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トム・クルーズが麻薬の運び屋に!映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』ネタバレ&感想

THE SKY IS NEVER THE LIMIT

トム・クルーズの映画は、ただただカッコいい正統派なアクション映画、というものよりも、悪党だったり悪役だったりする方が好き。

個人的に彼の演技力が一番輝いているのは1994年の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』だと思いますね。死体とダンスしながら笑うトムの、奇妙で耽美な演技が堪能できます!

それから2004年の『コラテラル』もお気に入り。殺し屋のトムの演技が素敵で、この作品は映画としても凄く面白い!音楽も良い。

そんなトムのアンチヒーロー的な姿が好きな私は、この映画も予告編ですっかり気に入ってしまった。逮捕されても無実で解放される麻薬・武器の運び屋なんて最強じゃん!!

パンフはこんな感じ。

横長デザイン、表紙はトムの顔だけ写真で他はイラストというお洒落な感じ。中も、クリーム色の紙に2色刷りがしてあってオシャレです。38Pで税抜き667円。

写真多め、実在したバリー・シールの人生をどんな風に脚色したか、劇中でバリーが移動していた国の空路地図なんかもイラスト付きで載っていてなかなか興味深い。

【映画情報】

【原題】American Made
【制作国】アメリカ
【監督】ダグ・リーマン
【脚本】ゲイリー・スピネッリ
【製作】ブライアン・グレイザー、ブライアン・オリバー、ダグ・ディヴィソン、キム・ロス、レイ・アンジェリク、タイラー・トンプソン
【製作総指揮】マイケル・プランク、ジョニー・リン、ゲイリー・スピネッリ、エリック・グリーンフェルド、パリス・カシドコスタス・ラティス、テリー・ドゥーガス、ブラント・アンダーセン、マイケル・フィンリー、マイケル・ベイシック、レイ・チェン、マルコス・テレシア、ジョシュア・スクラ
【撮影監督】セザール・シャローン
【プロダクション・デザイン】ダン・ヴェイル
【編集】アンドリュー・モンドシェイン
【衣装デザイン】ジェニー・ゲーリング
【音楽】クリストフ・ベック
【出演([]内は役名)】

  • トム・クルーズ[バリー・シール]

  • ドーナル・グリーソン[モンティ・”シェイファー”]

  • サラ・ライト・オルセン[ルーシー・シール]

  • ジェシー・プレモンス[ダウニング保安官]
  • ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ[JB]
  • ローラ・カーク[ジュディ・ダウニング]
  • ジェイマ・メイズ[デイナ・シボタ]
  • アレハンドロ・エッダ[ホルヘ・オチョア]
  • ベニート・マルティネス[ジェームズ・ランジェル]
  • E・ロジャー・ミッチェル[クレイグ・マッコール捜査官]

【公開日(日本)】2017年10月21日
【上映時間】115分
【映倫区分】G
【配給】東宝東和
【IMDB】7.2/10.0  (およそ34000人の評価)

【あらすじ】

敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シールのもとに、ある日CIAのエージェントがやってくる。CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、バリーは麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。エージェントとしてホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをする破天荒な動きをするバリー。そんな彼にとんでもない危険が迫っていた……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

アメリカをはめた男、という副題が物議をかもしているようですね~。最終的には国の命令で麻薬王をハメようとして、「やつが裏切った!」と命を狙われる事になってしまう。助けを求めようとしてもCIAのシェイファーはとんずら・・・尻尾切りされる!その結果、彼はいつ殺されるかとビクつきながらの孤独な逃亡生活を余儀なくされ・・・という流れに

はめたんじゃなくて、はめられてるじゃん!

というツッコミを入れている人がほとんどでした(笑)

現実にいた人を元ネタにしている半伝記映画的な側面があるので、痛快!エンタメ!とはちょっと違った作品になっているんですよね。そこは予告編とちょっと違うって印象だったかな。

 

それでも私は、十分見応えあって面白かったと思いましたけどね!

元々はCIAの依頼で紛争地帯を低空飛行をして写真を撮る仕事だったのに、その腕を見初められて麻薬を運ぶことになったり、武器を運ぶことになったり。稼いだ金をマネーロンダリングする暇もないくらい忙しく、いくつも銀行を建てては預け建てては預け、それでもしまいきれないお金を庭に埋めたりガレージにしまったり。

沢山お金があっても悪いことして稼いでいたら決して幸せにはなれないんだという皮肉も込められていた気がした。

ただ、家族がなぁ・・・奥さんが異変に気付いて彼を止められなかったのかなぁと。バリー・シールという男は家族のためにはなんでもできる!ってくらい家族を愛していた男だったってパンフに書いてあったけど、奥さん側からの愛があんまり感じられなかったんですよね。

金さえあれば突然の(それこそ夜逃げのような)引っ越しでもいいのか!旦那の様子がおかしいことになぜ気付けないんだ!巻き込まれた子どもたちが可哀そうって感じでした。

どこまでが肉付けされたフィクション部分なのか分からないので、これは実際の奥さんに対する感想になってしまうのかもしれませんけどね(笑)

まとめ

トムの演技はなかなか良かった。やっぱり正統派イケメンの役よりも、ちょっと癖があるというか悪役の方が好感が持てる!

たまたま、ハリポタ(ロンのお兄ちゃん)やアバウトタイムなどに出演していたドーナル・グリーソンが見れてラッキーだったし、他の役者さんではバリーの奥さんの”駄目な弟役”のケイレブさんも良い感じだった。ああいう人がそばにいると不安になる気持ちわかる・・・(笑)今後の活躍に期待(*’ω’*)

 

アメリカのCIAはこんな工作をしているんだ世界って恐ろしい、という部分でもなかなか興味深かったし面白かったなぁ。

ただ、エンタメ的な画面の面白さなどはそんなにないので、劇場で観なくても十分かなぁ・・・といった感じ。気になる方はぜひDVDでどうぞ!

 

 


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