一番内気で、暗いな・・・という印象は拭えませんでしたね。何よりも、自分が取り逃した強盗が目の前で育ての親のベンおじさんを殺してしまう・・・なんて展開が重いです。そりゃ暗くもなるよ!
軸はラブストーリー
今作は、幼馴染のMJとのラブストーリーがメインになっています。不細工なヒロインだとネットで叩かれたりもしますが・・・私はこのシリーズのMJ役をしているキルスティン・ダンストが大好きなので・・・やっぱりこのMJが一番!(と言ってもアメスパにMJは出てこないんですが(笑))雨の中、逆さになったスパイディとのキスシーンは、色気もたっぷりでとても印象的なシーンだと思います!
ストーリー的に、最後ピーターがスパイディなのだと分かる場面は唐突さがぬぐえませんでしたが・・・(笑)まぁよしとしましょう(笑)
ちなみに、途中までMJは親友であるハリーの彼女になったりします。そりゃ暗くもなるよ!
アクションシーンは
ちょっと日本の特撮っぽさがありました(笑)時代もあるんでしょうが・・・ヴィラン(敵)であるグリーン・ゴブリンの見た目が原作寄りでちょっとダサめなのと、全身スーツがものすごく特撮っぽいですね・・・。昔ながらのスパイダーマンが好きな人は気にならないかもしれませんが・・・個人的には少し気になってしまいました(笑)
まとめ
なんだかんだ言いましたが、全体的に安定した面白さのある良作だと思います!
何よりこのシリーズの導入としては最高!だと思いますし、歴代スパイダーマンが徐々に明るくなっていく様子をここから追いかけて観ていくのも楽しいと思います(笑)
どうでもいいんですが、原作の漫画を描いたスタン・リー氏が「逃げる男」役でカメオ出演しているんですね・・・絶対に見つけられる気がしません(笑)
マーベルコミックの権利関係うんぬんで映画化がバットマンやスーパーマン、エックスメンなどに比べて大幅に遅れてしまったスパイダーマン。ファン待望の映画化第1作目という記念すべき作品なので、やはり、新スパを観て好きになったという人にも、観ていただきたい一本です(‘ω’)ノ