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救えるのは●●の愛だけじゃない!ディズニー映画『アナと雪の女王』ネタバレ&感想

だってもう自由よなんでもできる

どこまでやれるか自分を試したいの

第86回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞、「Let It Go」も主題歌賞を受賞!!

日本でも記録的的ブームを巻き起こした『アナと雪の女王』です!

この映画の凄さは語らずとも皆分かっているであろうと思いますので、サクサクとパンフの紹介から!

こんな感じ。ちなみに裏表紙はアナ。対比が素敵ですね~

ディズニー作品のパンフレットは毎回、この真四角サイズで統一されているようです。お値段は34ページ(もちろん背表紙のある厚み)で税抜き667円。

ちなみに同時上映の短編はこちら『ミッキーのミニー救出大作戦』!味わい深くて懐かしい!

 

【映画情報】

【原題】Frozen
【制作国】アメリカ
【監督】クリス・バック/ジェニファー・リー
【脚本】ジェニファー・リー
【原作】ハンス・クリスチャン・アンデルセン 『雪の女王』

【音楽】クリストフ・ベック
【出演】クリステン・ベル(神田沙也加)、イディナ・メンゼル(松たか子)、ジョナサン・グロフ(原慎一郎)、ジョシュ・ギャッド(ピエール瀧)、サンティノ・フォンタナ(津田英佑)、アラン・テュディック(多田野曜平)、
【公開日(日本)】2014年3月14日
【上映時間】102分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【IMDB】7.5/10.0

 

【あらすじ】

触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは、その力で妹アナを傷つけてしまうことを恐れ、城の部屋に閉じこもって暮らしてきた。やがて成長したエルサは女王の座に就くこととなり、戴冠式のためにひさびさに人々の前に姿を現すが、ふとしたきっかけで力が暴走。王国を真冬の世界に変えてしまう。耐えきらず逃げ出したエルサは雪山の奥で自らの力を存分に解放し、ありのままの自分でいられることに生きる喜びを見出す。一方、アナは姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る。【引用元:映画.com】

 

【感想/ネタバレ注意】

☆3.6/5.0

個人的な見所は3つ。

 

◆久々に歌う正統派ディズニー作品!!

ディズニーで一番好きな作品は『ライオン・キング』、その他にも『美女と野獣』や『アラジン』などを観て育ったちびぞうとしてはやはり、ディズニー映画と言えばミュージカル!!しかし、2000年代に突入してからキャラクターが台詞の途中で歌い出すという正統派ミュージカル作品は激減してしまったのです。(2010年にラプンツェルがありましたね!)ピクサーのCGアニメが入って来たりして変遷期だったのもあるでしょうし、常に売れる作品を作るディズニーなので時代のニーズに合わせて変化していったのかもしれません。全て推測ですが(笑)

「最近ディズニーは歌わないなぁ…」

と思っていたところに完全なるミュージカル作品が登場そして、ここまでのヒット!!やはりこうでなくっちゃ!と嬉しくなりましたね~。

 

◆ディズニー・アニメーション史上初の、ダブルヒロイン!!

”すこし人と変わったところがある”と引っ込みじあんのエルサ、”突き抜けて明るくポジティブ”なアナ、この二人がダブルヒロインで、どちらが欠けても成立しない物語。エルサには感情移入出来なくてもアナには共感出来る!と、観てる側が物語に入り込む間口を広げてくれていると思います。そして自分をヒロインのどちらかに置き換えて考えた時に”アナにとってのエルサ”や”エルサにとってのアナ”のような存在は自分の現実世界には居るだろうかと考えたりするかも。もしかしたら誰かの顔が思い浮かび、「久々に声をかけてみようか」なんて思えたりもするかもしれないですよね。

ディズニー映画は脚本に安定感があり、どの作品も失敗することなく楽しめるのはもちろん素晴らしいんですが、逆に言えば「予測しやすい安直なもの」が多い。あーこの人が王子役で結ばれるんだな、とか。勧善懲悪がお決まりだったり。子ども向け、ファミリー向けなので分かりやすいのは大前提なんですが。

しかし、今回のダブルヒロインのおかげでそこも予測しにくくなっている…!!裏切り者の王子は途中まで胡散臭さを見せずアナと婚約してしまうし、きっとこいつが真の王子様役なんだろうなと思われるクリストフはアナに相手がいるせいでエルサと…?いやそもそも姉妹二人の物語だから男性と結ばれない…?なんて可能性も?と色々考えて、これも楽しかったですね。

◆是非とも劇場で観て欲しい、一番の見せ場である”城を作る”シーン!!

もう私、何度見ても泣けますこのシーン。美しくて。アニメーターさんやCGクリエイターさんがた本当に尊敬します。劇場で初めて観た時も歌の内容そっちのけで城の建設の様子で号泣でした。もちろん、歌との兼ね合いも最高でしたけども!エルサが自分のマイナス面(と自分で思い込んでいる部分)を自ら受け入れ解き放つ!そのシーンは、限りなく美しくなくてはならないと思うのです。そうでなくては意味がない!”本来の自分の美しさ”を受け入れた事がどれほど素晴らしいかを表現しないといけないですからね。エルサの地味なドレスから輝くドレスへの変身も、本当にお見事でした。何度も繰り返し観たい。このシーンだけでも。

ディズニーの公式チャンネルさんがyoutubeにそのシーンをあげていましたのでこちらからどうぞ!

 

◆”真実の愛が溶かす”とは、決して”王子様のキス”ではない!!

これも今作の脚本の意外性の最も大きな部分だったと思います。散々、アナは誰と結ばれてエルサは誰と…なんて考えた挙句、まさかの王子の裏切りがあったり「やはりクリストフか!」と思わせておいて実は”男はお呼びでないのよ”と言わんばかりの展開…。王子のキスで助けられるプリンセスではない新しい結末は、家族の大切さだけでなく女性の”自立”と”未来の可能性(選択肢)が増えていく”ことを表していると思います。これは本当に時代に即していますねー。そもそもディズニーは女性ファンが多いものだし、歌も女性に対する応援歌。ヒットするはずですよね。

 

◆まとめ

もう~言う事ないです。しいて言えばオラフが可愛いです(笑)

キモい見た目なのにひょうきんさが段々可愛く見えてくる不思議なキャラクターですよね。彼がエルサとアナの幼少期の思い出を繋ぐ絆の象徴であることも、興味深いです。きっとこの作品は有名過ぎて見た事ないって人はあんまりいないと思うんですが、一度は観ておいて損はないです!

 

 


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