「マスターでもミスターでもなく、ドクター・ストレンジだ」
MCUシリーズ、14作品目は、天才外科医が魔法使いになっちゃうファンタジーチックな一本。
主演は2010年に始まった海外ドラマの『SHERLOCK(シャーロック)』で一躍人気になった、ベネディクト・カンバーバッチさん!
ヒロインのクリスティーン役には『アバウト・タイム』や『恋とニュースの作り方』などでちびぞうも大好きなレイチェル・マクアダムス!
ドクター・ストレンジの師となる、エンシェント・ワンには『コンスタンティン』や『少年は残酷な弓を射る』などでもミステリアスさな演技が魅力的なティルダ・スウィントン!
そしてそして、ヴィラン(敵)にはマッツ・ミケルセン!ちびぞうは『偽りなき者』のマッツが大好き!!
本当に豪華ですねーーーーーーー!!!
パンフはこんな感じ。確か特別版だったと思います。
キラキラ虹色の表紙に透明のフィルムが重ねられているデザイン。めくるとこんな感じ。
裏面には魔法陣が浮かび上がる仕様。
53Pで税抜き880円!ドクター・ストレンジの世界に登場する言葉の解説が載っていたり、スペシャルアートワークにカンバーバッチさんのサインが印刷されていたりします!
【映画情報】
【原題】Doctor Strange
【制作国】アメリカ
【監督】スコット・デリクソン
【脚本】ジョン・スペイツ、スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギル
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、スティーヴン・ブルサード、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
【撮影監督】ベン・デイヴィス
【プロダクション・デザイン】チャールズ・ウッド
【編集】ワイアット・スミス、サブリナ・プリスコ
【衣装デザイナー】アレクサンドラ・バーン
【視覚効果監修】ステファン・セレッティ
【特殊効果監修】スーザン・ピケット
【音楽】マイケル・ジアッキーノ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【出演([]内は役名)】
- ベネディクト・カンバーバッチ[スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ]
- ティルダ・スウィントン[エンシェント・ワン]
- キウェテル・イジョフォー[モルド]
- ベネディクト・ウォン[ウォン]
- マッツ・ミケルセン[カエシリウス]
- クリスティーン・パーマー[レイチェル・マクアダムス]
- スコット・アドキンス[ルシアン/ストロング・ゼロッツ]
- マイケル・スタール・バーグ[ニコデマス・ウェスト]
- ベンジャミン・ブラット[ジョナサン・パングボーン]
【公開日(日本)】2017年1月27日
【上映時間】115分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
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【IMDB】7.5/10.0 (およそ401,500人の評価)
【あらすじ】
天才的な技術を誇るが傲慢な性格だけが欠点の神経外科医スティーブン・ストレンジは、不慮の事故で両手の機能を失い、築いてきたキャリアの全てが崩壊する。手の治療と失われた人生を取り戻すため、あらゆる手段を模索するストレンジは、やがて神秘に満ちた魔術の力へとたどり着く。魔術の修行に励むストレンジは、強大な敵との戦いに巻き込まれていき、医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られる。【引用元:映画.com】
【感想】
☆3.0/5.0
一言で言うと・・・
映像がすごい!!!!!!!!
ドクター・ストレンジがエンシェント・ワンの力を信じた時に見せられた世界は、アントマンが原子の世界に入った時の不思議な映像と似ていました・・・。
街が蠢いてどんどん姿を変えていく戦闘シーンも、他の映画では観た事のない新しさがあってすごく!!!楽しいです!!!
ファンタジー好きな人にはオススメ!!
でも
ひとこと余計な事を言うと・・・
カタカナが多い!!!!!!!
多分吹き替えだと何がなんだか分からない!!
おおまかなストーリー
ざっくばらんに説明します!
物理的に地球を守っているアベンジャーズとは別に、超常的な魔術の力で地球を守っている組織Aがあった。
事故で両手の神経が使い物にならなくなってしまった主人公が外科医として復帰するため「下半身不随になった男が歩けるようになった」という噂を元に組織Aの元を訪ねる。
Aを束ねる師匠の元で修業を積み、魔術を使えるようになった主人公は、地球を狙う闇の勢力の力を借りて世界を滅ぼそうとする敵と戦う。
敵は家族を亡くし絶望した男で、かつてAで学んでいた男。Aを裏切り闇の力を使って、人類に永遠の命を授けようとする。
しかし、時を操るという禁忌の魔術を使った主人公によって、闇の勢力のボスを説得され消滅させられる。
敵を倒した後、実は師匠も悪の力を使って長寿を得ていたと知った兄弟子のモルドが闇落ち。
(おそらく次回作の)ヴィランになる。
大体こんな感じ。
しかし、全体的にもーーーーーのすごく専門用語(カタカナ)が多いので結構話の理解に時間がかかりましたね。ちびぞうは。
どちらかと言えば字幕で観た方が分かりやすいかもしれません!
専門用語を解説
パンフに載っていたものを参考にしました。
- マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ
「ミスティック・アーツ」とは<魔術>のことで、古代により伝わる超常的な魔術を修行の末に習得した魔術師の集団のこと。 - 魔術
古来より伝わる、異次元にアクセスし強力なパワーを生み出すための技法。術者の呪文と身振りによって発動される。 - カマ―・タージ
マスターズ・オブ・ミスティック・アーツの魔術師たちの修行の場。上記した組織Aとはここのこと。 - ソーサラー・スプリーム
マスターズ・オブ・ミスティック・アーツのトップに君臨する<至高の魔術師>のこと。 - エンシェント・ワン
現在、ソーサラー・スプリームの地位にいる超強い魔術師(ティルダ・スウィントン)。主人公ドクター・ストレンジの師匠。 - マスター
魔術を会得したものは「マスター」と呼ばれる。 - スリング・リング
指輪状のアイテム。これを嵌めた手で円を描くと時空間に光の出入り口(ゲートウェイ)が開き、どんな場所にも移動できる。 - レリック(魔法のアイテム)
棒状の物だったり、靴だったり、マントだったりする様々な魔力を持ったアイテムで、それぞれの魔術師が一つか二つ持って戦いの補助として使う。レリックは自分で選ぶのではなく、アイテムの方から使用者を選ぶのだという。 - サンクタム・サンクトラム
初代ソーサラー・スプリームだった神秘的存在アガモットが、闇の勢力から地球を守るために配置した防御ネットワーク。香港・ロンドン・ニューヨークの三か所に存在する。 - アストラル次元
あらゆる物質のエネルギーから成り立っている、現実と密接に繋がった異次元。 - アストラル体
魔術師が、肉体から魂だけを切り離したようないわゆる(幽体離脱)のような状態になること。アストラル体であればアストラル次元で行動することが出来る。 - ミラー次元(ミラー・ディメンション)
こちらも現実と密接に繋がった異次元。この中で戦えば現実に影響が出ることはないが、闇の勢力の力を使えばこの次元の中も自在に操れるようになるらしい。 - カエシリウス
かつてカマ―・タージで修業していた魔術師。造反を起こし闇の勢力を呼ぶための組織「ゼロッツ」を作る。 - ドルマムゥ
未知なる力に満ちた、暗黒次元(ダークディメンション)を支配する邪悪な存在。カエシリウスが召喚しようとする。 - カリオストロの書
時間を操る危険な魔術が掲載された書。カエシリウスによって儀式のページが破られた。 - アガモットの目
時空を操る力を持つ石を収めたアイテム。
他にも魔術師の世界由来の専門用語は色々と出てきますが、大体これだけわかってれば楽しめる!!はず!!!
アベンジャーズとの関わり
- 「アベンジャーズは物理的に地球を守っているが、我々は別次元から地球を守っている」といった感じのセリフが言う
- エンドロール中にソーが登場。ドクター・ストレンジは地球に危害を及ぼす存在をリストアップして監視しているらしく、ソーの弟ロキもそのリストに載っているという。ソーはいなくなった父オーディンを探すためロキと一緒に地球に来ていて、父が見つかれば大人しく弟を連れて帰るので手伝って欲しいと言う。
- アガモットの目に入っている時空を操る石というのは【インフィニティ・ストーン】の一つ【タイム・ストーン】
まとめ
自己中心的で高慢な性格をしている主人公が、修行を通して何よりも大切な「我より人」を学び、己の弱さを自覚して強くなろうとする・・・
という流れが
おおまかにアイアンマンとかぶっているんですよね・・・
医者だから頭脳明晰だし・・・社長とキャラかぶりしないかなーとそれが少しだけ心配だったり。だからこそ、社長と「インフィニティ・ウォー」で絡むのが楽しみだったりしますね!!!!
ドクター・ストレンジは修行を経てだいぶ性格的にも成長したのに対して、社長はあんまり自分の性格を省みたりはしてないからなぁ・・・(笑)そこで差が出るかな。
あ、役者陣はレイチェル・マクアダムスは今作でも最高にキュートだったし、マッツさんも陰のあるヴィランをばっちり演じていました!
最終的に、時を巻き戻す力を使って「ドルマグゥに殺される場面」を永遠に繰り返し、敵の方をうんざりさせる方法がアホっぽくて笑ってしまったけども、この能力ってアベンジャーズでも最強ですね!これ使ったらどんな敵でもどうにでも出来る気もしちゃうんですけど・・・。
禁忌の魔術だからもう使えないのかな。やっぱり。
あとこれ、言っちゃいけないのかもしれないんですけど、あの動かなくなった両手も
ワカンダの医療技術ならなんとかなるのでは・・・・・(ブラック・パンサー)