誰かを愛する為には、時には他人にならねばならない―――
来ましたー!2049!
映画館で間に合いました!ゴズリングさんは『君に読む物語』『ラースとその彼女』で大好きな俳優さん。最近は『ラ・ラ・ランド』での活躍もありましたね!
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パンフはこんな感じ。46ページと分厚くて四角くてディズニーのアニメパンフっぽいです。
お値段は税抜き760円。まぁ普通ですね。
これは今回の主役、Kが乗っている車。最高にハイセンス。
中身も、今作のオリジナル用語の解説や、前作から何が起きていたかの年表などもあってこの世界観を深く理解する手助けが沢山!
監督も、『プリズナーズ』や『複製された男』などのドゥニさん。結構好きな監督さんなので映像表現にも期待です。
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【映画情報】
【原題】Blade Runner 2049
【制作国】アメリカ
【監督】ドゥニ・ヴィルヌーブ
【脚本/原案】ハンプトン・ファンチャー
【脚本】マイケル・グリーン
【製作】アンドリュー・A・コソーヴ、ブロードリック・ジョンソン、バッド・ヨーキン、シンシア・サイクス・ヨーキン
【製作総指揮】リドリー・スコット、ビル・カラッロ、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、イェール・バディック、ヴァル・ヒル
【共同製作総指揮】イアン・マッグローイン、オーサ・グリーンバーグ、
【共同プロデューサー】カール・O・ロジャース、ダナ・ベルカストロ、スティーブン・P・ウェグナー
【撮影】ロジャー・ディーキンス、ASC、BSC
【プロダクション・デザイン】デニス・ガスナー
【視覚効果監修】ジョン・ネルソン
【衣装デザイン】レネー・エイプリル
【音楽】ハンス・ジマー、ベンジャミン・ウォルウィッシュ
【出演([]内は役名)】
- ライアン・ゴズリング[K]
- ハリソン・フォード[リック・デッカード]
- アナ・デ・アルマス[ジョイ]
- シルヴィア・フークス[ラヴ]
- ロビン・ライト[ジョシ]
- マッケンジー・デイヴィス[マリエッティ]
- カーラ・ジュリ[アナ・ステライン]
- レニー・ジェームズ[ミスター・コットン]
- デイヴ・バウティスタ[サッパー・モートン]
- ジャレッド・レト[ニアンダー・ウォレス]
【公開日(日本)】2017年10月27日
【上映時間】163分
【映倫区分】PG12
【配給】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【前作】新作に向けて復習しよう!映画『ブレードランナー(1982)』ネタバレ&感想
【IMDB】8.4/10.0 (およそ145,000人の評価)
【あらすじ】
2022年にアメリカ西海岸で大規模な停電が起きたのをきっかけに世界は食物供給が混乱するなど危機的状況を迎える。2025年、科学者ウォレス(ジャレッド・レトー)が遺伝子組み換え食品を開発し、人類の危機を救う。そして、元捜査官デッカード(ハリソン・フォード)が突然行方をくらませて以来30年の月日が流れた2049年には、レプリカント(人造人間)の寿命に制限がなくなっていた。【引用元:シネマトゥデイ】
【感想(おもきしネタバレしています)】
☆3.8/5.0
結構、好き。これ。
一言で言えば、『テクノロジー!』
本当に、最先端のテクノロジーを感じます。映像表現の最高峰って感じ。
きっと、1982年に公開された前作も、当時の人たちにはきっと「最先端」を感じさせるような映像表現だったんだろうなぁ。
スパイク・ジョーンズ監督、ホアキン・フェニックス主演の『her/世界でひとつの彼女』で、現実で言うところのiphoneのsiriさんと恋しちゃう男の話があって、あれもかなり最先端だなー!と思ったんですが今作は更にそれよりも磨きをかけて最先端です!(何回最先端って言うんだ)
レプリカント(人造人間)であるKが、話し相手であり恋仲としてそばに置いている女性はなんとホログラムのバーチャル彼女!その名もジョイ!
もはや人間×人造人間ではないんですよ!
人造人間×機械の恋なんですよ!最先端!!
そして、二人が結ばれるシーンはものすごく印象的。その辺に歩いている娼婦(実際はただの娼婦ではないけど)を連れてきて「彼女と同期すればあなたに抱いてもらえる」という発想!
実際の人間にホログラムの彼女を重ねて、口付けするシーンはもう・・・眩暈がするほど最先端(6回目)。
なんだなんだ。何を見せられているんだ私は。ロマンチックすぎる。切なすぎる。
その他にも、あまり現実味はないんですが未来を感じさせる映像が津波のように押し寄せます!ラストで敵とドタバタする謎の波打ち際とか、地球なんだけど宇宙みたいで怖い。なにここどこなの。おじさんがおぼれちゃう!
Kがデッカードに会いに行ったあと、エルビスなどの古き良き歌手がホログラムで歌って踊るホール(誰もいない)で撃ち合いをするシーンも最高にハイセンスでしたね・・・。
それから、Kの記憶として子ども時代の映像が出てくるんですが、その子ども時代に過ごしていたであろう場所が「階段×ごちゃごちゃしたむき出しの鉄パイプ×焼却炉」のハイブリッドで、工場萌え属性の私を最高に興奮させてくれました。
本当にドゥニさん天才だよ・・・
人造人間が人間を超えていく表現
実はこのテーマは前作でもあったんですが、「人造人間であるレプリカントの方が人間らしさを見せる」というのがこのシリーズの良さであると思っています。
今回は、Kがより人間らしくなり、人なら誰しも一度は妄想するであろう
「この世界の主人公ってま、まさか俺じゃん!?」
という状態に。
(”史上初の奇跡の存在、人間とレプリの子ども”が自分では、と勘違いする場面ですね。本当は子供は男の子ではなく女の子だった)
しかし実際は違うよーんという悲しい現実にガックリと肩を落とす。
これは人生で本当によくある事だと思います。「自分は特別な存在」だと期待する思春期を経てから、社会に出て「自分はたくさんいる人間の一人でしかなく、とてもちっぽけな存在なんだ」と気付く。それはとても人間らしい気付きであり、成長でもあると思うんですが、Kはこの映画の中で人造人間ながらその成長を我々に見せてくれます。
本当にね「自分だと思ったのね?」とか、やめたれよwwと思うんですが(笑)
それでも、「正しいことの為に死ぬのが人間らしさ」という言葉にある意味気持ちを持ち直した彼は、人間らしく「自分は何者なのか」という疑問と絶望を乗り越えたのかなと。感じました。
前述した機械の恋人であるジョイが「彼女は機械でしかなかった」と見せつけられるシーンもあって、人造人間であるKの人間らしさがより際立つ演出になっていて良かったなと。
人間ではないのかもしれないけど、機械ではない。限りなく人間に近い何かは、いずれ人間を超えていく。
そんな最先端なヒューマンドラマ・SFロマンを見せつけてくれましたね!本作はね!
前作ファンにも嬉しい要素もりだくさん
あんまり細かいことには気づけていないと思うんですが、まずオープニングでKがレプリを撃つシーンでは、壁をぶち抜くというシークエンスがありました。
前作のオープニングでも同じように壁をぶち破ってましたね!
同じデッカードというキャラを同じ俳優が演じるというファンなら垂涎モノの演出ですが・・・(そしてその彼が相変わらず弱いところも良い(笑))
なんと!前作のヒロイン・レイチェルが当時とほぼそのままの姿で登場します!!
いやぁ美しかった。CG技術すごい・・・。最近、スターウォーズでも亡くなった俳優さんをCGで再登場させるというのがありましたが・・・。CGも使いようによっては上手い演出になりますね・・・。
まとめ
ありがちなストーリー運びを裏切るちょっとした仕組みがあって、退屈知らず。
前作から引き継いだ”謎の間”が若干の中だるみを感じさせるので、苦手な人はひっじょーーーーに長く感じるかも。
それと、一度この世界観を冷めた目で見てしまうと大体の物が「ギャグ」っぽく見えてしまう可能性もあるかと(笑)デッカードおじさんが溺れかけるシーンは結構ね、来ますね(笑)
しかし、一度は観ておいて損はない映像美と音楽と切なさがあります。ぜひとも映画館で!!
落書きファンイラスト
最後に、ちょちょっと描いたちびぞうの絵を載せておきます。
ジョイちゃん可愛かったなぁ・・・