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少年が隠した哀しい真実とは。映画『怪物はささやく』ネタバレなし感想

「四つ目はお前が話せ。お前の真実を話せ」

ガンで余命いくばくもない母親と二人暮らしする少年のところへ、ある日やってきたバケモノ。
化け物は、お話を聞かせる代わりに最後はお前がお話をしろと言ってくる・・・

もうね、これ、予告編だけ観てもすっっごく面白そうなんですよ・・・

『パンズラビリンス』の製作陣が手掛けたダークファンタジー!というだけで心躍りますね!!
お話は絵本ぽい墨絵?水彩画?のアニメーションになっていてとってもハイセンス。

主演のコナー役には1000人の中から選ばれた新星ルイス・マクドゥーガルくん!

怪物の声には『96時間』などのリーアム・ニーソン!

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【映画情報】

【原題】A Monster Calls
【制作国】アメリカ、スペイン
【監督】J・A・バヨナ
【脚本/原作】パトリック・ネス
【製作】ベレン・アティエンサ
【製作総指揮】パトリック・ネス、ビル・ポーラッド、ジェフ・スコール、ミッチ・ホーウィッツ、ジョナサン・キング、パトリック・ワックスバーガー、エンリケ・ロペス・ラビニュ、ジスラン・バロワ、アルバロ・アウグスティン
【撮影】オスカル・ファウラ
【美術】エウヘニオ・カバレロ
【編集】ベルナ・ビラプラーナ、ジャウマ・マルティ
【音楽】フェルナンド・ベラスケス
【出演([]内は役名)】

  • ルイス・マクドゥーガル[コナー・オマリー]
  • フェリシティ・ジョーンズ[エリザベス・クレイトン(母親)]
  • シガニー・ウィーバー[クレイトン婦人(祖母)]
  • トビー・ケベル[リアム・オマリー(父親)]
  • リーアム・ニーソン[怪物(声)]
  • マックス・ゴールズ[5歳のコナリー]
  • ジェイムズ・メルヴィル[ハリー]
  • ジェラルディン・チャップリン[校長]

【公開日(日本)】2017年6月9日
【上映時間】109分
【配給】ギャガ
【映倫区分】G
【IMDB】7.5/10.0  (およそ61,350人の評価)

【あらすじ】

裏窓から教会の墓地が見える家で難病の母と暮らしている少年コナー。ある晩、彼の前に怪物が現われ、これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレなし)】

☆3.9/5.0

号泣ですよぉおおお!!!!!

号泣必至ですよぉおおおお!!!!!!

 

いや、ちびぞうはだいぶ涙もろいので仲間内で「泣いたよ」と言っても「またか」という反応をされてしまうのですけども、いやでも、泣いた作品の中でも特に感動するものとかもちゃんとあってですね!

これがそれだよぉおおおおお!!!

あえてネタバレなしで!

こういう作品はですね、どんでん返るサスペンス!とかよりもずっとネタバレしたくないんです!

だって最初の感動を味わって泣いて欲しいんだもの・・・

 

ダークファンタジー好きなら絶対好きになる

この曇りの日のような暗い雰囲気、絵本からそのまま飛び出してきた感じのアニメーション。
少し怖い感じがして、すごく雰囲気が良いです。

子どもがというよりは大人が子供時代を思い出したり、自分の親について想いを馳せたりできる作品だと思います。

3つのファンタジーなお話もダークな内容で決してハッピーではないんだけど、それが何を示しているのか?というのも分かるととても心に響くし、最後の最後に語られる少年の”秘密”というものを引き立てる役目をしていて、すごく上手です・・・!

主演の子の演技を堪能して欲しい

ちょっぴり爬虫類っぽい感じの特徴的な顔が印象的なルイスくん。

素直な子どもだった頃を終え、反抗期も始まるような少年期の終わり。大人たちの言う言葉の裏側や、信じたくない過酷な現実も見えてくる時期の、複雑な心境を非常に繊細に演じています!!

観客は彼と一緒に怪物から学び、自分の心を見つめ直し、最後の最後には一緒に叫びそして号泣する。

そんなラストを迎えること間違いなしです。

 

まとめ

お話的には、母親の病気が悪化し、一緒に暮らしたくない祖母の元で暮らさねばならず、父親は離婚していて遠くにいて新しい家庭を築いているので自分がそばに行けるわけではない。
母親と二人で生きていたかったのに、それを病が引き裂いてしまう。

そんな少年の生活と、決められた時間にやってくるバケモノが語るお話が交互に描かれるシンプルな構成。

怪物は何のためにやってくるのか?に注目して観てもらいたい。

怪物がやってくる時間にも意味があるので、そこにも注目してもらいたい!!

原作になった絵本はちびぞうは読んだことなかったんですが、結構有名で読んだことあるという人もチラホラいらっしゃるみたいですね。

 

 

ちびぞうも読んでみたい!!!!

 

 

 


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画像引用元:映画.com

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