人類よ、立ち向かうな
私一人ではスルーしていたかもしれない今作。映画仲間が「エンディングロールの後がすごいよ!」と笑いながら強く推していたので、レンタルで鑑賞。
主演は『マイティ・ソー』でソーの情緒不安定な弟役ロキを演じているトム・ヒドルストン。日本からは、ギタリストのMIYAVIが冒頭シーンで米兵と対峙する日本兵を演じています。
どうでもいいですが、「YOUは何しに日本へ」という番組でこの映画の監督がインタビューを受けていました(笑)ひげもじゃで結構若そうな監督でしたね~
【映画情報】
【原題】Skull Island
【制作国】アメリカ
【監督】ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
【脚本】ダン・ギルロイ、マックス・ボレンスタイン、デレク・コノリー
【製作】トーマス・タル、メアリー・ペアレント、ジョン・ジャシュニ、アレックス・ガルシア
【製作総指揮】エリック・マクレオド、エドワード・チェン
【撮影】ラリー・フォン
【編集】リチャード・ピアソン
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【出演([]内は役名)】
- トム・ヒドルストン[ジェームズ・コンラッド]
- メイソン・ウィーバー[ブリー・ラーソン]
- サミュエル・L・ジャクソン[プレストン・パッカード]
- ジョン・グッドマン[ビル・ランダ]
- ジン・ティエン[サン]
- ジョン・C・ライリー[ハンク・マーロウ]
- トビー・ケベル[ジャック・チャップマン]
- ジョン・オーティス[ビクター・ニーブス]
- コーリー・ホーキンス[ヒューストン・ブルックス]
- ジェイソン・ミッチェル[ミルズ]
- シェー・ウィガム[コール]
- トーマス・マン[スリフコ]
- ユージン・コルデロ[レノス]
- MIYAVI[グンペイ・イカリ]
【公開日(日本)】2017年3月25日
【上映時間】118分
【映倫区分】PG12
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【IMDB】6.7/10.0 (およそ160,000人の評価)
【あらすじ】
神話の中だけの存在とされてきた髑髏島が実在することが判明し、未知の生物の探索を目的とする調査遠征隊が派遣される。島内に足を踏み入れた隊員たちは、あちこちに散らばる骸骨や、岩壁に残された巨大な手跡を発見する。やがて彼らの前に、神なる存在である巨大なコングが出現。隊員たちは為す術もなく、凶暴な巨大生物から逃げ惑うが……。【引用元:映画.com】
【感想】
☆2.5/5.0
爽快な怪獣映画
怪獣映画・特撮好きにはたまらない作品だと思います!
髑髏島には、コング以外にもどでかい怪鳥や、規格外に大きい水牛、蜘蛛、トカゲなど様々なモンスターがいて次々に襲ってきます。私も結構怪獣は好きなので「リアルモンスターハンターだ!」と興奮してしまいました。
最近のCGは本当にすごいですよね・・・リアルで、本当に存在しているかのように見えます。
コングと、トカゲのラストの格闘も見もの!コングが背負い投げとかするんですけど、すごく綺麗なフォーム(笑)お見事です(笑)迫力溢れる怪獣たちのバトルシーン、オススメです。
それから、このポスターが素晴らしくて。映画.comさんからお借りしてきました。
古き良き怪獣映画という感じの迫力あるイラスト!!たまらないです(笑)
トム・ヒドルストンはそんなに活躍しない
人を逃がすための傭兵として雇われたトムさんですが、毒ガスの中ガスマスクを着けてモンスターを刀?で無双するシーンが一か所あるのみ。あとは特にラブロマンスもしないし目立った役目はありません。それよりもサミュエル・L・ジャクソンの眼力の方が印象に強い(笑)トムさん目当てで観ると少しがっかりするかもしれませんね。
(やっぱり美女とラブロマンスするのはコングの特権なのかな(笑)と言っても、別にコングが美女に執着を見せるシーンがあるわけではないですが)
絶対に字幕版で!
吹き替え版で観たんですが、トムさんの役をガクト、ヒロインを佐々木望が演じていたんですがこれがまぁ酷くて!ガクトの癖のある喋りが悪目立ちしています。佐々木さんは棒でした。
吹き替えで失敗と言えばエックスメンのミスティークを演じた剛力彩芽さんを思い出しますが、今回はメインどころが二人そろって残念なことに・・・。エックスメンの時よりつらいかもしれません。
ぜひ今作は字幕版で。
エンドロール後の秘密
怪獣映画のクロスオーバー作品の一つということを知らずに観たので、知ってる人からすればなるほどー!と思うかもしれませんが、個人的には衝撃でした。
よく事情を知らない、という人は以下は読まずに鑑賞してみることをオススメします(笑)
まず、特別研究機関モナークという名前、これだけでピンとくる人は来ますよね!それから、ムートーという生き物の名前。初めて知りましたが、これは未確認陸生生命体という意味があるようです(UMAとかと似たような略し方ですね)。ムートーと言えばまだ記憶に新しい、ハリウッド版『GODZILLA』の敵役のモンスターが同じ名前でした。
そして、島を守るコングが敵役として戦うのもムートー。トカゲです。小さい幼体から、全長うん10メートルのものもいます。ここまでくれば「あ、世界が繋がっている」ということは分かりますねー。
そしてエンディング後に現れる古代の壁画。「神はコングだけじゃない」とトムさんが見せられたのは、巨大なトカゲ、蛾、多頭の竜など・・・。
そう!ゴジラ、モスラ、キングギドラですね(笑)
ゴジラといつか戦うのかな?とは思いましたが、まさかモスラとかも出てくる予定だとは・・・(笑)衝撃でした(笑)
個人的に思ったのは、ムートーというトカゲが『シン・ゴジラ』のゴジラの成長前の姿に似ていたこと・・・たまたまかもしれませんが、シン・ゴジラのゴジラも絡んで来たら面白いなぁと思いました(笑)
まとめ
最初に書いた通り、怪獣映画が好きな人は楽しめると思います!!
それ以外は、うーん髑髏島に研究者を守る目的で向かった陸軍の指揮官(サミュエル・L・ジャクソン)が部下を失った憎しみからコングに復讐を誓う・・・というドラマはあるものの、それ以外に特にストーリーといったものはありません。
前述した通り美女はコングと目配せして心を通わせるのに忙しいし、主人公?であるトムさんとも特にラブロマンスしません。
なので、ストーリーや恋愛を楽しむというよりは、本当に怪獣との闘い・怪獣同士の闘いに胸躍らせられる人向けの作品であると思います。
個人的にはDVD鑑賞でも十分だったかなー。ゴジラとどんな形でクロスオーバーしていくのか、今後の作品が楽しみです。