騙す者を騙すのは、愉快だ。
シャーリーズ・セロンのアクション映画と言えば、かつて『イーオン・フラックス』で痛い目を見た経験があり、「今回もきっと駄目だろうな・・・」という気持ちがあって劇場の方ではスルーする予定だったんですが・・・
映画仲間の一人が「面白かった!」とオススメしてくれたので、「どれどれ」と観に行くことにしました。
パンフはこんな感じ。
画像だと分かりにくいんですが、人物以外の部分がメタル感のある光沢紙になっています。スタイリッシュ!!サイズは普通にA4ほど、人物相関図にネタバレがなく、出来ればこちらは鑑賞前に目を通しておくことをオススメしますね!
【映画情報】
【原題】Atomic Blonde
【制作国】アメリカ
【監督】デヴィッド・リーチ
【脚本】カート・ジョンスタット
【原作】アントニー・ジョンストン作、サム・ハート画「The Coldest City」(ONI PRESS)
【プロデューサー】シャーリーズ・セロン、A・J・ディックス、ベス・コノ、ケリー・マコーミック、エリック・ギター、ピーター・シュウェリン
【製作総指揮】ニック・マイヤー、マーク・シェイバーグ、ジョー・ノーズマック、スティーヴン・V・スキャヴェリ、イーサン・スミス、デヴィッド・ギロッド、カート・ジョンスタッド
【撮影監督】ジョナサン・セラ
【プロダクションデザイナー】デヴィッド・ジョイネマン
【編集】エリザベト・ロナルドスドッテイル
【衣装デザイナー】シンディ・エヴァンス
【音楽監修】ジョン・フーリアン
【作曲】タイラー・ベイツ
【出演([]内は役名)】
- シャーリーズ・セロン[ローレン・ブロートン]
- ジェームズ・マカヴォイ[デヴィッド・パーシヴァル]
- エディ・マーサン[スパイグラス]
- ジョン・グッドマン[エメット・カーツフェルド]
- トビー・ジョーンズ[エリック・グレイ]
- ジェームズ・フォークナー[C]
- ローラン・モラー[アレキサンダー・ブレモヴィッチ]
- ソフィア・ブテラ[デルフィーヌ・ラサール]
- ビル・スカルスガルド[メルケル]
- サム・ハーグレイブ[ジェームズ・ガスコイン]
- ヨハネス・ヨハンソン[ユーリ・バクティン]
- ティル・シュヴァイガー[時計屋]
【公開日(日本)】2017年10月20日
【上映時間】115分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】R15+
【IMDB】7.0/10.0 (およそ49,000人の評価)
【あらすじ】
冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。【引用元:映画.com】
【感想】
☆3.5/5.0
とにかくアクションがスタイリッシュ!
長回しのアクションにも注目!
なんと時間にして7分にも及ぶアクションシーンがあり、すべてワンカットで作られているのだから驚き!
カメラが途切れることのない長回しで緊張感が長続きし、その場の臨場感も凄まじいです。
更に、シャーリーズ・セロンの「ドゴッ!バギッ」という重い音の響くアクション!!
とっても痛そう(笑)
銃だけではなく、肉弾戦で殴り合ったり、背負い投げしたり、家にあるあらゆるものを武器にして戦うなど、とってもスパイっぽい。
イーオン・フラックスの時よりも相当スタイリッシュでカッコいいです(笑)
ロレーン・ブロートンの魅力
それから、オシャレすぎるシャーリーズ・セロンのファッションにも注目。「スパイがこれでは目立ちすぎるのでは?」と思ったりもしますが、それも彼女の自信の現れのようで素敵ですね♪
80年代のデザインをハイセンスに凝縮したようですが、彼女のファッションを真似したい!!と思ってしまいました(笑)
レズビアンっぽい描写も、クールで無口な性格にピッタリ。格好良さを際立てていますねー。男性のゲイが描かれることは多くても、こういう大作映画でビアンが堂々と描かれるのは珍しい気がして、素敵な世界になったものだなぁ(*’ω’*)と・・・。
音楽もオシャレ!
超クールなサウンドトラックの応酬!この楽曲たちがオシャレな画面を更に引き立てます!
大好きなマンソン様の曲もありました!!パンフに曲名一覧が乗っていたので表にしておきます(*’ω’*)
Blue Monday 1988 | New Order |
Cat People(Putting Out Fire) | David Bowie |
Fight The Powor | Public Enemy |
Major Tom(Völlig Losgelöst) | Peter Schilling |
99 Luftballons | Nena |
Blue Monday | HEALTH |
Father Figure | George Michael |
Kack Zukunft | Ausschlag |
Der Kommissar | After The Fire |
As Time Goes By | Michael Parnell |
Cities In Dust | Siouxsie And The Banshees |
The Politics of Dancing | Re-Flex |
Voices Carry | ‘Til Tuesday |
Stigmata | Marilyn Manson and Tyler Bates |
Behind The Wheel | Depeche Mode |
I Ran(So far away) | A Floks of Seagulls |
99 Luftballons | Kaleida |
London Calling | The Clash |
Fastidious Horses | Vladimir Vysotsky |
Under Pressure | Queen & David Bowie |
まとめ
お話に関しては、事前に仲間に教わっていた通り、少し分かりづらい点がありました。特に最大のネタバレ部分を楽しめるかどうかは、人物相関図や組織の名前、誰がどこの組織に属しているかを把握しているかどうかにかかっていると思います。
それから、時代背景。
ベルリンの壁崩壊の時代のお話なので、その当時の事について少しでも頭に入れておくとより物語に入り込んで楽しむことが出来ると思います(*’ω’*)
まぁ、何も考えずに気楽に楽しめるアクション大作とは違うと思いますが、アクションの楽しさ、キャラクターの魅力、映像や音楽のハイセンスさを見るときっとファンも多いはず。
これはきっといつか続編が出るだろう・・・!と予測することが出来ます!
これから劇場で観るよという方はぜひパンフレットをお買い上げいただいて、人物相関図を軽く頭に入れてから観るのがオススメ。そこにネタバレはないので、安心して見れると思いますよ!