「デカい金庫を持ってるじいさんが一週間留守」
MCUおさらいシリーズ!!!!12本目のヒーローはなんと体がちっちゃくなっちゃう!まるでアリのように!そしてアリと一緒に戦ったりもする!
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』というシリアスめな2作の間に挟まれて「一休みするのに最適!」な今作です!
主演は『ナイトミュージアム』や『幸せの始まりは』などのポール・ラッド!
『アベンジャーズ』シリーズのファルコンもちょっぴり出演してますよ!
【映画情報】
【原題】Ant-Man
【制作国】アメリカ
【監督】ペイトン・リード
【脚本】エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド
【原案】エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、エドガー・ライト、スタン・リー
【共同製作】ブラッド・ビンダーバウム、デビッド・J・グラント
【撮影】ラッセル・カーペンター
【美術】シェパード・フランケル
【衣装】サミー・シェルドン
【編集】クリストフ・ベック
【視覚効果監修】ジェイク・モリソン
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】クリストフ・ベック
【出演([]内は役名)】
- ポール・ラッド[スコット・ラング/アントマン]
- エバンジェリン・リリー[ホープ・ヴァン・ダイン]
- コリー・ストール[ダレン・クロス]
- ボビー・カナベイル[パクストン]
- マイケル・ペーニャ[ルイス]
- ティップ・“T.I.”・ハリス[デイヴ]
- ウッド・ハリス[ゲイル]
- ジュディ・グリア[マギー]
- デビッド・ダストマルチャン[カート]
- マイケル・ダグラス[ハンク・ピム]
- アビー・ライダー・フォートソン[キャシー]
- アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
- ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
- ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]
- マーティン・ドノバン[マイケル・カーソン]
- ジョー・クレスト[フランク]
- クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
- セバスチャン・スタン[バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]
【公開日(日本)】2015年9月19日
【上映時間】117分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
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【MCU次作】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
【IMDB】7.3/10.0 (およそ417,170人の評価)
【あらすじ】
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。【引用元:映画.com】
【感想(ネタバレするよ!)】
☆2.6/5.0
今作は「親子愛」がテーマ!多分!師弟愛的なものも少しあるかもしれません。
見どころは何と言っても、1.5センチになったアントマンの視界から見るミクロの世界!
『ミクロキッズ』なんて映画もありましたね!あと『借りぐらしのアリエッティ』とか!
ああいうのが好きな人は絶対好き!
おおまかなストーリー
主人公スコット・ラングは電気工学の博士号を持ってるとっても頭の良い人なんだけどもその力をなぜか盗みに使ってしまうというダメンズ・・・別れた奥さんには養育費を払わないと娘に会わせないって言われちゃうしなんとかまともに(サーティワンで)働こうとするんだけど、どーしても悪の道に逸れちゃう。
そんな彼に目を付けたのがピム博士!ピム粒子を作った人!
ピム粒子というのは物質のサイズを小さくしたり元に戻したりする凄いもの!
過去にピム博士は、この偉大な発明をハワード・スタークに奪われないようにこっそりと研究、そして小さくなれるアントマンのスーツを開発して奥さん(ワスプ)と共に世界を救ったりしていた。
しかしある時の任務で奥さんが「小さくなり続けて最後には消えてしまう」という禁断の方法を使って世界を救ったのがきっかけでスーツは封印。そこから娘のホープとも溝が出来てしまう。
そして現代。
ピム博士の弟子クロスがイエロージャケットというアントマンスーツの類似品を開発していた。そして悪の組織ヒドラにスーツを売ろうとしていた!彼の歪んだ企みに気付いていたピム博士は、スコットのセキュリティ突破の技術に目をつけ、彼にアントマンスーツを託し、イエロージャケットを奪って欲しい、と言う。
ピム博士の娘ホープもクロスの右上として会社で働いていたが、彼の心の闇に気付き彼を止めるため、そして父親との溝を埋めるために協力してくれる。
アントマンとして訓練を積んだスコット。仲間の盗人3人と一緒にクロスの会社に潜入し、最終的にイエロージャケットを着たクロスと戦う!
スコットも禁断の「小さくなり続ける」方法で敵のスーツに侵入し内部から破壊、原子レベルまで小さくなり続けて消えかけてしまうが、大きくなるアイテム?でなんとか元のサイズに戻る!
元奥さんの再婚相手の警察官が、スコットをヒーローと認めて、彼を自由にしてくれる。
ラストシーンでは、盗人仲間が「アベンジャーズがお前を探してる」と伝えて終わり。
エンドロール中にはピム博士が「母親が使っていたスーツの改良版だ」とホープに新しいアントマンスーツ(綺麗な羽根がついてる!)
エンドロール後の映像は「バッキーを見つけたキャップとサムが会話するシーン」
トニーは信じないだろうし話さないでおこう、という話になる。助っ人無しか、と言うキャップに「アテがある」と返すサム。
アベンジャーズとの関わり
- ピム博士はハワード・スターク(アイアンマンの父親)と古くから研究者として繋がりがあり、彼の事を嫌っているっぽい
- 「イエロージャケット」を奪って来いと言われたスコットが、アベンジャーズに頼めば?と言うと「長年、この技術をスタークに渡さないようにしてきたのに今更スーツを渡せるか!アイアンマンとは全く違うんだ!それに彼らは今、街を空から落とすので忙しいんじゃないか?」と返されるシーンがある(おそらく時間軸的に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と同時進行)
- スコットがアントマンとしてアベンジャーズの基地に侵入し、何かを盗むシーン(多分、キューブのパワーを使った武器だと思うけど)でファルコンことサムと戦う!
- ダレン・クロスからイエロージャケットのスーツを買ったのがヒドラという悪の組織(『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでずっと敵として登場している)
- エンドロール後に、キャップとサムとバッキーが登場。助っ人とはスコットのこと。(このシーンは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でも登場する)
良かったところ!
この作品、ちょっとドラマの部分はわかりにくくて薄いんですよね。親子愛もあんまり感動しないし・・・
なのでやはり一番の見どころは!小さくなるアントマンのアクションシーン!その中でも特にちびぞうがお気に入りなのは、序盤の、盗んできたスーツを試しに着てみたらちっちゃくなっちゃったー!の場面。
バスタブで迫ってくる水、ダンスルームで襲ってくる人の足、掃除機、そしてネズミ・・・と、小さいならではのピンチ!あんなものも、こんなものも、みんなおっきくなっちゃってます!楽しい!!
それと小さくなった時の演出もすごく細かいんです、ツルッツルのガラステーブルに乗れば指紋やクロスの拭き後なんかもうっすら見えたりとか・・・本当によくできてる。
小さくなった時の強い味方、アリたちも可愛いし強いし従順だし空も飛べるしで万能すぎる相棒!数も多いしね。日本で話題になった”ヒアリ”も活躍してるのでぜひね、注目して欲しい!(笑)
それからこの映画に欠かせないのは愛すべき盗人仲間たち。笑いの部分を大きく担っています。
特にマイケル・ペーニャ演じるルイス!
彼は人にものを説明するのが絶望的に下手で、「大きな金庫を持ってるじいさんが留守」だとか「アベンジャーズのメンバーがお前を探してる」だとか、一言で済みそうなことを長ったらしくダラダラと、「こないだ美術館に行ってさぁ~」と全く関係ない話も織り交ぜつつ話してくるもんだから本当にややこしい!!!(笑)でもすっごいアホっぽくて可愛いし面白い(笑)
ラストシーンも彼のお喋りで締めくくられるんですけど、多分皆、「え?な、なんて?」って感じで頭にはてなマークを浮かべて終わると思う(笑)
この映画が面白くなってるのは彼の功績もだいぶ大きいと思います。なので、ぜひとも続編にも登場して欲しい!!
まとめ
アベンジャーズとの直接的なかかわりもありますが、この映画はこれだけで観ても十分楽しめます。雰囲気もだいぶコミカルだし、家族みんなで観て楽しめる良作ですね。
ぜひ一本単位でも観て欲しい!
さて、次はシビル・ウォーです・・・。もちろんアントマンも参加するよ!
話的にだいぶシリアスな方向へ行ってしまうので、一休みは終了。
気を引き締めていきたいところ!
画像引用元:IMDB