When 400,000 men couldn’t get home…
Home came for them.
出ましたー!『ダークナイト』や『インセプション』で人気を博したクリストファー・ノーラン監督の最新作!
今までと違い、史実ものかぁ・・・という若干の不安はあったものの、ノーラン監督ならきっと大丈夫でしょう!と思いながら映画館へ向かいました!
ちなみにダンケルクの戦いをテーマにした作品は他にも作られているようですが、そういったものは一本も観たことがありません。
パンフはこんな感じ♪
なんというオシャレな表紙!!カッコいいです。大きめで横長、右開き。50ページもあって税抜き760円。割とお得ですね!中身がフルカラーでなかったのは残念ですが、新聞のようでモノクロのページもオシャレでした。
内容としては、ノーラン監督の凄さをいろんな角度から切り取ったコラムがいくつも載っていたりダンケルクの歴史的な解説もあって、ボリューミーでしたね!
押井守監督も寄稿していたんですが、映画の感想よりも自分の映画作りについて書いてる部分が多くて笑ってしまいました(笑)
【映画情報】
【原題】Dunkirk
【制作国】イギリス、フランス、オランダ、アメリカ
【監督・脚本・製作】クリストファー・ノーラン,P.g.a.
【製作】エマ・トーマス,P.g.a.
【製作総指揮】ジェイク・マイヤーズ
【撮影】ホイテ・ヴァン・ホイテマ,ASC,FSF,NCS
【美術】ネイサン・クローリー
【編集】リー・スミス,ACE
【衣装】ジェフリー・カーランド
【音楽】ハンス・ジマー
【声の出演([]内は役名)】
- フィン・ホワイトヘッド[トミー]
- トム・グリン=カーニー[ピーター]
- ジャック・ロウデン[コリンズ]
- ハリー・スタイルズ[アレックス]
- アナイリン・バーナード[ギブソン]
- ジェイムズ・ダーシー[ウィナント陸軍大佐]
- バリー・コーガン[ジョージ]
- ケネス・ブラナー[ボルトン海軍中佐]
- キリアン・マーフィー[謎の英国兵]
- マーク・ライランス[ミスター・ドーソン]
- トム・ハーディー[ファリア]
【公開日(日本)】2017年9月9日
【上映時間】106分
【配給】ワーナー・ブラザース
【映倫区分】G
【IMDB】8.4/10.0 (およそ210,000人の評価)
【あらすじ】
ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。【引用元:映画.com】
【感想】
☆4.1/5.0
やっぱりノーラン監督は期待を裏切らないなぁー!!凄い!!感動!ある程度期待をしていったのにも関わらず、それを上回ってくれるのは本当に嬉しいですね!
臨場感がすごい
今作は、浜辺:一週間、空:一時間、海:一時間の出来事と三つのシーンに絞って、その三つの時間軸をバラバラに見せる手法を取っています。
今までの戦争映画とハッキリ違うのは、
- まずほとんど台詞がない
- お偉い軍の人達がこの作戦をしよう云々と話すシーンもない
- 敵軍の描写もほとんどない
- お国で戦況を見守っている人たちも出てこなければ
- 兵士同士のドラマも少なめ
- 人が死んでいく凄惨な(血だらけの)シーンもない
こういったものを全て排して、その場にいる人達の視点だけを切り取っているところ!
CGを使っていないリアルな表現、この監督でしか撮れないんじゃないかと思うような角度での映像、まるでその場にいるかのような臨場感が体験できるんです。
更に、常に鳴っていると感じた時計の針のような「チッチッチッチッチ・・・」という音。ものすごい圧迫感と焦りを感じさせられ更に緊張感が増す!!
106分の上映時間もあっという間の、新たな映画体験でした。
史実を良く知らない私でも
「ダンケルク・スピリット」、よく理解出来ました。
撤退作戦という、つまりは負け戦の中でどんなオチをつけるのか非常に気になりましたが、ラストに用意されているささやかなカタルシスがじんわり心に広がって、それが長い余韻をもたらす感動へと繋がっていきます。
やっぱり、国が兵士を守らなくてどうするんだって感じですよね。その作戦について何も知らない兵士は故郷に戻るまで「自分は恥だと責められるだろう」と思っているのも切ないです。
スピットファイアがカッコよすぎるけど、許す!
まとめ
あまり多くを語れない!あの場に行って体験してきて欲しい!そんな一本です。
ノーラン監督作の常連、キリアン・マーフィーも良い味出してました。好きな俳優さんなので少しでも見れて嬉しかったです(*´∀`*)
最初から最後まで引き込まれること間違いなし!
出来れば迫力ある大画面(劇場)でどうぞ!決して損はしないはずですよ!